親にお金を借りるときの理由と頼み方!贈与税が発生するケースを解説 PR

親にお金を借りるときの理由と頼み方!贈与税が発生するケースを解説

「親からお金を借りると贈与税が発生する」という話を聞いたことがある人もいるかもしれません。実際には、税金が発生するケースと、発生しないケースがあります。

基本は前提として贈与税は発生しません。国税庁の見解でも「真に金銭の貸借であると認められる場合には、借入金そのものは贈与にはなりません。 」と記載があります。

この記事では、親からお金を借りる際の贈与税の内容と、贈与税を回避する方法について、詳しく紹介します。

贈与税のルールを理解することは、親子関係を大切にすることにもつながるため、これから親にお金を借りる予定がある方はぜひ参考にしてください。

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この記事でわかること
  • 親からお金を借りると、借り方や金額によっては贈与税が発生するケースがある
  • 税金を発生させずに親からお金を借りるには金利を設定する、口座で振込みをするなど工夫が必要
  • 親からお金を借りる際は、信頼関係を損なわないためにも言い訳や理由を伝えることが大切

親からお金を借りると贈与税の対象となる!

驚く方も多いかもしれませんが、親からお金を借りると、借り方や金額によっては贈与税が発生するケースがあります。

贈与税とは、個人からの贈与により財産を取得したときにかかる税金のことです。

親とは親族の関係であり、消費者金融などとは異なるため、利息などは発生しないという理由から親からお金を借りる人も多いかもしれません。

しかし、金額によっては贈与税が発生する可能性があります。

親からお金を借りることを検討している方は、贈与税についての知識をつけておきましょう。

もし、一時的にお金が必要で税金などの懸念点を解決したいという方は、消費者金融の利用も検討してみてはいかがでしょうか。

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贈与税とは?税金がかからないのは110万円まで

贈与税とは、個人から個人へと財産を渡した際に発生する税金をいいます。

財産を受け取った場合、譲り受けた人に税金を支払う義務が発生します。

しかし、贈与税には110万円の基礎控除があり、借りた金額が110万円以下の場合、贈与税は発生しません。

たとえば、借りた金額が100万円と仮定すると、基礎控除(110万円)を差し引くと、課税対象になる金額は0円なので、税金は発生しないということになります。

贈与税は、その年の1月1日から12月31日までの1年間に贈与を受けた財産の価額の合計額から暦年課税に係る基礎控除額110万円を差し引いた残りの額に対してかかります。したがって、1年間に贈与を受けた財産の価額の合計額が110万円以下なら贈与税はかかりません(この場合、贈与税の申告は不要です。)。

反対に、課税対象となるほどの金額を借りている場合には注意が必要です。税金に関して、あとから「知らなかった」という言い訳は通用しません。

贈与税はいくらかかるのか?計算方法を解説

親からお金を借りた場合にかかる税率と金額の関係は以下のとおりになっています。

基礎控除後の課税価格 税率 控除額
200万円以下 10% -
400万円以下 15% 10万円
600万円以下 20% 30万円
1,000万円以下 30% 90万円
1,500万円以下 40% 190万円
3,000万円以下 45% 265万円
4,500万円以下 50% 415万円
4,500万円超 55% 640万円

上記の表をもとに600万円親からお金を借りたとします。

その場合、基礎控除後の課税価格は600万円-30万円=570万円です。

570万円の税率は20%となるので、570万円×20%-30万円で82万円の贈与税を支払う必要があります。

贈与税の税率は、金額によって消費者金融の利息より高くなるケースもあるので注意が必要です。

下記の消費者金融では、初回の方に限り無利息期間を設けています。この無利息期間を利用して、計画的に返済をすれば贈与税よりも税率をおさえて融資を受けられるかもしれません。

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参照:No.4408 贈与税の計算と税率(暦年課税)|国税庁

親からお金を借りても贈与税が発生しない方法

親からお金を借りても、贈与税が発生しない方法としては以下のようなものが挙げられます。

贈与税を避ける方法
  • 住宅取得等資金として借りる
  • 結婚資金として借りる
  • 教育費や養育費として借りる
  • 110万円以下のお金を借りる
  • 利息をつけて返す借用書を作成する
  • 分割で借りる

