親和銀行カードローンのメリット・デメリット、審査から返済方法まで徹底解説! PR

親和銀行カードローンのメリット・デメリット、審査から返済方法まで徹底解説!

親和銀行は、九州の長崎県佐世保市に本店をおく地方銀行で、福岡銀行を中心とする福岡フィナンシャルグループの支援を受けています。

そのため、親和銀行は、さまざまな商品で福岡銀行のものを使っており、カードローンもほぼ福岡銀行のカードローンと同じ商品です。

本記事では、親和銀行が発行するカードローンの商品概要、申込み手順、審査方法、借入と返済方法などについて詳しくご紹介します。

親和銀行カードローンはどんなカードローン?

親和銀行のカードローンは、「親和銀行カードローン」という商品一本です。

ほかに、同行の住宅ローンを利用されている方向けの「親和銀行 THE FIRST 」という商品がありますが、あくまでも同行の優良顧客向けのカードローン商品であり、通常のカードローンは「親和銀行カードローン」のみです。

親和銀行は、福岡銀行を中心とする福岡フィナンシャルグループの支援を受けています。

そのために、親和銀行は、さまざまな商品で福岡銀行のものを使っており、カードローンもほぼ福岡銀行のカードローンと同じ商品です。

親和銀行のカードローンの案内ページはほぼ福岡銀行と同じであり、商品概要説明書も同じです。

親和銀行カードローンの商品概要

信和銀行カードローンの商品概要は福岡銀行と同じで、商品説明書によると以下のようになっています。

商品概要
  • 申込資格:20歳以上69歳以下で収入がある方、居住地又は勤務先が九州・山口県の方或いは親和銀行の普通預金口座を持っている方
  • 融資限度額:10万円~1,000万円
  • 融資金利:3.00%~14.50%
  • 保証会社:SMBCコンシューマーファイナンス(株)
  • 契約期間:1年(自動更新)
  • 融資方式:専用ローンカードでATMより借入

申込み資格について

親和銀行カードローンは、収入がある方であれば、パート、アルバイトのような非正社員の方でも申し込みは可能であり、収入も前月の収入があれば申込みはできます。

ただし申込みはできても、審査がありますので通るとは限りません。

申し込める方の条件は、九州か山口県に居住しているか、勤務先がある方の他に、親和銀行の普通預金口座のある方になっています。

親和銀行の口座開設は、スマホのアプリで全国どこからでもできるようになっており、エリアに関係なく申込むことができるのです。

融資限度額について

親和銀行カードローンの融資限度額は、1,000万円までとなっています。

銀行系カードローンとしては、かなり大きく、地方銀行の平均的な融資限度額500万円の2倍です。

社会属性が比較的高い方や、おまとめローンを考えている場合には望ましい商品と言えます。

親和銀行の利用者やエリアを考えると過大な融資限度額といえますが、申込み窓口を全国に広げ、より多くの申込みを集めるための武器になっています。

融資金利の詳細

親和銀行カードローンの融資金利は、融資限度額に応じて下がっていきます。

上限金利の14.5%、下限金利の3.0%ともに銀行系カードローンとしては平均的です。

融資限度額ごとの融資金利は、下表のようになっています。

融資限度額 金利
10万円~100万円 14.50%
100万円超~200万円 12.00%
200万円超~300万円 10.00%
300万円超~400万円 8.00%
400万円超~500万円 7.00%
500万円超~600万円 6.00%
600万円超~700万円 5.00%
700万円超~800万円 4.00%
800万円超~1,000万円 3.00%

親和銀行カードローンのメリットとデメリットを紹介

ここまで、親和銀行カードローンの基本的な商品概要についてご紹介しましたが、親和銀行カードローンは利用者にとってどのような魅力や注意するべき点があるのか、気になりますよね。

