消費者金融と銀行カードローンの違いとは?闇金との違いもわかりやすく解説 PR

消費者金融と銀行カードローンの違いとは?闇金との違いもわかりやすく解説

カードローンを利用する時の選択肢として主に挙げられるのが、消費者金融と銀行カードローンの2つです。しかし、この2つの違いについて把握できていない方も多いのではないでしょうか。

消費者金融カードローンの強みは審査スピードのはやさです。今すぐにでもお金を借りたい方におすすめです。大手消費者金融のアイフル、アコム、プロミスなどは、申込みから最短1時間以内に融資を受けることも可能です。

対して、銀行カードローンは低金利であることが大きなメリットで、返済期間が長くなりそうな場合は、利息の負担を抑えることができる銀行カードローンも検討してみてください。

ただ、消費者金融と銀行カードローンの違いはそれだけではありません。在籍確認の有無や方法、過去に闇金から借りていた人への対応など、この2つのローンには違いがいくつもあります。

この記事では、消費者金融カードローンと銀行カードローンのこうした違いについて、具体例を用いながら詳しく解説していきます。

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無利息
期間
最大30日間
最大30日間
最大30日間
なし
なし
なし
審査時間 最短18分 最短20分 最短3分 最短当日 申込完了後最短当日 最短即日
実質年率 年3.00〜18.00% 年3.00〜18.00% 年4.50〜17.80% 年2.00〜14.00% 年1.50〜14.50% 年1.40〜14.60%
借入
限度額
1万円〜800万円 1万円〜800万円 1万円〜500万円 10万円〜800万円 10万円〜800万円 10万円〜800万円
この記事でわかること
  • 消費者金融カードローンと銀行カードローンの主な違いは、総量規制の影響、金利、審査スピード、審査難易度、サービスの充実度など
  • 金利は消費者金融よりも銀行カードローンの方が低い傾向にある
  • 審査スピードは消費者金融の方が速く、即日融資も可能
  • 審査難易度は銀行カードローンの方が、消費者金融よりも厳しい傾向にある
目 次 更新日:
  1. 銀行カードローンと消費者金融の違い
    1. 1.消費者金融は総量規制の影響を受ける
    2. 2.金利は消費者金融よりも銀行カードローンのほうが低い傾向にある
    3. 3.審査スピードが速く即日融資も可能なのは消費者金融
    4. 4.審査難易度は銀行カードローンのほうが消費者金融よりも厳しい傾向にある
    5. 5.消費者金融のほうが銀行カードローンよりもサービスが充実している傾向にある
  2. 消費者金融で一度でも借りるとやばいという噂は本当?
    1. 消費者金融で借りるとローンが組めない?
  3. 消費者金融とは?
    1. 消費者金融のデメリット
  4. 銀行グループの傘下に入った「銀行系消費者金融」とは?
    1. 大手消費者金融が大手銀行グループの傘下に入った背景
    2. 主な銀行系消費者金融一覧
  5. 大手消費者金融のカードローン一覧
  6. 消費者金融から借り換えをするなら銀行カードローン!
  7. 大手銀行のカードローン一覧
  8. 消費者金融が銀行グループ傘下に入ることで生じた影響は?
    1. 消費者金融が傘下に入ることで、銀行グループ側に生じた影響
    2. 銀行グループの傘下に入ることで、消費者金融側に生じた影響
  9. 消費者金融が銀行グループの傘下に入ることで、借りる側には影響があったのか?
    1. 審査スピード
    2. 限度額
    3. 金利
    4. サービス面
  10. 消費者金融と銀行カードローンに関するよくある質問
  11. 消費者金融と銀行カードローンの違いまとめ

