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ヨーロッパ旅行におすすめのクレジットカード8選!渡航者が教える選び方と注意点【2025年最新】
- ヨーロッパではVisaかMastercard®が必須
- 【実体験】JCBやアメックスは使えない店が多い
- 海外事務手数料は「Wiseカード」との併用で数千円〜数万円安くなる
- ヨーロッパは「タッチ決済」が主流!現金はトイレのみ必要
旅行や出張などでヨーロッパに行くならクレジットカードが必須です。
実際、外務省も海外旅行で多額の現金を持っていくことを「危険」とし、カードを持っていくことを推奨しています(※)。
今回はヨーロッパに行く人へ向けておすすめのクレジットカードや選び方はもちろん、手数料を安くする裏ワザからフランス・イギリスなどの国別事情まで、編集者の実体験を交えて徹底解説するので、渡航前の参考にしてください。
- 三井住友カード(NL):完全ナンバーレスで不正利用対策&高還元
- エポスカード:海外旅行向けサービス多数!即日発行◎
- 学生専用ライフカード:留学ならコレ!海外利用分4%キャッシュバック
三井住友カード(NL)
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エポスカード
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| 年会費 |
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| ポイント還元率 | 0.5 〜 7% | 0.5% | 0.5 〜 1.5% |
| 発行期間 | 最短10秒(※) | 店頭申込で最短30分発行・オンライン入会で1週間程度 | 最短2営業日 |
| 付帯 サービス |
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| 電子 マネー |
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| 国際ブランド |
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【現地レポ】ヨーロッパの最新クレジットカード事情・普及率
「ヨーロッパ旅行、現金はいくら両替していくべき?」
これから渡航準備をする方が、最も頭を悩ませるポイントではないでしょうか。
結論から言えば、2025年現在のヨーロッパは驚くほどキャッシュレス化が進んでいます。
実際に筆者が2024年にフランスへ渡航し、現地の決済事情を検証しましたが、滞在中に財布から紙幣を取り出した回数はゼロに等しく、体感としてのクレジットカード普及率は「ほぼ98%」と言っても過言ではありません。
空港からホテルへの移動はもちろん、街中のレストランやカフェ、お土産屋に至るまで、クレジットカード1枚あれば事足りるのが現実です。
なぜこれほどクレジットカード・キャッシュレスが普及しているのか。
理由は、「コンタクトレス決済(タッチ決済)」が社会インフラとして完全に根付いているからに他なりません。
店員にカードを渡す必要がなく、端末にかざすだけで支払いが完了するスピーディーさは、一度体験すると現金払いには戻れない快適さがあります。
多額の現金を腹巻に隠して持つような防犯対策は、もはや過去の話と言えるでしょう。
ほぼ完全キャッシュレス!タッチ決済が旅行の基本
ヨーロッパ現地のキャッシュレス化は、単にお店での支払いにとどまりません。公共交通機関においても、その利便性は進化しています。
特に印象的だったのが、スマートフォンとアプリを活用した移動です。
今回のフランス渡航では、パリの交通ICカード「Navigo(ナビゴ)」を窓口や券売機で買うことはありませんでした。
すべてスマホアプリ上でクレジットカード決済をおこない、チャージが完了。
地下鉄の改札も、スマホをタッチするだけでスムーズに通過できました。
かつてのように、長蛇の列ができる券売機に並んで小銭を探したり、慣れない機械の操作に戸惑ったりする必要はありません。
これからヨーロッパへ行くなら、クレジットカードの準備はもちろん、Apple PayやGoogle Payの設定、現地交通系アプリのインストールを済ませておくこと。
これが、現地での時間を無駄にしないための「新しい常識」です。
\海外旅行に役立つ特典豊富/
三井住友カード(NL)
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エポスカード
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楽天カード
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| 年会費 |
無料
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無料
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無料
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| ポイント還元率 | 0.5 〜 7% | 0.5% | 1 〜 3% |
| ETC年会費 | 550円(税込) | 無料 | 550円(税込) |
| 発行期間 | 最短10秒(※) | 店頭申込で最短30分発行・オンライン入会で1週間程度 | 7営業日程度 |
| 付帯 サービス |
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| 電子 マネー |
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| 国際ブランド |
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現金が必要なのは「有料トイレ」や一部のチップのみ
では、ヨーロッパに現金(ユーロ)は全く持っていかなくて良いのでしょうか?
これについては「NO」であり、「少額の小銭(コイン)」だけは生命線となります。
2024年のフランス滞在中、唯一現金がなくては困るシーンがありました。それは「公衆トイレ」です。
ヨーロッパでは駅や観光地周辺のトイレが有料であることが多く、入場ゲートに50セント〜1ユーロの硬貨を投入しなければ入れない場所がまだ多く残っています。
クレジットカード対応のトイレも増えつつありますが、故障しているケースも少なくありません。
実際、私が現金を使ったのはこのトイレ利用時のみでした。
その他の食事や買い物はすべてカードで完結しましたが、生理現象だけは待ってくれません。
万が一のシステム障害やチップが必要な場面に備え、日本円で5,000円〜1万円程度をユーロに両替し、常に数枚のコインをポケットに入れておくスタイルが最も安心かつ合理的です。
Visa・Mastercard®は必須!JCB・アメックスの通用度は?
