JAバンク(農協)でお金を借りる方法!審査は厳しい?借入条件や種類を解説 PR

JAバンク(農協)でお金を借りる方法!審査は厳しい?借入条件や種類を解説

銀行と比較して貯金の金利がよいJAバンクは、お金を借りる際も低金利で利用できます。

なお、JAバンクをメインバンクとして利用している方はさらに金利が優遇されるため、利息を抑えたい方におすすめです。

JAバンクは銀行法貸金業法ではなく、JAバンク法に基づいて審査をおこなっています。

貸付条件や審査基準さえ満たせば、他社ローンの審査に落ちた方でも契約できる可能性があるため、ぜひ検討してみてください。

JAバンクは、年金受給者向けローンも提供しています。

年齢が原因でローンの審査通過が難しい高齢者の方でも、JAバンクを利用すればお金を借りることが可能です。

本記事では、JAバンクでお金を借りる方法や、JAバンクのメリットとデメリットなどを解説しています。

利用可能なローンの種類や審査難易度も解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。

この記事の結論
  • JAバンクの貸付条件は営業エリアに居住していること
  • JAの組合員にならないと融資を受けられない
  • JAに1,000円ほど出資すると准組合員になれる
  • 審査を有利に進めるには、指定保証機関のクレジットカードを持つこと
  • 借入金額が高額なローンほど審査難易度が高い
  • 融資を受けるまでには最短でも1~3週間ほどかかる
  • コンビニATMを利用すれば手数料が無料

JAバンク(農協)からお金を借りる方法と条件

JAバンクからお金を借りる方法と条件は、次のとおりです。

JAバンクからお金を借りる方法と条件
  • 貸付対象はJAの組合員として加入している人
  • 居住エリア外の店舗から申し込むと審査落ちの可能性がある
  • 対象年齢は18歳以上75歳未満で高齢者でも安心
  • 審査で有利にはたらく年収は200万円以上
  • JAバンク(農協)の金利は0.9%~10.70%
  • 申し込みに担保・保証人は不要
  • 融資までにかかる時間は最短で1~3週間
  • 最大限度額は5,000万円
  • 借入金はコンビニATMで受け取れる

JAバンクでお金を借りる際は、申し込んだ窓口の営業エリアに居住していないといけません。

地域密着型金融機関であるJAバンクは、地域の活性化を目的として低金利で貸付をおこなっているからです。

まれに営業エリア外でも融資を受けられる店舗もありますが、基本的には営業エリア内のJAバンクでしか融資を受けられません。

JAバンクのローンに申し込む際は、事前にJAバンク公式サイトを確認し、居住地にある店舗と貸付対象を調べておきましょう。

全国に7,000以上の窓口を構えているため、きっとお住まいの地域の店舗が見つかるはずです。

JAバンクでお金を借りる方法と条件について、詳しく解説します。

貸付対象はJAの組合員として加入している人

JAバンクで融資を受けるためには、まずJAの組合員にならなくてはいけません。

JAバンク法という独自の法律に則って貸付をおこなっており、組合員以外への融資には対応していないからです。

店舗によっては組合員以外の方でも申し込めますが、仮審査の段階で貸付対象外と判断されます。

融資を希望するもののJAバンクを利用したことがない方は、まずは組合員として加入しましょう。

なお、農業を営んでいない方でも組合員になれます。

JAの組合員に加入する流れは、次のとおりです。

JAの組合員に加入する流れ
  1. 居住地のJAバンクで組合員加入申込書に記入する
  2. 出資金と組合員加入申込書を提出する
  3. JAバンクの審査、承認手続き完了を待つ

詳しい加入条件は店舗によって異なる場合もあるため、事前に電話で問い合わせておきましょう。

なお、JAの組合員の加入手続きが完了するまでには、最低でも1週間ほどかかります。

1,000円程度の出資で准組合員になれる

農業を営んでいない方がJAの組合員に加入する場合、JAバンクに出資金として1,000~10,000円を預ける必要があります。

出資金を支払うと准組合員として認められ、JAバンクで融資を受ける際、審査や金利面で優遇を受けることが可能です。

JAの会員区分ごとの加入条件や特長を、次にまとめました。

会員区分
加入条件
特徴
正組合員 ・経営する農地が営業エリア内にある農家の方
・耕作面積や従事日数などの規定を満たしている農家の方
審査や金利面で優遇を受けられる
准組合員 JAに出資金を1,000~10,000円払う
審査や金利面で優遇を受けられる
一般顧客
JAバンクのローン商品を利用できない

