長野銀行のNagano Big Advanceの特徴とは？料金や申込方法も紹介

「取引先を拡大したい」、「従業員の福利厚生を充実させたい」、「法律や会計の専門家に相談したい」など、企業として活動していくうえで、さまざまな問題に直面するのは当然のことです。

しかし、問題が起こる度に対応先を探しているのでは、膨大な時間と手間がかかってしまうことでしょう。

そんなとき、一元的に対応してくれるプラットフォームがあれば便利だと思いませんか？　困ったときに頼れる場所があれば、仕事の効率は飛躍的に向上します。

長野銀行が提供する「Nagano Big Advance」は、企業のさまざまなニーズに対応するプラットフォームサービスです。わずか月額3,300円(税込)で叶えるサービスの数々と、Nagano Big Advanceの使いやすさについて詳しく解説していきます。

経営支援プラットフォーム「Nagano Big Advance」とは？

長野銀行は、従来のお金を借りる＆預けるという銀行の使い方だけにとらわれないプラットフォームサービス、Nagano Big Advanceを運営しています。

Big Advanceとは、「金融サービス革命で地域を幸せに」をコンセプトに生まれた、地域企業をトータルサポートする新たなプラットフォームです。

株式会社ココペリと横浜信用金庫によって2018年4月に共同開発され、全国30金融機関以上で導入されています。長野銀行は2019年にサービスの導入に踏み出し、Nagano Big Advanceの運営を始めました。

利用対象は、法人と個人事業主。月額3,300円(税込)で、経営課題の解決や新規事業の創出につながるさまざまなサービスを利用することができます。

各サービスの具体的な魅力や活用の場面について、ひとつずつ解説していきます。

1.24時間いつでも依頼OK！ビジネスマッチングサービス

「取引先の開拓は足を使って…」という従来的な営業のかたちが、現代は変貌を遂げつつあります。

Nagano Big Advanceなら、会社に居ながらにしてインターネットで簡単に取引先の候補となる企業を検索できます。気になる企業があれば24時間いつでもマッチングを申込み、商談の依頼が可能です。

Big Advanceには500社以上のパートナー企業が参加しているので、金融機関の枠を越えた全国規模のマッチングが可能です。

マッチングを依頼したあとは、金融機関が商談までフォローしてくれます。ほかの金融機関のBig Advance事務局と連携しながら、地域を越えて事業機会を拡大できる点は、オンラインプラットフォームならではの魅力です。

2.クーポンを掲載しての集客も可能！福利厚生サービス

企業の成長には、優秀な従業員の確保は不可欠です。福利厚生を充実させ、従業員にとって魅力的な企業になることは、企業存続を左右する命題といっても過言ではないでしょう。

とはいえ、保養所を保有するなどといった大企業水準の福利厚生サービスを実現することは、中小規模の企業にとっては現実的ではありません。

しかし、Nagano Big Advanceに登録しているなら、「FUKURI」という福利厚生サービスを活用して、簡単かつ安価に従業員の満足度を向上させることができます。

「FUKURI」は、クーポン制で従業員が自由に利用したいサービスを選べるシステムです。さらに、飲食業や宿泊業を営んでいる企業なら、他社の社員が利用できるクーポンを掲載する側として「FUKURI」を利用することも可能です。

従業員アカウントは無制限に発行可能なので、「従業員1人あたり月額○円」といった福利厚生サービスのモデルとは異なり、会社規模が拡大しても費用が膨らむ懸念はありません。

ぜひ「FUKURI」を活用して、社員にとっても魅力の多い企業へと飛躍してみてはいかがでしょうか。

3.わずか15分で完成！会社ホームページ作成サービス

インターネットで情報収集するのがスタンダードになった現代。企業の顔ともいえるホームページの存在は、ビジネス機会の最大化には必要不可欠です。

しかし、ホームページ作成を専門家に依頼すると、費用だけでなく時間もかかってしまうのが実際のところ。「コストをできるだけ抑えて安価&スピーディーにサイトを作りたい」というのが、経営者の本音ではないでしょうか。

Nagano Big Advanceなら、管理画面から必要事項を記入するだけで、たった15分でホームページをオープンすることができます。

スマホ表示への最適化に対応しているため、デバイスを問わず美しい画面表示と高い操作性を実現可能です。また、検索時に上位に表示されやすいSEO対策も施されているので、会社の信頼性・認知度・集客力を高める効果も期待できます。

さらに、セキュリティ対策までNagano Big Advanceの基本料金内で実装できます。ホームページ作成にかかる費用と時間でお悩みの方は、Nagano Big Advanceを検討してみてはいかがでしょうか。

4.経営課題解決のプロ集団！士業相談サービス

契約書や決算資料を作成するとき、特許を申請するときなど、さまざまな局面で弁護士や行政書士、弁理士などの専門家のサポートが必要になります。

とはいえ、問題が起こる度に適した資格を持つ専門家を探すのでは、手間がかかるうえ、探したところで期待しているような結果を得られるとも限りません。

そこで活用したいのが、Nagano Big Advanceの士業相談サービスです。

Nagano Big Advanceは、オンライン士業相談サービス「SHARES」と連携しており、待機している1,500名以上の専門家に経営課題を相談することができます。