カード社会のヨーロッパにおいて、命綱となるのが「国際ブランド選び」です。
ここを間違えると、せっかくカードを持っていても「使えない」という最悪の事態になりかねません。
結論、VisaまたはMastercard®のどちらかは絶対に携行してください。
ヨーロッパ全土において、この2大ブランドの加盟店カバー率は圧倒的。実際にフランスのレストランに入った際も、VisaとMastercard®であれば何の問題もなくスムーズに決済できました。
一方で注意が必要なのが、JCBやAmerican Express®(アメックス)です。
今回の渡航でも、その「通用度の差」を痛感する場面がありました。
- レストランでの支払い:シャンゼリゼ近くのビストロで食事をした際、アメックスを出したところ「Sorry, No.」と断られました
- 自動販売機: 駅のホームにある自動販売機では、Visa/Masterのロゴはあるものの、JCBに対応していない端末が多く見受けられました
もちろん、高級デパートや日本人観光客が多い免税店ではJCBも利用可能ですし、優待割引が受けられるメリットは大きいです。
しかし、街歩きでの決済用としては心許ないのが正直なところ。
これからカードを選ぶ際は、「どこでも使えるVisa/Master」をメインに据え、「特典充実のJCB」をサブカードとして持つ2枚持ちで、リスクを分散させることを強く推奨します。
\ヨーロッパでも使いやすい定番はコレ/
三井住友カード(NL)
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エポスカード
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楽天カード
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学生専用ライフカード
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JCB CARD W
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| 年会費 |
無料
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無料
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無料
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無料
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無料
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| ポイント還元率 | 0.5 〜 7% | 0.5% | 1 〜 3% | 0.5 〜 1.5% | 1 〜 10.5% |
| ETC年会費 | 550円(税込) | 無料 | 550円(税込) | 無料 | 無料 |
| 発行期間 | 最短10秒(※) | 店頭申込で最短30分発行・オンライン入会で1週間程度 | 7営業日程度 | 最短2営業日 | モバ即入会で最短5分(※) |
| 付帯 サービス |
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| 電子 マネー |
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| 国際ブランド |
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ヨーロッパ旅行で失敗しないクレジットカードの選び方
「日本で使っているカードをそのまま持っていけばいいや」 もしそう考えているなら、少し立ち止まって確認が必要です。
ヨーロッパの決済インフラは独自に進化しており、カードの種類や機能によっては、「現地で使えない」「保険が適用されない」といった深刻なトラブルを招く恐れがあります。
せっかくの旅行中に、レジで冷や汗をかいたり、高額な医療費に怯えたりするのは避けたいもの。
失敗しないための条件は、極めてシンプルかつ明確です。次の「3つの鉄則」さえ押さえておけば、どのようなトラブルも未然に防げるでしょう。
- 国際ブランドは「Mastercard®」か「Visa」を選ぶ
- ICチップ付き&タッチ決済対応は絶対条件
- 海外旅行保険は付帯の条件を確認する:おすすめは「自動付帯」
ご自身の財布に入っているカードを取り出し、条件を満たしているかさっそくチェックしてみてください。
国際ブランドはMastercard®かVisaを選ぶ
まず大前提として、メインで使う1枚目のカードは「Visa」または「Mastercard®」のどちらかを選んでください。これ以外の選択肢はありません。
理由は明白で、圧倒的な加盟店数(シェア率)の高さです。
世界中で使えるこの2大ブランドは、ヨーロッパにおいても最強の決済手段。パリの路地裏にある小さなパン屋から、ロンドンの地下鉄、ドイツの鉄道券売機に至るまで、VisaやMastercard®が使えない場所を探すほうが難しいほど。
実際に筆者が2024年にフランスを訪れた際も、Visaカード1枚で全ての決済が完結しました。
一方で、日本発のブランドであるJCBや、ステータス性の高いアメリカン・エキスプレス(Amex)は注意が必要です。
観光客向けの店では問題ありませんが、レストランや自動券売機では「対応外」として使えないケースが多々ありました。
JCBなどはあくまで「2枚目のサブカード」として活用するのが正解。
まずは「世界中どこでも使えるVisa/Mastercard®」を確実に財布に入れておくことがヨーロッパ旅行のスタートラインです。
三菱UFJカード
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ライフカード
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三井住友カード(NL)
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| 年会費 |
無料
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無料
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無料
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| ポイント還元率 | 0.5% | 0.5 〜 1.5% | 0.5 〜 7% |
| 発行期間 | 最短翌営業日(Mastercard®・Visaのみ) | 最短2営業日 | 最短10秒(※) |
| 付帯 サービス |
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| 電子 マネー |
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| 国際ブランド |
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⇒ヨーロッパに持っていくべきその他のおすすめクレカを見にいく!
ICチップ付き&タッチ決済対応は絶対条件
次に確認すべきは、カードの「機能面」です。 具体的には、「ICチップ」が埋め込まれており、かつ「タッチ決済(コンタクトレス)」に対応していることが絶対条件となります。
ヨーロッパではセキュリティ対策として、ICチップによる決済が標準化されました。 従来の「磁気ストライプ(スキャン式)」は、スキミング被害のリスクが高いため、店員から利用を拒否されることすらあります。
また、決済時にサインを求められることは稀で、4桁の暗証番号(PINコード)入力が基本。出発前にご自身の暗証番号を必ず確認しておきましょう。
さらに重要なのが「タッチ決済機能」です。 カード券面に波のようなマーク(リップルマーク)があれば対応している証拠。
現地のカフェやスーパーでは、端末にカードをかざすだけの「タッチ」が当たり前で、カードを手渡す機会はほとんどありません。
2024年のパリ渡航時も、スーパーでの買い物からカフェの支払いまで、すべてタッチ決済でスムーズに済みました。
もし、お手持ちのカードがタッチ決済非対応の古いタイプなら、渡航前に新しいカードへ切り替えるか、対応カードを新規発行することを強く推奨します。
海外旅行保険は付帯の条件を確認する
最後に落とし穴となりやすいのが、クレジットカードに付帯する「海外旅行保険」の適用条件です。
「カードを持っているから、何かあっても保険がおりるはず」 そう思い込んでいると、いざという時に補償が受けられない事態になりかねません。
- 自動付帯:クレジットカードを持っているだけで保険が自動的に適用される(出国日が起算日)
- 利用付帯:旅行代金(航空券や公共交通費など)をカードで支払った場合に保険が適用される(支払い日が起算日)
近年、多くのクレジットカードで保険の条件が改定され、持っているだけで適用される「自動付帯」から、旅行代金をカードで支払った場合のみ適用される「利用付帯」へとシフトしています。
たとえばエポスカードなどの人気カードも、現在は自動付帯ではなくなり、利用付帯が基本となりました。
ただし、利用付帯の条件をクリアするハードルは決して高くありません。 一般的には、以下の支払いをカードで行えば適用対象となります。
- 日本から空港へ向かう電車やバスの料金
- 空港までのタクシー代
- 航空券やツアー代金
