申込み方法
47%インターネット
店頭申込53%
本記事では、大手消費者金融のレイクとアコムの金利や無利息サービス、審査難易度などを比較します。
結論からいうと、融資までのスピードを優先するならアコム、無利息期間を重視するならレイクがおすすめです。
即日借り入れできて利用を周囲バレしたくない方はぜひ参考にしてください。
アコムとレイクの違いを簡単に表でまとめてみました。
①お得度 | レイクがお得(※) |
---|---|
②人気度 |
アコムが人気! |
③審査難易度 | 成約率はアコムのほうが高め! |
④利便性 |
【アコムのほうが利便性が高いポイント】 ・契約機・ATMの数が多い ・即時振込のスピードが速い 【レイクのほうが利便性が高いポイント】 ・無利息サービスを選択できる |
⑤返済負担 | 毎月の返済負担が少ないのはレイク |
⑥口コミ評価 |
・アコム:5点満点中4点 ・レイク:5点満点中4.5点 |
それぞれの詳細については、このあと順番に説明していきます。
レイクの選べる無利息サービスでは、Web申込みなら「初回契約翌日から60日間無利息」or「初回契約翌日から5万円まで180日間無利息」から選択できます。
Web申込み以外なら「初回契約翌日から30日間無利息」or「初回契約翌日から5万円まで180日間無利息」から無利息期間を選択できます。
アコムの無利息サービスが「初回契約翌日から30日間金利0円」の1種類しかないことを考えると、長めの無利息期間も選べる点はレイクの大きなメリットとなるでしょう。
アコムとレイクは、金利・限度額・無利息サービスが少しずつ違います。
商品 | アコム | レイク |
金利 | 年3.0~18.0% | 年4.5~18.0% |
限度額 | 800万円 | 500万円 |
担保/保証人 | 不要 | 不要 |
無利息サービス | 30日間金利0円サービス |
申込方法と借入金額に応じて無利息期間を選べる |
系列銀行 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ | 新生フィナンシャル株式会社 |
在籍確認の方法 | 基本は電話連絡 | 基本は電話連絡 |
担保/保証人が不要である点は、両社ともに同じです。
アコムとレイク以外のカードローンはこちらで紹介しています。
アコムの最大限度額は800万円で、レイクよりも300万円高額です。
ただし、アコムは総量規制という制度が適用されるため、原則として年収の1/3を超える金額を借りることはできません。つまり、800万円の限度額が設定されるためには、2,400万円の年収が必要になります。
とくに、初回審査時には上限金利に近い金利・低めの限度額が設定されやすいため、多くの方にとって2社の金利・限度額の差異はあまり大きな違いをもたらさない可能性が高いです。
アコムとレイクの上限金利は同じですが、下限金利はアコムのほうが年1.5%低くなっています。
さらに、アコムの最大限度額は800万円で、レイクよりも300万円高額です。
ただし、「下限金利が低いから」という理由ではなく、無利息期間や審査スピードも比較して選んだほうがいいでしょう。
専門家からのコメント
総量規制とは、消費者金融業者に適用される法律である貸金業法に定められたものであり、年収の3分の1を超える貸し付けを禁止するものです。
総量規制は、1社の借入れだけではなく他社からの借入額をすべて合算して判定されます。したがって、アコムでは借入れが初めてであっても、他社からすでに借入れをしている場合には、年収次第では総量規制に引っ掛かり借入れが認められないこともあります。
アコムとレイクでは、上限金利がほとんど同じです。そのため、少額を借入れたときに発生する通常時の利息には、ほとんど差が出ない可能性が高いです。
ただし、レイクには選べる無利息サービスがあり、選択した無利息期間によっては、アコムよりも利息を抑えてお得に返済することが可能です。
選択する無利息サービスによって利息に差が出る場合があります。
レイクでは、借入金額と申込方法に応じて無利息期間を選択することができます。
