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ブラックでもお金を借りれるカードローンはある?消費者金融の審査対策も徹底解説

ブラックでもお金を借りれるカードローンはある?消費者金融の審査対策も徹底解説

アコムやアイフルなどの大手消費者金融では、ブラックの人がカードローンの審査に通り、融資を受けることはできないといわれています。

一方、中小消費者金融であれば「ブラックでも借入れできた」という口コミもあり、申し込みできる可能性があります。

ここでは、ブラックの人でも申込みできて最短即日融資の可能性がある消費者金融と、審査に通りやすくする方法について解説します。

ブラックでも借りれる可能性はある?おすすめ中小消費者金融3社比較

結論、ブラックでも借りれるカードローンは基本的にありませんが、中小消費者金融は柔軟に対応してくれる傾向があり、申込みできる可能性があります。

おすすめの中小消費者金融は以下の3社です。

おすすめの中小消費者金融

  • フタバ:3問審査で事前に借り入れの可能性がわかる
  • キャッシングエニー:破産歴があっても借り入れできた口コミあり
  • キャッシングスペース:債務整理をしていても借り入れできた口コミあり

ただし、柔軟に対応してくれる傾向があるとはいえ、ブラックで借りることは難しいのも事実。

予め、信用情報を少しでも綺麗にする方法もお読みください。

フタバ

フタバは、中小消費者金融としては貴重な無利息期間があります。限度額50万円なら原則収入証明書が不要なのも特徴です。

初めての申込みは30日間無利息で借り入れができます。

フタバ"キャッシング"
フタバ キャッシング バナー
おすすめポイント
  • インターネットなら、来店不要で契約可能!
  • 金利は14.959%〜19.945%
  • 保証人・担保不要!
実質年率
年14.96〜19.95%
借入限度額
1万円〜50万円
審査時間
最短2時間
融資時間
最短即日
コンビニ
セブン-イレブン 非対応 ローソン 非対応 ファミリーマート 非対応 ミニストップ 非対応
収入証明書
【PR】Sponsored by フタバ株式会社

フタバは、他社から借入れがある方でも、他社借入件数が4社以内の方であればフタバキャッシングに申込むことができます。そのため、「他社から何件か借りているので申込めるか不安」といった方にもおすすめです。

公式サイトでは、年齢や年収、他社借入金額を入力することで事前に融資可能かどうかを診断できる「お借入3問診断」が設けられています。審査に不安がある方は、申込む前にぜひ試しておきましょう。

キャッシングエニー

キャッシングエニーは、フリーローンを中心に提供している中小消費者金融です。審査最短30分、さらに即日融資が可能でスピーディーに借入れできます。

電話でのヒアリングから10分以内に融資可能のメールが届いたという口コミもあります。

キャッシングエニー"フリーローン・1dayダイレクト"
キャッシングエニー"フリーローン・1dayダイレクト"のロゴ
おすすめポイント
  • 最短即日で振込融資可能!
  • ご利用限度額は最大100万円まで
  • 最長5年の返済期間を設定可能
実質年率
年15.00〜20.00%
借入限度額
1万円〜100万円
審査時間
最短30分
融資時間
公式サイト参照
コンビニ
セブン-イレブン 非対応 ローソン 非対応 ファミリーマート 非対応 ミニストップ 非対応
収入証明書
50万円まで原則不要

キャッシングエニーは、配偶者貸付に対応している点も特徴です。

配偶者貸付とは、本人と配偶者の年収を合算した金額の1/3まで借入れができる制度のことです。この制度によって、収入がない専業主婦や専業主夫の方でも借入れができます。

さらに、多重債務者や返済苦の方向けに「おまとめローン」も展開。金利も低めの年5.0%~15.0%となっており、月々の返済を一本化することでスムーズに完済を目指せます。

キャッシングスペース

キャッシングスペースは、柔軟な審査に定評がある中小消費者金融です。最短即日審査、即日融資にも対応しています。

金融事故をおこした人でも審査の対象になったという口コミもあり、ブラックでもかなり柔軟に対応にしてもらえるでしょう。

スペース"キャッシングスペース"
スペース"キャッシングスペース"のロゴ
おすすめポイント
  • 担保・保証人原則不要で借入可能!
  • 収入が安定していれば20歳〜申込可能!
  • 最大融資限度額500万円
実質年率
年8.00〜18.00%
借入限度額
1万円〜500万円
審査時間
最短即日
融資時間
最短即日
コンビニ
セブン-イレブン 非対応 ローソン 非対応 ファミリーマート 非対応 ミニストップ 非対応
収入証明書
必要