このように、数百円の空港行きリムジンバス代をカードで決済するだけで、数百万円〜数千万円の手厚い補償が有効になるケースがほとんど。
重要なのは、「どのカードで、何を支払えば保険が有効になるか」を出発前に把握しておくことです。
無保険での海外旅行は、人生を賭けたギャンブルのようなもの。 しっかりと条件を確認し、安心を手に入れた状態で飛行機に乗り込みましょう。
ヨーロッパ旅行におすすめのクレジットカード8選
ヨーロッパでの利用におすすめのクレジットカードを5券種ご紹介します。ヨーロッパで使いやすい国際ブランドを発行しているクレジットカードや海外旅行保険が充実しているクレジットカードなど、ヨーロッパ旅行に役立つものをまとめました。
- 三井住友カード(NL):完全ナンバーレスで不正利用対策&高還元
- エポスカード:海外旅行向けサービス多数!即日発行◎
- 楽天カード:いつでも高還元&海外で使える独自サービスあり
- 学生専用ライフカード:海外利用分が4%キャッシュバック【留学にも】
- JCB CARD W:「JCBプラザ」で日本語サポートが受けられる
- 三菱UFJカード:高還元&ショッピング保険まで付くベーシックな1枚
- JALカード:日常使いでもJALマイルが貯まる
- ANAアメリカン・エキスプレス・カード:トラベルサービスが充実
三菱UFJカード
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ライフカード
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三井住友カード(NL)
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VIASOカード
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楽天カード
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JAL 普通カード
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ANA カード 一般
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| 年会費 |
無料
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無料
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無料
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無料
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無料
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初年度 : 無料
次年度 : 2,200円(税込)
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初年度 : 無料
次年度 : 2,200円(税込)
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| ポイント還元率 | 0.5% | 0.5 〜 1.5% | 0.5 〜 7% | 0.5% | 1 〜 3% | 0.5 〜 1% | 0.5 〜 10% |
| 発行期間 | 最短翌営業日(Mastercard®・Visaのみ) | 最短2営業日 | 最短10秒(※) | 最短翌営業日 | 7営業日程度 | 2週間程度 | 3営業日程度 |
| 付帯 サービス |
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| 電子 マネー |
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| 国際ブランド |
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三井住友カード(NL)|完全ナンバーレスで不正利用対策&高還元
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|---|---|
| 入会資格 |
満18歳以上の方(高校生は除く) |
| 国際ブランド | Visa・Mastercard® |
| 付帯保険 |
最高2,000万円の海外旅行保険( 利用付帯) |
| ポイント還元率 | 0.5%〜20% |
| 海外キャッシング | ○ |
| 海外事務手数料 | 3.63% |
| 海外旅行に役立つ特典 |
・VJデスク ~海外旅行サポート専用ダイヤル~ ・海外生活ヘルプデスク |
年会費永年無料で高還元、さらにセキュリティ対策にも優れているのが三井住友カード(NL)です。
国際ブランドはVisaとMastercard®から選択可能。ヨーロッパで使いやすいのはこの2ブランドであり、現地のレストランや交通機関でもスムーズに決済できます。
またカード番号が券面に印字されない完全ナンバーレス設計で、不正利用リスクを抑えられるのも強み。
加えて、セブン-イレブンやガストといった対象のコンビニや飲食店では最大20%還元が受けられるなど、普段使いでもメリットがあります。
ヨーロッパ渡航時の使いやすさと国内での高還元を両立しているため、旅行や留学を控えた人が最初に選ぶカードとして人気です。
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エポスカード|海外旅行向けサービス多数!即日発行◎
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- 口コミ件数 : 51件
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| 年会費(税込) | 永年無料 |
|---|---|
| 入会資格 | 日本国内在住の満18歳以上(高校生を除く) |
| 国際ブランド | Visa |
| 付帯保険 | 最高3,000万円の海外旅行傷害保険(利用付帯) |
| ポイント還元率 | 0.5% |
| 海外キャッシング | ○ |
| 海外事務手数料 | 3.85% |
| 海外旅行に役立つ特典 |
・海外サポートデスク ・エポスカード海外旅行保険事故受付センター(0120-11-0101) ・エポスカード海外旅行ブック |
「出発まであと数日しかないのに、カードを作るのを忘れていた…」 そんな絶体絶命のピンチを救ってくれるのが、エポスカードです。
即日発行に対応するため、Webからの申し込み後、マルイなどの店舗にあるエポスカードセンターへ行けば、その日のうちにカードをを受け取ることが可能。
郵送を待つ必要がないため、明日出発というスケジュールでも間に合わせることができます。
もちろん、急ぎの方向けだけのカードではありません。 最大の魅力は、年会費無料とは思えない最高270万円の「傷害治療費用(ケガや病気の補償)」です。
これはゴールドカード並みの補償額であり、医療費が高額なヨーロッパでは心強い味方となります。
利用付帯ではありますが、「空港へ向かう電車代」などを決済するだけで適用されるため、ハードルは実質ゼロと言えるでしょう。
国際ブランドはVisa一択ですが、世界中どこでも使えるため決済に困ることはありません。
海外サポートデスクの用意もあり、持っていかない理由が見当たらない、海外旅行の必須カードです。
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楽天カード|いつでも高還元&海外で使える独自サービスあり
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- 口コミ件数 : 108件
- 年会費永年無料
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| 年会費 | 永年無料 |
|---|---|
| 入会資格 | 18歳以上の方 |
| 国際ブランド | VISA・Mastercard®・JCB・American Express® |
| 付帯保険 |
最高2,000万円の海外旅行保険 (利用付帯) |
| ポイント還元率 |
1.0%〜3.0% (楽天市場では4倍〜) |
| 海外キャッシング | ○ |
| 海外事務手数料 |
3.63% |
| 海外旅行に役立つ特典 |
・海外アシスタンスサービス ・海外で使える独自優待 |
楽天カードは年会費無料でいつでも還元率が1.0%と高く、楽天市場では3倍以上にアップします。
国際ブランドにVisaまたはMastercard®を選べば、ヨーロッパ全域のホテル・飲食店・交通機関で問題なく利用可能です。
たとえばスペイン旅行中、Visaブランドの楽天カードで地下鉄の切符やレストランの支払いをスムーズに済ませられます。
また、カードを利用して航空券やツアーを購入していれば、海外旅行保険が適用され、現地での通院や入院にかかった費用が補償されるケースもあります。
ヨーロッパ滞在中の利便性と、国内での高還元率の両方を求める人には「楽天カード」が最適です。
学生から社会人まで幅広く使いやすい、コストパフォーマンスの高い1枚といえるでしょう。
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学生専用ライフカード|海外利用分が4%キャッシュバック【留学にも】
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- 口コミ件数 : 件
- 卒業後も年会費無料!
