SMBCモビットはおまとめローンとして利用できる?審査のポイントや条件について解説
おまとめローンは借入れを一本化することができ、返済を月1回にまとめることや、利息を下げることができる可能性があるお得なプランです。
そんな便利なおまとめローンですが、SMBCモビットにはおまとめローンはあるのでしょうか?
結論、SMBCモビットでは、すでに入会されている方のみおまとめローンを利用することができます。
おまとめローンは総量規制の対象外となるため、利用者の借入額が年収の1/3を超える場合でも毎月の返済をまとめることができます。
本記事では、SMBCモビットで借入金をまとめて金利を下げる方法と、消費者金融よりも低金利で借換えできるカードローンについて解説します。
また、SMBCモビットに入会をしていない方で、おまとめローンを検討している方は、下記のカードローン会社のおまとめローン商品に申込みをするのがおすすめです。
- SMBCモビットのおまとめローンはすでに入会している人のみ利用が可能
- 他社の借入件数や借入金額が多い場合は審査に悪影響になる可能性が高い
- 利息軽減をしたいなら、モビット以外のカードローン会社の検討も必要
- 初めての契約の方にはおまとめローンは利用できない
- SMBCモビットのおまとめローンの申込みの流れ
- SMBCモビットをおまとめローンとして利用するときの審査ポイント
- SMBCモビットをおまとめローンとして利用するメリット
- SMBCモビットをおまとめローンとして利用するデメリット
- SMBCモビットでおまとめローンを利用できないなら、どんな選択肢がある?
- SMBCモビット以外でおすすめなおまとめローンをご紹介
- SMBCモビットよりも低金利で借り換えできるおすすめの銀行を紹介
- どうしてもSMBCモビットをおまとめローンとして利用したいときは増額が必要?
- SMBCモビットのおまとめローンに関するよくある質問
- SMBCモビットのおまとめローンまとめ
初めての契約の方にはおまとめローンは利用できない
冒頭にも触れましたが、SMBCモビットに初めて契約する方は、おまとめローンの契約をすることができません。
SMBCモビットでおまとめしたいなら、SMBCモビットに入会していることが条件になります。
また、SMBCモビットよりも金利が低いサービスでは、銀行カードローンでのおまとめがあります。下記のような銀行カードローンは、おまとめローンとしても利用することも可能です。
- 年会費&提携ATM手数料0円
- 全国の銀行/コンビニATMで原則24時間365日ご利用OK
- au IDをお持ちの方なら最大年0.5%の金利優遇
- 実質年率
- 年1.48〜17.50%
- 借入限度額
- 10万円〜800万円
- 審査時間
- 公式サイト参照
- 融資時間
- 公式サイト参照
- コンビニ
- 収入証明書
- 公式サイト参照
auじぶん銀行カードローンの金利は0.98~17.5%(年)(※)。公式HPには「借り換えOK!」という文言があるので、安心しておまとめローンとして利用することができるでしょう。
(※)通常:1.48%~17.5%。カードローンau限定割 誰でもコース:1.38%~17.4%。カードローンau限定割 借り換えコース:0.98%~12.5%SMBCモビットのおまとめローンの申込みの流れ
SMBCモビットのおまとめローンは以下の流れで申込みます。
- 0120-24-7217に申込みの電話をかける
- 審査結果がくる
- 会員専用サービス「Myモビ」より契約手続き
- 借入先へSMBCモビットが振り込みをする
申込みの電話の受付時間は9:00〜18:00となります。電話の際に他社の借入状況を聞かれるので、あらかじめ整理しておきましょう。
また、審査では源泉徴収票の写しや給与明細の写しなどが必要になります。
審査をスムーズに進めるためにも、現在の収入を証明できる書類を用意しましょう。
SMBCモビットをおまとめローンとして利用するときの審査ポイント
アコム、アイフル、プロミスが提供しているおまとめローン専用商品は、「貸金業法に基づくおまとめローン」なので総量規制の影響を受けません。
それに対して、SMBCモビットのカードローン商品は総量規制の対象となります。