例えば「60日間無利息」の適用上限額は200万円以下なので、200万円までの金額を借りる方ならアコムの「30日間金利0円サービス」の倍の無利息期間を享受することが可能です。
無利息期間の長さで考えるなら、レイクの選べる無利息サービスはかなりお得なメリットといえるでしょう。
アコムとレイクでは、アコムのほうが利用者数が多く人気が高いといえます。
両社の新規利用者の数を調査しましたので、カードローン選びの参考にしてください。
両社のIR資料(※)によると、2020年4月〜2021年3月の1年間でアコムを新規利用した方は約179,904人です。一方、同期1年間でレイクを新規利用した方は約110,500人でした。
このことから、アコムのほうが多くの方が申込んでいる人気のカードローンだといえます。
初めてカードローンを利用する方でも、多くの人が利用する商品なら安心して申込めるかもしれません。ただし、かならずしも人気度と満足度は直結しないので、そのほかの利用条件も調査したうえで比較検討することをおすすめします。
成約率だけで審査難易度を一概に論じることはできませんが、申込者に対する審査通過者の割合だけを考えると、レイクの審査難易度は高めといえるかもしれません。
成約率のデータを元に比較すると、アコムのほうが審査通過者が多いので審査難易度が低い可能性があります。
申込者に対する新規契約者の割合を成約率といいます。
下記、アコムとレイクの成約率をご紹介します。
アコム(※1) | レイク(※2) |
---|---|
41.2% |
33.8% |
レイクよりもアコムのほうが、成約率は約7.4%も高くなっています。
専門家からのコメント
消費者金融の審査は、申し込みをする人の年収などの属性、過去の金融事故の履歴などによって判断されるといわれています。
年収が一定以上ない場合には、年収の3分の1を超える貸し付けを禁止する総量規制に抵触するため、そもそも貸し付けをすることができません。
また、過去に一定期間を超える延滞や自己破産・債務整理などの金融事故があると、他社での事故であっても信用情報機関への照会によって把握されている可能性が高いです。
借入や返済における利便性の高さ、振込スピードが早いのはアコムです。
アコムでは「3秒診断」で借入れできる可能性がわかるうえ、受付完了してから最短1分で振込できます。
商品 | アコム | レイク |
無人店舗数 | 897 | 694 |
自社ATM数 |
928 |
690 |
無人店舗・自社ATMの数はアコムのほうが多くなっています。アコムの自動契約機は、「むじんくん」の愛称でも有名ですね。
来店で申込みや契約の手続きをしたいと考えている方や、自社ATMを利用して手数料無料で借入れ・返済したいと考えている方にとっては、無人店舗・ATM数の多いアコムのほうが利便性が高いといえます。
アコムでは、受付完了してから最短1分での即時振込が可能です。利用する金融機関と曜日によっては、ほぼ24時間振込みに対応しているのもうれしいポイントです。
それに対して、レイクの振込スピードは最短即日。また、下記のように受付時間が限られています。
曜日 | 受付時間 |
---|---|
月曜日 | 8時10分~23時50分 |
火曜日~土曜日 | 0時15分~23時50分まで |
日曜日 | 4時~18時50分まで |
まとめると、振込スピードの速さではアコムに軍配が上がるでしょう。
ただし、両社ともに振込実施時間が金融機関によって異なるので、利用したい金融機関が即日振込に対応しているか事前に確認しておきましょう。
まずは、両社の返済方法を比較してみましょう。
商品 |
アコム | レイク |
返済方法 |
・口座振替 ・銀行振込 ・店頭窓口 ・自社ATM ・提携ATM ・インターネット |
・口座振替 ・銀行振込 ・自社ATM ・提携ATM ・インターネット |
返済日 |
・「35日ごと」か「月に1回の指定日」 ・口座振替の場合は毎月6日 |
・月に1回の指定日 ・口座振替の場合は毎月14日か27日 |
