
アルバイトでもクレジットカードは作れるの?気になる審査や疑問点を解説!
アルバイトでもクレジットカードを作ることは可能です。
ただし、正社員に比べてしまうとどうしても返済能力が低いと判断されるのがアルバイト…。確実にクレジットカードをつくりたいのなら、比較的、審査にとおりやすいといわれるクレジットカードを選ぶのが安心でしょう。
そこでこの記事ではアルバイトの方におすすめのクレジットカードを紹介するとともに、そもそも審査とはどのようなものなのかといったマメ知識も解説!
「自分でもつくれるだろうか?」と心配な方はぜひご自分の状況と審査内容を照らし合わせてチェックしてみてください。
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アルバイトでもつくりやすいクレジットカードの種類
- 家族カードやデビットカードを検討するのもあり
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アルバイトがクレジットカードを作る際の注意点
- 年会費無料のクレジットカードを選ぶ
- キャッシング枠は0円にする
- 複数のクレジットカードに申し込まない
- 在籍確認の準備をしておく
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アルバイトにおすすめのクレジットカード3選
- ポイント還元率の高い「JCB CARD W」
- 審査が甘い「セディナカードJiyu!da!」
- 最短即日発行も可能な「ACマスターカード」
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アルバイトがクレジットカードを作る際の疑問点
- クレジットカードを作るために必要な年収は?
- アルバイトはじめたばかりで年収がわからない場合は?
- 18歳でもクレジットカードは作れる?
- アルバイトが2箇所ある場合は?
- 消費者金融でお金を借りていてもクレジットカードは作れる?
- アルバイトでもつくれるクレジットカードのまとめ
アルバイトでもつくりやすいクレジットカードの種類
アルバイトでもつくりやすいクレジットカードというのは、下記の種類のものです。
- スーパーマーケット発行のクレジットカード:イオンカード、セゾンカードなど
- 消費者金融発行のクレジットカード:ライフカード、ACマスターカードなど
- 携帯電話会社発行のクレジットカード:dカード、ソフトバンクカードなど
反対に、ブランド性の高いクレジットカードは、審査通過がやや厳しいといえるでしょう。
そもそもブランド性の高いクレジットカードは年会費がかかるケースも多いです。そのため、よほどこだわりがない限りはおすすめしません。
家族カードやデビットカードを検討するのもあり
「より確実にクレジットカードをつくりたい」もしくは「キャッシュレス決済できるようになりたい」と考えている場合は、家族カードやデビットカードを作る選択肢もあります。
クレジットカードに申し込んだものの審査落ちしてしたという際は、こちらがとくにおすすめです。
家族カードならほぼ確実につくれる!
家族カードとは、家族がすでに会員となっているクレジットカード会社から発行してもらうクレジットカードです。
こちらに申し込んだ際の審査は、すでに会員である家族が対象。
そのため、あなたがアルバイトであっても審査には影響せず、ほぼ確実につくれるでしょう。機能的にも通常のクレジットカードと変わりません。
ただし、支払いもすでに会員である家族と一括になってしまうのはデメリットとなります。何に利用したかやどのくらい使っているのかが家族に筒抜けになってしまいます。
デビットカードなら審査なしでつくれる!
