出張におすすめのクレジットカード7選! 利用する際の疑問や注意点も解説
仕事での出張の際には、クレジットカードを利用すると各種の手続きをスムーズに行えます。しかしながら、クレジットカードであればどれでもよいわけではありません。
移動に利用する交通手段や、ホテルの予約などによって適したカードは異なります。この記事では出張時にクレジットカードを利用するメリットを解説し、個別のシチュエーションに合ったクレジットカードを紹介します。
出張時にクレジットカードを利用することに対する疑問にも回答。これを読めば、自身に合った出張時に便利なクレジットカードが見つかります。
出張でクレジットカードを使用する5つのメリット
出張時にクレジットカードを利用すれば、非常にスムーズな移動や精算をおこなうことが可能になります。出張時は普段の仕事よりも、業務量や手間が増えてしまいます。
たとえばホテルや交通手段の予約も、自らおこなわなければいけない場合もあります。そこでクレジットカードを利用すれば、ホテルや交通手段の予約もインターネットで簡単におこなえます。
したがって、クレジットカードは、出張時の労力や手間を大幅に削減してくれるのです。ここからは出張でクレジットカードを使用するメリットを5つ紹介していきます。
メリット①支払いに手間がかからない
クレジットカードであれば、支払いに手間がかかりません。出張にかかるお金は会社の経費で精算するため、領収書を取得し1円でも誤差が生じないように気をつけなければなりません。
現金精算にすると、細かい単位の小銭まで管理しなければならなくなり支払い時も時間がかかってしまいます。また領収書が必要な場合は、発行のためにさらに時間がかかります。
クレジットカードでの支払いの場合は、カードリーダーに読ませれば、すべての決済が終了します。支払い時に時間がかかりませんし、細かいお金を管理する必要もなくなります。
さらに決済の記録は全てコンピューターで管理しているため、手書きの領収書を書いてもらう必要もありません。クレジットカードでの支払いは、現金での支払いよりも格段にスムーズになります。
メリット②旅行傷害保険がついている
クレジットカードは保有しているだけで、付帯保険として旅行傷害保険がついてくるので、別途保険に加入する必要がありません。(ただし詳細の条件はカードによって異なります)
慣れない土地に出張していると、思わぬけがを負ってしまうことや体調を崩してしまうこともあります。そんな時には病院での治療を受けなければなりません。
しかし病院での治療を受ける以上は、治療費が必要となります。とくに海外へ出張している場合は、海外の医療制度に基づいた金額を支払わなければなりません。
日本国内とは違い、負担金額は10割なので国や治療の質によっては高額な医療費を請求されてしまいます。クレジットカードには、海外旅行時の保険が用意されています。
そのため海外でけがを負ったり、体調を崩してしまったりしても安心して治療を受けることができるのです。
メリット③空港ラウンジを使用できるクレジットカードもある
クレジットカードのなかには、空港のラウンジを利用することができるものもあります。出張時の移動はもちろんのこと、飛行機を待つ時間も体力は消耗するものです。
とくに飛行機の場合は、乗客の安全を保障するために運航時間も変更になりがちです。天候の状況によって、長時間の待機が必要になる場合もあります。
出張時の仕事は心身ともに疲れてしまうため、飛行機の待ち時間などはリラックスして過ごしたいものです。
空港ラウンジを使えるクレジットカードを持っていると、発行会社によっては空港のラウンジで飛行機を待つことができるようになります。
空港ラウンジではゆったりとしたソファに腰掛け、お茶やコーヒーを楽しみながら飛行機を待つことができます。クレジットカードを持っていれば、飛行機の待ち時間もリラックスして疲れを癒すことも可能になるのです。
メリット④ポイントやマイルが貯まる
出張にかかる料金をクレジットカードで支払えば、ポイントやマイルを貯めることができます。ホテル料金や移動のための交通費をすべて現金で支払った場合は、なにも還元されることはありません。
しかしクレジットカードで支払った場合は、ポイントとして還元されるため現金での支払いよりもお得になります。出張にかかる経費は、ホテル料金や飛行機代などのように高額になるものが多いです。
そのためクレジットカードで支払えば、還元されるポイントも高額になります。出張時の料金はすべて会社の経費として支払われるため、自身で払う必要はありません。
個人のクレジットカードでの決済をすれば、自分で料金を支払うことなく多くのポイントを手に入れることが可能になるのです。出張時に貯めたマイルやポイントで、プライベートの旅行を楽しむこともできますし、ショッピングを楽しむこともできます。
メリット⑤出張後の精算が楽
クレジットカードで出張時の精算をすべておこなうと、出張後の精算が非常に楽になります。
出張業務は、出張をしている時間だけではありません。出張から帰ってきてからも、出張費の精算などの業務をおこなう必要があります。
