SMBCモビットの利用限度額はどう決まる?審査項目の解説から増額方法までご紹介!
SMBCモビットの利用限度額は、1万円〜800万円と幅広く設定されています。ただし、誰もがいきなり800万円を借りられるわけではありません。
まずは申込者の年収や他社からの借入れ状況、そして希望する利用限度額を総合的に判断して、審査によって利用限度額が決まります。
なかでも、特に大きな影響を与えるのが、総量規制です。SMBCモビットは貸金業者のため、貸金業法によって年収の3分の1以上の貸付けができません。つまり、年収300万円の方の融資限度額は最大100万円までになります。
希望利用限度額も審査では考慮されますが、あくまで希望になるため、それ以下の金額に抑えられることも多いので注意しましょう。
初めて申込む場合は、50万円以下の限度額になる可能性が高いです。
- 最短15分で融資が可能!
- WEB完結可能で、電話での在籍確認、郵送物も原則なし
- 借入上限額は最大800万円
- 実質年率
- 年3.00〜18.00%
- 借入限度額
- 1万円〜800万円
- 審査時間
- 公式サイト参照
- 融資時間
- 公式サイト参照
- コンビニ
- 収入証明書
- -
将来的に利用限度額を増やしたいなら、増額申請も可能です。ただし、増額が認められるには、SMBCモビットへの返済が遅れなくおこなわれている必要があります。
もし増額できない場合は、他社のカードローンを利用しましょう。
- アイフル
- アコム
- プロミス
無利息 期間 |
最大30日間
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最大30日間
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最大30日間
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審査時間 | 最短18分 | 最短20分 | 最短3分 |
実質年率 | 年3.00〜18.00% | 年3.00〜18.00% | 年4.50〜17.80% |
借入 限度額 |
1万円〜800万円 | 1万円〜800万円 | 1万円〜500万円 |
SMBCモビットに限らず、カードローンの限度額は収入や他社借入れによって大きく影響を受けます。
この記事では、SMBCモビットの利用限度額の決まり方について詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
- SMBCモビットの利用限度額は、申込者の収入、他社からの借入れ、希望利用限度額などの審査項目で決定される
- 総量規制により、利用限度額は年収の3分の1以下に制限される
- 利用限度額の増額は「Myモビ」からのネット申請か、SMBCモビットからの増額案内で可能
- 増額審査に通過できない場合は、アイフル、アコム、プロミスなど他社カードローンの利用を検討する
SMBCモビットの利用限度額は3つの項目によって決定される
SMBCモビットに申込み、審査を通過すると利用限度額が設定されます。借入れたい金額が決まっている方にとっては、どれくらいの利用限度額が決定されるのかは注目したいところでしょう。
SMBCモビットの利用限度額は、1万円~800万円の範囲で設定されます。この数字だけを見ると、「800万円を借りることも期待できる」とも考えられます。
しかし、年収や勤務情報といった申込み内容や総量規制などの判断基準をもとに審査をするため、実際には新規申込みの時点で、利用限度額いっぱいの800万円が借入れられる可能性は低くなっています。
そこで、SMBCモビットの利用限度額の決定方法について確認していきます。新規申込みの場合、利用限度額の決定には次の3つの審査項目がとくに重視されています。
- 申込者の収入
- 他社からの借入れ
- 希望利用限度額
上記3つの審査項目には、利用限度額を判断する要素が存在しています。それぞれの要素を知ることで、自分が借入れることができる金額がどれくらいになるのかを予測することができます。それでは、ひとつひとつの項目を以下で詳しく見ていくことにしましょう。
①申込者の収入
SMBCモビットへ申込むときに記載した「収入」は、利用限度額を決めるためにも重要な審査項目です。
SMBCモビットは貸金業者が運営しているカードローンのため、貸金業法に基づく総量規制の対象となります。
そのため、SMBCモビットが設定できる利用限度額は最高で収入の3分の1以下の金額までとなっています。
たとえば収入が300万円である場合、設定可能な最高利用限度額は100万円となります。
総量規制だけで判断しても、800万円の利用限度額を設定するためには、最低でも2,400万円もの収入が必要です。
この総量規制による借入総額の制限が、800万円の利用限度額が決定される可能性が極めて低い理由のひとつとなっています。
専門家からのコメント
総量規制は、かつて貸金業者からの借金による多重債務が社会問題となったことを背景に設けられた法規制であり、貸金業者は年収の3分の1を超える貸付けをすることができないこととされています。
総量規制は貸金業者のみに適用されますので銀行からの借入れは対象となりません。また、総量規制の対象とならない貸付けとして住宅ローンや自動車ローンがあります。
とはいえ、総量規制の適用の有無にかかわらず返済が可能であるかを借入れ前によく検討することが大切です。
収入が少ないと希望融資額よりも利用限度額は低く設定される!
