アメックスを徹底比較!おすすめカードや賢いポイントの貯め方や審査基準も解説
アメリカン・エキスプレス(R)・カード(以下、アメックスカード)は、誰もが憧れる高ステータスカードです。世界中に加盟店があり、国内外問わず認知度は抜群です。
アメックスカードは、年会費がやや高めですが、それ以上に優待やサービスが充実しています。海外での信頼度が高く、トラベルサービスでは無料で空港ラウンジサービスを利用できたり、スーツケースの配送ができたりします。さらに高額な旅行傷害保険も付帯しているので、医療費の高い海外でも安心して旅行を楽しむことができます。
プロパーカードに加えて提携カードも多く種類が豊富であるため、実際にアメックスカードを選ぶとき、どのアメックスカードにしたらよいのかわからない方は少なくないでしょう。
今回は11種類のアメックスカードを比較しながら紹介していきます。当記事を読めば、あなたに合ったアメックスカードが見つかることでしょう。
アメックスはプロパーカードと提携カードがある
アメックスカードは、世界でも有名な国際ブランドのクレジットカードで、アメックス社発行のプロパーカードと提携会社発行の提携カードがあります。それぞれのメリットを比較しながら、自分に合う1枚をみつけるのがいいかもしれません。
- アメックスが発行するプロパーカード
- 提携している会社が発行する提携カード
プロパーカードと提携カードの大きな違いは発行会社が異なるという点です。同じアメックスでもプロパーカードと提携カードでは入会における条件が異なり、プロパーカードは属性審査を設けているためアメックスカードの中でも入会の敷居が高めです。
一方提携カードの主な発行元は流通会社や銀行などです。それぞれの企業で独自の審査基準を設けているため、プロパーカードよりも入会条件が緩和されているため学生や専業主婦でも所有できます。
ステータスではプロパーカードに劣る提携カードですが、提携企業が発行するため年会費が無料または安価、サービスも提携企業の独自サービスが付帯していることが多いため、航空会社であればマイルが貯めやすく、流通会社であれば特定の店で優待を受けられるなどのメリットがあります。
おすすめのアメックスカード4選
アメックスといえば、やはり認知度が高くステータス性のあるプロパーカードでしょう。さらにトラベルサービスが充実しており、高クラスの特典も魅力です。
他社のクレジットカードと比べて年会費がかかってしまいますが、海外をよく利用する方にとって年会費以上の特典を受けることが可能です。
そんなアメックスのプロパーカードをランク順に紹介していきたいと思います。
アメリカン・エキスプレス(R)・カード
- アメリカン・エキスプレスならではのご優待
- 日々のお支払いや特別なお買い物で、ポイントがムダなく貯まる
- 無料で使える空港ラウンジや、海外旅行先での24時間日本語サポート
年会費初年度 | 13,200円(税込) |
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年会費2年目〜 | 13,200円(税込) |
ポイント還元率 | 0.333%~0.4% |
発行スピード | 約2~3週間 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
アメリカン・エキスプレス(R)・カード(以下、アメックスグリーン)は券面の色からアメックスグリーンと呼ばれています。プロパーカードの中ではランクの一番低いカードでありながら、そのステータス性とサービス内容は他社のゴールドカードに匹敵すると言われています。
サービス内容ではトラベルサービスが特出しており、特に海外旅行時に真価を発揮します。
- 空港ラウンジ無料サービス
- プライオリティ・パス・メンバーシップが無料付帯
- 手荷物無料宅配サービス
国内の主要28空港とハワイの1空港のラウンジでは、アメックスグリーンを受付で提示すれば、本人と1名までの同伴者が無料で利用できます。
さらにアメックスグリーン所有者は、国内外1,300ヶ所以上の空港VIPラウンジを利用できる「プライオリティ・パス・メンバーシップ」の年会費が無料です。(通常99ドル)
空港VIPラウンジの利用は1回約27ドルで、ドリンクや軽食が無料利用できたり、マッサージやスパなどのサービスを受けたりすることができます。
国内の一部空港では海外旅行の帰国の際、空港から自宅までスーツケースを1つ無料で配送してくれるサービスもあります。
アメックスのポイントプログラム「メンバーシップ・リワード」に登録することで、100円につき1ポイント貯められます。じゃらんや高島屋、Blancなどはアメックスと提携しているため、100円で最大10ポイントの付与が可能です。
