200万円の借入れにおすすめのカードローンを紹介!金利比較や返済シュミレーションもチェック
少額を借りるときに利用するイメージのあるカードローンですが、実は200万円程度の高額を借りるときにもおすすめです。
大手6社のカードローンの金利と返済シミュレーションを紹介しながら、どこを利用するべきかについて解説しています。
200万円を借りるときの審査ポイントについても説明するので、ぜひカードローンに申込む前にご一読ください。
200万円を借りたいときの選択肢
200万円を借りる選択肢としては、目的別ローンとフリーローン、カードローンなどの3つがあります。
ローンの種類 |
借入金の使い道 |
借入れ時期 | 返済方法 |
---|---|---|---|
目的別ローン | 限定 | 契約時に1回のみ | リボルビング払い |
フリーローン | 原則として自由 | 契約時に1回のみ | リボルビング払い |
カードローン | 原則として自由 | 契約中ならいつでも可能 | リボルビング払い |
200万円を借りるなら、高額融資になると金利が低くなる銀行カードローンがおすすめです。
ATMでいつでも借り入れや返済ができるので、利便性の高いローンです。
カードローン大手6社の金利を比較
カードローンを提供している大手金融機関の金利を比較します。
カードローン | 金利(実質年率) | 200万円を借りるときの金利(実質年率) |
---|---|---|
みずほ銀行カードローン | 年2.0~14.0%(※1) | 年9.0%(※1) |
三菱UFJ銀行カードローン(バンクイック) |
年1.8~14.6% | 年10.6~13.6% |
三井住友銀行のカードローン | 年1.5~14.5% | 年10.0~12.0% |
楽天銀行スーパーローン | 年1.9~14.5% | 年3.9%~14.5% |
auじぶん銀行カードローン | 年0.98~17.4%(※2) | 年9.0~13.0%(※2) |
住信SBIネット銀行カードローン |
・プレミアムコース:年1.59~7.99% ・スタンダードコース:年8.99~14.79%
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・プレミアムコース:年6.39~6.99% ・スタンダードコース:年11.99%
|
金融機関は消費者金融と銀行、信販会社の3つに大別できます。
大手消費者金融と信販会社のカードローンの上限金利が年17〜18%程度なのに対して、大手銀行カードローンの上限金利は年13〜15%程度です。
200万円というまとまった金額を借りたいなら、金利差が利息に与える影響も大きいので、少しでも低金利な銀行カードローンを利用しましょう。
専門家からのコメント
カードローンの利息は、「元本×金利(年率)÷365日×借入日数」で計算します。
たとえば、200万円を借りて30日後に返済する際の利息は、金利10%と金利5%では、次のように違います。
200万円×10%÷365×30=16,438円
200万円×5%÷365×30=8,219円
同じ金額を借りても、金利が異なれば発生する利息に差があります。
特に、カードローンでは借入期間が長くなる傾向があるので、金利の差により支払総額が大きく変わることを知っておきましょう。
(※2)通常:1.48%~17.5%。カードローンau限定割 誰でもコース:1.38%~17.4%。カードローンau限定割 借り換えコース:0.98%~12.5%
200万円の借入れにカードローンがおすすめな理由
200万円の借り入れにはカードローンがおすすめです。
- 限度額が高額のときは低金利が適用される
- 何度も借入れできる
- 借入方法や返済方法が多様
- 資金使途は原則自由
金利だけに着目するならば、最初にまとめて借入れる目的別ローンとフリーローンは低い傾向にあります。
しかし、カードローンの金利は限度額が高くなると低くなるため、200万円ほどの高額を借りる場合であれば、目的別ローンやフリーローンと大きな差が出ないことも多いです。
何度でも借入れできる点や、借入方法・返済方法が多様な点など、利便性の高さでは魅力的なカードローン。それに加え、多くの商品で資金使途が自由な点もメリットです。
無職でも200万円を借りることができる?
