カードローンを収入証明不要で借りる方法!提出しないメリットも解説
カードローンを利用する際、収入証明書の提出が必須だと思っていませんか?
実は、一定の条件を満たせば、収入証明書なしでもカードローンからお金を借りることができるのです。
この記事では、収入証明書不要でカードローンを利用するための条件を詳しく解説します。
自営業の方や収入が不安定な方は、金融機関によって収入証明書の提出を求められる場合もあるため、このような注意点もご紹介します。
また、収入証明書不要でカードローンを利用したい方におすすめなのが、アイフル、アコム、プロミスといった大手消費者金融です。これらのカードローンは条件を満たすことで、収入証明書なしで最短即日融資が可能です。
収入証明書不要のカードローンを利用したい方は、借入条件や即日融資の方法を理解して、上手にカードローンを活用していきましょう。
無利息 期間 |
最大30日間
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最大30日間
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最大30日間
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審査時間 | 最短18分 | 最短20分 | 最短3分 |
実質年率 | 年3.00〜18.00% | 年3.00〜18.00% | 年4.50〜17.80% |
借入 限度額 |
1万円〜800万円 | 1万円〜800万円 | 1万円〜500万円 |
- 借入希望金額が50万円以下であり、他社を含めた借入合計金額が100万円以下であれば、収入証明書類が不要になる可能性が高い
- カードローンの多くが、条件を満たしていることで収入証明不要で借りることができるが、選ぶのに迷っている方には「アイフル」「アコム」「プロミス」がおすすめ
- 収入証明書類なしで申込むことにより、すぐに借入れができるといったメリットがある
- 収入証明書類なしの場合、借りることができる金額は50万円以下になるため、借入限度額が比較的低めになるといったデメリットがある
- 収入が不安定な人や信用情報に問題がある人などは、条件を満たしていても収入証明書類を求められる場合がある
- 収入証明書類なしでも、本人確認書類の提出や在籍確認は避けることができない
カードローンで収入証明書が不要になるケース
カードローンを利用する際、収入証明書の提出が必須だと思っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、実は一定の条件を満たせば、収入証明書なしでもカードローンからお金を借入れることが可能です。
下記では、収入証明書不要でカードローンを利用するための条件について詳しく解説します。
1つでも条件を満たしていない場合は、収入証明書類を求められる可能性があるため、事前にチェックしておきましょう。
- 借入希望額が50万円以下であること
- 他社を含めた借入合計金額が100万円以下であること
借入希望額が50万円以下であること
収入証明書なしでカードローンを利用するためには、借入金額が50万円以下でなければいけません。
1つの金融機関から借りる金額が50万円を超えない場合、収入証明書の提出が原則不要となります。
例えば、A社から30万円を借りたい場合や、B社から45万円を借りたい場合は、収入証明書なしで申込みができます。ただし、C社から55万円を借りたい場合は、借入金額が50万円を超えるため、収入証明書の提出が必要になります。
しかし、借入金額が50万円以下であっても、金融機関によっては独自の審査基準を設けている場合があります。
例えば、年収が一定額以上であることを条件としていたり、勤続年数が一定期間以上であることを求めていたりする場合です。
他社を含めた借入合計金額が100万円以下であること
収入証明書なしでカードローンを利用するためには、他社からの借入れ金も含めた合計金額が100万円以下でなければいけません。
例えば、すでにA社から50万円を借りている状態で、B社から30万円を借りたい場合、合計金額が100万円以下なので、収入証明書の提出は原則不要です。
しかし、C社から60万円、D社から50万円を借りている状態で、E社から40万円を借りたい場合は合計金額が150万円となり、100万円を超えてしまうため、収入証明書の提出が必要となります。
ただし、住宅ローンやマイカーローンなど、特定の目的で借りるローンは、この100万円の計算に含まれません。これらのローンは、借りたお金が住宅や車の購入に充てられるため、返済能力が別途審査されるからです。
収入証明書なしでカードローンを利用するためには、普段から借入れ状況を把握し、計画的にお金を借りることが重要です。
収入証明不要でお金を借りられるおすすめカードローン7選
カードローンは、一定の条件を満たせば収入証明書類不要で借入れができます。
とはいえ、収入証明不要のカードローンを選ぶ際でも、無利息期間の有無や金利の高さなど、カードローンの特徴も比較しておくことが大切です。
下記では、一定の条件を満たすことで収入証明書の提出が不要になるカードローンのなかから、おすすめを厳選してご紹介します。
- アイフル
- アコム
- プロミス
- レイク
- SMBCモビット
- 三井住友銀行のカードローン
- みずほ銀行カードローン
アイフル
- 審査は最短18分!融資も最短即日で可能
- 誰にも知られずWeb完結!電話での在籍確認、郵送物も原則なし
- 初めての方なら最大30日間利息0円
- 実質年率
- 年3.00〜18.00%
- 借入限度額
- 1万円〜800万円
- 審査時間
- 最短18分
- 融資時間
- 最短18分
- コンビニ
- 収入証明書
- 50万円を超える場合
アイフルは、利用限度額が50万円以下など一定の条件を満たせば、収入証明書の提出が原則不要となる大手消費者金融です。
また、アイフルでは「1秒診断」というサービスがあり、年齢、年収、他社からの借入金額の3項目を入力するだけで、借入れできる可能性が分かるサービスです。
氏名や連絡先などの個人情報は入力不要なので、気軽に利用できます。
さらに、アイフルは初回利用の方限定で、最大30日間利息0円で利用することができます。この期間中は借入れをしても利息がかからないので、支払総額を抑えることができます。
アコム
- 申込から借入まで最短20分!