正組合員になれるのは、耕作面積や従事日数などの厳しい規定を満たした農家の方のみです。

准組合員でも組合員と同様に審査で優遇されるため、農家を営んでいない方は准組合員に加入しましょう。

居住エリア外の店舗から申し込むと審査落ちの可能性がある

JAバンクで融資を受ける際、居住地エリア外の店舗から申し込むと審査に落ちるおそれがあります。

JAバンクは地域の活性化を目的として貸付をおこなっており、地域住民と密に関われるようにエリアの縛りを設けているからです。

対応エリアは店舗の公式サイトに記載されているため、申し込み前に必ず確認しておきましょう。

対象年齢は18歳以上75歳未満で高齢者でも安心

JAバンクのローンを利用できる年齢は18歳以上75歳未満で、年齢制限に引っかかってローンを契約できない高齢者の方でも利用可能です。

ただし、ローンの内容によって対象年齢は異なるため、必ず事前に確認しておきましょう。

JAバンクの貸付対象年齢は、各店舗の公式サイトにも記載されています。

○ お借入時の年齢が満18歳以上75歳未満であり、完済時の年齢が満80歳未満の方

銀行や消費者金融の場合、70歳以上の方は融資を受けられないケースが一般的です。

JAバンクとほかの金融機関の対象年齢を比較した結果を、次にまとめました。

金融機関
対象年齢
JAバンク 18~75歳
消費者金融 20~69歳
銀行カードローン 20~65歳

金融機関によって対象年齢は異なる場合もありますが、70歳以上で契約できるローンは多くありません。

融資を希望している高齢者の方には、JAバンクの利用がおすすめです。

ただし、上限ギリギリの年齢で申し込んだ場合、完済できないと判断され審査に落ちるおそれがあります。

高齢者がお金を借りる方法はほかにもあるため、JAバンクの審査に通るか不安な方はぜひ検討してみてください。

審査に有利にはたらく年収は200万円以上

准組合員の方がJAバンクに申し込む場合、審査で有利にはたらく年収は200万円以上です。

一方、農業で生計を立てている正組合員の方は、年収150万円ほどあれば審査で有利にはたらきます。

ただし、ローンの内容によって設定金額が異なる場合があるため、必ず事前に確認しておきましょう。

審査で有利になる年収額に関しては、各店舗の公式サイトにも記載されています。

●前年度税込年収
200万円以上(自営業者の方は前年度税引前所得)
・農業者の方は150万円以上

貸付条件に年収が記載されている理由は、返済能力が不十分な方に融資をおこなうと返済が滞り、貸し倒れになるリスクがあるからです。

なお、年収が高いほど返済能力が十分だと判断されるため、審査通過率が高まると期待できます。

勤続年数が長いと好評価につながる

JAバンクの審査では勤続年数が長いほど高評価になり、年収額が200万円以下の場合でも融通を利かせてもらえる可能性があります。

同じ職場で長く働いている方は継続して安定した収入を得ており、返済能力があると判断されるからです。

正社員や派遣社員やアルバイトやパートの場合、勤続年数が1年を超えると審査でプラスにはたらきます。

一方、農業以外の自営業者の場合は、収入に波がある点から勤続年数2年を超えないとプラスの評価は得られません。

JAバンク(農協)の金利は0.9%〜10.70%

JAバンクの金利は0.9%~10.70%に設定されており、低金利で融資を受けることが可能です。

最大金利でも10.70%を超えることはなく、ほかの金融機関のローンよりもお得に利用できます。

他社のカードローンを利用した場合、最大金利は15.0%~18.0%ほどになるケースが一般的です。

JAバンクとみずほ銀行の各種ローンの金利を比較した結果を、次にまとめました。

商品
JAバンク
みずほ銀行
カードローン 年7.10%~年7.80% 年2.0%~年14.0%
フリーローン 年7.25%~年10.70% 年5.875%~年6.75%
住宅ローン 年0.77%~年3.70% 年1.71%~年3.70%
教育ローン 年1.95%~年2.10% 年3.475%~年4.45%
マイカーローン 年1.00%~年3.475%
リフォームローン 年1.00%~年3.475% 年3.975%~年5.10%
(※)JAバンクの金利は店舗によって異なる