なぜ上記の方法だと贈与税が発生しないのかについて、以下でそれぞれ詳しく解説します。

住宅取得等資金として借りる

住宅取得資金として親や祖父母などの直系尊属からお金を借りた場合、一定の金額までは非課税となります。住宅取得資金とは、新築を建てる際に必要となる費用に充てるために借りることができるお金のことです。

これは、住宅取得の際にかかる初期費用の負担軽減を目的としておこなわれている非課税措置です。

現行の法令によると、省エネ性能のある家ならば1,000万円まで、それ以外の住宅は500万円までは贈与税がかからないとされています(※)。

ただし、税制は毎年変わっているため、年度によって上限額が異なる点には注意しましょう。たとえば、これまでの非課税額の上限を紹介すると以下のとおりです。

また、上記の金額を上限に非課税となるのは「住宅購入費」に充てた場合です。住宅ローンの返済などに充てた場合は対象外になるので注意しましょう。

このような非課税措置があることにより、住宅取得等資金は、相続税の節税対策の一環である生前贈与(生きているうちに財産を他者に贈与すること)として使われることも多くあります。

うまく活用すれば、かかる税金を削減しつつ、親のお金を借りることが可能です。ただし、非課税の特例の適用を受けるためには、申告が必要です。

贈与を受けた年の翌年2月1日から3月15日までの間に、非課税の特例の適用を受ける旨を記載した贈与税の申告書に戸籍の謄本、新築や取得の契約書の写しなど一定の書類を添付して、納税地の所轄税務署に提出しましょう。

(※)参照:No.4508 直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の非課税|国税庁

結婚資金として借りる

結婚資金として親からお金を借りる場合も、最大300万円を限度として贈与税の対象外にできます(※)。

対象となるのは、18歳以上50歳未満かつ、贈与等を受ける年の前年分の本人合計所得金額が1,000万円以下の方です。

この非課税措置にも期間が定められていますが、令和3年(2021年)度税制改正により、適用期限は令和7年(2025年)3月31日までの延長が決まっています。

ただし、資金の用途が細かく定められており、対象外となる場合は課税対象となる可能性もあるので注意しましょう。非課税の対象、対象外となる用途については以下のとおりです。

項目 非課税の対象 非課税の対象外
婚礼 会場代、衣装代、飲食代、引き出物代、写真・映像代、演出代、装飾代、ペーパーアイテム、人件費など、挙式や披露宴の開催に必要な費用 結婚情報サービスの利用など婚活に要する費用、両家顔合わせ・結納式に要する費用、指輪代、エステ代、交通費・宿泊費、新婚旅行代
家賃等 賃料、敷金、共益費、礼金、仲介手数料、契約更新料など、結婚を機に受贈者が新たに物件を賃借する際に要する費用 地代、光熱費、家具・家電など設備購入費
引越し 結婚を機に受贈者が新たな物件に転居するための引越し費用 不用品の処分代、引越しのためのレンタカー代、友人に頼んだ場合の費用
(※)参照:結婚・子育て資金の一括贈与に係る贈与税の非課税措置の概要

課税対象の用途に使用していることが判明すると、税金が発生するので、上記の非課税の対象となる用途以外に使わないように注意が必要です。

教育費や養育費として借りる

30歳未満の受贈者が直系尊属から教育資金の贈与を受けた場合、受贈者1人あたり最大1,500万円までが非課税とできる制度もあります(※)。

「学校等」に支払われるものの限度が1,500万円、塾など「学校以外」に支払われるものは500万円を限度に非課税となっているので、それぞれ確認しておきましょう。

国税庁のホームページによると、具体的には以下のように用途が定められています。

支払い先 対象
学校等 ・入学金、授業料、入園料、保育料、施設設備費又は入学(園)試験の検定料など
・学用品の購入費、修学旅行費や学校給食費など学校等における教育に伴って必要な費用など
学校等以外 ・教育(学習塾、そろばんなど)に関する役務の提供の対価や施設の使用料など
・スポーツ(水泳、野球など)又は文化芸術に関する活動(ピアノ、絵画など)その他教養の向上のための活動に係る指導への対価など
・指導で使用する物品の購入に要する金銭
・通学定期券代、留学のための渡航費などの交通費