- WEB完結が可能で、勤務先へ電話での在籍確認、郵送物も原則なし
- 30日間利息0円サービス
- 実質年率
- 年3.00〜18.00%
- 借入限度額
- 1万円〜800万円
- 審査時間
- 最短20分
- 融資時間
- 最短20分
- コンビニ
- 収入証明書
アコムも、借入金額によって収入証明書の提出が原則不要となるカードローンです。
利用限度額が最大800万円と高く設定されていることが特徴です。ただし、初回借入れ時は10万円~500万円程度となっているため、高額借入れを希望している方は利用実績を積んでいく必要があります。
アコムには、「3秒診断」というサービスもあります。借入れが可能かどうかを、3つの質問に答えるだけで判定してくれるサービスです。
質問は、年齢、職業、他社からの借入れ状況のみで、氏名や連絡先などの個人情報は必要ありません。アコムの利用を考えている方は、まず試してみるのがおすすめです。
審査時間は最短20分で即日融資にも対応しているため、カードローンを探している人にとっては選びやすい内容が充実しています。
プロミス
- 審査が最短3分で、融資までのスピードも早い!
- 初回の方なら最大30日間利息が0円
- 電話の在籍確認、郵送物は原則なし
- 実質年率
- 年4.50〜17.80%
- 借入限度額
- 1万円〜500万円
- 審査時間
- 最短3分
- 融資時間
- 最短3分
- コンビニ
- 収入証明書
- 50万円まで原則不要
プロミスは大手消費者金融の一つで、ほか消費者金融と同様、50万円以下の借入れで収入証明書の提出が原則不要となります。
また、他社から30万円を借りている状態で、プロミスから40万円を借りたい場合も合計金額が100万円以下なので、収入証明書の提出は原則必要ありません。
プロミスでは、Webで申込めば最短3分で審査結果が分かります。審査が終われば即日融資も可能です。必要な提出書類は、運転免許証などの本人確認書類のみで、印鑑や保証人、担保は必要ありません。
そのほか、プロミスでは「1秒パパっと診断」というサービスがあり、年齢、職業、他社からの借入れ状況の3つの質問に答えるだけで、簡易的なものですが、借入れ可能かどうかを判定可能です。
ほかの大手消費者金融と異なる点として、無利息期間の開始タイミングが「初回借入日の翌日」という点があります。多くの無利息期間サービスが「初回契約日の翌日」に開始されるため、プロミスは期間を無駄にせず活用することができます。
レイク
- はじめてならWeb申込で60日間特典(利息0円)も選べる!
- WEBで24時間お申込み可能で、最短25分で融資可能
- 電話の在籍確認、郵送物が原則なし
- 実質年率
- 年4.50〜18.00%
- 借入限度額
- 最小1万円〜最大500万円
- 審査時間
- 申込み後最短15秒
- 融資時間
- Webで最短25分融資も可能
- コンビニ
- 収入証明書
- 50万円を超える場合提出必要
レイクも、一定の条件を満たせば収入証明書の提出が原則不要となるカードローンです。
レイクの申込みは、Webやスマホアプリ「レイクアプリ」からいつでも可能です。必要書類もスマホで撮影してアップロードするだけなので、手軽に申込みができます。
また、レイクは最短15秒の審査結果表示と、最短25分での融資が可能なので、急ぎでお金が必要な場合であっても活用できます。
さらに、レイクは初めての方限定で、最大180日間の無利息期間を選ぶことができます。無利息期間中に返済を完了すれば、利息を払わずにお金を借りられます。
SMBCモビット
- 最短15分で融資が可能!