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| 年会費(税込) | 永年無料 |
|---|---|
| 入会資格 | 日本国内にお住まいの18歳以上で、電話連絡が可能な方 |
| 国際ブランド |
Visa、Mastercard®、JCB |
| 付帯保険 |
最高2,000万円の海外旅行傷害保険(自動付帯) |
| ポイント還元率 |
0.5%〜1.5% |
| 海外キャッシング | ○ |
| 海外事務手数料 | 3.85% |
| 海外旅行に役立つ特典 |
・海外アシスタンスサービス「LIFE DESK」 ・Wi-Fiレンタルや通訳アプリなど独自の旅行サービス ・「リロの旅デスク」で国内・海外ツアー8%オフ ・海外利用分が4%キャッシュバック |
もしあなたが学生(大学・短大・専門・高専生)で、これからヨーロッパへ行くのであれば、学生専用ライフカードを作らない手はありません。
学生という身分だけでこれほど得をするカードは、他には存在しないからです。
最大の武器は、他のカードを圧倒する「海外利用分4%キャッシュバック」という驚異的な特典にあります。
一般的なクレジットカードのポイント還元率は0.5%〜1.0%程度。
しかし、このカードならその4倍〜8倍にあたる金額が、なんと「現金」で口座に振り込まれます。ポイント交換の手間すら必要ありません。
例えば、卒業旅行や短期留学で、航空券やホテル、現地での買い物を含めて合計20万円を使ったとしましょう。
通常のカードなら1,000円程度のポイントしか付きませんが、学生専用ライフカードなら「8,000円」が現金で戻ってきます。
この差額で、パリで豪華なランチを食べたり、もう一つお土産を買ったりできると考えれば、その威力が分かるはずです。
注意点はひとつだけ。キャッシュバックを受けるには渡航前の「事前エントリー(Web登録)」が必須です。これさえ忘れなければ、これほど強力な旅の相棒はいません。
さらに、海外旅行保険が「自動付帯(カードを持っているだけで保険適用)」である点も見逃せません。
多くのカードが条件を「利用付帯」へと変更するなか、年会費無料で自動付帯を維持しているのは、まさに学生だけの特権と言えるでしょう。
学生証を持っている今しか作れない「最強のカード」です。
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JCB CARD W|「JCBプラザ」で日本語サポートが受けられる
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- 年会費、永年無料
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- 安心・安全セキュリティー
| 年会費(税込) | 永年無料 |
|---|---|
| 入会資格 |
・18歳以上39歳以下で、本人または配偶者に安定継続収入のある方 ・高校生を除く18歳以上39歳以下で学生の方(※) |
| 国際ブランド | JCB |
| 付帯保険 | 最高2,000万円の海外旅行傷害保険(利用付帯) |
| ポイント還元率 | 1.0%〜10.5% |
| 海外キャッシング | ○ |
| 海外事務手数料 | 1.6% |
| 海外旅行に役立つ特典 |
・海外利用分がポイント2倍 ・「JCB PLAZA」「JCBプラザ ラウンジ」 ・「JCBプラザコールセンター(海外)」 ・「たびらば」クーポン など |
「現地でトラブルに遭ったら、言葉が通じるか不安……」 初めてのヨーロッパ旅行でそんな心配があるなら、JCB CARD Wがサポートします。
JCBはパリやローマ、ロンドンなどの主要都市に「JCBプラザ・ラウンジ」という日本語対応のサービス窓口を設置しており、現地のレストラン予約から、カード紛失時の緊急対応、おすすめの観光スポット案内まで、すべて日本語で相談可能でsy。
異国の地で日本語が通じる場所があるというだけで、その安心感は計り知れません。
VisaやMastercard®は「決済」には強いですが、困った時に助けてはくれません。
最大の特徴は、39歳以下限定(入会後は40歳以降も継続可)で「年会費永年無料」かつ「ポイント還元率が常に2倍」という高スペックであること。
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|---|---|
| 入会資格 |
・18歳以上でご本人または配偶者に安定した収入のある方 ・18歳以上で学生の方(高校生を除く) |
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国際ブランド |
Visa、Mastercard®、JCB、American Express® |
| 付帯保険 |
・最高2,000万円の海外旅行傷害保険(利用付帯) ・年間100万円までのショッピング保険(国内・海外) |
| ポイント還元率 | 0.5% |
| 海外キャッシング | ○ |
| 海外事務手数料 | 3.85% |
| 海外旅行に役立つ特典 |
・世界主要都市に設置されたサービス窓口「ハローデスク」 ・国内・海外旅行パッケージツアーが5%オフになる「ツアーデスク」 |
三菱UFJカードはヨーロッパ旅行や留学でも安心して使えるクレジットカードです。
年会費無料で発行できるため、初めて海外にカードを持っていく人にもおすすめ。
国際ブランドはヨーロッパで必須のVisa/Mastercard®に対応し、ICチップ・タッチ決済も搭載するため、現地のスーパーや地下鉄、ホテルなど幅広いシーンで利用可能です。
たとえばパリのカフェやロンドンの地下鉄改札では、Mastercard®のタッチ決済を使えば小額決済もスムーズに完了します。
さらに、海外ショッピングにも対応したショッピング保険が付帯するため、旅行中に購入したファッションや電子機器が万一破損・盗難に遭った場合でも補償されるケースがあります。
国内ではセブンイレブンなど、対象店舗で利用すると、利用金額の7.0%還元を受けられるのも魅力。
ヨーロッパ渡航に備えて、日常使いでもメリットの多いカードとして人気の1枚です。
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JALカード|日常使いでもJALマイルが貯まる
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- 口コミ件数 : 12件
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- 旅行保険最高1,000万円!
