銀行カードローンの金利は低い?大手銀行の金利一覧から利息額まで詳しく解説
銀行カードローンは、消費者金融と比べて金利が低いことで知られていますが、実際にどのくらいお得なのでしょうか。
この記事では、大手銀行のカードローン金利を一覧で比較し、利息額のシミュレーションを交えながら、銀行カードローンのメリットを詳しく解説します。
特におすすめなのが、住信SBIネット銀行カードローン、楽天銀行スーパーローン、三井住友銀行のカードローンです。これらのカードローンは、低金利だけでなく、借入れ金額に応じて金利が下がるメリットもあります。
さらに、お得に借りるためのポイントも紹介するので、銀行カードローンの利用を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
無利息 期間 |
なし
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なし
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審査時間 | 公式サイト参照 | 最短即日 | 申込完了後最短当日 |
実質年率 | 年1.99〜14.79% | 年1.90〜14.50% | 年1.50〜14.50% |
借入 限度額 |
10万円〜1,000万円 | 10万円〜800万円 | 10万円〜800万円 |
- 銀行カードローンは、消費者金融よりも金利が低い傾向にある
- 大手消費者金融の上限金利は年18.0%前後、大手銀行の上限金利は年14.0%前後
- 初回審査時や少額融資の際は、上限金利に注目することが重要
- 借入金額が大きいほど、適用される金利は低くなる傾向がある
- 金利だけでなく、借入・返済方法の多さ、ATMの数、無利息サービスの有無など、利便性も考慮して借入先を選ぶことが大切
銀行は消費者金融よりもカードローン金利が低い!
一般的に、銀行カードローンは大手消費者金融より金利が低い傾向があります。
消費者金融カードローンは審査スピードや利便性に特長があります。一方、銀行カードローンは融資上限額の大きさと金利の低さが特長です。
消費者金融と銀行カードローンの金利を比べたとき、実際にどの程度の差異があるのか調べるために、マネ会に寄せられた口コミから、カードローン利用者に適用された金利帯を分析してみました。
金利帯 |
割合 |
---|---|
8%台 | 0.3% |
9%台 | 0.8% |
10%台 | 0.8% |
11%台 | 0.5% |
12%台 | 2.9% |
13%台 | 3.9% |
14%台 | 5.7% |
15%台 | 9.9% |
16%台 | 1.0% |
17%台 | 23.5% |
18%台 | 50.7% |
金利帯 | 割合 |
---|---|
6%台 | 1.5% |
7%台 | 0.7% |
8%台 | 1.5% |
9%台 | 3.7% |
10%台 | 8.1% |
11%台 | 3.7% |
12%台 | 19.1% |
13%台 | 8.8% |
14%台 | 52.9% |
大手消費者金融としてはアイフル・アコム・プロミス・レイク・SMBCモビットの5社、大手銀行としてはみずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行の3行を取り上げました。
上記の結果を見てみると、もちろん借入金額や個々の審査状況によっても適用される金利は変わってきますが、やはり銀行カードローンのほうが金利が低い傾向にあるといえます。
少し具体的に見てみると、消費者金融の金利は半数以上が年18%台になっています。
一方、3台メガバンクのカードローンの金利は半数以上が年14%台になっています。
この年4%は、借入額が大きくなればなるほど、また返済期間が長くなればなるほど利息額の差として跳ね返ってきます。
したがって、金利だけを考えれば銀行のローン商品を利用しない手はないということになります。それでは、消費者金融を利用するのは損なのでしょうか?
