イオンカードの解約方法を総まとめ!解約時に気をつけたい注意事項もご紹介
イオンカードといえば、全国にあるイオンやマックスバリュなどでのお買い物がお得になる、入会金・年会費無料のクレジットカードです。
イオンにお買い物に出かけた際に作った人も多いのではないでしょうか。
しかし何かのきっかけで、イオンカードを解約したいと思われることがあるかもしれません。
大抵のクレジットカードなら、所定のコールセンターに連絡すれば済みますが、イオンカードの場合は券種によって解約方法が違います。
今回はイオンカードを解約するときに迷わなくて済むよう、券種別の解約方法をまとめてみました。
イオンカードの解約方法を種類別にご紹介
イオンカードは非常に種類が多く、それぞれで解約方法が違います。
解約方法には以下の3種類があります。
- インターネットから解約する
- コールセンターに電話をして解約する
- 退会届を取り寄せて郵送で解約する
また解約するための連絡先も違いますので注意が必要です。
それでは詳しく説明していきましょう。
イオンカードセレクトを解約する方法
イオンカードセレクトは、イオン銀行のキャッシュカードにクレジットカード機能、電子マネーのWAONの機能がまとめられたクレジットカードです。
イオンカードセレクトを解約する場合、コールセンターに電話で連絡する必要があります。
ここで重要なことは、イオン銀行のコールセンターに連絡しなければいけない点です。
受付可能時間は9:00〜21:00で年中無休。営業時間が長く、土日祝でも連絡することができます。解約手続きにかかる時間は10分程度です。
イオンカードセレクト以外を解約する方法
イオンカードセレクト以外のイオンカードの解約方法を説明します。
その他のイオンカードを解約する方法は以下の4つです。
- イオンカードコールセンターに電話連絡して解約する
- 提携銀行の窓口に連絡して解約する
- 退会届を取り寄せて郵送で解約する
- インターネットから解約する
詳しく説明します。
イオンカードコールセンターに電話をして解約する
イオンカードコールセンターに電話をかけて解約するタイプのカードは、イオンセプコカード、新潟県生協カード、イオンコーポレートカードの3種類です。
どちらも受付可能時間は9:00〜21:00で年中無休。土日祝でも連絡可能です。ちなみに通話料は有料となっています。
銀行提携イオンカードの解約は各銀行への連絡が必要
銀行提携のイオンカードは、各銀行の窓口に解約の連絡をする必要があります。
荘銀イオンカード、とりぎんイオンカード、三重銀イオンカード、福銀イオンカードがそれに該当します。
以下はその連絡先です。
カード名 |
電話番号 |
受付時間 |
---|---|---|
荘銀イオンカード(荘内銀行) | 0120-019-874 | 平日9:00〜17:00 |
とりぎんイオンカード(鳥取銀行) | 0120-86-6915 | 平日9:00〜19:00 |
三重銀イオンカード | 0120-001-250 | 平日9:00〜17:00 |
福銀イオンカード | 0120-788-324 | 休業日を除く平日9:00〜20:00 |
どの銀行もイオンカード専用の窓口は設けていません。今回掲載している電話番号は、総合的な問い合わせを受け付けしている窓口のものです。
イオンSuicaカードは退会届の郵送が必要
イオンSuicaカードの解約は少し特殊です。イオンスクエアメンバーのマイページから退会届を取り寄せて手続きをおこなうか、イオンカードコールセンターに電話連絡をすることで解約の意思を伝えます。
その後、イオンSuicaカードを郵送で返却する必要があります。イオンSuicaカードのみ返送が必要なのは、他のイオンカードにはないSuica機能の管理をおこなっているからと思われます。
その他のイオンカードはインターネットからも解約可能
これまで紹介したイオンカード以外は、「暮らしのマネーサイト」経由、もしくはイオンカードコールセンターに電話をすることで解約可能です。
暮らしのマネーサイトから解約する場合は、「カード情報入力>確認事項同意>アンケート入力>確認>完了」の手順を踏んで解約を申し込んでください。
その際に必要なクレジットカード情報は、「カード番号・カードの有効期限・セキュリテイコード(カードの裏面に印字されている数字の下3桁)」、本人確認情報として、「氏名・生年月日・登録している電話番号・メールアドレス」を入力する必要があります。
イオンカードの基本情報については以下の記事で解説しています。興味のある方はぜひご覧ください。
家族カードだけを解約する方法
イオンカードは解約せずに、家族カードだけを解約したいという人もいると思います。
ほとんどのイオンカードはインターネット経由で解約申し込みをおこなうことが可能です。
しかし、イオンカードセレクト、イオンセプコカード、新潟県生協カードは、対応するコールセンター経由で解約する必要があります。
インターネットから解約できる家族カードを解約する方法
本カードの解約方法と同じく、暮らしのマネーサイトからクレジットカード退会の申し込みをおこなうことで解約できます。
家族カード解約時の注意点は、家族カードを使用している人の情報を入力する必要があるという点です。
もし本カードの情報を入力してしまった場合、家族カードではなく本カードが解約されてしまいます。
