栃木銀行カードローンの金利、審査、返済方法まで徹底解説!
栃木銀行カードローンは、居住地か勤務先が栃木銀行の営業区域内にあり、栃木銀行の無担保カードローンを持っていない方が利用できるカードローンです。
このページでは栃木銀行カードローンの特徴、金利、審査などカードローン選びで気になること全てがわかるよう徹底解説します。
- 銀行カードローンの中では平均的なスペック
- 即日審査、即日融資は不可能
- 審査は地方銀行カードローンの中では比較的厳しめ
- 借入・返済時の利便性は低い
栃木銀行カードローンとは
- 10万円から800万円まで
- WEBで契約完結が可能!
- 幅広いお使いみち
- 実質年率
- 年1.90〜14.50%
- 借入限度額
- 10万円〜800万円
- 審査時間
- 最短即日
- 融資時間
- 最短即日
- コンビニ
- 収入証明書
- 公式サイト参照
栃木銀行は栃木県宇都宮市に本拠地を置き、同県を中心に92店舗を展開している地方銀行です。
栃木銀行は以前、「とちぎんスマートネクスト」というカードローンを取り扱っていましたが、新規取り扱いは2017年9月30日をもって終了しています。
以前のカードローンと現在のカードローンでは金利や審査期間などが大きく変更されているので、混同しないようご注意ください。
新規で契約する方はサービス内容が変更された栃木銀行カードローンを契約することになります。
ちなみに、新しいほうのカードローンには以前のような特別な名称が付けられていません。
公式ホームページや商品概要などを見ると、栃木銀行カードローンを利用する条件に「ほかに当行の無担保カードローンをお持ちでない方」と記載されています。
これは以前取り扱っていた「とちぎんスマートネクスト」のことを指していて、新たなカードローンで既存取引のカードローンを切り替えできる場合に限り利用できます。
栃木銀行カードローンの特徴
銀行カードローンを契約するとき、知名度の高い大手銀行か地元で人気の地方銀行どちらを利用するか迷うことはありませんか。
栃木銀行カードローンを大手銀行カードローンと比較したとき、どのような特徴があるのかまとめました。
カードローン | 金利(実施年率) | 限度額 | 最低返済額(借入残高が50万円の場合) | 提携ATM利用手数料 | |
---|---|---|---|---|---|
栃木銀行 | 1.9~14.5% | 800万円 | 10,000円 | 時間帯と提携ATMにより0円~220円 | |
プロミス | 4.5~17.8% | 500万円 | 13,000円 | 1万円以下 | 110円 |
3.0~18.0% | 1万円超え | 220円 | |||
アコム | 3.0%~18.0% | 800万円 | 15,000円 | 1万円以下 | 110円 |
2.0~14.0% | 1万円超え | 220円 | |||
アイフル | 3.0%~18.0% | 800万円 | 13,000~15,000 | 1万円以下 | 110円 |
1.8~14.6% | 1万円超え | 220円 | |||
みずほ銀行 | 2.0%~14.0% | 800万円 | 10,000円 |
時間帯、ATMの種類により110円~220円。 時間外手数料月4回まで0円。 |
|
三井住友銀行 | 1.5%~14.5% | 800万円 | 10,000円 | 0円 | |
三菱UFJ銀行「バンクイック」(※) | 1.8%~14.6% | 500万円 | 10,000円 | 0円 |
金利は年1.9~14.5%は平均的
栃木銀行カードローンの上限金利14.5%は、大手銀行カードローンの金利を見てもわかるように平均的な金利です。
銀行カードローンの中では平均的ですが、消費者金利よりも低い金利で借入できるのがポイントです。また、栃木銀行カードローンの金利は固定金利となっています。
固定金利は消費者金融で採用されていることが多く、景気が変わっても金利は契約時のまま変化しないため、返済計画が立てやすいです。
それに対して銀行のカードローンで採用されていることが多いのが変動金利で、景気によって金利が変化することはありますが、最初の金利は低めに設定されています。
限度額800万円は比較的高め
銀行カードローンの限度額は300万円~1000万円の範囲内であることがほとんどですが、500万円~800万円に設定されていることが多いです。
そのため、限度額800万円は比較的高めとなり、大きな額を借入したい方にも向いています。
