カードローンの審査基準や落ちる原因、審査通過のコツを解説!

カードローンは、簡単&スピーディーにお金を借りられる便利なサービスです。しかし、融資を受けるためには、かならず審査を通過する必要があります。
「カードローンの審査に落ちたらどうしよう」、そんな不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事ではカードローンの審査基準や流れ、そして、審査通過のコツをご紹介します。カードローンへの申込みをご検討中の方は、ぜひご一読ください。
事前に仮審査を受けられるカードローン
上記5つのカードローンでは1秒診断や3秒診断など、仮審査を事前に受けることができます。仮審査では、借りられる可能性があるかないかを診断してくれるので、審査が不安な方は事前に仮審査を受けましょう。
ただし、あくまで仮審査となるので、実際に申込みをした場合に審査に落ちる可能性もあります。
カードローンの審査基準について
カードローンを申込むにあたって気になるのは、やはり審査基準ではないでしょうか。
審査基準が前もって分かっているなら、通過しそうなカードローンを選んで申込むことができます。しかし、残念ながら審査基準に関してはどのカードローン会社でも非公開のため、審査前に明確な基準を知ることはできません。
とはいえ、カードローンの貸付条件や申込フォームに記入する内容から審査の傾向を知ることは可能です。カードローン会社別の申込条件・貸付条件を確認してみましょう。
カードローン会社別の申込条件・貸付条件
カードローン各社では審査基準は公開していませんが、申込条件は明確に提示しています。
申込条件を満たしていない場合は、審査対象外になってしまうことがありますので、かならず条件を満たしていることを確認してから申込みましょう。
一例として、メガバンクや大手消費者金融の貸付条件を紹介します。
カードローン |
申込条件・貸付条件 |
---|---|
アイフル |
・満20歳以上69歳以下の定期的な収入と返済能力を有する人 |
アコム |
・18歳〜69歳までの安定した収入と返済能力を有する方で、当社基準を満たす方。 ※18、19歳の方は収入証明書の提出が必須 |
プロミス | ・20歳以上69歳以下の安定した収入がある人 |
みずほ銀行カードローン |
・満20歳以上66歳未満で安定した収入が見込める人 ・保証会社の保証を受けられる人 ・永住許可を受けている外国人 |
三井住友銀行 カードローン |
・満20歳以上、満69歳以下で、原則として安定した収入がある人 ・指定の保証会社(SMBCコンシューマーファイナンス株式会社)の保証を受けられる人 |
みずほ銀行カードローン |
<以下すべての条件を満たす方(※)> ・ ご契約時の年齢が満 20 歳以上満 66 歳未満の方 ・ 安定かつ継続した収入の見込める方 ・ 保証会社の保証を受けられる方 |
カードローン審査で見られる項目について
審査で見られる項目 | 詳細 |
---|---|
申込者 |
・氏名 ・生年月日 ・連絡のつく携帯番号 ・固定電話(ない場合には不要) ・メールアドレス ・運転免許証の有無 ・性別 |
住居・家族 |
・住所 ・持ち家/賃貸(居住年数) ・同居家族の有無 ・子ども/扶養親族の有無 ・配偶者の職業 ・世帯年収 |
勤務先について |
・勤務先 ・勤務先住所 ・勤務先電話番号 ・勤務年数 ・雇用形態 ・所属 ・年収 (会社によっては2ヶ月の給与明細など) |
その他 |
・保険証の種類 ・他社の借入金額 ・希望する借入金額 ・希望する連絡方法/時間帯 |
なお、カードローンの審査では、まずは申込フォームの内容が確認されます。
申込フォームに記入した内容がカードローン審査の基準に合致していないときは、審査に落ちてしまう可能性もあるのでご注意ください。
審査がないカードローンは存在しない
カードローンを利用するためには、返済が可能かどうかを見極めるためにかならず審査がおこなわれます。
カードローン会社は、カードローンを利用した人が借入れたお金を返済し、発生した利息を支払って初めて利益を得られます。また、貸したお金を返してもらえないと損失が発生するので、審査で本当に返済できる人なのかを厳しく見極めるのです。
審査なしの業者は要注意!
