学生がゴールドカードを保有するメリットを解説!学生におすすめのカードも紹介
基本的に、ゴールドカードはステータス性が高く、安定的・継続的な収入のある社会人に対して発行されます。そのため、学生が審査に通過することは困難です。
しかし、ゴールドカードの中には学生でも保有できるといわれているカードがあります。
本記事では、学生が保有可能なおすすめのゴールドカードを紹介し、保有するメリットや注意点について徹底解説します!
学生でもゴールドカードを保有できる!
基本的にゴールドカードは「学生は対象外」と明記しているケースが多く、「安定的・継続的な収入」のある社会人を対象として発行されています。
しかし、格安ゴールドカードや若者向けゴールドカードであれば比較的審査が厳しくなく、職業選択欄に「学生」という選択肢が存在し、学生であっても保有可能な場合があります。
ゴールドカードを保有したい学生は、そのようなカードの申込みをするとよいでしょう。以下は、学生が保有できるゴールドカードの特徴です。
- 年会費が1万円以下
- 年会費が高いゴールドカードよりも付帯サービスが充実していない
年会費が1万円を超える社会人向けゴールドカードと比較すれば、学生が保有できるゴールドカードの付帯サービスは充実していません。
しかし、一般のクレジットカードと比較すると、付帯サービスは手厚い内容といえます。
セディナ ゴールドカードやオリコカード THE POINT PREMIUM GOLDは学生でも保有できるといわれています。
ゴールドカードの特典・付帯サービス
ゴールドカードは、特典や付帯サービスの内容が一般のクレジットカードよりも充実しています。保有者は高いステータスを持つ人物として、特別な待遇を受けることが可能です。
特典や付帯サービスの具体例を挙げると、以下のようになります。
- 海外旅行傷害保険
- 国内旅行傷害保険
- ショッピング保険
- ロストバゲージ保険(※)
- 航空機遅延補償
- 空港ラウンジサービス
海外旅行傷害保険は一般のクレジットカードにも付帯しているケースがありますが、ゴールドカードの場合は補償額が高いです。長期休暇を利用した海外旅行を検討している学生にとって、万が一の際の手厚い補償内容は魅力的といえるでしょう。
また、ショッピング保険も一般のクレジットカードに付帯していますが、海外利用のみが対象だったり補償額が低かったりします。ゴールドカードの場合は、国内利用も対象だったり補償額も高かったりと、補償内容が手厚いです。
ロストバゲージ保険、航空機遅延補償、空港ラウンジサービスについては、一般のクレジットカードには基本的に付帯しておらず、ゴールドカードに特有の特典・付帯サービスとなっています。
学生がゴールドカードを保有するメリット
学生時代からゴールドカードを保有することのメリットを挙げると、以下のようになります。
- ステータス性をアピールできる
- ゴールドカード会員ならではのサービスを受けられる
ゴールドカードは一般のクレジットカードよりも審査基準が厳しく、審査を通過した人しか保有できないので、ステータス性をアピールすることが可能です。
学生は夏季や冬季に長期休暇があるため、海外旅行をする機会が多くなります。ゴールドカードを保有していれば、海外で病気や怪我をした場合でも、付帯保険によって手厚い補償を受けられます。
また、飲食店を優待価格で利用できたり、空港のラウンジを利用できたりもします。
専門家からのコメント
学生はまだまだこれから社会に羽ばたく準備段階として、いろいろな知識や経験をインプットする時代です。
ですからゴールドカードを持つメリットの「ステータス」にはこだわらず、むしろ実際に「機能する金銭価値で測ることのできるサービス」を意識したうえで、保有するかどうかを決めましょう。
フィールドワークや交換留学で海外に行く可能性がある、頻繁に行き来するという人は、海外ならではの機能を享受することができるため、会費の割高観も相殺して余りあるでしょう。
学生がゴールドカードを保有する際の注意点
学生でも保有可能なゴールドカードといっても、一般のクレジットカードよりは審査基準が高いことは注意点として覚えておきましょう。
学生向けのゴールドカードであっても、なるべく審査に通過しやすくなるようにアルバイトで一定の収入を確保したり、就職の内定を獲得したりといったような対策を講じる方がよいでしょう。
携帯電話料金の支払い延滞などの金融事故を起こし、いわゆる「ブラックリスト」に登録されると、学生向けの比較的審査が厳しくないゴールドカードであっても、発行されなくなってしまうので注意が必要です。
また、ゴールドカードは、使わなくても保有しているだけで年会費がかかるので注意が必要です。
