筑波銀行カードローンのメリット・デメリット!審査、借入方法、返済方法も解説
筑波銀行は、茨城県に本店・本部機能を置く地方銀行で、関東つくば銀行が茨城銀行を吸収合併する形で誕生しました。
筑波銀行では住宅ローンやリフォームローンなど、いろいろな種類のローンを取り扱っていますが、そのうちの1つがカードローンの「つくばカードローン」です。
WEB完結で来店不要で申込めたり、自行ATMに限らずいろいろなコンビニATMで利用できたりといった特徴がありますが、その他にも申込み前に把握しておきたいポイントがあります。
それは、金利・限度額といったスペック情報や、つくばカードローンならではのメリット・デメリットなどです。
この記事では、今挙げたような点について分かりやすく解説しています。
カードローンでお金を借りるべきか悩んでいる人にとっては、参考になる情報ばかりだと思いますので、つくばカードローンに申込む前に確認してみてください。
つくばカードローンと大手カードローンの違いを解説
カードローンは、筑波銀行以外にも大手銀行や消費者金融など、いろいろな金融機関で取り扱われています。
そこでまずは、大手カードローンとつくばカードローンのスペックを比較してみましょう。
商品名・会社名 | 適用金利(年) | 利用限度額 | 毎月の最低返済額 | 提携ATM利用手数料(税込) |
---|---|---|---|---|
つくばカードローン | 4.8%~14.6% | 10万円~500万円 | 2,000円 | 110円or220円 |
プロミス | 4.5%~17.8% | 1万円~500万円 | 1,000円 | 110円or220円 |
アコム | 3.0%~18.0% | 1万円~800万円 | 1,000円 | 110円or220円 |
アイフル | 3.0%~18.0% | 1万円~800万円 | 4,000円 | 110円or220円 |
みずほ銀行 カードローン |
2.0%~14.0% | 10万円~800万円 | 10,000円 | 110円or220円 |
三井住友銀行 カードローン |
1.5%~14.5% | 10万円~800万円 | 2,000円 |
110円or220円 (一部無料のATMあり) |
三菱UFJ銀行 「バンクイック」 |
1.8%~14.6% | 10万円~500万円 | 1,000円 | 無料 |
こうして見てみると、つくばカードローンは大手カードローンと比較してみても遜色のないスペックを有していることがお分かりいただけるでしょう。
500万円までの融資を希望している場合は、つくばカードローンは有力な検討候補となるはずです。
- 10万円以下なら月々2,000円の返済でOK!
- WEBでのお申込みは24時間OK
- ご利用限度額500万円
- 実質年率
- 年4.80〜14.60%
- 借入限度額
- 10万円〜500万円
- 審査時間
- 公式サイト参照
- 融資時間
- 公式サイト参照
- コンビニ
- 収入証明書
- 公式サイト参照
つくばカードローンを利用する3つのメリット
つくばカードローンを利用する場合に考えられるメリットとしては、主に以下の3つが挙げられます。
- 銀行カードローンらしい低金利
- WEB完結で来店不要のまま契約手続きが可能
- コンビニATM等を提携ATMとして利用できる
この3つのメリットについて、以下でさらに詳しく説明していきましょう。
銀行カードローンらしい低金利
一般的に銀行カードローンの金利は、消費者金融の金利よりも低めに設定されていることが多いですが、つくばカードローンもその例に漏れません。
先ほどの表からも分かるように、プロミス・アコム・アイフルといった大手消費者金融よりも低めの金利設定になっているのはもちろんのこと、メガバンクのカードローンと比べても引けを取らない金利となっています。
金利は返済負担に大きく関わってくる要素なので、低めの金利で利用できるつくばカードローンは、検討者にとって魅力的であることは間違いないでしょう。
WEB完結で来店不要のまま契約手続きが可能
つくばカードローンは、筑波銀行の店舗に行かずともインターネット上で申込みから契約までのすべての手続きを完了させられます。