キャッシングスペースは月々の最低返済金額を低くできるのも特徴。

たとえば10万円を年18.00%の金利で返済期間5年60回で借りる場合、月々の最低返済額は2,500円にまで抑えられるなど、無理のない返済をおこなえる消費者金融です。

安易に中小消費者金融を利用するのではなく、大手消費者金融で借り入れが難しい場合の手段として利用するのがおすすめ。

やはり大手消費者金融よりも審査が通りやすいものの、中小消費者金融での借入れが信用情報に載り、追加で借り入れの際の審査に通りづらくなる可能性があるためです。

おすすめの大手消費者金融はこちら

ブラックの人は基本的にカードローンの審査を通過できない!

ブラックの人が消費者金融のカードローンに限らず、審査にとおり融資を受けることは、できないといわれています。これは、ブラックの人はきちんと返済が可能かどうか、疑問視されているためです。

中小消費者金融は借入ができる可能性はありますが、大手消費者金融は審査に通る可能性がかなり低いです。

そこで、ブラックの人がカードローンの審査に通過できない理由や、ブラックとはどのような状態を指すのか、またブラックでも審査に通過できたとはどういうことなのか、お話していきましょう。

ブラックの人がカードローンの審査を通過できない理由は信用情報に問題があるから!

世間でいわれているブラックとは「金融機関のブラックリスト入りした人」のことです。そして「ブラックリスト入り」とは、「信用情報に問題があることによって、返済に関しての信用が低いと判断されてしまっている人」のことを指します。

まずは、ブラックリスト入りに大きく関係する信用情報についてお話します。

現在、信用情報機関は次の表にある3社となっており、それぞれに銀行や消費者金融、クレジットカード会社などが登録し利用履歴を残しています。

信用情報機関と登録内容
信用情報機関 登録されている情報の内容
株式会社シー・アイ―・シー(CIC) 主にクレジットカードの利用や、信販系(割賦払いなど)の記録
株式会社日本信用情報機構(JICC) 主に消費者金融など貸金業者の利用記録
全国銀行個人信用情報センター(KSC) 主に銀行、信用金庫、農協など金融機関の各種ローンの利用記録

上記の信用情報機関は、それぞれに登録されている異動情報を共有しています。

たとえば、カードローンの返済が滞りJICCに「延滞」情報が登録されたとします。この場合、CICに加入しているクレジットカードや銀行と取引をしようとしても、JICCとの情報が共有されているため、審査に影響が出る可能性があるということです。

カードローンに限らずクレジットカードなども、審査には申込み内容のほかに信用情報も確認し結果を出します。お金を貸す側としては、貸し倒れのリスクは軽減したいところなので、お金を貸しても返済できるのかどうか、疑わしい人には融資することができません。

そのため、3つの信用情報機関のうち1つでも異動情報があると、情報の共有によりブラックの状態だと判断されてしまい、審査に通らないのです。

ただ、実際にブラックリストがあるわけではないため、あくまでもブラックリスト入りとは、異動情報など信用情報に問題がある人のことと認識しておきましょう。

銀行カードローンもブラックでは審査に通ることは厳しい

銀行系カードローンは消費者金融より審査が厳しいため、ブラックの場合は借入れすることができません。

「ブラックでも借りれた」という口コミは、実はブラックではなかった可能性があります。

まずは自分がブラックリストにのってしまっているか確認しましょう。

3種類のブラックと理由はこちらで解説しています。

「ブラックでもお金を借りられる」の甘い誘いは要注意!

