学生でもクレジットカード審査に落ちない方法を徹底解説!審査に通りやすいカードも紹介
「クレジットカードが欲しいけど、学生だから審査が不安」と感じている方も多いのではないでしょうか。
学生の1枚目のクレジットカードであれば審査はかなり易しめで、不備なくしっかり申し込みをおこなえば、問題なくカード発行が可能です。
ただし、審査を通過するために最低限押さえておくべきコツや、カード選びのポイントがいくつかあります。カードを申し込む前にぜひチェックしておきましょう。
本記事では、学生がクレジットカード審査を通過するコツや、学生でも審査落ちの心配が少ないカードを紹介していきます。学生でも審査落ちの心配なくカードを発行する方法を見ていきましょう。
学生でも審査を通過するコツ
学生のクレジットカード審査では、基本的に厳しい審査基準が敷かれることはありません。
いくつかのポイントを押さえておけば、問題なくカード発行ができるはずです。学生でも審査を通過するコツを見ていきましょう。
- 滞納をしない
- 短期間に何枚も申込まない
- 虚偽の申請をしない
- 記入を丁寧におこなう
- バイト先への在籍確認に応答する
- 事前に親の同意を取っておく
①滞納をしない
過去にクレジットカード審査に関わる延滞や滞納があると、審査に通りにくくなります。
とくに、学生の場合に気を付けたいのが、スマホの機種代金の分割払いです。スマホの機種代金の分割払いは、クレジットの一種として扱われます。
過去に機種代の延滞や滞納があった場合には、クレジットカード会社が審査で参照する信用情報に記録が残ります。延滞・滞納の記録は、審査ではもちろんマイナス材料となります。
3ヶ月を超えるような重大な滞納があった場合には、信用情報に金融事故が記録されます。金融事故の記録が残ると、クレジットカード審査の通過はかなり難しくなります。(記録が消えるまで5年ほどかかります。)
クレジットカードやカードローンなど使ったことがなくても、機種代などで気付かない内に未払いをしてしまっている可能性はあるので注意しておきましょう。
②短期間に何枚も申込まない
短期間に何枚もクレジットカードの申し込みをしてしまうと、審査の通過が困難になります。いわゆる申し込みブラックと呼ばれる状態です。
クレジットカードの申し込み情報も、信用情報機関に記録が残り、審査の際に必ずチェックをされることになります。
複数枚のクレジットカードに申し込みをしたという記録は、お金を必要としているという印象を与えてしまいます。現金化や踏み倒しの可能性を疑われ、審査ではやはりマイナス評価です。
保険のつもりで複数枚のカードに申し込みすると逆にカード発行が難しくなります。1枚ずつ落ち着いて申し込みをするようにしましょう。
③虚偽の申請をしない
虚偽の申請は道徳的な問題だけでなく、リスクもかなり大きいので絶対にNGです。
とくに学生でアルバイトをしていない場合に、何となく不安で虚偽の年収での申請したくなるかもしれません。
しかし、学生に厳しい審査基準が敷かれることはないので、嘘をつくメリットはほとんどありません。正直に申請をおこなっておくのがベストです。
また、虚偽の申請がバレてしまうと、今後、クレジットカード会社の社内ブラックとして対応されてしまうことにもなります。
アルバイトをしていない場合も、素直に「年収なし」と記入しておきましょう。
④記入を丁寧におこなう
申し込み時の記入の際には、できるだけ具体的に詳しく記入をおこないましょう。
審査の際に、年収やバイト先など本人の情報を詳細に把握してもらうことで、合否の判断がしやすくなり、審査通過率を上げられる可能性があります。
また、紙の申請書からの申し込みの場合には、丁寧な字で記入することもポイントです。枠からはみ出した字を書くなど雑に記入してしまうと「適当な人」というようなマイナスな心象につながります。
記入は、少し時間をかけて丁寧に進めていきましょう。
⑤バイト先への在籍確認に応答する
クレジットカード審査の一環として、記入したバイト先に本当に在籍しているのかを確認するための「在籍確認」の電話がかかってくる可能性があります。
在籍確認は、申し込み者が電話に出れば、基本的にはそれ以上の質問はなく、その時点で完了となります。
また、他の人が出て「○○は席を外しております」と答えた場合も、確認が取れたことになり、これも完了となります。
このように在籍確認自体は、ごく簡単なものになるので気を張る必要はあまりありません。しっかりと確認が取れれば問題なく完了できます。