利用限度額の審査では、返済が可能かどうかもポイントになります。
たとえば、同じ収入の3分の1であっても、収入が600万円の方にとっての200万円と、収入100万円の方にとっての30万円では、生活への影響度が大きく異なります。
その金額を安定して返済できるか、返済によって生活苦にならないかといった点は別途判断されます。
そのため、総量規制の面で問題がない場合でも、収入の3分の1いっぱいの金額を借りられるとは断言できないのです。実際にSMBCモビットに申込んだ方の口コミとして、以下のようなものがあります。
50万円の融資希望額に対して収入が少ないために極度限度額が29万円になるが良いか確認の音声電話をいただきました。
口コミにもあるように、収入が低い場合は、たとえ収入の3分の1を超えない利用限度額を希望したとしても、それよりも低く設定される可能性があるということがわかります。
とくに新規申込みの場合は、SMBCモビットからの信用実績がない状態です。そのため、収入の3分の1よりも低めの金額が設定される可能性が高いと思っておいた方がいいでしょう。
②他社からの借入れ
次に、利用限度額に影響する項目として「他社からの借入れ」があります。先述した総量規制は、他社を含めた貸金業者からの借入金額すべてが対象になります。そのため、ほかの消費者金融などから借入れをしている場合は、利用限度額に大きく影響する恐れがあるので注意してください。
SMBCモビット以外からの借入れをしている場合は、他社からの借入れ額を合算したうえで、総量規制の範囲内であるかどうか確認をしてから申込みましょう。
たとえば収入が300万円の方が、貸金業者のA社から20万円、B社から50万円の借入れをしている場合、総量規制による貸付け可能額は100万円であるため、最大でも30万円までしか借りられないということになります。
他社からの借入れ額によっても設定できる利用限度額は変わるため、他社からの借入れがある場合は希望よりも低い金額を設定される可能性がある点には注意しましょう。
専門家からのコメント
他者からの借入額は申込時に申告を求められることがあります。ただ、申込みを受けた消費者金融は加盟している信用情報機関に照会して、申込者の借入残高を調査することもできますので、申込時に意図的に少ない金額を申告することは意味がありません。
申告額と実際の借入残高が大幅に異なる場合にはかえって不信感を持たれる可能性もあるため注意が必要です。
③希望利用限度額
最後に注目してほしいのが、「希望利用限度額」の項目です。希望利用限度額には、必要最低限の金額よりも多めに記載する方もいるのではないでしょうか。
あくまで希望利用限度額は、審査でも最後の方に考慮される項目です。収入や他社からの借入れ状況によって、希望どおりの金額を融資するのは難しいと判断される可能性もあります。
また、収入に対してあまりにも多い金額を希望している場合は、「相当お金に困っているのでは?」といった、返済に対しての不信感をSMBCモビットにあたえてしまうこともあります。
希望利用限度額を申告する際には、収入に対して、妥当な金額を記入するようにしましょう。とくに新規申込みの場合、申込者の信用度はSMBCモビットにとって未知数です。
高すぎる金額を希望すると、審査に影響を与えてしまうことも考えられるので注意してください。
審査に不安を感じる方は、必要最低限の利用限度額を設定して、のちに増額してもらうという手法も検討した方がいいでしょう。
SMBCモビットの利用限度額は100万円以下が多い
これまで限度額の審査基準を解説してきましたが、実際にSMBCモビットを利用している方が、どれくらいの利用限度額を設定されているのかは気になるところではないでしょうか。
