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京都中央信用金庫カードローンの審査・返済方法は？大手との違いも解説

京都中央信用金庫は、古都京都市に本店を置く信用金庫です。

関西地区はもちろん、全国的にも預金量と貸出金量でNo.1(2019年3月末時点)の信用金庫となっています。

ライバルは、信用金庫というよりも地方銀行の京都銀行といってもよいでしょう。

預金量は4兆6千億円ほどです。

この京都中央信用金庫においては7種類ほどのカードローンを発行しています。

この京都中央信用金庫のカードローンについて詳しくご紹介します。

京都中央信用金庫カードローンはどんなカードローン？

京都中央信用金庫の総資本利益率は0.21%と、信用金庫全体平均0.22%とほぼ同レベルです。

しかし、規模的には老舗地方銀行に劣らない規模で、預金量は4兆6千億円であり、信用金庫としての地盤はしっかりと築いているといえます。

したがって、カードローン商品は7種類とたくさんありますが、既存顧客に対するサービスや優良顧客の確保という意味合いの商品が多くなっています。

京都中央信用金庫のカードローンには以下があります。

このうち、「ミニカードローン”デラックスプラン”」は住宅ローンを同金庫で借りている方対象、 「京都ちゅうしんきゃっする60」は年金を受給されている方、中信カードローンαは「総合口座の借越商品」であり、口座を持って活用している既存顧客に対する明確なサービス商品です。

そのため、ここではそれらを除いた4商品をご紹介します。

京都中央信用金庫カードローン

おすすめポイント

• 利用限度額は10万円口・30万円口・50万円口・100万円口の4種類
• 使いみちは自由！
• 手軽にお申込みいただけます。

実質年率

年13.90％

借入限度額

10万円〜100万円

審査時間

公式サイト参照

融資時間

公式サイト参照

コンビニ

収入証明書

100万万円口の場合

公式サイトで詳細を確認する

京都中央信用金庫の4つのカードローン商品の概要

商品概要は下表のとおりです。

申込み資格について

京都中央信用金庫のカードローン4種類は、口座のある方(同時に開設であれば可能な商品もあり)が申込みできる商品です。

どの商品もスマホやパソコンでインターネットからの申込みは可能です。

ただ、同金庫の口座は、同金庫の営業エリアに住んでいるか、勤務先のある方に限られます。

申込める年齢と保証会社は下表のとおりです。

(株)オリエントコーポレーション以外は、信金ギャランティは信金中央金庫が、しんきん保証基金は信用金庫が設立しているため、信金業界専門の信頼性の高い保証会社です。

「WEBカードローン」と「京都ちゅうしんきゃっする」では、パート・アルバイトの方も安定した収入があれば申込可能となっています。

また、「ミニカードローン」も限度額100万円で、どちらかというと収入が少なくても申込可能な商品で、非正社員の方でも申込みは可能です。

ただ、申込みはできても、審査がありますので、通るとは限りません。

また、「プレミアムカードローン」では、申込みにおける年収と勤続年数基準が明示されています。

すなわち、以下の両方を満たしている必要があります。

したがって、非正社員の方の申込みは難しいといえます。

融資限度額の詳細について

京都中央信用金庫カードローンの4商品の融資限度額の詳細は下表のようになっています。

800万円まで申込める「京都ちゅうしんきゃっする」は、信用金庫としては大きい限度額となっています。

融資金利の詳細

京都中央信用金庫カードローンの各商品の金利は、それぞれ違っています。

金利は融資限度額が低くなるにしたがい低くなっていきます。

「WEBカードローン」と「京都ちゅうしんきゃっする」は、ほぼ銀行系カードローンと似た金利水準です。

しかし、プレミアムカードローンは100万円の限度額でも融資金利は年7.0%とかなり低く設定されており、社会属性の高い、優良顧客向けの商品といえます。

また、ミニカードローンは、融資限度額が100万円までの商品で、金利は年13.9%と一本になっており、比較的社会属性の低い方対象となっているようです。

申込みに際しての必要書類

京都中央信用金庫カードローンの必要書類は、以下の表のとおりです。

収入証明書は、源泉徴収票、住民税決定通知書、確定申告書控えなどになります。

京都中央信用金庫カードローンと大手カードローンの違いを解説

京都中央信用金庫のカードローン商品とメガバンク、ライバルの京都銀行との商品の違いは次のようになっています。

表でもわかるように、京都中央信用金庫のカードローン商品は表面的にはメガバンクとほぼ差はありませんが、狙いによって商品を多様化しており、上限金利が年7.0%のものもあります。