金利は借入金額が高いほど低く設定されますが、借入金額は審査で決まるため、必ずしも最低金利が適用される保証はありません。

金融機関の金利を比較する際は、最低金利ではなく最大金利を確認しましょう。

銀行と比較した結果、基本的にはJAバンクの方が低金利で融資を受けられることがわかります。

とくにカードローンに関しては金利の差が大きく、JAバンクで借りる方が圧倒的にお得です。

JAバンクには金利優遇サービスも用意されており、条件を満たせば各種ローンの金利が引き下げられます。

金利優遇サービスの適用条件の一例を、次にまとめました。

金利優遇サービスの適用条件
  • 給与振込の指定口座がJAバンクである
  • JAバンクを公共料金の口座振替に指定している
  • JAネットバンクを利用している
  • カードローンを契約している
  • iDeCoまたは投資信託を契約している

金利が引き下げられる割合は店舗やローン内容によって異なるため、事前に確認しておきましょう。

なお、条件を多く満たすほど金利が引き下げられます。

利息を抑えてお得に借り入れしたい方は、ぜひJAバンクを検討してみてください。

支払う利息が他社に比べて40%も抑えられる

JAバンクでお金を借りると、他社と比較して利息を40%も抑えられます。

40万円を最大金利で1年間借りた場合の利息を、JAバンクと他社で比較した結果は次のとおりです。

金融機関 利息総額
1か月あたりの利息額
1日あたりの利息額
JAバンク(年10.70%)
42,800円 3,566円 118円
他社(年18.0%) 72,000円 6,000円 200円
差額 29,200円 2,434円 82円
(※)1ヶ月30日で算出
(※)小数点は切り捨て

最大金利の場合でも30,000円近く利息が安くなるため、お得にお金を借りたい方におすすめです。

ただし、JAバンクは借り換えローンとしては利用できません。

JAしまねの公式サイトにも、次のように記載されています。

ただし、以下のお使いみち等は除きます。
 ・当JAまたは他金融機関からのお借換えなどの負債整理
 ・営農資金
 ・事業性資金
 ・お借入資金をお支払先に一括してお支払いいただけない資金(家賃・生活資金等)
 ※なお、上記以外にもご利用いただけない場合がございます。

借り換えローンを利用したい方は、ほかの金融機関を検討しましょう。

申し込みに担保・保証人は不要

JAバンクのローンに申し込む際、担保や連帯保証人は必要ありません。

保証機関と提携を結んでおり、万が一返済できなくなった場合には保証を受けられるからです。

JAバンク高知の公式サイトにも、次のように記載されています。

当JAが指定する保証機関の保証をご利用いただきますので、保証人は不要です。

お金を借りたいものの担保や連帯保証人を用意できない方でも、JAバンクなら安心して利用できます。

融資までかかる時間は最短で1〜3週間

JAバンクに申し込んでから融資を受けるまでにかかる時間は、最短1~3週間ほどです。

少しでも早く融資を受けたい場合は、申し込みの際に急いでいる旨を窓口で伝えることで、優先的に審査を進めてもらえます。

ただし、最短1~3週間で融資を受けられるのは、すでにJAの組合員になっている場合です。

これから組合員として加入する場合、融資を受けるまでにさらに1~2週間ほどかかります。

今すぐお金が必要な方は、ほかの借り入れ方法を検討しましょう。

最大限度額は1億円にもなる

JAバンクの借り入れ限度額はローンの種類によって異なりますが、最大限度額は住宅ローンの1億円です。

JAバンク静岡の場合、各種ローンの限度額は次のようになります。

商品
限度額
カードローン 10~500万円
フリーローン 10~500万円
住宅ローン 10万円~1億円
教育ローン 10~1,000万円
マイカーローン 10~1,000万円
リフォームローン 10~1,500万円