総量規制とは、貸金業法で定められている「貸金業者は原則として、利用者の年収の1/3を超えて貸し付けてはいけない」という規制のことです。
おまとめローンを利用したいという方は、借入件数が複数になっているので、その分借入金額も大きい傾向にあります。そのため、この総量規制が邪魔をして、借り換えが難しいことがあるのです。
また、SMBCモビットのような消費者金融のカードローンは、銀行カードローンよりも金利が高い傾向にあります。そのため、消費者金融のカードローンで借り換えても、「利息負担を軽減する」といったおまとめローンのメリットを享受できない可能性があります。
専門家からのコメント
総量規制とは、借入れをする人の年収の3分の1を超えて貸し付けをしてはいけないという規制であり、すべての貸金業者に適用されます。もともと、貸金業者の貸付けによる多重債務が社会問題となったことを背景にして生まれた規制です。
ただ、総量規制にはいくつかの例外が設けられており、その一つがおまとめローンです。おまとめローンについては、法律が定める一定の条件を満たした場合には、利用者に一方的に有利になる借換えとして総量規制の適用を付けないことがあります。
他社借入件数・金額が多いと、SMBCモビットの審査にマイナスの影響を与えるかも
おまとめローンを利用したいという方は、すでに複数の借入がある方ですよね。この他社借入件数・金額が多い場合には、SMBCモビットの審査にマイナスの影響が及ぶ可能性があります。
なぜなら、他社借入件数・金額が多い人は、返済が滞ってしまう可能性が高いと判断されることがあるからです。そのため、SMBCモビットをおまとめローンとして利用したくても、他社借入を理由に審査に落ちてしまう可能性があります。
専門家からのコメント
他社からの借入れ件数や借入残高については、申込時に自己申告を求められることもあります。もっとも、貸金業者は自社で加盟している信用情報機関に照会して申込者の他社借入の状況を調査することが一般的です。
他社からの借入れをどのように審査において評価するかは、その貸金業者次第ですが借入件数や借入残高が多い場合に審査に落ちるリスクがあることは理解しておいた方が良いでしょう。
SMBCモビットでの借入金を他社のおまとめローンで借り換えできる
現在、SMBCモビットに借入れがあっても、その借入れを含め、他社のおまとめローンで借り換えることが可能です。
つまり、今現在SMBCモビットを利用しているからといって、SMBCモビットでのおまとめにこだわる必要はありません。
返済が苦しいときは、もっと返済が楽になる方法を考えましょう。SMBCモビットのカードローン商品は、金利や総量規制のことを考えた場合、おまとめローンの利用にはあまりおすすめな方法ではありません。
もっと金利の低い他社でおまとめローンを利用したほうが、負担が少なくお得に返済できる可能性が高まります。
SMBCモビットをおまとめローンとして利用するメリット
SMBCモビットをおまとめローンとして利用するメリットは以下の項目があげられます。
- WEB完結なら電話連絡なし
- 融資限度額が高い
SMBCモビットはWEB完結申込みを選べば、周囲にカードローン利用がバレることはほとんどありません。
また、WEB完結申込みでは職場への電話連絡や契約書類などの郵送物がないほか、ローンカードの発行もありません。
さらに、SMBCモビットは融資限度額が800万円までなため、融資額が大きいけれど返済を1本化したい方でもおすすめできます。
SMBCモビットをおまとめローンとして利用するデメリット
SMBCモビットをおまとめローンとして利用するデメリットは以下の項目があげられます。
- SMBCモビットに入会している人しかおまとめローンを利用できない
- おまとめの対象とならないローンもある
SMBCモビットのおまとめローンは、モビットカード会員のみに限定されています。
そのため、SMBCモビットでおまとめローンを利用したい場合、借入れの審査に通る必要があります。
ただし、他社から複数借入れをしているのであれば審査に通過する可能性は低くなります。
また、銀行のカードローン、クレジットカードのショッピング利用はおまとめローンの対象外となります。消費者金融・クレジットカードでのキャッシングしかおまとめできないので注意しましょう。
SMBCモビットでおまとめローンを利用できないなら、どんな選択肢がある?