カードローンを紹介しているサイトの一部は、「審査なし」や「審査が甘い」、「審査に通りやすい」などの文言で勧誘をおこなっています。しかし、きちんとしたカードローン会社では、返済能力がない方に過剰な融資をしないように慎重な審査を実施しています。
簡単に審査に通過するかのような宣伝をおこなう会社やサイトは、悪徳業者や闇金などの可能性が高いといえます。
うっかりと申込みをしてしまうと高額な利息を請求されたり、返済に遅れると精神的・身体的に大きなダメージを与える方法で取り立てが実施されたりする可能性があります。
いくら審査が不安でも、甘い言葉に惑わされずにローンを申込む金融機関をきちんと選ぶことが、カードローンを安心・安全に利用するためには大切です。
カードローンの審査の流れについて

続いて、カードローンの審査の流れを見ていきましょう。
審査の流れ
- 申込み
- 審査(仮審査・本審査)
- 契約
- カード受け取り
審査には仮審査と本審査があり、仮審査を通過した方だけが本審査に進めます。
仮審査に通っても、本審査に通過しないことにはカードローンは利用できません。
仮審査では申込情報が点数化され自動的に合否を決める
仮審査では、年齢や年収、勤務先、勤務年数、雇用形態などの申込フォームに記入した内容を元に点数化(スコアリング)して合否を決定します。
たとえば、Aというカードローン会社ではスコアリングの結果が600点以上の方だけが仮審査に通過するとしましょう。
年収600万円を超える場合が10点、年収400万円超600万円以下が5点、持ち家が10点、借家が2点などとすべての項目において点数が決められており、合計600点以上になった方のみが本審査に進むことができる、というようなイメージで仮審査がおこなわれます。
なお、項目ごとの配点はカードローン会社によって変わります。
そのため、カードローン会社Bの審査に通過した方でも、カードローン会社Cの審査に落ちることがあります。
審査が不安ならまずは簡易診断を受けてみる
申込フォームの数多くの項目のなかでも、年収や他社借入額、借入件数はたいていのカードローン会社で重視するポイントです。
そのため、公式サイトに簡易診断が用意されているカードローンなら、これらの項目を入力するだけで、審査通過の可能性を確認できることがあります。
たとえば、大手消費者金融のアイフルでは1秒診断が用意されています。年齢・雇用形態・年収・他社借入金額を入力するだけで、簡単に融資の可能性を診断可能です。
また、アコムでは3秒診断のサービスを提供しています。年齢・年収(総支給額)・カードローン他社お借入状況を入力するだけで、簡易的に融資の可能性を診断できます。
簡易診断サービスは匿名でおこなわれますので、カードローン会社に個人情報として残ることはありませんし、実際のカードローン審査の結果に影響を及ぼすこともありません。
カードローンの利用を検討している方も、お金が借りられるのか気になる方も、一度試してみてはいかがでしょうか。
本審査ではカードローン会社の担当者による直接審査がおこなわれる
仮審査に通過すると、いよいよ本審査に進みます。
コンピュータで瞬間的に合否を決める仮審査とは異なり、本審査ではスタッフが申込情報や個人情報のほか、本人確認書類、信用情報を確認しながら貸付可能かどうかを判断していきます。
そのため、仮審査の結果が出てから本審査の結果が出るまでに数十分~数日かかることもあります。
本審査の際に勤務先に在籍確認がおこなわれる
かならずしも実施されるわけではありませんが、本審査では在籍確認の電話が勤務先にかかってくることがあります。
ただし、申込者本人が電話を受ける必要はなく、「ただいま席を外しております」、「お電話を替わりますので少々お待ちください」などと、申込者が会社に在籍していることを確認できれば在籍確認は完了します。
在籍確認については、次の記事で詳しく解説しています。
銀行と消費者金融の審査の違いについて

カードローンは、銀行カードローンと消費者金融の2つに大別できます。