一般的な金融機関でお金を借りる場合は貸金業法が適用されるため、総量規制により年収の3分の1を超える借り入れはできません。

一方、JAバンクでは独自の法律であるJAバンク法が適用され、年収に関係なく高額融資を受けられます。

高額融資を希望しているものの総量規制に抵触する方は、JAバンクの利用を検討してみましょう。

借入金はコンビニATMで受け取れる

JAバンクの審査通過後は、借入金を全国のコンビニATMで受け取れます。

なお、平日の8:45~18:00と土曜日の9:00~14:00は、コンビニATMの手数料が無料です。

その他の時間は手数料が110円(税込)かかるため、無駄な出費を抑えたい方は手数料無料の時間帯に借り入れしましょう。

注意点として、コンビニATMでは1日あたり200万円までしか借り入れできません。

高額の借り入れを希望する場合は、店頭窓口で手続きをおこないましょう。

JAバンク(農協)の審査に通るコツは三菱UFJニコス・ジャックスのクレジットカードを持っていること

JAバンクの審査に通るコツは、三菱UFJニコス、ジャックスのクレジットカードを所有していることです。

いずれもJAバンクが保証機関として取引しているカード会社のため、JAバンクの審査でプラスの評価を受けられる可能性があります。

債務を踏み倒されるリスクを抱えている保証機関は、信頼性が比較的高い自社の顧客に対する貸付に前向きです。

すでにクレジットカードを利用しており支払いも滞っていない場合、優良顧客としてJAバンクに融資を後押ししてもらえるかもしれません。

ただし、三菱UFJニコスやジャックスの支払いを遅延したことがある場合、審査で不利にはたらく点に注意が必要です。

JAバンク(農協)のローンは7種類!審査は厳しい?

JAバンクで利用できるローンと審査難易度を、次にまとめました。

商品
金利
限度額
審査難易度
カードローン 年7.10%~年7.80% 10~500万円
フリーローン(多目的ローン) 年7.25%~年10.70% 10~500万円
住宅ローン 年0.77%~年3.70% 10万円~1億円 ×
教育ローン 年1.95%~年2.10% 10~1,000万円 ×
マイカーローン 年1.00%~年3.475% 10~1,000万円 ×
リフォームローン 年1.00%~年3.475% 10~1,500万円 ×
年金受給者向けローン 年3.90% 10~100万円 ×
(※)金利や限度額は店舗によって異なる場合あり

