クレジットカードをずっと使わないと起こるリスクとは?対処法と合わせて紹介!
クレジットカードで貯められるポイントはカードごとに別々ですし、付帯しているサービスもカードごとに異なります。
そのため、用途ごとやシチュエーションごとに使い分けようと、クレジットカードをたくさん所有している人は多いと思います。
しかし、実際のところそのなかには、長い間使わないままになっているというカードも何枚かあるのではないでしょうか。
今回は、クレジットカードをずっと使わないことで起こるリスクやその対処法について、説明したいと思います。
クレジットカードをずっと使わないと起こる2つのリスク
クレジットカードをずっと使わないことによって起こるリスクとしては、主に以下の2つが考えられます。
- 無駄な年会費を支払っている可能性がある
- 不正利用されている可能性がある
それぞれのリスクとその対処法について、ひとつずつ説明していきます。
①無駄な年会費を支払っている可能性がある
年会費無料のカードなら気にする必要はありませんが、毎年いくらかの年会費が必要なカードの場合は、無駄なお金を払い続けていることになってしまいます。
特に注意しておきたいのは、「条件付きで年会費無料」のクレジットカードです。
たとえば、「1年間に50万円以上のショッピング利用があった場合、翌年度の年会費が無料」というようなケースですね。
この場合、そのカードを頻繁に利用していたころは年会費無料の条件を楽にクリアできていたため、「無条件で年会費無料」と思ってしまいがちです。
無駄な年会費を支払っている可能性がある場合の対処法
クレジットカードの年会費の有無や年会費を無料にするための条件等は、カード会社のホームページやカードの規約を見ることで確認できます。
確認してみて年会費が無料であれば大丈夫ですが、もし年会費がかかる場合は、必要ないカードであれば解約してしまうといいでしょう。
②不正利用されている可能性がある
普段使っていないということは、その分だけカードの管理にも無頓着になりがちです。
カードそのものが紛失したり盗難されたりしているのに気づいていない可能性もありますし、データだけ抜かれて悪用されているというケースもあるでしょう。
「手元にあるから安心」という考え方が、必ずしも通用しないのは、クレジットカード特有の注意点といえますね。
不正利用されている可能性がある場合の対処法
所有しているクレジットカードが、すべて自分の手元にあるかどうかを今一度きちんと確認してみましょう。
すべて自分の手元にあったとしても、先ほどお伝えしたようにデータを悪用されている可能性もありますので、それぞれのカードの利用明細を確認して、身に覚えのない利用履歴がないかを確認することも重要です。
万が一不正利用が発覚したら、すぐにカード会社に連絡をして、カードの利用停止処分をおこなってもらいましょう。
クレジットカードを使わないで解約すると信用情報に傷が付く?
使わないクレジットカードは、管理・防犯等の観点から解約してしまうのが一番ですが、クレジットカードを解約すると信用情報に傷が付いてしまうのではないかと、不安に思われる方もおられるかもしれません。
結論からお伝えしておくと、クレジットカードを解約しても信用情報には傷は付きません。
カード保有者には、クレジットカードを保有し続ける権利もあれば解約する権利もあります。
カード保有者に認められた権利を行使したら信用情報に傷が付く、なんて馬鹿げたことがありえるはずがありませんね。
強制解約の場合は話が別
ただし、カードを解約しても信用情報に傷が付かないのは、あくまでもカード保有者が自発的にカードを解約した場合です。
支払いを長期にわたって延滞したなどの理由で、カード会社にクレジットカードを強制解約された場合は、それが原因で信用情報に傷が付いてしまいます。
「カード保有者自身が自発的に」解約するのと、「カード会社によって強制的に」解約されるのでは、事態は180度違いますからね。
クレジットカードをずっと使わないと起こりえることについてのまとめ
クレジットカードをずっと使わないまま置いておくと、無駄な年会費を支払うことになったり、不正利用の可能性に怯えたりしなければなりません。
管理上・防犯上の観点からは、生活のなかで実際に使用しているカードを除いては解約してしまうのがおすすめです。
カードを解約する場合でも、カード保有者から自発的に解約するのであれば信用情報に傷が付くことはありませんので、安心してくださいね。
不動産広告の営業マンを経て、現在はフリーランスのライターとして活動中。 クレジットカードやカードローンに関する知識を、公平な視点で分かりやすく伝えることを目指しています。 私生活でもいろいろなクレジットカードを使い分けながら、自分にとって最適な使い方を模索中。毎月貯まっていくポイントを見ながらその使い方を考えるのが、ひそかな楽しみ。 自分の実体験や気付きをもとにした、オリジナリティのある記事をお届けしたいと思っています。