- WEB完結可能で、電話での在籍確認、郵送物も原則なし
- 借入上限額は最大800万円
- 実質年率
- 年3.00〜18.00%
- 借入限度額
- 1万円〜800万円
- 審査時間
- 公式サイト参照
- 融資時間
- 公式サイト参照
- コンビニ
- 収入証明書
- -
SMBCモビットは、限度額に関わらず収入証明の提出が必要な場合があります。
返済時にTポイントが貯まるうえ、貯まったポイントを返済に充てることもできます。例えば、毎月の返済で利息分の200円につき1ポイントが貯まり、貯まったポイントは1ポイント=1円として返済に使えます。
カードローンの返済でポイントが貯まるサービスは珍しく、SMBCモビットならではの特徴となっています。
ただし、ほかの大手消費者金融と異なり、無利息期間サービスは無いため注意しましょう。
Q.収入証明書類は必ず必要ですか?(※)限度額に関わらず収入証明を提出していただく場合があります。
A.収入証明書類の提出について、以下のいずれかの場合は必要です。
・ご希望のお借入額が50万円を超える場合
・当社の契約額と他の貸金業者から借りている分も合わせて100万円を超えて借りるとき
三井住友銀行のカードローン
- 上限金利が年14.5%、最短当日融資
- WEB完結可能で、郵送物も原則なし(※)
- 三井住友銀行の普通預金口座も不要
- 実質年率
- 年1.50〜14.50%
- 借入限度額
- 10万円〜800万円
- 審査時間
- 申込完了後最短当日
- 融資時間
- 申込完了後最短当日
- コンビニ
- 収入証明書
- 公式サイト参照
銀行カードローンである「三井住友銀行のカードローン」も、借入希望額が50万円以下など、一定の条件を満たせば収入証明書の提出が原則不要となります。
例えば、三井住友銀行のカードローンで30万円を借入れたい場合、他社からの借入れがなければ、収入証明書を提出しなくても審査を受けることができます。
また、金利は年1.5~14.5%と、消費者金融カードローンと比べると低めに設定されています。
ただし、無利息期間サービスがないため、借入れを始めた時点で利息が発生するため計画的に借入れをおこないましょう。
専門家からのコメント
銀行カードローンは貸金業法の適用をうけないため、総量規制の対象外であり高額の借入であっても年収証明書の提出等が不要です。
よって融資残高を増やす上では銀行以外のカードローン会社より有利な条件下にあります。
そこで全国銀行協会は貸金業法の趣旨を踏まえ、過剰な融資による多重債務者の発生をおさえ健全な消費者金融市場の形成のため、同法の基準に準ずる形での自主規制を各会員銀行と申し合わせて推進しています。
みずほ銀行カードローン
- 金利年2.0%~14.0%と納得の金利!
