学生の海外旅行におすすめのクレジットカードはこれ!カードを持っていくべき理由も解説
学生(大学、短大、専門)は長期の休みを利用して「海外旅行」や「卒業旅行」、「語学留学」などへ出かける機会も多くなります。そこで必要なのが「クレジットカード」です。海外旅行であっても海外留学であっても、クレジットカードを忘れてはせっかくの海外生活にも支障が出るかもしれません。
この記事では学生が海外旅行でクレジットカードが必要な理由と、オススメしたいクレジットカードを徹底紹介します。
学生でも海外旅行でクレジットカードが必要な理由
海外では現金決済よりクレジットカード決済が主流です。理由は日本と比較して盗難のリスクが高く、多額の現金を持ち歩くのが危険なことなどが考えられます。
現金を持ち歩かないためにデビットカードを持っていこうと考えている方がいるかもしれませんが、デビットカードよりクレジットカードを持っていくべきです。
学生であっても海外旅行に行くなら、クレジットカードを持つのが望ましいのですが、その理由をいくつか紹介します。
- 盗難対策に有効
- 海外旅行傷害保険に加入できる
- 想定外の出費に困らない
- 個人証明になる(支払い能力の保証)
- 支払いに便利(NFC決済)
- ポイントがもらえる
それぞれについて詳しく説明していきます。
理由①盗難対策に有効
海外旅行では「盗難」に注意しなくてはなりません。安全と思われている欧米諸国でも、少し気を抜いただけで財布が盗まれることがあります。しかし現金と違いクレジットカードには「盗難補償(盗難保険)」が付帯されており、盗難に気が付いた時点でカスタマセンターに電話することで不正使用分が補償されます。
せっかくの海外旅行でバッグや財布が盗まれたのは無念ですが、クレジットカードなら被害は最小限に抑えられることから盗難対策として有効です。
理由②海外旅行傷害保険に加入できる
海外旅行の出発前に気になるのが「保険」ではないでしょうか? 空港ターミナルにはさまざまな「海外旅行傷害保険」のブースがあり、多くの人でにぎわっています。また近年ではインターネットでも簡単に加入できます。
クレジットカードのなかには海外旅行傷害保険が付帯されたものがあり、損保会社の保険に加入しなくても補償が受けられます。ただし付帯された保険のなかには補償内容が十分でないものがありますので、補償内容を確認して補償が足りないようなら、損保会社の保険で補うことが大切です。
クレジットカードに付帯されている海外旅行傷害保険の例として、2つの補償内容を比較します。参考にしてください。
補償内容 | クレジットカードA | クレジットカードB |
傷害死亡・後遺障害 | 最高2,000万円 | 最高2,000万円 |
傷害治療費用(1事故限度額) | 200万円 | 100万円 |
疾病治療費用(1疾病限度額) | 200万円 | 100万円 |
賠償責任(1事故限度額) | 2,000万円 | 2,000万円 |
救護者費用(年間限度額) | 200万円 | 100万円 |
携行品損害 | 200万円(年間限度額) | 20万円(1旅行中)、100万円(保険期間中限度額) |
適用条件 | 利用条件あり | 自動付帯 |
クレジットカードAでは疾病治療費用が200万円ですが、クレジットカードBは100万円です。これだけ見れば補償額が多いAが有利ですが、保険の適用条件に違いがあります。(後ほど詳しく解説)
また海外では入院や手術で高額な医療費を請求される事例が珍しくありません。十分な安心を得るためにには、補償内容や適用条件を確認することが大切です。
専門家からのコメント
新型コロナウィルスに関連して話題になりましたが、各国で健康保険制度が違います。
日本は国民皆保険でみんなが治療費の3割の負担などで気軽に病院にかかれます。でも外国に行くと実費負担。しかも医療費の設定自体が超高額ということも珍しくありません。
行き先の国の医療費例などを調べてカードの保険だけで不足を感じたら別途の保険加入も検討しましょう。
理由③想定外の出費に困らない
海外旅行にどの程度の現金を持つ必要があるのでしょうか? 海外旅行で必要な現金を計算することは難しく、大金を持ち歩くのは危険だし、少ないとショッピングで足りません。
しかしクレジットカードがあれば金額など気にすることなく、最低限の現金のみ用意すれば問題ありません。「想定外の出費」が出ても安心です。
