クレジットカードのメインカードとサブカードの選び方!おすすめのメインカードも紹介
クレジットカードをいくつも保有するのであれば、必ずメインとして使うカードを決めましょう。
何も考えずにそのときどきで使うクレジットカードを変えていては、ポイントも貯まりづらく、信用も積みづらいためです。
そこでこの記事ではメインカードとサブカードの違いと選び方を解説するとともに、メインカードにおすすめのクレジットカードも紹介していきます。
はじめてクレジットカードを持つという方も、メインカードを乗り換えようと考えている方もぜひご参考ください。
メインカードとサブカードの違いと選び方
2つの違いを端的にいえば、「メインカード=普段遣い用カード」であり、「サブカード=TPOに合わせて利用するカード」といったところでしょう。
このような使う頻度の関係から、メインカードとサブカードの選び方は主に下記のように分かれます。
- ポイント還元率orステータス性(ブランド力)
- 多くの店舗で使える
- 普段遣いしなくても特典を得やすい
- メインカードの弱点を補える
どれも当たり前と思われるかもしれませんが、ここからはひとつずつ詳細にチェックしていきましょう。
メインカードの選び方
メインカードの選び方として、まず決めておきたいのが「ポイント還元率」を重視するか、「ステータス性」を重視するかです。
一般的にはポイント還元率を重視する方が多いのですが、たとえば「普段はほぼ現金払いでクレジットカードはときどきしか使わない」など、ポイントに興味がない場合にはステータス性を重視する傾向にあります。
ポイント還元率とステータス性のどちらを重視するかは完全に好みですが、還元率を選んだ場合には、「多くの店で使える国産ブランドか」も重要です。
ポイント還元率がいくら高くても、利用できないお店ばかりではポイントも貯まりません。全世界的に加盟店の多いVISA、もしくはMastercardを選べるクレジットカードにしましょう。
また、ステータス性を重視した場合、アメックスやダイナースといった選択肢も出てきますが、これらは利用できないお店が多いことで有名です。その点も踏まえたうえでメインのクレジットカードを選ぶようにしてください。
サブカードの選び方
サブカードは基本的に特典を利用するためのクレジットカードです。
たとえば、よく利用する特定の店舗でポイント還元率が高いや、各種サービスを受けられるクレジットカードをサブカードとして保有するのはよくあるケースでしょう。
また、旅行用として海外・国内旅行保険をはじめとした各種付帯保険が手厚いクレジットカードをサブカードとするケースもあります。
しかし、高待遇な特典のあるクレジットカードほど年会費も高くなってしまうもの…。得られる特典と年会費が見合うかどうかもよくご確認ください。
そのほかサブカードの選び方としては、メインカードの弱点を補うのもよいでしょう。
たとえば、「メインカードはETCカード発行に年会費がかかるので、サブカードとして無料のものを保有する」などです。
サブカードの選び方について、さらに詳しく知りたい方は下記の記事もご覧ください。
メインカードにおすすめのクレジットカード7選
メインカードとサブカードの選び方を押さえたところで、まずはメインカードを選んでみましょう。
ここではそれぞれ異なる特徴を持った7つのクレジットカードを紹介していきます。
ポイント還元率を重視するのか、ステータス性を重視するのか、はたまたどちらもバランスよくか…。ぜひ、お好みのクレジットカード探しにお役立てください。
①ポイント還元率重視タイプ「JCB CARD W」
JCB CARD Wは通常還元率1.0%。メインカードはポイント還元率を重視したいという方におすすめのクレジットカードです。国産ブランドJCBのプロパーカードのため、ブランド力もあります。
ただ、年会費無料、比較的若者向け、ポイント還元率特化型、頻繁に大型の新規入会キャンペーンをおこなっているといった特徴があるため、ほかのJCBプロパーカードよりはステータス性が低い印象です。
弱点としてVISAやMastercardほど加盟店が多くないことが挙げられますが、それを補ってあまりあるほどポイントアップサービスが充実。
スタバなら最大5.5%、セブン・イレブンやアマゾンなら最大2.0%などというように実店舗でもネットショッピングでも、多くのポイントを稼げるでしょう。
JCB CARD Wの口コミでは、ポイント還元率の高さに満足しているという評判のほか、ハワイ旅行におすすめだという評判も多く見られました。
JCBではJCBのカードを持っているだけで、無料でハワイのラウンジを利用できたり、ワイキキ・トロリーに乗れたり、さらにはさまざまなお店で割引や優待サービスを受けられるといった特典が利用できるのです。
ポイント還元率重視の方はもちろん、ハワイ旅行に興味のある方もぜひチェックしてみてください。
JCB CARD Wについて、さらに詳しく知りたい方は下記の記事もご覧ください。
②ポイント還元率重視タイプ「楽天カード」
- 年会費永年無料
- 新規入会&利用でポイントがもらえる
- 安心のセキュリティ
年会費初年度 | 無料 |
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年会費2年目〜 | 無料 |