通常のポイント有効期限は3年ですが、一度でもポイント交換をすると無期限になります。貯まったポイントの交換先は以下のとおりです。
- 毎月のカード利用に充当
- ANAなど各航空会社のマイル
- ヒルトン・マリオネットホテルのポイント
- 楽天ポイントやVポイントなど共通ポイント
- Amazonギフト券やiTunesカード
ポイントプログラムには上級プログラムがあり、年会費3,300円(税込)が発生するが、ポイント有効期限が無制限になり、100円につき3ポイント貯まる「メンバーシップ・リワード・プラス」があります。
お得にポイントを貯めたい方で、年会費の元を取れる見込みがあれば入会をおすすめします。
アメリカン・エキスプレス(R)・ゴールド・カード
- ゴールド・カードならではの多彩なサービス
- 家族カードの年会費が1枚無料
- ご継続特典
年会費初年度 | 31,900円(税込) |
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年会費2年目〜 | 31,900円(税込) |
ポイント還元率 | 0.5% |
発行スピード | 2週間~3週間ほど |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
アメリカン・エキスプレス(R)・ゴールド・カード(以下、アメックスゴールド)は、アメックスグリーンをより充実させたサービス内容となっています。ステータスでいえば他社のプラチナカード並みといわれています。
- 家族カードが無料
- プライオリティ・パス上級会員サービスが条件付きで無料
- トラベル特典だけでなくグルメ特典も豊富
「プライオリティ・パス・メンバーシップ」の年会費無料まではアメックスグリーンと変わりませんが、アメックスゴールドは1回32ドルの料金が年2回まで無料となります。
また、アメックスゴールドは家族カードが無料で家族カード会員は本会員と同条件であることから、家族カードを発行することで家族も空港VIPラウンジや各種サービスを受けることが可能です。
プライオリティ・パス上級会員のサービスを無料で受けられるのは、ステータスの高いアメックスゴールドならではの特典です。
アメックスゴールドはグルメ特典も充実しています。会員専用サイト「ゴールド・ダイニングby招待日和」にて、国内外約200店舗のレストラン予約が可能となっており、同サイトで特定のコースメニューを2名以上予約すれば、1名分が無料になります。
1名分といっても、同サイトで紹介されている店舗は一流店ばかりなので、少なくても10,000円以上はお得になるといえるでしょう。
他には「京都特別観光ラウンジ」を同伴者3名まで拝観料無料、「グローバル・ダイニング・プログラム」により利用代金20%オフなどの特典を受けられます。
これらはアメックスグリーンにはない特典であり、上位ランクのアメックスゴールドとの大きな違いです。
プラチナ・カード(R)
券面 | |
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年会費(税込) | 143,000円 |
家族カード | 4枚まで無料 |
海外旅行傷害保険 | 最高1億円 |
国内旅行傷害保険 | 最高5,000万円 |
ショッピング保険 | 最高500万円 |
プラチナ・カード(R)(以下、アメックスプラチナ)は、以前までは直接申込み不可でインビテーション(招待制)限定カードでしたが、現在では直接申込みが可能になりました。
- 上質なコンシェルジュサービス
- 旅先で最上級のおもてなしを受けられる
- 上級ポイントプログラムに無料登録
「プラチナ・セレクタリー・サービス」と呼ばれる24時間365日対応してくれるコンシェルジュサービスが受けられます。カードの問い合わせはもちろんのこと、海外旅行時に言葉のトラブルが発生した際には、カード利用者に代わって通訳をしてくれます。
またレストラン予約も代行をしてくれて、カード利用者が場所や目的、人数や食事の種類を伝えることでコンシェルジュが最適なレストランを提案してくれます。
予約したレストランではアメックスプラチナのコンシェルジュ経由したお客様ということで、最上級のおもてなしを受けることができます。
他にも航空券の予約もコンシェルジュに任せることができるため、自分で比較サイトなどを調べて予約する手間を短縮できます。
アメックスプラチナ所有者は、アメックス社が厳選した世界1,000ヶ所以上のホテルで以下のサービスが受けられます。
