ETCカードを洗濯してしまった場合の対処方法を徹底解説!
ETCカードをポケットに入れたまま、うっかり洗濯してしまうケースがあるようです。ただ、ETCカードは基本的に水濡れには強いため、洗濯をしても問題なく使えることが多いでしょう。
しかし、乾燥機やドライヤーにかけてしまうと、ICチップが破損して使えなくなる恐れがあります。ここでは、ETCカードを洗濯してしまったときの対応や、破損したときの再発行手続きについて詳しく説明します。
ETCカードは洗濯してしまっても使用できる!
ETCカードは、洗濯をしてしまっても、使えなくなることは、ほとんどありません。
基本的にETCカードは濡れても大丈夫な仕様になっているので、洗濯をしたからといって、すぐにカードがダメになってしまうことは少ないのです。
ETCカードを洗濯してしまう状況としては、ポケットにカードを入れたまま出すのを忘れてしまった、というケースが多いようです。
そのような状況で洗濯をした場合、カードが折れたり曲がったりしている可能性は低いため、洗濯をしたカードでも問題なく使えると考えられます。
ただし乾燥機やドライヤーを用いることは厳禁
洗濯だけをしたETCカードは問題ありませんが、乾燥機やドライヤーで熱してしまったETCカードは使えない可能性があります。ETCカードは水に対しての耐性はありますが、衝撃や熱には弱いのです。
ETCカードにはICチップがつけられており、このチップの耐熱温度は一般的に50℃ほどとなっています。
しかし、ヒート式ドラム型洗濯機などの乾燥機を使った場合、その最高温度は100度に達することもあります。これにより、熱でカードそのものが溶けたり、ICチップが破損したりすることがあるでしょう。
また、水にぬれたからといってドライヤーをかけてしまうと、同じようにICチップが熱の影響を受ける可能性があります。
ETCカードはドライヤーや乾燥機といった高温には対応していません。水に濡れたからといって、それらを使って乾燥させるのは、ETCカードが破損する原因になるためやめましょう。
洗濯したETCカードが使用できるか確認する方法
洗濯したETCカードが使えるかどうかは、ETC車載器にカードを挿入してみないと分かりません。
また、ETCカードを洗濯してしまった場合は、基本的に水や汚れを取って自然乾燥させましょう。決してドライヤーなどで乾かさず、布などでしっかりと水や汚れを取って、自然乾燥させましょう。
ETCカードがしっかりと乾いた時点で、車載器にカードを入れ、ETCカードが使えるかどうか試してみます。
ETC車載器にカードを挿入し「青ランプ」が付くか
ETCカードが正常に働いている場合、車載器にカードを挿入すると「青ランプ」が点灯します。
ETC車載器はメーカーによって多少の違いはあるものの、正常に作動すると青ランプが点灯するか「カードを読み取りました」などのアナウンスが流れます。
反対に、ETCカードを挿入し「橙色のランプ」が点滅した場合は、カードが読み取れていない状態です。また、「カードが読み取れません」といったアナウンスが流れることも多く、こうした状況ではETCカードの磁器が破損していることが考えられます。
破損していた場合は再発行手続きをおこなう
ETCカードが破損していた場合には、ETCカードの再発行手続きが必要になります。再発行の大まかな流れは次のようになります。
- ETCカードの発行元クレジットカードを用意
- クレジットカードの裏面に記載された電話番号へ連絡
- ETCカードの紛失ではなく破損したことを伝える
- 10~14日程度でETCカードが再発行される
ETCカードを再発行するには、発行元であるクレジットカードを用意し、裏面に記載されている電話番号へ連絡をします。これにより、およそ2週間でETCカードが再発行されます。
連絡する際は、ETCカードを紛失したのではなく、洗濯による磁器不良を起こしてしまったことを伝えます。紛失だと盗難手続きが必要になりますが、洗濯による磁器不良であれば、盗難手続きや紛失届けなどを出す必要もありません。
また、洗濯によるETCカード破損の場合、再発行には500~1,000円程度の手数料がかかることがあります。経年劣化による磁器不良の場合は無料で再発行できることが多いですが、洗濯したとなると自己責任を問われ、手数料が取られるケースもあるでしょう。
ETCカードを洗濯してしまった場合の対処方法まとめ
ETCカードを洗濯してしまっても、折れ曲がるといったトラブルがない限り、自然乾燥ののち使えることは多いです。しかし、磁器不良を起こして使えない場合は、すみやかに再発行手続きをおこないましょう。
- ETCカードは洗濯しても使えることが多い
- 熱には弱いので乾燥機やドライヤーは厳禁
- 使えるかどうかはETC車載器で確認を
- 使えない場合は再発行手続きをおこなう
- 再発行には手数料が取られることもある
クレジットカードや車両保険の記事をこれまで200記事以上執筆。勉強のため10枚以上のクレジットカードを保有した時期もあったが、ポイントが分散されるため損をすることが分かる。どのカードがマイルが貯まりやすいのか、どのカードがポイントが貯まりやすいのかなど研究中。また、ネット通販やお買い得商品の紹介など、生活全般における記事も多数執筆しているため、クレジットカードのポイントを使った生活術なども実践中。