SMBCモビット以外でおまとめローンを利用したいときには、次のような2つの選択肢があります。
- SMBCモビットと同じ消費者金融でおまとめローン専用商品を利用する
- 銀行のカードローン・フリーローン商品をおまとめローンとして利用する
どちらの方法でも、返済を一本化することによって、月々の返済負担を軽減することが可能になります。
1.SMBCモビットと同じ消費者金融でおまとめローン専用商品を利用する
SMBCモビットにはないおまとめローン専用商品ですが、アコム、プロミス、アイフルでは「貸金業法に基づくおまとめローン」商品が展開されています。
第一の選択肢は、これらの消費者金融でおまとめローン専用商品を利用することです。
SMBCモビットにはないおまとめローン専用商品の利点
それでは、消費者金融の「貸金業法に基づくおまとめローン」には、どのような利点があるのでしょうか。
- 総量規制の対象外
- 利息負担が軽減される
- 完済に近づくことができる
一番の特長は、消費者金融の商品であるにもかかわらず、総量規制の対象外となることです。すでに他社での借入額が年収の1/3を超えてしまっている場合にも、おまとめローン専用商品を利用することができます。
また、利息負担を軽減できることも、おまとめローン専用商品となります。アイフル、アコム、レイク、プロミスいずれのおまとめローンでも、公式ホームページに「既借入ローンよりも金利が低くなる」という趣旨の文言が記載されているので、審査に通ればかならず今よりも低金利で返済することができるでしょう。
また、「貸金業法に基づくおまとめローン」は、多重債務者の完済を支援する商品であり、返済専用ローンです。つまり、借金を完済したい方にぴったりの商品となっています。
おまとめローン専用商品でも審査は必要
消費者金融が展開しているおまとめローン専用商品は、基本的には「貸金業法に基づくおまとめローン」です。総量規制の対象外であり、返済専用で完済に近づくことができるので、多重債務を解消するために利用したいという方もいらっしゃることでしょう。
ただし、完済を支援するための「貸金業法に基づくおまとめローン」とはいえ、融資を受けるためには、当然審査を受けることが必要になります。
返済に遅れたことがあったり、返済をするだけの収入が無いとみなされたりした場合には、審査に落ちてしまう可能性が高くなります。審査に落ちれば、おまとめローン専用商品を利用することはできません。
2.銀行のカードローン・フリーローン商品をおまとめローンとして利用する
おまとめローン専用商品を展開している銀行の数は、実は少数です。
たしかに一部の銀行では、めずらしくおまとめローン専用商品を展開している場合もあります。しかし、3大メガバンクなどにはカードローン商品はあるものの、おまとめローン専用商品はありません。
だからといって、銀行でおまとめローンを利用できないわけではありません。
銀行は、貸金業者ではないので総量規制の対象外です。そのため、通常のカードローン商品やフリーローン商品でも、利用者の年収の1/3を超えて貸し付けることができるので、借入額が多い方でもおまとめできる可能性があるのです。
また、消費者金融と比べて金利も低い傾向にあるので、銀行の商品で借り換えれば、低金利で返済できるかもしれません。
つまり、銀行ではおまとめローン専用商品だけでなく、カードローン商品やフリーローン商品をおまとめローンとして利用することができるということです。
銀行は消費者金融のカードローンよりも審査が厳しい可能性がある
ただし、銀行カードローンの審査は、一般的に消費者金融よりも厳しい傾向にあります。
おまとめローンを利用したい方は、すでに他社で借入がある方です。この他社借入を理由に、銀行のカードローン・フリーローン審査に落ちてしまう可能性もあります。
ここでチェックしたいのが、「借り換えOK!」「おまとめローンとしての利用もできます」などと公式HPに記載がある銀行のカードローン・フリーローンです。これらの商品は、おまとめローンとしての利用が受け入れられているということになるので、おまとめローンを探している方にとっては狙い目です。
したがって、複数の借入があるからといって、銀行のカードローン・フリーローンをおまとめローンとして利用することを、まったくあきらめる必要はありません。具体的にどのような銀行の商品がおすすめできるかは、次の章でご紹介します。
専門家からのコメント
総量規制は貸金業者に適用されるものですが、銀行は法律上「貸金業者」に含まれないため銀行からの借入れは総量規制の対象外となっています。したがって、銀行のカードローンなどでは年収の3分の1を超える貸付けがおこなわれる可能性があります。