JAバンクが提供するローンの中で、最も審査難易度が低いと考えられる商品はカードローンです。

ほかのローン商品と比較して借入金額が少額で、収入が少なくても融資を受けられる可能性があります。

ただし、JAバンクのカードローンの審査自体が甘いわけではありません。

一般的には、借入金額が高額になるほど審査も厳しく慎重になります。

住宅ローンのような商品に申し込む際は、審査に落ちる可能性も考慮しておきましょう。

注意点としてJAバンクのカードローンに申し込むと、在籍確認として職場に電話連絡が入ります。

職場への電話連絡を避けたい方は、原則電話での在籍確認なしのカードローンを選びましょう。

カードローン

JAバンクのカードローンは借入金の使用用途が自由で、急な出費があった際に役立ちます。

ほかのローン商品に自身の使用用途に合うものがない場合は、カードローンに申し込みましょう。

JAバンクのカードローンは、利用限度額の範囲内であればいつでも繰り返し利用可能です。

担保や保証人は不要で、24時間Webからの事前申し込みを受け付けています。

一部のJAでは来店不要で手続きができるため、ぜひ検討してみてください。

JAバンクのカードローンに申し込む際は、希望借入額を少額にするのがポイントです。

希望借入額が少額だと貸し倒れのリスクも低いため、融資を前向きに検討してもらえます。

JAバンクは総量規制対象外で、年収に関係なく借り入れが可能です。

しかし、審査通過率を高めたいのであれば、限度額ギリギリでの申し込みはおすすめしません。

限度額ギリギリで申し込むと金銭的に余裕がないイメージを与えてしまい、審査で不利にはたらくおそれがあります。

フリーローン

JAバンクのフリーローン(多目的ローン)は、借入金の使用用途が決まっている場合に利用できます。

海外旅行や結婚式やイベントや事業の資金、資格取得の費用や欲しい商品の購入など、幅広い用途で利用可能です。

ただし、カードローンとは異なり、申し込みの際には資金使途証明書類が必要になります。

JAバンクのフリーローンも、担保や保証人は必要ありません。

Webからの事前申し込みにも対応しており、一部のJAでは来店不要で手続きがおこなえます。

フリーローンの審査通過率を高めたい方は、保証機関を利用したい旨を店舗の窓口で伝えましょう。

保証機関は、一定の保証料を支払うことで保証人の役割を担ってくれる企業のことです。

万が一返済できない状況に陥った場合、保証機関が返済の義務を肩代わりします。

カードローンよりも限度額が高額になりやすいフリーローンでは、保証機関の利用を勧められるケースも珍しくありません。

JAバンクの場合、保証機関は三菱UFJニコスまたはジャックスになります。

借入金額に対して年0.8%ほど保証料がかかりますが、審査通過率を高めたい方は積極的に利用しましょう。

住宅ローン

JAバンクの住宅ローンには、万が一の病気に備えられるプランがあります。

商品名はJA三大疾病保障付住宅ローンで、がんと急性心筋梗塞と脳卒中が対象です。

上記の病気により所定の状態と診断された場合、住宅ローンの残高が0円になるため、万が一に備えたい方は検討してみてください。

JAには、死亡または後遺障害になった際に住宅ローンの残高が0円になる、団信(団体信用生命共済)の保険もあります。

JAで住宅ローンを組む際にご加入される「団信(団体信用生命共済)」は、お客様が万一(死亡または後遺障害)のとき、住宅ローンの返済をJAが全額肩代わりし、残されたご家族に家を残すための仕組みです。

住宅ローンの審査通過率を高めるコツは、年収に占める年間返済額の割合である返済負担率を25%以内に抑えることです。

高額融資になるケースが多い住宅ローンでは、貸し倒れのリスクも十分考慮しなければならないため、審査で返済負担率が重視されます。

返済負担率が25%を超えると、返済を続けられないと判断されるケースが一般的です。

住宅ローンに申し込む際は事前に返済負担率を計算し、25%以下になるよう希望借入額を調整しましょう。

教育ローン

JAバンクの教育ローンは、子どもの入学金や授業料、一人暮らしをするための費用などに利用できます。

返済期間は据置期間も含め最長15年(※)以内で、卒業後からの返済も可能です。

(※)在学期間+9年

教育ローンは、Webから24時間いつでも仮申し込みがおこなえます。

ただし、地域によっては教育ローンの取り扱いがない場合もあるため、注意が必要です。

JAバンクの教育ローンには、万が一の病気に備えた補償付きプランもあります。

プラン名は9大疾病補償付小口ローンで、補償の対象となる疾病は次のとおりです。

9大疾病補償付小口ローンの対象疾病
  • がん
  • 急性心筋梗塞
  • 脳卒中
  • 高血圧症
  • 慢性腎不全
  • 慢性膵炎
  • 肝硬変
  • 糖尿病
  • ウイルス肝炎