日中は仕事や家事などで忙しい人が多いため、銀行の店舗に行かなければ申込みや契約がおこなえないとなると、利用するためのハードルは高いものになってしまうかもしれません。
つくばカードローンではそのような心配がないため、多くの人が利用しやすいカードローンとなっています。
カードローンを利用していることを周囲に知られたくないという人にとっても、周りの人に内緒で手続きを進めていけるのは、大きなメリットだと思いますよ。
コンビニATM等を提携ATMとして利用できる
地方銀行が取り扱っているカードローンは当該銀行のATMでしか利用できないことも多いですが、つくばカードローンはコンビニATMなどでも利用できるので、利便性に関しても申し分ありません。
つくばカードローンは、筑波銀行のATM以外に以下のATMで利用できます。
- セブン銀行ATM
- イオン銀行ATM
- イーネットATM
- ローソンATM
セブン銀行ATM・イーネットATM・ローソンATMが利用できるので、大半のコンビニATMで利用できますし、イオン銀行ATMでも利用できるので、イオンモールなどの大型ショッピングモールでお金が足りなくなった場合にも頼りになります。
提携ATMを利用すると利用手数料が必要になるので多用は禁物ですが、幅広いシーンで利用できるのは大きなメリットですね。
つくばカードローンを利用する2つのデメリット
つくばカードローンには上述したようなメリットがありますが、もちろんデメリットがないわけではありません。
つくばカードローンのデメリットとして主に考えられるのは、以下の2つです。
- 申込み者が限定される
- 学生やパート・アルバイトなどの方は利用限度額が制限される
この2つのデメリットについて、以下でさらに詳しく説明していきましょう。
申込み者が限定される
つくばカードローンの申込み条件には、「当行営業区域内に居住もしくは勤務(従事)している方」という条件が含まれています。
そのため、居住地域および勤務地域が共に筑波銀行の営業区域外である場合には、つくばカードローンは利用できません。
筑波銀行を利用している人は、基本的に筑波銀行の営業区域内で生活している人が中心だとは思いますが、筑波銀行の口座を開設したのちに引っ越したというような人は、つくばカードローンが利用できない可能性があります。
以下に、つくばカードローンの商品対象エリアを記載しておきますので、自身が利用できるかどうか分からない場合の判断材料にしてください。
都道府県 | 利用可能な市区町村 |
---|---|
茨城県 | 水戸市・日立市・土浦市・古河市・石岡市・結城市・龍ケ崎市・下妻市・常総市・常陸太田市・高萩市・北茨城市・笠間市・取手市・牛久市・つくば市・ひたちなか市・鹿嶋市・潮来市・守谷市・常陸大宮市・那珂市・筑西市・坂東市・稲敷市・かすみがうら市・行方市・桜川市・鉾田市・つくばみらい市・小美玉市・神栖市・茨城町・大洗町・城里町・大子町・阿見町・河内町・八千代町・五霞町・境町・利根町・東海村・美浦村 |
栃木県 | 宇都宮市・鹿沼市・日光市・小山市・真岡市 |
埼玉県 | 春日部市 |
千葉県 | 銚子市・松戸市・旭市・柏市・野田市・流山市・我孫子市 |
東京都 | 足立区 |
学生やパート・アルバイトなどの方は利用限度額が制限される
つくばカードローンでは最大で500万円までの融資が可能ですが、パート・アルバイト・専業主婦・年金受給者・学生の方は、利用限度額が制限されてしまいます。
パート・アルバイト・専業主婦(※)の方は50万円、年金受給者の方は20万円、学生は10万円が借入れられる金額の上限です。
年金受給者や学生等では利用できない銀行カードローンもある中で、利用できるだけありがたいことは間違いないのですが、50万円・20万円・10万円といった金額では、予定している金額を借入れられないかもしれないのもまた事実です。
他のカードローンも検討してみて、より多くの金額を借入れられそうなカードローンがあれば、そちらを利用したほうがいいというような場合も出てくるかもしれませんね。
つくばカードローンが向いている人と向いていない人、それぞれどんな人?
