カードローンを解約する時のポイントを解説!完済したらすぐ解約したほうが良い?

カードローンを解約する時のポイントを解説!完済したらすぐ解約したほうが良い?

カードローンを利用していると、実際に融資を受けていなかったとしても、住宅ローンなどの審査に影響を与えることがあるといわれています。

そのため、住宅ローンなど、ほかのローンを利用するタイミングで、カードローンの解約を考えている方は多く見られます。

しかし、カードローンを解約する際には、いくつか注意するべきポイントがあることをご存じでしょうか?

また、解約についての知識が無いという方も多いと思われます。

今回は、「カードローンを解約するなら注意しておきたい5つのポイント」をご紹介します

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解約時の注意点①未払い残高は全て払って完済状態にする

基本的に、カードローンを解約する場合に未払い残高があると、解約をすることはできません。

そのため、もし未払い残高がある状態で解約手続きをすると、以下のようなことになります。

解約前に未払い残高を一括で請求される

未払い残高がある場合に解約手続きをおこなうと、未払い残高を一括請求されてしまいます。

もし、未払い残高が多い場合には、返済に応じられない可能性が出てくるため、結局解約ができずに時間を無駄にしてしまうことにもなりかねません。そのため、カードローン解約前には未払い残高をしっかり完済しておきましょう。

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解約時の注意点②カードローンを一定期間利用できない可能性がある

金融機関にもよりますが、一度カードローンを解約すると、カードローンを一定期間利用できなくなる可能性があります。

例えば、返済遅れがあった場合、その情報は信用情報として一定期間記録に残ります。

そうなるとカードローンの審査が厳しくなる可能性があるため、その記録が残っている一定期間中はカードローンが利用できなくなる可能性があります。

解約時の注意点③複数のカードを解約する時には、一度に全てのカードを解約しない

カードローンを解約した情報は信用情報に記録されます。そのため、複数のカードを同時期に解約していると、金融機関から「経済的に何か問題があったのでは」と疑われてしまう可能性があります。

そうなると、ほかのローンの審査にも悪影響が出てくるでしょう。したがって、複数のカードローンを解約する時には、間隔をあけてひとつひとつ解約をすることが重要なポイントになります。

住宅ローンなど、特にほかのローンを利用するためにカードローンを解約する方は、計画的に解約することを心がけましょう。

解約時の注意点④契約後すぐの解約は信用情報に悪影響を及ぼす恐れがある

カードローンの契約後、すぐに解約手続きをおこなうと、その金融機関に悪い印象を与えてしまう恐れがあります。

そうなると、その金融機関のほかのローンを利用できなくなる恐れがあるでしょう。

考えられる理由としては、カードローンを契約後に即解約といった人の中には、カードローン会社がおこなっているキャンペーンだけのために、契約を繰り返す人が存在しているからと考えられます。

そのような人は当然、カードローン会社からは悪質と見られており、警戒されてしまいます。

そのため、キャンペーン目的ではない場合でも、契約後に即解約するとカードローン会社に悪い印象を与えてしまうことになります。

信用情報によって他社のカードローン審査にも影響する可能性あり

信用情報は、信用情報機関に加盟している金融機関で共有されています。もちろん契約情報も信用情報の一つとなっているため、契約後すぐに解約をしたことは、ほかの金融機関にも知られてしまいます。

そのため、他のカードローン会社にも悪い印象を与えてしまい、審査が不利になる可能性もあります。

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解約時の注意点【番外編】クレジットカードの解約は全ての付帯サービスが利用できなくなる

クレジットカードのキャッシング機能を利用している方も多く見られますが、そのようなクレジットカードを解約すると、付帯していた全てのサービスが利用できなくなります。

クレジット機能はもちろん、ポイントやETC機能、家族カードなども利用できなくなるため、これらの付帯サービスがなくなっても問題が生じないかどうか、慎重に判断することが大切です。

また、公共料金などの支払いをカードで済ませている場合には、解約前に支払い方法を変更しておく必要があります。

カードローンの中でも、特にクレジットカードの解約を考えている方は、事前にクレジット枠や付帯サービスの利用状況を確認しておくようにしましょう。

カードローンを解約するメリット

解約するメリット①他のローン審査への影響がなくなる

カードローンを解約すると、他のローン審査を受ける際、カードローンが審査に影響を与える事はなくなります。

中には、「契約していても、利用残高がなければ大丈夫だろう」と考える方もいると思われますが、そういう方は要注意です。

利用限度額はすべて借金と取られる場合がある

カードローンには利用限度額が設けられていますが、他社から見た場合、この利用限度額は全て借金と取られることがあります。

なぜなら、カードローンは契約している限り、いつでも利用限度額いっぱいに借り入れができるからです。

そのため、他社から見ればすでに借金をしていると取られてしまい、審査に悪影響を及ぼす可能性があります。

解約するメリット②使いすぎを防止できる

カードローンには、限度額内であれば何度でも借り入れできる便利さがあります。そのため、これまでなら節約意識が働くような場合でも、カードローンを利用しているとその意識が薄れていく方も少なからずいます。

そのため、本来の目的とは違った利用に走ってしまい、なかなか完済までたどり着けない方は多いようです。

そのような場合、思い切ってカードローンを解約しましょう。カードローンを解約すると、強制的に借りたくても借りられない状況を作れるため、自然と使いすぎを防ぐことができます。