| 年会費(税込) |
初年度無料 翌年以降2,000円 |
|---|---|
| 入会資格 |
18歳以上(高校生を除く)の日本に生活基盤のある方で、日本国内でのお支払いが可能な方 |
| 国際ブランド | Visa、Mastercard®、JCB、American Express® |
| 付帯保険 |
・最高1,000万円の海外旅行傷害保険(利用付帯) ・最高1,000万円の国内旅行傷害保険(利用付帯) ・国内・海外航空機遅延保険 |
| ポイント還元率 | 1.0% |
| 海外キャッシング | ○ |
| 海外事務手数料 | 3.63% |
| 海外旅行に役立つ特典 |
・国内外ツアー割引 ・Wi-Fiレンタル ・レート割引 ・マイルが貯まるホテル予約 など |
JALカードはヨーロッパ旅行や留学で飛行機を頻繁に利用する人に最適な1枚です。
JALカードを利用すると、航空券やツアー購入時に「JALマイル」が効率よく貯まります。
マイルはヨーロッパ路線の特典航空券や座席アップグレードに使えるため、旅行の質を高められるのが特徴。
たとえばパリ往復の航空券をJALカードで購入すれば、通常のフライトマイルに加えてショッピングマイルが付与されます。
日常の買い物やコンビニ利用でもマイルが貯まり、旅行前から効率的に特典航空券へ交換できます。
さらにJALグループ便搭乗時には「ボーナスマイル」も加算され、ヨーロッパ行きの長距離路線ではメリットが大きいです。
また、海外旅行傷害保険が利用付帯なのでヨーロッパ滞在中の病気・ケガへの備えにも安心感があります。
「旅行をお得に楽しみたい」「ヨーロッパへのフライトをマイルで賢く節約したい」という方には、JALカードは非常に相性の良い選択肢といえます。
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ANAアメリカン・エキスプレス・カード|トラベルサービスが充実
- 総合評価
- 口コミ件数 : 13件
- ご入会でもれなく1,000マイル、毎年のカードご継続毎に1,000マイルをプレゼント
- ANA航空券や旅行商品など、ANAグループでのカードご利用はポイント1.5倍
- 1,000ポイント単位でANAのマイルへ移行可能
| 年会費 |
7,700円(税込) |
|---|---|
| 入会資格 | 日本在住の20歳以上で安定した継続収入があること |
| 国際ブランド | American Express®(アメックス) |
| 付帯保険 |
・最高3,000万円の海外旅行傷害保険(利用付帯) ・最高2,000万円の国内旅行傷害保険(利用付帯) ・ショッピング・プロテクション®(年間200万円まで) ・オンライン・プロテクション |
| ポイント還元率 |
0.33%~0.6% |
| 海外キャッシング | ○ |
| 海外事務手数料 | 3.5% |
| 海外旅行に役立つ特典 |
・空港ラウンジサービス(同伴者1名も無料) ・手荷物無料宅配サービス ・入会時と毎年マイルプレゼント ・ANAグループ利用でポイント1.5倍 など |
「帰国時、重いスーツケースを引くのはしんどい……」 そんな旅の疲れを「ゼロ」にしてくれるのが、ANAアメックス独自の特典です。
特筆すべきは「手荷物無料宅配サービス」。 帰国時、空港(成田・羽田・関空・中部)から自宅まで、スーツケース1個を無料で配送してくれます。
通常2,000円〜3,000円かかる配送料がタダになるうえ、身軽な状態で家路につける快適さは、一度味わうと手放せません。
さらに、もし渡航にANA便を利用するなら、メリットは倍増します。 通常のフライトマイルに加え、「搭乗ボーナスマイル」が10%上乗せされるため、移動距離の長いヨーロッパ往復では一気にマイルが貯まります。
また、機内販売や空港売店「ANA FESTA」で5%〜10%の割引が受けられるのも、家族や友人へのお土産選びには嬉しいポイントです。
そのほか、一般的なカードでは「本人のみ」であることが多い空港ラウンジ利用無料の特典が、「同伴者1名まで無料」になるメリットも。
ハネムーンや友人との旅行などで、自分だけ無料でラウンジに入って気まずい思いをすることもありません。
年会費はかかりますが、往復の手荷物配送料やラウンジ利用料、割引特典を考えれば、1回の旅行で元が取れてしまう計算。
ワンランク上の快適な旅を約束してくれる、大人のための1枚です。
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【裏ワザ】ヨーロッパでの買い物・外貨決済手数料を安くする方法
現地での美味しい食事や、ブランドショッピングなどはヨーロッパ旅行の醍醐味ですが、帰国後にカードの利用明細を見て「あれ、思ったより請求額が高い…?」と青ざめる経験をしたことはありませんか。
その原因の多くは、実は「為替レート」ではなく、カード決済時に加算される「海外事務手数料」にあります。
1回ごとの金額は小さくても、旅行全体で数万円、あるいは数十万円を使えば、その手数料も馬鹿になりません。
しかし、ご安心ください。 金融のプロや旅慣れた人の間では常識となっている以下の方法を使えば、この無駄なコストを最小限に抑えることが可能です。
- 支払いを「Wiseデビットカード」に変えて海外事務手数料を節約する
- クレジットカードは「保険・信用・デポジット・高額決済」用に持っていく
この裏ワザを使えば、浮いたお金でリッチなランチが楽しめるかもしれません。
ここからは、賢い旅人が実践している「決済の裏ワザ」を伝授します。
そのためにはまず「海外事務手数料」の仕組みや実際の金額について理解しておきましょう。
クレジットカードの海外事務手数料とは?