ただし、バイトがシフト制などで、電話がかかってきた時間にしっかり在籍の確認が取れるかが不安というケースもあるかと思います。
その場合は、シフトに入っている日時に電話をかけてほしい旨を、申し込み直後の電話確認などの際に伝えておくと良いでしょう。会社によっては、希望に合わせて電話をかけてくれる場合もあります。
⑥事前に親の同意を取っておく
未成年がクレジットカードに申し込む際には、必ず親の同意を確認するための書類の提出が必要です。親権者が自筆で署名し、印鑑を押して返送する書類となります。
書類提出が必要となるため、未成年の人は、親権者の同意なしでクレジットカードに申し込むことはできません。事前に必ず、親の同意を取っておくようにしましょう。
万が一、親に黙って申し込みをしたとしても、審査の際の親への電話確認や発行後の郵送物などから、利用が発覚する可能性は高いです。事前に同意を取って、堂々と申し込みするのがベストです。
専門家からのコメント
「クレジットカード」の利用は、クレジットカード会社からお金を借りることと同じことですので、カード審査では申込み時点で利用者が信用できるかどうかを判定します。
申し込み条件に当てはまらない場合は勿論のこと、申請書の不備や書類の不足、虚偽の申請等があれば審査は通りませんので曖昧な記載はやめましょう。
ショッピング枠(限度額)は10万円まで、キャッシング枠0円で申込むと審査は通りやすくなります。
学生がクレジットカード審査に落ちる理由
審査のコツとして紹介したポイントをもれなくチェックした人でも、審査に落ちてしまうケースがあります。
未成年の学生のクレジットカード審査では本人以外に、親権者の信用情報も確認されます。本人が気を付けている場合でも、親のクレジットカードの利用歴によっては、審査に通らない可能性もあります。
親が過去に金融事故を起こしている
親が過去に金融事故を起こしている場合には、クレジットカードの審査に落ちる可能性が高いです。本人の信用に問題がなくても、家族がブラックリスト入りしていると審査通過は難しくなります。
ただし、アルバイトなどで収入がある学生については、基本的には学生本人の個人信用情報のみ参照されることになります。この場合であれば、親の信用情報に問題があっても審査の通過が可能です。
学生でも心配いらずのクレジットカードの特徴
キャンペーン中のカードや、学生専用のカードであれば、学生であっても積極的にカード発行してくれることが多いです。審査に不安を感じているなら、こうしたカードを選んでみるとよいでしょう。
とくに学生でも発行しやすいカードは以下の3種です。それぞれのカードの特徴について見ていきましょう。
- キャンペーン中のクレジットカード
- 流通系・消費者金融系のクレジットカード
- 学生専用と謳っているクレジットカード
①キャンペーン中のクレジットカード
キャンペーン中のクレジットカードであれば、審査が柔軟になり、学生でも審査に通りやすいと考えられます。
キャンペーン中のカードは新規の会員を増やす期間にあることが多く、積極的にカードを発行してもらえる可能性が高いです。
とくに学生向けのキャンペーンを実施している場合には、なおその傾向が強くなります。審査に不安がある場合には、キャンペーンを意識しつつ、申し込みするカードを検討してみるとよいでしょう。
②流通系・消費者金融系のクレジットカード
審査が不安なら、流通系・消費者金融系のクレジットカードも狙い目です。
流通系クレジットカードは、デパートやスーパーなどの小売業者が発行しているカードです。流通系のカードの場合、積極的に利用してもらうことで、自社店舗での買い物の機会が増えるため、審査基準は比較的甘めです。
また、消費者金融系のカードも、一般的に学生でも発行しやすい傾向があります。
消費者金融系のカードでは、一般的に信用情報よりも返済能力を重視するといわれます。そのため、1枚目のカード発行で利用履歴が空白でも、バイトなどの安定した収入があれば審査に通過できる可能性が高いといえます。
③学生専用と謳っているクレジットカード
学生専用のクレジットカードは、学生でも安心して発行できます。
学生向けカードの審査では、本人よりも親の年収や貯金を重視します。本人の収入がゼロでも、親の収入がしっかりとしていれば、十分に審査に通過できます。