これは、お金を借りる状況によって変わってきます。「どうしてもすぐに一定額のお金が借りたい」場合には、審査スピードの速い消費者金融のほうが便利になります。また、消費者金融の無利息サービスを活用すれば、金利差によって生じる利息の高額化を抑え、お得にお金を借りられる場合もあります。
このように、ある意味ですみわけがおこなわれているわけです。融資をお急ぎの方や無利息サービスを利用したい方には、アイフルやアコムといった大手消費者金融の検討もおすすめできます。
専門家からのコメント
銀行の方が、カードローンの金利を低くできる理由は、カードローン事業の資金を、顧客からの預金で調達できるからです。
一方で消費者金融は、銀行から事業資金を借り入れています。
いつの時代も銀行に預けたお金に適用される金利よりも、融資や借入に適用される金利の方が高くなります。
つまり、消費者金融が借入先の銀行に支払う利息よりも、銀行が預金を利用する顧客に支払う利息の方が安く済むのです。
その結果、銀行の方が消費者金融よりもカードローン事業を営むための経費がかからないため、カードローンの金利を低く設定できるのです。
初回審査時は下限金利よりも上限金利に注目しよう
まず頭に入れておきたいのは、原則として金利は融資限度額が大きくなるほど低くなる、という点です。
それゆえ、初回審査時や少額融資を受けたいときには上限金利に注目する必要があります。上限金利とはなにかというと、一般にカードローンの金利は年○○%~年△△%と幅がありますが、この幅のなかで一番高い金利のことです。
初回審査時は、金融機関側も顧客の信用度がつかみきれないため、高額な融資額は設定されにくいです。結果として、初回に適用される金利は高くなる傾向にあるので、上限金利を意識して商品を選ぶとよいでしょう。
専門家からのコメント
カードローンは、住宅ローンや自動車ローンとは異なり、簡単な審査でお金を借りられるだけでなく、担保も必要ありません。
よってカードローンは他のローンよりも、金融機関が貸し倒れるリスクが高くなるため、そもそもの金利が高く設定されています。
またカードローンの金利は、利息制限法によって以下のように貸付額に応じた上限が設定されています。
貸付額10万円未満:20%
貸付額10万円以上100万円未満:18%
貸付額100万円以上:15%
特にカードローンの審査を初めて受ける人は、お金を返済してくれる信用できる人かどうかが分かりません。
そのため金融機関は、初めてカードローンを申込む人の融資限度額を低く設定し、法律が定める上限に近い金利にして、貸し倒れのリスクに備えているのです。
おさえておくべきは金利だけではない
一般的に、銀行カードローンの金利は安く設定されています。
だからといって、金利だけを考えて銀行カードローンの利用に固執するのはおすすめしません。
金利にこだわるのではなく、借入・返済方法の多さやATM・契約機の数、無利息サービスの有無など、利便性も考慮して借入先を選ぶことをおすすめします。
商品選びの段階でしっかりと特徴を比較調査しておくことで、結果的に利用後の満足度を高めることができるでしょう。
大手銀行カードローンで金利が低いのは?
ただし、それでも金利が低いのは一体どの銀行なのかということが気になりますよね。ということで、ここでは主な大手銀行が展開するローン商品の金利を一覧にして示していきます。
商品名 | 金利(年) |
---|---|
住信SBIネット銀行カードローン<プレミアムコース> | 1.59%〜7.99% |
イオン銀行カードローン | 3.8%〜13.8% |
ソニー銀行カードローン | 2.5%〜13.8% |
みずほ銀行カードローン | 2.0%〜14.0% |
楽天銀行スーパーローン | 1.9%〜14.5% |
三井住友銀行のカードローン | 1.5%〜14.5% |
三菱UFJ銀行カードローン(バンクイック) | 1.8%〜14.6% |
住信SBIネット銀行カードローン<スタンダードコース> | 8.99%〜14.79% |
auじぶん銀行カードローン | 1.48%〜17.5% |
オリックス銀行カードローン | 1.7%〜17.8% |
上限金利は上記のとおりですが、借入金額や返済期間などによって、適用される金利と支払う利息額は変動します。実際に支払う利息を知りたい方は、公式サイトから返済シミュレーションを利用するとよいでしょう。
みずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行といった3大メガバンクでは、金利は年14%台となっています。これらの銀行は店舗や契約機の数も多いので、利便性の高さも魅力になります。
また、住信SBI銀行カードローン<プレミアムコース>の金利である年7.99%は別格ですね。
住信SBI銀行カードローンでは、<スタンダードコース>と<プレミアムコース>のどちらを利用できるかは審査結果によって異なりますが、金利にこだわりたいなら申込んでみる価値はあるでしょう。
ただしスタンダードコースの人が途中でプレミアムコースに変更できません。スタンダードコースの人がプレミアムコースに移行するには、全額して一度解約し、もう一度申し込む必要があります。
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消費者金融の金利とも比較してみた
銀行カードローンのほうが消費者金融カードローンより金利が低い傾向がありますが、消費者金融のカードローンは、実際のところどのくらいの金利なのでしょうか?
