バイクでETCカードを使用する方法を解説!注意点・車載器の選び方も紹介

バイクでETCカードを使用する方法を解説!注意点・車載器の選び方も紹介

「バイクでETCカードを使いたいけど何を準備すればいいのか」という人も多いのではないでしょうか。

バイクでETCカードを使用するには、「ETCカードの準備」と「ETCカード車載器の取り付け・セットアップ」の2つが必要です。

ETCの導入も手順どおりに進めれば基本的に難しいところはありません。取り付け・セットアップについても、認可を受けた専門店に任せれば完了できます。一つずつ確認していきましょう。

この記事では「バイクでETCカードを使用する方法」や「バイクでETCを使用する上での注意点・車載器の選び方」を解説しています。確実に導入を進めるために、一つずつ確認していきましょう。

バイクでETCカードを使用する方法

バイクでETCカードを利用する場合も、自動車の場合と同様に、ETCカードの作成、ETCカードの取り付け・セットアップをおこなうことになります。

ETCカードとETC車載器を用意しただけでは、ETCを利用することはできません。必ず認可を受けた店舗でのセットアップという登録作業が必要になります。

バイクでETCカードを使用する手順は以下の4ステップです。各手順について詳しく見ていきましょう。

バイクでETCカードを使用する方法
  1. ETCカードを作る
  2. バイク用ETC車載器を購入する
  3. 専門店でセットアップと取り付けを依頼する
  4. ETCカードをバイク用ETC車載器に挿入する

①ETCカードを作る

ETCカードをまだ持っていない場合には、ETCカードの発行が必要です。基本的には、クレジットカードのサブカードとして発行することになるので、合わせてクレジットカードの検討をおこないましょう。

ETCカード用にクレジットカードを発行するなら、年会費無料で発行手数料無料のカードを選んでおくのがおすすめです。

なお、自動車用にETCカードをもっているのであれば、そのまま使いまわすことも可能です。ETCカードは自動車とバイクで共通のものになります。

②バイク用ETC車載器を購入する

バイク用ETC車載器は、国内二輪メーカー関連の販売会社や、全国チェーンの二輪販売店、二輪用品店などで購入できます。

価格の相場としては2万円ほどで、自動車用と比べると高額です。

ネット通販での購入も可能ですが、店舗によっては自店で購入したバイク用ETC車載器のみ、セットアップを受け付けています。店舗を探すときにはこのあたりもチェックしておきましょう。

バイク用ETC車載器には「アンテナ一体型」と「アンテナ分離型」の2種類があります。

安く手軽にETC車載器を導入したい場合には「アンテナ一体型」、見た目をスッキリとさせたい場合には「アンテナ分離型」がおすすめです。

簡単に設置できる「アンテナ一体型」

アンテナ一体型」は、アンテナとカードの読み取り機が一体となったタイプのETC車載器です。2ピース型と呼ばれたりもします。

配線が単純で取り付けがしやすいため、取り付け工賃が安く済むのが特徴です。できるだけ安くETC車載器をバイクに導入したい場合には、こちらがおすすめです。

デメリットとしては、ハンドル部分に目立つ形で設置するため、人によっては少し邪魔に感じるかもしれないということです。また、盗難のリスクがアンテナ分離型に比べて高い点も難点です。

見た目にこだわるなら「アンテナ分離型」

アンテナ分離型」は、アンテナとカード読み取り機が分かれているタイプの車載器で、3ピース型とも呼ばれます。

アンテナとインジゲーターのみハンドル部分に設置すればよく、カード読み取り機はシート下などに収納しておくことができます。

配線はアンテナ一体型と比べると複雑になるので、工賃はやや高めです。

③専門店でセットアップと取り付けを依頼する

取り付けからセットアップまでは、専門店に依頼して進めていきましょう。

取り付けについては、ネットなどで調べながら自分で行うことができないわけではありませんが、誤作動などの可能性も高いので、基本的には専門店に任せてしまう方が良いでしょう。

セットアップについては、ITS-TEA(ITSサービス高度化機構)の認可を受けた店舗でのみおこなうことができます。セットアップはETC車載器に、バイクの情報を登録する作業です。

なお、取り付け・セットアップそれぞれの工賃の相場としては、取り付けが5,000円程度、セットアップが3,000円程度というあたりになります。

ETC車載器のセットアップ時に必要なもの

セットアップの依頼をおこなう際には、下記4点が必要となります。セットアップ申込書は店舗で記入できます。それぞれ忘れずに準備しておきましょう。

セットアップに必要なもの
  • セットアップ申込書
  • 車検証の写し
  • 車載器
  • 本人確認書類

④ETCカードをバイク用ETC車載器に挿入する

取り付け・セットアップまで完了したら、ETCカードを車載器に挿入しましょう。

エンジンをかけて、バイク用ETC車載器の電源をONにして、ETCカードを表向きで挿入します。スタンバイインジケータが点滅から点灯に変わったのが確認できたら、挿入は完了です。

バイクでETCカードを使用するときの注意点

バイクでETCカードを使用する上で、チェックしておきたい注意点がいくつかあります。ETCの利用を開始する前に確認しておきましょう。

自動車用のETC車載器は使用できない

バイクに取り付けるETC車載器は、必ず二輪車専用のものを使用しましょう。

自動車用ETC車載器は外での使用を想定していないため、バイクで使用すると誤作動を起こすリスクがあります。設計としても、自動車用とバイク用で異なるため、取り付け自体も難しいです。

NEXCO東日本の高速道路情報サイト「ドラぷら E-NEXCOドライブプラザ」には以下のような記載があります。

四輪車用の車載器を二輪車に設置することは、防水性・防塵性・耐振動性の確保が不十分なため、誤作動を引き起こし通信エラーとなり開閉バーが開かないなどの危険性が高まりますので、安全にETCをご利用いただくため、二輪車専用車載器を取り付けていただく必要があります。

安全面を考えても自動車用のETCを転用するのは危険性が高いと指摘されています。自動車用の車載器が余っている場合でも、必ず二輪車専用のものを用意して使用するようにしましょう。

ナンバー変更や他のバイクからの付け替えは再度セットアップが必要

引っ越しなどで住所が変わってナンバープレートが変更になった時や、他のバイクからETC車載器を付け替えする時には、ETC車載器の再セットアップが必要です。

新規でセットアップと同様に、認可を受けた店舗で作業をしてもらうことが必要です。

バイクでのETCカード使用方法まとめ

バイクでETCカードを使用する方法を解説しました。

バイクでETCカードを使用するには、「ETCカードの準備」と「ETCカード車載器の取り付け・セットアップ」の2つが必要です。

バイク用車載器は、簡単に設置できる「アンテナ一体型」と、見た目がスッキリな「アンテナ分離型」があります。

取り付け・セットアップについては専門店に任せればよいので、一つずつ確実に手順を進めていきましょう。

ETCを導入すれば、「料金所をスルーパスできる」、「料金の割引制度がある」などメリットが多数あります。ぜひ活用していきましょう。

キャッシュレス、クレジットカードなどの金融関係の記事を中心に、ガジェット、通信など様々なジャンルで執筆中。ポイントの貯め方などの込み入った話も分かりやすく、正直に発信していきます。クレジットカードは楽天カードを愛用中。ふだんは楽天ペイと合わせて利用しています。クーポンやキャンペーンを活用して、どうやったらお得に買い物できるかを考えるのが好きで買い物のまえに長考することもしばしば。趣味は貯金と節約。

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