そこで、ここでは親和銀行カードローンのメリットとデメリットを、具体的にご紹介します。

親和銀行カードローンのメリット

親和銀行は、エリアを九州全域、山口県と支店エリアよりも広く設定しているだけでなく、同行の口座を持っていれば、全国どこからでも申込むことができます。

その口座もアプリで簡単に全国どこからでも開設できますので、実質的にはエリアという制限はありません。

しかも九州と山口県に住んでいるか、勤務先があれば、口座がなくても申込むことができます。

この申込み間口の広さは、親和銀行のカードローンを申込む方にとっては大きなメリットです。

また、融資限度額が1,000万円となっており、下表のようにメガバンクよりも大きな限度額になっています。

実際にそれだけのニーズがあるかは別にして、社会属性の高い方やおまとめローンとして考えている方には大きな申込みメリットといえるでしょう。

金融機関 融資限度額 金利(年) 保証会社
三井住友銀行 800万円 1.5%〜14.5% SMBCコンシューマーファイナンス
みずほ銀行 800万円 2.0%〜14.0% オリエントコーポレーション
三菱UFJ銀行 500万円 1.8%〜14.6% アコム(株)
親和銀行 1,000万円 3.0%〜14.5% SMBCコンシューマーファイナンス(株)

親和銀行カードローンのデメリット

親和銀行カードローンは、銀行系カードローンとしては融資限度額が高くなっています。

しかも、インターネットで手軽に申込めます。

しかし、このように簡単に借入ができるということは、自己管理がきちんとできない方の場合には、知らない間に過大な借入になってしまう可能性があります。

その場合には、返済金額も大きくなり、家計への負担も大きくなってしまうのです。

したがって、親和銀行のカードローンのデメリットとしては、借りやすく、融資限度額が大きいために、知らない間に借入残高が膨らんでしまう可能性がある点です。

親和銀行カードローンの申込みとその手順

親和銀行カードローンの申込みは、スマホやパソコンでインターネットからWEB上でできます。

同行での口座の有無に関係なく、完全にWEB上で申込みから契約手続き、必要書類のアップロードまでできるようになっているのです。

インターネットによる申込み

親和銀行カードローンは、インターネット上でもよく宣伝しており、スマホやパソコンで申込みができます。

同行のキャッシュカードがある場合には、来店することなく、WEB上で完結させることができるのです。

スマホであれば、場所、時間を気にすることなく申込めます。

また、WEB上には、基本4項目の入力をすれば、借入が可能かどうかがわかる診断機能があり、事前にある程度の審査の目安をもって申込むことができるので、安心です。

ただし、口座のない方の場合には、申込みはWEB上でできますが、契約手続きは郵送でおこなう必要があります。

本人確認などの必要書類も契約書と一緒に郵送で送ります。

審査結果後の契約手続き

親和銀行のホームページ上で必要項目を入力して申込めば、審査が始まります。

審査結果が出ると、あらかじめ登録した電話番号か、郵送で結果連絡がきます。

審査に通りますと、次は契約手続きです。

契約手続きは、親和銀行のキャッシュカードのある方は、契約も必要書類のアップロードもWEB上で完結できます。

いずれにしても、契約が完了すれば、あとはカードが作成されて、簡易書留で郵送されます。

従って、契約が終わってからカードが手元に来るまでは、数日から1週間程度はかかります。

申込みに際しての必要書類

親和銀行カードローンの必要書類は、本人確認書類が必須です。

本人確認書類は、原則として運転免許証かパスポートになります。

また、希望融資限度額が50万円を越えている場合には、収入証明書が必要です。

収入証明書
  • 給与所得者の方→勤務先で発行された源泉徴収票又は給与明細、所得証明書
  • 自営の方→確定申告書控えか納税証明書

親和銀行カードローンの審査は?