理由④支払いに便利(NFC決済)
紙幣ばかり利用していると、おつりで財布がパンパンになります。しかしクレジットカードならこのような心配はありません。おつりの計算も必要なく、決済金額をチェックするだけで完了です。
さらにNFC(Near Field Communication)決済を利用すれば安全性も高まります。NFCとは「近距離無線通信規格」のひとつで、近くにあるリーダーにかざすだけで情報のやり取りができる技術。「NFC決済」はクレジットカードを店頭の専用リーダーにかざすだけで支払いができるスマート決済技術で、カードコピーを防止する効果があります。
理由⑤個人証明になる(支払い能力の保証)
海外の中高級ホテルに泊まるにはクレジットカードが必須です。たとえ海外旅行代金を事前に支払っていても、チェックイン時にはホテルのフロントマンから提示を求められます。
ホテルでは宿泊だけでなく、飲食費やルームサービスなどの支払いが発生します。宿泊者はその支払いができることをあらかじめホテルへ証明しなくてはなりません。そこでチェックイン時にクレジットカードを提示して、「支払い能力を証明」するのです。
預け金(デポジット)を支払う方法もありますが、支払い能力を疑われながら宿泊するのも、気持ちのよいものではありません。学生でも個人証明は必要ですから、クレジットカードを持つことは大切です。
理由⑥ポイントがもらえる
クレジットカードを利用するメリットのなかでも、「ポイント」を重視する人は少なくありません。各社で独自のポイントプログラムを提供しており、決済額の0.5%~1.2%程度をポイント還元しています。
さらに「海外旅行の利用でポイントアップ」などのキャンペーンを不定期に開催しており、開催期間は通常還元率の2倍~5倍がポイント還元されます。とくに夏休み期間や卒業旅行期間に開催されることが多いので、利用することで思わぬお小遣いなるかもしれません。
学生が利用するクレジットカードの注意点
次に学生が海外旅行でクレジットカードを利用する場合の注意点をまとめました。
- 現地通貨決済を選択する
- 利用控えは捨てない
- 海外のATMでキャッシングはトラブルが発生する
- 出国前に限度額を確認する
それぞれについて詳しく説明します。
現地通貨決済を選択する
海外旅行で使用する際に「現地通貨決済」と「日本円決済」の選択を聞かれることがありますが、その場合は「現地通貨決済」を選択しましょう。
現地通貨決済とはクレジットカード会社が定めたレートで両替をおこない、最終的に日本円で請求する決済方式です。対して「日本円決済」は、店舗(加盟店)が独自に定めたレートを手数料として加算します。
現地通貨決済であれば常識範囲を超えることはなく、かえって両替所のレートよりも安いことが大半ですが、店舗独自のレートでは10.0%以上の手数料が上乗せされる可能性があります。また決済ごとに一律の手数料を加算する店舗もあります。
海外旅行の利用では明細を確認して、購入費用と消費税以外の経費が含まれていないことを確認してください。
利用控えを捨てない
クレジットカードを使用すると必ず「利用控え(利用明細書)」を渡されますが、これを安易に捨ててはいけません。利用控えがないとどこで何を購入したか分からなくなり、不正請求があっても気づかずに支払ってしまいます。
そこで大切なのが利用控えをすべて持ち帰り、請求書の明細と照合する作業です。海外旅行であっても不正使用の補償は時効が定められており、一定期間が過ぎると適用されません。
不正使用だけでなく店舗の処理の誤りでも同じ問題が発生しますので、利用控えは絶対に捨てないようにしましょう。
ATMでのキャッシングでトラブル
学生でも一定の条件を満たすことでキャッシングが利用できます。キャッシング機能があれば急に現金が必要になったときでも、現地のATMで簡単に引き出せるので便利です。海外ATMの利用で注意したいポイントは3つです。
- 安全なATMを利用する
- クレジットカードが飲み込まれることがある
- ATMから現金が出てこないことがある
海外では路上にATMが設置されることが多く、エリアにより危険な場所があります。ホテルや銀行など安全な場所のATMを利用してください。
また不正防止機能によりカードが飲み込まれたり、現金が出てこないトラブルもあります。
