ETCカードを家族で貸し借りして大丈夫?複数のカード発行についても解説します PR

ETCカードを家族で貸し借りして大丈夫?複数のカード発行についても解説します

ETCカードはキャッシュレスで高速道路を利用できる便利なツールです。そのため、週末などに友達とドライブに行くときは、家族のETCカードを借りて使っているという方もいるかもしれません。

しかし、家族間のETCカードの貸し借りは、規約違反になる可能性があるので注意が必要です。

本記事では、家族間でのETCカードの貸し借りは問題ないのかということを解説し、家族カードによるETCカードの発行について紹介します。

家族間のETCカードの貸し借りは禁止

ETCカードは、利用規約によって「個人間での貸し借りを禁止」しているので、家族間であっても貸し借りができません。

利用規約に違反したことがバレた場合は、ETCカードはもちろん、最悪、紐づけしているクレジットカード本体の強制解約になることもあります。

学生などの若年層の方で、普段は父親のETCカードを利用しているという方がいるかもしれませんが、規約違反になる可能性があることを覚えておきましょう。

当然ですが、友達などの他人の車に家族のETCカードを使うこともできませんので、安易に家族のETCカードを使わないようにしてください。

ETCカードは家族カードでの発行がおすすめ

ETCカードは、原則、本人名義のカードのみの利用となるため、自分でETCカードを発行しなければ使うことができません。

しかし、ETCカードを発行するためにはクレジットカードを作る必要があるので、審査に通るか不安という方もいると思います。そのような方は、家族カードと一緒にETCカードを発行する方法がおすすめです。

家族カードに付帯するETCカードは、本カード保有者(本会員)の名義ではなく、家族会員の名義で発行されるので、貸し借りを禁止した利用規約に抵触しないので安心です。

ただし、すべてのクレジットカードで可能というわけではなく、カードによっては家族カードに付帯するETCカードの発行ができない場合があるという点に注意してください。

なお、ETCパーソナルカードの発行には、クレジットカード(本カード)も家族カードも必要ありません。

家族がクレジットカードを持っていないなど、家族カードに付帯するETCカードを発行することが不可能という事情をお持ちの方は、ETCパーソナルカードの利用を検討してください。

家族カードでETCカードを発行する方法

家族カードでETCカードを発行する場合は、カード会社によっても異なりますが、インターネット(会員専用ページ)や電話、郵送、窓口のどれかでETCカードの申込みをおこなうだけです。

ETCカードの発行が可能な家族カードをすでに持っている場合は、基本的に審査がないので、すぐに発行することが可能です。

また、家族カードを持っていない場合は、家族カードと一緒にETCカードの申込みをおこないましょう。

ただし、家族カードを発行するときは、本会員の信用情報などをもとに審査がおこなわれます。審査の結果、家族カードが発行できない場合はETCカードの発行もできないので覚えておきましょう。

ETCカードを家族カードに対して発行するメリット

家族カードに付帯するETCカードを発行するメリットを挙げると、以下のようになります。

メリット
  • 本会員に対してのみ審査がおこなわれるため、家族会員は審査を受けなくてよい
  • 引き落とし口座は家族会員の口座ではなく、本会員の口座に設定される

なお、ETCパーソナルカードの場合、審査がないという点は家族カードに付帯するETCカードと同じです。ただし、ETCパーソナルカードは、引き落とし口座を自分自身の口座に設定しなければならないという点が異なります。

本会員に対してのみ審査がおこなわれる

家族カードの発行に際して信用情報機関への照会を伴う審査が実施されますが、家族会員に対してではなく、本会員に対しておこなわれます。

金融事故を起こすなどして審査に通過しない事情があっても、自分自身が審査を受けるわけではないので、家族カードおよび付帯するETCカードの発行が可能です。

家族がクレジットカードを持っていて家族カードに付帯するETCカードを発行可能ならば、ETCカードのためだけに自分で新たにクレジットカードを申込んで審査を受ける必要はありません。