どちらの審査においても「借りたお金を無理なく返済できるのか」について調べることは基本ですが、審査基準が同じというわけではありません。
銀行は銀行法に基づいて営業をおこなっていますので、銀行カードローンも銀行法に基づいて審査がおこなわれ、消費者金融や信販業者は貸金業法に基づいて営業をおこなうため、それぞれのカードローンは貸金業法に基づいて審査されるのです。
一般的には、銀行カードローンよりは消費者金融のほうが審査に通りやすい傾向にあるといわれています。しかし、消費者金融でも審査通過は当たり前というわけではなく、きちんと返済能力を確認したうえで融資がおこなわれています。
消費者金融は貸金業法に基づいて審査される
消費者金融の審査は、貸金業法の影響を受けます。
例えば、貸金業法には総量規制という決まりがあります。総量規制では、貸金業者による貸付は、原則として利用者の年収の1/3までに制限されます。
また、1つの貸金業者からの借入が50万円を超える場合や、貸金業者からの借入の合計額が100万円を超える場合には、収入証明書類の提出も求められます。
銀行カードローンは総量規制の対象外だが自主規制で融資額を制限している
メガバンクのカードローンも他に利用していますが、そこよりも借入額が少なかったことです。
こちらの方は楽天銀行スーパーローンを利用しています。すでにメガバンクのカードローンを利用しているため、楽天銀行スーパーローンの利用限度額が少なく設定されたと思われます。
このように銀行では総量規制は適用されないものの自主的に過剰貸付にならないように調整していますので、「銀行カードローンなら多額を借りられる!」と甘く見てはいけません。
消費者金融の審査は甘いとはいえない!カードローンの審査基準比較
一般的に、銀行カードローンよりも消費者金融のほうが審査が甘い傾向にあるといわれています。
なぜなら、銀行カードローンよりも貸付金利が高いため、審査基準も若干穏やかになると考えられるからです。
しかし、決して消費者金融が適当に審査をおこなっているわけではありません。以下の表からも分かるように、大手消費者金融カードローンでは過半数の方が審査落ちしています。
消費者金融 |
---|
アイフル:43.0%(※1) |
プロミス:46.3%(※2) |
アコム:44.6%(※3) |
まとめると、消費者金融は銀行カードローンよりも審査に通りやすい傾向にあるものの、誰でも融資を受けられるというわけではなく、返済能力は慎重に審査されるといえます。
(※2)SMBCコンシューマーファイナンス「SMBCコンシューマーファイナンス月次営業指標2019年9月成約率」
(※3)アコム株式会社「DATABOOK MONTHLY REPORT2019年9月末」
審査時間は消費者金融のほうが速い
審査難易度は銀行カードローンと消費者金融カードローンのどちらが高いとは一概にいえませんが、審査時間に関しては両者の違いは明白です。
消費者金融カードローンのほうがスピーディにおこなわれ、最短30分程度で審査が完了します。
一方、銀行カードローンは最短でも申込みの翌日に審査結果が分かります。そのため、申込んだ当日中の融資は不可能です。
アイフル・アコムといった大手消費者金融なら、審査は最短30分で完了します。審査スピードを重視する方は、これらの商品を検討してみましょう。
ただし、メガバンクの銀行カードローンは審査には時間がかかるものの、年14%台の上限金利が魅力的です。
契約機やATMの数もネット銀行に比べると数が多めで、利便性が高い傾向にあります。同行の口座があるとさらに便利に利用できる場合もあるので、メガバンクの口座を保有している方は、その銀行が展開するカードローンを検討してみてもよいでしょう。
カードローンの審査に落ちる主な理由
カードローンによって審査基準は異なりますが、次の状況下ではたいていの審査に落ちてしまいます。
カードローンに申込む前にセルフチェックしておきたい審査落ちの主な理由を紹介します。なお、1つでも該当しているときは、状況を改善してから再度、申込みをするようにしましょう。