- 12時からチェックイン
- 部屋のグレードアップ
- 滞在中の朝食サービス
- 客室のWi-Fi無料
- チェックアウト時間を16時まで延長
グルメ特典では「2for1ダイニング招待日和」において、アメックス社が提携する国内約200以上の人気レストランの特定コースを2名以上予約で1名分無料となります。一部ハワイなどの海外レストランにも対応しています。
アメックスプラチナはポイントを貯める上でも優遇されており、通常年会費3,300円(税込)の上級ポイントプラグラム「メンバーシップ・リワード・プラス」に無料登録できます。
これによりポイント有効期限が無期限となり、特定の条件でのポイント付与がさらに多く見込めます。獲得したポイントをマイル移行する場合のレートもアップします。
アメリカン・エキスプレス(R)・センチュリオン・カード
券面 | |
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年会費(税込) | 385,000円 |
家族カード | 配偶者に同カード、その他家族にはプラチナまたはゴールドカードを無料配布 |
海外旅行傷害保険 | 最高1億円 |
国内旅行傷害保険 | 最高1億円 |
ショッピング保険 | 最高500万円 |
アメリカン・エキスプレス(R)・センチュリオン・カード(以下、アメックスセンチュリオン)は、アメックスカードの中で最上位のステータスに位置づけられています。付帯する特典もその名に恥じない内容となっています。
- 専任コンシェルジュサービス
- 高級ホテルの上級会員資格
- 有名店を貸し切り食事やショッピング
アメックスセンチュリオンは、カード所有者一人に対して担当コンシェルジュが一人付くパーソナル・コンシェルジュというサービスが付帯しています。担当コンシェルジュの対応は10:00~18:30までですが、基本は24時間365日カード利用者のさまざまな要望に応えてくれます。
高級レストランや料亭の予約はもちろん、JALやANAの国内航空券を購入した場合シートのアップグレードが可能です。JALであればファーストクラス、ANAであればプレミアムクラスに無料変更できます。
アメックスセンチュリオン所有者は、以下5つの高級ホテルの上級会員資格を有していることになります。
- マリオネットボンヴォイ→ゴールドエリート
- ヒルトン・オナーズ→ダイヤモンド会員
- シャングリ・ラ・ゴールデンサークル→ダイヤモンド会員
- ラディソン・リワード→ゴールドエリート
- IHGリワーズクラブ→プラチナエリート
通常ホテルの上級会員を取得するには、年間の宿泊回数などの一定の条件を満たす必要があります。カードを所有しているだけで上級会員資格を有すことができるのは感服です。
他の特典として、グッチやバーバリーなど有名ブランド店を貸し切りにして買い物ができる「ファイン・ショッピング」、予約困難な名店を貸し切りにして会員限定のディナー会が楽しめる「Fine Dining 50」など一般人には考えられないものばかりです。
そんなアメックスセンチュリオンですが、条件を満たせば誰でも所有できるわけではなく、会員は定員制を採用しているといわれています。つまり既存の会員が解約しない限り、利用金額を積んでいるだけでは取得できないということです。
それでも根気よくアメックスセンチュリオンを目指すのであれば、まずは下位カードのアメックスプラチナへ申込みをおこないましょう。
マイル高還元率がメリットのおすすめカード5選
アメックスのプロパーカードの中でも航空会社と提携しているカードはマイルを貯めるのに最適なクレジットカードです。
提携カードはプロパーカードよりも年会費が安価でポイント還元率が高い傾向があります。
またアメックスの提携カードはプロパーカードとほぼ同じサービス内容を持ちながら、提携企業の提供するサービスを利用できるメリットもあります。
ここではマイルを貯めたい方におすすめのカードを5種類紹介していきたいと思います。
ANAアメリカン・エキスプレス(R)・カード
- ご入会でもれなく1,000マイル、毎年のカードご継続毎に1,000マイルをプレゼント
- ANA航空券や旅行商品など、ANAグループでのカードご利用はポイント1.5倍
- 1,000ポイント単位でANAのマイルへ移行可能
年会費初年度 | 7,700円(税込) |
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年会費2年目〜 | 7,700円(税込) |
ポイント還元率 | 0.33%~0.6% |
発行スピード | 2週間程度 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