出張費の支払いをすべて現金でおこなっていると、すべての支払に対する領収書を発行する必要があります。
それらの領収書を無くさずに管理しておくことはもちろんのこと、精算時にはすべての領収書を整理して清算書を作成し経理に提出しなければなりません。
1円単位でも誤差があれば、清算書の作成は終わりません。また領収書を無くしてしまえば、自身で埋め合わせなければならない場合もあります。
クレジットカードで支払いをした場合は、支払った場所・時間・金額全てをコンピューターで管理しています。計算も正確ですし、領収書を紛失してしまうということもありません。清算書の作成も、クレジットカードの利用明細をプリントアウトするだけで簡単につくれます。
ホテルでお得にポイントを貯めるなら
クレジットカードは利用する場所によってお得にポイントを貯めることができるカードが存在します。出張時にはホテルを利用しますが、ホテル料金は高額になります。
クレジットカードでホテル代を支払えば、ポイントの付与も高額となります。ホテル料金の支払でポイントの還元率を高め、効率よくポイントを貯めることができればうれしいですよね。
ここではホテルで使用することによって、お得にポイントを貯められるカードを紹介します。またポイントをお得に貯めるためのコツも解説します。
JCB CARD W
- 年会費、永年無料
- いつでもポイント2倍
- 安心・安全セキュリティー
年会費初年度 | 無料 |
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年会費2年目〜 | 無料 |
ポイント還元率 | 1 〜 10.5% |
発行スピード | モバ即入会で最短5分(※) |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
JCB CARD Wも年会費無料で「OkiDoki」ポイントが貯まりやすく人気のあるカードです。Oki Dokiポイントは1ポイントで5円相当。JCB CARD Wは1,000円(税込)で2ポイント貯まるため実質還元率は1%となります。
さらに特約店でのカード利用は通常よりもポイントを多くもらうことができます。たとえばJCBトラベルと通してJTBの宿泊プランを予約すれば、ポイントが3倍。大手のコンビニのセブンイレブンや、Amazonでの買い物でもポイントが3倍となります。
貯まったポイントは互換性も高く、電子マネーであるQUICPay、ANA・JALのマイルに変換できます。JCB CARD Wを持っていると、世界30都市以上に設置されているJCBプラザ・JCBプラザラウンジが利用できます。
特にハワイでは日本語でのサービスが受けられるなど、特典が多数用意されています。JCB CARD Wはポイントを貯めたい人、貯まったポイントでハワイ旅行を楽しみたい人にはおすすめのカードです。
楽天カード
- 年会費永年無料
- 新規入会&利用でポイントがもらえる
- 安心のセキュリティ
年会費初年度 | 無料 |
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年会費2年目〜 | 無料 |
ポイント還元率 | 1~3% |
発行スピード | 7営業日程度 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
普通カードであっても、年会費無料でポイント還元率1.0%の高還元率である楽天カード。日常生活でも効率よくポイントを貯められるため、人気のあるクレジットカードのひとつです。
楽天カードを持っている人は、楽天トラベルのサイトサービスを使用してホテルを予約するとポイントの還元率が3倍になります。また貯まった楽天ポイントは1ポイント1円分の割引にも使用することができるのです。
楽天トラベルには楽天カードでなければ利用できないプランもあるため、クレジットカードはつくっておいた方が良いでしょう。楽天ではポイントアップのキャンペーンをよくおこなっており、ポイントの貯まりやすいクレジットカードです。
したがって楽天カードはとくかくポイントを貯めたい人にはおすすめのカードです。
新幹線や電車の移動が多い人なら
国内の出張で利用する交通機関は飛行機ではなく、新幹線や電車を利用するという人もいるでしょう。
クレジットカードによっては、新幹線や電車を利用した時に便利なカードもあります。
国内の出張で交通手段は主に新幹線や電車だという人は、ポイントの付与があるクレジットカードを選べば効率よくポイントを貯めることができます。
ここからは新幹線や電車の移動が多い人におすすめのカードを紹介します。
JALカードSuica
- フライトやショッピングでマイルが、駅でJRE POINTが貯まるおトクな1枚
- 旅行傷害保険・不正利用に対する補償でご利用をサポート
- 普段の電車利用が便利!オートチャージ機能で、もう改札では止められません
年会費初年度 | 無料 |
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年会費2年目〜 | 2,200円(税込) |