SMBCモビットの利用限度額の統計は、残念ながら公表されていません。しかし、2020年3月期の決算資料によれば、一顧客あたりの平均借入れ残高が約56万円であることから、100万円以下に設定されているユーザーが多いと推測できます。
また、2020年のSMBCコンシューマーファイナンス全体での数値にはなりますが、次の表のように貸付金別の口座数を公表しています。
貸付金 | 口座数 |
---|---|
1万円~10万円 |
28.1万口座 |
10万円超~30万円 | 28.2万口座 |
30万円超~50万円 | 43.7万口座 |
50万円超~100万円 | 21.7万口座 |
100万円超 |
22.4万口座 |
プロミスを含めたSMBCコンシューマーファイナンスグループでの数値にはなりますが、約144万件にもなる口座数のうち、100万円以下の口座数は約121.7万件にものぼることがわかります。上記の2点をふまえると、モビットでは100万円以下の利用限度額で利用しているユーザーが多いと考えられます。
また、グループ全体では30万円超~50万円以下の口座数が43.7万口座と、とくに多いのもわかります。よって、収入がある程度あったとしても、初回申込み時には50万円以下の利用限度額で決定される可能性が高いということを念頭においておきましょう。
また、表のデータ引用元でもある下記資料では、残高100万円以下の利用者の「利用額の配分」なども確認できるので、各種数値が気になる方はぜひ参考にしてみてください。
SMBCモビットの利用限度額を増やす方法は2つ
SMBCモビットは、契約完了後に利用限度額を増やす増額申請ができます。そのため、申込みをするときには低めに利用限度額を申請しておき、あとから増額申請をすることで利用限度額を上げる、ということも可能です。
しかし、増額を申込むためには一定期間返済を滞りなく続けている必要がある点、そして増額時には再審査がおこなわれる点に注意しましょう。今の借入れ状況や、返済状況に不安を感じる方は、審査にとおらないという可能性もあるので、増額申請は慎重に検討してからおこなうのが得策です。
SMBCモビットの利用限度額の増額申請をする場合は、次の2つの方法があります。
- 「Myモビ」からのインターネット申込み
- SMBCモビットからの増額案内に回答する
SMBCモビットへの増額申請は、インターネットを利用した申請になります。それぞれの利用限度額の増額方法について、解説していきましょう。
利用限度額の増額申請は「Myモビ」から申込む
SMBCモビットは、利用限度額の増額をしたい場合、会員専用ページである「Myモビ」よりインターネットを利用して増額申請をします。Myモビへは、公式ぺ―ジよりログインする、もしくは「公式アプリ」よりログインすることが可能です。
公式アプリをダウンロードしておくと、Myモビを簡単に開くことができます。公式サイトを検索する手間がかからず、必要書類の提出を求められてもアプリで対応できるので、増額申請の方法としておすすめです。
増額申請をする場合は、Myモビもしくは公式アプリにある「増額審査申込」を選択し、案内にしたがって必要事項を入力しましょう。公式アプリの場合は、Myモビへログインすると「増額審査申込」という項目が表示されます。
インターネットによる増額申請は、必要書類の提出などをWEBで完結できるため、郵送物の発送・返送や電話連絡などがおこなわれません。周囲に知られてしまう心配がないので安心ですね。
ただし、「増額審査申込」という表示は、借入期間が短い場合や返済の滞納経験がある場合など、利用状況によっては表示されていないことがあります。自身の「Myモビ」に「増額審査申込」が表示されているかはしっかりと確認しておきましょう。
利用限度額を増やしたいときに「増額審査申込」の表示がなかったら?