また、マネ会では、「カードローンの審査に落ちたことがある方」だけを対象にした口コミを独自に収集しました。それぞれの審査落ちの原因に当てはまる口コミも、あわせてご紹介します。
信用情報に傷がある
カードローン審査では、申込者の信用情報をチェックされます。信用情報に傷があるときは、審査通過は厳しいものになってしまいます。
信用情報とは、今までのクレジットカードやカードローンの利用履歴を記録した情報のことです。審査の際には、かならずこの信用情報が照会されます。
借金があること自体は悪いことではありませんが、借金に対して誠実に向き合っていない場合は信用情報に傷がつくことがあります。
他社のカードローンで返済遅延を起こしていると審査落ちの可能性が高い
ほかのローン会社で返済の遅延を繰り返していると、貸付をおこなっても返済されない可能性があると判断されてしまいます。
遅延の回数が少なければ審査に通る可能性がないとはいえません。しかし、返済遅延が多い方は審査に通りにくいですし、万が一審査に通ったとしても、限度額が低く設定される可能性が高くなります。
延滞遅延情報の取り扱いは、信用情報を管理する信用情報機関にもよりますが、延滞状態が解消されてから最低でも半年間は記録が残ります。
つまり、他社のカードローンでの返済遅延がある方は、返済遅延の解消後半年は申込をしても審査に落ちてしまう可能性が高くなるのです。
信用情報に傷をつけないための対策としては、くれぐれも返済は遅れないこと、また、延滞してしまったときはできるだけ速やかに返済することを心がけましょう。
クレジットカード代金を滞納していると審査落ちの可能性が高い
クレジットカードでショッピングをすると、一時的に商品代金をクレジットカード会社に立て替えてもらうことになります。すなわち、クレジットカードも広義では借金の1つなのです。
そのため、支払いが滞ると信用情報に記録され、カードローン等の審査に通りにくくなってしまいます。
ローン返済に遅れたときと同様、支払い遅延状態を解消してから最低でも半年間は信用情報機関が遅延情報を保管します。クレジットカードの支払いは口座振替が一般的ですから、引き落とし日までにかならず充分な残高があるか登録口座を確認するようにしてください。
また、仮審査は通っていたので、金融の信用情報が傷ついていたことが考えられ、過去に5か月間クレジットカードの支払いを延滞してしまっていたことがあり、それが原因ではないのかなと思っています。
上記の方は、クレジットカードの延滞が原因で審査に落ちたと考えているそうです。
やはり、信用情報を傷つけないためにも、クレジットカードの支払いには遅れないように気をつけたいですね。
専門家からのコメント

特に審査のマイナスになるのは「クレジットカード代金の滞納」です。
日常生活でクレジットカード利用料の支払いを失念してしまうのはよくありますが、それは「記録」としてしっかりと残ってしまいます。
その時は支払いが遅れてしまった…だけでも、後々大きな買い物を分割でするとき、スマートフォンを買い替えるときに割賦販売の申請が通らず頭を抱えてしまうことも。「生活のリスク」として、注意するようにしましょう。
携帯電話料金を滞納していると審査落ちの可能性が高い
携帯やスマートフォンの端末を契約時に一括で購入した場合は、毎月の携帯料金の支払いが遅れたとしても、信用情報には傷がつきません。
しかしながら、機種代金の割賦販売契約を結び、通話料金と合算して支払っている場合は、毎月の支払いが滞ると信用情報に傷がついてしまいます。
何ヶ月料金を滞納すると信用情報に登録するかは、携帯キャリア会社の判断によります。携帯料金の支払いを今までに遅延したことがある方は、JICCやCICなどの信用情報機関に情報開示請求をしてみましょう。
代表的な信用情報機関や記録される情報の保有期間、開示の仕組みについては、下記の記事で詳しく解説しています。
奨学金の返済遅延を起こしていると審査落ちの可能性が高い
奨学金の遅延も信用情報に登録されます。日本学生支援機構(JASSO)は、返済開始後6ヶ月目以降で3ヶ月以上延滞した場合は、信用情報機関である全国銀行個人信用情報センターに延滞の情報を登録します。
