専業主婦はレイクを利用できない?収入がない主婦が借入れる方法も解説!
教育費や交際費など、主婦の方でもちょっとした資金需要から「お金を借りたい」と思うことがあるのではないでしょうか。
レイクは、アルバイトやパートでも借入可能で、幅広い方が利用できるカードローン商品です。しかし、残念ながら収入のない専業主婦の方はレイクの審査に通過することができません。
とはいえ、「専業主婦だけどどうしてもお金を借りたい…」という方もいることでしょう。そこで本記事では、収入のない専業主婦がお金を借りたいときの対処法についてもご紹介します。
専業主婦はレイクを利用できない
収入のない専業主婦の方は、レイクを利用することができません。
レイクの公式サイトには、以下のような記載があります。
Q.主婦/主夫でも利用できますか?
A.専業主婦(主夫)の方はお申込みいただけません。
なぜなら、レイクを利用するためには「自分自身に安定した収入がある」という条件を満たしている必要があるためです。
事実、レイクの貸付条件には「満20歳以上70歳以下の方で安定した収入のある方(パート・アルバイトで収入のある方も可)」と明記されています。
これはつまり、安定した収入がない方はレイクを利用できないということです。収入のない専業主婦の方も例外ではありません。
収入のない方が大手消費者金融で借入れできない理由
専業主婦の方はレイクだけでなく、アイフル・アコム・プロミスなどの大手消費者金融も利用することができません。
これには、総量規制の仕組みが大きく関係しています。
消費者金融などの貸金業者の審査は、総量規制の影響を受けます。総量規制とは、「貸金業者は原則として利用者の年収の1/3を超える金額を貸し付けてはならない」という規制のことです。
例えば、あなたの年収が300万円だった場合は、1/3の100万円までしか借りることができません。
そして、そもそも収入がない方は年収が0円です。0円の1/3はもちろん0円なので、収入がない方はレイクなどの大手消費者金融で借入れることができません。
専門家からのコメント
総量規制とは、借入れをする人の年収に応じて貸金業者から借りられる金額の上限を設定する制度です。1社からの借入額ではなく、すべての借入れの総額が上限を超えないことが求められます。
総量規制は、かつて過剰な貸し付けによる多重債務が社会問題になったことをきっかけに導入されました。なお、総量規制の対象となるのは、消費者金融など貸金業者だけであり銀行からの借入れは規制対象外です。
申込みで嘘をついてもすぐにバレてしまうので注意
総量規制による影響を避けるため、申込みの際に「本当は収入がないけれどお金を借りるために嘘の年収を申告しよう」と考えている方もいるかもしれません。しかし、嘘の内容でレイクなどの消費者金融に申込むのはやめましょう。
なぜなら、嘘の年収を申告したところで、審査の際におこなわれる在籍確認で働いていないことがバレてしまうためです。
在籍確認とは、申込者が申告した勤務先で本当に働いているかどうかを確認するための作業のことです。レイクはもちろん、基本的にはどのカードローン審査でもおこなわれています。
そのため、「本当は専業主婦だけどパートで働いていて、ある程度の年収があることにしておこう」と思っても、すぐにバレてしまいます。
申込内容に嘘があることがバレてしまうと審査に通らないだけでなく、最悪の場合は違法行為に問われてしまう可能性もあるので、嘘をついてまで申込むことは避けるようにしましょう。
専門家からのコメント
借入れの申し込みをする際の審査項目は自己申告となっているものが多いですが、虚偽の申告はすべきではありません。
審査は、貸金業者側からすると貸し付けをするか否かを判断するにあたり非常に重要な事項です。したがって、その判断を誤らせるような申告を故意にすることは貸金業者に対する詐欺となる可能性もあるためです。
「SBI新生銀行カードローン」なら専業主婦も申込み可能
カードローン商品の「レイク」を展開しているSBI新生銀行グループでは、「SBI新生銀行カードローン」というローン商品も展開しているのですが、このローン商品なら専業主婦の方でも申込むことができます。