ほとんどのカードローンは「安定した収入があること」を申込条件にしているため、無職でお金を借りることはできません。
ただし、定職に就いていなくても、アルバイトや在宅ワークなどで定期的に収入を得ていれば、カードローン審査に通過する可能性はあります。家賃や配当金のように不労所得が定期的に入る場合も、審査に通過する可能性があるでしょう。
日雇いバイトや派遣でも審査に通過する可能性はあるので、定期的に収入がある方は申し込んでみましょう。
200万円を借りたときの返済シミュレーション
実際に各カードローンで200万円を借りた場合、どの程度の利息や返済額が発生するかシミュレーションします。
なお、適用金利は各カードローンで200万円を借りる場合に想定される最大のもの、毎月の返済額は借入額に対して最低限の金額で計算します(※)。
みずほ銀行カードローンで200万円を借りたときの利息・返済額
みずほ銀行カードローンでは、借入残高に応じて毎月の返済額が決まるシステムになっています。
そのため、200万円を年9.0%の金利で借りた場合、最初は月22,000円を返済しますが、徐々に返済額が減って毎月の返済負担も減っていきます。
毎月の返済額 | 返済期間 | 利息額 | 返済総額 |
---|---|---|---|
22,000円以下 | 753ヶ月 | 4,054,754円 | 6,054,754円 |
三菱UFJ銀行カードローン(バンクイック)で200万円を借りたときの利息・返済額
毎月の返済額 | 返済期間 | 利息額 | 返済総額 |
---|---|---|---|
40,000円 | 78ヶ月 | 1,100,387円 | 3,100,387円 |
三井住友銀行のカードローンで200万円を借りたときの利息・返済額
三井住友銀行のカードローンでも、借入残高によって毎月の最低返済額が変わります。そのため、返済が進んでいくと毎月の返済額も減り、返済期間が長引いてしまいます。
200万円を年12.0%で借りると、最初のうちの返済額は月25,000円ですが、徐々に月々の返済額が減っていきます。
毎月の返済額 | 返済期間 | 利息額 | 返済総額 |
---|---|---|---|
25,000円以下 |
450ヶ月 | 3,714,498円 | 5,714,498円 |
楽天銀行スーパーローンで200万円を借りたときの利息・返済額
楽天銀行スーパーローンも借入残高に応じて、毎月の最低返済額が減っていきます。
200万円を年14.5%の金利で借りると、最初のうちは月30,000円を返済しますが、徐々に毎月の返済額が減り、返済負担も減っていきます。
毎月の返済額 | 返済期間 | 利息額 | 返済総額 |
---|---|---|---|
30,000円以下 | 470ヶ月 | 4,537,615円 | 6,537,615円 |
300万円を借入したときの金利や利息、済額は以下の記事で紹介しています。
カードローンで200万円を借入れるための必要書類
カードローンで200万円を借り入れするには以下の書類が必要です。
- 運転免許証
- パスポート
- 個人番号カード
- 給与明細書
- 確定申告書
- 納税証明書
銀行カードローンで融資を受けるときは、本人確認書類だけでなく、収入証明書類も必要になることがあります。
消費者金融では、貸金業法により50万円を超える融資では収入証明書類の提出が必須と定められていますが、銀行カードローンでも、多くの場合、同様の条件で収入証明書類の提出が求められます。
200万円をスムーズに借りるためにも、前もって以下の書類を準備しておきましょう。
銀行カードローン審査を受ける前のチェックポイント
銀行カードローンは審査が厳しい傾向にあるので、以下のポイントをチェックしましょう。
- 信用情報に問題はないか?
- 他社借入件数・金額は多すぎないか?
- 十分な返済能力があるか?
- 短期間に複数のローン商品に申込んでいないか?
200万円程度の高額融資を受けたい方は、銀行カードローンの方が金利面でメリットがあるので必ず対策しておきましょう。
1.信用情報に問題はないか?
専門家からのコメント
過去に延滞や債務整理をした場合、信用情報機関に事故情報として登録されている期間は5~10年です。既に事故情報が抹消されていれば、カードローンの審査に通る可能性があります。
信用情報機関には、株式会社シー・アイ・シー(CIC)、株式会社日本信用情報機構(JICC)、全国銀行個人信用情報センターの3つがあり、いずれもインターネットや郵送で信用情報の開示請求ができます。
審査が心配な人は、申し込み前に開示請求して確認しましょう。
2.他社借入件数・金額は多すぎないか?
収入に対して返済額が占める割合を返済比率といいますが、この返済比率が高すぎると、カードローンの審査通過は厳しくなります。
他社借入件数や他社借入額が多すぎないか、今一度、ご自身でチェックしてみましょう。
3.十分な返済能力があるか?
借入額の上限は年収の1/3が目安となります。
200万円を借りる場合は年収600万円以上であるほうが望ましいため、年収600万円未満の方は審査落ちの可能性があります。
4.短期間に複数のローン商品に申込んでいないか?
ローンに申込んだ記録はすべて信用情報機関に登録されます。短期間に複数のローン商品に申込んでいると、お金に困っている印象を与えるため、返済能力が不安視される可能性も。
多数のカードローンに申込むのではなく、1社か2社に絞ってから200万円の借入れを申込みましょう。
200万円を借りたいときにおすすめのカードローン3選
200万円を借りたいときにおすすめカードローンは、みずほ銀行カードローン・住信SBI銀行カードローン・楽天銀行スーパーローンの3つです。
低金利ローンとそれぞれの注目ポイントを紹介するので、参考にしてみてください。
おすすめ①みずほ銀行カードローン
- 金利年2.0%~14.0%と納得の金利!