ポイント還元率 | 0.5 〜 5% |
発行スピード | 最短1週間 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
JALカードSuicaは、Suicaへの入金やオートチャージでJALマイルが貯まる唯一のカードです。オートチャージ機能がついているので、事前にオートチャージ機能を設定しておけば自動改札をいつでもスムーズに通ることができます。
自動的にSuicaへのチャージが済むと同時に、JALマイルも貯まっていきます。JALカードSuicaは、JALの飛行機に乗った時でもマイルが貯まります。
そのためJALカードSuica1枚で飛行機でも電車でもマイルを貯められる便利なカードです。JALカードSuicaは機内販売で利用すると、支払いに手間がかからず、通常価格の10%offの値段で商品を購入することができます。
しかもマイルは通常の2倍の還元率です。空港内での食事や買い物の際には、JAL系列の空港店舗「BLUE SKY」、「コーラルウェイ」を割引価格で利用できます。JALカードSuicaは電車を多く利用する人におすすめのカードです。
ANA VISA Suicaカード
- 入会時・毎年のカード継続時にボーナスマイルをプレゼント
- 国内旅行海外旅行ショッピング保険など充実!
- Suicaが付いて電車に乗るのがラクラク!
年会費初年度 | 無料 |
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年会費2年目〜 | 2,200円(税込) |
ポイント還元率 | 0.5 〜 10% |
発行スピード | 2週間程度 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
航空会社の大手ANAからも、新幹線や電車を多く利用する人に便利なANA VISA Suicaカードが発行されています。このカードを1枚持っていれば、飛行機に乗るときでも電車に乗るときでもポイントを貯めることができます。
Suicaへのオートチャージ機能もついているので、電車やバスに乗る際に残高不足で止められる心配がありません。バスや電車から飛行機への乗り換えも手間なく、スムーズに行うことが可能です。
ANA VISA Suicaカード保有者は全国の空港にある「ANA FESTA」で一律5%割引、国際線の「ANA DUTY FREE SHOP」で5~10%OFFの優遇でお土産などを購入することができます。
ANA機内での販売商品は全て10%OFFの値段になります。ANA VISA Suicaカードは出張で新幹線や電車などとともに飛行機を利用する人に便利なカードです。
出張を快適に過ごしたいなら
出張は慣れない環境での生活と長距離の移動となるため、疲れが溜まってしまいます。なるべくホテルや飛行機のチケットの予約は、スムーズに終わらせたいものです。
クレジットカードを利用することによって、出張時に必要なすべての予約をネットでスムーズにおこなうことが可能になります。飛行機の待ち時間には空港のラウンジを利用して、リラックスしながら時間を有効に利用することもできるようになります。
またクレジットカードによっては、国内だけでなく海外でも有効な保険が付帯されています。慣れない場所では何が起こるかわかりませんが、保険がついていればけがや体調不良でも安心して治療を受けられます。
ここからは出張を快適に過ごすのにおすすめのカードを紹介します。
三井住友カード ゴールド
- 最高5,000万円の海外・国内旅行傷害保険
- 年間300万円までのお買物安心保険
- 空港ラウンジサービスあり
年会費初年度 | 11,000円(税込) |
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年会費2年目〜 | 11,000円(税込) |
ポイント還元率 | 0.5%~5% |
発行スピード | 最短3営業日 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
三井住友カード ゴールドは、ポイント還元率0.5%~1.0%の高還元率カードです。三井住友カード ゴールドの保有者は、全国28か所にある空港ラウンジを無料で利用することができます。
飛行機を待つ時間帯に、インターネット環境のある空間でアルコールやソフトドリンクを飲みながら過ごすことができます。また法人カードの管理責任者であれば、JAL・ANAの航空チケットをインターネットで予約しチケットレスで搭乗可能になります。
VISAカードは世界シェアが№1で、海外出張時にはどこでも使用できて便利です。出張で新幹線を利用する人は、JR東海エクスプレス予約サービスを利用して簡単にチケットを取得できます。
しかも好みに合った座席を選択できて、キャンセルをしても手数料が無料です。三井住友カード ゴールドはとくにJR東海を利用する人におすすめのカードです。
ANAワイドゴールドカード
- 入会時・毎年のカード継続時にボーナスマイルをプレゼント
- 国内旅行海外旅行ショッピング保険など充実!