表示された言葉がわからない場合は、無理をしないで操作を中断した方が無難です。
- 暗証番号を一定回数間違える
- 操作に時間がかかる
- 意味のないボタンを一定回数以上押す
もしトラブルが発生した場合は、すぐにATM管理者に連絡する必要があります。現地語が不安な人は「現地カスタマサポート(日本語サポート)」を頼るのもよいでしょう。
学生の限度額は低い
クレジットカードを提示したときにお店の店員から利用を断られてしまいました。この問題の原因はいくつか考えられますが、なかでも「利用限度額オーバー」が疑われます。クレジットカードは事前に利用限度額が設定されており、それを超える利用はできません。
学生は社会人よりも、利用限度額が低く設定されており、「10万円(条件つきで30万円)」程度だと思ってください。ただしあらかじめ海外旅行に行くことを通知することで、一時的に限度額をアップしてくれる場合があります。
自分の限度額を確認して、足りないようであれば対策を考えましょう。
専門家からのコメント
上記以外の注意点として、クレカの裏面の署名欄は日本語でサインしておきましょう。
海外では利用時にきちんと照合されるケースが多く、日本語だと真似されにくいので不正利用防止に有効です。
また、ATMは利用前にカード挿入口などに不審な機械が取り付けられていないか、何か詰まってないかなど確認してから使用しましょう。
日本国内でもカードを不正取得したりスキミングする機械が仕掛けられる事例もあります。トラブルは未然に回避したいですね。
学生に便利なクレジットカードの選び方
学生でもクレジットカードが必要なことを理解していただいたと思います。しかし日本にはたくさん種類があり、どれを選択したらよいのか迷ってしまいます。そこで学生の海外旅行に利用するクレジットカードの選び方を紹介します。
海外旅行傷害保険が付帯されている
先ほども解説したとおり、クレジットカードには海外旅行傷害保険が付帯されたものがあり、あらたに保険に加入する必要がなかったり、補償を絞ったりできます。
付帯される保険には「自動付帯」と「利用付帯」の2種類があり、自動付帯は海外に出かけることで自動的に保険が適用されます。それに対して利用付帯は、海外に出発する前までに「旅行代金」や「航空機代金」、「空港までの公共乗用具代金」、「ホテル代金の前払い」などをクレジット決済することが条件です。
一見すると自動付帯の方が有利ですが、利用付帯の方が補償内容がよいケースもあります。利用方法を考えて判断してください。
複数枚の保有で保証もアップ
付帯されている海外旅行傷害保険はクレジットカードごとに保険金額に違いがあります。疾病治療費用であれば100万円~300万円程度と幅があり、保険金が足りない場合は別の保険に追加加入しなくてはなりません。
しかし複数のクレジットカードを保有することで、保険金が合計されて高額な医療費にも対応できます。
疾病治療費用(300万円) = クレカA (100万円) + クレカB (200万円)
このように保有するクレジットカードの付帯保険を合計することで、疾病治療費用を大幅にアップできます。ただしすべての補償内容で適用されるのではなく、「死亡」や「後遺障害」などについては合計されません。各クレジットカードの付帯保険のなかで、最も金額が高いものが上限になります。あらかじめ保険条件を確認してください。
国際ブランドはVISAかMastercard
クレジットカードには国際ブランドと呼ばれる世界的な「決済ネットワーク」が付帯されています。各国際ブランドの世界シェアを見てみましょう。
2015年のザ・ニルソン・レポートのデータによると1位は「VISA」、2位は「Mastercard」ですが、この2ブランドで世界シェア70%以上を占めています。つまり世界中にある大部分のクレジットカード取扱店舗で、この2枚が利用できることがうかがえます。
ただしハワイやグアム、サイパンなど一部のエリアでは、日本のJCBも高い利便性を誇ります。「JCBプラザ」などの魅力的なサービスもありますので、渡航先により選択するのもよいでしょう。
海外旅行に行く学生におすすめのクレジットカード6選
ここまで説明してきたことを踏まえて海外旅行に行く学生におすすめのクレジットカードを紹介していきます。
①エポスカード
- 全国10,000店舗の優待つき!