そもそも、なぜ日本のクレジットカードでユーロ払いができるのでしょうか。 それはカード会社が私たちの代わりに、日本円をユーロへ両替して支払ってくれているからです。
この代行作業にはコストがかかります。
一般的なクレジットカードの場合、VisaやMastercard®といった国際ブランドが決めた基準レートに、カード会社独自の「海外事務手数料(いわゆる為替手数料)」が上乗せされて請求されます。
以前までこの手数料は1.60%〜2.20%ほどが相場でしたが、昨今の為替リスクやコスト増に伴い、一部のカードが3.60%〜3.85%ほどへと値上げをおこなっているのが現実です(※)。
「たった数パーセント?」と思われるかもしれません。しかし、数字に直すとその重みが分かります。
仮にブランドバッグなどの買い物で総額30万円(約1,800ユーロ)を使ったとしましょう。
もし手数料が3.63%のカードを使った場合、1万円以上もの手数料が、商品の値段とは別に消えていく計算になります。
- 商品の価格:300,000円
- 海外事務手数料(3.63%の場合):10,890円(税込)
- 請求総額:310,890円(税込)
何も知らずにカードを切るたびに、これだけの「見えないコスト」を払い続けているのです。
Wiseデビットカードなら手数料を大幅に節約できる
「手数料だけで1万円も損をするのは嫌だ」 そう感じるのは当然のことでしょう。
そこで、この無駄な出費を極限まで抑えるための「切り札」としてご紹介したいのが、現在世界中で利用者が急増している「Wise(ワイズ)デビットカード」です。
Wiseが画期的なのは、クレジットカード会社のような上乗せレートを使わず、Google検索で出てくる「実際の為替レート(ミッドマーケットレート)」でそのまま決済できる点にあります。
かかるコストは格安の送金手数料のみ。
一般的なクレジットカードと比較して、外貨決済の手数料を最大で数分の一(約0.6%〜)にまで圧縮することが可能です。
実際に筆者も2024年のフランス渡航時には、このWiseをフル活用しました。
使い方は驚くほど簡単。
スマホアプリで日本円をチャージし、アプリ内で「ユーロ」に両替しておくだけ。
あとは現地のカフェやスーパーで、クレジットカードと同じようにタッチ決済をするだけで支払いが完了します。
「1ユーロでも安く、賢く買い物をしたい」 そう考えるなら、出発前にWiseのアカウントを作り、カードを発行しておかない手はありません。
結論:クレカで「信用と保険」を、支払いは「Wise」が賢い
「Wiseがそんなにお得なら、クレジットカードは持っていかずにWiseだけでいいの?」 そう早合点してしまうのは、非常に危険です。
Wiseはあくまで「デビットカード(即時払い)」であり、お金を支払うツールとしては優秀ですが、クレジットカードが持つ「社会的信用(与信)」と「補償」という重要な機能を持っていません。
ヨーロッパ旅行を安全かつ快適に過ごすための最強の戦略は、それぞれの得意分野を理解し、場面に応じて使い分ける「ハイブリッド活用」です。
まずは結論として、以下の使い分けを徹底してください。
- チェックイン・高額決済・トラブル対応→クレジットカード
- 食事・買い物・移動などの日常決済→Wise
これだけでトラブルのリスクを減らしつつ、無駄な出費を最小限に抑えられます。
なぜこの使い分けが必要なのか、それぞれの決定的な役割について解説します。
クレジットカードの役割:身分証・デポジット・保険・高額決済
クレジットカードは、単なる支払い手段ではなく、ヨーロッパ社会において「あなたに支払い能力があること」を証明するパスポートのような役割を果たします。
Wiseにはない、以下の3つの機能が旅の命綱となるからです。
| クレジットカードの役割 | 詳細 |
|---|---|
| デポジット(預かり金)代わり |
現地のホテルやレンタカーでは、チェックイン時に「デポジット」を求められることが一般的。 この際、クレジットカードであれば利用枠を一時的に押さえるだけで済むが、Wiseなどのデビットカードだとその場で数万円〜数十万円が現金として引き落とされる。 返金されるのは帰国後…というケースも多く、旅行中の資金が枯渇するリスクも |
| 万が一に備える「海外旅行保険」として | Wiseには旅行保険が付帯しない。現地で病気や怪我をした際、数百万円の治療費をカバーしてくれるのはクレジットカードだけ |
| 緊急時の資金源として | 手持ちの資金が尽きたとしても、クレジットカードなら後払い式のため決済が続けられる |
Wiseの役割:日常決済・手数料カット
一方で、Wiseは財布代わりの日常使いに役立ちます。
「信用」はクレカに任せ、Wiseは徹底して「コストカット」の実務を担当させましょう。
- カフェ、スーパー、交通費の支払い:1回ごとの金額は小さくても、旅行全体では大きな出費に。これらをWiseで支払うことで、無駄な手数料を徹底的にカットできる
- 現金が必要になった時の引き出し:現地のATMでユーロを引き出す際も、Wiseなら格安のレートで両替可能
まずは信頼できるクレジットカードで旅の安全基盤(保険・信用)を確保し、その上で日々の支払いをWiseに任せる。
この二刀流こそが、無駄な出費を削ぎ落としつつ、トラブルにも強い「賢い旅人」のスタイルといえるでしょう。
ヨーロッパの主要国別クレジットカード事情
同じヨーロッパでも国によってクレジットカードの普及率やトレンドは異なります。
たとえばイギリス・フランスではクレジットカードによる決済が主流ですが、ドイツやオーストリアではまだまだ現金派が多いのが現状です。
ここからはヨーロッパの主要国におけるクレジットカード事情を解説します。
フランス(パリ)
フランスは日本よりもキャッシュレス化が進んでいます。
2022年時点での日本のキャッシュレス決済比率は36.0%ですが、フランスでは51.2%に達するなど普及率の高さが窺えます。
とくにフランスでは「CB(カルトブルー)」といったクレジット機能・デビット機能を備えたカードが普及しており、15ユーロ以上の買い物ではほとんどの場合CBを使って決済します。
これは多額の現金を持ち歩かないようにするための防犯対策の一環です。
また外務省はフランスへ行く日本人向けに、パリやコートダジュール、リヨンといった観光地、地下鉄やバスなどでスリ・ひったくり・盗難の被害が多発しているとし、対策として「現金やクレジットカードを分散して持つ」ことを推奨しています。
さらに、シャルル・ド・ゴール空港では「クレジットカード詐欺」が流行しているとしています。
具体的には券売機の前で「自身のカードが使えないので現金で払う代わりにあなたのカードで決済して欲しい」といい、駅員の支援を求めてクレジットカードを持ったまま消えるという手口です。
外務省は「暗証番号は絶対に盗み見られないように」と注意喚起をしています。
(※)出典:小切手の使い方&CB(カルトブルー)について | フランス情報メディアのET TOI(エトワ)