メガバンクの場合には、エリアにや口座の有無に関係なく、全国どこからでも申込めますが、京都中央信用金庫のカードローンは、同金庫のエリア内で口座のある方に限られ、窓口は狭いといえます。

一方、京都中央信用金庫の最大のライバルである京都銀行は、融資限度額は地方銀行としては平均的な500万円までですが、融資金利の上限は年11.975%と低くしています。

また、口座のない方の申込みも可能になっている点で、京都中央信用金庫との差別化を図っています。

大手消費者金融系カードローンとの違い

また、大手消費者金融会社との商品比較は次のようになります。

京都中央信用金庫カードローンは、大手消費者金融系カードローンと比べると、融資金利には3%以上の差があります。

特に優良顧客向けには年7.0%という低い金利の商品も用意しており、銀行としてのステータスや、金利の低さで銀行系カードローンを希望する社会属性の高い方には良い商品です。

しかし、審査の通過率という点では、消費者金融系カードローンが約45%近くあります。

しかも、大手消費者金融会社の場合には、即日融資も可能です。

したがって、大手消費者金融系カードローンは、京都中央信用金庫カードローンよりも利便性が高いといえます。

京都中央信用金庫カードローンのメリットをご紹介

京都中央信用金庫のカードローンは、申込みできるエリアは限られるものの、「プレミアムカードローン」や「ミニカードローン」といった狙いを絞った商品があり、申込みしやすいのがメリットといえます。

また、大手消費者金融系カードローンに比べると、金利は低く、銀行系カードローンとしてのステータスもあるという点でメリットもあります。

京都中央信用金庫カードローンのデメリットをご紹介

京都中央信用金庫カードローンは、銀行系カードローンとしては営業エリアが狭く、しかも口座のある方に限られるため、誰でも申込めるわけではない点がデメリットといえます。