- 最高ご利用限度額800万円
- 住宅ローンをご利用の方はさらに金利を年0.5%引き下げ
- 実質年率
- 年2.00〜14.00%
- 借入限度額
- 10万円〜800万円
- 審査時間
- 最短当日
- 融資時間
- 最短当日
- コンビニ
- 収入証明書
- 公式サイト参照
メガバンク3社で最も上限金利が低いみずほ銀行カードローン。みずほ銀行で住宅ローンを借りているなら、さらに金利が安くなります。
私のようにメインバンクとして利用していたり住宅ローンを契約している方などは、金利面云々よりお金を借りるなら他で借りるより、まとめて一箇所にしたほうが絶対にいいと思いますよ。
確かにメインバンクとして利用している銀行のカードローンを利用すると、返済先を1つに統一できたり、金利面で優遇してもらえたりと、メリットがありますね。
現在ご利用中の銀行で200万円を借りることも検討してみてはいかがでしょうか。
おすすめ②住信SBI銀行カードローン
- 借入・返済時のATM手数料0円。
- 基準金利からさらに!最大0.6%の金利優遇
- 毎月のご返済は2000円から!
- 実質年率
- 年1.59〜14.79%
- 借入限度額
- 10万円〜1,000万円
- 審査時間
- 公式サイト参照
- 融資時間
- 公式サイト参照
- コンビニ
- 収入証明書
- 公式サイト参照
住信SBI銀行カードローンにはプレミアムコースとスタンダードコースの2つのコースがあり、プレミアムコースが適用されれば低金利で200万円を借りられます。
なお、コースは審査によって振り分けられるので、申し込む際に選ぶことはできません。
また、いずれのコースを選んだ場合も、一定の条件を満たすと最大年0.6%の割合で金利が引き下げられます。プレミアムコースなら年0.99~7.39%、スタンダードコースなら年8.39~14.19%で利用できます。
おすすめ③楽天銀行スーパーローン
- 申込がスマホ完結で、最短即日融資!
- 上限金利が年14.5%、借入上限額は最大800万円
- 楽天銀行の口座開設不要
- 実質年率
- 年1.90〜14.50%
- 借入限度額
- 10万円〜800万円
- 審査時間
- 最短即日
- 融資時間
- 最短即日
- コンビニ
- 収入証明書
- 公式サイト参照
上記2社には上限金利は劣るものの、楽天銀行スーパーローンは一部のATM手数料が無料なので、カードローンの手数料も節約したい方にもおすすめです。
なお、楽天銀行の口座開設は不要で、入会と利用金額に応じて楽天ポイントも貰えます。お得に楽天ポイントを貯めたい方にもおすすめです。
200万円をカードローンで借りたいときによくある質問
200万円をカードローンで借りたいときによくある質問にお答えします。
カードローンで200万円借りたら利息はいくら?
上記は低金利の銀行系カードローンの利息なので、金利の高い大手消費者金融ではさらに総返済額が多くなります。
各社の利息・返済額シミュレーションはこちらで紹介しています。
200万円の借り入れは審査が厳しい?
借入額の上限は年収の1/3が目安となっているからです。
カードローンの審査についてはこちらで紹介しています。
200万円をカードローンで借りたいときのまとめ
- 200万円を借りるときには、目的別ローンとフリーローン、カードローンを検討できる
- 何度でも借入れ可能なカードローンがおすすめ
- 銀行カードローンは金利が低めで、200万円程度の高額借入れに適している
専門家からの一言
カードローンで200万円程度の高額を借りたい場合、審査ばかりを気にしてしまいがちですが、借りた後の返済についてよく考えておきましょう。
毎月の返済額が大きすぎると、途中で支払いが困難になってしまいます。返済計画を立ててから借入することが大切です。
たとえ低金利でも、借入期間が長くなると支払う利息の総額が増えます。利息の負担を抑えるために、余裕があるときに随時返済して、早期完済を目指しましょう。
法律事務所の事務職員を経て、離婚カウンセリングと離婚協議書作成を行うYurako Office(行政書士ゆらこ事務所)をスタート。お金に困らないための生活設計、協議離婚の手続き、シングルマザーの子育てなど、離婚にまつわる悩み全般の相談に応じています。離婚を結婚の失敗と捉えるのではなく、未来に向けての成功と考えられるよう、自らの経験にもとづいてきめ細かなサポートを行っています。さまざまなサイトで、マネー分野や法務関連分野の執筆・監修も担当しています。
投資信託・株式の運用歴20年以上。相続問題が発生したことを機に、ファイナンシャルプランナー2級とAFPの資格を取得。 大学や省庁で研究活動をおこないながら、2014年度からはマネーやファイナンス、医学関係の執筆活動を開始。 ライフマネープランニングやIPO投資、金融詐欺の見分け方、ローン・クレジットカードの使い方などを得意テーマとしている。 現在メインで利用しているカードはアメリカンエクスプレスのプラチナ。招待制から申込制に変わって、ちょっと残念に思う毎日。