JCBゴールド ザ・プレミアを徹底解説!気になる招待条件や豊富な特典をご紹介
JCBゴールドのひとつ上を行く「JCBゴールド ザ・プレミア」は招待(インビテーション)限定というだけあって、その特典はかなり多く、魅力的なものばかりです。
この記事では招待条件のほか、豊富な特典によるメリット。そして考えられるデメリットもまとめました。
JCBゴールド ザ・プレミアを狙おうか悩んでいる方は、ぜひご参考ください。
JCBゴールド ザ・プレミアとは?
年会費 |
11,000円(税込) |
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サービス年会費 | 5,500円(税込) |
備考 |
年間100万円(税込)以上の利用でサービス年会費無料 |
JCBゴールド ザ・プレミアは、「JCBゴールド」の上、「JCBプラチナ」の下に位置するカードです。
年会費は表のとおり、トータル16,500円(税込)。年間100万円(税込)以上を利用している場合には、サービス年会費がかからないため、JCBゴールドと同様の年会費11,000円(税込)のみで利用することができます。
JCBゴールド ザ・プレミアは招待制!その条件とは?
下記2つの条件を満たしている場合、毎年2月末にJCBゴールド ザ・プレミアの招待メールが届きます。
- ショッピング利用合計金額が2年連続100万円以上である
- MyJCBにアドレスを登録していること
招待メールから申込みを済ませれば、約2~3週間ほどで自宅までJCBゴールド ザ・プレミアカードが届くでしょう。
なお、申込みには期限が設定されており、毎年大体メール到着後から約1ヶ月と1週間程度と長くはありません。うっかり申込みタイミングを逃さないように気をつけてください。
それでは、2つの条件について詳しくチェックしてみましょう。
1.ショッピング利用合計金額が2年連続100万円以上である
集計期間は12月16日~翌年の12月15日まで。この期間中に2年連続で100万円(税込)以上の利用が必要です。
なおJCBカードならどれでも対象かといえばそうではなく、「JCB ORIGINAL SERIES対象のJCBゴールド」のみ対象となるためお気をつけください。
- ゴールドカードならではの充実した海外旅行傷害保険 最高1億円!(利用付帯)
- 空港ラウンジサービス(国内・海外)等、サービスが充実!
- ワンランク上のゴールドカード「JCBゴールド ザ・プレミア」へご招待のチャンス!
年会費初年度 | 無料 |
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年会費2年目〜 | 11,000円(税込) |
ポイント還元率 | 0.5%~10.0% |
発行スピード | 1週間 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
JCBゴールド ザ・プレミアの招待対象外となるカード例
JCBゴールド ザ・プレミアのグレードアップが不可となるカードについては、下記の一覧をご確認ください。
このほかにも、「株式会社日専連ホールディングス」や「小田急電鉄 株式会社」など発行会社によっても不可となることがあります。
なお、こちらで挙げているカードはあくまで一例のため、自分の持っている(or作ろうとしている)JCBカードが該当するかどうか不安な場合には、直接JCBまでご確認ください。
- JCB金融機関のキャッシュカード機能付きクレジットカード(一体型カード)
- 利用者支払型家族カード
- JCBゴールド/プラスANAマイレージクラブ
- JCBゴールド/PARTNER WITH POINT
- JCB GOLD EXTAGE
- JCBゴールド法人カード
- JCBデビットゴールド
- JCBザ・クラス
- JCBプラチナ
- JCBネクサス
- JCBゴールド法人カード
- ビジネスカード
- コーポレートカード
- ETC/JCBカード
- JCBドライバーズプラスカード
- Type Select JCBカード
- 各種提携カード(JAL・JCBカード、ANA・JCBカードなど)
2.MyJCBにアドレスを登録していること
こちらは招待条件というよりは、招待メールを受け取るための条件といったものです。