SBI新生銀行公式サイトには、以下のような記載があります。
A.SBI新生銀行カードローンは専業主婦(主夫)でも申し込みできるか教えてください。
Q.専業主婦(主夫)の方でもお申し込みいただけます。※所定の審査があります。
つまり、自身の収入に関係なく利用できるローン商品なので、専業主婦でも問題なく申込むことができるのです。
ただし、対象となるのは配偶者に安定した収入があると認められた場合のみです。
利用するためには審査に通過する必要がありますが、上記にもあるように申込むだけなら専業主婦の方でもまったく問題ありません。レイクの利用にこだわりがない方はぜひ検討してみてください。
専門家からのコメント
専業主婦で収入の無い人が消費者金融から借入れることができないのは、貸金業法上の総量規制が主な理由でした。
一方、銀行には貸金業法が適用されないため、銀行からの借入れに関しては総量規制が適用されません。このため、専業主婦などで本人に収入が無くても、夫などに安定した収入があれば借りられる場合があります。
もっとも、最近は銀行カードローンの過剰な貸し付けが原因で返済が困難となる事例も目立っていますので、返済できるかは慎重に検討しましょう。
兼業主婦はレイクの審査対象
「レイクを利用したいのに専業主婦だから申込むことができない…」という方は、この機会にパートやアルバイトなどを始めてみる、というのもひとつの方法です。
パートやアルバイトなどで少しでも収入があれば、レイクの審査を受けることができます。
当時は短時間パート勤務で私自身の収入が少なく旦那の収入も安定してなかったので、つい手軽なクレジットカードでの買い物が塵積もったのと、子供が中学生で習い事や部活費用、受験生で塾も入った時期だったので収入以上に支出が多くなり、誰にも頼れない状況で窮困してしまい旦那から頼まれて仕方なく私名義で借入を利用しました。
上記の口コミを寄せてくれた方は、兼業主婦として短時間のパート勤務をしながらレイクを利用しているようです。このことから、兼業主婦でもレイクを利用することは可能なことが分かりますね。
もちろん、「主婦業が忙しいので仕事をする時間がない…」という方も多いかもしれませんが、以下のような仕事なら専業主婦の方でも始めやすいですよ。
- パート・アルバイト
- 時短の派遣社員
- 在宅ワーク
パートやアルバイト、時短の派遣社員などであれば、比較的簡単に始めることができます。1日数時間程度なら主婦業とも両立しやすいでしょう。
また、小さいお子様がいるなどの理由で外で働くのが難しい方は、在宅ワークを始めてみるのもおすすめです。とくにデータ入力などの事務作業は未経験でも始めやすいので、ぜひ求人を探してみてください。
ただし、仕事を始めてからすぐにレイクに申込むのはおすすめしません。レイクに「安定した収入がある」と認められるためにも、申込むタイミングは仕事を始めて数ヶ月ほど経過してからにするとよいでしょう。
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- 最小1万円〜最大500万円
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- 融資時間
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- コンビニ
- 収入証明書
- 50万円を超える場合提出必要
諦めるのはまだ早い!収入がない主婦でも借入れできる3つのケース
基本的に収入のない専業主婦の方は、レイクをはじめとした大手消費者金融を利用することはできません。
しかし、専業主婦だからといってどこからも借入れができない、というわけでもありません。以下の3つの方法なら収入がない主婦の方でも借入れできる可能性があります。
- 銀行カードローンを利用する
- 消費者金融の配偶者貸付を利用する
- クレジットカードのキャッシング機能を利用する
それぞれのケースについて詳しく見ていきましょう。
1.銀行カードローンを利用する