主な大手消費者金融カードローンの上限金利について、下記でご紹介します。
消費者金融名 | 上限金利(年) |
---|---|
プロミス | 17.8% |
アコム | 18.0% |
アイフル | 18.0% |
レイク | 18.0% |
SMBCモビット | 18.0% |
銀行カードローンのほうは上限金利について銀行ごとに差がありましたが、消費者金融の方はほぼ年18%で横並びです。
ただし、これはあくまで上限金利です。より低い金利が設定される可能性があるうえ、無利息サービスを活用すれば利息を抑えることができるので、上限金利が年18%だからといって、消費者金融が銀行カードローンよりも劣っているというわけではありません。
融資をお急ぎの方や、短期返済して無利息サービスのメリットを最大化できそうな方なら、消費者金融も魅力的な選択肢となるでしょう。
「急いで借りたいけど消費者金融の金利の高さが気になる」という方には、一度消費者金融と契約して、あとから低金利なカードローンで借り換えるという方法もおすすめできます。
実際の金利・利息・返済額をシミュレーションしてみよう
カードローンでお金を借りると、利息が発生します。
この利息は一律ではなく、一般には金利と返済期間によって支払う額が変わってきます。そしてローンの返済では、もともと借りていた元本と利息を合わせて返済額を支払うことになります。
たとえ金利が低くても、最低返済額のみの返済を続けて利息を払う期間が長期化すると、利息が高額になってしまうので注意が必要です。
以下では、実際にお金を借りたときに金利・利息はどうなっていくのかについてシミュレーションを見ていきましょう。
シミュレーション①メガバンクでお金を借りたときの金利・利息は?
まずは、メガバンクの銀行カードローンでお金を借りたときの利息・返済額のシミュレーションをおこなっていきます。
3大メガバンクからは、最も上限金利が低いみずほ銀行カードローンを紹介します。みずほ銀行公式「カードローン返済シミュレーション」で試算してみましょう。
契約限度額100万円で10万円借りたときには金利は年14.0%(※)になりますが、そのときの返済回数、返済額の総額、利息額の合計は下記のようになります。
返済回数 | 返済額の総額 | 利息額の合計 |
---|---|---|
76回 | 150,897円 | 50,897円 |
上記は、毎月決まった最低返済額だけを返済していった場合になりますが、そうすると毎月1回返済で完済まで6年以上かかり、利息は元本の5割強になる計算です。
最低返済額だけの返済では、このように返済期間が長期化しやすいですが、お金の余裕があるときに任意返済や一括返済をすることで、返済額の総額を減らすことができます。
また、住宅ローンを利用していれば、カードローンの金利は年0.5%引き下げられます。
みずほ銀行カードローンの金利については、下記のような口コミが寄せられています。
50万円の借入れで金利は年14.0%と低く、毎月の返済額は1万円と設定されていました。
上記の方は、50万円の借入れに対する年14.0%という金利に満足しているようです。借入金額が大きくなれば、さらに低い金利の適用も期待できます。
- 金利年2.0%~14.0%と納得の金利!
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シミュレーション②ネット銀行でお金を借りたときの金利・利息は?