イオンカードセレクト、イオンセプコカード、新潟県生協カードの家族カードを解約する方法
イオンカードセレクト、イオンセプコカード、新潟県生協カードに関しては、インターネット経由で解約することができず、コールセンターに電話で解約申し込みをする必要があります。
イオンカードセレクトの家族カードを解約するときは、イオン銀行コールセンターに電話をしましょう。
イオンセプコカード、新潟県生協カードの家族カードに関しては、イオンカードコールセンターに電話をする必要があります。
ETCカードだけを解約する方法
ETCカードだけを解約したい場合は、イオンカードコールセンターに連絡すればOKです。
またインターネット経由で新幹線の予約ができる、エクスプレス予約サービスも同じ方法で解約することができます。
イオンスクエアメンバーを退会する方法
イオンスクエアメンバーは、イオンカードを契約している人だけが使える各種サービスを提供しているポータルサイトです。
イオンカードの利用・請求情報の確認、預金の残高確認(イオン銀行の口座登録が必要)、ときめきポイントやWAON残高の照会などができる、非常に便利なサービスです。
イオンカードを解約しても、イオンスクエアメンバーは自動退会とはなりません。不要な人は忘れずに退会しておきましょう。
イオンスクエアメンバーを退会するには、MyPageにログイン後、「登録情報の変更」内にある「ID退会」から申し込みをします。
またイオンカードは継続したまま、イオンスクエアメンバーを解約することも可能です。その場合、これまでに貯めたときめきポイントやWAON残高が失効することはありません。
イオンカード解約に関する豆知識
イオンカードを解約する際に、知っておくと便利な豆知識を紹介しましょう。
- キャッシング利用中でも解約は可能
- 国際ブランドやカードデザインは基本的に変更できない
- イオンカードを切り替えたらカード番号が変わるケースがある
詳しく説明します。
キャッシング利用中でも解約は可能
キャッシングを利用して借入残高を返済している最中でも、イオンカードを解約することは可能です。
そこで気になってくるのは、残っている借入金額の返済方法ではないでしょうか。
イオンカードでは一括返済が求められることはなく、引き続き口座引き落としが続きます。
これはイオンカードを発行している、イオンフィナンシャルサービス株式会社に直接確認した情報です。
クレジットカードの中には、解約時に一括請求となるものもあるので、非常に嬉しい対応と言えます。
解約前に利用残高をコールセンターで確認するのが無難
利用中の借入残高の一括返済が求められないとしても、現時点での利用残高や完済までの期間は正確に把握しておくことをおすすめします。
自分では理解しているつもりでも、意外とキャッシングの利用状況を勘違いしていることは多いです。
完済までの期間や毎月の返済額を勘違いしていると、口座にお金を入れ忘れるかもしれません。
返済に遅れると、信用情報に傷が付く可能性がありますので注意が必要です。解約前に、現在の借入状況をコールセンターに確認することをおすすめします。
国際ブランドやカードデザインは基本的に変更できない
一部のイオンカードを除き、VISAやMastercard、JCBといった国際ブランドの変更はおこなうことができません。
また通常のイオンカードから、ミニオンズやディズニーといったキャラクターデザインのイオンカードへの切替はできません。その逆も同じく不可能です。
国際ブランドを変更できるイオンカード
国際ブランドを変更できるイオンカードは、イオンカードとイオンカードセレクトのみとなります。
イオンカードとイオンカードセレクトは相互に切り替え可能です。
また、イオンゴールドカードやG.Gマーク付きイオンカード(50歳以上限定)、イオンカードSuicaへの切り替えも可能となっています。
これまで貯めたときめきポイントとWAON残高は引き継がれますが、切り替え先のイオンカードがWAON機能を持っていない場合、WAON残高は0になります。
国際ブランドの切り替えに伴い、カード番号も変更になりますので、携帯電話料金や高熱水道費のような定期的に発生する支払いにイオンカードを使用している場合は注意が必要です。
また本カードの国際ブランドを変更した場合、家族カードの国際ブランドも変更になります。
国際ブランドを変更できないイオンカード
以下のイオンカードは国際ブランドを変更することができません。
- イオンカードセレクト(ディズニーデザイン)
- イオンカード(WAON一体型/ディズニーデザイン)
- イオンカード(G.Gマーク付/ディズニーデザイン)
- TGC CARD
- イオンカード(ミニオンズ)
これらのイオンカードは、選択できる国際ブランドが固定されているからです。
またデザインを変更することもできませんので、国際ブランドやデザインの変更を希望する場合は、解約後に新規申し込みをおこなう必要があります。
しかし、解約後にもう一度審査を通過できるかはわかりませんので注意が必要です。
イオンカードを切り替えたらカード番号が変わるケースがある
イオンカードを切り替えた場合、国際ブランドが同じでもカード番号が変わるケースもあります。
VISAのイオンカードは、ゴールドに切り替えた場合、カード番号が変わります。公共料金の支払いにイオンカードを使用している場合は注意が必要です。
イオンカードを解約するデメリットと注意事項