ANAアメリカン・エキスプレス(R)・カード(以下、ANAアメックス)は、全日空と提携し、アメックスが発行するクレジットカードです。
- 嬉しいボーナスマイル
- ポイントアップサービス利用で賢くマイルを貯められる
- 充実のトラベルサービス
ANA(全日空)のマイルを効率よく貯められるカードです。「メンバーシップ・リワード」のポイントプログラムにより、カード利用100円につき1ポイント付与されます。
ポイント有効期限は3年ですが、年会費6,600円(税込)のポイント移行コースに入会することで有効期限を無制限にすることができます。貯まったポイントをANAマイルに移行するためにも入会が必須となります。
- 入会マイル→1,000マイル
- 毎年継続マイル→1,000マイル
- フライトマイル→区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×10%
ANAアメックスには上記のボーナスマイルに加えて、ANAカードマイルプラスというポイントアップサービスがあり、ANAマイルが貯めやすい特徴があります。
セブンイレブンやスターバックスなどのANAカード特約店を利用で、通常ポイントに加えてマイルが付与されます。還元率でいうと1.5~2%となり、かなりお得であることがわかります。
マイルを貯めやすいだけでなく、トラベルサービスも充実しています。例えば空港ラウンジを利用する際、本人はもちろん同伴者1名まで無料となっています。他社ゴールドカードでは有料となるサービスなので、非常に嬉しい特典です。
他にも空港内の預かり所で荷物を2つまで預かってくれる「空港クロークサービス」、旅行から帰国時に空港から自宅までスーツケースを配送してくれる「手荷物無料宅配サービス」などがあります。
ANAアメックスはマイルを貯めやすい・トラベルサービスが充実しているため、特に海外旅行に頻繁に行く方にはおすすめのカードといえます。
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス(R)・カード
- 家族カード1枚目年会費無料
- ご入会から1年間、デルタ航空スカイマイル上級会員資格「シルバーメダリオン」を無条件でご提供
- ご入会ボーナスマイルとファーストフライトボーナスで最大30,000マイル獲得可能
年会費初年度 | 13,200円(税込) |
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年会費2年目〜 | 13,200円(税込) |
ポイント還元率 | 1 〜 2% |
発行スピード | 2週間程度 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス(R)・カード(以下、デルタアメックス)はアメックスが発行し、アメックスがデルタ航空と提携したクレジットカードです。
- マイル有効期限は無期限
- シルバーメダリオンが1年間無条件付与
- ボーナスマイルも充実
通常利用100円につき1デルタスカイマイルが貯まります。マイル有効期限は無期限となっており、マイル失効を気にする必要はありません。また海外利用で1.3倍、デルタ航空利用で2倍と利用先に応じてマイルを賢く貯めることができます。
デルタアメックス所有者はデルタ航空で30区間搭乗もしくは25,000マイル獲得という条件で付与されるシルバーメダリオンが入会から1年間無条件で付与されます。
ただし翌年以降は前年のカード利用金額が100万円以上でなければ継続利用できないので注意したいところです。
- 航空券1ドルあたり7マイル付与(1枚の上限75,000マイル)
- 優先チェックイン&優先搭乗
- キャンセル待ちの際は優先的に案内
- 座席の無料アップグレード
- 手荷物手数料免除
- スカイチーム・エリートステータス付与
デルタアメックスはカード入会から6か月以内にデルタ航空の航空券を購入すると、初回のフライトに対してボーナスマイルが付与されます。(ビジネスクラス利用で25,000マイル、エコノミークラス利用で10,000マイル)
また入会時には入会ボーナスとして5,000マイル、毎年カード継続するたびに2,000マイルの継続ボーナスもあります。
デルタアメックスは、デルタ航空をよく利用する方であればメリットが大きいため是非持っておきたいカードです。
スターウッド プリファード ゲストアメリカン・エキスプレス(R)・カード
- Marriott Bonvoy™(マリオットボンヴォイ)の会員資格「ゴールドエリート」をご提供
