携帯代が払えない!携帯代を滞納するリスクや対処方法を解説

携帯代を滞納すると、携帯会社から督促状が送付されます。
督促状に記載された期日までに携帯代を支払わないと、携帯サービスの利用を停止され、強制的に契約解除されることもあるでしょう。
携帯代を滞納したときは実際にどのような流れで対応が進むのか、また、どのようなリスクがあるのかわかりやすく解説します。
携帯代を準備する方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
携帯代を滞納する前にしたい対処法
携帯代そのものはそこまで高いものではありません。携帯電話を分割で購入している場合でも月々1万円~2万円程度に抑えられることが多いでしょう。
しかし、滞納すると複数月分をまとめて支払う必要が生じるだけでなく、延滞料金が発生してさらに高額になります。
また、最近は携帯決済(キャリア決済)を利用する方も増えているため、請求金額が高額になるケースも多いです。
支払いが難しくなったときに実施したい対処法について見ていきましょう。
無断で滞納せず携帯会社へ期限の延長や分割払いの相談をする
携帯代が払えない月は各携帯会社に相談してみましょう。内容によっては支払い期限の延長や分割払いがなどが認められる可能性があります。
大手3大キャリアの問い合わせ先をまとめました。
携帯会社 | 問い合わせ先 | 対応時間 |
---|---|---|
ドコモ | 0120-800-000 | 午前9時~午後8時 |
ソフトバンク | 0800-919-0157 | 午前9時~午後8時 |
au | 0077-7-111 | 午前9時~午後8時 |
日払いのアルバイトをする
滞納した料金が1万円前後であれば、アルバイトをすることで準備できるかもしれません。
日払いのアルバイトであれば、働いたその日のうちに報酬を受け取ることができるため、携帯代の支払い期日が迫っているときでも安心です。
しかし、1日、2日のアルバイト代で支払うことが難しそうなときは、計画的にアルバイトや副業をおこなう必要があります。
毎週末アルバイトをするなど、必要な金額に合わせて仕事のプランを立てましょう。
不用品を売る・質屋に預ける
不用品を売ったり質屋にモノを預けたりすることで、携帯代を準備することもできます。
例えば、家電製品やブランド品、洋服などを買い取ってもらえるかもしれません。
ただし、質屋に預けるときは、預けた日数分の手数料がかかる点に注意しましょう。
すぐに質草を引き取ることが難しいときは、預けるのではなく売るほうが良いかもしれません。
カードローンやクレジットカードのキャッシングで借りる
携帯代を借りるという選択肢も検討できます。
借りる方法にはいくつかありますが、少額かつ短期間借りるときには、カードローンとクレジットカードのキャッシングが利用しやすいでしょう。
どちらも審査が必要となりますが、審査に通過すれば、限度額の範囲内で借入れと返済を繰り返すことができます。
カードローンもクレジットカードのキャッシングも、契約をしておくだけなら手数料はかかりません。
急な支払いなどに対応するための手段として、事前に準備しておくこともできるでしょう。
なお、カードローンもキャッシングも審査に通過するためには安定した収入が求められます。
また、利用する際は、携帯代と同じように滞納にはくれぐれも注意しましょう。
カードローンやキャッシングの返済が遅れると、場合によっては信用情報機関に事故情報(異動情報)が登録され、いわゆる信用情報に傷がついた状態となります。
信用情報に異動情報が登録されると、一定期間ローンが組めなかったり、クレジットカードが作成できないなど、実生活で不利益が生じます。
カードローンやキャッシングを利用する際は返済計画をたてて計画的に利用してください。
おすすめのカードローンはこちらで紹介しています。
払えないじゃ済まされない!携帯代を滞納し続けたときの流れを時系列で解説
一般的に、携帯代は月に一度支払います。
多くの携帯会社では、口座振替やクレジットカード払い、請求書払いなどのさまざまな支払い方法を選択できるため、利用しやすい方法で携帯代を支払えます。
しかし、口座残高が不足している、手元に現金がないなどの理由で、期日までに携帯代を支払えないこともあるかもしれません。
各携帯会社で定めた期日までに携帯代を支払えないときは、次の順で対応が進みます。
- 督促状が届く
- 携帯サービスの利用停止
- 携帯契約の強制解除
- 差し押さえの実施
1.督促状が届く
携帯代を期日までに支払わないときは、携帯会社に登録した住所に督促状が送付されます。
督促状には本来の支払い期限とは異なる新たな支払い期限が記載されているので確認しましょう。
ただし、本来の支払い期限に間に合って携帯代を支払った場合も、入れ違いになって督促状が届く可能性があります。