ただし、利用できる限度額を高く設定するためには、年収が多く安定した仕事に就いていて返済能力が高いと審査で判断されることが必要です。
最低返済額は1万円から
最低返済額とは毎月返済する必要がある最低金額のことで、借入金額によって額が変わります。栃木銀行カードローンで50万円借入した場合、最低返済額は1万円です。
大手銀行カードローンでも1万円前後に設定されていることが多いため平均的な額でしょう。消費者金融よりも銀行カードローンのほう最低返済額が低く設定されているので、無理のないペースで返済できますよ。
提携ATMは時間帯によって手数料がかかる
大手銀行カードローンでは専用ATMだけではなく提携ATMも24時間0円で利用できる場合が多いです。
しかし、栃木銀行カードローンは平日8:45~18:00以外の時間帯だと110円~220円かかるので、大手銀行カードローンよりも少し利便性が低くなってしまいます。
何度も利用すると手数料も大きな出費となるため、手数料をかけたくない方は利用する時間帯を意識してみてください。
栃木銀行カードローンのメリットとデメリットを紹介
栃木銀行カードローンは平均的なスペックのカードローンですが、申し込みから利用開始までの細かい部分を見ていくとメリットやデメリットがあります。
メリット①口座があればWEBで契約完結が可能
栃木銀行の普通預金口座をお持ちでしたら、申し込みから利用開始までの手順をWEBと電話連絡で完結することができます。
来店や郵送での契約が不要となるので、手間と時間を大きく短縮できます。早く借入したい方は、専用カードがお手元に届く前であっても依頼すれば口座へ振り込んでもらえるため、申し込み時にお伝えください。
スムーズに契約したい方にとって、パソコンやスマホなどWEBで契約を完了できることはポイントが高いのではないでしょうか。
メリット②高額融資だと金利が年1.9%
限度額に近い700万円超800万円以下の借入だと、金利が1.9%で低金利になります。さきほども説明しましたが、栃木銀行カードローンは固定金利のため、年1.9%という低金利が変化しないところも魅力です。
変動金利だと、例えばバンクイックの場合、400万円超500万円以下を借入したときの金利が年1.8%~年6.1%となり幅が大きくなり、返済計画も立てづらくなります。
ただ、低金利で借入できるといっても、限度額に近い大きな額を融資するにはそれだけ審査も厳しくなるので、あまり期待はしないほうが良いでしょう。
メリット③申し込める年齢が高め
栃木銀行カードローンに申し込める年齢は満20歳以上、満69歳以下の方です。銀行カードローンでは申し込み可能な年齢の上限を65歳までとしている場合が多く、それ以上は収入があっても申し込みできません。
栃木銀行カードローンでは安定した収入があれば69歳まで申し込み可能で、年齢が高く設定されています。
最近はご高齢でも元気に働かれている方が多いので、年齢を理由にカードローンを申し込めなかった方には大きなメリットではないでしょうか。
ただし、年金収入のみの方は申し込み不可となります。
デメリット①審査結果が出るのは翌営業日~4営業日と遅め
利用開始までの時間の長さを重視する場合、栃木銀行カードローンの審査が遅いことはデメリットになるでしょう。
審査結果が出るのは申込書受付後翌営業日~4日営業日で、審査によっては2週間程度かかることもあります。
デメリット②口座がない場合、申し込みの手間がかかる
メリットの一つとして、栃木銀行カードローンの口座を持っているとWEBで契約完結が可能だと説明しました。
しかし、口座がない場合、店頭か郵送での正式申し込みが必要となるので、手間と時間がかかってしまいます。
上で説明したように審査結果が出るのも遅いため、時間に余裕がない方にとっては大きなデメリットとなるでしょう。
栃木銀行カードローンが向いている人と向いていない人を紹介
ここまでで説明した特徴から、向いている人と向いていない人をご紹介します。ご自分はどちらに当てはまるかチェックしてみて下さい。
- 居住地か勤務地が栃木銀行の営業区域内にある人
- 栃木銀行の無担保カードローンを持っていない人
- 栃木銀行の口座を持っている人
上から2つの条件は、栃木銀行カードローンを利用するための必須条件です。また、栃木銀行の口座開設は必須ではありませんが、さきほど説明したように口座があるとWEBで契約を完結ができるため便利に利用できます。
もし申し込むことが事前にわかっているのでしたら、借り入れまでの手間と時間を短縮させるために口座を作っておくと良いでしょう。
