学生が社会人になった際にクレジットカードの登録情報は変更するべき? 変更方法や注意点も解説!

学生が社会人になった際にクレジットカードの登録情報は変更するべき? 変更方法や注意点も解説!

学生から社会人になったとき、クレジットカードの登録情報を変更するべきか悩んでいる人もいるかと思います。

基本的には学生から社会人になった場合、クレジットカードの登録情報の変更は必要です

変更しないとカードの利用が制限されたり、ブラックリストに載ってしまう事態に発展したりする可能性があります。

しかし、登録情報を変更する場合は注意点もありますので、よく考えてからタイミングを見極めて登録情報の変更をおこなってほしいと思います。

この記事では学生から社会人になった人がクレジットカードの登録情報を変更するべき理由と、注意点について解説していきます。

学生が社会人になった際にクレジットカードの登録情報を変更するべき3つの理由

学生が社会人になった際にクレジットカードの登録情報を変更する理由は3つあります。

変更するべき3つの理由
  • 増枠やキャッシングをするため
  • カード会社と連絡がつかなくなるのを防ぐため
  • メインの口座を伝えるため

それぞれについて詳しく説明していきます。

増枠やキャッシングをするため

学生が社会人になると、利用限度額の増枠やクレジットカードのキャッシング機能が利用できるようになります。

クレジットカードの利用限度額は、利用者の収入や勤続年数を考慮し、信用性があるかどうかで決まります。

そのため、学生から安定した収入を得られる社会人になると信用性があると判断されるので増枠ができる可能性があります。

また、クレジットカードのキャッシング機能は年収の3分の1まで利用可能となります。

学生から社会人になると出費も増えるので、今の限度額では対応できない出費をするケースも出てくる可能性があります。

増枠とキャッシング機能が利用できることによってクレジットカードの利用の幅が広がるので、登録情報を変更することは重要です。

カード会社と連絡がつかなくなるのを防ぐため

社会人になってから実家や前に住んでいた場所から離れて暮らし始める人もいるでしょう。

引っ越ししているにも関わらず登録情報を変更しない場合は、カード会社からの連絡は前の住居に送られるので、郵送による連絡が届かないことになります。

カード会社との連絡がつかなくなってしまい、大事な連絡を見逃してしまうことになるかもしれません。

この連絡がもしもクレジットカードの利用料金の滞納によるものであれば、連絡が届かないことで対応できず、カードの利用が制限される事態になる可能性があります。

結果的に知らないうちに支払いの遅延をし続けてしまうと最悪ブラックリストに載ってしまい、今後クレジットカードを利用することがむずかしくなる可能性もあります。

学生から社会人になるタイミングに関わらず、引っ越しをした場合はクレジットカードの登録情報は必ず変更するようにしましょう。

メインの口座を伝えるため

社会人になると給与振込の都合から、メインで利用する口座を変更する人も多いです。

クレジットカードの利用料金の引き落としを給与振込がされないサブの口座に設定したままでいると、残高が不足して引き落としができなくなる可能性があります。

引き落としができないと支払いの遅延が発生し、その結果クレジットカードの利用が制限されたり、ブラックリストに載ってしまう可能性があります。

学生から社会人になった際にメインで利用する口座を変更した場合も、必ず口座の情報を変更するようにしましょう。

引っ越しをしていない場合や、口座を変更していない場合は、少なくともカードの利用が制限される事態にはなりにくいです。

ただし、カード会社から登録情報の変更を依頼される場合があります。

連絡を受けてすぐに登録情報の変更をしなかったという理由で、利用停止になることはほとんどありませんが、変更を依頼された場合は登録情報を変更するようにしましょう。

ここからは具体的にクレジットカードの登録情報を変更する方法について解説していきます。

クレジットカードの登録情報を変更する方法

クレジットカードの登録情報を変更する方法は下記の3つが挙げられます。

登録情報を変更する方法
  • インターネット
  • 電話窓口
  • 郵送

この中で最もおすすめな方法はインターネットから登録情報を変更することです。

インターネットから変更する場合はクレジットカードの会員専用サイトでいつでも都合のいい日時で、パソコンまたはスマートフォンから登録情報を変更することができるからです。