(※)出典:フランスでクレジットカードは使える?キャッシュレス事情を解説|mycard|三菱UFJニコス
(※)出典:外務省「フランス 危険・スポット・広域情報」
イタリア(ローマ・ミラノ・フィレンツェ)
イタリアではキャッシュレス決済の普及は進んでいるものの、まだまだ現金払いの割合が高いです。
あるデータでは2022年時点で約67%の消費者支払いが現金で行われており、カード払い(クレジット+デビット他)は残りの約33%ほどとされています。
とはいえ、ローマやミラノ、フィレンツェなど、人気の観光地ではほとんどのお店や公共交通機関などでクレジットカード決済が可能です。
外務省によると、こうした観光地ではスリやひったくり、置き引き、車上荒らしの被害が多発しているといい、クレジットカードは首下げ式のポーチなど、露出しないケースに入れておくよう推奨しています。
またニセ警官によるクレジットカード情報の抜き取り被害も報告されており、「警察官がカードの提示を求めることはない」としています。
さらには、ぼったくりバーへの注意喚起もおこなっており、「クレジットカードによって不当な支払いをおこなった場合、悪用を防ぐためカード会社へ連絡」するようにとしています。
(※)出典:外務省「イタリア 危険・スポット・広域情報」
イギリス(ロンドン)
イギリスはキャッシュレス先進国の一つです。
現金の使用比率は年々低下傾向にあり、都市部では「ほぼカード中心」の生活という声もあります。
実際にUK Financeのデータによれば、2024年6月のクレジット・デビットカード取引のうち、クレジットカード取引で67%、デビットカード取引で77%がタッチ決済(非接触決済)でおこなわれています。
外務省も、イギリスでの決済手段はクレジットカードやデビットカードが一般的で現地人は少額の現金しか持ち歩かないとしたうえで、「日本人旅行者は多額の現金を携行していると見られているので(スリやひったくりなどの)標的にされやすい傾向」としています。
またイギリスではオンライン詐欺も流行しているとし、被害に気付いた際はすみやかに送金を取り消し、クレジットカードの利用停止措置を取ること、サイバー詐欺の専門受付「Action Fraud」への通報を推奨しています。
(※)出典:外務省「英国 危険・スポット・広域情報」
スペイン
スペインでは近年、オンラインおよび店頭でのカードや電子支払いの割合が増加しています。
2024年の統計ではPOS取引での現金使用が約57%で、カード等決済は約43%というデータがあります。
Bde オンライン決済においてはカードが主流で、電子支払手段(カード以外も含む)が大きなシェアを占めつつあります。
一方、外務省は空港内でのクレジットカードのすり替え被害を多数報告。
具体的には乗客を装い「チケットを手配するのにクレジットカードを持っていない。現金を渡すからあなたのカードで手続きをしてほしい」などと言って近づいてくるのが手口だといい、カードを渡すと別物が返ってくるといいます。
対策としては、そのような声掛けにあってもむやみに依頼に応えないこと、近くの職員に助けを求めることです。
また他国と同様にスリや盗難の被害も多く、貴重品の管理に注意が必要です。
(※)出典:外務省「スペイン 危険・スポット・広域情報」
ドイツ
ドイツでは近年、決済行動が徐々に変化しています。
Federal Bank(ドイツ連邦銀行)による調査では、2021年は現金払いが取引の約58%を占めていたところ、2023年には51%にまで減少しており、キャッシュレス決済への移行が進んでいることがわかります。
内訳はデビットカードを利用する比率が約 27%と最も高く、クレジットカードは約6%に留まっています。
ただし、オンライン購入や大口支出の分野ではクレジットカードの使用が徐々に増加中です。
外務省によると、ドイツでもスリや盗難の被害が複数報告されています。クレジットカードを含む貴重品は肌身離さず携行しましょう。
(※)出典:外務省「ドイツ 危険・スポット・広域情報」
オーストリア
オーストリアでは現金利用が依然として一般的ですが、カード決済の受け入れも着実に進んでいます。
あるのレポートによると、POS 店舗決済の約70%が現金でおこなわれていますが、残りの約30%はカード類(クレジット・デビット・プリペイド等)での非接触決済が占めています。
とくにカード取引(クレジット+デビット等)は POS 取引額ベースで 約34% とのデータもあり、特に都市部では店舗でカードが使える店が多くなってきています。
外務省によるとオーストリアでは他国と同様にスリ・置き引きの被害が多く、ニセ警官によるクレジットカードの盗難被害も報告されています。
現金とクレジットカードは分けて持つ、貴重品はチェーンや紐などで結んでおくなどの対策が必要です。
(※)出典:外務省「オーストリア 危険・スポット・広域情報」
ヨーロッパ旅行中のトラブルと対策
念入りに準備をしていても、異国の地では予期せぬトラブルが起こり得るものです。 駅の券売機でカードが通らなかったり、人混みでヒヤッとしたり。
そんな時、対処法を知っているかどうかで、その後の旅が楽しめるか、パニックで終わるかが決まります。
トラブルは「未然に防ぐ」のが一番ですが、「起きた後にどう動くか」も同じくらい重要。
ここでは、ヨーロッパ旅行者が実際に直面しやすい3つのピンチと、その具体的な切り抜け方を解説します。
「自分だけは大丈夫」と思わず、万が一のシミュレーションとして目を通しておいてください。
カードが券売機で弾かれた時はどうする?
いざ切符を買おうとしたら、エラーが出てカードが戻ってくる。 後ろに行列ができていると焦ってしまいますが、まずは落ち着いて「別の国際ブランドのカード」を試してください。
なぜエラーが出るのか。 カードの磁気不良や限度額オーバーの可能性もありますが、ヨーロッパ特有の原因として多いのが「端末との相性(ブランド非対応)」や「PINコード(暗証番号)の入力ミス」です。
特に古い券売機では、JCBやアメックスが弾かれるケースや、正しい暗証番号を入れても通信エラーになることが稀にあります。
このような事態に備え、以下の3段構えで対策しておくのが賢明です。
- VisaとMastercard®を両方持っておく(片方がダメでもカバーできる)
- 出発前に4桁の暗証番号を必ず確認しておく(サイン決済は通用しない)
- タッチ決済を利用する(差し込み式よりもエラー率が低い)
それでも解決しない場合、カード会社のセキュリティが「海外での不審な利用」と判断してロックをかけている可能性があります。
その際は、カード会社のアプリや会員サイトから「利用制限の解除」を行えば、数分で再び使えるようになるケースがほとんどです。
「エラー=故障」と決めつけず、まずは手持ちの別カードで決済し、ホテルに戻ってからアプリを確認する余裕を持ちましょう。
スリ・盗難に遭った時の緊急連絡先は?
