クレジットカードを作る際に必要な年収はいくら?年収の目安や審査への影響を解説!
クレジットカードの審査では必ず申込者の年収が確認されます。
本記事では、なぜ年収の確認が必要なのかやクレジットカードの作成に年収がどう影響するかを解説します。
最後に年収が低くても申し込めるおすすめのカードの紹介もしているので、ぜひご覧ください。
クレジットカードの申し込みにおける年収の重要性
クレジットカードを申し込む際に、いくつか記入欄があります。そのなかのひとつに年収を記す必要があります。
申し込む会社によっては50万円ごと、100万円ごとなどさまざまですが、基本的に自己申告に基づいて記入することになります。
しかし自己申告とはいえ、嘘偽りなく、きちんと計算し記入しなければ、最悪の場合審査に落ちます。
そして、正直に記入したとしても、クレジットカードの条件と申込者の年収を含めたステータスがマッチしていなければ審査に落ちます。
申込者の年収を把握するのも大事ですが、それよりもまずは、申込者の収入と返済のバランスがしっかりしているか把握しなければなりません。
年収と密接なかかわりを持つ「3C」とは?
クレジットカード会社の審査を通すためには、申込者の年収を知るだけでは足りません。収入と返済のバランスを考えた「3C」が大切です。
「3C」とはCapacity(資力)、Character(性格)、Capital(資産)の頭文字をとったものです。
①Capacity(資力)
Capacity(資力)とは、安定した収入や、一定の返済額を継続して返済できる能力を指します。
多くのカード会社が審査においてもっとも重視している能力でもあります。
②Character(性格)
Character(性格)では、クレヒスなどの申込者のお金の使い方がチェックされます。
安定した収入があっても、使い方が荒い方は滞納や金融事故などにつながると判断される場合があります。
③Capital(資産)
最後にCapital(資産)です。これは負債を負ったときに担保となる、家や自動車、証券などを指します。もし申込者に貯蓄があれば、それも資産にはいります。
これら3Cがきちんとあると証明できれば、カード会社からの信頼を得ることができ、審査が通る可能性が高くなります。
年収によってキャッシング枠が決まる総量規制とは?
また、年収と支出のバランスのみならず、貸金業法の総量規制についても知っておかなければなりません。
総量規制では、「年収の3分の1を超えるキャッシング(借り入れ)ができない」と定められています。
例えば、年収300万円の人が申し込むとします。すると総量規制により、キャッシング枠の上限額が以下のように決まります。
例:年収300万円×3分の1=100万円(キャッシング枠の上限)
つまり年収300万円の人は、100万円以上借りることができないことになります。
また借り入れることができる金額の上限は、借り入れを申し込んでいるカード会社すべての金額の合計となります。
1社ごとの金額ではないため注意しましょう。
知っておきたい利用限度額と支払可能見込額について
年収や支払とのバランスも大事ですが、クレジットカードを作る際には、申込者の年収に見合った「利用限度額」と「支払可能見込額」を把握する必要もあります。
クレジットカードの「利用限度額」とは?
まずは利用限度額について解説します。クレジットカードには大まかに2つの枠が決められています。
買い物で使用するショッピング枠と、現金の引き出しに利用できるキャッシング枠の2つです。このショッピング枠とキャッシング枠を足した金額が、利用限度額となります。
また利用限度額は、審査時に申込者の希望額に加え、申込者の年収や先述した3Cをチェックしたうえで決定します。
「支払可能見込額」って何?
もうひとつの支払可能見込額というのは、申込者の年収から、生活費、そして他社のクレジット債務を差し引いて、申込者が1年間において返済できる金額のことを指します。
これは「割賦販売法」という国の法律で決められており、算出した金額以上の申し込みは原則としてできないようになっています。
「支払可能見込額」の算出方法
支払可能見込額の計算方法は次の通りです。
(申込者の年収-生活維持費-債務しているクレジットの金額)×0.9=申込者の支払可能見込額
ちなみにここで登場する「生活維持費」は、国の法律であらかじめ決められた金額で算出する必要があります。
その金額は次の表にまとめました。
申込者及びその家族を含んだ居住人数 |
持家あり・住宅ローンなし、あるいは持家なし・家賃負担なし |
持家あり・住宅ローンあり、あるいは持家なし・家賃負担あり |
---|---|---|
1人 |
90万円 |
116万円 |
2人 | 136万円 |
177万円 |
3人 |
169万円 | 209万円 |
4人以上 | 200万円 | 240万円 |
年収が少ない方におすすめのクレジットカード3選
多くのクレジットカード会社は、年収に制限を設けるなど具体的に決めているわけではありませんが、年収200万円以上であれば、カード会社の審査に通る可能性が高いです。
これはあくまでも目安であり、クレジットカード会社によっては、主婦や学生、アルバイトなど年収200万円以下の人でも申し込めます。
ここからは、年収がない・年収が低い方でも申し込めるクレジットカードを紹介します。
①主婦の方でも申し込み可能!楽天カード
- 年会費永年無料
- 新規入会&利用でポイントがもらえる
- 安心のセキュリティ
年会費初年度 | 無料 |
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年会費2年目〜 | 無料 |
ポイント還元率 | 1~3% |
発行スピード | 7営業日程度 |
国際ブランド |
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電子マネー |
|
- 付帯サービス
楽天カードは、通常の使用でも1%の高還元率ですが、楽天関連のサービスを利用する際にさらにポイントが貯めやすくなります。
たとえば楽天市場で買い物をすると、カードとアプリの併用で獲得できるポイントが4倍にもなります。
獲得した楽天ポイントは、新たに楽天ポイントを取得することで使用期限が延長されるため、ポイントを取得し続ける限り、実質的にポイントの有効期限なしで使うことができます。
また楽天カードは、審査が通りやすいという口コミも数多くあり、利用している主婦の方々も多くいらっしゃいます。
一番お得だと感じる点は、やはり、年に1回の利用で、次年度の年会費が無料になる点です。主婦の目線からみても、これは、本当にお得なことだと思います。
ポイントがお得に貯まりやすくなり、クーポン券や優待券が付与されるので、家計を支える主婦におすすめのクレジットカードです。
②学生におすすめ!三井住友カード(NL)
- 年会費永年無料!