現在、奨学金制度を利用している方は、3ヶ月以上の延滞をしないように気をつけてください。
また、今までに返済が滞ったことがある方は、カードローンの審査に申込む前に、全国銀行個人信用情報センターに情報開示請求をおこないましょう。
自己破産などの債務整理をした場合、審査に落ちる
自己破産などの債務整理を経験すると、5~10年間は信用情報に履歴が残ってしまいます。
債務整理の記録が信用情報機関に残っているときは、審査通過は非常に厳しくなってしまいますので、信用情報の開示請求をしてからカードローンの審査に臨むようにしましょう。
なお、クレジットカードの審査も、債務整理の情報が信用情報機関に残っている間は厳しくなってしまいます。
信用情報に傷がついている間は、新たにカードローンやクレジットカードに申込むのではなく、借金の返済や家計の立て直しに力を注ぐようにしましょう。
総量規制の対象になっている
消費者金融カードローンなどの総量規制が適用されるローン商品ですでに年収の1/3超を借入れている場合は、新たに総量規制が適用されるローンの審査に通過することは難しくなります。
また、借入額が年収の1/3に満たない場合でも、新たに申込む総量規制適用内のローンによって借入額が年収の1/3を超えてしまうなら、審査通過は厳しいものとなるでしょう。
総量規制のために審査通過が厳しいと思われるときは、融資希望額を少額に設定するか、銀行カードローンなどの総量規制が適用されないローン商品への申込を検討してください。
収入のわりに150万円借入を行なっているため、返済できるかどうかの信用がなかったのかと思います。また、年収の1/3しか借りることができない法律も聞いたことがありますので、そこにも引っかかってしまった可能性もあります。
上記の方は、希望借入額が年収の1/3を超えてしまうことが原因で審査に落ちたのではないかと考えているそうです。
消費者金融だけでなく、銀行カードローンでも借入額が年収の1/3を超えないように、自主規制をおこなっている場合があります。「銀行カードローンなら大丈夫」と思い込まず、自分の年収に見合った借入額を希望するようにしましょう。
短期間で複数のカードローンに申込んだ
申込情報に不備があった
安定した収入がない
銀行カードローン・消費者金融にかかわらず、ほとんどのカードローンでは申込条件として「安定した収入があること」を掲げています。
つまり、安定した収入がない場合は、当然審査が難しくなってしまうのです。単発バイトで収入を得ている方や頻繁に職を変えている方は、審査通過は厳しくなるかもしれません。
ただし専業主婦の場合は、本人に安定した収入がなくても、配偶者の年収で審査が受けられる可能性があります。次の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
また、収入に対する希望限度額が高い場合にも、返済能力に懸念が及ぶので審査に落ちることがあります。下記の口コミの方は、自分が審査に落ちたのは年収に対する借入額が高かったからだと考えているそうです。
考えられることは勤続年数が足りなかったのか、年収が300万円と少なかったのか、年収に対しての借入額が多すぎたのしか考えられないです。
収入に対する返済額の割合である返済比率が高くなると審査に落ちやすいので、自分の収入で十分に返済できる限度額を希望することをおすすめします。
さらに、勤続年数が短い場合にも、「安定した収入がない」と見なされて審査にマイナスの影響が及ぶことがあります。下記の口コミの方は、審査落ちの原因として勤続年数の短さが考えられるそうです。
勤続年数の短さです。新しい職場に入社して1ヶ月以内に申込みをしたので、在籍期間が短いために落ちてしまった可能性があります。
転職したばかりの方は、半年〜1年程度が経過してから審査に申込むほうが、審査に通る可能性は高くなるでしょう。
カードローンの審査に通過する3つのコツ