ただし、年収の3分の1を超える借入残高がある場合、総量規制の適用の有無にかかわらずその後の返済が困難になる可能性が高いため利用者自身が返済計画をよく検討しておくことが大切です。
SMBCモビット以外でおすすめなおまとめローンをご紹介
消費者金融のおまとめローンとしておすすめなのは、アイフル、アコム、プロミスという3大消費者金融が展開している、おまとめローン専用商品です。
これらのおまとめローン専用商品は、「貸金業法に基づくおまとめローン」なので、総量規制の対象外です。また、大手消費者金融は知名度も高いので、安心して利用できるのではないでしょうか。
3社のおまとめローンにおける、限度額と金利は下記のとおりです。
消費者金融 | 融資限度額 | 融資金利(実質年率) |
---|---|---|
アイフル(おまとめMAX) | 800万円 | 3.0%~17.5% |
アコム借換え専用ローン(おまとめローン) | 300万円 |
7.7%~18.0% |
プロミス(おまとめローン) | 300万円 |
6.3%~17.8% |
この比較表を見ると、アイフルの商品が一番下限金利が低く、融資限度額も多くなっています。おまとめしたい借入額が大きい方なら、アイフルのおまとめローンを利用したいと思うのではないでしょうか。
審査難易度については、おまとめローンでもやはり銀行よりも消費者金融のほうが、審査が緩い傾向にあります。ただし、おまとめローンでは取り扱う金額が大きくなりやすいので、その分審査が慎重に行われる可能性もあります。
それでは、3社のおまとめローンについて、さらに詳しい情報を見てみましょう。
①アイフル
- 審査は最短18分!融資も最短即日で可能
- 誰にも知られずWeb完結!電話での在籍確認、郵送物も原則なし
- 初めての方なら最大30日間利息0円
- 実質年率
- 年3.00〜18.00%
- 借入限度額
- 1万円〜800万円
- 審査時間
- 最短18分
- 融資時間
- 最短18分
- コンビニ
- 収入証明書
- 50万円を超える場合
アイフルのおまとめローン専用商品には、おまとめMAXがあります。かりかえMAXという似た名前の商品がありますが、かりかえMAXは借入先の金融機関を変更するための商品です。
おまとめMAXはアイフルでの借入経験がある方を対象にしているので、複数の借入をまとめたい方はこちらを選びましょう。
融資限度額 |
1万円~800万円 |
---|---|
融資金利 | 3.0%~17.5%(実質年率) |
融資対象者 | 満20歳以上で定期的な収入・返済能力があり、アイフルの基準を満たす人 |
返済期間 | 最長10年(120回) |
返済方式 | 元利定額返済方式 |
- 申込みは、インターネットまたはフリーダイヤル(0120-626-333)
- 基本的には、本人が既に借入れしているカードローン会社に返済する(※)
- 追加融資、増額融資はなし
このように、アイフルでは、融資限度額上限は800万円と大きく、また、下限金利(実質年率)は3.0%とアコム、プロミスと比べて一番低くなっています。
借入総額が大きい場合でも融資が可能で、返済総額も少なくできる可能性があります。なお、他社への返済はアコム、プロミスと違い、原則としては自身でおこなう形になっています(アイフルから借入先に返済する場合もある)。
なお、アイフルのおまとめローンについては、以下の記事をご覧ください。
②アコム
- 申込から借入まで最短20分!
- WEB完結が可能で、勤務先へ電話での在籍確認、郵送物も原則なし
- 30日間利息0円サービス
- 実質年率
- 年3.00〜18.00%
- 借入限度額
- 1万円〜800万円
- 審査時間
- 最短20分
- 融資時間
- 最短20分
- コンビニ
- 収入証明書
アコムの借換え専用ローン(おまとめローン)は、融資限度額は300万円とアイフルの800万円と比べて低く設定されています。
概要と特徴は、次の表のようになっています。
融資限度額 | 1万円~300万円 |
---|---|
融資金利 | 7.7%~18.0%(実質年率) |
融資対象者 | 貸金業者債務の借り換えの必要な方 |
融資期間 | 最長12年3カ月(146回) |
返済方式 | 元利均等返済方式(※) |
- 申込みはフリーコール(0120-07-1000)、契約手続きは自動契約機か店頭窓口
- 他社へはアコムから返済
- 追加融資、増額融資はなし
アコムでは、申込窓口は電話で、契約手続きには自動契約機、店頭窓口に行く必要があり、ネットでの申込みはできません。また、借入先に直接アコムから返済する形になります。
アコムのおまとめローンについて、詳しくは以下の記事をご覧ください。
③プロミス
- 審査が最短3分で、融資までのスピードも早い!