すでに支払った場合は携帯会社に連絡し、携帯代が納付されているか問い合わせてください。
2.携帯サービスの利用停止
督促状に記載されている新たな支払い期限までに携帯代を支払わないときは、携帯サービスの利用が停止されます。
携帯サービスとは、電話サービスだけでなくインターネット回線を利用するサービスも含まれるため、インターネットデバイスとしての利用もできなくなるでしょう。
なお、サービスが停止されるタイミングは携帯会社によって異なります。
支払い期限を過ぎてすぐに停止される場合もあれば、期限を10日ほど過ぎてから停止になることもあります。
3.携帯契約の強制解除
携帯サービス利用停止後であっても、あまり時間が経過していなければ、携帯代や延滞料金を清算することで、再度、携帯サービスを利用できる可能性があります。
しかし、サービス利用停止後、一定期間以上支払わない状態が続くと携帯契約が強制的に解除され、今後の利用は難しくなるでしょう。
4.差し押さえの実施
強制解約後は、携帯会社ではなく、携帯会社が委託している債権回収会社が請求業務を引き継ぎます。
債権回収会社から何度か督促状が届き、それでも携帯代を支払わないときは、裁判所を通じて差し押さえおよび強制執行が実施されることになります。
なお、差し押さえの対象となるのは、給料や預金、自動車などの動産、自宅などの不動産です。
給料を差し押さえるときは勤務先にも連絡が入るため、勤務先に滞納の事実を知られることになります。
いつ止まる?携帯代が払えない場合の各携帯電話会社の対応
携帯代を滞納すると、サービスの利用が停止され、その後、強制解約になるのはどの携帯会社でも同じです。
しかし、携帯会社によってサービスの利用停止日や強制解約日などは異なります。
各社で公表されている滞納後の情報をまとめたので、ぜひ参考にしてください。
携帯会社 | 携帯料金の支払い期限 |
利用停止日 |
強制解約になる目安 |
---|---|---|---|
docomo |
利用月翌月の末日 | 支払い期限の20~30日後 | 利用停止の一定期間後 |
au | 利用月翌月の25日か末日、一部の利用者は翌々月10日 | 支払い期限の一定期間後 | 利用停止の一定期間後 |
SoftBank |
・請求締め日が10日:翌月6日 ・請求締め日が20日:翌月16日 ・請求締め日が末日:翌月26日
|
支払い期限の一定期間後 | 利用停止の約2ヶ月後 |
楽天モバイル |
利用月の翌月27日ごろ |
利用月を含めて約3ヶ月後 |
利用月を含めて約4ヶ月後 |
docomoの場合
docomoの支払い期限は利用月翌月の末日となります。
未払いが続くと支払い期限の20~30日後に利用停止となります。
強制解約については明言されていませんが、利用停止となり一定期間が経過すると対象となるので注意しましょう。
早いと利用停止後2ヶ月ほどで強制解約となるケースもあるようです。
auの場合
利用月翌月の25日か末日、一部の利用者は翌々月10日がauの支払期限です。
auの場合は期限が明確に定められていませんが、支払い期限の一定期間後に利用停止となり、さらに一定期間が経過すると強制解約となります。
docomoと同様に利用停止2ヶ月ほどで強制解約となるケースが多いようです。
Softbankの場合
Softbankの支払期日は請求の締め日によって異なります。
請求の締め日が10日の場合は翌月6日、請求締め日が20日の場合は翌月16日、請求締め日が末日の場合は翌月26日が支払期日となります。
利用停止日に関しては支払い期限の一定期間後となっているため、明確な期日は定められていませんが、強制解約については利用停止の約2ヶ月後となります。
楽天モバイルの場合
楽天モバイルは利用月の翌月27日前後が支払い期日となります。
未納月を含めて約3ヶ月で利用停止となり、未納月を含めて約4ヶ月で強制解約となります。
上記は楽天モバイルの公式HPにも記載されています。
楽天モバイルより配信させていただいている、以下のメールについてご案内いたします。
●件名:【重要】楽天モバイル 料金未払いによる利用停止
→ご利用月から翌々月の下旬までに、お支払いの確認ができていないお客様へご案内しています。
(例)9月利用分の場合、11月下旬までにお支払いの確認ができなければご案内をお送りします。
●件名:【通告】楽天モバイル 料金未払いによる契約解除
→利用月を含めて4か月目に入っても、お支払いの確認ができていないお客様へご案内をしています。
(例)9月利用分の場合、10月と11月にお支払いの確認ができていなければ12月にご案内をお送りします。
携帯代が払えない場合の5つのリスク

携帯代を滞納するとさまざまなリスクが生じます。主な5つのリスクについて見ていきましょう。
- 携帯電話を利用できなくなる
- 延滞料金が発生する
- 信用情報に傷がつく可能性がある