銀行カードローンと消費者金融の違い

銀行カードローンと消費者金融の主な違いは、下記の5点です。

銀行カードローンと消費者金融の違い
  1. 総量規制の影響を受けるか
  2. 金利
  3. 審査スピード
  4. 審査難易度
  5. サービスの充実度

1.消費者金融は総量規制の影響を受ける

消費者金融は貸金業者なので、「貸金業法」で定められている総量規制の影響を受けます。

総量規制とは、「貸金業者からの借入残高が年収の1/3を超える場合、貸金業者は新たに貸付することができなくなる」という規制のことです。

一方で、銀行カードローンは「銀行法」が適用されます。

銀行は貸金業者ではないので、銀行カードローンは総量規制の影響を受けません。つまり、法律上は利用者の年収の1/3を超えて貸付することができます。

ただし、銀行カードローンの審査でも他社での借入件数・金額が多すぎると、審査にマイナスの影響を与える可能性があることを覚えておきましょう。

専門家からのコメント

水野 圭子
水野 圭子

この総量規制は強制的に借金できる上限を設けることであり、多重債務の防止、消費者の生活破綻を防ぐためであります。

複数の業者から借り入れている場合には、全ての貸金業者からの借入れの合計が、年収(給与や年金、恩給、不動産の賃貸収入など)の3分の1以内であることが必要となるのです。

ただし、法人において総量規制は適用されません。

2.金利は消費者金融よりも銀行カードローンのほうが低い傾向にある

カードローンの金利は、消費者金融よりも銀行カードローンのほうが低い傾向にあります。

消費者金融と銀行カードローンの上限金利(年)の目安
大手消費者金融 大手銀行カードローン
約18%
約14〜15%

カードローンでは「○%〜○%」というように、下限金利と上限金利が決められていることが多いです。

下限金利が適用されるのはかなり大きな限度額が設定されていることが多く、新規の利用では高めの金利が設定される傾向にあるので、カードローン選びでは上限金利をチェックしましょう。

低金利なカードローンを探したい方には、消費者金融よりも銀行カードローンのほうが適正しています。

3.審査スピードが速く即日融資も可能なのは消費者金融

銀行カードローンでは即日融資を受けられないことを表す画像

銀行カードローンよりも消費者金融のほうが、審査スピードが速い傾向にあります。

銀行カードローンの審査では警察庁のデータベース照会に時間がかかるので、審査結果が出るのは最短でも翌営業日。

それに対して、消費者金融のなかには最短25分で審査が終わるカードローンもあり、即日融資も可能です。

専門家からのコメント

水野 圭子
水野 圭子

2018年1月から、銀行の融資審査において「警視庁のデータ照会」が必須となり、借り入れは最短でも翌日以降となっています。

その本来の要因としては、「暴力団など反社会的勢力への融資を阻止する」ためです。

カードローン含めて全ての借り入れ希望者に対し、反社会的勢力に該当していていないかどうか、データベースで照合作業をするため、即日借り入れは不可能となっているのです。

消費者金融の審査基準を解説!審査にとおらない原因ととおりやすくなる方法

4.審査難易度は銀行カードローンのほうが消費者金融よりも厳しい傾向にある

カードローンの審査に落ちるのが心配、という方もいるでしょう。審査を受ける前には、その難易度が気になってしまうはずです。

実は、銀行カードローンのほうが消費者金融よりも審査が厳しい傾向にあります。銀行カードローンは低めの金利が魅力的ですが、低金利でお金を借りるためには、厳しめの審査を通過する必要があります。