学生から社会人になり忙しくなると、24時間、365日好きなときに情報を変更できるのはメリットといえるでしょう。

一方、電話窓口による登録情報の変更はオペレーターに直接対応してもらえますが、オペレーターが対応していない時間には利用することができません。

ただし、インターネットからの登録情報の変更でトラブルがあった場合は、電話窓口を利用する方がスムーズに登録情報が変更できる可能性もあります。

最後に、郵送ですが、こちらは時間と手間がかかり、登録情報の反映も遅いので、登録情報の変更の方法としてはおすすめできません。

ここまで登録情報を変更するべき理由とその方法について解説してきましたが、登録情報の変更には注意点もあります。

次の項目では、登録情報を変更する際の注意点について解説していきます。

学生が社会人になった際にクレジットカードの登録情報を変更する3つの注意点

一方、学生が社会人になった際にクレジットカードの登録情報を変更する場合は3つの注意点があります。

3つの注意点
  • 再審査がおこなわれる場合がある
  • 在籍確認がおこなわれる場合がある
  • 収入証明書が必要な場合がある

それぞれについて詳しく説明していきます。

①再審査がおこなわれる場合がある

勤務先の情報を変更すると再審査がおこなわれる可能性があります。

再審査で問題があると判断されるとクレジットカードを利用をすることができなくなります。

しかし、登録情報を変更したことで再審査をされる可能性があることを過剰に恐れる必要はありません。

特になにも問題がなければ再審査で落ちる可能性は非常に低いです。

ただし、再審査でクレジットカードやローンの支払いを遅延し、信用情報に傷がついている場合は審査に落ちる可能性があります。

あくまで再審査は信用において問題があるかどうか判断するためにおこなわれるので、何も心当たりがない人にとっては問題ありません。

②在籍確認がおこなわれる場合がある

勤務先の情報を変更すると再審査の他に本当にその職場で働いているかどうか確かめるための在籍確認がおこなわれる可能性があります。

カード会社の人が実際に利用者の職場に電話をかけ、利用者が本当に在籍をしているかどうか確認が済むと在籍確認が終了します。

この在籍確認ですが、登録情報の変更のタイミングによっては1つ注意点があります。

在籍確認がおこなわれる際にまだ勤務を開始していない場合は、カード会社が在籍確認に手間取ったり、在籍確認ができないケースもあります。

そのため、クレジットカードの登録情報の変更は在籍確認のことを考えて、実際に勤務を開始してから情報を変更することをおすすめします。

クレジットカードの登録情報の変更は基本的におこなった方がよいですが、変更するタイミングには気をつけましょう。

③収入証明書が必要な場合がある

基本的には登録情報の変更時に書類は不要です。

しかし、変更にともなってキャッシング機能をつけたい場合、収入証明書が必要なケースもあります。

特定の貸金業者で50万円を超える借入れをしている場合は収入証明書が必要になります。

また、複数の賃金業者でお金を借りている場合は、申込借入額も含めた合計金額が100万円を超えているのであれば収入証明書の提出を求められます。

収入の証明書として認められるものは法令上決まっており、直近の給与明細書2ヵ月分で認められるケースが多いです。

キャッシング機能を考えている方は収入証明書を用意しておきましょう。

最後に、クレジットカードの登録情報を変更しない方がいい場合について解説していきます。

学生が社会人になった際にクレジットカードの登録情報を変更しない方が良い2つのケース

基本的には学生が社会人になった場合はクレジットカードの登録情報を変更したほうがよいですが、以下のケースの場合はすぐに登録情報を変更しないほうがよいでしょう。

変更しない方が良いケース
  • 自営業・フリーターになった場合
  • 無職になった場合

①自営業・フリーターになった場合

学生から自営業、またはフリーターになった場合は、登録情報をすぐに変更しない方がよいでしょう。

なぜなら、この2つの職業はクレジットカードにおいて信用性が低いと判断されるからです。

正社員と比較すると収入が安定していないと思われるので、学生から登録情報を変更するメリットがなく、むしろ利用限度額が制限される可能性があるのでデメリットになる場合もあります。

特に自営業は勤続年数が3年以上ないと、信頼を得ることがむずかしいので、営業年数が3年を超えた段階で登録情報を変更するのが望ましいといえます。

②無職になった場合

学生から無職になった場合は、登録情報を変更しないことをおすすめします。無職はクレジットカードの審査において最も信用性がありません

学生から無職になるだけで、カードが利用停止になる可能性もあります。新たな職に就くまで登録情報の変更は控えましょう。

結論としては、学生から一般の会社員になる場合は、登録情報を変更したほうがよいです。

しかし、自営業・フリーター・無職になった場合は、クレジットカードの審査において学生よりも信用性がないと判断されることも多いので、この場合は変更しないほうがよいでしょう。

学生から社会人になった際のクレジットカードの登録情報変更のまとめ

学生から社会人になった際のクレジットカードの登録情報の変更について理解していただけたでしょうか?

増枠やキャッシング機能が利用できるようになるので、社会人になった際に登録情報を変更しておくことはメリットになります。

登録情報の変更はインターネットから簡単におこなえるので、自営業やフリーターなど信用性が低いと判断される職業についていない場合は変更するようにしましょう。

2016年から活動を開始したフリーライター。マネ会では「クレジットカード」「キャッシュレス」を担当。株式投資、投資信託、不動産投資、住宅ローン、カードローンなどの金融全般の記事を幅広く執筆している。ガジェット、ゲームの紹介記事の執筆経験もあり。常日頃からクレジットカードとキャッシュレスの利用を勧めている。趣味はテレビゲームとアクアリウムと投資、最近は楽天スーパーポイントを使った元手0の投資信託への投資を実践中。

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