「Myモビ」内に「増額審査申込」の表示がなかった場合は、「お問い合わせフリーコール」に利用限度額の増額の相談をしてください。
電話番号 |
0120-24-7217 |
---|---|
対応時間 | 9:00~18:00 |
SMBCモビットは、新規申込者と会員の方では問い合わせ先が異なるので注意してください。増額申請は、会員専用のお問い合わせフリーコールへ連絡するようにしましょう。
SMBCモビットから利用限度額増額案内が届くこともある
返済が滞りなくおこなわれている、利用限度額に対して収入が十分にあるなどといった優良会員に対して、SMBCモビットから増額の案内が届くこともあります。
上記のようにSMSや電話で勧誘されることがあるので、増額を急いでいない場合は増額の案内を待つのもひとつの手でしょう。しかし、増額の案内はSMBCモビットの判断でおこなわれるため、利用者全員に必ず届くわけではないことを覚えておきましょう。
ただし、増額をするということは、総返済額が増える、返済期間がのびるということにもつながります。安易に増額を選ぶのではなく、増額によって発生するメリット・デメリットを確認したうえで、申請することが大切です。
以下の記事では、増額申請の流れやメリット・デメリットについても解説しています。増額を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
専門家からのコメント
生活費の不足や急病など不測の事態によって増額申請を検討することがあるかもしれません。ただ、当然ですが借入額を増加させるとその分返済の負担は重くなります。
借入残高にかかわらず毎月一定額を支払うリボ払い方式である場合、一見返済額が大きく変わらないため気付きにくいのですが、返済期間が大幅に伸び、また最終的に支払う総利息額も増大します。したがって、増額申請をする際には、今後の返済計画を十分にシミュレーションしておくことが大切です。
SMBCモビットの利用限度額まとめ
SMBCモビットの利用限度額は、主に収入・他社からの借入れ額・希望利用限度額の3つのポイントを元に決定されます。
利用限度額には余裕を持たせておきたいという考え方もありますが、収入に対して高額すぎる希望利用限度額を申請するのは避けるべきです。まずは、収入の3分の1を上限に、なるべく必要最低限の低い金額で申請するようにしましょう。
もし利用限度額に不満を感じる場合は、SMBCモビットからの増額の案内や、増額申請を利用して増額をすることができます。しかし、増額申請も審査があり、金額によっては必要書類の提出を求められることがあるので油断は禁物です。
また、利用限度額はあくまで借りることができる金額にすぎません。決して借りなくてはいけない金額ではないので、不必要な借入れは控えましょう。借入れの際には、シミュレーションなどを利用して計画的に、生活に無理のない範囲で利用してくださいね。
- 最短15分で融資が可能!
- WEB完結可能で、電話での在籍確認、郵送物も原則なし
- 借入上限額は最大800万円
- 実質年率
- 年3.00〜18.00%
- 借入限度額
- 1万円〜800万円
- 審査時間
- 公式サイト参照
- 融資時間
- 公式サイト参照
- コンビニ
- 収入証明書
- -
<参考記事>
・SMBCコンシューマーファイナンス「2020年3月第3四半期決算資料」
専門家からのコメント
消費者金融の利用限度額は、借入れをする人の収入や借入残高などを参考に決まります。利用限度額の設定は利用者側にとっては経済的な破綻を招かないために大切なことです。
利用限度額が大きいと一見いいように見えますが、その分自分自身で借入残高やその後の返済スケジュールを管理する必要があるということです。したがって、消費者金融からの借入れを利用する際には今後の収入なども加味して、十分に返済計画を立てておくことが大切です。
松浦綜合法律事務所代表。京都大学法学部、一橋大学法科大学院出身。企業法務系の法律事務所のパラリーガル(法律事務補助)として主にIT業界を担当した後、ロースクールに進学しました。弁護士資格取得後は法律事務所や不動産会社の法務部門に所属した経験もあります。法律事務所に在籍していた頃はちょうど東日本大震災後の不景気で、個人や事業者の方から銀行や消費者金融からの借金、クレジットカード利用に関するご相談を多くお受けする機会がありました。不動産会社の法務部に転じてからは、不動産購入時のローンや機関投資家の不動産投資におけるファイナンスに携わっていたため金融の仕組みについては人一倍興味があります。現在、不動産やIT分野を中心として、トラブル対応・新規事業に関する適法性検討・契約交渉に関するご相談などに取り組んでいます。その他、借金や資金繰りにお困りの個人や事業者の方からのご相談もお受けしております。休みの日は、たいてい近所の大きな公園で子供と遊んでいます。
子供が大きくなったのを機に、2017年より本格的にWebライターとして始動。クレジットカードとカードローンを得意分野とし、恋愛・離婚・エンタメ系や商品紹介など、さまざまなメディアのライターを経験。誰もがわかりやすい記事を作成するのを信念に、自分の無知さや語彙力のなさに落胆しながらも、持ち前の探求心を武器に奮闘中。クレジットカードは、楽天カード・Yahooカード・地元のマイナーのカードを利用。キャッシュレスはPayPayとメルペイを利用し、家計を整理するのが目標。