- 給料などが差し押さえられる
- 携帯電話の新規契約が難しくなる
滞納するリスク①携帯電話を利用できなくなる
督促状に記載された支払い期限までに料金を支払わないときには、携帯電話を利用できなくなることがあります。
電話やインターネットサービスを使えなくなることで、日常生活に不便が生じることもあるでしょう。
また、仕事関係者や知人、友人からの連絡を受け取れないこともあります。
場合によっては社会的・個人的な信用を失うことにもなりかねません。
滞納するリスク②延滞料が発生する
滞納するリスク③信用情報に傷がつく可能性がある
携帯代を滞納した場合、もし端末本体の割賦契約をしている場合は、支払いの遅延情報が信用情報機関に登録されます。
つまり、いわゆる信用情報に傷がついた状態になってしまいます。
例えば、ローンやクレジットカードに申し込むと、申し込み先の金融機関では申し込み者の信用情報を信用情報機関に照会します。
信用情報に傷がついていることが判明すれば、審査に通過しにくくなることがあるでしょう。
今後、ローンの利用やクレジットカードの発行を考えているのであれば、信用情報には傷をつけないように注意する必要があります。
滞納するリスク④給料などが差し押さえられる
強制解約後も携帯代を滞納したままでいると、裁判所を通じて差し押さえが実施されることもあります。
差し押さえは一般的に給料から実施されます。
差し押さえされる金額の上限は、給料から通勤手当と所得税、住民税、社会保険料を除いた残額で決まります。
残額が44万円以下のときは残額の1/4、残額が44万円を超えるときは残額から33万円を差し引いた金額が上限です。
滞納するリスク⑤携帯電話の新規契約が難しくなる
携帯料金を滞納すると、携帯事業者が加盟している一般社団法人 電気通信事業者協会(TCA)と一般社団法人 テレコムサービス協会(TELESA)に延滞情報が登録されます。
両協会は、利用者の公平性と利益を守るため、料金不払いの再発を防止するために運営しています。
そして、延滞情報は、両協会に登録している携帯電話会社に共有されます。
そのため、携帯料金を滞納していると、異なる携帯電話会社でも、新たに携帯電話を契約することが難しくなります。
滞納する前に!少額支払いにおすすめのカードローン
少額を借りるなら、利用限度額内で借入れ・返済を繰り返せるカードローンが便利です。
カードローンのなかには、申し込んだその日のうちに借りられる即日融資に対応しているものもあります。
携帯代の支払期限が迫っているときに検討したい即日融資可能なカードローンを5つ紹介します。
アイフル

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-
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無利息期間内の借入れ・返済も自由にできるので、利息を抑えて上手に活用しましょう。
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- お客さまのご都合にあった方法でお借入、ご返済が可能
- 実質年率
- 年3.00〜18.00%
- 借入限度額
- 1万円〜800万円
- 審査時間
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- 借入限度額
- 1万円〜300万円
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モビットでは無利息サービスは実施していませんが、独自のポイントサービスやATMの利用手数料が無料になるサービスを実施しているのでチェックしておきましょう。
払えなくなる前に携帯代を確認して支払いの準備しておこう
携帯代は、いきなり請求されることはありません。
前もって請求書などで金額が提示されるので、早めに確認し、準備しておくことが大切です。
とくに最近ではWeb請求書として発行されることが一般的なため、紙の請求書が自宅に届くことはあまりありません。
月に一度は携帯会社のマイページにアクセスし、携帯代がどの程度なのか確認する習慣をつけておきましょう。
投資信託・株式の運用歴20年以上。相続問題が発生したことを機に、ファイナンシャルプランナー2級とAFPの資格を取得。 大学や省庁で研究活動をおこないながら、2014年度からはマネーやファイナンス、医学関係の執筆活動を開始。 ライフマネープランニングやIPO投資、金融詐欺の見分け方、ローン・クレジットカードの使い方などを得意テーマとしている。 現在メインで利用しているカードはアメリカンエクスプレスのプラチナ。招待制から申込制に変わって、ちょっと残念に思う毎日。
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