今までカードローンの返済やクレジットカードの支払いに遅れたことがあり、信用情報に自信がないという方は、審査がゆるい傾向にある消費者金融のほうが適しています。

一方で、審査に自信があるという方であれば、低金利な銀行カードローンを利用を推奨します。

両者とも在籍確認がある

銀行カードローン・消費者金融ともに在籍確認があります。

一般的に在籍確認の電話連絡は、プライバシーに考慮して会社名でかけてくることはないので、周囲バレを心配する必要はありません。

また、消費者金融であれば書類で在籍確認をおこなってくれる業者もあります。

審査でチェックされる項目

銀行カードローン・消費者金融ともに、年齢や年収、勤務先、勤務年数、雇用形態、返済歴などの情報を元に申込者をスコアリングし合否を決定します。

項目ごとの配点はローン会社によって変わりますが、収入が多い方が返済できると見なされ、スコアが高くなります。

このスコアが各社が設定したラインを満たすと、本審査に進むことができます。

銀行カードローンの審査は厳しい?基準や必要書類、注意点を解説

5.消費者金融のほうが銀行カードローンよりもサービスが充実している傾向にある

銀行は、カードローン事業だけでなくさまざまな事業を展開していることが多いです。

それに対して、消費者金融の主な事業は「お金を貸す」こと。そのため、お金を借りるためのサービスが銀行カードローンよりも充実しているケースが少なくありません。

例えば、無利息サービスがその一例です。アイフル・アコム・プロミスなど、多くの大手消費者金融が「一定期間は利息が0円になる無利息サービス」を展開しています。

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消費者金融で一度でも借りるとやばいという噂は本当?

消費者金融で一度でも借りると、お金を借りる沼から抜け出せない人がいることは確かです。

消費者金融は手軽にお金を借りることができるため、たくさんお金を借りてしまい、結果として多重債務者になってしまうケースがあります。

また借入額が膨らむと、その分金利が発生するので、元金と利子の合わせた総借入額が大きくなってしまい、なかなか返済しても完済できないことがあります。

借り入れる際は、事前に借り入れる限度額を決めましょう。

消費者金融で借りるとローンが組めない?

消費者金融を利用すると、履歴が残るためローンの審査で多少不利になることがあります。

ただ、基本的にはローンの審査への影響はなく、不利になるケースは、返済の滞納や延滞、複数の消費者金融から借り入れているケースのみです。

消費者金融とは?

消費者金融とは、融資事業に特化した会社のことです。

一番の特徴は、個人向け無担保ローンをメイン事業としていることで、主に個人の利用者に無担保でお金を貸すことを目的としています。

担保・保証人が必要なく、審査時間も短い傾向にあるので、すぐにお金を借りたい方に適しています。

正規の消費者金融は、すべて金融庁によって貸金業者として登録されているので、闇金のような脅しまがいの強引な取り立てがおこなわれたり、自宅を訪問されたりすることはまずありません。

消費者金融のデメリット

消費者金融のデメリットは、大手銀行カードローンよりも上限金利が高いことです。

初回借り入れでは上限金利が適用されることがほとんどなので、少しでも金利を下げたい方は銀行カードローンの方が向いてます。

銀行カードローンの方が審査が厳しい傾向がありますが、返済が長期化するのであれば金利についてもしっかり考えておきましょう。

銀行グループの傘下に入った「銀行系消費者金融」とは?

一昔前までは、個人への少額融資と言えば消費者金融カードローンのイメージが強かったようです。どちらかといえば、銀行は法人に対して融資するものだという印象を持っている方もいらっるでしょう。

しかし現在では、消費者金融と並ぶほどに銀行カードローンの認知度が高まっています。そして、消費者金融のなかには、銀行グループの傘下に入っている会社もあります。

例えば、アコムは三菱UFJ銀行と同じく、三菱UFJフィナンシャル・グループに属しています。プロミス(SMBCコンシューマーファイナンス)は三井住友銀行と同じく、SMBCグループの完全子会社ですね。

このように、銀行グループの傘下に入っている消費者金融は、銀行系消費者金融と呼ばれます。

また、銀行カードローンと銀行系消費者金融をまとめて、銀行系カードローンという言葉が使われることもあります。

大手消費者金融が大手銀行グループの傘下に入った背景

銀行グループの傘下に入っている消費者金融のなかには、もともとは独立して営業をおこなっていたケースも散見されます。

例えば、アコムが三菱UFJフィナンシャル・グループの連結子会社となったのは2008年のこと、プロミスがSMBCグループの連結子会社となったのは2011年のことです。

