学生は銀行カードローンを利用できる?貸付条件や銀行カードローンの特徴を徹底解説

急な出費やまとまった現金を作るときに便利な銀行カードローンですが、学生でも条件を満たせば一部の銀行カードローンに申込むことができます。
この記事では、銀行カードローンの審査条件や学生でもローン商品を利用する方法、学生におすすめの銀行カードローンについて解説しています。就職活動への影響や親バレを防ぐ方法についても紹介しているので、学生のうちに銀行カードローンを利用したい人はぜひご覧ください。
20歳以上でアルバイトをしているなら学生でも銀行カードローンが使える
銀行カードローンのなかには明確な申込み条件が定められており、条件を満たさない場合は申込みができません。まずは、大手銀行カードローンが掲げる申込み条件をご紹介します。
カードローンは「20歳以上」と「定期的な収入がある」ことが審査条件
大手銀行カードローンは、基本的に「満20歳以上かつ定期的な収入がある者」を申込み条件としています。
ご契約時の年齢が満20歳以上満66歳未満の方で、安定した収入があり、みずほ銀行指定の保証会社であるオリコの保証を受けることができる方
お申込時の年齢が満20歳以上満69歳以下で、原則安定した収入のある方。当行指定の保証会社であるSMBCコンシューマーファイナンス株式会社の保証を受けられる方。
カードローンを利用できる上限年齢は異なりますが、「満20歳以上かつ定期的な収入がある者」という条件は共通しています。
カードローンはお金を貸したことによる利息で利益を出しています。貸し倒れになってしまうと回収ができないので、あらかじめ審査をすることで返済能力の有無を評価しているのです。
申込み条件は、社会人だけではなく学生にも共通しています。つまり、アルバイトによる収入をはじめとした定期的な収入があることを証明できるのであれば、銀行カードローンに申込むことができます。
専門家からのコメント

学生でもカードローンを利用できますが、最終手段にしたいところです。簡単に借りられるのが魅力でも、便利な分だけ金利が高く設定されているからです。
学費に困った時には、最初に大学の窓口に相談しましょう。授業料の免除・給付型奨学金・延納など多くの救済措置が用意されています。
生活費のためなら、公的な貸付から検討すべき。保証人も必要ありませんし、利息もありません。
成人していたら保護者の同意も求められません。緊急小口資金等の特例貸付なら、居住地域の社会福祉協議会や郵送でも申込みができます。
学生が申込めない銀行カードローンもある
20歳以上でも学生であることから利用できない銀行カードローンもあるので、注意しましょう。
学生が利用できないカードローンを見極める方法は、各社の申込み条件を確認することです。利用条件のなかには年齢条件や保証会社などの情報が記載されています。
また、学生の利用について、ホームページに記載されていない場合もあります。「記載していなから大丈夫だろう」と判断をするのではなく、問い合わせフォームを利用するなど、あらかじめ確認しておくことが大切です。
学生でも利用できる銀行カードローンとしては、楽天銀行カードローンがあります。

- スマホでお申込が完了!
- 最大限度額は800万円
- 金利は年0.95%〜7.25%!
- 実質年率
- 年0.95〜7.25%
- 借入限度額
- 10万円〜800万円
- 審査時間
- 最短翌日
- 融資時間
- 最短翌日
- コンビニ
-
- 収入証明書
- 公式サイト参照
収入がない、または20歳未満の学生がお金を借りる方法とは?
学生のなかには「未成年で大学にお金に困っている」、「20歳以上だけど収入がない」という方もいるでしょう。
大学生になったことで交友関係が広がり、出費がかさんでしまうというケースは珍しくありません。周りの友達と話を合わせるために無理をしてお金を使ってしまったという学生も多いでしょう。
学生がお金を借りる方法
- アルバイトをして定期的な収入をつくる
- 学生ローンに申込みをする
働いていない・仕送りだけの学生はアルバイトをして定期的な収入を得る
銀行カードローンの申込み条件で述べたように、20歳以上であることを満たしていても、定期的な収入がない場合は、返済能力が低いと判断されるので審査に落ちてしまいます。
「親の仕送りだけで生活をしている」「働いていない」という方は、定期的な収入をつくるためにアルバイトを始めましょう。
学生は、引越しやイベントスタッフなどの単発のアルバイトの人気がありますが、定期的な収入は見込めないので返済能力が高いとはいえません。同じ勤務先で最低でも半年以上働いている実績が必要です。
勤続年数が長いほどアルバイトを辞める可能性が低いので、収入が安定していると判断されやすくなります。一方、アルバイトを転々としていたり、単発のアルバイトの経験しかない人は、返済能力に問題があると判断される傾向があります。
20歳以下の学生は「学生ローン」に申込む
学生ローンとは、学生を対象に融資をおこなう消費者金融です。高校生を除く18歳以上の学生(大学生・短期大学生・専門学生)に限って利用できることが特徴です。
業者によっては、未成年に対する融資や収入のない学生への融資をおこなっていないこともあるので、あらかじめ学生ローンを提供する業者に確認する必要があります。
学生ローンは未成年でも利用できるというメリットはありますが、一般的なカードローンよりも金利が高いことや、借入れ・返済方法が限られていることがデメリットとしてあげられます。
また、お金に困っている未成年の学生を逆手にとって、違法な貸付をおこなう悪徳業者も存在するので、学生ローンを利用するときは十分に注意してください。
専門家からのコメント