また、学生専用のクレジットカードは、学生に使ってもらえば、社会人になっても使い続けてもらえるという考えが基本となっています。そのため、学生でも優良顧客として積極的にカード発行してもらいやすいと言えます。
専門家からのコメント
学生の場合、親権者の情報を重視しますし、社会人より使えるカードの金額が小さいので、社会人に比べ審査のチェック項目が少なくなり審査は通りやすくなっています。
また、学生のための特典やサービスが充実していて、ポイントの優遇があったり、学生の間は年会費が無料になったりします。
「学生専用カード」が用意されているのに、間違って「社会人向けのカード」を申し込むと審査に通らない可能性がありますので注意しましょう。
学生でも心配いらずのおすすめのクレジットカード
学生でも審査落ちの心配が少ないクレジットカードをいくつかピックアップしました。いずれも学生でも審査に通過しやすく、学生でもお得に使えるカードです。
自分にピッタリのカードはあるか見ていきましょう。
①楽天カード
- 年会費永年無料
- 新規入会&利用でポイントがもらえる
- 安心のセキュリティ
年会費初年度 | 無料 |
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年会費2年目〜 | 無料 |
ポイント還元率 | 1~3% |
発行スピード | 7営業日程度 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
楽天カードは、とくに学生でも作りやすいクレジットカードの一つです。
審査に通過しやすいだけでなく、「年会費無料」、「ポイント還元率が高め(1.0%~)」と学生にも使い勝手が良い点が大きな魅力です。
とくに楽天市場でのお買い物では、ポイント還元率3.0%~と超高還元率で利用できます。楽天市場でモノを買う機会が多い人なら、かなり重宝するはずです。
「学生でも発行しやすい」、「学生でもポイントを貯めやすい」という2つのメリットについての口コミが目立っており、大きな魅力となっています。
②三井住友カード デビュープラス
三井住友カード デビュープラスは、高校生を除く18歳から25歳までが申込み可能なクレジットカードです。
三井住友カード デビュープラスと比較して2倍のポイントが貯まるほか、「よく行く3つのお店を選んでポイントが2倍」などポイントアップの特典も充実しています。
クレジットカードを作ろうと思ったのが、ちょうど大学に入学した頃でした。
10代でクレジットカードを作る際にどの会社が良いのかインターネットで調べてますと、三井住友VISAデビュープラスカードのクレジットカードが良いとの口コミが多数あったので入会手続きをしました。
もう一つの決め手は、通常のカードと違い、デビュープラスの場合、常にポイントが2倍付くとの情報を知った点です。
三井住友VISAデビュープラスカードの口コミを見ると、「学生向けのカードとしての評判の良さ」と「ポイント還元率の高さ」がカード選びの決め手になったという声があります。
学生なら、充実した特典や手厚いサービスが受けられる点は大きなメリットになるでしょう。
③エポスカード
- 全国10,000店舗の優待つき!
- 入会金・年会費永年無料
- 海外旅行傷害保険は最高500万円
年会費初年度 | 無料 |
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年会費2年目〜 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.5%~5.0% |
発行スピード | 店頭申込で最短30分発行・オンライン入会で1週間程度 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
エポスカードは即日発行が可能なクレジットカードです。
クレジットカードの発行となると、数日~数週間ほどかかってしまうことも多いですが、エポスカードなら申し込んだその日から利用できます。
マルイで10%割引があるのも魅力です。年4回の「マルコとマルオの7日間」の期間中なら、10%オフの割引特典が受けられます。
とくにマルイでの割引特典がある点が、学生の方には評判が高いようです。マルイでのお買い物の機会がある人は「エポスカード」と「マルコとマルオの7日間」を上手く利用して大きな割引を狙ってみると良いですね。
④学生専用ライフカード
- 卒業後も年会費無料!