「ブラックの人も安心してください」などといったフレーズの広告を、目にしたことがあるという人も多いのではないでしょうか。

お金に困っているのに融資を受けられないといった弱みに付け込んで、「ブラックでも借りられる」という甘い言葉で誘い込む業者もいるので要注意です。

なかには藁をもつかむ思いで、甘い言葉を信じてしまう人もいますが、「ブラックでも借りられます!」、「審査不要です!」などといった言葉を掲げる業者は、悪徳業者であるケースがほとんどです。

金融庁や貸金業者として登録している正規の会社であれば、審査なしに融資をおこなうということはまずありません。

自分の身を守るためにも、甘い言葉には裏があると思って甘い誘いには乗らないようにしてください。

専門家からのコメント

平原 憲治
平原 憲治

悪徳業者(闇金)は金融庁や貸金業者として登録している正規の会社とは異なり、法律を無視した法外な高金利を要求されたりします。

あまりの高金利の為、返済をしても元本が減らずにいつまでたっても返済が終わらないという借金地獄状態になりかねません。

また、審査が甘いことは、裏を返せば悪徳業者側もリスクを承知で貸しているわけですから、取り立て方法も厳しくなります。

ブラックリストとは?3種類のブラックと理由を解説

ブラックとは、お金に関する何らかのトラブルを起こし、カードローンの審査などに通らない人の俗称で、主に以下の3種類が存在します。

ブラックリストの種類

  • 異動情報が信用情報機関に残っているブラック
  • 現在も長期延滞中の債務があるブラック
  • 短期間で複数社のローンに申し込んだ申込みブラック

それぞれのブラックがどういった状態であるか詳しく解説していきます。

ブラックリストに入るってどういうこと?なんで審査に通らないの!?

1.異動情報が信用情報機関に残っているブラック

信用情報に「異動情報」が登録されている状態の人のことを「ブラック」と呼びます。

異動情報とは、「返済が長期間遅れた」、「債務整理をおこなった」などといった、「金融事故」といわれる事態が発生したことを示す情報。

返済が遅れた場合、完済しても5年程度は異動情報が残り、今現在延滞などは無くてもブラックとして扱われます。

具体的には以下のような内容になります。

異動情報とされる種類とその内容
異動情報の種類 内容
債務整理 任意整理・個人再生・自己破産などといった債務整理をおこなった記録
代弁返済 返済ができない場合、保証会社もしくは保証人が、借りた本人に代わって代理返済をした記録
延滞 返済日までに返済がされず、3ヶ月程度遅れた記録
強制解約 契約者の信用が低下したことにより、ローン会社などから強制的に解約をされた情報の記録

この異動情報が登録された場合、ブラックと判断されるため、融資を受けることが難しくなります。

異動情報の内容を見てもわかるように、ブラックは返済に関わる記録が、異動情報として登録された人であることが多いです。そのため、ブラックである人は返済能力が低いと判断されてもおかしくありません。

そのことからも、信用情報の記録のなかでも、返済に関した内容が審査において重要視されていることがわかるでしょう。

とくにブラックになりやすいのが「延滞」

ブラックの原因として一番身近なのが支払いの延滞。ブラックになる目安は、返済を61日以上延滞した場合です。

支払いが遅れることで発生する異動情報である「延滞」は、自覚が薄い人が多く、気づかぬうちにブラックになっていたという人もいます。

延滞によって信用情報に影響を与える支払いは以下のようなものがあります。

信用情報の延滞扱いになる主な支払い

  • カードローン・クレジットカードのキャッシング
  • クレジットカードのショッピング枠
  • スマートフォン、携帯電話本体代金の割賦契約
  • 住宅ローンなど目的別ローン
  • 奨学金

カードローンやクレジットカードの返済は滞りなくおこなっていても、スマートフォンの本体代金を支払いが遅れた場合も、異動情報として登録されます。

一度異動情報として登録されると、債務整理などと同様に金融事故と扱われます。

返済の滞納が原因と思われる審査落ちを経験した方の口コミを見ると、後に後悔していることがわかります。

(30代 / 女性 / 会社員 / 年収200~400万円未満 / 借入金額10~50万円未満)

借金で首が回らなくなっていた私は、実はほかの銀行にもカードローンを申し込んでいました。でも、審査で落とされることが多かったのです。

返済日を忘れたことは、今のところありません。

数日返済が遅れて催促の電話がかかってきて入金するという経験を何度かしていることと、もうこれ以上、今の借金状態を見るとほかの銀行で新しくローンを申し込むことはできないということを考えると、これ以上遅延は許されないと思うからです。

(20代 / 男性 / 会社員 / 年収200~400万円未満 / 借入金額10~50万円未満)