適用期限はもともと令和5年(2023年)3月31日まででしたが、税制改正により令和8年(2026年)3月31日までと、3年間延長になりました。

なお、これら子どもの教育費、養育費に関する免税措置が適用されるのは、「一括」での贈与に限ることも覚えておきましょう。

(※)参照:祖父母などから教育資金の一括贈与を受けた場合の贈与税の非課税制度のあらまし|国税庁

110万円以下のお金を借りる

贈与税には110万円の基礎控除が認められているため、用途に限らず親から借りるお金が110万円以内であれば贈与税は発生しません。

ただし、贈与税の対象となるのは、受贈者が1年間に受け取った合計金額に対してかかるものです。

たとえば、1年以内に2分割して100万円づつを受け取り、合計200万円の贈与を受けている場合は、110万円を超えるため贈与税が発生します。1年内に父から100万円、祖父から100万円受け取るといったケースも同じです。

このようなケースで贈与額が110万円を超えると、贈与税が発生するので注意しましょう。

もし、110万円以上の融資を考えている方は、親から借りるお金とは別に消費者金融の利用を検討されてみてはいかがでしょうか。

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利息をつけて返す借用書を作成する

贈与税とは、譲り受けたお金に対してかかるものです。そのため「借入(借金)」と判断されれば、基本的に課税対象にはなりません。

そのため、親からお金を借りる場合でも借用書を作成借入」であることを客観的に示せるようにしておきましょう。借用書には借入日や返済期間、利息(年利)などを明記しておくことが大切です。

テンプレートはネット上で見つけられるので、ダウンロードして記入すると良いでしょう。

借用書を作成するだけではなく、利息をつけることも重要なポイントのひとつです。利息が発生しない借入は「贈与」とみなされてしまう可能性があるためです。

そのため、親から借りる際には利息が発生するように、事前に取り決めをしておきましょう。

分割で借りる

一度に必要な金額を借りるのではなく、1年ごとに分けて借りることで贈与税を回避できる可能性があります。

紹介したとおり、1年(毎年1月1日〜12月31日)以内の贈与額が110万円を超えると基本的に贈与税の対象となりますが、この枠内であれば贈与税は発生しません。

たとえば、1,000万円を親から借りたい場合、100万円ずつを10年に分けて受け取ると、110万円の控除により毎年贈与税を回避できます(※)。

このように、贈与税の基礎控除枠を活用した税対策は「暦年贈与」と呼ばれています。

ただし、「1,000万円を100万円ずつ、10年に分けて渡す」といった契約書を作成すると、1,000万円を渡したとみなされ、課税対象になるので注意しましょう。このような毎年一定の金額を贈与することが決まっている贈与のこと「定期贈与」と呼びます。

贈与税を回避したい場合は、毎年ごとに100万円を贈与する契約書を作成し「たまたま毎年100万円を借りることになった」とすることが大切です。

(※)参照:No.4402 贈与税がかかる場合|国税庁

税金を発生させずに親からお金を借りるコツとは?借用書の扱い方も解説

紹介したように、住宅取得金や子育てなどのためにお金を借りる場合は、一定の範囲内で贈与税の対象外となります。しかし、どの方法で借りる場合にも、客観的に示せるように借用書を作成しておきましょう。

続いては、税金を発生させずに親からお金を借りる方法として、借用書を作る際のポイントや、借り方のポイントについて紹介します。

税金を発生させないコツ
  • 出世払いで受け取るのはやめる
  • 1.0%でも良いので金利を設定する
  • 口座で振込みする

上記のポイントそれぞれについて、以下で詳しく紹介します。

出世払いで受け取るのはやめる

親からお金を借りる際に、返済期日を定めず、出世払いで一括で返すといった条件で借りるのはやめましょう返済計画について曖昧にしておくと「借入」ではなく「贈与」とみなされ、贈与税の対象となる可能性があります。