- 便利な電子マネー「iD」も標準搭載
年会費初年度 | 15,400円(税込) |
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年会費2年目〜 | 15,400円(税込) |
ポイント還元率 | 0.5 〜 10% |
発行スピード | 3営業日程度 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
ANAワイドゴールドカードは、ANAマイルを効率よく貯められるカードです。年会費は通常で14,000円(税別)。マイルの還元率は通常1.0%ですが、最大で1.648%まで高めることが可能です。
ANAワイドゴールドカードは、なにも飛行機に限ったわけではなく日常生活で利用する買い物や光熱費、税金などでも利用できます。出張で飛行機を利用する際には、ANAマイルの還元率が優遇されます。
フライトボーナスマイルが25%プラスされるため、たとえば合計10,000マイルの区間で使用した場合はボーナスマイルが2,500マイルプラスされ合計で12,500マイルが付与されます。
さらに通常のマイル還元率1.0%以外に、ANAカードマイルプラスに加盟している店で利用すれば還元率が1.0%プラスされ合計で2.0%の還元率になります。
空港内での食事やショッピングでも全国各地の「ANAFESTA」で一律5%割引、国際線の「ANA DUTYFREE SHOP」で5~10%OFFなどお得なサービスが盛りだくさんです。飛行機を使用する出張が多い人には、年会費以上にマイルを貯められるおすすめのカードです。
JALカード プラチナ (アメリカン エキスプレス)
- JALカードの最高位ステイタスカード!
- 空港ラウンジをご利用できるプライオリティパス付与!
- JALパックの割引!国内・海外パッケージツアーが最大5%の割引に。
年会費初年度 | 34,100円(税込) |
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年会費2年目〜 | 34,100円(税込) |
ポイント還元率 | 1 〜 2% |
発行スピード | 14営業日程度 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
JALカードの最高位であるプラチナカードは、JCBとアメリカン・エキスプレス・カードの2枚だけ。JALアメリカン・エキスプレス・カード プラチナの年会費は高額ですが、特典などを考慮すると非常にお得なカードとなります。
通常のカード利用の場合は1.0%の還元率ですが、100円あたり2マイルのアドオンマイルがプラスされます。したがって、JAL航空券を購入すると、通常マイル1%、特約店1%、アドオンマイル2%で合計4%の還元率になります。
JALアメリカン・エキスプレス・カード プラチナは海外での旅行保険も最大で1億円です。この1枚で、海外渡航中の治療も安心して受けることができます。
さらに24時間365日受付をしているコンシェルジュが、レストランやホテルなどの予約をすべてサポート。海外出張が多い人にはとくにおすすめのカードです。
出張費にクレジットカードを利用することへの疑問点と注意点
ここまでで、出張時にクレジットカードを利用すると便利でお得になることがわかったことでしょう。しかし、出張費を個人のクレジットカードで支払うという場合に、何点かの疑問がわいてきた人もいるのではないでしょうか。
- 出張費は会社の経費であるため、個人のクレジットカードで建て替えをしても問題が無いのか。
- クレジットカードで支払った際に受け取れる各種のポイントは自分のものなのか、会社のものなのか。
ここからは出張時に個人のクレジットカードを利用する場合によくある疑問を紹介し、解説します。
出張費をクレジットカードで支払っても問題ないのか
出張費の支払は会社側から禁止されていなければ、自身が持っている個人のクレジットカードで支払っても問題はありません。なぜなら個人のクレジットカードで支払ったとしても、経費を横領していることにはならないからです。
個人のクレジットカードで支払っても、会社側はなにも損になることはありません。使用した経費がいくらかかったか、きちんと会社側に証明ができればよいのです。