紹介した審査落ちの理由のうち1つでも該当する場合は、まずは状況改善に取り組みましょう。しかし、審査落ちの理由すべてに該当しない場合でも、かならずしもカードローン審査に通過するわけではありません。
実は、カードローンの審査に通過するためには、ちょっとしたコツがあります。審査通過のコツのなかでもとりわけ実行しやすいコツを3つ紹介しますので、ぜひ実践してみてください。
- 借入限度額を低く設定する
- 信用情報をつくる
- 申込情報を正確に記入する
また、マネ会では、「カードローンの審査に通ったことがある方」の口コミも独自に収集していますので、それぞれの審査通過のコツに当てはまる口コミも、あわせてご紹介します。
借入限度額を低く設定する
海外勤務をいきなり会社から命じられ急遽引っ越しする運びとなったのですが、当時あまりにも手元にまとまった現金がなく仕方なく、誰にもお金を借りたくもなかったので、カードローンを利用しました。
こちらの方は、年収の1/3よりもかなり少ない金額を借りています。借入金額を少なめにすることでスムーズに審査通過できたのかもしれません。
また、借入金額を少なくすると返済が楽になるというメリットもあります。無理なく返済するためにも、借入額は少なめにしておきましょう。
最初は少なめの融資限度額に設定して、後日、増額審査を受けて借入枠を増やしてもらうことも可能です。
信用情報をつくる
また、クレジットカードの支払いやカードローンの返済に遅れることで、信用情報に傷をつけないように注意しましょう。
専門家からのコメント

日常生活でクレジットカード利用料の支払いを失念してしまうのはよくありますが、それは「記録」としてしっかりと残ってしまいます。
その時は支払いが遅れてしまった…だけでも、後々大きな買い物を分割でするとき、スマートフォンを買い替えるときに割賦販売の申請が通らず頭を抱えてしまうことも。「生活のリスク」として、注意するようにしましょう。
なお、信用情報のことを考えると、「同時に複数のカードローンに申込まない」ということも大切です。
なぜなら、申込みの履歴は信用情報に記録されるため、複数のカードローンに申込んでいるのはすぐに分かってしまい、借入金額が大きくなることが予想されて審査に落ちる可能性があるからです。
後悔していることといえば、他のカードローンを審査している間に楽天銀行スーパーローンも審査をしていれば、もう少し借入額を増やせたのかと思います。
上記の方は、楽天銀行スーパーローンの審査に通っていますが、「ほかのカードローンに同時に申込んでいればもっとたくさん借りられたかも」と考えているそうです。
しかし、もしかすると、この方が複数者に同時申込みをしていたら、そのことが原因で審査に落ちていたかもしれません。
申込情報を正確に記入する
なお、申込フォームには「希望借入額」を記入する欄もあります。ここでは、適当な数字を入れるのではなく、具体的な利息と返済額もシミュレーションしてから申込むとよいでしょう。
カードローンは利息がどれだけ発生するのかをもっと詳しくアコムのカードローンに申し込む時に具体例を使ってわかりやすく説明して欲しかったです。
上記の方は、アコムを利用した際、申込む前に利息がどれだけ発生するかを知りたかったそうです。
担当者から利息についての詳しい説明があることは少ないですが、カードローンの公式サイトには返済シミュレーションが用意されています。申込フォームを入力する前に、そちらで利息を試算してから借入希望額を決めるとよいでしょう。
簡易診断があるカードローン5選
アコム

- 30日間金利0円サービス
- ご利用可能金額は 1万円~800万円、ご利用用途は自由
- お客さまのご都合にあった方法でお借入、ご返済が可能
- 実質年率
- 年3.00〜18.00%
- 借入限度額
- 1万円〜800万円
- 審査時間
- 最短30分
- 融資時間
- 最短30分
- コンビニ
-
- 収入証明書
- 3秒診断で借入れの前に簡易チェックできる
- 初回契約日の翌日から30日間金利0円サービスを提供している
- 大手消費者金融のなかでもっとも利用者数が多い