専門家からのコメント
メリットと注意点とは表裏一体。手厚いサービスが期待できるだけ、年会費が割高であること、審査が厳しいということは意識しなければなりません。
内定を獲得している、学生でも新卒社会人並みの月収を安定的に稼ぐなどの努力は継続しましょう。
これらは、カードの審査通過だけでなく、その後の社会人としてのふるまい方の前哨戦と思えばいいのです。
常に心掛けていればそれほど違和感なく自然に社会人としての「ステータス」を身にしみこませるようになるでしょう。
学生におすすめのゴールドカードを紹介
学生におすすめのゴールドカードは以下の2つです。
ゴールドカードならではのお得な特典についても紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
セディナ ゴールドカード
- 空港でゆっくりお過ごしいただくためのラウンジサービス
- ランクアップされた充実の保険サービス
- クリスマスにはセディナからプレゼントをご用意
年会費初年度 | 6,600円(税込) |
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年会費2年目〜 | 6,600円(税込) |
ポイント還元率 | 0.5 〜 1.6% |
発行スピード | 2~3週間 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
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公式サイトで詳細を確認する
セディナ ゴールドカードは、申込み対象について「高校生を除く18歳以上で電話連絡が可能な方」と明記されています。
また、職業選択欄に「学生」という選択肢も存在しており、学生であっても本会員としてゴールドカードを保有可能です。なお、公式サイトから申込みすると、初年度の年会費が無料となります。
次年度以降の年会費は、6,600円(税込)です。カード保有者は国内主要空港でラウンジサービスを利用可能となっており、国内旅行傷害保険および海外旅行傷害保険も付帯しています。
国内旅行傷害保険については、1,000万円までの補償額の保険が自動的に付帯し、旅行代金をカードで支払った場合は補償額が4,000万円追加されます。
海外旅行傷害保険については、2,000万円までの補償額の保険が自動的に付帯し、旅行代金をカードで支払った場合は補償額が8,000万円追加されて1億円になるので、夏季や冬季の長期休暇に海外に旅行しようと考えている学生とって魅力的な付帯保険といえるでしょう。
また、プレミアムクラブオフというスポーツやレジャー、リラクゼーション、ショッピング、国内宿泊、海外宿泊などのサービスを特別価格で利用できる会員様限定のサービスも特典としてあります。
オリコカード THE POINT PREMIUM GOLD
- 還元率は常に1.0%以上!100円で1オリコポイントがたまる!
- 入会後6ヵ月間は還元率が2.0%にアップ!
- 国内外の宿泊施設、飲食店等の各種施設が優待価格で利用可!
年会費初年度 | 1,986円(税込) |
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年会費2年目〜 | 1,986円(税込) |
ポイント還元率 | 1 〜 2% |
発行スピード | 最短8日程度 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
オリコカード THE POINT PREMIUM GOLDは、本会員の申込み資格が「20歳以上」で「安定した収入がある方」となっています。
「パート・アルバイト」という申込者区分が存在するため、学生であってもアルバイトで一定の収入を得ている場合は、審査に通過するかもしれません。
ただし、アルバイトをしていたとしても、収入が少ない場合は審査通過が難しいと予想されます。
親がオリコカード THE POINT PREMIUM GOLDの保有者である場合は、その子どもに対する家族カードの発行が可能なので、家族カードの発行を検討してみましょう。
オリコカード THE POINT PREMIUM GOLDの年会費は1,986円(税込)です。なお、家族カードの年会費は無料となっています。
国内旅行傷害保険および海外旅行傷害保険が付帯しているので、旅行中に病気や怪我をしても安心です。海外旅行傷害保険の補償額は、傷害または疾病の治療費用について最大200万円、死亡・後遺障害について最大2,000万円となっています。
