ETCカードが作れない場合はどうすればいいの?対処法を詳しく解説します!
高速道路などの有料道路を利用するとき、割引サービスポイントの還元を受けられるETCカードの利用が便利です。
しかし、ETCカードを作りたいけど、何かしらの理由でETCカードを作れないという人もいますよね。
ということで、今回は、ETCカードを作れない場合の対処法や代替案を紹介していきます。ETCカードを作れないで悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
ETCカードを作れない場合の対処法は?
ETCカードは、基本的にクレジットカードと紐づけされて発行できるカードです。
ですので、過去に金融事故を起こしてしまい、いわゆるブラックと呼ばれる状態の人や収入がない人などは、クレジットカードを作ることが難しいため、基本的にETCカードを作れません。
しかし、ETCカードを作れないからといって、ETCの利用をあきらめる必要はありません。ここではETCカードが作れない場合の対処法を紹介していきます。
対処法①多少のデメリットは覚悟して「ETCパーソナルカード」を作る
クレジットカードを作れない人は、ETCパーソナルカードを発行するという方法があります。
ETCパーソナルカードとは、有料道路(高速道路を含む)を管理する6社(東、中、西日本高速道路株式会社、首都高速道路株式会社、阪神高速道路株式会社、本州四国連絡高速道路株式会社)が共同で発行している「有料道路の支払い専用カード」です。
ETCカード同様に全国の高速道路で利用することが可能なので、クレジットカードを作れない人でもETCを利用することができます。
ただ、ETCパーソナルカードは、「1,257円(税込)の年会費」と「平均利用金額の4倍の保証金(デポジット)」がかかってしまうというデメリットがあります。
デポジットに関しては5,000円単位の切り上げとなり、下記のような金額を預託する必要があるので、参考として覚えておいてください。
平均利用金額 | デポジット |
---|---|
5,000円 | 20,000円 |
10,000円 | 40,000円 |
15,000円 | 60,000円 |
20,000円 | 80,000円 |
また、ETCパーソナルカードは、クレジットカードを作れない人でも持つことが可能ですが、料金の支払い口座として「ゆうちょ銀行または銀行などの普通預金口座」が必要になるので、覚えておきましょう。
ETCパーソナルカードとETCカードの違い
ETCパーソナルカードとクレジットカードに紐づけされて発行することができるETCカードには、下記のような違いがあります。
カードの種類 | ETCパーソナルカード | ETCカード |
年会費 | 1,257円(税込) | 無料の場合も多い |
デポジット | 最低20,000円 | 必要なし |
クレジットカードの有無 | 必要なし | 必要 |
割引料金の適用 | 適用あり | 適用あり |
ポイントの還元 | 10% | 10% |
上記を見てもわかるように、ETCパーソナルカードとETCカードは、年会費、デポジット、クレジットカードの有無以外に大きな違いがありません。
「ETCマイレージサービス」に登録すれば、ETCカードと同様の割引プランや10%のポイント還元などを受けることができるので、ETCパーソナルカードを発行する場合は、ETCマイレージサービスへの登録を忘れないようにしましょう。
対処法②家族カードを発行してもらいETCカードを作る
自分でクレジットカードを作れない場合は、家族が使っているクレジットカードの家族カードを発行して貰い、その後ETCカードを発行するという方法も可能です。
家族カードを発行後に作ったETCカードは、基本的に通常のETCカードと同じなので、家族の了承を得られる人はこの方法がおすすめです。
ただ、家族カードは、ETCカードを含むすべての請求が本会員にいくので、支払いのことについては事前に話し合っておくようにしましょう。お金に関することは何かとトラブルに発展するケースが多いので注意が必要です。
対処法③レンタカーと一緒にETCカードを借りる
ETCカードは、原則、個人間でのカードの貸し出しを禁止していますが、法人カードに関しては貸し出しが可能です。
大手レンタカー会社の多くは、レンタカーと一緒に法人カードを貸し出しているので、滅多に車を使わないが、何かしらの理由で一時的にETCカードを使いたいだけという人におすすめの方法です。
ただ、レンタカーと一緒にETCカードを借りる場合は、基本的にカードを直接返却する必要があるため、車の乗り捨てができないことやカードのレンタル料金がかかるなどのデメリットもあることを覚えておきましょう。
また、同一会社でも店舗によっては貸し出しをおこなっていない場合があるので、事前にETCカードの貸し出しをおこなっているのか確認しておくようにしましょう。
一度審査に落ちてもクレジットカードを作れる可能性はある