多くの銀行系消費者金融は、2000年代以降に銀行グループの傘下に入っています。

2006年に現在の貸金業法が成立した

2000年代前半には、多重債務者の増加が社会問題となっていました。そこで、従来の貸金業に関する法律が見直され、2006年に現在の貸金業法が成立しました。

貸金業法は段階的に施行され、2010年6月18日に完全施行となりました。完全施行の一貫として出資法が改正され、出資法の上限金利は20.0%まで引き下げられることになります。これは、消費者の金利負担を軽減するためです。

時期 利息制限法の上限金利 出資法の上限金利
出資法の改正前 ・10万円未満:20.0%
・10万円以上100万円未満:18.0%
・100万円以上:15.0%
29.2%
出資法の改正後
上に同じ 20.0%

この出資法改正によって、グレーゾーン金利はなくなりました。グレーゾーン金利とは、改正前の出資法の上限金利である29.2%と、利息制限法の上限金利の間の金利帯のことです。

2000年代後半に消費者金融の経営にダメージを与えたのは、このグレーゾーン金利に関連して起こった過払い金請求です。

過払い金請求が消費者金融に与えた影響

2006年1月13日の判決で、最高裁は消費者金融側の「消費者はグレーゾーン金利に基づく利息を任意で支払ったので、貸金業法43条1項(当時)の『みなし弁済』が適用され、既に弁済した貸金の返還請求は認められない」という主張を排斥し、消費者側の主張を認めました。

この判例を受けて、先述した貸金業法・出資法の改正への動きが始まります。そして、グレーゾーン金利で支払った利息を返還してもらうために、過払い金の返還請求をおこなう人が続出しました。

過払い金の返還請求により、この時期の消費者金融は資金面で大きな打撃を受けました。過払い金の返還が一因となり、業界大手だった武富士が倒産するなど、多くの消費者金融は経営に悩まされることになります。

この時期に廃業してしまう消費者金融も少なくありませんでした。そこで、一部の消費者金融は、銀行グループの傘下に入って経営の立て直しを狙いました。これが、2000年代以降に銀行系消費者金融が増加した背景です。

主な銀行系消費者金融一覧

下記のような大手消費者金融は、銀行グループの傘下に入ることで、銀行系消費者金融と呼ばれています。

消費者金融 所属する銀行グループ
アコム 三菱UFJフィナンシャル・グループ
プロミス SMBCグループ
レイク SBI新生銀行グループ
SMBCモビット
SMBCグループ

例えばプロミスやSMBCモビットはSMBCグループの傘下なので、三井住友銀行ATMを手数料無料で利用できます。銀行グループの傘下に入ると、このようなメリットもあるのですね。

ちなみに、大手消費者金融のなかでアイフルは、珍しく銀行グループの傘下に入っていません。

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大手消費者金融のカードローン一覧

大手消費者金融としては、アイフルアコムプロミスレイクSMBCモビットの5社が挙げられます。

アイフル・アコム・SMBCモビットの限度額は最大800万円。大型融資をご希望の方にはうれしいですね。

アコムやプロミスでは、金融機関によっては24時間365日、いつでも即時振込での融資を受けることができます。

なお、紹介した5社では即日融資も可能となっています。融資をお急ぎの方は、大手消費者金融をご検討ください。

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消費者金融から借り換えをするなら銀行カードローン!

消費者金融から借り換えをするなら、銀行カードローンです。

銀行カードローンは消費者金融より金利が約3%低く、金銭面での負担を減らすことができるからです。

また、おまとめローンではなく借り換えローンであれば、返済能力があれば追加で融資を受けることも可能。

金利に悩んでいる方は銀行カードローンへの借り換えを検討してみてください。

大手銀行のカードローン一覧

3大メガバンクも、銀行カードローンを展開しています。それが、三菱UFJ銀行カードローン(バンクイック)・みずほ銀行カードローン・三井住友銀行カードローンです。

いずれも上限金利は14%台で、消費者金融と比較するとさすがの低金利ですね。これらの銀行口座を持っている方であれば、自分の口座がある銀行のカードローンを選んでもよいでしょう。振込キャッシングが利用できるなど、利便性が高くなる場合があります。

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消費者金融が銀行グループ傘下に入ることで生じた影響は?