- 海外旅行傷害保険が自動付帯!
- 海外ご利用総額の3%をキャッシュバック!
年会費初年度 | 無料 |
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年会費2年目〜 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.5 〜 12.5% |
発行スピード | 最短2営業日 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
学生専用ライフカードは、18歳から25歳までの学生専用のクレジットカードです。
大学・大学院・短期大学・専門学校に在学中の方や、進学予定の高校生であれば、卒業年の1月1日~3月31日までの期間で申し込みが可能。
学生専用特典として、「海外ショッピング利用で3%キャッシュバック」、「海外旅行傷害保険が最高2,000万円」などが付いています。
海外で使える特典が特に充実しているので、留学や卒業旅行などでも便利に使っていくことができそうです。
そのほか、「L-Mall」という会員限定のショッピングモールサイトを経由することで、最大25倍のポイントが獲得できます。ふだんのネットショッピングでもお得に使っていくことができます。
Web申し込みなら、最短2営業日のスピード発行が可能な点も嬉しいところです。
学生でも使い勝手が良く、プラスして海外でも便利に使えるカードが欲しい人は、学生専用ライフカードを検討してみると良いでしょう
学生でもクレジットカード審査に落ちない方法のまとめ
本記事では、学生でも審査を通過するコツ・審査に落ちる理由・おすすめのクレジットカードを紹介してきました。
学生が審査を通過するコツを改めてまとめましたのでご覧ください。
- 携帯料金などを滞納しない
- 短期間に何枚も申込まない
- 記入を丁寧に行い、虚偽の申請をしない
- バイト先への在籍確認に応答する
- 事前に親の同意を取っておく
学生のクレジットカード審査では、審査を通過するコツを一通り押さえて、丁寧に申込み手続きを進めれば、基本的には審査落ちは避けられるはずです。
ただし、本人に問題がなくても、親の信用情報に傷があると審査の通過が難しくなるので、その点には注意が必要です。
審査が不安な場合には、学生向けカードなどの学生でも審査に通りやすいカードを選んでみると良いでしょう。
ぜひ本記事を参考に自分に合ったクレジットカードを検討してみてください。
専門家からのコメント
「クレジットカード」は信用取引と言われる金融商品で「クレジット(credit)」とは、「信用」という意味です。
「販売会社」と「消費者」、「クレジット会社」の3者間での契約になります。未成年の場合、法的には制限行為能力者の扱いで親権者の同意が必要です。
海外では、クレジットカードをもっていると便利ですが、注意すべきは、フィッシング詐欺やスキミングなど不正利用される被害も想定しておきましょう。
また、料金後払いになりますので使いすぎない様、分割払いは手数料がかかるなども知っておきましょう。
FP事務所ASAI代表 独立系FP、NPO法人市民公益活動サポートセンターに所属し銀行、証券、保険、不動産会社とは独立しています。中立な立場で、ライフプランをはじめ悩み解決にむけてのサポートや相談活動をしています。お客様の利益最優先、独立系FPの視点で提案、社会貢献をしており、メール・Skype相談、セカンドオピニオンとしてご利用ください。人の行動に焦点をあてた行動経済学に基づき判断し、不安・不満・不便(不快・不利)・不知の解消に努めています。
キャッシュレス、クレジットカードなどの金融関係の記事を中心に、ガジェット、通信など様々なジャンルで執筆中。ポイントの貯め方などの込み入った話も分かりやすく、正直に発信していきます。クレジットカードは楽天カードを愛用中。ふだんは楽天ペイと合わせて利用しています。クーポンやキャンペーンを活用して、どうやったらお得に買い物できるかを考えるのが好きで買い物のまえに長考することもしばしば。趣味は貯金と節約。