返済日に関して 返済日を過ぎてしまった事は何回もあります。(単純な返済日忘れ、返済費用が無くそのまま連絡しないなど)

当時は返済日を過ぎても、当日や翌日には特に連絡は来ず、翌々日位に電話で連絡が来るような形でした。

 その時は返済が遅れても大したことないだろうと簡単な考えではありましたが、数年後には毎月最低返済金額でもいいから返済しておけば良かったと思っています。

専門家からのコメント

平原 憲治
平原 憲治

延滞は、例えば100,000円のローンでも3,000円のスマートフォンの割賦払いでも違いはありません。

金額の大小に限らず、延滞は事故扱いとなります。

小さい金額だからと支払いを伸ばし伸ばしにしていると、気づいたらブラックになってしまったなんて事もあり得る話です。

仮に、貯蓄が1,000万円あったとしても、3,000円であれ事故記録がついてしまった場合はブラックになってしまうのです。

2.現在も長期延滞中の債務があるブラック

2つ目は、長期間支払いをしずに放置している債務がまだ残っている状態。

キャッシングやクレジットカード、スマートフォンの支払いなど、信用情報に影響する支払いで長期間支払いをしていない状態では、新たにカードローンに申し込むことは不可能です。

完済しても一度ついた異動情報がすぐに消えることはありませんが、すこしでも審査通過の望みが欲しいのであれば、まずは現在返済していないものを返済する必要があります。

3.短期間で複数社のローンに申し込んだ申込みブラック

「延滞」や「債務整理」などの金融事故を起こしていないのに、ブラック扱いになってしまう原因としては、「連続申込み」があります。

連続申込みでブラックになることを「申込みブラック」といい、短い期間で複数の会社に申込みの申請をしている状態をいいます。

カードローンに申込んだという事実は、信用情報に登録されます。そのため、短期間で複数社に申込んでいる状況を、ローン会社としてもすぐに把握できてしまうのです。

複数社に申込むという行為は、お金に相当困っているという印象を与えてしまいやすく、その結果、返済をきちんとできるのか疑われてしまいます。

申込んだ記録は、半年間信用情報に登録されています。申込みブラックで審査に落ちてしまうようであれば、半年経ち登録が消えてから申込むようにしましょう。

複数社に続けて申込む人は、審査に不安を感じていたり、すでに審査に通らなかったといった人が多いのではないでしょうか。審査に不安を感じる場合は、カードローン各社のシミュレーションを利用するのがおすすめです。

シミュレーションでは、簡単な情報の入力だけで、審査に通過する可能性があるのかどうか判断してくれます。

また、信用情報に登録されないため、申込みブラックを避けることも可能です。もちろん、実際に審査を受けなければ結果はわかりませんが、シミュレーションは不安を払拭するひとつの材料になるのではないでしょうか。

中小消費者金融でも借り入れできないスーパーブラックとは

以下に当てはまる方は中小消費者金融でも借り入れできないスーパーブラックの可能性があります。

スーパーブラックの状態

  • ローンを延滞している
  • 総量規制の限度額まで借りている
  • 金融事故をおこして5年以上たっていない

上記に当てはまる方は中小消費者金融でも借り入れできないケースが多いです。

とくに、自己破産など金融事故をおこした方は情報が5〜10年程度残るため、他に借り入れをしていなくてもその期間は審査に落ちる可能性が高くなります。

自己破産をされると債権者は債権回収ができなくなるので、リスクを取って履歴のある申込者に融資することはないでしょう。

ブラックで審査に申込むなら信用情報を少しでも綺麗にする

ブラックでもお金を借りたいのであれば、審査前に少しでも信用情報をましな状態にする必要があります。

以下の中で出来ることがあれば、審査前に対応しておくのがおすすめです。

信用情報を綺麗にする方法

  • 長期延滞中の請求を返済する
  • 借入額が総量規制を超えている分を返済する
  • 直近1ヶ月で3社以上申込んでいたら期間を空ける
  • 借入れ件数・金額をできるだけ減らす
  • できるだけ安定した職業についておく