ポイント還元率 | 1~3% |
発行スピード | 7営業日程度 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
楽天カードも年会費無料ながら通常還元率は1.0%。さらには楽天市場でのお買いものなら最大16.0%という驚きの高還元率のため、楽天市場を利用するのなら必ず持っておきたいクレジットカードです。
ステータス性については残念ながらなく、庶民的なクレジットカードではあります。
しかし、国際ブランドもVISA、Mastercard、JCB、アメックスと選択が可能。貯めたポイントも、楽天のサービスだけでなくさまざまな加盟店で使えるため、使い勝手には間違いありません。
気になるセキュリティ面でも、クレジットカード利用後は毎回メールで「カード利用のお知らせ」が届くなどをはじめ、不正利用対策に力を入れています。
楽天カードの口コミでは、ポイント還元率の高さに満足しているという評判のほか、入会キャンペーンでもらえるポイントが大きいとの評判が多く見られました。
年会費が無料なこともあり、よりいっそうお得に感じられます。
楽天カードについて、さらに詳しく知りたい方は下記の記事もご覧ください。
③ポイント還元率重視タイプ「VIASOカード」
- 年会費無料!
- ポイントは自動で現金還元!手続き不要で、用途の制限や無駄がなし!
- 海外旅行傷害保険サービスが利用付帯
年会費初年度 | 無料 |
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年会費2年目〜 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.5 〜 1% |
発行スピード | 最短翌営業日 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
三菱UFGニコス発行のVISAOカードは通常還元率こそ0.5%とごく一般的です。
しかし、VIASO eショップを経由してのネットショッピングなら、最大で10.0%まで還元率がアップします。
そんなVISAOカード最大の魅力は、貯まったポイントが自動的に引き落とし口座へとキャッシュバックされるという点でしょう。ポイントを電子マネーや商品へと交換する手間がかかりません。
また、VISAかMastercardという使い勝手のよい国際ブランドを選べるうえ、コラボカードのラインナップが豊富。
ゆるキャラから、アニメやゲームキャラまでさまざまなジャンルが取り揃えられています。
VISAOカードの口コミでは、やはりオートキャッシュバック機能が便利だという評判が多く見られました。
「ポイントで商品と交換はイマイチ」や「気づいたら期限切れで使えなくなることが多い」といった不満を抱えている方にはぴったりなクレジットカードだといえます。
④バランスタイプ「三井住友カード」
- 最高2,000万円の海外旅行傷害保険
- 毎日のお買物でポイントが貯まる
- カード紛失盗難の際も安心のサポートサービス
年会費初年度 | 1,375円(税込) |
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年会費2年目〜 | 1,375円(税込) |
ポイント還元率 | 0.5%~7% |
発行スピード | 最短3営業日 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
三井住友カードは基本的にステータス性の高いカードをメインとしたい方におすすめのクレジットカードです。
セキュリティ面の充実ぶりも素晴らしく、国際ブランドVISAから表彰を受けるほどのため、安全面を気にする方にもおすすめでしょう。
また、通常還元率は0.5%ですが、ポイントUPモールを経由してのネットショッピングのほか、実店舗もココイコ!に事前エントリーすることでポイント還元率がアップ。
これらのポイントアップ対象店舗が多いことから、ポイントも比較的貯めやすい傾向にあります。
「どちらかというとステータス性を重視したいが、ポイント還元率も捨てがたい」という方にぴったりのクレジットカードです。
三井住友カードの口コミでは、やはりそのステータス性に注目して選んだという声が多く見られました。
また、いずれは三井住友カード ゴールドやプラチナカードといった更にステータス性の高いクレジットカードを手に入れたく、信用を積み重ねるためにまずはベーシックなカードをといった方も多いです。
どこで出しても恥ずかしくなく、なおかつ使い勝手もよいクレジットカードをメインカードにしたいと考えているなら間違いないでしょう。
三井住友カードについて、さらに詳しく知りたい方は下記の記事もご覧ください。
⑤ステータス性重視タイプ「アメックス・グリーン」
- アメリカン・エキスプレスならではのご優待
- 日々のお支払いや特別なお買い物で、ポイントがムダなく貯まる
- 無料で使える空港ラウンジや、海外旅行先での24時間日本語サポート
年会費初年度 | 13,200円(税込) |
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年会費2年目〜 | 13,200円(税込) |