アコムでは3秒診断を実施しています。年齢と年収、そしてアコム以外のカードローンで借入れている金額を入力するだけで、すぐに審査通過の可能性があるのかどうかが分かります。実際にアコムの簡易診断を実施した方の声に耳を傾けてみましょう。
借り入れをする前は、やはり消費者金融で借り入れするのはかなりの不安と迷いがありました。それでもお金は必要だったのでネットで3秒診断をやったら、難なく審査に通りました。その後、家の近くにあるむじんくんで正式に契約しました。
申込前に借りられるのかどうかおおよそ分かっていると、安心して申込手続きに進むことができます。わずか数秒の手間ですから、ぜひ試しておきましょう。
アイフル

- 最短20分で審査完了!即日融資も可能
- 誰にも知られずWeb完結!郵送物一切なし
- 初めての方なら最大30日間利息0円
- 実質年率
- 年3.00〜18.00%
- 借入限度額
- 1万円〜800万円
- 審査時間
- 最短20分
- 融資時間
- 最短20分
- コンビニ
-
- 収入証明書
- 50万円を超える場合
- 1秒診断で借入れ前に簡易チェックできる
- 初回契約日の翌日から30日間無利息サービスを提供している
- ローン用のカードを使わずATMから借入れできる(スマホATM取引)
アイフルでは1秒診断という名前で簡易診断サービスを実施しています。年齢と雇用形態(正社員かパートかなど)、年収、他社からの借入額の4項目を記入するだけですぐに結果が出ます。実際に1秒診断を利用した方の口コミを紹介します。
アイフルに申し込む前に銀行のカードローンの申し込みに落ちていましたので、「一秒診断」を利用しました。
すでにカードローン審査に落ちている方は、申込回数を増やし過ぎないために通常以上に慎重に行動する必要があります。1秒診断で試してから、アイフルに申込むようにしましょう。
プロミス

- お申込み~ご融資までのスピードが早い!
- 無担保でお借入れできる!
- 契約額の範囲内で、繰り返しご利用可能
- 実質年率
- 年4.50〜17.80%
- 借入限度額
- 1万円〜500万円
- 審査時間
- 最短25分
- 融資時間
- 最短25分
- コンビニ
-
- 収入証明書
- 50万円まで原則不要
- お借入シミュレーションで簡易チェックできる
- 初回借入日の翌日から30日間無利息サービスを提供している
- ローン用のカードを使わずATMから借入れできる(スマホATM取引)
プロミスではお借入シミュレーションという名前で、簡易診断サービスを実施しています。生年月日と年収、他社からの借入金額の3項目を記入するだけですので、ぜひ利用してから申込みをおこなうようにしてください。
ネットで検索し、金融会社のホームページに計算ツールが貼ってあり何度か使用した。簡単診断もでき、勤続何年目か等を記載しどれくらいの利息になるかを調べることもできたため、診断後計算をした。
上記の方は、お借入シミュレーションだけでなく、返済シミュレーションでの利息計算もあわせて活用したそうです。
どちらもプロミスの公式サイトから利用できるので、審査前にはぜひチェックしてみましょう。
レイク

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- 年4.50〜18.00%
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- 審査時間
- 申込み後最短15秒
- 融資時間
- Webで最短25分融資も可能
- コンビニ
-
- 収入証明書
- 50万円を超える場合提出必要
- お借入れ診断で借入れ前に簡易チェックできる
- 無利息サービスの長さを選択できる
- ローン用のカードを使わずATMから借入れできる(スマホATM取引)
レイクは、申込みから審査結果表示まで最短15秒のスピード審査が特長の消費者金融カードローンです。