消費者金融が銀行グループの傘下に入ることによって、銀行グループ側と消費者金融側の双方に影響が生じました。

まずは、消費者金融が傘下に入ることで、銀行グループ側に生じた影響から見てみましょう。

消費者金融が傘下に入ることで、銀行グループ側に生じた影響

銀行グループ側への影響
  • 個人への少額融資のノウハウを得た
  • 保証業務を傘下の消費者金融に任せられるようになった

それぞれのメリットについて、下記で順番に説明していきます。

1.個人への少額融資のノウハウを得た

銀行は、歴史的に法人への融資を多くおこなってきたので、個人への少額融資のノウハウが十分ではなかった可能性があります。

それに対して、消費者金融は長い間個人への融資をおこなっていたので、個人融資のノウハウを蓄積していました。

銀行グループの傘下に消費者金融を迎え入れることで、個人への少額融資に関するナレッジを共有し、カードローン事業を伸ばしたり、的確な与信審査をおこなったりしたいという目論見があったのかもしれません。

2.保証業務を傘下の消費者金融に任せられるようになった

現在、多くの銀行のカードローンでは、申込条件に「保証会社の保証を受けられる方」などの文言が記載されています。

銀行カードローンでは、利用者が返済できなくなったときのために、保証会社に保証を頼むケースが少なくありません。

例えば、三菱UFJフィナンシャル・グループに属する三菱UFJ銀行カードローン(バンクイック)は、同じく三菱UFJフィナンシャル・グループに属するアコムを保証会社にしています。

外部の保証会社に保証業務を頼むよりも、傘下の消費者金融を保証会社にしたほうが、グループ会社という安心感があるのかもしれません。

銀行グループの傘下に入ることで、消費者金融側に生じた影響

もちろん、過払い金の返還請求が増加していた時期の消費者金融にとっては、銀行グループの傘下に入ることで資金を確保できるメリットはあったでしょう。

それ以外にも、銀行グループの傘下に入ることは消費者金融に下記のような影響を与えた可能性があります。

消費者金融側への影響
  • イメージアップにつながった可能性がある
  • 保証業務の拡大につながった

1.イメージアップにつながった可能性がある

銀行といえば、日頃から預金などで利用しているので、安心感を覚える方も多いことでしょう。それに対して、消費者金融は「お金を貸す会社」というイメージが強く、利用する勇気が出ないという方もいたかもしれません。

しかし、銀行グループの傘下に入ったことにより、銀行ならではの安心感が生じて、消費者金融のイメージアップにつながった可能性があります。

2.保証業務の拡大につながった

銀行グループの保証業務を請け負うことになった傘下の消費者金融は、保証業務を拡大することができました。

これにより、消費者金融は保証会社としてのノウハウも蓄積できた可能性があります。地方銀行のカードローンの保証会社を見てみると、銀行グループ傘下の消費者金融が保証業務をおこなっているケースが少なくありません。

消費者金融が銀行グループの傘下に入ることで、借りる側には影響があったのか?

ここまで、大手消費者金融が銀行グループの傘下に入る事によって、消費者金融と銀行グループの双方に様々な影響があったことをご説明しました。

この章では、消費者金融が銀行グループの傘下に入ることによって、お金を借りる側にはどのような影響があったのかを見ていきます。

審査スピード

消費者金融による個人向け小口融資の審査ノウハウを、銀行グループが吸収した可能性があることは先述しました。

その影響として、消費者金融が銀行グループの傘下に入ったことによって、銀行カードローンの審査スピードによい影響がもたらされた可能性があります。

警察庁のデータベースを照会しなくてはならないことから即日融資はできない銀行カードローンですが、最短翌営業日で審査が完了する場合もあり、そのスピードは決して遅いものではありません。

限度額

消費者金融が銀行グループの傘下に入ったことで、限度額への影響はあったのでしょうか?