上3つのいずれかに該当する場合、ほぼ間違いなく審査に通りません。カードローン以外の手段を検討しましょう。

それ以外もブラックであれば出来る限り改善するのがおすすめです。

長期延滞中の請求を返済する

クレジットカードやカードローンの支払いを今現在で61日以上延滞している場合、新たにカードローンの審査に通過することはほぼ不可能です。

「今現在お金を返していない人」と「過去支払いに遅れたが全部ちゃんと返した人」では扱いが大きく違います。

まずは今ある請求を返済することから始めましょう。

カードローン以外でお金を用意する制度はこちらで紹介しています。

借入額が総量規制を超えている分を返済する

カードローンの借入額が収入の3分の1を超えている場合は、新たに借り入れはできません。

年収100万円の人が、他社も含めた総額で33万円以上は借りられないということになります。

これは法律で定められた基準のため、柔軟な中小消費者金融でも対応は不可能。

新たに借り入れする場合、返済をするか収入を増やすかのどちらかになります。

直近1ヶ月で3社以上申込んでいたら期間を空ける

直近で複数社に申し込んでいる場合、申込みブラックになり審査に通らない場合があります。

申込みの記録は半年間信用情報機関に登録されるため、半年すぎれば審査に通りやすくなる可能性もあります。

不安な場合は、申込み前に電話で相談したり、カードローン各社のサイトのシュミレーションを利用するのもおすすめです。

借入れ件数・金額をできるだけ減らす

借入れ件数や金額が多い場合、カードローンの審査に通りづらくなる場合があります。

複数社ある場合はできるだけ1社にまとめる、借入れ金額はできるだけ返済しておく等の対策をしておくのがおすすめです。

できるだけ安定した職業についておく

カードローン申込時の職業は、返済能力の判断に大きく影響します。

アルバイトより正社員、アルバイトでも中小企業より大企業など、社会的信用のある職業に就くのがおすすめです。

ブラックが解除されることは?カードローンの審査を再度受けられるまで!

一度ブラックになったからといって、一生カードローンなどを利用できないわけではありません。ブラック状態から抜け出した「元ブラック」であれば、カードローンの利用は可能です。

では、元ブラックとはどういった状態なのでしょうか。

ブラックの人は、異動情報が信用情報に登録されている状態であるとお話ししました。しかし、信用情報に登録された異動情報は、以下の表のように異動事由によって登録期間は決められていて、永遠に残るわけではありません。

異動情報別登録期間
異動事由 CIC JICC KSC
延滞 5年 61日以上:1年
3ヶ月以上:5年
5年
債務整理 5年 5年 自己破産:10年
自己破産以外:5年
強制解約 5年 5年
代位弁済 5年 5年

CICに延滞として異動情報が登録されていたとしても、5年経過するとその登録は消えるということになります。この異動情報が消えた状態の人を、「元ブラック」といいます。

自分がブラックかどうか確認する方法

自分がブラックかどうか確認するには、「信用情報開示制度」を利用して信用情報機関に問い合わせをする必要があります。

信用情報開示制度では、自身の信用情報(クレジットカードやローンなどの契約内容や支払状況等に関する情報)を確認できます。

信用機関は以下の2つがあります。

信用情報機関

  • 株式会社シー・アイ・シー(CIC)
  • 株式会社日本信用情報機構(JICC)
消費者金融会社はKSCには加盟していません。

JICCは主に消費者金融が加盟しており、CICはクレジット会社が多く加盟しています。

どちらもインターネットで開示請求ができますが、CICしか即時に信用情報をチェックできません。

JICCの場合、インターネットで手続きしても結果は簡易書留で郵送されてくるため、すぐに開示結果を知ることはできません。

元ブラックでも大丈夫!独自の審査基準を持つカードローンに注目

元ブラックの人は、審査に落ちてしまうという口コミはよく見かけるため、不安に思う人も多いでしょう。

しかし、すべてのカードローンに落ちてしまうわけではありません。

カードローンは、すべて同じ審査をおこなっているわけではないという点に注目しましょう。

独自の審査基準を設けているカードローンであれば、ほかのカードローン会社で審査を通過するのが難しいとされる場合でも可能性があります。

しかしながら、独自の基準だから誰でも審査に通るというわけではありません。独自の審査基準はあくまでも「申込み者を厳しくチェックするための基準」であり、各社は適切な貸付けをおこなうように努めています。

代表的な独自の審査基準を設けている消費者金融は、以下のようになるので参考にしてみてください。

アイフルはブラックでも借りられる?心配な方は信用情報を確認しよう!