出世払いではなく、少しずつでも良いので、毎月現実的な金額を返済していくことで「借入」とみなされ、贈与と誤認を受けることがないようになります。

借用書にも、借入金額と返済期間、毎月いくらを、どのくらいの利息をつけて返済するかについて、詳しく書いておくことが大切です。

1.0%でも良いので金利を設定する

贈与税を発生させないためには、客観的に「借入」と判断できるようにすることが大切なため、年率1.0%でも良いので金利を設定しておきましょう。金利については借用書に明記しておくことも大切です。

金利を設定しておくことで、消費者金融からの借入と同じような状態と判断できるようになり、贈与税を回避できます。

反対に無利子にしてしまうと、「借入」ではなく、ただ単に親からお金を譲り受けたと判断されたり、利子に相当する金額の利益を受け取ったとものと判断されたりする可能性があります。

このようなケースでは贈与税の対象となるため、低金利でも良いので金利を設定し、計画的に返済する旨を借用書に明記しておくことが大切です。

口座で振込みする

親から借りたお金は手渡しではなく、口座振り込みによって返済しましょう。口座振り込みによって返済することで、客観的にも「贈与」ではなく、毎月返済が発生している「借入」と判断できるようになります。

税務署から疑われた場合にも、借用書とともに返済記録を提出すれば「借入」であることを示す客観的な証拠になります。

反対に、借用書や返済記録を示す証拠がない場合、贈与とみなされ税金が発生する可能性があります。

身近な親だからといって、口約束や手渡しでのお金のやり取りにせず、しっかりと客観的に示せる証拠を作っておくことが、税金を回避するうえで大切です。

親からお金を借りるときに大切なこと税金だけではない!

親からお金を借りる際に注意するべきポイントは、税金だけではありません。税金ばかりに気をとられてしまい、そのほかの面をおろそかにしてまうと、別の問題に発展する可能性があります。

親からお金を借りる際には以下のポイントは押さえておきましょう。

大切なポイント
  • 理由を具体的に説明する
  • 直接言葉で説明する
  • 必ず返すと約束する

それぞれについて、以下で簡潔に紹介します。

また、マネ会では1,013人(男性489人、女性524人)を対象として、親からの借金事情に関する調査をおこないました。

親から借りた金額についても調査しており、もっとも多いのが20〜30万円、続いて10万〜20万円が多い結果となりました。

借りた金額 割合
〜3万円 5.8%
3〜10万円 15.2%
10〜20万円 18.0%
20〜30万円 19.8%
30〜50万円 12.6%
50〜100万円 13.6%
100〜200万円 8.8%
200万円以上 6.2%

20〜30万円と聞くとそれほど多額ではないように感じるかもしれません。しかし、上記の表をみると100万円以上借りている人の割合は15%にものぼります。

学生から社会人とステージが上がるごとに、車や住宅の購入、結婚などで必要になる金額が大きくなることが要因のひとつとして考えられるでしょう。

なお、男性で91%、女性で88%と、ほとんどの人が親から借金したことがあると回答していることもわかりました。

理由を具体的に説明する

お金を借りる際には、明確な理由を伝えることが大切です。お金を借りる理由がわからないままお金を貸すことに抵抗がある人も多いはずです。それは親も例外ではありません。

借りる際の理由としての具体例には、以下のようなものがあります。

お金を借りる理由の例
  • 生活費が足りない
  • 趣味や娯楽のために一時的にまとまったお金が欲しい
  • ほかから借りている返済に間に合わない
  • 就職活動や資格取得のためのお金が必要
  • 知り合いの冠婚葬祭でお金が必要
  • 結婚でまとまったお金が必要

理由は正直に伝え、具体的にどのくらいのお金が必要かも伝えましょう。

お金を借りる理由は人によってさまざまです。「親からの借金事情についての調査」によると、アンケート結果で多かったお金を借りた理由は以下のとおりです。

理由 割合
運転免許の取得 30.2%
旅行費用 22.9%
買い物 16.4%
その他 30.6

どのような理由だとしても、正直に説明することが大切です。嘘をついてお金を借り、発覚するとトラブルに発展する可能性があるので絶対にやめましょう。

直接言葉で説明する

お金を借りる際には、直接会って自分の言葉で伝え、お金を借りられないか尋ねることも大切です。メールや手紙では細かいニュアンスを伝えられない可能性があるほか、誤解を生んでしまうケースもあります。