- アジア太平洋地域の特典参加ホテル内レストランご飲食代金が15%オフ
- 毎年のカードご継続毎に、無料宿泊特典をプレゼント
年会費初年度 | 34,100円(税込) |
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年会費2年目〜 | 34,100円(税込) |
ポイント還元率 | 1 〜 6% |
発行スピード | 2週間程度 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
スターウッド プリファード ゲストアメリカン・エキスプレス(R)・カード(以下、SPGアメックス)は、世界規模で展開するホテルチェーンなどと提携し、アメックスが発行するクレジットカードです。
- 高級ホテルの上級会員
- ポイント有効期限は実質無期限
- カード継続利用でお得な特典
SPGアメックスの所有者は、Marriott Bonvoyのゴールドエリート会員の特典を利用することができます。通常Marriott Bonvoyのゴールドエリート会員になるには、年間25泊以上の宿泊を達成した方のみが付与されるものです。
以下特典の一例です。
- Marriott Bonvoyロイヤリティプログラム参加ホテル利用時、25%のポイントボーナス
- レイトチェックアウト
- 部屋のアップグレード
- 客室内の無料Wi-Fiサービス
SPGアメックスは通常利用100円につき3Marriott Bonvoyポイント貯まり、Marriott Bonvoy参加ホテルでの利用では100円につき6Marriott Bonvoyポイント貯まります。
マイルへの移行は3Marriott Bonvoyポイントで1マイルとなっており、60,000Marriott Bonvoyポイント移行ごとに5,000マイルのボーナスが付与されます。
またポイントの有効期限は2年間ですが、期中に一度でもポイントの獲得や使用があればその日から起算されるため、実質無期限といえるでしょう。
SPGアメックスを継続利用することによって、毎年Marriott Bonvoy参加ホテルで利用できる無料宿泊券がもらえます。1年間の有効期限がありますが、実質4万円以上の価値がありかなりお得です。
アメリカン・エキスプレス(R)・スカイ・トラベラー・カード
- ご入会でもれなく3,000ポイント、毎年のカード継続毎に1,000ポイントをプレゼント
- ポイントの有効期限は無期限
- 対象航空会社の航空券や、対象旅行代理店の指定旅行商品のご購入で、ポイントが通常の3倍
年会費初年度 | 11,000円(税込) |
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年会費2年目〜 | 11,000円(税込) |
ポイント還元率 | 0.4% |
発行スピード | 1週間程度 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
アメリカン・エキスプレス(R)・スカイ・トラベラー・カード(以下、スカイトラベラー)は、アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッドが発行するアメックスです。
- 対象商品購入でポイント3倍
- ファーストトラベル・ボーナスポイント
- 家族カードと合わせて賢くマイルを貯められる
ポイント有効期限がないため、ポイント失効の心配がありません。また貯まったポイントは1,000ポイントで1,000マイルに移行可能です。この際、年会費5,500円(税込)の「ポイント移行コース」に登録する必要があります。
スカイトラベラーは通常利用100円につき1ポイントの付与ですが、以下の商品を公式サイトなどを経由してカードで購入することで通常の3倍のポイント付与が見込めます。
カード入会後1年以内であれば、それぞれの初回購入時に5,000ボーナスポイントが付与されます。
- 対象航空会社28社の航空券
- 対象旅行代理店2社の指定旅行商品
スカイトラベラーでは、カード利用者の家族や配偶者、18歳以上のこどもに家族カードを5,500円(税込)で発行しています。
家族カードは本会員カードと同様の特典が付与されており、マイルを合算することも可能です。そのため、複数枚のカードで無駄なくマイルを貯めることができるわけです。
スカイトラベラーは、多種にわたる航空会社を利用する際に真価を発揮するため、航空会社にこだわりのない方におすすめのカードです。
ペルソナSTACIA アメリカン・エキスプレス(R)・カード
- 阪急百貨店・阪神百貨店で、10%のポイントがたまる