もしも財布やカードが盗まれてしまったとき、最も重要なのは警察に行くことよりも「1秒でも早くカードの利用を止めること」です。
犯人は盗んだ直後に高額な買い物を試みます。 悠長に国際電話のオペレーターに繋がるのを待っていては、被害が拡大するばかり。
現代の最強の対抗策は、電話をかけるのではなく「スマホアプリから利用停止(ロック)措置をとること」です。
三井住友カードや楽天カード、エポスカードなど、主要なカード会社のアプリには、ワンタップでカード機能を一時停止できるボタンが搭載されています。
これなら、電話回線が混み合っていても関係ありません。Wi-Fiさえ繋がれば、その場で即座に被害を食い止めることが可能です。
- カードアプリのインストールとログイン
- 「利用停止」ボタンの場所の確認
- 緊急連絡先(紛失・盗難デスク)の電話番号をスクショやメモなどで保存する(オフライン推奨)
アプリでカードを利用停止した後に現地の警察でポリスレポートを作成する、カード会社へ電話連絡をするのが正しい順序です。
「スマホが防犯の命綱になる」と心得て、出発前に必ずアプリの設定を済ませておいてください。
スキミング防止グッズは必要?
結論から言えば、精神的な安心材料として持っておくべきです。
「スキミング」と聞くと、ATMに怪しい機械を取り付ける手口を想像するかもしれません。 しかし近年増えているのは、すれ違いざまにカード情報を無線で盗み取る「非接触スキミング(RFIDスキミング)」のリスクです。
タッチ決済が普及した今、満員電車や人混みの中で、鞄の上から特殊なリーダーをかざされて情報を抜かれる可能性はゼロではありません。
また、それ以上に警戒すべきなのが、レジでの支払い時に背後からカード番号を盗み見られる「視覚的なスキミング(ショルダーハッキング)」です。
これらに対抗するには、物理とデジタルの両面でガードを固めるのが効果的。
- 物理対策:スキミング防止機能(RFIDブロック)付きのカードケースやポーチを使う
- デジタル対策:「ナンバーレスカード」を選び、券面からカード番号・情報を消す
特に三井住友カード(NL)のような完全ナンバーレスカードなら、店員に渡しても、後ろから覗き込まれても、番号を知られることはありません。
スキミング防止グッズで電波を遮断し、ナンバーレスカードで視線からガードする。この鉄壁の守りで不正利用の被害から遠ざけましょう。
ヨーロッパで使えるクレジットカードに関するよくある質問
ヨーロッパで使えるクレジットカードに関するよくある質問に答えます。
- ヨーロッパのクレジットカードの普及率はどれくらい?
- ヨーロッパではJCBは使えない?
- ヨーロッパではVisaとMasterどっちがいい?
- ヨーロッパではVisaは使えない?
- ヨーロッパ留学におすすめのクレジットカードは?
似たような疑問をお持ちの方は参考にしてください。
ヨーロッパのクレジットカード普及率はどれくらい?
フランス(パリ)イギリス(ロンドン)など、北欧諸国などの主要都市においてはほぼ100%に近い普及率と言えます。
実際に観光で訪れるレストラン、ホテル、美術館、公共交通機関では、クレジットカード(特にタッチ決済)が使えない場所を探すほうが難しいほどです。
ただし、ヨーロッパ全体が均一ではありません。 ドイツやオーストリア、イタリアの一部、あるいは都市部を離れると依然として「現金派」が多く、個人経営の飲食店やキオスクではカード不可のケースも珍しくありません。
結論として、主要都市はカードだけでOKだが、国を移動するなら現金も予備で持っておくというのが、2025年のリアルな正解です。
ヨーロッパではJCBは使えない?
JCBはヨーロッパ全域で使える店舗が限られており、高級ホテルや大都市の一部ショップに留まります。
編集者の実体験でも地方や中小規模の店舗では使えないことが多かっため、VisaまたはMastercard®を必ず持っていきましょう。
ヨーロッパではVisaとMasterどっちがいい?
どちらもシェア率・加盟店舗数が多いため基本的にはどこでも使えますが、ヨーロッパではMastercard®がやや有利とされます。
Visaと比べて為替レートが良いケースが多く、北欧や東欧の小規模店舗での対応率も高いためです。
ただしVisaが使えてマスターが使えない店も存在するため、理想はVisaとMastercard®の2枚を併せ持つことです。
ヨーロッパではVisaは使えない?
いいえ。Visaはヨーロッパ全域で利用できる主要ブランドのひとつです。
店舗や交通機関でも広く使えるため、Visaが使えないということはありません。
ただし一部の店でMastercard®優先の場合もあるので、併用するのが安心です。
ヨーロッパ留学におすすめのクレジットカードは?
留学生には年会費無料で海外旅行保険が自動付帯し4%のキャッシュバックがある学生専用ライフカードがおすすめ。
また完全ナンバーレスで不正利用に強く、国内での普段使いでもお得な三井住友カード(NL)も人気です。
なお、国際ブランドにはヨーロッパでシェア率・加盟店舗数が多いVisaまたはMastercard®を必ず選びましょう。
学生専用ライフカード
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三井住友カード(NL)
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| 年会費 |
無料
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無料
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| ポイント還元率 | 0.5 〜 1.5% | 0.5 〜 7% |
| ETC年会費 | 無料 | 550円(税込) |
| 発行期間 | 最短2営業日 | 最短10秒(※) |
| 付帯 サービス |
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| 電子 マネー |
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ヨーロッパでのクレジットカードのまとめ
ヨーロッパのクレジットカード事情は日本と異なります。日本の感覚でクレジットカード使おうとすると失敗して、困ったことになりかねません。
ヨーロッパに行くときは、ICチップ付きのVISAもしくはMastercard®のクレジットカードを持っていくようにしましょう。また、充実した海外旅行保険がついていれば、さらに安心です。
クレジットカードには、それぞれのカード会社が提供している旅行に役立つ付帯サービスがあります。
せっかくクレジットカードを持っているなら、それらの付帯サービスを活用しない手はありません。出発前に、お手持ちのクレジットカードにはどのようなサービスが付帯しているのかを確認しておきましょう。
ヨーロッパで滞在中に必要になる現金も、日本円で持っていって両替するのではなく、クレジットカードでキャッシングしてATMから現地通貨を調達するようにしましょう。
その方が、手数料も安くすみますし、日本円を両替してくれる両替屋を探す手間も省けます。そして、なによりも大きなお金を持ち歩いて身を危険にさらさなくてすみます。
これらの点を押さえておけば、ヨーロッパでのお金に関するトラブルを最小限に抑えられます。
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