JCBゴールド ザ・プレミアの招待を受けたいのであれば、毎年1月31日までに会員専用WEBサービス「MyJCB」に受信可能なEメールアドレスを登録してください。
なお、アドレスが間違っていたり、アドレス変更後にMyJCBにて変更手続きをおこなっていない場合には、当然ながら招待メールを受け取ることができません。
注意!支払いを遅延・延滞していては招待されない
JCBゴールド ザ・プレミアへの招待は優良会員におこなわれるものです。そのため、いくら多く利用していてもカード利用代金支払いが遅れるなど、不誠実な利用態度では招待が届かないので注意しましょう。
JCBゴールド ザ・プレミアの8つのメリット
JCBゴールド ザ・プレミアの招待条件は、人によっては厳しいと感じられるかもしれません。また、JCBゴールドと比較すると年会費が5,000円高くなることが懸念点となる場合もあるでしょう。
しかし、JCBゴールド ザ・プレミアはそれらの不安材料をものともしないようなメリットがいくつもあります。
ここからはメリットをひとつずつ詳細にチェックしていきましょう。
①JCBゴールド ザ・プレミアのように条件が明らかなのは珍しい
JCBゴールド ザ・プレミア以外にも招待制のプレミアカードは存在します。しかし、ほかの招待制カードの多くは条件を明らかにしていません。つまり、狙ってアップグレードすることは難しいのです。
しかし、だからといってJCBゴールド ザ・プレミアのメリットがほかのカードよりも劣るかといえばそうではありません。そのため、プレミアムなカードが欲しいのであれば狙い目だといえるでしょう。
②Oki Dokiポイントが貯めやすくなる
JCBカードは利用額に応じてOki Dokiポイントと呼ばれるポイントが貯まります。メインカードとしてJCBカードを使用していれば、なかなか驚くほど貯まり、キャッシュバックなど有効に使用できるでしょう。
そんなOki DokiポイントがJCBゴールド ザ・プレミアだと有効期限が5年(※1)。更にはポイント優遇率が最大70%(※2)になり、ポイントがより貯めやすくなります。
(※2)一般会員は30万円以上で最大でも50%アップ、ゴールド会員は最大でも60%アップ
ポイント優遇率の仕組み(※)
合計利用金額(税込) | カード種ごとの優遇率 |
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30万円以上 |
・一般会員:10%UP ・ゴールド会員:10%UP ・JCBゴールド ザ・プレミア会員:20%UP |
50万円以上 |
・一般会員:20%UP ・ゴールド会員:20%UP ・JCBゴールド ザ・プレミア会員:30%UP |
100万円以上 |
・一般会員:50%UP ・ゴールド会員:50%UP ・JCBゴールド ザ・プレミア会員:60%UP |
300万円以上 |
・一般会員:対象外 ・ゴールド会員:60%UP ・JCBゴールド ザ・プレミア会員:70%UP |
Oki Dokiポイントの優遇率は、前年度の合計利用金額によって決まります。
表を見てもらえればわかるとおり、JCBゴールド ザ・プレミア会員は利用金額にかかわらず優遇率が高めに設定されているのが特長です。
③プライオリティパスで空港ラウンジを無料で利用できる
JCBゴールド ザ・プレミア会員になると、申込みをすることで「プライオリティパス」を受け取ることができます。
プライオリティパスを持っていると、世界中の空港に用意されている約1,200箇所の空港ラウンジを無料(※)で利用可能です。
しかも、いくつかプランがある中の最上級プランである「プレステージ」を利用可能。一部の空港ではレストランやスパ、リラクゼーションなどの優待を受けることもできます。
④JCBプレミアムステイプランで特別な宿泊プランを利用できる
JCBゴールド ザ・プレミア会員の特典として、JCBが用意している特別な宿泊プランを利用することができます。
ホテルも旅館もプランがありますが、どこも贅沢な宿泊場所ばかり。記念日など特別な日や、非日常を味わいたいときなどにおすすめです。
使い方としては自身でホテルに電話をかけて予約を取ることもできますが、基本的にはJCBのコンシェルジュデスクに電話をかければOK。
利用したいプランや希望を伝えれば、予約などはすべてJCBがおこなってくれるため、旅行に不慣れでも安心です。
⑤ダイニング30を利用すれば対象店舗での食事が30%引きに!