自分の言葉で直接伝えることで、真摯な態度を示せるほか、緊急性なども伝えることができます。お金を貸す親からしても、メールやLINEなど手軽なツールを利用して連絡が来るより、口頭で伝えられたほうが気持ちを汲み取りやすいはずです。

もし物理的に距離が遠いなどの理由により、会って話すことができないのであれば、電話をしてみましょう。電話でも口頭となるため、メールやLINEなどよりは、真摯な態度を示せる可能性は高いといえます。

必ず返すと約束する

親は身近な存在なので、返済について曖昧にしてしまうかもしれませんが、必ず返済することや、返済期日を決めておくことは大切です。

もし親から返済しなくて良いといわれた場合でも、自分から積極的に返済の約束を取り付けておくことが大切です。

返済についての約束をしっかりしておき、その約束どおりに返済することで、後腐れなく借りられます。

約束どおりに返済することで、またお金に困ったときには再度助けてくれるかもしれません。反対に、約束を守らず、お金を貸してくれた恩を示さないような態度だと、今後のトラブルに発展する可能性があるので注意しましょう。

親からお金を借りるときの注意点

ここまでの内容を踏まえ、親からお金を借りる際の注意点をまとめて紹介します。

注意点
  • 手渡しより振込のほうがよい
  • 親戚からは借りない
  • 贈与税を滞納するとばれる
  • 親子間特有のトラブルが発生することもある

すでに説明している部分もありますが、それぞれ簡潔に紹介するので、再度しっかりと把握したうえで、親からお金を借ることを検討してみてください。

手渡しより振込のほうがよい

親からの借入が110万円以内でも、手渡しではなく、振込でお金を受け取り、振込で返済することを意識しましょう。通帳に記録された内容が、贈与税が発生しない範囲であることを客観的に示す根拠になります。

手渡しや契約書なしでのやり取りの場合、本当に贈与税の対象になる取引がなかったのか、別途調査がおこなわれる可能性もあるため注意が必要です。

親戚からは借りない

親戚からお金を借りる際にも、基本的に110万円以内であれば相続税が発生しないのは同じです。

しかし、もし相続税が発生するケースに該当する場合、親から借りるよりも税率が高くなることについては覚えておきましょう。

相続税には、特例贈与財産用の「特例税率」と、一般贈与財産用の「一般税率」の2種類があります(※)。

18歳以上の人が直系尊属(父母や祖父母など)から贈与を受けた場合、特例税率が適用。それ以外の親戚や兄弟からの贈与は一般税率が適用されます。

以下のように、一般税率は特例税率よりも税率が高く、控除が少ないので注意が必要です。

基礎控除後の課税価格 一般税率
特例税率
200万円以下 10%
10%
300万円以下 15%
15%
400万円以下 20%
15%
600万円以下 30%
20%
1,000万円以下 40%
30%
1,500万円以下 45%
40%
3,000万円以下 50%
45%
3,000万円超 55%
50%
4,500万円以下 55%
50%
4,500万円超 55%
55%

上記の表をみても分かるとおり、400万円以下〜4,500万円以下の範囲では、親からお金を借りたほうが、親戚から借りた場合に比べ、税率が低くなります。

そのため、大きいお金を借りる場合は、親戚より親から借りるほうが良いといえるでしょう。

(※)参照:No.4408 贈与税の計算と税率(暦年課税)|国税庁

贈与税を滞納するとばれる

贈与税がかかるケースに該当しているのにも関わらず、納税を滞納した場合には延滞税が発生します(※)。

延滞税の税率は、現行の法律によると、納期限の翌日から2ヶ月を経過する日までは原則7.3%。納期限の翌日から2ヶ月を経過した日以後は14.6%とされています。

延滞税の計算方法は「納付すべき本来の額×延滞税の割合×期間(日数)」です。支払いが遅れるほど延滞税が多くなるので、贈与税が発生した場合には速やかに支払いましょう。