- 最高ご利用限度額800万円
- 住宅ローンをご利用の方はさらに金利を年0.5%引き下げ
- 実質年率
- 年2.00〜14.00%
- 借入限度額
- 10万円〜800万円
- 審査時間
- 最短当日
- 融資時間
- 最短当日
- コンビニ
- 収入証明書
- 公式サイト参照
日本3大メガバンクのひとつであるみずほ銀行では、口座を持っていればお手持ちのキャッシュカードにローン機能を追加できます。
カードの郵送がなく、みずほ銀行からの契約書類だけの送付のため、周りに気づかれにくいメリットがあります。
また、女性向けのサービス「みずほMyWing」の商品のひとつとして「わたし応援ローン」を展開しています。
「わたし応援ローン」は、夢の実現や未来へのステップアップをサポートすることを目的に提供されていて、使途は自由です。
また、安定かつ継続した収入の見込める方が対象ですが、年収の明記がないため収入の少ない方でも申込みできます。
カードローンを収入証明書類なしで利用するメリット
収入証明書類は、カードローンの審査では重要な書類です。借り手の返済能力を判断するための基準となるからです。
しかし、一定の条件を満たせば、収入証明書類なしでもカードローンを利用できるだけでなくメリットもあります。
下記では、収入証明書類を提出せずにカードローンを利用することで得られるメリットについて詳しく解説します。
- すぐに借入れできる
- 年収が低くても借りられる可能性がある
すぐに借入れできる
収入証明書の準備には時間がかかるため、急ぎでお金が必要な場合には間に合わないことがあります。
例えば、給与明細を収入証明書として提出する場合、直近の明細が手元になければ会社に請求しなければいけません。会社によっては、明細の発行に数日から1週間程度かかることもあるでしょう。
また、住民税決定通知書など、役所から発行される書類を提出する場合も、取り寄せに時間がかかります。
しかし、収入証明書なしでカードローンを利用できればこういった心配の必要がなく、必要な書類は本人確認書類のみで、すぐに用意できます。
急な出費であっても対応しやすくなるので、特に即日融資を受けたい方にとって大きなメリットです。
年収が低くても借りられる可能性がある
通常、カードローンの審査では年収が重要な判断基準となります。安定した収入があり、返済能力が高いと評価された人ほど、審査に通過しやすくなるからです。
しかし、パートタイマーやアルバイト、フリーターなど、年収が低い人にとっては、審査のハードルが高くなってしまいます。
例えば、年収200万円以下の人が、50万円以上の借入れを申込んだ場合、収入証明書を提出しても、審査に通過するのは難しいかもしれません。
こうした状況で、収入証明書の提出が必須だと、低年収の人は借入れ自体を諦めなければならなくなってしまいます。
しかし、収入証明書なしでカードローンを利用できれば、年収が低くても借りられる可能性があります。
収入証明書の提出がない分、カードローン会社は年収以外の要素を重視して審査をおこなう可能性があるからです。
例えば、勤続年数が長い人や、安定した職業に就いている人、自宅を所有している人などは、年収が低くても審査で高い評価を受けられる可能性があります。
実際に、アコムの公式サイトでは、「パート・アルバイトの方も、ご利用いただけます」と明記されています。
Q.アルバイト(パート)・派遣社員・主婦(主夫)も契約できますか?
A.はい。20歳以上の安定した収入と返済能力を有する方で、当社基準を満たす方であればご契約いただけます。
このように、収入証明書なしでカードローンを利用する場合、年収が低くても借りられるチャンスがあります。
カードローンを収入証明書類なしで利用するデメリット
収入証明書類なしでカードローンを利用できることは、借り手にとって大きなメリットです。
しかし、その一方でいくつかのデメリットもあります。
下記では、収入証明書類を提出せずにカードローンを利用する際のデメリットについて詳しく解説します。
- 借入限度額が低い
- 金利が高くなりがち
借入限度額が低い
カードローンの借入限度額は、申込者の年収や勤続年数、職業などをもとに決定されます。安定した収入があり、返済能力が高いと判断された人ほど、高い限度額が設定されるようになっています。
しかし、収入証明書の提出がない場合、カードローン会社は申込者の収入を正確に把握できません。そのため、リスクがあることから借入限度額を低めに設定せざるを得ないのです。
消費者金融で借りる場合、収入証明書なしで借りられる限度額は最大50万円までとなっています。仮に年収が500万円以上あったとしても、それ以上の借入れはできません。
また、50万円以下の借入れであっても、希望額より少ない限度額しか設定されない場合もあります。
例えば、30万円の借入れを希望しても、審査の結果、限度額が20万円に設定されることもあるのです。
