富山銀行カードローンの3種類を紹介！それぞれの特徴と審査の難易度は？

お金を賢く借りるなら銀行カードローンですが、問題はどこの銀行に申込みをするのかとう点です。同じ銀行カードローンというカテゴリでも、申込先の銀行によって借りられる金額や金利、サービス内容など大きく変わってきます。

今回は富山銀行が展開するカードローン「スピード王MAX」について、詳しく解説していきたいと思います。

富山銀行が展開するカードローンは3種類

実は富山銀行本店は大正3年に建てられた赤レンガの建物として有名で金融機関のみならず、建築関係者からも非常に有名な銀行です。

県外の支店は石川県金沢市の1店舗のみで、昔ながらの地方銀行として長く富山県民から愛されている銀行です。

それでは、富山銀行が展開している3種類のカードローンの基本情報を見てみましょう。

富山銀行カードローンの基本情報

富山銀行が展開しているカードローンは「スピード王MAX」「カードローン」「αカードローンSタイプ」の3種類です。それぞれ内容も変わってきますから、まずは各々の基本情報を比較してみましょう。

基本情報を見る限り、「カードローン」と「αカードローンSタイプ」はほぼ同じです。

この2つに共通するのが、金利の優遇です。表記している金利は標準金利ですが、この金利から条件を満たせばさらに金利が下がるという訳です。

これは「スピード王MAX」にはないサービスなので、もし条件に該当する、そして融資金額もさほど多くないほうがいいという事であれば検討の余地のあるローンと言えるでしょう。

金利引き下げの条件

「カードローン」と「αカードローンSタイプ」での金利引き下げ条件は以下のとおりです。

「カードローン」と「αカードローンSタイプ」の金利は8.50%～11.00%です。例えば金利優遇の条件に全て該当するのであれば、最大で3.1%金利が優遇されますので、実質金利が5.4%～7.6%となります。

スピード王MAXの金利は4.5％～14.6%ですから、金利面を重視するならば、「カードローン」と「αカードローンSタイプ」も選択肢に入れたほうが需要に沿います。

富山銀行カードローン「スピード王MAX」と大手カードローンの違いを解説

富山銀行が展開するカードローンの中でも、最も借入金額が高く、使い勝手がいいと評判なのが「スピード王MAX」です。

地方銀行カードローンでありながらもWEB完結可能と、メガバンクと同等のサービス内容を展開しているのも人気の秘密と言えるでしょう。

しかし全国展開して誰しも知っているメガバンクのカードローンと、地方銀行の1つである富山銀行のカードローンは、どちらがより使い勝手がいい金融商品なのかいまいちわかりにくいものです。

どんなにいいカードローンと口コミで話題になっていても、自身が求めている内容と相違があれば申込みをする意味がありません。

それではここで今回はメガバンク(みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行)が展開しているカードローンと富山銀行のカードローンを比較してみましょう。

富山銀行カードローン「スピード王MAX」とメガバンクのカードローンの違い

富山銀行カードローン「スピード王MAX」とメガバンクが展開しているカードローンをまず見比べてみましょう。

まず確認したいのが金利です。金利で申込先を検討する際に、つい最低金利で決めてしまう人が多いのですが、確認すべきは最高金利の数字です。

銀行としてもどのような人なのか分からない人にお金を貸すのですから、リスクを考えまずは最高金利から契約を始めるものです。そのため初回から最低金利が適用される可能性はほぼないと思っておくといいでしょう。

さて、最高金利で確認すると、富山銀行もメガバンクもさほど大きさ差はみられません。その中でも低いのはみずほ銀行ですが、それでも14.0%と富山銀行と比較するとその差はわずか0.6％です。

その分、毎月の最低返済金額が1万円と非常に高額ですから「毎月の返済金額よりも、とにかく金利が低く早めに完済したい」という事ならば、みずほ銀行の方が合っていると言えます。

富山銀行カードローンと大手消費者金融カードローンの違い

カードローンを展開しているのは何も銀行に限った話ではありません。融資までのスピードに定評がある消費者金融業も一部カードローンを展開しています。

「銀行カードローンの金利は魅力だけど、審査に時間がかかると困る」という人は、大手消費者金融カードローンも検討する必要があるので、富山銀行と大手消費者金融カードローンの違いを見て、検討をするといいでしょう。