引き落とし口座は本会員の口座に設定される

家族カードおよび付帯するETCカードの利用金額の引き落とし口座は、本会員の銀行口座が設定されます。自分自身の銀行口座から引き落とされないので、学生や主婦/主夫など収入がなかったり不安定な状態の方でも安心です。

なお、家族カードやETCカードの利用金額は本人カードの利用金額と合算され、ポイントも本会員に対してまとめて付与されます。家族全員で利用すれば、多くのポイントが貯まるので引き換えに必要なポイント数が多い商品との交換も可能です。

また、1つの口座から引き落とされるので家計の管理が簡単になるというメリットがあります。

ETCカードを家族カードに対して発行する際の注意点

家族カードに付帯するETCカードを発行する際には、以下のような点に注意しましょう。

注意点
  • ETCマイレージサービスのマイルは家族のものと合算されない
  • 利用明細を隠すことができない

とくに後者の利用明細を本カード会員に対して隠すことができないという点は、プライバシーの観点から避けたいと感じる方がいるかもしれません。その場合は、ETCパーソナルカードの発行を検討してください。

ETCマイレージサービスで貯まったマイルは合算されない

ETCマイレージサービスは、クレジットカード会社によって運営されているサービスではありません。有料道路の管理をおこなっている企業6社(※)によって共同運営されています。

ETCマイレージサービスのマイルは、クレジットカードのポイントとはまったく別の仕組みです。個人単位での付与となるので家族のものとは合算されません。家族全員のマイルをまとめて利用することは不可能です。

(※)東日本高速道路株式会社、中日本高速道路株式会社、西日本高速道路株式会社、首都高速道路株式会社、阪神高速道路株式会社および本州四国連絡高速道路株式会社

ETCカードを利用して行ったところが家族に知られる

家族カード(それに付帯するETCカードも含む)を利用した場合、利用明細が本会員に筒抜けになってしまいます。

つまり、どの高速道路をいつ利用したか把握されるため、プライバシーを重視する方は不快に感じるかもしれません。絶対に家族(本会員)に利用明細を見られたくないという方は、ETCパーソナルカードの保有を検討すべきでしょう。

ETCパーソナルカードは、クレジットカード(本カードや家族カード)を持っていなくても保有できます。信用情報機関への照会を伴う審査がおこなわれないので、金融事故を起こすなどして事故情報が掲載されている方でも発行可能です。

ETCカードを発行できない家族カード

家族カードに対してETCカードを発行できないクレジットカードも存在するので注意してください。

具体例としては、以下のようなクレジットカードが挙げられます。

ETCカードを発行できない家族カード例
  • 楽天カード
  • PayPayカード
  • ライフカード

いずれも有名なクレジットカードなので、もしかしたら家族のなかに保有者がいるかもしれません。

しかし、残念ながら、これらのクレジットカードでは、家族カードに付帯するETCカードの発行は不可能です。家族が上に挙げたようなクレジットカードしか保有していない場合は、ETCパーソナルカードの申込みをおこないましょう。

ETCカードを発行できる家族カード

ここからは、家族カードに付帯するETCカードの発行が可能なクレジットカードをご紹介していきます。

以下に示すのが、おすすめクレジットカードの具体例です。

おすすめのクレジットカード
  • MUFG VIASOカード
  • 三井住友カード
  • dカード

家族の誰かがこれらのクレジットカードを持っていたら、家族カードを発行してもらいましょう。

そうすれば、更に家族カードに付帯するETCカードの発行も可能になります。

①MUFG VIASOカード

三菱UFJカード VIASOカード
三菱UFJニコス VIASOの詳細
おすすめポイント
  • 年会費無料!
  • ポイントは自動で現金還元!手続き不要で、用途の制限や無駄がなし!
  • 海外旅行傷害保険サービスが利用付帯
年会費初年度 無料
年会費2年目〜 無料
ポイント還元率 0.5 〜 1%
発行スピード 最短翌営業日
国際ブランド
  • Mastercard®
電子マネー
  • 楽天Edy(エディ)
  • Suica(スイカ)
  • QUICPay(クイックペイ)
付帯サービス
ETCカード
家族カード
ショッピング保険
海外旅行傷害保険
国内旅行傷害保険
【PR】Sponsored by 三菱UFJニコス株式会社