未成年でも利用できる学生ローンはあります。ただし、安定した収入のある学生に限っていたり、親の同意が必要だったりします。
金利は銀行カードローンよりも高くなります。返済期限が長めに設定されてますが、長い期間借りるということは、それだけ多くの利息を払うことになってしまいます。
借りる前によく考えてほしいのです。高い利息を払ってまで必要なものですか。お金が貯まるまで待つことはできませんか。他に方法は残っていませんか。返済計画は現実的でしょうか。
銀行カードローンは親にバレたり就活に影響する?
カードローンを利用していることが第三者にバレてしまうと悪い印象をもたれてしまうという思いから、銀行カードローンに申込むことができないという学生もいるでしょう。
また「学生だから親に連絡されるかもしれない」、「就職活動に影響が出たら嫌だな」という不安を抱えていても相談できる相手がいないと思います。
それでも学生が銀行カードローンを利用しているのは、カードローンを提供する会社が最大限にプライバシー配慮をしているからです。
銀行カードローンは親バレせずに借りられる
通常、住宅ローンやマイカーローンでは保証人や担保が必要ですが、カードローンは保証人や担保は不要なので、申込みの段階で親にバレる心配はありません。ただし、銀行カードローンは担保や保証人がいない代わりに、借りたお金は責任を持って自分が返済する必要があります。
また、返済を滞納してしまうと確認のために自宅に連絡されることもあります。うっかりバレてしまう可能性もあるので、返済の滞納には十分に気をつけてください。
審査時の在籍確認は最大限にプライバシーを配慮してくれる
カードローンの審査では在籍確認がおこなわれます。在籍確認とは申込み情報に記載された勤務先に本人が本当に働いているのかを確認する審査です。
担当者が勤務先に電話をかけるのですが、審査や借入額などのお金に関する情報に言及することはまずないため、カードローンの利用が第三者にバレる可能性は低くなっています。実際に銀行カードローンを利用した方からは下記のような口コミが寄せられています。
審査後の在籍確認の電話は、職場にかける前に携帯へ連絡をくれて、今から5分後に個人名義でかけますね、といった配慮をしてくれるので、あとは職場にかかってきた電話に自分が出ればいいだけです。
それ以外で周りにばれる状況はないので、在籍確認だけ上手く乗り切れば大丈夫です。
在籍確認の電話がかかってきたときに、申込者本人が電話に出れなくても、「〇〇はただいま席を外しております」という、働いている証明になる返答があれば原則的に在籍確認は完了です。
しかし、金融機関や聞き覚えのない個人名から電話がかかってくることで、不審に思われる可能性もあります。
どうしても電話による在籍確認を避けたい場合は、カードローンを提供している会社にあらかじめ相談をしておきましょう。相談した結果、電話ではなく書類提出によって在籍確認をおこなってくれる会社もあります。
郵送物による親バレを防ぐために窓口受取やWEBサービスを利用する
銀行カードローンの審査に通ると、基本的に契約書類やローンカードは郵送で届きます。実家暮らしの学生のなかには、郵送されることでカードローンの利用がバレてしまうという危機感を抱いている方も多いでしょう。
カードの受取や利用明細の送付による親バレを防ぎたい方は、窓口受取に対応している銀行カードローンや、利用明細をWEBで確認できるカードローンがおすすめです。
またカード・書類に関する手続きだけでなく、申込みから融資までをWEB上で完結できる銀行カードローンも登場しています。授業やアルバイトで忙しい方も、スキマ時間を利用して申込みをおこなうことができます。
銀行カードローンを利用しても就職活動は不利にならない
「カードローンを利用すると、就職活動が不利になってしまうのではないか?」という不安を抱いている学生もいるでしょう。
たしかにカードローンへの申込み情報や返済履歴、金融事故の情報は一定期間記録され、審査に利用されています。たとえばカードローンを展開している会社は、申込み時には信用情報機関に申込み者の信用情報を照会しています。
しかし、就職活動において企業が信用情報機関に問い合わせをおこなったり、個人の信用情報を採用基準に用いたりすることはありません。つまり、就職活動においてカードローンの利用が影響することはないのです。
学生におすすめの銀行カードローンをご紹介
ここからは、親権者の同意書が不要な上、自宅以外で書類を受け取れたり、お得な特典があったりと学生におすすめな銀行カードローンをご紹介します。
銀行カードローンを実際に使った方の口コミも合わせて掲載していますので、ぜひ参考にしてみてください。
30日間無利息キャンペーンを利用できる楽天銀行カードローン