- 入会金・年会費永年無料
- 海外旅行傷害保険は最高500万円
年会費初年度 | 無料 |
---|---|
年会費2年目〜 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.5%~5.0% |
発行スピード | 店頭申込で最短30分発行・オンライン入会で1週間程度 |
国際ブランド |
|
電子マネー |
|
- 付帯サービス
「エポスカード」は年会費無料で、国際ブランドとしてVISAが付帯されたクレジットカードです。エポスカードは学生でも簡単に申込みでき、デパートの「丸井(マルイ)」が発行しています。
海外旅行傷害保険も自動付帯で利用条件はありません。また盗難紛失保険も付帯しているので安心です。
- 傷害死亡・後遺障害:最高500万円
- 傷害治療費用:200万円
- 疾病治療費用:270万円
- 賠償責任:2,000万円
- 救援者費用:100万円
- 携行品損害:20万円
- 適用条件:自動付帯
エポスカードは海外ATMキャッシング機能を利用することで、空港で両替をするよりもおトクです。たとえば5万円を米ドルに交換する場合、手数料として1,100円程度が必要です。しかしエポスカードのキャッシングを利用すると、現地のATM手数料約220円と30日間の利息739円の合計959円です。
つまり空港で両替するよりも140円程度安くなります。この計算はあくまで翌月に返済することが前提ですが、帰国後すぐに前倒しで返済することで利息をもっと減らすことも可能です。
- 年会費無料
- 学生でも入りやすい
- 海外旅行傷害保険が自動付帯
- 海外ATMキャッシングの手数料が安い
- 旅行の手配をエポトクプラザでするとポイントアップ
②VIASOカード
- 年会費無料!
- ポイントは自動で現金還元!手続き不要で、用途の制限や無駄がなし!
- 海外旅行傷害保険サービスが利用付帯
年会費初年度 | 無料 |
---|---|
年会費2年目〜 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.5 〜 1% |
発行スピード | 最短翌営業日 |
国際ブランド |
|
電子マネー |
|
- 付帯サービス
高校生を除く18歳以上なら誰でも申込みができるのが「VIASOカード」です。VIASOカードは「三菱UFJニコス」が発行するクレジットカードで、年会費無料のほか、さまざまな機能が付帯されています。国際ブランドはMastercardが付帯されているので海外旅行で困ることはありません。
VIASOカードの最大の特長は「オートキャッシュバック機能」で、貯まったポイントが自動的にキャッシュバックされます。キャッシュバック機能の条件は「1年以内に1,000ポイントを貯めること 」だけなので、ポイントの有効期限を気にする必要がありません。
海外旅行傷害保険には、利用条件があるので覚えておきましょう。
- 傷害死亡・後遺障害:最高2,000万円
- 傷害治療費用:100万円
- 疾病治療費用:100万円
- 賠償責任:2,000万円
- 救援者費用:100万円
- 携行品損害:20万円
- 適用条件:利用条件あり
VIASOカードで海外旅行傷害保険を適用するには、日本出国前に旅行費用や空港へ向かう公共乗用具の代金をクレジットカードで決済する必要があります。
- 年会費無料
- 学生でも入りやすい
- 海外旅行傷害保険に加入している(利用条件あり)
- 自動的にポイントがキャッシュバックされる
- カードデザインのラインナップが豊富
③学生専用ライフカード
- 卒業後も年会費無料!
- 海外旅行傷害保険が自動付帯!
- 海外ご利用総額の3%をキャッシュバック!