イオンカードを解約するにあたり、知っておくべき注意点と解約した場合のデメリットについて説明します。デメリットを知らずに解約してしまった場合、思いもよらない損をしてしまうかもしれません。
以下はその4つのデメリットです。
- 解約してもリボ払いや分割払いの残高は引き落としが続く
- 解約したらときめきポイントはなくなる
- 解約したらWAON残高もなくなる
- イオンカードに紐づくその他のサービスも利用できなくなる
詳しく説明します。
解約してもリボ払いや分割払いの残高は引き落としが続く
イオンカードでリボ払いや分割払いをおこなっていた場合、解約しても残高の引き落としが続きます。
未払い分が残っていることを忘れていると、「知らないうちにお金が引き落とされている」ように感じるかもしれません。
解約前に残額の支払いを済ませておくようにしましょう。
解約したらときめきポイントはなくなる
イオンカードを解約すると、今まで貯めたときめきポイントは全てなくなります。必ずときめきポイントを使い切ってから解約するようにしましょう。
効率よくときめきポイントを使い切るなら、WAONやdポイント、JALマイルへの移行がおすすめです。手数料に250ポイントかかりますが、使い勝手のいいJCBギフトカードと交換するのもいいでしょう。
解約したらWAON残高もなくなる
イオンカード(WAON一体型)を解約した場合、WAON残高もなくなります。
イオンカード(WAON一体型)を解約する場合、ときめきポイントの移行先に、WAONをおすすめしなかったのはこのためです。必ずWAON残高を使い切ってから解約するようにしましょう。
WAONを使えるお店はいくつかありますが、一気に使い切るなら、ビックカメラをはじめとする家電量販店をおすすめします。
今すぐ欲しいものがないという場合はWAONカードを新しく作成し、イオンに設置されているWAONステーションでWAONを移行してから解約するようにしましょう。
イオンカードに紐づくその他のサービスも使用できなくなる
イオンカードを解約すると、イオンカードに紐づいている各種サービスも使えなくなります。
使えなくなるのは以下のサービスです。
- 家族カード
- ETCカード
- エクスプレス予約
- イオンiD(おサイフケータイ)
日常生活に直結するサービスが多いです。急に使えなくなると困るサービスがあるなら、事前に代替えサービスに移行しておきましょう。
解約しても再申し込みは可能
イオンカードを解約してしまっても、再入会することは可能です。暮らしのマネーサイトや店頭、郵送で申し込みをすることができます。
しかし、イオンカードに再入会するには、もう1度審査を通過する必要があります。
残念ながら、「以前入会していた人だから今回は審査なし」ということにはなりません。
審査基準は公表されていませんが、以前入会していた際の利用状況が悪いと判断された場合は、再入会を断られる可能性もあります。
要注意!再入会しても入会特典はもらえない
無事審査を通過して、イオンカードに再入会できたとしても、入会特典をもう1度もらうことはできません。
入会特典は、基本的に新規入会の時だけもらえるものがほとんどです。
クレジットカードの種類によっては、一定期間経過後に再入会すると、何度でも入会特典がもらえるカードもあります。
ですが、短期間のうちに解約と再入会を繰り返していると、カード発行会社から「この人は入会特典目当てだな」と判断されてしまうことでしょう。
もしカードが発行されても入会特典はもらえませんし、再入会自体できない可能性の方が高いです。
イオンカードの場合、通常のイオンカードを解約後、イオンカードセレクトに再入会したら特典がもらえたという話もあります。しかしこれは、ただ運が良かっただけの可能性もあります。
「再入会では基本的に入会特典はもらえないし、もしもらえたら運が良かった」程度に考えておきましょう。
イオンカードを解約する方法まとめ
イオンカードは年会費無料でさまざまなサービスを受けられる、非常にメリットの多いクレジットカードです。
本当にイオンカードが必要ないのか、よく考えてから解約を申し込むことをおすすめします。
以下はイオンカードの代表的なメリットです。
- 家族カードは3枚まで無料で発行可能
- 毎月20日と30日はイオン系列店のお買い物が5%割引
- イオンシネマが割引料金で鑑賞可能
- Expedia経由でホテルの予約をすれば8%引き
- お財布携帯やApple Payに対応している
年会費無料のクレジットカードとは思えないほどサービスが充実しています。
解約する理由が、「イオンカードのクレジットカード機能を使用しなくなった」というだけなら、いざというときにクレジットカード払いもできるWAONカードとして持ち続けるのも1つの選択です。
どうしても解約する場合は、ときめきポイントやWAON残高を必ず使い切り、余計な損をしないように気をつけましょう。
学生時代には月間1,000万PV規模のWebメディアでインターンを経験。 SI系のベンチャー企業での勤務を経て、2017年に株式会社サイバーエージェント入社ののち株式会社CyberSS(現:CyberOwl)に異動。 クレジットカードはアメリカン・エキスプレス・カード(グリーン)とJAL Global WALLET、キャッシュレスではLINE Payを愛用中。 釣りが趣味で船、陸問わず釣りに行く。どこかにマイルを使って南の島に釣りに行くのが目標。