- スマホでお申込が完了!
- 最大限度額は800万円
- 金利は年0.95%〜7.25%!
- 実質年率
- 年0.95〜7.25%
- 借入限度額
- 10万円〜800万円
- 審査時間
- 最短翌日
- 融資時間
- 最短翌日
- コンビニ
-
- 収入証明書
- 公式サイト参照
楽天銀行カードローンは、ローンカードを郵送で受け取る必要があります。しかし、ローンカードは「楽天銀行」名義の封筒で送付してくれるので、同時期に口座を開設することでカモフラージュになり、親や同居人にバレる心配はありません。
また、楽天銀行の口座開設とローン契約を同時におこなうと30日間の無利息キャンペーンが付与されます。「返済額を増やしたくない」「すぐに返済できる見込みがある」という方にもおすすめです。
コールセンターの方のご対応も大変丁寧で、好感を持つことができました。 他のサービスもいくつか利用したことがありますが、楽天銀行はその使いやすさに特に優れているかと思います。
他の金融系のサービスと比較して、インターネットサービス企業であるからだと思いますが、公式スマホアプリや、WEBサイトがとてもユーザー視点で作られています。
引き落とし日付近になるとメールでお知らせしてくれるので、その日までにお金を口座にいれておけばいいので難しいこともありません。
スマホアプリのほうをこまめにチェックしておけば金利のキャンペーン等を行ってますので、お得に借入することができます。何より楽天ポイントが貯まりやすいのが魅力的です。
楽天銀行カードローンに新規で申込み&利用すると、楽天ポイントが付与されます。
「レギュラー」や「シルバー」、「プラチナ」など、独自のポイント制度により、楽天グループのサービスで優遇を受けられることも魅力です(※)。
銀行カードローン以外で学生におすすめなカードローンは以下の記事で詳しく紹介しています。
学生でも利用できる銀行カードローン記事まとめ
楽天銀行カードローンなど、学生でも利用できるカードローンはあります。
消費者金融カードローンと比べて、銀行カードローンは金利が低いですが、審査が厳しい傾向にあるので、申込み条件を満たしていることはもちろん、返済能力の高さを証明できるように安定した収入を作ることが大切です。
無担保かつ保証人が必要ないことは魅力ですが、支払いが滞ると信用情報に傷がつくので、月々の返済は忘れずにおこないましょう。
<出典>
みずほ銀行カードローン公式サイト
三井住友銀行のカードローン公式サイト

専門家からの一言
カードローンも学生ローンも、一時的に必要に迫られた時に限って利用してほしいのがFPとしての本音です。
どうしても必要に迫られた時に、次の2点は覚えておいてください。1つめは、絶対に闇金からは借りないこと。金融庁のHPで正規の貸金業者であるかチェックしてください。
2つ目は、返済方法にリボ払い(残高スライドリボルビング返済)を選ばないこと。月々の返済額が一定額となるため楽に感じてしまい、返済額が利息だけになってしまうまで借金を重ねてしまう危険性を持っているからです。
この2つは地獄への入り口と思っていてください。
officeFITPlus代表ファイナンシャルプランナー。10年のシステムエンジニア職から転身したFPのため、副業や起業に必要なお金とITの相談をまとめて引き受けられるのが強み。サイト制作やSNS運用から働き方の悩みまで丸ごとご相談ください。横浜在住の中高生の母でもあり、教育費や子育ての悩みも実体験とデータの両面から解決の糸口を見つけます。稼ぐ力とお金を使う力のバランスを整えながら、これからの激動の世の中を一緒に乗り越えていきましょう。
木村 由香里の監修記事・プロフィール一覧へ健康運動実践指導者・サッカー指導者として活動後、「人生を変えられる情報を提供したい」という想いからライターに転職。クレジットカードやカードローンなどの金融系の記事はもちろんのこと、商品レビューや自らの経験を活かしたフィットネス関係の記事も執筆している。趣味は映像制作と温泉旅行。アメリカンエキスプレス・プラチナカードを保有しており、特典を使って高級ホテルに宿泊するのが大好き。最近はコストパフォーマンスを重視しており、楽天カードを愛用している。
じゃりの執筆記事・プロフィール一覧へ