- アルバイトやパート、専業主婦の人
- 即日審査や即日融資を希望する人
- 金融事故を起こしたことがある人
審査の基準はカードローンによって異なるため、アルバイトやパートの雇用形態が審査で不利になることもあれば、それほど審査に響かない場合もあります。
常陽銀行や長野銀行などで取り扱っている一部のカードローンでは公式サイトや商品概要に「アルバイトやパートも申し込みできます」と明記されていています。
このようなカードローンでは審査で雇用形態は重視されず、年収に対して返済可能な借入額かどうかがポイントとなるため、審査は比較的甘めと判断できます。
一方、栃木銀行カードローンではアルバイトやパートが申し込み可能だと記載されていないので、雇用形態も審査のポイントになると考えたほうがよいでしょう。
「安定継続した収入のある方」が申し込みの条件なので、専業主婦や年金収入のみの方は利用不可となります。
また、即日審査や即日融資は不可能です。「急な出費でお金が足りない」という理由で利用する方には向いていません。時間的な余裕がない方は銀行カードローンよりも審査や借入までの時間が早い消費者金融のご利用をおすすめします。
下記の記事では即日発行が可能なカードローンを紹介しています。借入れを急いでいる方はこちらも合わせてご覧ください。
栃木銀行カードローンの審査について
審査では不利だと思う情報があったとしても、嘘をつかずに正確に伝えることが審査を通過するための大切なポイントです。
まずは、ご自分が利用するための条件に当てはまるかどうかをご確認いただき、希望融資額を決めて下さい。
- 契約時、年齢が満20歳以上、満69歳以下の方
- 安定継続した収入のある方(年金収入のみの方は申し込みできません。)
- 居住地または勤務地が、栃木銀行の営業区域内の方
- 栃木銀行の審査を経て、指定の保証会社の保証が受けられる方
- ほかに栃木銀行の無担保カードローンをお持ちでない方
貸越極度額 | 金利(固定金利) |
---|---|
100万円以下 | 年14.5% |
200万円以下 | 年12.5% |
300万円以下 | 年9.5% |
400万円以下 | 年7.5% |
500万円以下 | 年5.5% |
600万円以下 | 年4.0% |
700万円以下 | 年3.0% |
800万円以下 | 年1.9% |
申し込みから審査、借り入れまでの流れ
申し込みの流れは口座がある場合とない場合で異なります。手順は難しくないので、次に何をすればよいのか確認しながら準備していくと借入までスムーズに進めることができますよ。
1.仮審査の申し込み
説明 | 正式申し込みの前の段階で、希望する借入内容を審査します。 |
---|---|
手続き方法 | 店舗窓口・ローンプラザ・FAX・インターネット・電話・郵送で申し込みが可能です。 |
WEB完結契約申し込みの場合 | 登録したEメールアドレスに申し込みページのURLが添付されたメールが届きます。そのURLから必要項目を入力し、撮影した本人確認書類・所得確認書類のデータを添付します。 |
2.審査結果の連絡
申し込み書類受付後翌営業日~4営業日程度で連絡がきます。審査によっては2週間程度かかる場合もあるので、時間の余裕を持って申し込みましょう。
3.正式申し込み
説明 | 審査の結果、「仮承認」となった場合、正式な申し込みをします。 |
---|---|
手続き方法 |
申し込む本人が必要書類を持って来店するか、郵送で契約します。 郵送の場合は電話での「仮承認」連絡時、オペレーターに伝えてください。 |
WEB完結契約申し込みの場合 | この手順は不要です。 |
4.利用開始
専用カードが申し込みから約1週間程度で自宅に郵送されます。カードが届き次第、利用可能となります。
正式申し込み時に必要なもの
本人確認書類 |
以下のいずれか一つ ・運転免許証 ・パスポート ・個人番号カード ※外国人の方は、在留カードか特別永住者証明書のいずれか一つ |
---|---|
勤め先と勤続年数を確認する書類 | 健康保険証 |
収入を確認する書類 (お勤めの方) |
以下のいずれか一つ ・源泉徴収票 ・住民課税決定通知書 ・所得証明書 |
収入を確認する書類 (自営業の方) |
以下のいずれか一つ ・納税証明書 ・住民税課税決定通知書 ・所得証明書 |
返済口座の届出印 | 栃木銀行と取引がない方は、取引(届出)予定印 |
栃木銀行カードローンの審査は厳しい?