- 対象店舗でのスマホのタッチ決済でポイント最大7%還元(※)
- ナンバーレスで安心安全!
年会費初年度 | 無料 |
---|---|
年会費2年目〜 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.5 〜 7% |
発行スピード | 最短10秒(※) |
国際ブランド |
|
電子マネー |
|
- 付帯サービス
三井住友カード(NL)は、年会費永年無料のクレジットカードです。
三井住友カード(NL)はナンバーレスカードとなっています。クレジットカード券面にカード番号が記載されないため、安全性も高く、安心して利用できます。
通常のポイント還元率は0.5%ですが、対象のコンビニやファーストフード、ファミレスなどでスマホのVisaのタッチ決済かMastercard®タッチ決済を使って支払うと、ポイント還元率は最大7.0%となります!
コンビニなどの対象店舗をよく利用する方であれば、効率よくポイントを貯められます。
③パート・アルバイトなど年収が低い人でも審査可能!ACマスターカード
- Mastercard®のクレジット機能がついても、もちろん年会費無料!
- 最短即日カード発行可能!
- 自動でキャッシュバックを適用!
年会費初年度 | 無料 |
---|---|
年会費2年目〜 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.25% |
発行スピード | 最短即日 |
国際ブランド |
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電子マネー |
|
- 付帯サービス
ACマスターカードとは、三菱UFJフィナンシャル・グループのアコムが発行しているカードです。
審査対象となる条件が年齢が20歳から69歳の安定した収入がある方となっており、具体的な年収の記載はありません。
また年会費無料・即日発行可能と審査の速さにも特徴があり、「今すぐカードが欲しい」という方でも申し込みやすいカードです。
どうしてもショッピングでお金が足りないと思った際に、即日発行のクレジットカードを探していたら、このACクレジットカードに出会いました。わたしは免許証を持っていなかったので、審査などに時間がかかるかと思いましたが、無事即日発行していただけてその日から利用することができました。やはり、即日発行という点が一番の決め手でした。
ACマスターカードにはポイントや特典などといったものはついていませんが、リボ払いで月々の返済金額を一定にできるメリットがあります。
ゴールドカードやプラチナカードの年収条件は凄い?
通常のカードよりも利用限度額の上限が高く、万が一の補償や保険も非常に充実したものが付与され、一部の会社ではVIP待遇を受けることができるゴールドカードやプラチナカード。
これらのカードを作る時に条件となる年収は、とてつもなくすごいものを想像しがちですが、実はそうでもありません。
下記のTRUST CLUB ワールドカードは25歳以上で年収400万円以上であれば審査できるようになっています。
- カードのご利用ごとに100円につき3ポイント加算
- 有効期限のないポイントは様々なアイテムやサービスにご利用可能!
- 国内・海外旅行保険最高7,000万円
年会費初年度 | 13,200円(税込) |
---|---|
年会費2年目〜 | 13,200円(税込) |
ポイント還元率 | 3% |
発行スピード | 2~3週間程度 |
国際ブランド |
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電子マネー |
|
- 付帯サービス
一部のカード会社は、審査基準を非公表もしくはインビテーション(紹介制)としているので、ゴールドカードやプラチナカードがだれでも作れるというわけではありません。
しかし最近では、カード会社の制度を変更して、安定した収入があれば年収関係なく申し込めるゴールドカードやプラチナカードも増えています。
大事なのは「収入の安定性」と「スコアリングシステム」
先述した通り、最低年収は200万円あれば望ましいですが、これはあくまで目安です。
多くの会社は具体的な年収を記載せず、安定した収入がある方としています。
審査を通す段階で、年収もチェックしますが、それよりも重視しているのは、申込者が一定の金額を安定して返済できるかどうかです。
「スコアリングシステム」とは?
一部の会社では「スコアリングシステム」を導入しています。
スコアリングシステムとは、申込者の年収のみならず、年齢や職業、勤続年数や住居形態など、各会社が独自に設けたルールをもとに点数を付けてスコア化するものです。
スコア化したポイントが高ければ高いほど、カード会社からの信頼度が上がり、キャッシング枠が拡大する仕組みになっています。
クレジットカードと年収の関係性まとめ
- 年収も大事だけど、3Cや支払可能見込額など把握することも大切
- 数多くあるクレジットカードの中には、主婦や学生、収入が低い人でも申し込めるものもある。
- 年収200万円はあくまで目安。申込者の収入の安定さが肝心。
クレジットカードを作る際に必要な年収は、多くのカード会社によって異なり、一概に言及できません。
またカード会社によって、サービスや条件も異なってきます。
大切なのは、「申込者の生活やニーズに見合ったカードを見つける」ことです。
しっかり見極めながら、ご自身にあったカードを見つけましょう。
気になるけど、なかなか話しづらい。けどとても大事な「お金」のこと。 日々の生活の中の身近な節約術から、ちょっと難しい金融知識まで、知ってて得する、為になるお金の情報を更新していきます。