MUFG VIASOカードは、本カードだけではなく家族カードおよび付帯するETCカードの年会費も無料です。

なお、家族カードおよび付帯するETCカードの申込みは、本カード会員がおこなう仕組みとなっています。

ETCカードの新規発行には、1枚あたり発行手数料1,100円(税込)が必要です。

ただし、ETC利用料金に対する還元率が高く、通常の還元率の2倍の1.0%となっています。高速道路を頻繁に利用する方にとっては大変お得です。

なお、家族会員の利用料金も本会員の利用分として集計され、本会員の口座から引き落としされます。家族会員の利用分のポイントも、本会員に対して付与される仕組みです。

ポイントを現金に交換する手続きは不要であり、1,000ポイント以上が貯まっていれば、本会員の口座に自動的に年1回キャッシュバックがおこなわれます。

以下は、MUFG VIASOカードを実際に利用している方の口コミです。

(40代 / 女性 / 会社員 / 年収200〜400万円未満)

インターネットプロバイダー料金や、ETC利用料金、携帯電話利用料金は常にポイント2倍となっているので、自動引き落としなどで決済しているものは、VIASOカードを利用したカード決済に変更するとポイントが貯まりやすいです。

貯まったポイントは、オートキャッシュバックされるので便利です。

②三井住友カード

三井住友カード
三井住友カードの詳細
おすすめポイント
  • 最高2,000万円の海外旅行傷害保険
  • 毎日のお買物でポイントが貯まる
  • カード紛失盗難の際も安心のサポートサービス
年会費初年度 1,375円(税込)
年会費2年目〜 1,375円(税込)
ポイント還元率 0.5%~7%
発行スピード 最短3営業日
国際ブランド
  • Visa
  • Mastercard®
電子マネー
  • iD(アイディ)
  • WAON(ワオン)
  • PiTaPa(ピタパ)
  • SMART ICOCA
  • Suica(スイカ)
付帯サービス
ETCカード
家族カード
ショッピング保険
海外旅行傷害保険
国内旅行傷害保険

三井住友カードの家族カードは、1人目については初年度の年会費が無料となっています。

次年度以降の年会費は440円(税込)です。

ただし、前年度に3回以上家族カードを利用していれば無料になります。買いもので日常的に使っていれば簡単に条件をクリアできるでしょう。

2人目以降の家族カードは、初年度から年会費が440円(税込)かかり、次年度以降も無料になりません。

ETCカードの発行手数料は無料ですが、年会費が550円(税込)かかります。

ただし、年1回以上利用があれば年会費が無料になるので安心してください。

なお、家族カードに付帯するETCカードの申込みは、家族会員ではなく本会員がおこなわなければなりません。

家族カード(ETCカード含む)の利用料金は本会員の口座から引き落とされ、家族カード(ETCカード含む)の利用によって発生したポイントは本会員に対して付与されるという仕組みとなっています。

以下は、三井住友カードを実際に利用している方の口コミです。

(40代 / 男性 / 会社役員 / 年収1,000万円以上)

基本的に、日々の生活費として、買いものや飲食代の支払いのときに、生活に直結したクレジットカードとして活用しています。

また、家族カードの発行もしており、私以外にも妻が日々の生活費の決済に利用をしています。その利用明細に関しては、ウェブ上で分けて管理することもできますし、CSVデータでダウンロードできるのも便利に感じています。