つくばカードローンのメリットやデメリットについては把握していただけたと思いますので、続いてはつくばカードローンが向いている人・向いていない人はそれぞれどのような人かについて、説明していきましょう。
つくばカードローンが向いている人
つくばカードローンが向いている人としてまず考えられるのは、「銀行カードローンの審査に通過できる人」です。
銀行カードローンの審査は消費者金融と比べても厳しめにおこなわれるので、その審査を乗り越えられるだけの人でないと、つくばカードローンに申込む意味がありません。
続いては、「すべての手続きをネット上で完結させたい人」です。
WEB完結ですべての手続きを完結させられるのがつくばカードローンの特徴の1つですが、それを大きなメリットだと考える人にはつくばカードローンはおすすめです。
また、「筑波銀行の口座を所有している人」も、つくばカードローンが向いている人だといえるでしょう。
つくばカードローンは返済時に、返済用預金口座から引き落としをおこないますし、借入れもインターネットバンキングを介しておこなえるので、事前に筑波銀行の口座を所有していればそのあたりの手続きは非常に楽です。
地方銀行は、自行を利用している人に対してローン審査などで優遇してくれることもあるので、そういった恩恵を受けられる可能性もあるかもしれませんね。
つくばカードローンが向いていない人
逆につくばカードローンが向いていない人としては、「利用限度額が制限されてしまうような人」が挙げられます。
アルバイト・パート・専業主婦・年金受給者・学生の人は、本来決められている500万円の最高利用限度額とは別に、独自の利用限度額上限が設定されています。
特に年金受給者の方の20万円、学生の方の10万円は、かなり低めの限度額設定となっており、他のカードローンであればより多くの融資を受けられる可能性があります。
つくばカードローン以外のカードローンに申込んで、いくら借りられるのかを確認してみたほうがいいでしょう。
また、「500万円超の融資を受けたい人」もつくばカードローンは向いていません。
つくばカードローンの最高利用限度額は500万円なので、それ以上の金額の融資を受けたい場合は、つくばカードローンだけではまかない切れないことになります。
冒頭で比較した大手カードローンの中には、アコムや三井住友銀行カードローンのように最大800万円まで融資可能なものもありますので、高額の融資を希望する場合には、そういったカードローンを利用するほうがいいでしょう。
つくばカードローンの審査について
つくばカードローンの審査は、主に「属性」と「信用情報」を用いておこなわれます。
「属性」は、年収や勤続年数・雇用形態といった要素から構成されており、申込み者の返済能力を判断するために用いられます。
「信用情報」は、信用情報機関と呼ばれる機関で管理されている情報で、申込み者が本当に返済をおこなってくれそうかどうか、その「確からしさ」を判断するために用いられます。
実際の審査では、まずは申込みフォームに入力された内容をもとにして、属性の審査がおこなわれます。
属性の審査ではそれぞれの要素を点数化していき、その合計点数で審査通過の可否を判断するスコアリングと呼ばれる方法が用いられますが、スコアリングの点数が一定の数値を超えていれば、属性に関しては問題なしと判断されます。
属性の審査通過後に信用情報の審査がおこなわれ、信用情報も問題なしと判断されれば、申込み者の勤務先に電話をかける「在籍確認」がおこなわれます。
在籍確認は、申込み者が申告した通りの職場に勤務していることを確認するためのもので、非常に重要な行程の1つです。
つくばカードローンに申込んだ後は、筑波銀行からの電話に対応できる体制を取っておくのが望ましいですね。
これら一連の流れをすべてクリアすれば、無事審査通過となり、契約手続きへと進むことになります。
つくばカードローンの借入方法
つくばカードローンでの借入方法は、「ATMでローンカードを利用しての借入れ」と「インターネットバンキングでの借入れ」の2通りです。
ATMでローンカードを利用しての借入れ
ATMでローンカードを利用して借入れる場合は、筑波銀行のATM以外の提携ATMを利用すると、所定のATM利用手数料が必要となります。