消費者金融以外にクレジットカードという選択肢もある

元ブラックであれば、クレジットカードの利用も可能になります。必ず現金が必要というわけではないのであれば、クレジットカードの検討もしましょう。

なかでも、ライフカード株式会社が発行するライフカードには、通常のライフカードに比べ付帯サービスが充実したショッピング専用の「ライフカード(Ch)」があります。

もともとライフカード(Ch)は、ライフカードの審査に落ちてしまった人に対してのみ、案内していたクレジットカードです。つまり、クレジットカードやカードローンの審査落ち経験者でも、審査に通過することが期待できるクレジットカードともいえます。

さらに、独自の審査基準を設けている点も注目すべきポイントのひとつです。

また、申込み条件でも、審査に不安がある方と明記しているため、通常のカード会社に比べて、間口が広いと解釈できます。

元ブラックとはいえ、どうしても審査では不利になってしまう懸念があります。現金が必須ではないのであれば、無理に借入れをするのではなく、クレジットカードの検討もしてみてはいかがでしょうか。

ライフカード(Ch)の特徴やメリットなど、詳しい解説は以下の記事も参考にしてください。

ライフカード(Ch)は審査落ち経験者も申し込める!メリットなどを徹底解説!

ブラックでもお金を借りる方法はある

ブラックの人がどうしてもお金が必要になった場合、どうすればいいのでしょうか。ブラックの人は、お金を借りる、作るということができないのかというと、そうではありません。ここではブラックの人が、お金を借りる方法についてご紹介しましょう。

ブラックでもお金を借りる方法

  1. 質屋に行く
  2. 公的貸付制度を検討する
  3. 借金が苦しい場合は債務整理を検討する

1.質屋に行く

ブラックの人は、基本審査を受けてお金を借りるという行為ができません。そのため、何かを担保にしてお金を借りるという方法を利用しましょう。

質屋」は、時計や宝石など品物を預け、品物の評価額のお金を貸してくれます。必要な書類も、運転免許証などの本人確認書類のみになります。

質屋は申込み者の信用情報ではなく品物を評価して貸付けをおこなうため、ブラックであるかどうかはまったく関係ないのです。そのかわり、返済しなければ、担保にした品物は利用者の手元に戻りません。

また、高金利での貸付けになるケースが多いため、長期的な返済を計画している人には質屋は向かないので覚えておきましょう。

2.公的貸付制度を検討する

公的貸付制度の検討もしてみましょう。

公的貸付制度とは、収入が少ない人や生活に困っている人を対象にした貸付制度であり、「生活福祉資金貸付制度」があります。

生活福祉資金貸付制度とは、経済面から生活を支える制度であり、厚生労働省が管轄しています。いくつか種類があるのですが、なかでも「緊急小口資金」であれば、無利子で借入れが可能です。

緊急小口資金の概要
用途 生活の維持が困難である場合、一時的な少額の費用
貸付限度額 10万円
返済期限 据置期間経過後12カ月以内

「緊急小口資金」は、突然の病気で医療費がかかった場合や、公共料金などの支払いを滞納し、生活に困るなどといったやむを得ない事由がある人が利用できる制度です。

ただし、公的貸付制度であっても審査はあります。場合によっては、利用できない可能性があるので覚えておいてください。

3.借金が苦しい場合は債務整理を検討する

他のカードローンの返済が苦しくて借り入れをしたい場合、債務整理を検討してみてください。

債務整理をおこなうと借金の免除や減額、支払い期間の延長など法的に問題を解決できます。

ただし、借金を免除する自己破産をした場合、自由財産(総額99万円まで)以外の財産を失う可能性があります。

クレジットカードやカードローンの審査にも通らなくなってしまうため、最後の手段として考えてください。

ブラックでも借りれるカードローンに関するよくある質問

ブラックの方がカードローンの審査を受ける際に発生する以下の疑問にお答えします。

ブラックでも借りれるカードローンはありますか?