申告忘れによりバレていないと思っても、数年後に発覚し、膨大な延滞税を支払うといったケースに陥る場合もあるので注意が必要です。

なお、申告漏れや納付漏れがあった場合には、自主的にその旨を申告することで、納付税額を軽減できる可能性があります。

滞納しないことが一番望ましいですが、もし意図せず納付が遅れた場合には、そのままにせず自ら税務署に申告することが大切です。

(※)参照:No.9205 延滞税について|国税庁

親子間特有のトラブルが発生することもある

身近な親から借りることは、消費者金融から借りるよりも精神的な負担が少ないかもしれません。しかし、しっかりとした契約がなされない場合には、トラブルに発展することもある点には注意が必要です。

消費者金融の場合はしっかりとした契約書が作成され、会員規約に基づいた取引がおこなわれます。滞納などの問題が起こった場合でも、規約に基づいた対処がなされるため、担当者と人間関係のトラブルに発展することもほとんどないでしょう。

親子関係だからと適当な取り決めや、甘い考えは避けることが大切です。消費者金融を利用する場合と同じように、しっかりと借用書を作成し、計画的な返済計画のうえで借りるようにしましょう。

親からお金を借りるときの頼み方の例文

親からお金を借りる際は、頼み方を考えることも大切です。年齢によって、お金が必要となるタイミングやその理由も異なります。

ここでは、以下のような年代別に考えられるお金が必要になる理由や、頼み方の一例を紹介します。

年代別頼み方の例
  • 大学生|(例)卒業旅行や留学するための資金
  • 20代|(例)結婚のための資金
  • 30代|(例)車や住宅購入のための資金
  • 40代|(例)子どもの教育資金

上記は、あくまでも一例ではありますが、以下で簡潔に紹介するので参考にしてみてください。

大学生|(例)卒業旅行や留学するための資金

贈与税は年齢に関わらず発生するものなので、未成年・成人問わず大学生が親からお金を借りる際も、一定の金額を超えれば基本的に贈与税が発生します。

大学生では、卒業旅行や留学資金など、ある程度まとまったお金は必要となることもあるでしょう。

卒業旅行の場合は、行きたい場所と必要な予算を。留学の場合は、行きたい国や場所、期間、必要になる費用のほか、なぜ留学に行くのかの目的についてもしっかり説明できると良いでしょう。

たとえば、「将来的に就きたい仕事で英語が必要になるため、英語を学ぶために留学したい」といった理由を伝えれば、納得してもらいやすいかもしれません。

学生だからといって曖昧にせず、お金の関係はシビアにとらえることが大切です。貸し借りに関してしっかりしておくと、社会人になってからもその経験が役に立つでしょう。

20代|(例)結婚のための資金

20代で多いのは、結婚資金のために親からお金を借りるケースです。結婚に関しては結婚式のほか、結婚指輪、引越し、新婚旅行などもあるため、どうしてもまとまった資金が必要になるケースがほとんどでしょう。

あらかじめ必要になる金額の概算をしておき、親に提示できるようにしておくことが大切です。

結婚式や新婚旅行では、内容によって金額が大きく異なる可能性があります。しかし、事前に見積もりを出してもらえるので、それを親にも共有すると良いでしょう。

30代|(例)車や住宅購入のための資金

30代になると、車や住宅の購入を考える人も多くなるでしょう。車や住宅の購入にかかる金額は、比較的その金額も大きくなる傾向にあります。

親の資金力にもよりますが、全額は貸せないといったケースも当然あるでしょう。借りようとしても、金額が大きいことから断られるかもしれません。

そのため、親から借りるとしても、どのくらいなら現実的に借りられるのかを考えておく必要があります。頭金などは自分たちで工面することを前提に考えておくなども必要です。

もし、借りる場合でも返済期間や、毎月の返済額についてはしっかり話し合って決めておきましょう。返済計画を曖昧にしておくと、親とのトラブルに発展する可能性があるほか、自身の家計も苦しくなる場合もあります。

40代|(例)子どもの教育資金

40代になると、比較的子どもも成長し、高校や大学などの入学資金、塾や習い事に通うための資金が必要になるかもしれません。

自分の娯楽や欲求を満たすための借金ではなく、「子どもの将来のための投資」ともいえるので、比較的親にも頼りやすい感じがするのではないでしょうか。

しかし、子どものためだとしても、借りる親にしっかり必要なお金の内訳を説明したうえで借りましょう。返済能力がない子どもの代わりに、しっかりと説明するのは親の役目でもあります。

もし曖昧にした状態でトラブルに発展すると、自分だけではなく、子どもと自分の親(子どもからすると祖父母)の関係も悪くなってしまう可能性があるので注意が必要です。

親からお金を借りるときのよくある質問

親からお金を借りる場合、消費者金融からお金を借りる場合とはさまざまな点で異なります。

最後に、親からお金を借りるにあたって生じる問題について、多くの人が悩んでいる以下のことについて解説します。

親にお金借りるときはいくらまでなら問題ない?