デビットカードとは、利用するとその場で銀行口座からお金が引き落とされるしくみのカードです。
クレジットカードのように後払いはできない代わりに審査なしで発行してもらえるのが大きな特長。アルバイトでも確実につくれます。
また、後払いではないにしてもキャッシュレス決済になるため支払いがスマート化するほか、キャッシュレスによるポイント還元制度の対象となります。
アルバイトがクレジットカードを作る際の注意点
アルバイトの方がクレジットカードを作る際には以下のポイントに注意しましょう。
- 年会費無料のクレジットカードを選ぶ
- キャッシング枠は0円にする
- 複数のクレジットカードに申し込まない
- 在籍確認の準備をしておく
年会費無料のクレジットカードを選ぶ
年会費がかかるクレジットカードは年会費無料のクレジットカードに比べて、付帯サービスは充実している分審査も厳しくなります。
特にゴールドカード以上のステータスカードでは年収なども重要な審査項目になります。
そのため、年収が低いことが多いアルバイトの方は、年会費無料のクレジットカードを選ぶのがおすすめです。
キャッシング枠は0円にする
キャッシング枠をつけると現金を引き出せるようになるため、カードローンと同じように借金として扱われます。
そのため、申込み時にキャッシング枠を希望してしまうと、返済能力をより厳しく確認されることになります。
また、キャッシング枠は総量規制の対象になるため、すでにカードローンなどで借り入れをしていた場合、キャッシング枠をつけたことで総量規制の上限を超えてしまい、審査に落ちてしまう可能性もあります。
少しでも審査通過の確率をあげたいのなら、キャッシング枠は0円にして申込みしましょう。
専門家からのコメント

クレジットカードの申込みの目的がそのカードで買い物をしたいだけならキャッシング枠は不要ですし、そもそもキャッシング枠は付けてほしくありません。
審査通過の確率だけではなく、キャッシングしないと決めても枠をつけてしまうとつい利用してしまう可能性があるからです。
軽い気持ちで「念のために付けておこう」と考えるのではなく、万が一の急な出費に備えるためにすぐに引き出せるお金の準備を考えましょう。
若い年代ならまず5万円から10万円程度を預金に残しておくと安心です。
複数のクレジットカードに申し込まない
クレジットカードの申し込み情報は信用情報機関に6ヶ月間残るので、カード会社は、何枚カードを申し込んでいるのか確認することができます。
そのため、短期間のうちにクレジットカードに複数申し込んでいるとカード会社から「お金に困って複数のカードに申し込みしている」と判断され、審査に落ちる可能性があります。
「作れるか不安だから念のため、複数のカードに申し込もう」と考えている方は、これが理由で落ちてしまう可能性があるため、1枚だけに申し込むようにしましょう。
専門家からのコメント

申込とはクレジットカード会社と契約をしたいと申し出ることです。
多重申込の人、全員が審査に落ちるわけではありませんが、もし私がカード会社なら、やはりあちこちのカード会社と契約をしたがっている申込者には「何か事情があるのだろうか、お金に困っているのだろうか」と不審に思います。
また仮に複数のカードの審査に通ったとしてもメインのカードは1社にすることがスマートな利用です。
理由は2つ。まずポイントの管理。1枚だと効率的にポイントを貯めることができますし、ポイントの管理も楽です。
一般的なカードはポイントの有効期限がありますからカードが増える毎に管理がたいへんです。
もうひとつは家計の管理。カード利用明細は毎月必ず目を通して家計の管理をしてほしいので、複数より1枚が楽です。
在籍確認の準備をしておく
在籍確認とは勤務先へクレジットカード会社が電話をかけ、在籍の事実確認を取ることです。
在籍確認がとれないと就労している裏付けがとれないため、審査落ちする可能性があります。
そのため、事前に会社の方にクレジットカードを申し込んだから在籍確認があるかもしれないという旨を伝えておくとよいでしょう。
また、近年ではプライバシーの保護から在籍状況を教えることはできないと返されてしまうケースも増えているので、そういった職場にいる場合は、申込み後にクレジットカード会社に連絡し「在籍確認が難しい」という旨を伝えておきましょう。
クレジットカード会社によっては臨機応変に対応してくれる可能性があります。
アルバイトにおすすめのクレジットカード3選
アルバイトにおすすめのクレジットカードは下記の3つです。
- JCB CARD W
- セディナカードJiyu!da!