返済方法については大きな違いはありませんが、アコムでは店頭窓口で相談しながら返済することができます。
また、アコムの口座振替日は金融機関がどこであっても一律6日ですが、レイクでは14日または27日のどちらかを選択できるようになっています。
このように、利用したい返済方法によって利便性が異なるため、ご自身のニーズに合わせて両社の特徴を確認しておくとよいでしょう。
アコムとレイクの毎月の最低返済額を比較してみましょう。
返済額が低いほうが毎月の支払いは楽になります。しかし、その分、完済までの期間が長くなりますので、総利息額は高くなってしまいます。
借入額 | アコム | レイク |
---|---|---|
10万円 | 2,000~5,000円 | 4,000円 |
30万円 | 5,000~13,000円 | 12,000円 |
50万円 | 8,000~15,000円 | 14,000円 |
アコムはでは、融資限度額によって最低返済額が異なるため、同じ借入額でも返済額に幅が生じます。
融資限度額が多いほど最低返済額が少なくなるので、毎月の返済額を減らしたい方は限度額を高めに申し込むほうがよいかもしれません。
アコムとレイクのどちらが最低返済額が少ないかは、契約の状況によって異なります。
そこで、融資限度額いっぱいまで借入れると仮定して、「融資限度額=借入額」という条件で両社の最低返済額を比較してみました。
借入額 |
アコム | レイク |
---|---|---|
10万円 |
5,000円 |
4,000円 |
30万円 | 13,000円 | 12,000円 |
50万円 | 15,000円 | 14,000円 |
上記のように、いずれの場合もレイクのほうが最低返済額が低い結果となりました。
このことから、アコムとレイクを比較したときに、毎月の返済負担が少ないのはレイクといえます。
ただし、最低返済額が少ないと返済期間が長引いて利息が高額化しやすいので、お得に返済したいなら任意返済や一括返済を活用しましょう。
専門家からのコメント
消費者金融から借り入れをする場合には、完済までの支払いのシミュレーションをしておくことが大切です。
消費者金融からの借入れでは利息の負担が重いので、毎月の返済額が少ないといつまでたっても元本が減らないということがよくあります。
このため、返済額と完済までの期間は事前によく計算しておきましょう。利息を含めた支払総額を減らしたい場合には、ボーナスが出る時期などに一括返済することもおすすめです。
アコムとレイクで口コミ評価が高いのはレイクです。
ただし、本サイトに寄せられた口コミの総合評価では、両社ともに5点満点中4点以上の高評価です。どちらの会社も、実際に利用している人は同程度の高い満足度を抱いているといえるでしょう。
それでは、実際に利用した方は両社のどのような点を評価して申込みを決めたのでしょうか? それぞれの利用者の声をご紹介します。
まずはアコムから見ていきましょう。
30日金利が0円だったのがすごく魅力的だったことと、いろんなメディアでCMをやっていて、名前もたくさん聞いたことがあったので知らないところで借りるよりはと思い、アコムに決めた。
アコムはTVやインターネットの広告で知名度が高いので、初めて利用される方でも安心感が大きいようです。また、30日間金利0円サービスのお得さも利用の決め手となったようですね。
次に、レイクの口コミをご紹介します。
大手消費者金融などの金利と変わりありませんが、レイクは金利面の優遇制度もあるため利用するメリットを感じます。
金利面の優遇制度とは、無利息サービスのことですね。消費者金融の無利息サービスは、無利息期間が30日程度であることが一般的です。
それに対して、レイクの無利息サービスは複数の無利息期間から自分に合ったものを選ぶことができるので、「無利息サービスならレイク」といえるほど特徴的なサービスといえるでしょう。
アコムとレイクの両方から借入れすることは可能です。
ただし、以下のような注意点があるためできるだけ1社での借入れをおすすめします。