専門家からのコメント

飯田道子
飯田 道子

カードローンを解約する最大のメリットは、お金の管理がしやすくなるということがあげられます。

私たちは、カードローンのほかに、キャッシュカードやクレジットカード、ポイントカードなど、実に多くのカードを所有しています。

これらは、形は違えども、すべてお金やお金に直結するものばかり。それらの数が多いほど、管理は複雑になり、貯めにくい悪習が身についてしまうことがあるからです。

また、無くしてしまい、思わぬトラブルに巻き込まれるリスクも減らすことができるようになります。

カードローンを解約するデメリット

解約するデメリット①次に利用する時には再度審査を受ける必要がある

一度カードローンを解約すると、例え同じカードローン会社に申し込みしたとしても、次回利用時には再度審査を受ける必要があります。そのため、前回と同じ契約内容になるとは限りません

例えば、前回契約時よりも「信用情報」や「属性」の評価が悪くなっている場合には、利用限度額や適用金利などの条件が悪くなる可能性が出てきます。

最悪の場合、「前回は審査に通ったのに、今回は審査に落ちてしまった」なんてことになる可能性もあります。

解約するデメリット②急な出費があった場合すぐに対応できなくなる

カードローンを解約すると、冠婚葬祭や突然の病気・事故などがあった場合にすぐに対応することができなくなる可能性があります。

もちろん普段からの貯金でまかなえる場合もありますが、金額が大きかったり、時期が重なったりすると貯金だけではまかなえなくなることもあるでしょう。

また、再度申し込みするにしても、時間が無い中で申し込みをしなければなりませんし、前述したように審査に通るかどうかも分かりません。

幸い、カードローンは契約継続にかかる費用などは一切発生しないため、それらの事態に備えることに向いています。

専門家からのコメント

飯田道子
飯田 道子

最大のデメリットになってしまうのは、作りたいときに作れなくなってしまうことがあるからです。

そのポイントとなるのが再審査です。今は、働き方に多様性があり、会社員から独立して開業した、出向したことで年収が下がってしまったということが考えられます。

前回の審査では、そのときの属性を判断して審査をしましたが、再申込するときには、現状の属性を基におこなわれます。

特に、会社員からフリーランスや独立開業している場合などは、審査は厳しめになってしまうことになり、本当に必要なときに、カードを作れないという事態になりかねません。

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カードローンの解約方法

カードローンを完済する

カードローンを解約するには、まず未払い残高をゼロにする必要があります。

残高の確認方法は各カードローン会社によって異なりますが、多くは「会員専用ページ」または「コールセンターへの電話」で確認できるようになっています。

返済はどこで?

残高を確認したら、以下の方法で支払います。

3つの返済方法
  • 返済口座へ振込
  • 店頭窓口で返済
  • 提携ATMで返済

返済口座への振込や、店頭窓口での返済は1,000円以下の端数も含めて返済可能ですが、提携ATMの場合には、1,000円単位でしか振込ができないため、多めに返済する必要があります。

その場合は、口座振込などによってお釣りを受け取ることになります。

解約手続き

解約手続きはカードローン会社によって異なり、完済後に「会員専用ページ」または「コールセンターへの電話」を利用して、簡単に解約手続きができる所もあれば、来店が必要になる場合もあります。

また、解約手続きには「印鑑や身分証明書」が必要になる場合もあります。

インターネットで契約できるカードローン会社の場合は、来店不要で解約することが可能となっていることが多いようです。

カードローンを解約する方法まとめ

カードローンは未払い残高があると解約ができません。そのため、未払い残高がある場合は、こちらを返済して解約する必要があります。

カードローンを解約することで、他のローン審査への影響がなくなったり、散財を防いだりといったメリットがあります。

反対にデメリットとしては、カードローンを解約すると、再度審査を受ける場合に同じ契約内容にならない可能性があったり、審査に落ちてしまうことも考えられます。

カードローンが今後不要になる場合はもちろん解約することが望ましいですが、もし借りる可能性があれば、本当に解約すべきかどうか検討しましょう。

専門家からのコメント

飯田道子
飯田 道子

カードローンを解約する場合には、借入残高の有無を確認することが必須です。

複数のカードを解約するときには信用情報で不審に思われないよう、一気に解約するのではなく、1枚ずつ解約するようにします。

カードローンを持っていれば、イザというときに役立つものの、住宅ローンを利用するときなどでは、借入額に影響が出てしまうこともあります。不要なカードを持ち続けているのは、ムダ遣いの温床になることも…。

必要なカードのみを手元に残し、お金を管理しやすいような態勢を整えておくことが大切です。

金融機関勤務を経て96年FP資格を取得し、FPとして活動をスタートしました。現在は各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などをおこなっています。海外移住にも対応しており、特にカナダや韓国への移住相談や金融・保険情報が得意としています。あわせて、海外在住の日本人のお金の相談や日本で暮らす外国人のお金の相談にも取り組みことがあり、英語の勉強は欠かせません。趣味が高じてスキーやスキューバーダイビングのインストラクターも経験しました。現在は、数秘&カラーの上級トレーナーとしての顔も持ち、そのスキルを執筆に活かしています

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2008年青山学院大学国際政治経済学部卒。在学時にファイナンシャル・プランナー(FP)の資格を取得。 2012年に株式会社サイバーエージェントに入社し、Ameba事業部にて編集に従事。 2018年8月にCyberOwlへ異動し、マネ会の編集長就任。FPの知識を活かして、クレジットカード、カードローン、キャッシュレスの記事作成に携わる。難しいことをわかりやすく伝えるがモットー。 ラグジュアリーカード<Titanium Card>とセゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードをメインに、アメックスゴールドやJCBゴールド、楽天カードなど10枚以上のクレジットカードを保有。

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