- ACマスターカード
ひとつずつどのような特長をもっているのかや、口コミをチェックしてみましょう。
ポイント還元率の高い「JCB CARD W」

- 年会費、永年無料
- いつでもポイント2倍
- 安心・安全セキュリティー
年会費初年度 | 無料 |
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年会費2年目〜 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.6 〜 2.1% |
発行スピード | 1週間程度 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
JCB CARD Wは18歳以上39歳以下を対象としたクレジットカードです。
一般的なJCBカードと異なり、ポイントが常に2倍(還元率1%)。さらにはスターバックスの利用で11倍、セブンイレブンやアマゾンで4倍というようにさまざまな場面でOki Dokiポイントが貯めやすいのが特長です。
定期的にセブンイレブンをはじめとした「対象の優待店舗での利用時はさらにポイント10倍」といったキャンペーンもやっています。
国際ブランドJCBのクレジットカードを探しているのなら、JCB CARD Wを選んでおけばまず間違いありません。
JCB Wの口コミをチェック!
やはりJCB CARD Wは、「ポイントが貯まりやすい」という点についての口コミがとても多く見られます。ポイント還元率を重視してクレジットカードを選びたい方にとくにおすすめでしょう。
審査が甘い「セディナカードJiyu!da!」

- 年会費無料!
- 毎月の支払額、お支払い方法も自由に決められる
- 海外でのショッピングご利用でわくわくポイント3倍!
年会費初年度 | 無料 |
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年会費2年目〜 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.5%~10.0% |
発行スピード | 2~3週間程度 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
セディナカードJiyu!da!は、リボ払い専用のクレジットカード。その代わり、とても審査が甘いのが特長です。アルバイトでもほぼ確実につくれるでしょう。
セディナカードの特典としてセブンイレブン、ダイエー、イオンといったお店では常にポイントが3倍(還元率1.5%)。
また、リンコスなど多くのスーパーやデパートにてご優待デーは5%OFFなどといったメリットも豊富です。
年会費無料ということもありセディナカードのなかではとくにお得なクレジットカードといえるでしょう。
リボルビング払い専用という点で不安に思われる方もいるかもしれません。しかし、月々の支払い額を大きく設定して実質一括払いにしてしまえば、メリットのみを活かすことも可能です。
セディナカード jiyu!da!の口コミをチェック!
セディナカードJiyu!da!は、スーパーやデパートの優待デーを利用したいという方から人気を集めています。
セディナカードJiyu!da!についてさらに詳しく知りたい方は下記の記事もご覧ください。
最短即日発行も可能な「ACマスターカード」

- Mastercard®のクレジット機能がついても、もちろん年会費無料!
- 最短即日カード発行可能!
- 自動でキャッシュバックを適用!
年会費初年度 | 無料 |
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年会費2年目〜 | 無料 |
ポイント還元率 | 0% |
発行スピード | 最短即日 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
ACマスターカードもリボ払い専用のクレジットカードです。
消費者金融アコムの発行するクレジットカードであり、アコム独自の審査システムが優秀なことから最短で即日発行も可能なのが大きな特長でしょう。
また、一般的なクレジットカードよりもキャッシング枠が充実していて、上限800万円(※)となっています。
年会費も無料なため、いざというときの1枚として持っておくと心強いでしょう。
(※)800万円=ショッピング枠+キャッシング枠
ACマスターカードの口コミをチェック!
ACマスターカードは「審査の通過しやすさ」と「スピーディーに発行してもらえる」という点が口コミでも評価されています。とにかく早くクレジットカードが欲しいというときにおすすめといえるでしょう。
アルバイトがクレジットカードを作る際の疑問点
「年収いくら以上であれば審査に通過できるのか」や「アルバイトを掛け持ちしている場合、どちらを申告すべきか」など、アルバイトとクレジットカードにまつわる質問に回答します。
申込みの前に疑問はすべてなくしておきましょう!
クレジットカードを作るために必要な年収は?