消費者金融でも銀行カードローンでも、その最大限度額はまちまちです。諸費社金融のほうが高い、銀行カードローンのほうが高い、などということはありません。

そのため、消費者金融が銀行グループの傘下に入ったからという理由で、限度額に影響が及んだ可能性は低いでしょう。

金利

銀行カードローンの平均的な上限金利の目安は、14〜15%(年)となっています。ですが、消費者金融の上限金利の目安は約18%(年)です。消費者金融の上限金利は一昔前と比べると低くなっていますが、これは出資法の改正による影響です。

そのため、消費者金融が銀行グループの傘下に入ったことによる上限金利への影響は、あまりなかったのではないでしょうか。

サービス面

消費者金融が銀行グループの傘下に入ったことにより、グループに属している銀行の提携ATMなどを手数料無料で利用できるようになった場合があります。

この点については、お金を借りる利用者にとって、消費者金融が銀行グループの傘下に入ることによりサービス面でうれしい影響が生まれたのではないでしょうか。

消費者金融と銀行カードローンに関するよくある質問

消費者金融と銀行カードローンに関するよくある質問にお答えします。

消費者金融と銀行カードローンはなにが違う?

消費者金融と銀行カードローンは、主に以下の4点が違います。

・金利
・審査スピード
・審査難易度
・総量規制の影響を受けるか
・サービスの充実度

特に、審査難易度は銀行カードローンの方が厳しい傾向にあります。

消費者金融と銀行カードローンの違いはこちらで紹介しています。

消費者金融と銀行カードローンはどちらが安全?

消費者金融、銀行カードローンともに借入したら危険ということはありません。

アコムやプロミスなど、消費者金融の中には銀行グループの傘下に入っている会社もあり、違法な取り立てもありません。

銀行系消費者金融についてはこちらで詳しく紹介しています。

消費者金融と銀行カードローンの違いまとめ

この記事では、消費者金融と銀行カードローンの違いについて説明しました。

低金利にこだわる方には銀行カードローン、審査スピードにこだわる方や審査に自信がない方には消費者金融を検討しましょう。

消費者金融なら、即日融資を受けることも可能です。

また、銀行グループの傘下に入った消費者金融は銀行系消費者金融と呼ばれ、2000年代以降から増加しました。代表的な消費者金融であるアコム、プロミスもその一例です。

消費者金融と銀行カードローン、それぞれの違いと特徴を把握して、ご自身にぴったりなカードローンを探してみてくださいね。

<参考>
消費者金融おすすめランキング|ドットマネー

水野 圭子

専門家からの一言

水野 圭子

銀行の方が金利は低いものの、即日借入できる消費者金融の方が使い勝手が良いなど、一長一短となります。

審査が心配な方や急いでいる方は消費者金融の方が向いていますし、返済期間が長くなるようであれば少しでも金利が低い銀行にチャレンジしてみましょう。

何となく借りるのではなく、金額や借入期間、必要タイミングなどのニーズを決めて比較し、借入先を決めるのが一番賢い方法です。

金融機関を経て2010年にFPとして独立。賢いお金の使い方や貯め方、増やし方のノウハウを延べ3000人以上の方に伝授。また住宅や保険、資産運用などを中心とした個別相談や法人での企業研修なども担当する。2019年からはネットラジオ、マネーコラムなどで、マネー情報をわかりやすく発信している。

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会計コンサルタントを経て、2017年よりライター・編集者として活動中。 得意なテーマは金融・ビジネスで、マネ会ではカードローン記事の執筆・編集を担当している。本を読むことが好きで、年間の読書量は100冊以上。 保有クレカはエムアイカード。使いすぎ防止で三菱UFJ-VISAデビットを愛用していたが、増税を契機にスマホ決済アプリへの関心を高め、現在は楽天Payを中心にLINE Pay・PayPay・d払い・メルペイを使い分けている。

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