ただ、筑波銀行のATMは利用できる時間が比較的短いのに対して、コンビニATMなどの提携ATMは早朝や深夜でも利用可能というメリットがあります。
筑波銀行のATMが利用できる時間帯は、筑波銀行のATMを中心に利用し手数料の支払いを抑えて、早朝・夜間といった筑波銀行のATMが利用できない時間帯は、提携ATMを利用するといったように、使い分けながら利用するのが賢い利用法といえそうです。
インターネットバンキングでの借入れ
インターネットバンキングで借入れをおこなう場合は、事前に利用口座を登録しておくという一手間が必要です。
しかしそれさえ済ませてしまえば、24時間いつでもインターネット上で借入れ手続きがおこなえるようになります。
また、ATMを利用せずとも融資を受けられるようになるので、自宅にいながらや会社で仕事をしながら、融資の手続きをおこなうこともできるのです。
ローンカードを用いずに借入れをおこなえるので、ローンカードの存在から家族や同僚などにカードローンを利用していることがバレてしまう危険性も、グッと抑えられますね。
ATMでローンカードを利用しての借入れも、インターネットバンキングでの借入れも、どちらにもメリットはあるので、状況に応じて使い分けつつ利用していくのがいいのではないでしょうか。
つくばカードローンの返済方法について
つくばカードローンの返済は、「約定返済」と「任意返済」の2つに分けられます。
約定返済
約定返済は、毎月3日(銀行休業日の場合は翌営業日)に返済用預金口座から自動引き落としする形でおこなわれます。
毎月の約定返済額は、前月の約定日時点での借入残高に応じて決まり、借入残高と約定返済額の関係は、以下の表のようになっています。
前月の約定日時点での借入残高 | 約定返済額 |
---|---|
2,000円未満 | 借入残高全額 |
2,000円以上10万円以下 | 2,000円 |
10万円超20万円以下 | 4,000円 |
20万円超30万円以下 | 6,000円 |
30万円超40万円以下 | 8,000円 |
40万円超50万円以下 | 10,000円 |
以降、借入残高が10万円増すごとに、約定返済額が2,000円追加 |
任意返済
つくばカードローンの任意返済は、筑波銀行のATMでおこなえます。
つくばカードローンを利用していくうえでは、最低限毎月の約定返済さえしっかりとおこなえていれば問題ありませんが、約定返済のみの返済だと完済までに非常に長い時間がかかることになってしまいます。
完済までにかかる時間が長いほど、支払わなければならない利息が増えていくため、余裕があるタイミングで任意返済をおこなうのが望ましいでしょう。
ただし、任意返済をおこなうために無理をしてしまうと、本来であれば不必要な追加借入れをおこなうような羽目になってしまい、結果的により長い期間返済をおこなわなければならなくなってしまう可能性もあります。
自身の収入と支出を適切に把握して、無理のない範囲で任意返済をおこなうように心がけてくださいね。
筑波銀行カードローンのまとめ
つくばカードローンは、全体的に低めに設定された金利と500万円という余裕のある限度額設定が特徴の、非常に銀行カードローンらしい銀行カードローンといえます。
申込みがWEB完結でおこなえたり、コンビニATMで借入れがおこなえたりと、利便性に関しても非常に優れています。
居住地や勤務地に制限が設けられているため、すべての人に手放しでおすすめできるカードローンというわけではありませんが、利用条件を満たしているのであれば、優先的に検討してみてもいいカードローンでしょう。
実際に利用する前にしっかりとした返済計画を立てて、返済に行き詰まらないような形で利用したいですね。
不動産広告の営業マンを経て、現在はフリーランスのライターとして活動中。 クレジットカードやカードローンに関する知識を、公平な視点で分かりやすく伝えることを目指しています。 私生活でもいろいろなクレジットカードを使い分けながら、自分にとって最適な使い方を模索中。毎月貯まっていくポイントを見ながらその使い方を考えるのが、ひそかな楽しみ。 自分の実体験や気付きをもとにした、オリジナリティのある記事をお届けしたいと思っています。