- いつもの街で、世界中で、1%相当のポイントがたまる
- ショッピングの時間にゆとりをもたらす数々のサービスをご用意
年会費初年度 | 15,400円(税込) |
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年会費2年目〜 | 15,400円(税込) |
ポイント還元率 | 1 〜 10% |
発行スピード | 最短7営業日 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
ペルソナSTACIA アメリカン・エキスプレス(R)・カード(以下、ペルソナSTATICAアメックス)は、ペルソナ・阪急阪神カードが提携するアメックスです。
- 特定店舗利用で高いポイント還元率
- 充実のショッピングサービス
- 関西在住の方に強いメリット
通常200円(税込)につき2ポイントの「STACIAポイント」が貯まります。さらに阪急百貨店と阪神百貨店で利用すると無条件で10%の還元率で、通常のカード決済分の1%と合わせると、合計で11%の還元率になります。
貯まったポイントは1ポイント1円で阪急阪神グループの買い物代金に充当できます。また1,000ポイントで1,000円分の阪急阪神クーポンに交換することもできます。
ANAマイルにも1,000ポイント単位で交換も可能です。交換レートは1,000ポイントで250マイルと高くないですが、日頃から阪急阪神グループを利用する方はメリットが大きいでしょう。
ペルソナSTATICAアメックスは空港ラウンジサービスはないですが、ショッピングにおいてさまざまのサービスを受けることができます。
- 手荷物お預かりサービス
- キッズルーム優待料金で利用
- 阪急メンズ大阪 ラウンジサービス・阪急メンズ東京 メンバーズレセプションサービス
- 電話決済サービス
一部関東圏にも店舗はありますが、その大部分は関西圏になります。そのため、関西在住で阪急・阪神百貨店を利用する方におすすめしたいカードです。
年会費無料のおすすめアメックス
ここまでアメックスのプロパーカード、提携カードを紹介してきましたが、年会費は決して安くはないです。中にはどうしても年会費にお金をかけたくない方もいることでしょう。
そんな方にはセゾンカード発行のアメックスをおすすめします。なぜなら年会費が条件付きで無料になり、かつアメックスの決済機能を利用できるからです。
以下詳しく紹介していきます。
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス(R)・カード
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス(R)・カード(以下、セゾンブルーアメックス)は、クレディセゾンが発行するアメックスです。
- 25歳以下の方は年会費無料
- 旅行傷害保険が付帯
セゾンブルーアメックスは通常年会費3,300円(税込)ですが、25歳までは年会費無料です。26歳以上の方でも初年度は年会費無料で年1回でも利用すれば翌年度無料になります。
貯まるポイントは有効期限のない永久不滅ポイントを採用しており、毎月の合計利用金額1,000円につき1ポイント付与されます。海外利用時はポイント2倍となり、24歳以下の人はポイント6倍です。
実質年会費無料ながら傷害保険も付帯しており、海外・国内それぞれ最高3,000万円です。特に海外は医療費が高額であるため、嬉しい特典です。
セゾンブルーアメックスはネット経由で申込み、審査に通った場合は結果メールが到着した日の翌日から数えて、最短3営業日後にカードが発送されます。
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カード
- 初年度年会費無料
- キャッシュレス決済でお得にポイント還元
- 安心してショッピングが楽しめるオンライン・プロテクション
年会費初年度 | 無料 |
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年会費2年目〜 | 1,100円(税込) |
ポイント還元率 | 0.5 〜 2% |
発行スピード | 3営業日 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カード(以下、セゾンパールアメックス)は、クレディセゾンが発行するアメックスです。
- 条件付きで年会費無料
- 普段使いに適した1枚
- デジタルカードは最短で即日発行が可能