収入のない専業主婦の方は、銀行カードローンの利用を検討しましょう。銀行カードローンは、レイクなどの消費者金融とは違って総量規制の対象外なので、収入のない専業主婦の方でも借入れできる可能性があります。
とはいえ、総量規制に準じた自主規制をおこなっている銀行カードローンもあり、専業主婦であることが審査落ちの原因になる場合もあるので注意が必要です。
申込むなら、公式サイトに「専業主婦も申込可能」と記載がある商品にしたいところです。その点、下記のような商品は専業主婦の方でも申込めるおすすめのカードローンです。
- イオン銀行カードローン
イオン銀行カードローンは、専業主婦の方でも申込みできるのはもちろん、使い勝手の面でも優れているカードローンです。以下で特徴を簡単に紹介するので、ぜひ検討してみてください。
イオン銀行カードローン
専業主婦の方には、イオン銀行が展開しているイオン銀行カードローンもおすすめです。
申込み〜契約までの手続きはWEB完結できるので、普段忙しい専業主婦の方でも気軽に申込むことができますよ。また、以下のように利用するメリットも豊富です。
- 年3.8%〜13.8%と低めの金利
- イオン銀行・コンビニATMの利用手数料が0円
- 1,000円から借入れ・返済が可能
イオン銀行カードローンは、ほかの銀行カードローンよりも比較的低金利なので、利息の負担を抑えたい専業主婦の方には適しています。
また、全国のコンビニATMやイオン銀行ATMで利用可能と、利用できるATMが多いのも嬉しいポイントですね。
また、毎月の最低返済額は1,000円〜と低めなので、月々の返済負担を抑えたい専業主婦の方にもおすすめできます。
ただし、専業主婦の方が利用する場合は、借入限度額が50万円までに制限されてしまいます。「50万円以内の借入れで間に合う」という方は、ぜひ検討してみてください。
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- 金利は3.8%〜13.8%
- 実質年率
- 年3.80〜13.80%
- 借入限度額
- 10万円〜800万円
- 審査時間
- 公式サイト参照
- 融資時間
- 公式サイト参照
- コンビニ
- 収入証明書
- 公式サイト参照
2.消費者金融の配偶者貸付を利用する
収入がない専業主婦の方が消費者金融を利用したいときに役立つのが、貸金業法の例外貸付である配偶者貸付です。
配偶者貸付に対応している貸金業者では、借入れを希望する人の年収に配偶者の年収を加えた額の1/3を上限に融資を実施しています。つまり、自身に収入がなくても配偶者に収入があれば利用できるということですね。
レイクなどの大手消費者金融などでは取り扱っていませんが、中小消費者金融では専業主婦向けに「レディースローン」などの名前で配偶者貸付のローン商品を展開しているケースが多いので、ぜひ探してみてください。
ただし、配偶者貸付のローン商品に申込む際は、基本的に配偶者に内緒でお金を借りることはできません。なぜなら、申込む際は配偶者の同意書や住民票など、夫婦関係にあることを証明できる書類が必要になるためです。
そのため、配偶者貸付のローン商品を検討する際は、配偶者としっかり話し合ったうえで利用するかを決めましょう。
3.クレジットカードのキャッシング機能を利用する
キャッシング機能とは、クレジットカードに搭載されている「お金を借りるための機能」のことです。キャッシング枠の範囲内であれば、振込やATMなどでお金を融資してもらうことができますよ。
配偶者貸付の制度を導入しているクレジットカードであれば、専業主婦でもキャッシングできる可能性があるので、ぜひ検討してみてください。
とはいえ、数あるクレジットカードのなかから専業主婦でも利用できる、かつ自分に適したカードを見つけるのは大変ですよね。
そこで、専業主婦でもキャッシング機能を利用できる可能性があるクレジットカードを一部紹介します。
- イオンカードセレクト
- セディナカード
「イオンカードセレクト」、「セディナカード」は、収入のない専業主婦の方でも申込むことが可能なクレジットカード。具体的なスペックは以下のとおりです。
カード名 | イオンカードセレクト | セディナカード |