上記の病気になり所定の条件に該当した場合、ローン残高が0円になるため、万が一に備えたい方は利用しましょう。

教育ローンの審査を有利に進めたい方は、団体信用生命共済に加入するのがおすすめです。

団体信用生命共済に加入していると、万が一の事故や病気で働けなくなった場合、共済金がローンの返済にあてられます。

JAバンクも団体信用生命共済への加入を推奨しているため、ぜひ検討してみてください。

なお、団体信用生命共済の掛け金はJAバンク負担で、月々の支払いは借入金に対して0.3%~0.6%の利息のみです。

マイカーローン

JAバンクのマイカーローンは、車の購入費用や修理費用や車検費用として利用可能です。

返済方法や借入金額や返済期間などの要望にあわせ、無理ない返済計画を提案してもらえます。

マイカーローンもWebから仮申し込みが可能ですが、地域によっては取り扱いがありません。

申し込みを検討している方は、事前にお住まいの地域で取り扱いがあるか確認しておきましょう。

なお、マイカーローンにも9大疾病補償付小口ローンを適用可能です。

万が一9大疾病にかかった場合はローン残高が0円になるため、ぜひ検討してみてください。

JAバンクのマイカーローンでは、職業の安定性が重視されます。

毎月決まった金額を返済するマイカーローンでは、完済までに10年以上かかるケースもあるからです。

公務員の方や勤続年数の長い方は、突然退職して無収入になるリスクが低いと判断されるため、審査で有利にはたらきます。

一方、安定性に欠けると判断されやすいケースは、個人事業主の方や新卒で入社して間もない方です。

個人事業主の方や新卒の方がマイカーローンに申し込む際は、頭金を十分用意しておきましょう。

頭金を支払っておくと完済までの年数が短くなるため、審査通過率が高まります。

リフォームローン

JAバンクのリフォームローンは、本人または家族が居住するための既存住宅のリフォーム費用として利用できます。

増改築や改装や補修のみでなく、太陽光発電システムやオール電化工事の費用としても利用可能です。

他社から借り入れ中のリフォーム資金の借り換え資金としても利用できますが、有担保ローンの借り換えは対象外になります。

JAバンクのリフォームローンは、申し込み時の年齢が満18歳以上66歳未満でないといけません。

他にも次の条件を満たす必要があるため、事前に確認しておきましょう。

○ お借入時の年齢が満18歳以上66歳未満で、完済時の年齢が満80歳未満の方
○ 原則として、前年度税込年収が150万円以上ある方
○ 原則として、勤続(営業)年数が1年以上の方
○ JAが指定する保証機関の保証が受けられる方
○ 団体信用生命共済に加入できる方(ただし貸付期間が10年以内の場合はこの限りではありません。)
○ その他JAが定める条件を満たしている方

融資を受ける際には、借入金額と期間に応じた年0.20%の保証料を一括で支払う必要もあります。

借入期間は1~15年以内ですが、完済時の年齢が満80歳未満でないといけません。

リフォームローンの審査通過率を高めたい方は、完済計画をしっかりと立てておきましょう。

希望借入額も80歳までに完済できる程度に抑えておけば、融資を受けられる可能性が高まります。

年金受給者向けローン

JAバンクの年金受給者向けローンは、生活費として利用できます。

ただし、負債整理資金や事業性資金や投機性資金や借り換え資金としては、利用できません。

(※)JAカードローン(随時返済型)の借り換えに関しては対応可能

年金受給者向けローンに申し込むためには、次の条件を満たす必要があります。

●満60歳以上75歳以下で完済時80歳以下の方。
●JAで公的年金(国民年金・厚生年金・共済年金)を受給されている方
●JAに年金受給口座をご変更いただける方。
※お手続きが完了していることの確認が必要です。
●株式会社ジャックスの保証が受けられる方。
※ただし、既に年金担保融資をご利用されている方は除きます。

利用限度額は10~100万円で、返済期間は6か月以上10年以内です。

金利は年3.90%で、返済方法は次の3つから選択できます。

年金受給者ローンの返済方法
  • 毎月元利均等返済
  • 毎月元利均等返済とボーナス返済の併用(※)
  • 隔月元利均等返済
(※)ボーナス返済は融資金額の50%以内

年金受給者向けローンは、受給している公的年金の種類が多いほど審査で有利にはたらきます。

年金の総受給額が高いほど、返済能力が高いと判断されるからです。

国民年金とあわせて、厚生年金や個人型確定拠出年金や年金払い退職給付を受給している方は、審査通過率が高いと期待できます。

一方、国民年金しか受給していない方は月収が6万円ほどになるため、返済能力に不安があると判断されかねません。

審査通過率の高いところで申し込みたい場合は、ほかの借り入れ方法を検討することもひとつの手です。

年金受給者でもお金を借りられるカードローンもあるため、年金受給者向けローンの審査が不安な方は検討してみてください。

JAバンク(農協)からお金を借りる手順

JAバンクからお金を借りる手順は、次のとおりです。

JAバンクからお金を借りる手順
  1. JAバンクのネットローン専用サイトにアクセス
  2. 利用したいローン商品を選択
  3. 郵便番号や地名から最寄りのJAバンクを検索し、金利を確認
  4. 「仮申込画面に進む」を選択
  5. ローン商品の詳細を確認したら「お申込みはこちら」を選択
  6. 氏名や住所や希望限度額などの必要事項をフォームに入力
  7. 仮審査完了後、審査結果のメールが届いたら内容を確認
  8. 正式な借り入れ申し込みをおこなう
  9. 在籍確認を完了させる
  10. 本審査完了を待つ
  11. 本審査に通過したら必要書類を提出
  12. ローンカードを郵送で受け取る
  13. 借り入れ