100万円あればまず問題ないでしょう。しかし、だからといって100万円以下であれば一切通らないかというとそうではありません。
もちろん年収は高ければ高いほど審査に有利にはなりますが、実はそこまで重要視されていない項目であったりもします。むしろ勤続年数や給料形態などが審査においては重要です。
いくら年収が高くても歩合制であれば、時給制や固定給制のアルバイトのほうが審査に有利となります。
アルバイトはじめたばかりで年収がわからない場合は?
先月分の給料に12をかけ、出た数を年収として申告してください。たとえば先月が8万円なら、年収は96万円です。
また、アルバイトの場合はほぼないと思われますが、ボーナス支給があるのならそれも合算して計算しましょう。
18歳でもクレジットカードは作れる?
高校生は原則不可。大学生、専門学生、社会人であればクレジットカードは作成が可能です。
ただし、未成年がクレジットカードを作るためには親権者の同意が必要です。親にバレずにこっそり作るということはできません。
アルバイトが2箇所ある場合は?
より収入の高いアルバイトを申告しましょう。ただし、先にも話したように収入よりも勤続年数や給料形態が審査においては重要です。
収入が高くてもまだアルバイトをはじめて数ヶ月なのであれば、勤続年数の長いアルバイト。歩合制のアルバイトよりはシフト制や固定給のアルバイトの申告がおすすめです。
消費者金融でお金を借りていてもクレジットカードは作れる?
借りたあと、きちんと返済できているのであればまず問題なくつくれます。
一方、延滞をしたり規約違反を犯したりといった問題があった場合には、クレヒスに登録されてしまうので作れない可能性が高いでしょう。
そのため、カードローンの返済が滞っている場合は、まずは返済を済ませてからクレジットカードを作るようにしてください。
アルバイトでもつくれるクレジットカードのまとめ
アルバイトでもクレジットカードはつくれます!ただ、確実に審査に通過したいのなら比較的審査のやさしいクレジットカードを選ぶのがよいでしょう。
2019年10月からはキャッシュレス決済還元制度もはじまり、アルバイトでも正社員でも関係なく、クレジットカードは作っておいたほうがお得になっています。
アルバイトだからと諦めるのではなく、申込みしやすいカードを選んで、日々の節約に活かしましょう。

専門家からの一言
クレジットカードはカード会社と契約者との信用関係で成り立っていますから、ちゃんと返済してくれるかの目安が審査です。
審査が通ってカードを利用しているときも、毎月しっかりと返済することが将来の信用につながります。返済できないことが続くと住宅ローンやマイカーローンなどを組めなくなるからです。
クレジットカードの審査にどうしても通らないときは、無理をせずにデビットカードを申し込んでみましょう。
デビットカードはクレジットカードのように後払いではありませんが、銀行口座の残高以上の利用ができないので使いすぎを防ぐというメリットがあります。
とはいえ口座残高が無くなるまで使ってしまうと他の引落しができなくなるので、キャッシュレス初心者の家計管理の練習にもなります。
札幌生まれの道産子、趣味はスイミングとスノーボードです。一般企業で10年以上経理・総務業務に従事しながら、FPの勉強を始め、すっかりFPにはまってしまいました。その後、病気療養のため会社は退職しましたが、闘病時の経験が、お金とお金以外の大切なものを考え直すきっかけとなり、FP活動を開始。現在は札幌市内でFP事務所を開設しております。家計の見直しのポイントはひとりひとり違います。「貯まる!家計」をめざし、日々お客様に合った改善策をご提案しております。
ライター歴8年、編集歴3年。クレジットカードやローンなど金融関係を筆頭に、エンタメや美容などさまざまなジャンルで活動中。クレジットカードは、メインカードとして楽天カードを保有。そのほかに普段の買い出し用にイオンゴールドカードや、家電量販店用に100満ボルトカードなどサブカードも複数保有。普段の買いものはほぼすべてクレジットカードにし、貯まったポイントを本やゲームなど趣味に使うのがルーティンとなっている。