続いて、ネット銀行のカードローンを利用した場合の利息・返済額のシミュレーションをおこないます。
ここでは、代表的なネット銀行である楽天銀行スーパーローンの利息を、楽天銀行公式「カードローン返済シミュレーション」で試算します。
契約限度額100万円で10万円借りたときには、金利は年6.6%~14.5%になります。ここでは、上限金利の年14.5%が適用されたと仮定して、そのときの返済回数、返済額の総額、利息額の合計を試算してみます。
返済回数 | 返済額の総額 | 利息額の合計 |
---|---|---|
78回 |
155,381円 |
55,381円 |
みずほ銀行カードローンで試算したときの年14.0%よりも年0.5%金利が高いだけあって、少しだけ支払う利息額も高くなっています。
ただし、かならずしも金利が高い場合のほうが利息が高くなるとは限りません。
利息額は返済期間の長さによって変動するので、金利が低くても返済期間が長いと利息額が高くなってしまうことがあるので注意が必要です。
まとめると、最低返済額のみの返済では、返済期間が長期化するので利息が高額になりやすいです。上記のシミュレーションでも、2行とも利息額が元本の5割以上になっていましたね。
利息を抑えてお得にお金を借りるために、任意返済や一括返済を活用し、早期返済を心がけましょう。
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さらに金利が下がる条件付きのおすすめカードローンをご紹介
銀行カードローンのなかには、金利が下がる条件が設けられているものがあります。
銀行カードローンは金利が低い傾向にあるので、ただでさえ利息を抑えやすいです。それに加えて、金利が下がる条件を満たすことによってさらにお得になる可能性があります。
みずほ銀行:住宅ローンの利用で金利の引き下げが可能!
まずは、みずほ銀行カードローンの金利引き下げ条件について紹介します。
みずほ銀行で住宅ローンを利用している場合には、みずほ銀行カードローンの基準金利から金利が年0.5%引き下げられます。
住宅ローンを組んでいると毎月の支払いが大変になり、ついお金が足りなくなってしまうことも考えられます。そんなときに、低い金利で銀行カードローンを利用できるのであればありがたいですね。
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住信SBIネット銀行:<プレミアムコース>ならさらに低金利!
次に紹介するのは、住信SBIネット銀行カードローンです。審査結果に応じて、カードローンが<スタンダードコース>か<プレミアムコース>に分けられます。
そして、もしもスタンダードコースに振り分けられた場合、非常に低金利でローンを利用することができます。
一例を挙げると、10万円~100万円の利用の場合、<スタンダードコース>の金利は年14.79%ですが、<プレミアムコース>であれば年7.99%と半分近くの金利になります。
さらに、「ミライノ カード(JCB)を保有し、当社口座を引落口座に設定
」・「SBI 証券口座保有登録済または、当社取扱い住宅ローン残高があるお客様」という2つの条件を満たせば、さらに年0.6%の金利引き下げが可能になります。
<プレミアムコース>で上記の条件を満たすと、なんと年7.39%の金利でお金を借りることができるのです。
ネット銀行なので、店舗があるところよりも比較的安い金利で対応できるのは良心的だと思います。
上記の方は住信SBIネット銀行カードローンを利用して、金利に満足しているようですね。
とくに、審査の結果として<プレミアムコース>が適用された場合の金利は、銀行が展開する商品のなかでも抜群です。利息を抑えてお得にお金を借りたい方は、ぜひ住信SBIネット銀行カードローンをご検討ください。
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カードローンをもっとお得に利用する方法は?
ここでは、銀行カードローンをもっとお得に利用する方法について紹介していきます。
- 返済期間を短縮する
- 金利の引き下げ条件をチェックする
- 優良顧客になって金利の引き下げを交渉する
- 限度額を引き上げる
返済期間を短縮する
最初に決めた返済額のまま、なにも考えずに毎月返済をおこなっていませんか?
実は、銀行カードローンは最低返済額が少ないことも多いです。
したがって、「毎月払う金額が少ないなら」と考えて最低返済額に設定したままでいると、返済金額が長期化して利息の合計額が高くなってしまいます。
これでは銀行カードローンを選んだ意味がなくなりますので、任意返済や一括返済で利息を減らしていきましょう。
任意返済とは、返済の途中でお金に余裕があるときに一定額をまとめて返済することです。また、一括返済とは残っている借入残高をすべて返済してしまうことです。
これらを活用すれば、返済期間が短くなって利息額を減らすことができます。
金利の引き下げ条件をチェックする
通常時の金利だけを比較して、銀行カードローンを選択していないでしょうか?