- 初回の方なら最大30日間利息が0円
- 電話の在籍確認、郵送物は原則なし
- 実質年率
- 年4.50〜17.80%
- 借入限度額
- 1万円〜500万円
- 審査時間
- 最短3分
- 融資時間
- 最短3分
- コンビニ
- 収入証明書
- 50万円まで原則不要
プロミスのおまとめローンは、融資限度額の上限が300万円で、アコムと同様にアイフルより低い設定です。
概要と特徴は、次の表のようになっています。
融資限度額 |
300万円まで |
---|---|
融資金利 |
6.3%~17.8%(実質年率) |
融資対象者 |
20歳以上、65歳以下の安定した収入のある方(※) |
返済期間 | 最長10年(120回) |
返済方式 | 元利定額返済方式 |
- 申込方法は、インターネット不可。電話(0120-24-0365)や自動契約機で申込む
- 借入先にプロミスが返済
- 追加融資、増額融資はなし
プロミスでは申込窓口は電話か自動契約機となっており、インターネットでの申込みはできません。
また、借入先にはプロミスが返済する形になります。
なお、プロミスのおまとめローンについては、以下の記事をご覧ください。
SMBCモビットよりも低金利で借り換えできるおすすめの銀行を紹介
金利の低い銀行カードローンの多くはおまとめローン専用商品を展開していませんが、一部の銀行にはおまとめローン専用商品があります。また、銀行のカードローン・フリーローン商品を、おまとめローンとして利用することも可能です。
①東京スター銀行
- インターネットで完結!来店不要でお申し込み!24時間お申し込み受付中!
- インターネットバンキングでお借入可能!スマートフォンもOK!
- ご利用限度額は最大1,000万円!
- 実質年率
- 年1.50〜14.60%
- 借入限度額
- 10万円〜1,000万円
- 審査時間
- 最短4日
- 融資時間
- 最短14日
- コンビニ
- 収入証明書
- 公式サイト参照
東京スター銀行では、東京スター銀行カードローンのほかに、「スターワン乗り換えローン」を展開しています。
融資限度額は1,000万円までと大きく、多額の借入がある場合でも対応可能です。また、融資金利は審査に基づいて年率9.8%・12.5%・14.6%で決定されます。比較的金利が低い設定なので、高い金利にお悩みの方におすすめです。
概要と特徴は次のようになっています。
融資限度額 |
30万円~1,000万円まで |
---|---|
融資金利 | 年率9.8%・12.5%・14.6%(※1) |
融資対象者 |
・申込時に満20歳以上、65歳未満の給与所得者の方 ・前年度の年収が200万円以上の方(※2) ・過去に債務整理や自己破産をされていない方 ・現在利用中のローンを延滞されていない方 ・過去(6カ月以内)に当行ローン審査で否決されていない方 ・借入申込の金額が30万円以上1,000万円以下の方 |
- 申込みはインターネットで仮申込みか、フリーダイヤル(0120-82-1154)
- 他社へは東京スター銀行から振込
- 金融機関(銀行・信用金庫・信用組合・労働金庫・農業協同組合・信販会社・カード会社・消費者金融会社など)のローンが対象
- 追加融資、増額融資はなし
東京スター銀行のおまとめローンでは、貸金業者からの借入に限らず、銀行などの金融機関での借入をまとめることも可能です。
②千葉銀行カードローン
千葉銀行カードローンである「ちばぎんカードローン」は、おまとめローンとして利用できる銀行カードローンです。
商品概要と特徴は、次のようになっています。
融資限度額 | 10万円~800万円 |
---|---|
融資金利 | 1.4%~14.8%(年) |
融資対象者 |
・満20歳以上満65歳未満で、安定収入がある人(※1) ・千葉銀行の本支店の営業地域内(千葉県、東京都、茨城県、埼玉県、神奈川県)に居住または勤務している人(※2) ・エム・ユー信用保証(株)の保証が受けられる人 ・ほかにクイックパワー、クイックパワー<アドバンス>のカードローンを持っていない人 |
- 申込窓口はWEB完結により来店不要のインターネット以外に、電話、FAX、郵送、携帯電話(モバイル)も可能
- おまとめローン専用ではないため、借入先への返済は自身でおこなう
千葉銀行では、カードローンをおまとめローンとして利用することも可能になっています。融資限度額も800万円までと大きいので、大きな借入額を借り換えたい人にもおすすめできますね。
ただし、銀行のカードローンなので、消費者金融よりも審査が厳しい可能性があることを覚えておきましょう。
(※2)東京、神奈川、埼玉の一部地域では対象除外になっているところもあります
どうしてもSMBCモビットをおまとめローンとして利用したいときは増額が必要?