親和銀行カードローンの審査がどのようにおこなわれるのか、詳しくご説明します。

親和銀行カードローンの審査期間

親和銀行カードローンの申込みから審査結果が出るまでは、通常1~5日程度です。

ただ、契約後手続きに時間がかかるため、申込みからカードが届くまでは最短でも1週間は必要です。

特に口座もキャッシュカードもない方は、郵送の手続きになるため10日以上かかります。

なお、初回申込み時には、振込みキャッシングで指定の口座にお金を振込んでもらえるサービスもあります。

急ぐ場合には、金利は3%ほど高くなりますが、大手消費者金融系カードローンを申込んだほうが早くカードを手にできます。

自動契約機であれば、1時間もすればカード発行までできるのです。

審査通過率も高くなっています。

銀行系カードローンには審査ノウハウがない

日本の銀行は、これまで企業に対する融資を中心におこない、しかも担保融資に限られていました。

個人向けの無担保無保証人の融資はおこなっていません。

そのため、銀行には無担保無保証人のカードローン融資の審査ノウハウが無いのです。

銀行系カードローンは保証会社の保証が不可欠

銀行は、銀行法によって縛られています。

預金として集めた資金は、リスクの高い運用に回すことを制限されているのです。

そのため、銀行系カードローンは、銀行の独自審査とは別に保証会社の保証が必要です。

銀行独自審査と保証会社審査の二重審査をおこなうため、銀行系カードローンは、審査が厳しく、時間もかかります。

親和銀行カードローンの審査内容

個々の銀行では、それぞれに違う審査項目とそれに対する基準を持っています。

基準が緩いか厳しいかは別にして、一般的に銀行自身がおこなう審査としては、次のようなものがあります。

ただし、それぞれの項目に対する審査基準は、各銀行の事情によって変わるため、どこが重視されるのかについては知ることはできません。

銀行がおこなう審査
  • 申込み時に入力された社会属性が基準に達しているか(融資対象かの確認も)
  • 収入金額が銀行の最低基準に達しているか
  • 勤務先規模や勤続年数、雇用形態(正社員か非正社員か)などが基準に達しているか
  • 居住内容(持ち家か、賃貸かの区分と居住年数など)が基準に達しているか

親和銀行の審査基準は低い可能性がある

親和銀行の審査においても、利用顧客を広げるためにそれぞれの項目に対する独自の基準を低く設定している可能性があります。

パートやアルバイトでも、収入基準が低ければ、収入が少なくても審査に通る可能性があるのです。

その他にも、同時並行して審査がおこなわれるものとしては以下があります。

並行しておこなわれる審査
  • 勤務先への在籍確認調査
  • 信用情報機関の信用情報の確認調査

親和銀行カードローンの信用情報審査は厳しい

カードローンは、さまざまな金融機関から発行されますが、その審査で一番に重視されるのは信用情報審査です。

信用情報審査は、他社の借入金残高と、その借入に延滞がないかを調査します。

指定信用情報機関の個人信用情報による確認です。

そのため、親和銀行カードローンの審査でも、申込者の個人信用情報は必ず確認します。

銀行カードローン審査は信用情報審査が一番厳しい

通常、銀行の信用情報の審査は、他の業界に比べると厳しくなっています。

それは、次の2つの理由があります。

銀行の信用情報審査が厳しい理由
  • 個人情報を取る信用情報機関の範囲が広い
  • 延滞に対する判断基準が他業態に比べて厳しい

業界ごとの信用情報機関と銀行審査の厳しい理由

個人借入情報を持っている信用情報機関は、業界ごとに存在します。

信用情報機関
  • 銀行業界のKSC(全国銀行信用情報センター)
  • クレジットカード業界の(CERDIT INFORMAITION CENTER)
  • 消費者金融業界のJICC(日本信用情報機構)

消費者金融会社やクレジットカード会社はKSCの情報は取れませんが、銀行は3つのすべての信用情報機関に加盟し、情報を取ることができます。

そのため、銀行は他の金融機関に比べて、より広く信用情報を集めることができるのです。

集めた信用情報の中に延滞があれば、審査に通りません。

したがって金融機関の中では、一番審査は厳しいといえます。

親和銀行カードローンも信用情報審査は厳しい

親和銀行カードローン審査においても、信用情報はすべての情報を取ることができます。

各信用情報機関の信用情報で延滞が見つかれば、審査に落ちるのです。

また、同じ信用情報で、収入に比して過大な借入が見つかった場合にも、審査には通りません。

親和銀行カードローンには在籍確認がある

親和銀行カードローン審査では、他の金融機関と同じように、在籍確認がおこなわれます。

カードローン審査における勤務先は、申込みをした人の安定した収入を保証してくれる大切な要素になっています。

融資を受けて継続して返済を続けることができるかを判断する上でとても重要な情報になるのです。

親和銀行の審査担当者は、申込み時に入力された勤務先に勤務しているかどうかを確認するために、会社に電話します。

カードローンを申込む方は、会社に電話されると、上司や同僚に申込んだことを知られてしまうのではないかと不安になります。

でも心配はいりません。

在籍確認時の電話は、担当者が、個人名で、友達や商品案内などを装って、申込みをしていることがわからないように確認します。

そのため、勤務先の上司や同僚にはわからないようになっています。

親和銀行カードローンの保証審査

親和銀行カードローンの保証会社は、SMBCコンシューマーファイナンス(株)です。

大手消費者金融会社のプロミスが保証審査をおこないます。

保証会社に大手消費者金融会社がなっている場合には、高度な統計技術を駆使したスコアリングシステムで機械審査を行うため、迅速かつ、通過率の高い保証審査がおこなわれます。