年会費は初年度無料で翌年以降から1,100円(税込)かかりますが、年1回以上のカード利用で翌年度無料となります。ポイントプログラムはセゾンブルーアメックス同様、永久不滅ポイントを採用しており毎月の合計利用金額1,000円につき1ポイント付与されます。
セゾンブルーアメックスとの大きな違いといえば、旅行保険やショッピング保険などは付帯していません。つまり旅行保険も見据えるのであれば、セゾンブルーアメックスを検討したほうがよいでしょう。
それでもセゾンブルーアメックスよりも年会費が安価で、使い勝手のよいアメックスブランドのクレジットカードを持ちたい方におすすめしたい一枚となっています。
セゾンパールアメックスは、デジタルカードを即日発行することも可能なので申込みからスピード発行できる面も大きなメリットですね。
アメックスのポイントプログラムとは
アメックスには「メンバーシップ・リワード」というポイントプログラムがあります。このポイントプログラムにより、カード利用100円につき1ポイント貯まります。
ポイント有効期限は3年間ですが一度でもポイント交換するか、有料の「メンバーシップ・リワード・プラス」に加入することで、ポイント有効期限を無期限にすることができます。
ここではポイントを効率よく貯める方法などを紹介していきます。
ポイントを貯める方法
ポイントを効率よく貯めるのであれば、アメックスが運営する「ボーナスポイント・パートナーズ」の掲載店舗を利用することで、お店によって2~10倍のポイントを獲得できます。
ただし一部アメックスカードでは対象外となっているため注意してください。
またアメックスは貯まったポイントでベンツに交換できることで有名ですが、実際に交換する方はそういないでしょう。主な交換先は以下のとおりです。
- 航空会社のマイル
- カード利用金額に充当
- 他社ポイントに交換
- 商品券に交換
カード利用金額に充当する場合は1ポイント1円なので還元率は1%、他社ポイントや商品券に交換する場合は商品によっては還元率が1%を下回るためおすすめしません。
後述する「メンバーシップ・リワード・プラス」に入会することで、マイルへの交換が一番おすすめになります。
オプションプログラムに登録すればポイントがお得に
アメックスで賢くポイントを貯めたいのであれば、「メンバーシップ・リワード・プラス」の登録をおすすめします。年会費3,300円(税込)は発生しますが、ポイントの換算レートがアップするだけでなくポイント有効期限が無期限になるメリットがあります。
航空会社のマイルに交換をしたい場合、未登録の場合は2,000ポイントで1,000マイルが、登録することで1,000ポイントで1,000マイルになります。
ただし、ANAマイルに交換する場合は別途参加登録費を支払う必要があり、年会費5,500円(税込)発生します。
このようにポイントの交換レートを上げるためには別途オプションプログラムに登録する必要はありますが、自身の年間利用額を鑑みて元を取れるようであれば登録しない手はないでしょう。
アメックスの審査基準
アメックスプロパーカードの審査基準は年収や職業、勤続年数などの属性情報とクレジットヒストリーを重要視します。アメックス提携カードは発行元が提携企業であるため、この限りではありません。
一般的に年収300万円以上、勤続年数3年以上が審査通過の基準といわれていますが、果たして本当なのでしょうか。
実際のところ20代学生でも企業への内定が決まっていれば合格、年収500万円以上の自営業であっても勤続年数が短いために不合格となったケースがあるようです。
アメックスの審査通過条件を満たしている方でもやはり不安に思うものでしょう。そこで以下の3つの条件を満たすことで審査を通過させる確率を上げることができます。
- クレヒスを積む
- 多重申込みをしない
- 申込みの際の項目は空欄がないようにする
クレヒスとは信用情報機関に登録されている情報です。過去に滞納や延滞などの金融事故があるとブラックリストに登録されている可能性があり、審査において不利になります。
対して金融事故のない良好なクレヒスを積んでいれば信用度が高く、審査通過の大きな武器になります。
また多重申込みをしないことも大切で、あまりにも同時期の申込みが多いと、お金に余裕のない人として見られるため審査に落とされやすくなります。
申込み項目をできるかぎり埋めることで、真面目で丁寧な性格であることのアピールになります。こういった小さいところもアメックス社は見ているのです。
アメックスの利用限度額
一般的なクレジットカードには一律の限度額が定められていますが、アメックスカードには利用限度額に一律の制限がありません。つまりカード利用者に応じて利用限度額が変わるということです。