年会費初年度 | 無料 |
---|---|
年会費2年目〜 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.5 〜 1.5% |
発行スピード | 最短2営業日 |
国際ブランド |
|
電子マネー |
|
- 付帯サービス
学生専用ライフカードは最高2,000万円の海外旅行傷害保険が付帯されています。学生専用ライフカードの海外旅行傷害保険は自動付帯ですので、旅行の費用をカード決済しなくても補償を受けることができます。
さらに、海外旅行先でカード決済した場合に3%分をカードの登録口座へ振込んでもらえる「海外利用キャッシュバックサービス」があります。
キャッシュバックの上限が年間累計金額100,000円までなどの条件があるので、海外へ行く予定のある人は、渡航前に確認しておくようにしましょう。
また、「リロの旅デスク」経由で国内・海外ツアー最大8%割引になったり、海外おみやげ宅配サービスが15%割引になったりと海外旅行に関する特典が豊富の学生の海外旅行におすすめのクレジットカードとなっています。
④楽天カード
- 年会費永年無料
- 新規入会&利用でポイントがもらえる
- 安心のセキュリティ
年会費初年度 | 無料 |
---|---|
年会費2年目〜 | 無料 |
ポイント還元率 | 1~3% |
発行スピード | 7営業日程度 |
国際ブランド |
|
電子マネー |
|
- 付帯サービス
テレビCMでも有名な「楽天カード」も学生におすすめしたいクレジットカードです。年会費無料で高校生を除く18歳以上であればインターネットから簡単に申込めて審査もはやいので、海外旅行が決まってから申込んでも十分間に合います。
国際ブランドはVISA、Mastercard、JCB、AmericanExpressから選択できるのも便利です。海外旅行傷害保険には利用条件があります。
- 傷害死亡・後遺障害:最高2,000万円
- 傷害治療費用:200万円
- 疾病治療費用:200万円
- 賠償責任:2,000万円
- 救援者費用:200万円
- 携行品損害:20万円
- 適用条件:利用条件あり
楽天カードの海外旅行傷害保険は利用付帯です。しかし補償内容をみると傷害、疾病治療費が200万円など高額に設定されているので、魅力的な補償内容といえます。
また楽天カードには18歳~28歳までの学生が加入できる「楽天カードアカデミー」があります。利用限度額が最高30万円で楽天トラベルを利用することで、ポイントアップする特典もあります。海外旅行傷害保険の内容は同じですが、学生特有の優待が魅力です。
- 年会費無料
- 学生が入りやすい
- 海外旅行傷害保険の補償内容が充実している
- 学生専門の楽天カードアカデミーも選択できる
- ポイント還元率が1.0%と高い
⑤JCB CARD W
- 年会費、永年無料
- いつでもポイント2倍
- 安心・安全セキュリティー
年会費初年度 | 無料 |
---|---|
年会費2年目〜 | 無料 |
ポイント還元率 | 1 〜 10.5% |
発行スピード | モバ即入会で最短5分(※) |
国際ブランド |
|
電子マネー |
|
- 付帯サービス
日本が誇るクレジットカードである「JCB」ブランドのなかから学生におすすめしたいのが「JCB CARD W」です。年会費無料のJCB CARD Wは39歳以下が申込めるクレジットカードで、「2倍ポイント」が特長です。
学生ライフを応援するJCB CARD Wは「JCBオリジナルシリーズ」なので、信用力も高く将来的にゴールド、プラチナとグレードアップさせることも可能です。海外旅行傷害保険は利用付帯なので事前に利用が必要です。
- 害死亡・後遺障害:最高2,000万円
- 傷害治療費用:100万円
- 疾病治療費用:100万円
- 賠償責任:2,000万円
- 救援者費用:100万円
- 携行品損害:20万円(保険期間中最大100万円)
- 適用条件:自動付帯
JCB CARD Wの補償内容を見ると傷害、疾治療費用が100万円ですが、自動付帯なので事前に利用する必要がありません。またハワイなどの有名観光地ではJCBプラザで手厚いサービスが受けられるのも魅力です。
- 年会費無料
- 学生が入りやすい
- 海外旅行傷害保険が自動付帯
- ポイント還元が2倍特典
- 有名海外リゾートでJCBプラザが利用できる
- JCBオリジナルシリーズのブランド力(りょく)