同時に複数のカードローンに申し込むと、消費者金融に「相当お金に困っている」という印象を与え、審査に通過できない可能性があります。
これによって審査にとおりづらくなってしまった状態を申込みブラックといいます。
また、カードローンで借りられるお金は、原則年収の3分の1までという総量規制があります。
両方に申し込んだからといって、多額の借入れができるわけではないので注意しましょう。
多くの消費者金融では、借入額が大きいほど金利が低く設定されていることが多いです。
そのため、2社から少額づつ借りてしまうと結果として金利が高くなってしまう可能性があります。
万が一借入れ額が足りない場合は「増額申請」も可能ですので、借入れはなるべく1社にまとめましょう。
金利を抑えて借り入れしたい方は、以下のような消費者金融もおすすめです。
消費者金融では初めての借入時は上限金利が適用される傾向にあります。そのため、プロミスはアコムとレイクに比べて少しだけ金利が安くなる可能性があります。
また、アイフルでは金利が3.0%~9.5%になる「ファーストプレミアム・カードローン」という商品があります。
はじめての利用・WEB限定、23〜59歳までなその条件はありますが、かなり金利を抑えて借り入れすることができます。
アコムとレイクのよくある質問にお答えします。
アコムとレイクを比較したときに、特筆すべきそれぞれの特長は下記のとおりです。
アコムは、契約機・自社ATMの多さや振込スピードの速さなど、申込みや借入れの利便性が高い点が特長です。
それに対して、レイクは長めの無利息サービスを選べるので、利息を抑えてお得に借入れできます。また、最低返済額が低めなので、毎月の返済負担を抑えたい方にもおすすめです。
まとめると、アコムとレイクはどちらも魅力的な消費者金融です。
この記事を読んでくださった方が、ご自身に合った商品を選び、生活のお役に立てていただければ幸いです。
<参考>
・アコム株式会社「2020年3月期四半期決算」
・SBI新生銀行グループ「2019年度第3四半期決算・ビジネスハイライト」
専門家からの一言
消費者金融も大手であれば、利息や利用方法などが似ているようにもみえますが、少しずつ違いもあります。
このため、借り入れを検討する場合には事前にどのような条件になっているかをよく確認しておくことが大切です。
借り入れをする際には、審査の通りやすさや早く借りられるかに目が行きがちですが、利息や毎月の返済額など借りた後の返済条件も重要です。消費者金融の場合には、金利が高いこともあり想定外に借金が膨らみやすいためです。
松浦綜合法律事務所代表。京都大学法学部、一橋大学法科大学院出身。企業法務系の法律事務所のパラリーガル(法律事務補助)として主にIT業界を担当した後、ロースクールに進学しました。弁護士資格取得後は法律事務所や不動産会社の法務部門に所属した経験もあります。法律事務所に在籍していた頃はちょうど東日本大震災後の不景気で、個人や事業者の方から銀行や消費者金融からの借金、クレジットカード利用に関するご相談を多くお受けする機会がありました。不動産会社の法務部に転じてからは、不動産購入時のローンや機関投資家の不動産投資におけるファイナンスに携わっていたため金融の仕組みについては人一倍興味があります。現在、不動産やIT分野を中心として、トラブル対応・新規事業に関する適法性検討・契約交渉に関するご相談などに取り組んでいます。その他、借金や資金繰りにお困りの個人や事業者の方からのご相談もお受けしております。休みの日は、たいてい近所の大きな公園で子供と遊んでいます。
学生時代には月間1,000万PV規模のWebメディアでインターンを経験。 SI系のベンチャー企業での勤務を経て、2017年に株式会社サイバーエージェント入社ののち株式会社CyberSS(現:CyberOwl)に異動。 クレジットカードはアメリカン・エキスプレス・カード(グリーン)とJAL Global WALLET、キャッシュレスではLINE Payを愛用中。 釣りが趣味で船、陸問わず釣りに行く。どこかにマイルを使って南の島に釣りに行くのが目標。