親にお金を借りる際に、贈与税が発生しない金額は、基本的に110万円以内です。

110万円以内とは、貸す側が渡す金額ではなく、借りる側が受け取る金額です。

たとえば、父から100万円、母から20万円借りた場合、受け取り側は合計120万円の贈与を受けたとみなされ、贈与税の対象となります。1

なお、結婚資金、子どもの教育費、住宅購入費については、年度ごとに定められた金額までは非課税になるので、事前に調べておくと良いでしょう。

親から借りたお金に税金はかかる?

親からお金を借りると金額によっては贈与税が発生するケースがあります。

贈与税には110万円の基礎控除があり、借りた金額が110万円以下の場合、贈与税は発生しません。

しかし、110万円以上の金額を借りると贈与税を支払う必要があります。

住宅購入資金を親から借りることはできる?

住宅購入資金を親から借りたうえで、贈与税を回避することは可能です。

2023年6月時点で現行の内容であれば、省エネ仕様の家では1,000万円、一般住宅であれば500万円までが非課税となります。

しかし、非課税となるのは住宅購入費であり、ローンの返済に充てるお金などは対象となりません。

また、一括で借りるケースでのみ該当するので、分割ではなく、一括で借りるようにしましょう。

友人にお金を貸すと税金が発生する?

自分が友人にお金を貸す場合、無利子であれば貸したお金がそのまま自分に帰ってくる(返済される)だけなので、税金は発生しません。

一方で、利子をつけて貸した場合、利子分は雑所得になり、課税の対象となるケースがあります。

もうひとつ重要なポイントは、借りた友人側の贈与税についてです。利子をつけずに友人にお金を貸すと、友人側はあなたからお金を「贈与」されたことになるため、金額によっては贈与税が発生するケースがあります。

友人側に贈与税を発生させないためには、以下の対処法があります。

・借用書を作成しておく
・口座から返済してもらう
・1.0%以上の金利をつける
・毎月1回、定期的な返済をしてもらう
・高額な金額は貸さない

上記のように、「贈与」ではなく「借入」とすることが大切です。

金利が低すぎると贈与とみなされる可能性があるので、少なくとも1.0%の金利を設定し、毎月返済してもらうようにしましょう。

まとめ|お金を借りる手段として親に借りるのは問題ない!

親は身近な存在であり、人によっては一番の味方であるため、罪悪感なくお金を借りやすいかもしれません。しかし、借りる金額によっては親の家計を圧迫させるため、慎重になる必要があります。

また、借りる自分側においては、贈与税に注意しましょう。金利をつけず一定の金額を借りてしまうと「贈与」とみなされ、税金の支払い義務が発生します。

親に迷惑をかけたくない場合や、贈与税について悩みたくない場合は、消費者金融を利用するのも一つの選択肢です。消費者金融であれば、理由と取り繕うこともなく、しっかりとした契約書のもと、非課税でお金を借りられます。

お客さんとサービスという関係性のうえで、人間関係のわずらわしさを感じずにお金を借りたい方は、消費者金融の利用をおすすめします。

<参考>
お金を借りる方法一覧!|ドットマネー

31歳。クレジットカード系270記事以上、ビジネススキル記事100記事以上、書籍執筆、などなど金融系・経済系のライティングが好き。ガジェット・旅行・音楽・ゲーム・芸能・心理学など多数のライティングを経て現在にいたる。読書好きで月に30冊は読破。読書の経験から「読みやすさ・わかりやすさとは」を常に研究中。作成文章でも経験読者さんにとって分かりやすく、読みやすい、求めている正確な情報をお届けすることをモットーに執筆しています。

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