JAバンクのネットローンとは、24時間いつでもWebから融資の申し込みができるサービスです。

窓口に出向く時間がない方は、ぜひ活用してみてください。

JAバンクの仮審査完了後、申し込み店舗から確認の電話がかかってくる場合があります。

借入金の使用用途や年収を確認されることがあるため、スムーズな受け答えができるようにしておきましょう。

無事本審査に進めた場合、在籍確認として職場に電話連絡が実施されます。

在籍確認では金融機関名を名乗られるため、職場の方にローンの利用がバレたくない場合は、新規で口座を開設したと伝えましょう。

本審査通過後は、必要書類を窓口に提出して契約を結びます。

ローンの種類によって必要な書類は異なるため、事前に確認しておきましょう。

手続きがすべて完了したら、ローンカードが自宅に郵送されます。

ローンカードが届いたら、JAバンクの窓口やコンビニATMで借り入れが可能です。

JAバンク(農協)からお金を借りる際の必要書類

JAバンクからお金を借りる場合、どのローン商品を選択した場合でも、本人確認書類と収入証明書を提出しなければいけません。

有効な本人確認書類と収入証明書は次のとおりです。

本人確認書類
・運転免許証
・マイナンバーカード
・住民票
・パスポートなど
収入証明書 ・所得証明書
・住民税決定通知書
・源泉徴収票
・納税証明書
・確定申告書など

ローン商品によっては、追加で次の書類も提出する必要があります。

商品
提出書類
住宅ローン 住宅地図、登記簿謄本、重要事項説明書、売買契約書、建物図面など
教育ローン 合格通知書、在学証明書、学生証、入学案内書など
マイカーローン 見積書、契約書、注文書など
リフォームローン 工事見積書、工事請負契約書、建築確認申請書、登記簿謄本など