キャッシングの金利 | 年7.8%~18.0% | 年18.0% |
キャッシングの限度額 | 300万円 | 200万円(新規申込時は50万円) |
年会費 | 無料 | 無料 |
どちらのクレジットカードも年会費無料なので、気軽に発行することができます。また、キャッシングだけでなく普段の買い物などにも利用しやすいカードなので、専業主婦の方はぜひ検討してみてください。
さらに、収入のない専業主婦の方がキャッシングを利用する方法としては、上記以外にも「キャッシング機能がついている家族カードを利用する」という方法もあります。
普段から利用しているクレジットカードであれば、新たに契約を結ぶ必要がないので、比較的気軽に利用できる点がうれしいですね。
専業主婦がお金を借りたいときは「配偶者の信用情報」に注意しよう
収入のない専業主婦の方でもお金を借りられるケースはありますが、審査の際は配偶者の信用情報がチェックされるので注意しましょう。
配偶者の信用情報に以下のような記録があると、審査に落ちる原因になる可能性があります。
- 借入金額・件数が多い
- 返済・支払いに遅れた履歴
- 金融事故の履歴
借入金額が多かったり、返済の遅れの履歴が信用情報に残っていたりすると、「返済能力がない」と判断されてしまい、審査に悪い影響が出るかもしれません。
もしも配偶者の信用情報に不安がある場合は、申込む前に信用情報に問題がないかどうか、配偶者と一緒に確認してみるとよいでしょう。
まとめ
今回の記事では、専業主婦の方がレイクを利用できない理由や、専業主婦の方がお金を借りる方法などについて紹介しました。
専業主婦の方はレイクを利用することはできませんが、銀行カードローンや配偶者貸付の消費者金融を利用するなど、お金を借りる方法がないわけではありません。
また、ある程度時間がある専業主婦の方は、レイクに申込むためにパートやアルバイトを始める、という選択肢もあります。ぜひこの記事を参考に、自分に合った借入方法を探してみてください。
<参考>
・レイク公式サイト「よくあるご質問」
・SBI新生銀行公式サイト「よくあるご質問」
専門家からの一言
専業主婦が消費者金融や銀行カードローンの借入れをせざるを得ない場合には、どうしても選択肢が限られます。貸す側としては本人に収入が無い場合には返してもらえないリスクがあるためです。
専業主婦の側からすると、そのような状況に追い込まれた原因として、夫が生活費を渡さないことや夫の収入に比べて支出が多すぎることなどがあり得ますが、このような根本的な原因をどう解決すべきか、行政や専門家などに相談することも大切です。
松浦綜合法律事務所代表。京都大学法学部、一橋大学法科大学院出身。企業法務系の法律事務所のパラリーガル(法律事務補助)として主にIT業界を担当した後、ロースクールに進学しました。弁護士資格取得後は法律事務所や不動産会社の法務部門に所属した経験もあります。法律事務所に在籍していた頃はちょうど東日本大震災後の不景気で、個人や事業者の方から銀行や消費者金融からの借金、クレジットカード利用に関するご相談を多くお受けする機会がありました。不動産会社の法務部に転じてからは、不動産購入時のローンや機関投資家の不動産投資におけるファイナンスに携わっていたため金融の仕組みについては人一倍興味があります。現在、不動産やIT分野を中心として、トラブル対応・新規事業に関する適法性検討・契約交渉に関するご相談などに取り組んでいます。その他、借金や資金繰りにお困りの個人や事業者の方からのご相談もお受けしております。休みの日は、たいてい近所の大きな公園で子供と遊んでいます。
作曲・編曲などの仕事を経て、専業ライターに。音楽系の記事が得意と思われがちですが、金融・ビジネスに関するテーマが一番得意です。自身が経済的に苦労した経験を活かし、誰よりも分かりやすくお金の知識をお届けします。他にもプログラミング、webデザイン、VODなど様々なジャンルの記事を執筆しています。趣味はプログラミング・アニメ・旅行・ギターの演奏・ミルクティーの飲み比べ。投資にも興味があり、お金の上手な使い方を勉強中です。