親和銀行カードローンの借り入れ方法

親和銀行カードローンの借入は、送られてくるローンカードで同行のATMか、提携先のATMから借ります。

非常に簡単に借りることができます。

ATMによる借入

ATMでの借入は、ATMにカードを差し込むと、画面にメニューが示されます。

あとは、画面の指示に従って操作していくと、お金が出てきます。

コンビニの提携ATMは24時間利用可能です。

ただし、提携先ATMを利用する場合には、時間帯によって各提携銀行並びに提携先によって利用手数料がかかります。

親和銀行自身のATMでも、平日時間外と休日の場合には、出金(借入)に限り、110円の利用手数料がかかります。

親和銀行カードローンの提携ATMはどこ?

親和銀行カードローンでお金を引き出せるATMは、自行ATMと、提携銀行とコンビニに設置している提携ATMです。

すべて借入・返済とも利用可能です。

提携先とATM設置場所は次のようになっています。

提携先 ATM設置場所
ゆうちょ銀行 郵便局
福岡銀行 福岡銀行内
熊本銀行 熊本銀行内
セブン銀行 セブンイレブン
ローソン銀行 ローソン
イーネット ファミリーマート、その他中堅コンビニ

親和銀行カードローンの返済方法

親和銀行カードローンの返済方法としては、2つの方法があり、申込み時に選択をします。

返済方法
  • 口座引き落とし型:親和銀行の所有口座から毎月自動引き落とし
  • 直接入金型:カードによるATM入金か、振込み

どちらもATMによる随時返済が可能になっています。

なお、同行のキャッシュカードのない方は、直接入金型に限られます。

どちらの方法も返済額は、前月の返済後借入残高にスライドして定期返済額が決まります。

定期入金日に決まった返済額を返済します。

残高ごとの定期返済額は次の通りです。

借入残高 返済額 借入残高 返済額
2,000円未満 (※) 200万円超300万円以下 40,000円
2,000円以上~10万円以下 2,000円 300万円超400万円以下 50,000円
10万円超20万円以下 4,000円 400万円超500万円以下 60,000円
20万円超30万円以下 6,000円 500万円超600万円以下 70,000円
30万円超40万円以下 8,000円 600万円超700万円以下 80,000円
40万円超50万円以下 10,000円 700万円超800万円以下 90,000円
50万円超100万円以下 20,000円 800万円超900万円以下 100,000円
100万円超200万円以下 30,000円 900万円超 110,000円
(※)2,000円未満の場合は、口座引き落としでは残金額、直接入金では1,000円

定期返済日について

口座引き落とし型と直接入金型の毎月の返済日は違ってきます。

それぞれの返済日は以下のようになっています。

返済日
  • 口座引き落とし型:1日から26日の間で、利用者が選択
  • 直接入金型:毎月14日

ATMによる随時返済も可能だが、元金入金のみ

親和銀行カードローンの返済は、毎月の定期返済以外でも、同行のATMや提携ATMでの随時返済が可能です。

ただし、随時繰上げ返済をした場合でも、毎月定期返済はそのまま引き落としがおこなわれますし、ATMでの定額入金や振込入金も必要ですので、注意してください。

親和銀行カードローンのまとめ

親和銀行が発行するカードローンの商品概要、申込み手順、審査方法、借入と返済方法などについて詳しくご紹介しました。

親和銀行のカードローン商品は、福岡銀行のカードローンとほぼ同じ内容になっていますが、審査などは銀行の利益状況の違いによって違ってきます。

カードローンの借入残高が大きくなると、その分返済額は大きくなり、生活も苦しくなってしまいます。

普段から借入残高などに注意して、使い過ぎないようにしてください。

長く1部上場の消費者金融で経営企画課長をして、カードローン事業にかかわってきました。経営計画の担当が中心でしたが、カードローンのスコアリングシステムなどを担当するリスク管理や審査、回収などをおこなう集中センターの構築にも携わった経験があり、比較的カードローンに関しては詳しいと自負しております。また、子会社のクレジットカード会社に行っていたことがあり、カード事業の方面もいろいろ情報を提供できるかと思います。宜しくお願い致します。

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