利用限度額は会員専用サイトのマイページで確認します。この際正確な利用限度額は把握することはできず、利用予定の金額を打ち込み利用可能か否かを判断するだけです。
正確な利用限度額が知りたいのであれば、カード裏面に記載されているフリーダイヤルに連絡します。そこでオペレーターが利用限度額ならぬ利用目安額を教えてくれます。
あくまでも利用限度額は正確に把握することはできないようです。
アメックスカードには「基本枠の増枠」と「一時的な増枠」によって、利用限度額の引き上げがおこなわれることがあります。
基本枠の増枠はいわゆる普通の限度額を指しており、利用金額に応じて自然と引き上げられていきます。その際は毎月の引き落とし日を守ることや、利用限度額以上にアメックスを利用することなどが必須となります。
一時的な増枠は突発的に大きな支払いをおこなう場合において、事前承認の電話を入れておくことで一時的に利用限度額の増枠が認められます。具体的な金額でいうと30万円を超える場合は必要となるでしょう。
それでも利用限度額を気にするのが煩わしいという方には、デポジット(事前入金制度)を利用しましょう。これは文字通り自分でアメックスカードに入金することで、カードの利用限度額を上げることが可能です。
理論上カード利用限度額を無制限に上げることも可能で、利用実績を作ってアメックスの上位カードを目指したい方も積極的に利用していきたいものです。
分割やリボ払いについて
アメックスカードは基本一括払いのみのクレジットカードですが、いくつかの条件を満たすことで分割払いにすることができます。
- 入会後6ヶ月以上経過していること
- 事前に分割払いの審査に合格していること
入会後6ヶ月以上経過している条件はわかりますが、分割払いの審査とはどのようにおこなうのでしょうか。その方法は、アメックスのコールセンターに連絡をしてオペレーターに分割払いを希望する旨を伝えるだけです!とても簡単なので分割払いにしてみたい方は実践してみてください。
申込み後、1週間程度で審査の合否の結果が郵送で送られてきます。審査に合格していれば分割払いが可能になります。
ただし、家族カード・ビジネスカード・一部の提携カードについては対象外となるので注意しましょう。
分割払いの回数については3回~24回までとなっています。またボーナス払いにも対応しており、カードを利用した加盟店によって対象期間や最低利用金額などが設けられている場合があるので、確認しておきましょう。
また入会後3ヶ月以上経過していればアメックスの支払いをリボ払いにすることが可能で、アメックス独自のリボ払いサービス「ペイフレックス」というサービスがあります。
ペイフレックスにはあとリボと自動リボがあり、あとリボは入会後3ヶ月経過で自動的に利用可能で、自動リボは申込みが必要になります。
あとリボは、すでに購入した商品の支払い方法を後からリボ払いに変更できるサービスです。変更手続きはWEBのみですが、24時間365日対応してくれるのは嬉しいですね。
自動リボは、事前に設定した金額以上の買い物をすると自動的にリボ払いになるサービスです。
注意点は、通常のリボ払いであれば月々の支払金額を自分で指定できますが、ペイフレックスは月々の支払金額を自分で指定できないことです。
このようにアメックスカードは一括払いだけでなく、条件を満たせば分割払い・ボーナス払い・リボ払いに対応しており、利用者に合った支払方法を選択することができます。
まとめ
アメックスカードについて詳しく紹介してきました。これからアメックスカードの発行を考えている方は思っていたよりも身近に感じたのではないでしょうか。
アメックスカードは確かにステータスの高いクレジットカードですが、近年は審査基準が緩和されており所有しやすくなっています。それでも属性情報に不安のある方は、審査基準が提携企業によって柔軟に対応してくれるアメックス提携カードの検討しましょう。
アメックスカードにステータスを求めるのは当たり前ですが、利便性を鑑みればアメックス提携カードはカード利用者によってプロパーカード以上のメリットがあります。
この記事を読んで、あなたにとって最適なアメックスカードが見つかることを願っています。
10年以上にわたりサービス業に従事、百貨店のフロアマネージャー・商品バイヤーなどを歴任。「多くの人に正しい情報を提供したい」と2019年に独立しフリーライターになる。これまで300記事以上執筆しており、得意ジャンルはクレジットカードや借金問題。その他どんなジャンルでもわかりやすく要約して、端的に読者に伝えられるように意識している。一人でも多くの読者に、完読してもらえるような記事を書くことが当面の目標です。