メガバンク同様に金利で比較すると、最高金利が低いのは、アイフルファーストプレミアムカードローンという結果になりました。

ただアイフルファーストプレミアムカードローンは誰でも利用できるカードローンではなく、今まで一度もアイフルを利用したことがない人しか申込むことはできません。

そのためすでにアイフルと契約をしている、もしくは以前していたという人はアイフルの通常のカードローンしか申込みができないので注意しておきましょう。

また毎月の返済金額が最も低いのはプロミスです。

ただし金利は決して低いとは言えません。

金利は高いのに毎月の返済金額が少ないとなれば、返済金額はほぼ元金に充当しないのです。返済回数が長くなれば、その分、返済総額も高くなってしまうので、目先の返済金額だけに惑わされないよう注意しておきましょう。

富山銀行カードローンのメリットをご紹介

富山銀行カードローン「スピード王MAX」の基本情報をメガバンクや大手消費者金融のカードローンと比較しましたが、問題はこの富山銀行カードローン「スピード王MAX」に申込みをすることによってどのようなメリットがあるのか、という点です。

メリットと言うと少し大げさにも感じますが、要は富山銀行カードローン「スピード王MAX」にはどのような特長があるのか、またその特長は自身の需要に合っているのか、という視点で見ていくと分かりやすいものです。

それでは早速、富山銀行カードローン「スピード王MAX」のメリットを見てみましょう。

①WEB完結可能

カードローンへの申込はWEBからできるけれども、契約は必ず来店窓口まで行く必要がある銀行が多いものです。もちろん土日も開いているローンプラザもありますが、それでも時間を見つけて出向くことが難しい人だって少なくはありません。

富山銀行カードローン「スピード王MAX」は、申込みから契約まですべてWEBで行えますので、窓口まで行く必要がありません。

ただしWEB完結は、すでに富山銀行の口座を持っている人に限りますので、そこは注意しておきましょう。

「もう口座を持っている」という人には大きなメリットになり得ます。

②パート・アルバイト・年金受給者でも申込みが可能

カードローンの申込み条件として、勤務年数の指定や年収の指定、もっと厳しくなれば正社員であることが求められる事が多いのですが、富山銀行カードローン「スピード王MAX」の場合ですと、パート・アルバイト・年金受給者であっても申込みは可能です。

パート、アルバイトが申込みできること自体、さほど珍しい話ではありませんが、事前に「この雇用体制ならば借入上限額はここまで」と明言しているところを見ると、積極的に融資を行っている可能性が高いと推測されます。

富山銀行カードローン「スピード王MAX」のデメリットをご紹介

何事もメリットがあれば同じ程度のデメリットが存在するものです。特にカードローンの場合ですと、申込み前にしっかりとデメリット部分を認識しておかないと、最悪の場合、返済ができなくなってしまう恐れがあります。

お金を借りる以上、いい面だけ見ても仕方ありません。事前に必ず悪い面も確認し、自身が納得しておかないと結局すべてが自分に降りかかってきます。それでは富山銀行カードローン「スピード王MAX」のデメリットは何かを見てみましょう。

①申込者が限定される

よく地方銀行のカードローンでありがちなのですが、申込先銀行の営業管轄内に住んでいるもしくは勤務している人でないと申込みができないカードローンが存在します。

富山銀行カードローン「スピード王MAX」も、それにあたり、富山銀行の営業管轄内に居住する人もしくは勤務している人しか申込むことができません。

そのため申込みができるのは、実質、富山県内に居住している人のみとなるので県外に住んでいる人は難しいと言わざるを得ません。

②口座を作らなければいけない

申込み自体は口座不要でもできますが、仮審査にとおり契約するまでに必ず富山銀行の口座を作らなくてはいけません。

とは言え、先に話したようにそもそも申込みできるのが、富山銀行の営業管轄内に住んでいる人のみですから、口座を家族に見つかったとしても、それだけで即家族バレに繋がるものではありません。

しかし「何のために口座を作ったのか」程度の詮索は入る可能性があるので、そこでの言い訳を事前に考えておくといいでしょう。

富山銀行カードローン「スピード王MAX」が向いている人と向いていない人を紹介

メリット、デメリットを把握すれば、あとは自身に富山銀行カードローン「スピード王MAX」が向いているのかそうではないのかを判断していくといいでしょう。

向いている人はデメリット部分に該当しない人です。デメリットをどうとらえるのかは人それぞれですから「この程度のデメリットならば問題ない」と考えられる人であれば、向いていると言えるでしょう。

その他、どのような人が富山銀行カードローン「スピード王MAX」に向いている、向いてないのかを具体的に見てみましょう。

向いているのはすでに富山銀行に口座を持っている人

先に話したように口座は契約時までに必ず作らなくてはいけません。しかし「もう口座を持っている」という人であれば、もう1口座作る必要もありませんし、家族に口座の存在を知られたとしても何も問題もありません。