ブラックでも借りれるカードローンは基本的にありません。

しかし、中小消費者金融は柔軟に対応してくれる傾向があり、申込みできる可能性があります。おすすめの中小消費者金融は以下の3社です。

フタバ
キャッシングエニー
キャッシングスペース

申込む前に、信用情報を少しでも綺麗にする方法もあわせて読むこともおすすめします。

ブラックの人が審査に通りやすくする方法はありますか?

以下の中で出来ることがあれば、審査前に対応しておくのがおすすめです。

長期延滞中の請求を返済する
借入額が総量規制を超えている分を返済する
直近1ヶ月で3社以上申込んでいたら期間を空ける
借入れ件数・金額をできるだけ減らす
できるだけ安定した職業についておく

対応してもブラックの状態で審査に通るとは言い切れませんが、出来る限りのことは対応しておきましょう。

ブラックでカードローンから借入れができない場合はどうすればいい?

下記の方法であれば、お金を借りられる可能性があります。

質屋
公的貸付制度

それぞれ必ず借りられるとは限りませんが、どうしてもお金が必要であれば検討してみる余地はあるでしょう。

まとめ:ブラックの人はカードローンでお金を借りられない!

ここまで、ブラックの人がカードローンをなぜ利用できないのか、ブラックの人や元ブラックが借入れをする方法など解説しました。

信用情報に異動情報が登録されているブラックの人は、消費者金融だけではなく銀行のカードローンも審査にとおることができません。

異動情報は金融事故となり、返済という面では信用度が低く貸付るにはリスクが高いと判断されてしまうためです。

もし、ブラックなのに審査にとおったという方は、信用情報上はブラックになっていない、もしくは相手が闇金業者である可能性があるので注意が必要です。

また、ブラックではなくても審査に落ちることはあります。

審査に落ちたからブラックと判断するのではなく、まずは自分の信用情報を確認してみましょう。

また、異動情報が消え元ブラックになった場合は、カードローンだけではなくクレジットカードの利用も可能になります。

クレジットカードの支払いでも代用できるのなら、ライフカード(Ch)をはじめとしたクレジットカードの利用を検討してみるのもおすすめです。

平原 憲治

専門家からの一言

平原 憲治

ブラックに関する話題はいかがでしたでしょうか?

一度ブラックになってしまうと、いろいろ不便な事が増えてしまいます。お金で信用は買えないのです。

ここはとても重要なポイントだと思います。

万が一、ブラックになってしまったとしても一生ブラックなわけではありません。

日々の支払いをきっちり行う意識を持ち、支払いを積み重ねる事で信用は回復していきます。

クレジットカードが停止になってしまったとしても、5年経過すれば情報は消える為クレジットカードも作れるようになります。

ブラックになってしまっても諦めずに信用を積み重ねていく意識を持ちましょう。

大学在学中からIT分野で18年間個人事業主として活動。人生相談やウェブマーケティングを得意とする。自己の生活力向上の為に、独学で節約術・節税・資産運用・不動産投資などを学び、その過程でFP資格を取得。世の中は知らないと損をする情報に溢れている事を痛感し、様々な知識のサポート役であるFPとしての道を目指す事になる。外資系生保で個人・法人の両面で保険に関する知識を深め、独立系FP事務所に転職後独立。現在は個別相談にて「住宅購入資金計画の相談」「子育て世代の教育資金相談」を中心に家計診断から貯蓄戦略など幅広く活動中。理系脳ならではのお客様の性格に合わせた細かな戦略立案を得意としている。貯蓄の仕方から投資など資産を増やす為の「攻め」と資産を減らさない為の「守り」の部分をしっかりお伝えします。対策では「家計改善」「銀行」「保険」「証券」「国や会社の制度利用」などトータル的にアドバイス致します。一緒に将来の事を考えましょう!座右の銘は「人の行く裏に道あり花の山」。

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子供が大きくなったのを機に、2017年より本格的にWebライターとして始動。クレジットカードとカードローンを得意分野とし、恋愛・離婚・エンタメ系や商品紹介など、さまざまなメディアのライターを経験。誰もがわかりやすい記事を作成するのを信念に、自分の無知さや語彙力のなさに落胆しながらも、持ち前の探求心を武器に奮闘中。クレジットカードは、楽天カード・Yahooカード・地元のマイナーのカードを利用。キャッシュレスはPayPayとメルペイを利用し、家計を整理するのが目標。

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