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元々のネームバリューもありましたし、不安といった気持ちもなく、ネットで軽い診断を受けてから向かったので借りれる可能性の方が大きいと知った上で向かいました。金利も他社と比べて特別高くもなかったですし、住んでいる地域にもしっかりと店舗があり、無人機なので人の目を気にせず借り入れの審査を受けにいくことが可能でした。
SMBCモビット

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生活費がどうしても足りなくなった時に、カードローンをネットで検索してみたところ、モビットの評判が良かったので、10秒簡易審査で借り入れができるかどうか確認をしてみました。その後、そのままネットで申し込みをしたのですが、審査も早く必要な時にすぐに借り入れをすることができました。
SMBCモビットでは、診断結果が表示されているページから、そのまま申込みの手続きをおこなうことができます。
本当に数秒の手間で借入可能かどうかをチェックできますので、面倒に思わずに試してみてください。
カードローンの審査に関するよくある質問
カードローンの審査に関するよくある質問にお答えします。
カードローンの審査基準はなに?
・安定した収入があるか
・信用情報に傷がないか
・総量規制の対象になっていないか
ただし、どのカードローン会社も審査基準は非公開のため、明確な基準があるとはいえません。
各カードローンの申し込み条件や貸付条件はこちらで紹介しています。
カードローンの審査に落ちないための方法はある?
・借入限度額を低く設定する
・信用情報をつくる
・申込情報を正確に記入する
カードローンの審査は一度落ちると6ヶ月は再申し込みしても落ちる可能性が高いので、借入れできる確率が高い会社に申込みましょう。
簡易診断サービスのあるカードローンを利用すれば、審査通過の可能性があるかわかります。
カードローンの審査まとめ
この記事では、カードローンの審査について解説しました。沢山あるカードローン会社から自分に合ったサービスを選んで審査に通るためには、正しい知識を身に着けてきちんと対策することが重要です。
また、審査に進む前に借入診断をしておくこともおすすめです。
借入診断で融資の可能性を確かめておくことで、審査落ちを回避することができ、申込手続きの手間や時間を短縮することにもつながります。こちらの記事を参考にして、カードローン審査通過のコツを実践してみてくださいね。
<参考記事>
・アイフル株式会社「アイフル月次推移2019/4~2019/9」
・SMBCコンシューマーファイナンス「SMBCコンシューマーファイナンス月次営業指標2019年9月成約率」
・アコム株式会社「DATABOOK MONTHLY REPORT2019年9月末」
調査概要
- 調査時期:2019年12月
- 調査方法:インターネットアンケート
- 調査地域:全国調査
- 調査内容:カードローンの審査について
1982年北海道生まれ。相続×Fintechプラットフォーム「レタプラ」開発・運営。WEB執筆、書籍など多数の執筆のほか、Fintech関連のセミナー講師実績を有する現役の独立型ファイナンシャルプランナー(FP)として活動中。現在はスタートアップとしての活動にも重きをおき、2018年サービスをリリース。相続×Technologyの担い手として活動を続ける。
工藤 崇の監修記事・プロフィール一覧へ投資信託・株式の運用歴20年以上。相続問題が発生したことを機に、ファイナンシャルプランナー2級とAFPの資格を取得。 大学や省庁で研究活動をおこないながら、2014年度からはマネーやファイナンス、医学関係の執筆活動を開始。 ライフマネープランニングやIPO投資、金融詐欺の見分け方、ローン・クレジットカードの使い方などを得意テーマとしている。 現在メインで利用しているカードはアメリカンエクスプレスのプラチナ。招待制から申込制に変わって、ちょっと残念に思う毎日。
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