京都中央信用金庫カードローンが向いている人と向いていない人を紹介

「京都ちゅうしんきゃっする」は、融資限度額は800万円と大きく、社会属性が高く、高額のカードローンを希望する方やおまとめローンを希望する方には向いています。

また、社会属性の高い方が、へそくり代わりに低い金利でカードを持つには、「プレミアムカードローン」は向いています。

社会属性に自信のないには「ミニカードローン」や「WEBカードローン」などは申込みやすく、向いているといえるのです。

信用金庫は、基本的には自金庫の口座を持っており、普段から給与振込口座や公共料金などの引き落とし口座として、活発に利用している方には向いています。

一方、京都中央信用金庫に口座のない方は、申込みそのものが向いていません。

「京都ちゅうしんきゃっする」などは、口座を作ることを条件に申込むこともできますが、審査はかなり厳しくなる可能性が高く、向いていないといえます。

審査について

京都中央信用金庫カードローンの審査の流れや審査内容などについてご説明します。

京都中央信用金庫は、賃金業法は適用されませんが、総量規制に準じた自主規制が敷かれているため、比較的審査は入念におこなわれます。

ただ、京都銀行やメガバンクとの競合上、負けない商品を揃えているといえるのです。

京都中央信用金庫カードローンの申込みから審査の流れ

京都中央信用金庫カードローンは、インターネットをメインに申込むことができますが、窓口でも申込むことが可能です。

ここでは、インターネットでの申込みについて見てみます。

インターネット上で入力をして、申込むと審査が始まり、1～5日で結果連絡がきます。

審査に通りますと、契約手続きです。

契約が済むとカードが作成され、簡易書留で郵送されますが、実際のカードが送られてくるまでは契約から1週間は見ておく必要があるのです。

京都中央信用金庫カードローンの審査内容

もともと信用金庫は、個人に対する無担保無保証人の融資はおこなっていませんので、カードローンの審査ノウハウは持っていません。

そのために信用金庫だけの審査とは別に保証会社の保証も必要なのです。

京都中央信用金庫の保証会社も一部を除いて、「信金ギャランティ」や「しんきん保証基金」になっているのです。

京都中央信用金庫カードローンの審査

京都中央信用金庫カードローンの信用情報審査は厳しい

カードローンの審査で一番重視されるのは信用情報です。

他社での借入残高や、それらに延滞がないかを確認します。

したがって、京都中央信用金庫カードローンの審査でも、申込者の個人信用情報の確認をおこないます。

京都中央信用金庫カードローン審査では信用情報審査が一番厳しい

一般に銀行や信用金庫の信用情報審査は、大手消費者金融会社などに比べて厳しいといわれています。

それには、2つの要因があります。

個人信用情報についての信用情報機関は以下の3つです。

信用金庫は、すべての信用情報機関の加盟が可能で、それぞれに情報をとることができます。

したがって、京都中央信用金庫では、KSCなどの信用情報を集められます。

それらの信用情報で延滞が見つかれば、審査には通りません。

また、一度でも延滞があれば、審査に通らないのです。

京都中央信用金庫カードローンには在籍確認がある

京都中央信用金庫カードローンに限らず、銀行、信用金庫、大手消費者金融会社などのカードローン審査では、電話での在籍確認がおこなわれます。

申込まれる方の中には、勤務先に直接電話されると同僚などにカードローのン申込みをしていることがわかってしまうと不安な方もいます。

しかし、心配はいりません。

在籍確認における電話は、審査担当者が個人名で友達やセールスなどを装って、借入申込みとはわからないように確認します。

したがって、勤務先で同僚などには借入申込みをおこなっているとはわかりません。

京都中央信用金庫カードローンの借入方法

京都中央信用金庫カードローンの借入方法は、2つの方法に分かれます。

すべて貸越契約になりますが、以下の形となります。

送られてきた専用ローンカードまたはキャッシュカードで、同行のATMまたは、提携先のATMからお金を引き出す形です。

提携先ATMを利用の場合には、滋賀銀行と全国の信用金庫の提携ATM以外は、110円(税込)の利用手数料がかかります。

また、信用金庫や滋賀銀行でも時間外手数料はかかります。

利用できる提携先ATM

京都中央信用金庫カードローンで、借入・返済ともにできる提携先と設置場所は以下のとおりです。

また、カードで借入れのみできる提携ATMは次のとおりです。

京都中央信用金庫カードローンの返済方法について

京都中央信用金庫カードローンの返済は、「ミニカードローン」以外は、定期返済期日の10日に同行の返済用口座から自動引き落としになります。

「ミニカードローン」は、定期的な返済はなく、キャッシュカードで随時返済(入金)をする形です。

「ミニカードローン」以外の毎月の返済額は、前回返済後の残高に連動して返済額が決まっている残高変動定額リボルビング方式になります。

残高ごとの返済額はほぼ各商品共通で次のとおりです。

ATMによる随時返済も可能

京都中央信用金庫カードローンの返済は、毎月の定額返済以外にも、同行ATMや提携ATMでの随時任意返済も可能です。

ただし、ATM返済の場合も利用手数料がかかります。

また、随時返済をした場合も、「ミニカードローン」以外は、毎月10日の約定返済額はそのまま引き落としがおこなわれます。

京都中央信用金庫カードローンのまとめ

京都中央信用金庫の発行しているメインの4種類のカードローンの商品概要や審査、借入・返済方法などについて詳しくご紹介しました。

京都中央信用金庫カードローンは、信用金庫としては、利用客層に合わせて商品を多様化しており、利用できる基準も明確になっている商品もあり、申込みやすさがあります。

普段メイン口座として使っており、対象に合致していれば、比較的申込みしやすいですが、審査そのものは厳しい可能性が高いです。

特に、京都中央信用金庫に口座を持っていなかったり、口座を使っていない場合は、審査には通らない可能性が高いといえます。

執筆者

野崎 照美

元上場消費者金融 経営企画部課長

長く1部上場の消費者金融で経営企画課長をして、カードローン事業にかかわってきました。経営計画の担当が中心でしたが、カードローンのスコアリングシステムなどを担当するリスク管理や審査、回収などをおこなう集中センターの構築にも携わった経験があり、比較的カードローンに関しては詳しいと自負しております。また、子会社のクレジットカード会社に行っていたことがあり、カード事業の方面もいろいろ情報を提供できるかと思います。宜しくお願い致します。

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