三井住友カードの解約方法は?解約前に確認すべきことや注意点を徹底解説

三井住友カードの解約方法は?解約前に確認すべきことや注意点を徹底解説

クレジットカードは一度契約してからずっと使用しており、解約する機会はあまりないという人も多いかと思います。

しかし、使用しなくなってしまって年会費だけ払っている場合や、契約者が亡くなってしまった場合などは、解約する必要が出てくるでしょう。

さらに、クレジットカードを紛失してしまったときは、カードを解約するのではなく警察に届け出るなどの正しい手順を踏む必要があります。

今回は、三井住友カードを解約するにはどのような手順を踏めばよいのかについてや、カードを解約する前に注意すべきこと、カードを紛失してしまった場合の対応について、細かく解説していきます。

三井住友カードの解約方法

まずは三井住友カードの解約の手順について説明します。

三井住友カードは、解約手続きをHPからおこなうことができます。

三井住友カードの解約に必要なものはクレジットカード番号・有効期限・セキュリティコードとなるので、クレジットカードを用意しておきましょう。

また、カードの種類によって手続方法が異なるため、上記HPから対象となるカードを選択して、手続きしてください。

クレジットカード一体型キャッシュカードは銀行窓口での解約手続きが必要

このように、通常のクレジットカードはHPでの手続きのみで解約が可能ですが、キャッシュカードなどと一体型のクレジットカードについては解約はできません。

クレジットカード一体型キャッシュカードは、以下のようなカードが挙げられます。

クレジットカード一体型のカードの例
  • SMBC CARD
  • SMBC CARD Suica
  • SMBC JCB CARD
  • One's CARD

これらについては、インターネットバンキングで解約するか、カードを作成した支店に問い合わせ、支店窓口で解約手続きをおこなわなければなりません。

クレジットカード一体型キャッシュカードの手続きで必要となるもの

窓口で解約する場合は、以下の書類等が必要となりますので、準備しておきましょう。

窓口で解約する際に必要なもの
  • 預金通帳
  • 銀行届け出印
  • 解約するカード
  • 運転免許証やパスポートなどの本人確認書類

ただし、WEB通帳の場合は、解約手続き時に預金通帳は不要です。

三井住友カードの名義人が死亡した場合の解約手続き

クレジットカードの解約手続きは、カードの名義人が死亡してしまった場合にもおこなうことになります。

三井住友カードの名義人が死亡した場合、解約手続きは名義人の家族がおこなうことができ、その家族の届け出により会員資格が失効となります。

なお、死亡した名義人のカードを家族のどなたかが引き継いで使用することはできませんので、届け出は必ずおこなわなければなりません。

家族の届けがあれば解約できる

名義人の死亡時の解約手続きでは、死亡診断書などの特別な書類は必要ありません。

手続きとしては、クレジットカード裏面に記載されている電話番号に家族の方が電話をかけ、名義人が死亡し解約をおこないたい旨を伝えれば、クレジットカード会社が解約手続きをおこなってくれます。

ただし、クレジットカード会社が名義人の死亡を届け出により把握すると、一時的に名義人の銀行口座が凍結されることがあるので気を付けましょう。

必要となる名義人情報について

届け出の際に、必要となる名義人情報は以下のとおりです。

必要な名義人情報
  • 氏名
  • 住所
  • 生年月日
  • カードの会員番号
  • 引き落とし用の口座番号

そのほかにも、届け出人の氏名や名義人の続柄・関係などを聞かれることもあるそうです。

未払いがあった場合の対処法

名義人死亡により解約したクレジットカードに未払い残高があった場合、引き落とし用銀行口座に残高があればそこから引き落としされます。

しかし、銀行口座に残高がなかったり、銀行口座が凍結されている場合はそこから引き落としがおこなえないため、死亡した名義人の相続人がその未払い分を支払わなければなりません。

三井住友カードを解約する前に確認すべき注意点

ここまで、三井住友カードの解約の方法について説明しました。

では、実際に三井住友カードを解約するとき、解約前に確認すべき注意点はどのようなものがあるのでしょうか。

ここでは、それらの注意点について説明していきます。

ポイントは失効する

クレジットカードのポイントについては、解約と同時に失効してしまいます。

そのため、解約前にVpassで、残っているポイントを景品や他社ポイントに交換しておくのがベストです。

ただし、解約前に交換手続きをおこない、交換完了前に解約をすると交換手続きが無効となってしまうおそれがあるため、交換完了後に解約手続きをおこなったほうがよいでしょう。

マイルは残るがマイレージクラブは退会となる

三井住友カードを利用してためたマイルは、カード解約後も使用することができます。

しかし、ANA VISAカードまたはANA Mastercardの場合、紐付いているANAマイレージクラブが、カード解約時に自動的に退会となってしまいます。

引き続きANAマイレージクラブのサービスを利用したい場合は、ANAマイレージクラブのサービスセンターに連絡し、新たにクレジット機能なしのマイレージカードの発行手続きが必要です。

なお、新マイレージカードが発行されると、解約したANAカードのマイル残高は、新マイレージカードに引き継がれます。

ETCや家族カードも使えなくなる

ETCカードや家族カードも、解約してしまうと使えなくなってしまいます。

とくにETCカードについては解約後すぐに使えなくなるので、日常的にETCカードを使用している方は、新たに他のクレジットカードでETCカードを発行してもらってから解約するようにしましょう。