また、「Taste of Premium」という特典が付帯し、レストランでのダイニング特典、ホテルや宿泊サイトの優待などを受けることができます。
楽天ゴールドカード
- 国内空港ラウンジが年間2回無料
- ETCカードの年会費無料
- 海外トラベルデスクのご利用が無料
年会費初年度 | 2,200円(税込) |
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年会費2年目〜 | 2,200円(税込) |
ポイント還元率 | 1〜3% |
発行スピード | 7営業日程度 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
楽天ゴールドカードは、20歳以上であれば申込みができます。独自の審査基準を設けており、利用限度額は最大200万円です。
年会費が2,200円(税込)かかりますが、楽天ETCカードの年会費が550円(税込)のところ、無料で申込みが可能です。車の免許を取得し、高速道路に乗る機会が増えてきた人にはコスパが良いカードといえます。
また、旅行へ行った際にも、国内および一部の海外空港ラウンジを年2回まで無料で利用できます。さらに、パスポートなどを紛失してしまったときにサポートしてくれるトラベルデスクへの相談も可能です。
誕生月は、楽天市場で買い物をするとポイントが最大4倍貯まります。通販の利用頻度が高い人にとっては嬉しいポイントです。
楽天カードでは得られないステータスと、楽天プレミアムカードにはないコスパを備えている点も魅力的です。
学生が保有できるゴールドカードに関するよくある質問
学生が保有できるゴールドカードに関するよくある質問にお答えします。
学生でもゴールドカードは持てる?
そういったカードは社会人向けのカードと比較して年会費も安く、学生でも持ちやすいでしょう。
学生におすすめのゴールドカードはこちらで詳しく紹介しています。
学生でもゴールドカードのインビテーションは届く?
具体的な金額を公表していないカードが多いものの、例えばエポスカードは「半年ほどで20万円~30万円利用」するとインビテーションをもらえる可能性が高いようです。
学生が保有できるゴールドカードのまとめ
ゴールドカードは、利用限度額やポイント還元率が高かったり、さまざまな特典や付帯サービスが充実していたりするため、年会費を支払ってでも保有するメリットが存在します。
学生の場合、長期休暇に海外へ旅行する機会が多くなるため、手厚い補償内容の海外傷害保険が付帯しているゴールドカードを保有すれば安心です。
ゴールドカードにはさまざまなメリットがありますが、審査基準が高いのでアルバイトで一定の収入を確保したり就職の内定を確保したりするなど、なるべく審査に通過しやすくなるような対策を講じましょう。
本記事の情報が、「ゴールドカードを保有したい」と考えている学生のお役に立つことができれば幸いです。
専門家からのコメント
かつて学生には縁のなかったゴールドカードですが、「肩書」「出身校」などではなく、「実績」で評価される時代になってきた今は、学生と社会人の垣根も実質的には低くなっています。
チャンスに恵まれれば、比較的自分の時間を自由に使うことのできる学生時代だからこそできる海外滞在経験を多く積むことは将来への糧になるでしょう。
そういった高い意識をもっていれば、学生でも海外で力強い味方になってくれるゴールドカードを保有することは有意義です。
また「収入を安定的に稼ぐこと」「返済期限を守ること」「割高な年会費を理解すること」といった基本的なルールは十分に認識している学生かどうか、審査をする側からは鋭く見抜かれていると思います。
大学卒業後、日本の生命保険会社で保険営業と保全業務に就いたのち渡米。米国でMBA(ファイナンス)を修得し帰国。外資系証券会社・投資顧問会社にてセクターアナリスト・ファンドマネジャーに従事したのち出産・育児・親の介護から独立。以降、フリーでファイナンシャルプランナーとして、資産運用(不動産投資を含)、老後資金・教育資金・住宅購入、介護、終活に関して相談業務のほか執筆、講師業を行う。三人の子育て、運用経験、介護施設選び、成年後見制度など自身の経験を交えたリアルな説明を心がけている。
株式、投資信託、ETF、REIT、FX、仮想通貨、キャッシュレス決済など、金融・マネー全般に関心を持つ。実際に投資をしており、株式やETFなどを長期保有中。PayPay、楽天ペイ、LINE Pay、メルペイ、d払いなどのQRコード決済を毎日のように利用。単にインターネット上で調べるだけではなく、実際に使って確かめるように努めている。マネ会では、主にクレジットカードやキャッシュレス決済についての記事執筆を担当。