ポイント還元率 | 0.333%~0.4% |
発行スピード | 約2~3週間 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
アメックス・グリーンは年会費も高く、審査基準も高めだとされています。そのようなことからステータス性もとびきり高く、海外では身分証明の代わりにすらなるといわれています。
日本国内では加盟店が少ないという弱点はありますが、利用できる特典は下記のとおり一般的なクレジットカードとは比べものになりません。
- プライオリティ・パスのスタンダード会員を無料発行(通常は年会費99$)
- 最高5,000万円補償の海外・国内旅行傷害保険が利用付帯
- 最高500万円補償のショッピング保険が利用付帯
- アメックス会員専用のネットショップを利用可能
なお、通常ポイント還元率は0.5%と低く、1.0%に上げるためには年会費3,300円(税込)の「メンバーシップ・リワード・プラス」に加入しなくてはいけません。
そのため、高い年会費以上にさまざまな特典を有効活用できるという方におすすめのメインカードといえるでしょう。
アメックス・グリーンの口コミでは、やはりステータス性を重視して選んだという声が多く見られました。
また、年会費については、飛行機を利用する頻度の高い方ほど安く感じられるとの口コミもいくつか見られたため、ご参考ください。
アメックス・グリーンについて、さらに詳しく知りたい方は下記の記事もご覧ください。
⑥ステータス性重視タイプ「アメックスゴールド」
- 旅行・グルメ・テーマパーク/施設などで利用できる優待が多彩
- 年間200万円以上利用で国内対象ホテルの1泊2名分の無料宿泊券プレゼント
- 継続特典で1万円分のトラベルクレジットを進呈
年会費初年度 | 39,600円(税込) |
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年会費2年目〜 | 39,600円(税込) |
ポイント還元率 | 0.5% |
発行スピード | 2週間~3週間ほど |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
アメックスゴールドはアメックス・グリーンの上位カードです。
アメックス・グリーン同様の特典が利用できるほか、海外旅行傷害保険に関しては最高1億円までと補償額がアップ。
国内外のラウンジを多数利用できるだけでなく、VIP空港ラウンジも利用可能(年2回まで)と、さまざまな特典がグレードアップしています。
このとおりアメックス・グリーン以上のステータス性の高さですが、ポイント還元率についてはグリーンと変わらないため、その点だけはご注意ください。
アメックスゴールドの口コミでも、アメックス・グリーン同様に特典をきちんと利用できれば年会費以上にお得という評判が見られました。
アメックス・グリーンよりもよりゴージャスな体験がお得にできるという点に魅力を感じる方におすすめのメインカードといえるでしょう。
アメックスゴールドについて、さらに詳しく知りたい方は下記の記事もご覧ください。
⑦ステータス性重視タイプ「ダイナース」
アメックスと比較されることも多いダイナースですが、こちらもステータス性を重視してメインカードを選びたい方におすすめのクレジットカードです。
知名度的にはアメックスのほうが高く、多くの人がステータス性の高いクレジットカードとして認識しているため、人前で使ったときに格好良く思われたいのであれば、アメックスが無難かもしれません。
しかし、ダイナースはアメックスゴールド以下の年会費でありながら、アメックスゴールド同様やそれ以上の特典も下記のとおりあります。
- 2名以上のコース料理において1名分が無料
- 予約不可の名店でも特別予約可
- 世界750か国以上の空港ラウンジにてVIPラウンジも含め何度でも利用可能
アメックスかダイナースかで悩んだ際には、口コミもよく確認し、自分にあったサービスを得られるクレジットカードをお選びください。
ダイナースの口コミでは、特典の充実っぷりに満足しているとの評判が多く見られました。
なお、口コミでは見られませんでしたが、ダイナースはネットショップでの利用において、アメックスよりもやや弱い傾向にあります。ネットショップを頻繁に利用される場合にはご注意ください。
ダイナースについて、さらに詳しく知りたい方は下記の記事もご覧ください。
メインのクレジットカードはポイント還元率orステータス性で選ぼう
メインのクレジットカードの選び方は、あなたのクレジットカードに関する考え方と使い方次第です。
ポイントを貯めてお得にお買いものをしたいのか、ステータス性の高いカードで周りから格好良く思われたり、安心感を得たいのか。
まずはそのどちらを重視するかハッキリと決めてからメインカードを選んでみましょう。
ライター歴8年、編集歴3年。クレジットカードやローンなど金融関係を筆頭に、エンタメや美容などさまざまなジャンルで活動中。クレジットカードは、メインカードとして楽天カードを保有。そのほかに普段の買い出し用にイオンゴールドカードや、家電量販店用に100満ボルトカードなどサブカードも複数保有。普段の買いものはほぼすべてクレジットカードにし、貯まったポイントを本やゲームなど趣味に使うのがルーティンとなっている。