⑥セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード
- 26歳になるまで年会費無料
- さまざまなお店・サービスの優待 が充実
- 国内・海外旅行の優待・サービス
年会費初年度 | 無料 |
---|---|
年会費2年目〜 | 3,300円(税込) |
ポイント還元率 | 0.7% |
発行スピード | 最短3営業日 |
国際ブランド |
|
電子マネー |
|
- 付帯サービス
クレジットカードのなかには審査が厳しく、社会人でも加入しにくいカードがあります。とくに「AmericanExpress(AMEX)」の一部や「Diners Club」などは審査が厳しく一定の収入がなければ加入できません。
しかし「セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード」であれば、学生でも憧れのAMEXを持つことができます。セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードは18歳から申込むことができ、年会費は26歳まで無料の若者向けのAMEXです。27歳からは年会費が3,300円(税込)と高額でないので安心です。
また海外旅行傷害保険は自動付帯なので事前に利用する必要がありません。
- 傷害死亡・後遺障害:最高3,000万円
- 傷害治療費用:300万円
- 疾病治療費用:300万円
- 賠償責任:3,000万円
- 救援者費用:200万円
- 携行品損害:30万円
- 適用条件:自動付帯
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードは自動付帯で治療費用が300万円と高額設定されています。また26歳までは年会費がかからずに、AMEXの機能が利用できるのも嬉しいポイントです。ただしAMEXは北米では強いブランドですが、VISAやMastercardと違い欧州やアジアでは利用できない店舗が一定数あります。アメリカやカナダを中心にした利用を考えているなら、おすすめの一枚です。
- 26歳まで年会費無料
- 学生が入りやすい
- 海外旅行傷害保険の保証が充実している
- 海外旅行傷害保険が自動付帯
- セゾンの永久不滅ポイントには有効期限がない
- 憧れAMEXが学生でも入手できる
ここで紹介した5つ以外にも学生におすすめしたいクレジットカードがあります。くわしく知りたい人は下記の記事をご覧ください。
学生の海外旅行とクレジットカードまとめ
クレジットカードは単に決済を簡易化するのではなく、支払いをおこなったホテルや店舗に信用と安心を与えるものです。
またクレジットカードは現金と違い持っているだけで盗難や紛失による損害を抑え、事故や病気に対する備えとしても有効です。海外では少しのトラブルでも不安になってしまい、せっかくの海外旅行も楽しめなくなります。そうならないためには現金ではなくクレジットカードを利用して、安心、安全な海外旅行を楽しんでください。
専門家からのコメント
「海外旅行の時のクレジットカード」という一面からだけでもカントリーリスク、為替リスク、物価、医療費に健康保険。カードの仕組み、内容、特徴。いろいろなことを考えますね。
旅行は限られた時間の非日常空間なのでトラブルが起こりがちです。最悪の想定に対してカードも含め、二重三重に備えをしておくようにしましょう。
これをきっかけに長く付き合えるカードを見つけて「限度額上がったなー」などと自分の成長も実感されてはいかがでしょうか。
竹下FP事務所代表、㈱メディエス代表取締役、TAC専任講師。兵庫県西宮市在住、昭和46年生まれ。立教大学卒業後、池田泉州銀行、日本GE、タマホームなどを経て現職。タマホームFPとして600件超のFP相談実績あり。サラリーマン投資家として不動産賃貸業をスタート、それだけで生活できるようになったので卒サラ。現在は大家業をメインに講師や執筆活動、相談業務でのんびりと過ごしています。得意分野は不動産投資や住宅購入など。お気軽にご相談ください。
2019年に株式会社サイバーエージェントに入社。 クレジットカード、キャッシュレス、カードローンの記事作成を担当。 愛用クレジットカードは楽天ゴールドカードでネットショッピングでは楽天市場を利用するようにしている。楽天ペイ、楽天Edyも使っており、楽天のダイヤモンド会員を維持している。最近はスマホを楽天モバイルに変えるか悩んでいる。 ヤフーカードやPayPay、Kyashなども利用しており、お得にポイントを貯めることが趣味。