また、家族カードについても、解約前に回収するのを忘れないようにしましょう。

未払い額は支払う必要がある

クレジットカードを解約しても、未払い額は支払わなければなりませんが、支払い方法は解約する前と同じようにすることができます。

すなわち、分割払いやリボルビング払いにしていた場合はその方法で残額を支払うことができるのです。

なお、一括払いにすることも可能ですが、家計にあまり余裕のない場合などは従来どおり支払えるほうが助かることになります。

WEB明細書が使えなくなる

クレジットカード解約後は、Vpassを利用できなくなるため、Vpassを経由して確認するWEB明細書は使えなくなります。

カード解約後は、WEB明細書を利用していた方でも書面で明細書が送付されてきますので、それで支払い額や未払い額を確認しましょう。

年会費は返還されない

年会費については、日割りや月割りができず、年会費の請求日を1日でも過ぎてしまうと1年分を支払わなければなりません。

そのうえ、クレジットカードを解約しても解約日以降の分の年会費は返還されません。

カード利用代金明細書などを見て、年会費の請求日を確認し、払い損とならないようにしましょう。

不要な年会費を避ける解約のタイミングについて

三井住友カードの年会費は、入会日によって請求タイミングが違ってきます。

よって、退会する際に不要な年会費を払うことを避けるため、入会日を確認したうえで、以下の年会費の引き落とし日を確認しておきましょう。

入会日が1~15日の場合は、年会費が引き落とされるのは入会月の翌月となります。

また、入会日が16日~末日までの場合、年会費が引き落とされるのは入会月の翌々月となります。

ただし、支払日が毎月26日の場合は、年会費の請求月が入会月の翌月となりますので注意しましょう。

また、請求月の前月にカードの解約手続きをしても、新たな年会費の適用期間に入ってしまい、年会費を請求される可能性があります。

余分な年会費を払わないためにも、解約手続きは入会月の前月までにおこなうとよいでしょう。

三井住友カードで公共料金や通信費を支払っていないか確認する

光熱費などの公共料金や、携帯電話などの通信費の毎月の支払いを三井住友カードでおこなっている場合は、解約手続きをおこなう前に、別のクレジットカードで支払うようにするか、別の支払い方法に変更するなどの手続きが必要です。

それをしないまま三井住友カードを解約してしまうと、カード番号が失効し、公共料金や通信費の支払いが不可能となってしまいます。

すぐに公共料金機関や携帯電話会社から、支払いがなされなかった旨の連絡はきますが、場合によっては支払いが遅れたことによる延滞金がかかってしまうこともあります。

トラブルを避けるためにも、解約前に確実に支払い方法の変更手続きを済ませておくようにしましょう。

三井住友カードを紛失した場合

三井住友カードを紛失してしまった場合は、解約するのではなく、不正利用されるなどして被害が出る前に、すみやかに所定の手続きをおこなわなければなりません。

また、万が一不正利用されてしまったときは、三井住友カード会員補償制度を利用し、損失額を補償してもらうこともできます。

ここでは、三井住友カードを紛失してしまったときの対応の仕方や、不正利用に対する補償などについて、解説していきます。

紛失した際の手続き手順

三井住友カードを紛失した際には、クレジットカードの発行会社への手続き及び警察に連絡することになります。

実際の詳細な手順としては以下のとおりです。

①公式サイトVpassから手続きする

三井住友カードを紛失してしまった際は、公式サイトVpassから至急利用停止の手続きをしましょう。手続きをすると紛失してしまったクレジットカードは使用できなくなります。

また、新しいカードの再発行依頼も一緒におこなうことが可能です。

なお公式サイトVpassからの手続きのみ再発行手数料が無料となります(PiTaPaカード、PiTaPaカード一体型は手数料がかかります)。

ログインできない方へや海外での紛失・盗難についても案内があるので、下記HPをご確認ください。

②警察に届け出る

利用停止と再発行手続きをおこなったのち、ただちに警察へ届け出をおこないます。

警察に届け出をすると、届け出番号を発行してもらえます。

この届け出番号がないと、不正利用による損害の補償が受けられないことがあるので、必ず届け出をするようにしましょう。

③再発行する

クレジットカードの利用停止にともない再発行する場合、たとえ紛失したカードが見つかったとしても、そのカードを再び使用することはできません。

再発行したカードが届くまでには1~2週間ほどかかるうえに、再発行手数料が1,100円(税込)かかります。

なお、三井住友カード公式サイトVpassからの手続きの場合のみ、再発行手数料は無料になります(PiTaPaカード、PiTaPaカード一体型は手数料がかかります)。

さらに三井住友カードゴールドや三井住友カード プラチナの場合、再発行手数料は無料です。

もし、クレジットカードを利用して携帯電話などの料金の支払いをしていた場合は、再発行したカードで支払えるように変更手続きをおこなわなければなりません。

これらの料金の払い漏れなどのトラブルを避けるためにも、忘れないうちに再発行したカードでの変更手続きをおこないましょう。

三井住友カード会員保障制度

三井住友カードの場合、紛失や盗難など、自己責任以外で不正利用が発生した場合、不正利用発生から60日以内なら損害額を補償してもらえます。

このように、三井住友カード会員保障制度を利用すれば、不正利用の被害にあっても補償してもらえるので、泣き寝入りとなるようなことはなく安心です。

不正利用が判明したら、ただちにカード会社の担当デスクに連絡するなどの必要な手続きをおこないましょう。

三井住友カードの解約方法まとめ

三井住友カードの解約は、手続き自体は一部の場合を除いてHPからおこなえるため、非常に簡単に解約できます。

しかし、解約にともなうポイントやETCカードの失効、クレジットカード払いの固定費の支払い方法変更など、多くの注意点があります。

また、クレジットカードを紛失した場合は、クレジットカードを解約するのではなく、すみやかに公式サイトVpassにて手続きをし、警察に連絡・届け出ることが大切です。

これらの注意点や万が一の場合の対応方法をしっかり把握して、適切なクレジットカードの利用をおこなうようにしていきましょう。

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