ブラックの状態になってしまっている人や収入がない人は、基本的にクレジットカードを作ることが難しいです。
しかし、それ以外で過去にクレジットカードの審査に落ちてしまった経験のある人は、ほかのカードに申込むことで作れる可能性があります。
というのも、クレジットカードの審査基準は、カード会社やカードのランクによって異なるからです。
クレジットカードによっては、比較的審査に通過しやすいといわれるカードもあるので、過去に審査落ちを経験している人は、そのようなカードへの申込みを検討してみるとよいでしょう。
また、クレジットカードは、「多重申込みをしている場合」や「申込み情報の入力ミス」などで審査に落ちてしまうこともあるので、申込み方法についても注意するようにしましょう。
多重申込みには注意しよう
先に少し触れたように、クレジットカードの審査に落ちてしまう原因のひとつには「カードの多重申込み」があります。
多重申込みをしてしまうと、カード会社側は、「この顧客はお金に困っている」と考える傾向があるため、審査で落ちてしまう可能性が高くなります。
多重申込み者とみなされる基準はカード会社によっても異なりますが、短期間で複数のクレジットカードに申込みをおこなうと多重申込み者となる可能性があるので覚えておきましょう。
ですので、クレジットカードを作りたいからといって、手当たり次第に申込みをおこなうことはおすすめできません。
審査落ち経験者が検討してほしいおすすめのカードを紹介
以前に審査で落ちてしまいクレジットカードの作成をあきらめている人は、比較的審査に通過しやすいといわれるクレジットカードに申込むことでカードを作れる可能性があります。
ということで、ここでは、以前に審査落ちを経験したためクレジットカードを作れないと考えている人が、再度申込みを検討して欲しいおすすめのカードを紹介しておきます。
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年会費初年度 | 無料 |
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年会費2年目〜 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.5%~10.0% |
発行スピード | 2~3週間程度 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
セディナカードJiyu!da!は、比較的審査が甘いといわれているクレジットカードの代表です。
リボ払い専用のカードになっているので、その点は注意が必要になりますが、以前にクレジットカードの審査に落ちてしまった人でも作れる可能性が高いカードです。
セディナカードJiyu!da!に関してもETCカードとの同時申込みが可能ですし、クレジットカード、ETCカードともに年会費は無料です。
ただ、ETCカードを発行する場合は、発行手数料として1,100円(税込)かかってしまうので、この点は少々デメリットになることを覚えておきましょう。
ちなみに、セディナカードJiyu!da!は、基本のポイント還元率が0.5%と一般的なクレジットカードと同程度ですが、ダイエー、イオン、セブンイレブンの利用で常にポイントが3倍になるなど、特定の条件下ではお得になっています。
また、ネットショッピングは「セディナポイントUPモール」を経由すると最大20倍のポイントを獲得することも可能なので、ネットショッピングでカードを利用する人にもおすすめです。
ETCカードが作れない場合の対処法まとめ
何かしらの理由でクレジットカードを作れない人は、基本的にETCカードを作ることも難しくなります。
しかし、ETCカード作れない人は、紹介したような代替案があるので、ETCの利用をあきらめる必要がないことを覚えておいてください。
また、以前にクレジットカードの審査で落ちてしまった人は、ほかのカードに申込みをおこなえば作れる可能性があります。
自分のクレジットカードとETCカードを持ちたい人は、紹介したおすすめのクレジットカードを参考に、申込みを再検討してみてはいかがでしょうか。
- ETCカードを作れない場合、ETCパーソナルカードを検討する
- 家族カードを発行後にETCカードを作る
- レンタカー会社でETCカードを借りる
- 審査落ちを経験していても、ほかのクレジットカードの審査に通る可能性はある
食品や雑貨商品などを扱うライター・編集を経て、マネ会を担当。クレジットカードのポイント還元や特典だけでなく、各カード会社の戦略やマーケティングにも興味あり。普段使っているクレジットカードはJALカードで、実家への帰省の際には、貯めたマイルを特典航空券に交換している。ヤフオクやヤフーショッピングで買い物をする際には、ヤフーカードも使用。体を動かすことが好きで、定期的にジムで筋トレ。機会あれば、山へハイキングに出かけ、帰りの温泉を楽しむ。