年間2,000件以上の経営課題に対応している経営課題解決のプロ集団に、オンラインでいつでも相談を依頼することができます。

依頼してから最短30分で具体的な見積もりが提示されるので、緊急のときにも心強いサービスとなるでしょう。

5.大手有名企業とネットワークをつなぐ！オープンイノベーション企画

現代は、ネットワークの力で物理的な隔たりが解消される時代です。

高度情報化が進むなか、ビジネスを発展させる方法として注目を集めている方法論がオープンイノベーションです。オープンイノベーションとは、自社以外の会社・組織とつながり、技術や知識を組み合わせて革新を創出することを指します。

Big Advanceでは、500社以上の大手企業がパートナー企業として参加しており、登録企業とパートナー企業の連携が推進されています。オープンイノベーションの企画に応募することで、大手企業と新技術・新事業の創出につながるようなネットワークを構築することが可能です。

面談設定はNagano Big Advanceの運営事務局が担当するので、自ら打診するよりも高い確率で提案の機会を得ることができます。大手企業のリソースを活用してアイディアを実現したい経営者にとっては、実に魅力的なサービスとなるでしょう。

6.メールより気軽・電話より便利！チャットサービス

Nagano Big Advanceは、金融機関と利用者をつなぐコミュニケーションプラットフォームとしての役割も果たしています。

LINEなどのメッセージングサービスのような気軽さで、チャットを通じてすぐに金融機関の担当者と連絡を取り、気になることや分からないことを相談することができます。

もちろん、Nagano Big Advanceのサービスに関する相談だけでなく、融資相談にも対応しています。チャットで気軽に銀行とコンタクトを取りたい方にも、Nagano Big Advanceは利用価値大といえるのです。

使いやすさにこだわるNagano Big Advanceの料金や申込方法を紹介！

魅力的なサービスが豊富にあるNagano Big Advanceですが、使いづらいのでは、せっかくのサービスを活かすことができません。

しかし、ご安心ください。Nagano Big Advanceは使いやすさも魅力の1つなのです。

この章では、Nagano Big Advanceの料金と申込方法、対象者について見ていきましょう。

基本料金は月額3,300円！リーズナブルだから使いやすい

Nagano Big Advanceの基本料金は、わずか月額3,300円(税込)です。年間40,000円に満たない料金のため、長期間サービスを利用しても負担になりにくいといえるでしょう。

実際のところ、一切の追加料金なしに利用できる「ホームページ作成」だけでも、充分に元が取れるのではないでしょうか。

ホームページ専門会社に依頼すると、上記以外にも「運営費」として毎月3,000～10,000円程度請求されることもあります。

また、Nagano Big Advanceで利用できるサービスは、ホームページ作成だけではありません。

すべてのサービスを別々の業者に依頼するなら、さらに費用はかさみます。実際にサービスごとに別業者に依頼した場合とNagano Big Advanceを利用した場合で、料金を比較してみました。

便利なサービスは数多くありますが、それぞれを別個の業者に委託すると月額料金だけでもかさんでしまいます。

固定費のスリム化を実現したい方にも、Nagano Big Advanceはおすすめなのです。

忙しい方もWEBから簡単に申込可能！

24時間、いつでもWEBからの申込みが可能です。WEB上で手続きを完結できるので、忙しい方の時間を奪うことなく、簡単に利用を開始することができるでしょう。

70年の歴史を持つ長野銀行がFintech領域に踏み出したワケ

2020年11月には、創業70周年を迎える長野銀行が、従来からの円滑な資金供給だけにとどまらず、Nagano Big Advanceという最先端のFintech領域に踏み出したワケ。

それは、「地域の金融機関として、お客さまの幅広いニーズや課題解決に積極的に取り組み、コンサルティング機能を発揮したい」、「利便性向上につながるさまざまな金融サービスの提供を通して、お客さまの夢の実現を支えたい」という思いがあったからです。

サービスも企業のニーズも多様化している現代において、お金を取り巻く環境もより一層複雑になっています。そんな環境の変化に際して、長野銀行は最先端のサービスを利用して全国の金融機関と連携し、地域経済の活性化に貢献しています。

長年にわたって地域のお客さまを金融の側面から支えてきた「お金のプロ」でもある長野銀行のサービスは、事業の拡大を目指す法人・個人事業主の方々にとって、非常に心強い味方となることでしょう。

長野銀行のNagano Big Advanceまとめ

Nagano Big Advanceは、長野銀行が運営する経営支援プラットフォームです。たった月額3,300円(税込)で、販路の拡大・人材の確保・業務の効率化・事業の承継など、さまざまな経営課題にワンストップで応えてくれます。

500社以上の大手有名企業が参加しているので、地域や金融機関の枠を越えて連携し、新しい技術や未来の事業を創出することも可能です。

現在抱える問題を解消し、未来の可能性を一歩前進させるためにも、法人・個人事業主の方はぜひ利用を検討してみてはいかがでしょうか。

執筆者

林 泉

投資信託・株式の運用歴20年以上。相続問題が発生したことを機に、ファイナンシャルプランナー2級とAFPの資格を取得。 大学や省庁で研究活動をおこないながら、2014年度からはマネーやファイナンス、医学関係の執筆活動を開始。 ライフマネープランニングやIPO投資、金融詐欺の見分け方、ローン・クレジットカードの使い方などを得意テーマとしている。 現在メインで利用しているカードはアメリカンエクスプレスのプラチナ。招待制から申込制に変わって、ちょっと残念に思う毎日。

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