上記のように使用用途が限定されているローンでは、購入を証明できる書類を提出しなければいけません。

スムーズに借り入れするためにも、事前に必要書類を用意しておきましょう。

一方、フリーローンやカードローンは使用用途が自由のため、本人確認書類と収入証明書のみの提出で問題ありません。

フリーローンとカードローンは、希望限度額によっては収入証明書の提出も不要になります。

収入証明書の提出が不要になる希望限度額は、フリーローンの場合は100万円以下、カードローンの場合は50万円以下です。

収入証明書不要のカードローンを契約したい方は、希望限度額を50万円以上にしないようにしましょう。

JAバンク(農協)からお金を借りるメリット

JAバンクからお金を借りるメリットは、次のとおりです。

JAバンクのメリット
  • 低金利かつ金利引き下げサービスがある
  • コンビニATMを使えば手数料が0円

それぞれ詳しく解説します。

低金利かつ金利引下げサービスがある

JAバンクのローンを利用するメリットは、0.9%~10.70%の低金利で借り入れできる点です。

他社カードローンだと、一般的に最大金利は15.0%~18.0%ほどに設定されます。

利息を抑えてお得に借り入れしたい方には、JAバンクがおすすめです。

JAバンクは金利優遇サービスも提供しており、条件を満たすことで各種ローンの金利が引き下げられます。

金利引き下げの適用条件は、給与振込や公共料金の支払い指定口座をJAバンクにする、JAネットバンクを利用するなどです。

条件は店舗によって異なる場合もあるため、利用するJAバンクの金利優遇サービスを事前に確認しておきましょう。

コンビニATMを使えば手数料が0円

契約完了後に借り入れする際、コンビニATMを利用すれば手数料が無料になる点も、JAバンクのメリットです。

対応しているATMはローソン銀行とセブン銀行とイーネットで、どのコンビニを利用する方でもお得に借り入れできます。

ただし、いずれも手数料無料の時間帯が決まっている点に注意が必要です。

ATM手数料が無料になる時間帯は、平日8:45~18:00と土曜日の9:00~14:00で、ほかの時間帯は110円の手数料がかかります。

手数料を抑えたい方は、日中にコンビニATMを利用するよう心がけましょう。

JAバンク(農協)からお金を借りるデメリット

低金利で借り入れできる点が魅力のJAバンクですが、次のようなデメリットもあるため注意が必要です。

JAバンクのデメリット
  • 店頭窓口での手続きが必要
  • 即日融資ができない
  • 地域によって取り扱うローン商品が異なる

それぞれ詳しく解説します。

店頭窓口での手続きが必要

JAバンクのデメリットは、融資を受けるためには必ず店頭窓口での手続きが必要になる点です。

ほかの金融機関とは異なりWeb完結では契約できないため、手間に感じるかもしれません。

JAバンクの店頭窓口の営業時間は、平日の9:00~15:00です。

営業終了時間が早いため、平日休みの方以外は来店が難しい傾向にあります。

即日融資ができない

即日融資に対応していない点も、JAバンクのデメリットです。

JAバンクに申し込んでから融資までにかかる期間は、最短1~3週間ほどになります。

これからJAの組合員として加入する場合はさらに1~2週間ほどかかるため、今すぐにお金が必要な方には向きません。

即日融資を希望する方には、大手消費者金融のカードローンがおすすめです。

最短20~30分で審査が完了しますし、契約後はすぐに振込融資やコンビニATMでの借り入れを利用できます。

アコムやアイフルのような大手消費者金融は、原則として在籍確認を電話では実施しません。

職場の方にローンの利用がバレる危険性は極めて低いため、こっそりとお金を借りたい方にもおすすめです。

大手消費者金融5社を比較した結果を、次にまとめました。

名称
金利(実質年率)
融資スピード
無利息期間
アイフル 3.0%~18.0% 最短18分
最大30日間
アコム 3.0%~18.0% 最短20分 最大30日間
プロミス 4.5%~17.8% 最短3分 最大30日間
レイク 4.5%~18.0% WEBで最短25分 最大180日間(※)
SMBCモビット 3.0%~18.0% 最短即日

少しでも早くお金を借りたい方には、融資スピードが最も早いアイフルをおすすめします。

(※)Web申し込み限定で利用限度額のうち5万円まで
アコムのバナー アイフルのバナー プロミスのバナー レイクのバナー SMBCモビットのバナー
無利息
期間
最大30日間
最大30日間
最大30日間
最大180日間(※)
なし
審査時間 最短20分 最短18分 最短3分 申込み後最短15秒 公式サイト参照
実質年率 年3.00〜18.00% 年3.00〜18.00% 年4.50〜17.80% 年4.50〜18.00% 年3.00〜18.00%
借入
限度額
1万円〜800万円 1万円〜800万円 1万円〜500万円 最小1万円〜最大500万円 1万円〜800万円

地域によって取り扱うローン商品が異なる

地域によって取り扱うローン商品が異なる点も、JAバンクのデメリットです。

お住まいの地域によっては、利用したいローンが用意されていなかったり、ほかのJAと比較して高金利だったりするおそれがあります。

自身の居住地にあるJAバンクがわからない場合は、JAネットローンのサイトから検索しましょう。

利用したいローン商品をクリックして居住地の郵便番号を入力すると、最寄りのJAバンクが表示されます。

まとめ

JAバンクのローンは、低金利で借り入れできるうえに、金利の引き下げサービスも用意されている点が魅力です。

使用用途にあわせて7種類のローンが用意されているため、利息を抑えてお得にお金を借りたい方は、ぜひ検討してみてください。

ただし、JAバンクのローンを利用するためには、JAの組合員にならなくてはいけません。

1,000円程度の出資で組合員にはなれますが、居住エリアの店舗に申し込まないと審査に落ちるおそれがあります。

JAバンクのデメリットは、融資を受けるまでに最短でも1~3週間ほどかかる点です。

店頭窓口での手続きも必要で、Web完結で今すぐにお金を借りたい方には向きません。

即日融資を希望する方には、大手消費者金融のカードローンをおすすめします。

申し込みから最短20~30分ほどで審査が完了し、すぐに振込融資やコンビニATMで借り入れが可能です。

最大30日の無利息期間を設けているところも多いため、ぜひ検討してみてください。

<参考>
お金を借りる方法一覧!|ドットマネー

アコムのバナー アイフルのバナー プロミスのバナー レイクのバナー SMBCモビットのバナー
無利息
期間
最大30日間
最大30日間
最大30日間
最大180日間(※)
なし
審査時間 最短20分 最短18分 最短3分 申込み後最短15秒 公式サイト参照
実質年率 年3.00〜18.00% 年3.00〜18.00% 年4.50〜17.80% 年4.50〜18.00% 年3.00〜18.00%
借入
限度額
1万円〜800万円 1万円〜800万円 1万円〜500万円 最小1万円〜最大500万円 1万円〜800万円

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