SMBCモビットをおまとめローンとして利用したい場合、利用可能額のなかで借り換えるか、カードローン商品の増額審査を受けて借り換えることになります。
ただし、他社借入件数・金額が多い場合には、増額審査に落ちてしまったり、逆に減額されてしまったりすることもあるのでご注意ください。
また、SMBCモビットの金利は銀行カードローンなどと比べると金利が高い傾向にあるので、返済先を一本化して返済管理がラクになることはありますが、利息負担が軽減されることは少ないかもしれません。
なお、SMBCモビットの増額審査については、以下の記事をご覧ください。
借入総額が総量規制の範囲を超えていない場合には審査に通る可能性はある
SMBCモビットの増額審査では、他社を含めた借入総額が総量規制の範囲を超えていないのであれば、審査に通る可能性はあります。反対に、すでに既存の借入が年収の1/3を超えている場合には、いくら真面目に返済を続けていても増額審査に通ることはありません。
その場合には、やはり総量規制の対象外である「貸金業法に基づくおまとめローン」や、銀行のおまとめローン専用商品・カードローン・フリーローンなどを検討するとよいでしょう。
SMBCモビットのおまとめローンに関するよくある質問
最後によくある質問をまとめたので、少し疑問に思う部分がある方はぜひ参考にしてください。
審査で落とされることもあるの?
おまとめローンは、「借入」に該当するため、他社の借入額が多い場合や、返済の延滞や滞納がある場合は審査に通らない可能性があります。
総量規制の対象にもなる?
年収の1/3を超えている場合はSMBCモビットを利用できないのでご注意ください。
SMBCモビットのおまとめローンまとめ
SMBCモビットなど、何社かのカードローンを利用し、返済がたいへんという場合には、おまとめローンを利用したくなります。おまとめローンにすることで、返済先が一本化できて、返済管理がラクになったり、利息負担を軽減したりできる場合があります。
しかし、SMBCモビットには、おまとめローン専用商品がありません。カードローン商品をおまとめローンとして利用することも理論上は可能ですが、メリットは少ないので、他社のおまとめローンを検討するほうがおすすめです。
選択肢としては、消費者金融の「貸金業法に基づくおまとめローン」や、銀行のおまとめローン専用商品・カードローン・フリーローンを利用することができます。どれも総量規制の対象外なので、既存の借入が年収の1/3を超える場合にも、借り換えが可能です。
専門家からのコメント
総量規制は貸金業法に基づき貸金業者による貸し付けに適用されるものですが、いくつかの適用除外があることも知っておくと良いでしょう。例えば、銀行による貸し付けには適用されませんし、おまとめローン以外にも自動車や住宅のローンにも適用されません。
とはいえ、年収から考えて余裕のある返済計画を立てておくことの重要性は変わりませんので、総量規制が適用されない場合でも自分自身で毎月の返済額や完済までの期間を十分に確認しておくことが大切です。
松浦綜合法律事務所代表。京都大学法学部、一橋大学法科大学院出身。企業法務系の法律事務所のパラリーガル(法律事務補助)として主にIT業界を担当した後、ロースクールに進学しました。弁護士資格取得後は法律事務所や不動産会社の法務部門に所属した経験もあります。法律事務所に在籍していた頃はちょうど東日本大震災後の不景気で、個人や事業者の方から銀行や消費者金融からの借金、クレジットカード利用に関するご相談を多くお受けする機会がありました。不動産会社の法務部に転じてからは、不動産購入時のローンや機関投資家の不動産投資におけるファイナンスに携わっていたため金融の仕組みについては人一倍興味があります。現在、不動産やIT分野を中心として、トラブル対応・新規事業に関する適法性検討・契約交渉に関するご相談などに取り組んでいます。その他、借金や資金繰りにお困りの個人や事業者の方からのご相談もお受けしております。休みの日は、たいてい近所の大きな公園で子供と遊んでいます。
長く1部上場の消費者金融で経営企画課長をして、カードローン事業にかかわってきました。経営計画の担当が中心でしたが、カードローンのスコアリングシステムなどを担当するリスク管理や審査、回収などをおこなう集中センターの構築にも携わった経験があり、比較的カードローンに関しては詳しいと自負しております。また、子会社のクレジットカード会社に行っていたことがあり、カード事業の方面もいろいろ情報を提供できるかと思います。宜しくお願い致します。