収入証明書なしでカードローンを利用する際は、この借入限度額の低さを理解しておく必要があります。
金利が高くなりがち
カードローンの金利は、借り手の信用力に合わせて決定されます。安定した収入があり、返済能力が高いと判断された人ほど、低い金利が適用されるのです。
収入証明書の提出がない場合、カードローン会社は借り手の返済能力を正確に評価できません。収入の安定性や継続性が不明確なため、貸し倒れのリスクが高いと判断されてしまいます。
このリスクを補うために、カードローン会社は金利を高く設定する場合があります。
金利が高いことで、長期的な返済負担が大きくなります。
そのため、収入証明書なしでカードローンを利用する際は、金利の高さに注意しておきましょう。
50万円以下の借入れでも収入証明書類が必要になる人の特徴
カードローンやおまとめローンなどで、50万円以下の借入れを希望する場合、原則として収入証明書類の提出は不要です。
しかし、申し込んだ時の状況によっては、50万円以下の借入れであっても、収入証明書類の提出が必要になるケースがあります。
下記では、50万円以下の借入れで収入証明書類が必要になりやすい人の特徴について、詳しく解説していきます。
- 自営業者や契約社員、アルバイトなど、収入が不安定な人
- 過去に延滞や債務整理などの信用情報に問題がある人
- 勤続年数が短い人
- 申告した年収が高すぎる人
自営業者や契約社員、アルバイトなど、収入が不安定な人
50万円以下の借入れであっても、自営業者や契約社員、アルバイトなど、収入が不安定な場合は、収入証明書類の提出を求められることがあります。
例えば、年収300万円のアルバイトの方が30万円のカードローンを申込んだ場合、借入額は50万円以下ですが収入が不安定であるため、消費者金融や銀行は収入証明書類の提出を求める可能性があります。
収入が不安定な場合、将来的に返済が滞るリスクが高くなります。そのため、カードローン会社は収入証明書類を確認することで、借り手の実際の収入状況を細かく把握し、返済能力を慎重に確認するようになります。
過去に延滞や債務整理などの信用情報に問題がある人
過去に延滞や債務整理などの信用情報に問題がある場合は、収入証明書類の提出を求められることがあります。
例えば、過去に他社からの借入れで延滞を繰り返していたり、自己破産などの債務整理をおこなったことがある人は要注意です。信用情報に問題がある場合、金融機関は借り手の返済能力に不安を感じます。
そのため、たとえ50万円以下の借入れであっても、収入証明書類を提出しなければいけない場合があります。
勤続年数が短い人
勤続年数が短いと、金融機関から見れば、以下のようなリスクがあると判断されてしまいます。
- 今後も安定した収入が得られるか分からない
- 職場に定着できず、突然退職するかもしれない
- 収入が不安定で返済が滞る可能性がある
例えば、現在の会社に勤めて間もない方が、30万円のカードローンを申込んだとします。この場合、借入額は50万円以下ですが勤続年数が短いため、金融機関は上記のようなリスクを考えてしまい、収入証明書類の提出を求める可能性が高くなります。
カードローンを利用する方は勤続年数を踏まえ、収入証明書類の提出が必要になるかどうかをあらかじめ考えておくことも大切です。
申告した年収が高すぎる人
カードローンやおまとめローンの申込み時に、実際の年収よりも高い金額を申告すると、50万円以下の借入れであっても収入証明書類の提出を求められることがあります。
カードローン会社は、借り手の返済能力を正確に把握するために、申込み時に申告された年収と、実際の年収が離れていないかをチェックします。
申告した年収が高すぎる場合、カードローン会社は以下のようなリスクを感じ、収入証明書類の提出を求める可能性が高くなります。
- 虚偽の申告をしているかもしれない
- 実際の返済能力よりも多額の借入れを希望しているかもしれない
- 返済が滞る可能性がある
特に、申告された年収が、職種や勤続年数、年齢などから見て不自然に高い場合は要注意です。
例えば、25歳のアルバイトの方が、年収1,000万円と申告したとします。この場合、明らかに申告内容が不自然です。カードローン会社は、虚偽の申告の可能性もあると考え、収入証明書類の提出を求める可能性が高くなります。
カードローンやおまとめローンの申込み時は、年収を正直に申告することが大切です。実際の年収よりも高い金額を申告すると、かえって審査にとおりにくくなったり、収入証明書類の提出を求められたりすることがあるため注意しましょう。
収入証明不要のカードローンに申込む時のポイント
収入証明書の提出なしでカードローンに実際に申込む際のポイントを確認しておきましょう。
スムーズに審査を通過し、希望の金額を借りるためにはいくつか押さえておくべき点があります。
下記で詳しく解説していきます。
- 金融機関の判断で収入証明書の提出を求められる場合もある