審査の厳しさはとても気になるポイントではないでしょうか。地方銀行は大手銀行よりも審査が甘めな傾向があります。
また、地方銀行は地元住民のニーズに対して柔軟に対応してくれるため、融通を聞かせてもらえるのではないかと期待してしまうこともあるかもしれません。
しかし、栃木銀行の審査は、地方銀行の中では平均よりも少し厳しめです。
もちろん審査基準は公開されていませんが、審査時間が長めなところや公式サイトに「アルバイト・パート申し込み可能」と記載がないことなどから、そのように判断できます。
審査に不安がある方は、消費者金融を利用したほうが良いでしょう。
栃木銀行カードローンの借り入れ方法
専用ATMか提携ATMからの借入が基本ですが、場面によっては異なる方法で借入できます。全部で3つの借入方法があります。
- 専用のローンカードを使用して栃木銀行の専用ATMか提携金融機関のATMから借入
- ローンカードの交付までは、口座開設店で専用伝票による店頭での借入が可能
- 契約時に限り、振替貸付による返済用預金口座への入金が可能
提携ATMは、イオン銀行、セブン銀行、ゆうちょ銀行です。平日8:45~18:00以外の時間帯だと手数料が110円~220円かかります。
- 10万円から800万円まで
- WEBで契約完結が可能!
- 幅広いお使いみち
- 実質年率
- 年1.90〜14.50%
- 借入限度額
- 10万円〜800万円
- 審査時間
- 最短即日
- 融資時間
- 最短即日
- コンビニ
- 収入証明書
- 公式サイト参照
栃木銀行カードローンの返済方法は?
返済方法は、「毎月○日に返済する」と決められている約定返済と、お金に余裕があるとき随時返済する臨時返済が可能です。
銀行カードローンの返済方法はこの2つの方法を採用していることが多いため、一般的な返済方法となっています。
ただし、栃木銀行カードローンの場合、提携ATMから返済できないため利便性は低めです。
約定返済
毎月6日(銀行休業日の場合は翌営業日)に前月末の借入残高に応じて、以下の金額が栃木銀行の返済用口座から自動引き落としされます。
毎月の返済額を確認し、不足がないよう口座に入金しておくようにしましょう。
前月末の借入残高 | 約定返済額 |
---|---|
10万円以下 | 2,000円 |
10万円超30万円以下 | 5,000円 |
30万円超50万円以下 | 10,000円 |
50万円超100万円以下 | 20,000円 |
100万円超200万円以下 | 30,000円 |
200万円超300万円以下 | 40,000円 |
300万円超400万円以下 | 50,000円 |
400万円超500万円以下 | 60,000円 |
500万円超600万円以下 | 70,000円 |
600万円超700万円以下 | 80,000円 |
700万円超800万円以下 | 90,000円 |
臨時返済
臨時返済は約定返済とは別に、好きなときに好きな額を返済できる自由度が高い返済方法です。
ただし、臨時返済をした場合でもその月の約定返済額は減額されないのでご注意下さい。臨時返済では栃木銀行の専用ATMか店舗窓口を利用できます。
専用ATMの手数料は、平日8:45~18:00が無料で、それ以外の時間帯は110円〜220円かかってしまうので、手数料を抑えたい方は時間帯を意識して利用しましょう。
なお、ATMの返済で借入残高を超えて入金した場合は、返済後、残高が自動的に返済口座に入金されます。
栃木銀行カードローンのまとめ
栃木銀行カードローンについて解説させて頂きました。平均的なスペックのカードローンですが、下限金利が1.9%と低く、申し込める年齢の上限が高く設定されているなど、細かい部分を見ると強みがあります。
ただし、同じように細かい部分に視点を当てると、審査や融資開始まで少し時間がかかり、返済時は提携ATMが利用できないなどの弱みもあります。あまり細かい部分を気にしないのであれば、地域に密着した使いやすいカードローンだと感じられるでしょう。
学生時代には月間1,000万PV規模のWebメディアでインターンを経験。 SI系のベンチャー企業での勤務を経て、2017年に株式会社サイバーエージェント入社ののち株式会社CyberSS(現:CyberOwl)に異動。 クレジットカードはアメリカン・エキスプレス・カード(グリーン)とJAL Global WALLET、キャッシュレスではLINE Payを愛用中。 釣りが趣味で船、陸問わず釣りに行く。どこかにマイルを使って南の島に釣りに行くのが目標。