また申込みも口座を所有していれば、来店不要でWEB完結できるのも向いている理由の1つです。

向いていないのは在籍確認NGの人

富山銀行での借入に必ずついてくるのが在籍確認です。公式ホームページにも「個人名で在籍確認をする」と明記しているので、避けてとおるのは難しいと考えておいて間違いありません。

在籍確認が取れない限り、どんなに収入や属性が良くても契約までに結びつきません。勤務先状況によって「どうしても無理」という人は、向いていないと言えます。

在籍確認ってなに？という方は、下記の記事で詳しく説明しているので読んでみてください。

カードローンの在籍確認で会社・家族にバレる？タイミングや原則電話なしのカードローンを紹介

富山銀行カードローンの審査について　申込み条件から難易度を見てみよう

どんなにいいカードローンであったとしても審査に通過しなければ、意味がありません。そこで気になってくるのが、富山銀行カードローンの審査は甘いのかという点ではないでしょうか。

どこの銀行も同じですが、審査基準を公表していないので、一概に富山銀行カードローン審査が甘いとも厳しいともいえないのが現状です。

しかし一般的に、申込み条件が厳しく金利が低い銀行は審査も厳しい傾向にあるようです。ここで改めて富山銀行カードローンの申込み条件と金利を見てみましょう。

金利は他銀行と大きな差はありませんが、申込み条件に記載されている「富山銀行の営業区域内に居住しているか勤務している方」という部分がポイントです。先に話したように、富山銀行カードローンへ申込みできるのは、富山銀行営業管轄内に居住もしくは勤務している人のみです。

全国から申込みが可能な銀行と比べると、そもそもの申込者の数が圧倒的に少ないことが予想されます。銀行も貸付を行わないと利益を得られませんので、少ない申込者に対してあまりに厳しい審査を行ってしまえば、借り手がいなくなる可能性が出てきます。

そういった状況を考えると、全国から申込み可能な銀行と比較すれば、審査も柔軟に対応してくれる可能性は高いものです。

富山銀行カードローンの審査の流れ

このような流れになります。口座を持っていない人は。2の仮審査の結果後に口座開設の手続きを行う作業が加わります。

また来店契約をする場合には、「本人確認書類」「所得証明書(申込み金額が50万円以上の場合のみ)」「富山銀行の通帳と届出印」の3点を持っていく必要があるので、事前に準備しておくといいでしょう。

富山銀行カードローンの借入方法　指定口座への振込も対応可能

無事、富山銀行カードローンの契約が済めば、あとは借入を行うのみです。

富山銀行カードローン「スピード王MAX」の借入れ方法は2種類あり、まず後日富山銀行から送られてくる専用カードを使って、ATMでの借入が1つ、あとは初回に限り指定口座への直接振り込みも行っています。

カードが手元に届くまで、日数を要するので「それまで待てない」という急ぎの人は、契約時に「指定口座に振込希望」と伝えておくといいでしょう。

富山銀行カードローンの返済方法は3種類

富山銀行カードローン「スピード王MAX」の返済方法ですが、「口座引き落とし」「専用カードからのATM返済」「店頭入金」の3種類から選ぶことができます。

返済日は毎月10日(銀行休業日の場合は翌営業日)に、前月の残高に応じた金額が請求されます。同じ金額を借りていたとしても適用される金利が異なれば、返済金額も変わってきますから、契約時に「金利は何％適用なのか」「毎月の返済金額はいくらなのか」という点をしっかりと確認しておくといいでしょう。

富山銀行カードローンで利用できるATM

富山銀行カードローンで使えるATMは以下のとおりです。

定型ATMで利用手数料が発生するのはイオン銀行のみで、あとは手数料無料で利用できます。1回あたりの手数料金額は微々たる金額ですが、回数が増えると見過ごせない金額まで膨れ上がりますので、できる限り手数料無料で使える提携ATMを活用することをおすすめします。

富山銀行カードローンのまとめ

富山銀行カードローンの種類は3種類あり、それぞれ金利も借入上限金額も異なるので、需要に沿う内容のカードローンを選ぶことができます。

すでに富山銀行の口座を持っているのであれば、申込みから契約まですべてWEBで完結できるので時間を問わず手続きを行えるのが魅力です。

スピード王MAXは、富山銀行の営業管轄内に居住もしくは勤務している人しか申込みができないというデメリットがある一方、申込者数が少ないため審査が柔軟である可能性があるものです。

しっかりと事前にメリット・デメリットを確認したうえで検討することをおすすめします。