- 申込内容に虚偽や誤りがないようにする
- 必要な本人確認書類は事前に用意しておく
- おまとめローンや借換えローンは高額になるため要注意
- 総量規制以上の借入れをおこなうローン商品では収入証明書類が必要になる
- 在籍確認は避けられない
金融機関の判断で収入証明書の提出を求められる場合もある
収入証明不要の条件を満たしていても、金融機関の判断によって収入証明書の提出を求められる場合があります。
特に、以下のような場合は注意が必要です。
- 自営業や個人事業主の方
- 契約社員やアルバイト、パートの方
- 勤続年数が短い方
- 既存の借入れが複数ある方
状況は様々ですが、審査のタイミングで「収入が不安定」や「返済能力が不安」と判断された場合に提出が求められます。
自営業や個人事業主の方は、収入が不安定であると判断され、収入証明書の提出を求められる可能性が高くなります。
例えば、飲食店を経営していて、売上が月によって大きく変動する場合などです。この場合、税務署に提出した確定申告書や、銀行の取引明細書などの提出が求められるかもしれません。
ほかにも、契約社員やアルバイト、パートの方も、収入が不安定であると判断されやすいです。
特に、勤務先が頻繁に変わる方や、シフトによって収入が大きく変動する方は要注意です。
ただし、これらの条件に当てはまる方でも、収入証明書の提出なしでカードローンを利用できる場合があります。そのため、最初から諦める必要はありません。
専門家からのコメント
ローン会社が収入証明書の提出を求めるのは、第一に貸金業法の規定によるものですが、第二に返済能力のある申込者の選別、確保です。
申込書に申告された本人の属性だけでは判断できない場合、収入証明書の提出により返済能力をより正確に把握することができます。
返済能力のある人にはなるべく融資したいという、前向きな姿勢の表れでもあります。
申込内容に虚偽や誤りがないようにする
収入証明書の提出が不要な場合でも、カードローンの審査では、申込書の記入内容が重要な判断材料となります。そのため、申込内容に虚偽や誤りがあると、審査に通過できない可能性が高くなるため注意しましょう。
例えば、年収を実際より多く記入することは避けましょう。
仮に年収500万円の方が、申込書に年収800万円と記入したとします。審査の段階では、収入証明書の提出がないため、この虚偽の申告が見抜かれない可能性があります。
しかし、後日、何らかの理由で収入証明書の提出を求められ、虚偽申告が発覚すれば、借入れが認められなくなったり、金利が引き上げられたりする可能性が高くなります。
また、他社からの借入れ額を少なく申告するのも危険です。例えば、A社から100万円、B社から50万円借りている方が、C社に申込む際、A社からの借入れは50万円、B社からの借入れは申告しないとします。
この場合、他社からの実際の借入金の合計額は150万円ですが、申告額は50万円です。仮に収入証明書の提出不要で審査に通過したとしても、後日、虚偽申告が発覚すれば、借入れが認められなくなる可能性があります。
カードローン会社は、信用情報機関を通じて申込者の借入れ状況を把握しています。虚偽申告はバレてしまうため注意しましょう。
もし申込みの記入内容で分からない点があれば、そのままにせず、事前にカードローン会社に問い合わせて確認することをおすすめします。
必要な本人確認書類は事前に用意しておく
収入証明書の提出が不要な場合でも、カードローンの申込みには、本人確認書類の提出が必須です。
これは、犯罪収益移転防止法で定められた本人確認の一環で、なりすましなどを防ぐために必要な手続きです。
具体的に、本人確認書類として認められるのは、以下のようなものです。
- 運転免許証
- パスポート
- マイナンバーカード
- 住民基本台帳カード
- 在留カード
- 特別永住者証明書
本人確認書類はコピーや写真ではなく、原本を提出する必要があります。また、有効期限内で現住所が記載されているものでなくてはなりません。
例えば、運転免許証の住所が古いままで現住所と異なる場合は、本人確認書類として認められないこともあります。事前に確認し、必要であれば住所変更の手続きを済ませておきましょう。
本人確認書類の準備をしていないことで、カードローンの審査が大幅に遅れてしまうこともあります。
申込みを考えている段階で、本人確認書類として何が必要か、どのような方法で提出できるのかを確認し、必要なものを用意しておくことが重要です。
おまとめローンや借換えローンは高額になるため要注意
おまとめローンや借換えローンを利用する際は、収入証明書類の提出が必要になるケースが多くなります。
収入証明書類が必要になる条件は変わりませんが、おまとめローンや借換えローンの場合は借入金額が高額になることが多いことが理由です。
例えば、複数のクレジットカードやローンの借入れを一本化する場合、100万円単位の借入れになることもあります。