しかしながら、個人のクレジットカードで経費を支払う場合は経理側の都合もあるため、事前に会社側に確認をする必要はあるでしょう。
ただし、出張費をクレジットカードで支払う場合に問題になることもあります。出張費を事前に現金で手渡されている場合です。
出張費を事前に現金で仮払いされている場合
出張費を事前に現金で仮払いされている場合は、個人のクレジットカードで支払うことが問題になることもあります。なぜなら現金で経費を手渡されている以上、出張費は全て現金で支払わなければならないからです。
クレジットカードで支払いをするという場合でも、不正を行っていない限り出張費の精算を行った時点で誤差はでません。しかしながら、法律的に問題になるのは、手渡された現金がクレジットカードに変換されたときです。
現金をクレジットカード支払いに変換を行った場合は、横領罪にあたることもあります。しかしながら、過去の判例を見てもこういったケースが裁判で争われたケースはなく、それぞれの会社の規定にもよります。
仮払いされた現金をクレジットカードで支払ってよいかどうかは、会社の判断による場合が多いため、不安がある場合は事前に会社側に確認をしておくとよいでしょう。
出張費の支払いで得たポイントは自分のものになるのか?
結論から言えば、出張費の支払で得たポイントに関しては自分のものにしても問題はありません。会社の規則によって、出張費の個人クレジットカード支払いが許されていればポイントの取得も問題ないと考えても良いからです。
クレジットカードでの支払いを行ったとしても会社側にはとくに損害を与えているわけではありません。また個人のクレジットカードへのポイントは、個人にのみ付与されます。
そのため、もしもポイントを会社側に譲渡するにも、大変な手間がかかってしまいます。しかしながら、この場合も会社の判断による部分が大きいです。
したがって、はっきりとした規則が無い場合は事前に会社に確認をとっておくべきでしょう。会社側からの了承が得られれば、個人のポイントは正々堂々と自由に使うことができるようになります。
貯まったマイルは基本的に会社のもの?
出張時に飛行機を利用した場合に付与されるマイルは会社のものか個人のものか、という疑問は基本的にグレーゾーンで判断しにくい部分です。
出張で得たマイルの帰属が、個人なのか会社なのかという問題はこれまでに法廷で争われた記録もなく法的な判断ができません。
マイルの付与も他の各種ポイントと同様に、個人のクレジットカードであれば個人に付与されます。そもそも個人に付与されるものであり、会社側には付与されるものではありません。
これまでのところ、出張費を個人のクレジットカードで支払い付与されたポイントは、個人が自由に使ってもよいことを会社側も暗黙の了解としています。
しかしながらポイントを個人のものとしても、あとから問題になる可能性もあります。不安があれば、事前に会社側に相談をしておきましょう。
出張におすすめのクレジットカードまとめ
出張時はクレジットカードを利用すれば、多くの手間をはぶくことができてスムーズに会計やホテル・移動手段の予約をおこなうことができます。
自身の出張がどのような交通手段を主に利用するか、確認した上で用途に合わせたクレジットカードを選びましょう。
クレジットカードの利用は便利なだけではなく、お得に快適に出張を過ごすことも可能にしてくれます。ポイントの付与や空港でのラウンジ無料使用などで、普段の仕事よりも労力の多い出張を楽しみながら過ごせます。
クレジットカードを便利に賢く利用して、出張を楽しいものに変えていきましょう。
2008年青山学院大学国際政治経済学部卒。在学時にファイナンシャル・プランナー(FP)の資格を取得。 2012年に株式会社サイバーエージェントに入社し、Ameba事業部にて編集に従事。 2018年8月にCyberOwlへ異動し、マネ会の編集長就任。FPの知識を活かして、クレジットカード、カードローン、キャッシュレスの記事作成に携わる。難しいことをわかりやすく伝えるがモットー。 ラグジュアリーカード<Titanium Card>とセゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードをメインに、アメックスゴールドやJCBゴールド、楽天カードなど10枚以上のクレジットカードを保有。