③dカード

dカード
dカードの詳細
おすすめポイント
  • いつものお買物で100円(税込)ごとに1%ポイントたまる!
  • 年会費 永年無料!
  • dポイント(期間・用途限定)最大4,000ポイント進呈!
年会費初年度 無料
年会費2年目〜 無料
ポイント還元率 1%
発行スピード 2週間
国際ブランド
  • Visa
  • Mastercard®
電子マネー
  • iD(アイディ)
付帯サービス
ETCカード
家族カード
ショッピング保険
海外旅行傷害保険
国内旅行傷害保険

\ 今なら最大4,000ポイントプレゼント! /

公式サイトで詳細を確認する

dカードの家族カードの年会費は無料です。ETCカードについては、発行手数料や初年度の年会費は無料ですが、次年度からの年会費は550円(税込)かかります。

ただし、次年度以降も年1回以上利用すれば無料になるので安心してください。

家族カードに付帯するETCカードの発行は、家族会員からでも本会員からでも申込み可能です。

家族カード(ETCカード含む)の利用分(年会費含む)は、本カード会員の口座から引き落とされます。

また、家族カード(ETCカード含む)の利用分に対するポイントは、本会員に対してまとめて付与される仕組みです。

以下は、dカードを実際に利用している方の口コミとなります。

(30代 / 女性 / 派遣社員 / 年収200〜400万円未満)

家族カードやETCカードも作ることができて、この分の利用についてもポイントが貯まるので嬉しい。

ETCカードはレンタカーと一緒に借りることも可能

ETCカードは、家族カードと一緒に発行できることを紹介してきましたが、レンタカーと一緒にETCカードをレンタルすることも可能です。

レンタカー会社が扱っているETCカードは、個人向けカードではなく法人カードになります。法人カードに関しては貸し出しを禁止されていませんので、レンタルすることが可能になっています。

ただし、ETCカードをレンタルする場合は、下記のような注意点があるので覚えておきましょう。

注意点
  • ETCカードの貸し出しに対応していない店舗もある
  • 在庫の関係があるので、事前予約が必要な場合が多い
  • 貸し出し用のETCカードは盗難、紛失時の補償がない

また、ETCカードをレンタルした場合は、店舗に直接返却しなくてはいけませんので、「乗り捨てサービス」を利用することができないなどのデメリットもあります。

家族カードに対するETCカード発行のまとめ

ETCカードは利用規約によって、本人名義のカード以外の利用が禁じられています。家族間でもETCカードの貸し借りをしてはいけません。

殆どのETCカードはクレジットカードに付帯しています。クレジットカードの審査に通らない事情を抱えている方は、家族カードに付帯するETCカードまたはETCパーソナルカードの発行を検討してください。

家族カードの発行は本会員のみに対して審査がおこなわれるので、金融事故を起こすなどして本カードを発行できない方でも保有できます。また、ETCカードの発行についても審査はおこなわれません。

ただ家族カードでETCカードを発行できるカードとできないカードがあるので注意が必要です。

また、家族カードに付帯するETCカードの利用分は、本カードと同じ口座から引き落とされます。クレジットカード会社から付与されるポイントは合算されますが、ETCマイレージサービスのマイルは合算されません。

なお、利用明細を隠すことができないため、行動が本会員に対して筒抜けとなってしまいます。家族に利用明細を見られたくない方や家族を頼れない事情をお持ちの方は、ETCパーソナルカードを利用しましょう。

本記事が、家族カードに付帯するETCカードについて知りたい方のお役に立つことができれば幸いです。

株式、投資信託、ETF、REIT、FX、仮想通貨、キャッシュレス決済など、金融・マネー全般に関心を持つ。実際に投資をしており、株式やETFなどを長期保有中。PayPay、楽天ペイ、LINE Pay、メルペイ、d払いなどのQRコード決済を毎日のように利用。単にインターネット上で調べるだけではなく、実際に使って確かめるように努めている。マネ会では、主にクレジットカードやキャッシュレス決済についての記事執筆を担当。

…続きを読む

関連記事