カードローン会社としては、高額な融資になるほど借り手の返済能力を慎重に見極める必要があります。そのため、年収や勤務先、勤続年数などを正確に把握するために、収入証明書類の提出を求めるようになります。
ただし、おまとめローンでの借入金額が比較的少額の場合、収入証明書類の提出が不要になるため、あらかじめ一本化する金額を計算しておきましょう。
収入証明書類の提出が必要になった場合、以下のような書類を提出します。
- 源泉徴収票
- 給与明細書(直近2~3ヶ月分)
- 確定申告書
- 納税証明書
- 所得証明書
総量規制以上の借入れをおこなうローン商品では収入証明書類が必要になる
総量規制とは、借り手の年収の3分の1を超える貸付けを禁止する制度のことです。この規制は、主に消費者金融やクレジットカードのキャッシング、信販会社のローンなどに適用されます。
しかし、おまとめローンや借換えローン、フリーローンなど、一部のローン商品では、例外的に総量規制以上の借入れが可能となっています。これらのローンで総量規制以上に借入れをおこなう場合は、収入証明書類の提出が求められます。
例えば、年収400万円の方が、すでに消費者金融から100万円を借りている状態で、おまとめローンを利用して300万円を借りたいとします。この場合の借入金額は合計400万円となり、年収の3分の1を大きく超えてしまいます。
総量規制以上の借入れをする際は、申込むローンの条件をよく確認しておきましょう。
在籍確認は避けられない
収入証明書類の提出に関わらず、カードローンでは在籍確認を避けることはできません。
在籍確認とは、カードローン会社が申込者の勤務先を確認する作業のことです。この確認は、申込者が安定した収入があることを確認する重要な審査項目の一つとなっています。
在籍確認の方法には、勤務先への電話連絡と書類提出の2種類があります。現在はアイフルやアコムなど、大手消費者金融では書類提出での確認が一般的になっており、銀行カードローンでは電話確認が必要になります。
そのため、電話での在籍確認をなしにしたい方は、大手消費者金融がおすすめです。
具体的には、申込み時に在籍確認書類の提出を求め、その書類から勤務先の情報を確認します。在籍確認書類としては、社員証や健康保険証、給与明細書などが利用されることが多いです。
収入証明不要でカードローンを利用する条件のまとめ
収入証明書の提出なしでカードローンを利用するための条件と、申込む際のポイントについて解説してきましたが、まとめとして重要なポイントを振り返っておきましょう。
収入証明書なしでカードローンを利用するには、以下の2つの条件を満たす必要があります。
- 借入金額が50万円以下であること
- 他社を含めた借入合計金額が100万円以下であること
ただし、この条件を満たしていても、金融機関の判断により収入証明書の提出を求められる場合があります。
収入証明書の提出なしでカードローンを利用したい方は、条件を満たし、ポイントを押さえておけば、スムーズに審査を通過してお金を借りることができるはずです。
ただし、借り過ぎには注意が必要です。返済能力を超えた借入れは、自分自身を苦しめることに繋がります。
カードローンはあくまで、一時的にお金が足りない状況を補うための手段です。計画的に利用し、確実に返済していくことが何より大切です。
専門家からの一言
カードローンはお手軽に利用できますが、まとまった入金による一括返済の予定がないのに分割返済を安易に選択するのは要注意です。
借りたお金を使うのは一瞬ですが、分割返済は何回払いでも長いです。また、返済途中に追加借り入れをしたくなる場面も多いです。
知らず知らずに残高が増えていき、毎月の返済が苦しくなる。多重債務の始まりです。
なるべく短期で返済しながら上手にカードローンを利用する、楽しい消費生活を目指したいものです。
金融機関、信販会社の勤務を経て1989年損害保険ジャパン(旧安田火災)の代理店となる。2001年CFP資格取得を機にFP業を始める。サラリーマン時代に学んだ金融業務、信販・クレジット業務を土台に損害保険の経験をプラスして、リスク分析、ライフプランニングを得意分野とする。2005年~現在、都内私立高校でFP特別授業の講師を務める。2007年~2019年CFPエントリー研修メンター。他相談業務、セミナー講師、教科書執筆、問題作成など積極的に活動中。
ゲーム、アニメ、医療、車などの分野で、WEB・書籍問わずさまざまな媒体のライター・編集業務に従事。マネ会ではカードローン記事を担当している。クレジットカードはau walletカードを利用し、節度あるクレカライフを目指している。最近のスマホ決済ブームに乗り遅れまいと、増税をきっかけにau PayとLINE Payを使いはじめた。行きつけのゲームセンターやレンタルビデオショップにも導入された、電子マネー・スマホ決済の可能性に心躍らせるゲームと洋画のオタク。