みずほ銀行カードローンや住信SBIネット銀行の例で紹介したように、銀行カードローンのなかには金利が下がる条件が設定されている場合があります。
同行のサービスや口座を利用することによって、金利を引き下げてもらえる場合が多いです。
利用する商品を選ぶ際には、通常の金利だけでなく、金利が下がる条件を満たした場合の金利もあわせてチェックするようにしましょう。
優良顧客になって金利の引き下げを交渉する
また、返済実績を積んで優良顧客として認めてもらえば、交渉次第で金利を引き下げてもらえる場合もあります。
銀行側は、毎月きちんと返済してもらえる顧客には、なるべく継続してカードローンを利用してもらいたいと考えています。
十分な返済実績がある方は、適用金利を引き下げてもらうことができないか交渉すれば、場合によっては要望に応えてもらえる可能性があります。
ただし、商品概要で「○○円の借入れなら金利○%」といった金利帯が示されている場合には、それ以上に金利を引き下げてもらえることはまずないので注意しましょう。
限度額を引き上げる
一般的には、借入限度額が大きいほど金利は低くなる傾向があります。
このことを知らずに低い限度額のままで銀行カードローンを利用していると、高い金利が適用されて結果的に高い利息を支払う可能性があります。
したがって、銀行カードローンを利用し始めるときに高めの限度額を希望してみることをおすすめします。
利息制限法によって借入残高に応じた上限金利が定められているので、例えば元本が100万円以上の場合には、かならず年15%以下の金利が保証されます。
ただし、限度額が高額になるほど、審査も慎重におこなわれる傾向にあるので注意が必要です。
審査に自信がある方は、高めの限度額を希望して金利の引き下げを狙ってもよいでしょう。
金利をチェックしてお得にカードローンを利用しよう!
この記事では、銀行カードローンの金利について解説してきました。
一般に、銀行カードローンは消費者金融よりも金利が低く設定されています。同じ大手銀行のカードローンでも、銀行や商品によって金利に違いがあります。
さらに、金利が下がる条件のついた商品を選んだり、返済期間を短縮したりすることで、利息を抑えてお得に返済することが可能になります。
また、金利が高い傾向にある消費者金融でも、無利息サービスを利用すれば銀行よりも利息が低くなる場合もあります。
金利の高さだけにこだわり過ぎず、シミュレーションなどを活用して総合的に商品を選ぶようにしましょう。
専門家からのコメント
銀行のカードローンは、上限金利が低い傾向にあるだけでなく、所定の条件を満たすと金利の引き下げを受けられます。
借入額が大きい場合や、借入期間が長い場合は、少しの金利差で利息負担が大きく異なります。
そのため、まとまったお金を借りるときや、返済期間が長期間に渡る場合は、銀行のカードローンを利用すると良いでしょう。
一方で消費者金融は、審査のスピードが早いです。加えて金利が無料になるキャンペーンを実施している消費者金融もあります。
よって、一刻も早くお金を借りたい人や、短期間だけお金を借りたい人は、消費者金融の方が適しているといえます。
ただしお金を借りるときは、返済できる見込みのある金額までの利用にしましょう。
金融機関が設定した融資上限額が、返済できる金額と等しいわけではありません。お金を借りるときは、返済計画をきちんと立てて、身の丈に合った利用に留めることが大切です。
<参考>
・みずほ銀行公式「カードローン返済シミュレーション」
・楽天銀行公式「カードローン返済シミュレーション」
保険・金融ライター。FP技能士2級。大手生命保険会社にて7年半勤務し、チームリーダーや管理職候補として個人営業、法人営業の両方を経験。その後人材会社に転職したあと副業としてwebライターを始める。お金に関する正しい知識をたくさんの人々に知って欲しいとの思いから、2019年1月よりwebライターとして独立。これまで保険、不動産、税金、音楽など幅広いジャンルの記事を、多数のメディアで執筆・監修している。
「お得」を愛するFPライターです。大手電機メーカーおよび施設運営会社勤務を経て、2018年よりフリーのライターに。会社勤務時に、ファイナンシャルプランナー(FP)資格取得に取り組み、CFPおよびFP1級を取得。現在は主にローンに関する記事を連載しています。また、英語にも興味があり、10年ほど前よりTOEICの勉強と受験を続けています。模試会などにも参加しており、おかげさまで最高975点まで取得しました。最近はお得な防寒着を販売している「ワークマン」にはまっており、セールのたびにレアな衣類を購入するのが楽しみです。