まず、MyJCBから対象店舗を確認し、利用したいお店に事前予約を入れましょう。そして、当日はクーポンページを印刷したものか、スマートフォンなどでクーポン画面を提示すればOK。会計が30%OFFとなります。
なお、予約は電話で入れることになりますが、その際にはJCBのダイニング30を使用したい旨を忘れずに伝えてください。
⑥JCB Lounge京都を利用でき、手荷物も預けられる
場所は京都駅ビル内、京都劇場の向かいに用意されている「JCB Lounge京都」。JCBゴールド ザ・プレミア会員(※)なら、ここで到着後や出発前にゆったりとした時間を過ごすことができます。
ラウンジ内には無料Wi-Fiや電源があるため、ノートパソコンやタブレットなどでちょっとした作業をするのもよいでしょう。
また、セルフで飲めるドリンクや、新聞、雑誌などを手に備え付けのソファでくつろぐのも◎。
当日中(10:00~18:00)であれば、手荷物も預かってもらえるため、ホテルのチェックインまで時間があるといったときにも便利ですね。
⑦海外旅行保険付きなのでケガや病気、盗難などの緊急時に役立つ
JCBゴールド ザ・プレミアには下記3つの海外旅行保険が付帯しています。
- 国内・海外航空機遅延保険
- ショッピングガード保険(国内/海外)
- 国内・海外旅行傷害保険
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
国内・海外航空機遅延保険
国内であっても海外であっても、航空便に4時間以上の遅延があった場合には、その間のホテル代や食事代の手当てが2万円まで出るといった保険です。
また、預けていた手荷物が届かなかった場合にも、衣料購入費用として最大4万円の手当てが出るため、万が一のときに助かるでしょう。
また、こちらの保険は自動付帯となるため、特別な手続きなしにサポートを受けることができるのもメリットです。
ショッピングガード保険(国内/国外)
国内でも海外でも、JCBゴールド ザ・プレミアカードで購入した商品が90日以内に破損したり盗難されたりといった場合には、500万円までを限度に保障してもらえるといった保険です。
ただし、1回の事故につき自己負担額が3,000円だけかかる点や、食料品など一部の商品は対象外となることは覚えておきましょう。
こちらも自動付帯であり、手続きは必要ありません。
国内・海外旅行傷害保険
死亡・後遺障害 | 最高1億円 |
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傷害治療費用 | 限度額300万円 |
疾病治療費用 | 限度額300万円 |
賠償責任 | 限度額1億円 |
携行品損害(自己負担額3,000円) | 限度額50万円 |
救援者費用 | 限度額400万円 |
死亡、後遺障害 |
最高5,000万円 |
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入院費額 | 5,000円 |
手術 |
入院費額×10倍(or20倍or40倍) |
通院費額 | 2,000円 |
国内旅行や海外旅行の際にケガなどを負った場合には、表のとおりの保険金(※)が下ります。
こちらも自動付帯であり手続きは不要ですが、保険金の支払い条件は細かく決まっているため、気になる方は公式サイトをご確認ください。
(※)入院費額は事故日から180日までを対象
(※)手術は1事故につき1回までを対象
(※)通院費額は事故日から180日以内、90日までを対象
⑧営業時間の長い専用デスク「ゴールド ザ・プレミアデスク」がある
通常オペレーター対応のデスクはPM5:00までのところを、ゴールド ザ・プレミアデスクはPM8:00まで対応。
また、JCBゴールド ザ・プレミア会員だけが利用できるため、混雑でなかなか繋がらないといったことも解消されるでしょう。
カードに関する全般的な問い合わせを担当する「インフォメーションダイヤル」のほか、ゴルフ場やJCBプレミアムステイプランの予約を担当する「リザベーションダイヤル」が用意されています。
JCBゴールド ザ・プレミアの3つのデメリット
つづいてJCBゴールド ザ・プレミアのデメリットもチェックしていきましょう。
メリットだけでなくデメリットもきちんと理解することは、あなたにとってJCBゴールド ザ・プレミアが必要なのかを判断する材料になります。
①ポイント還元率は0.5%と高くない
Oki Dokiポイントは、通常1,000円(税込)で1ポイントとなっており、1ポイントは5円です。これを還元率に置き換えると0.5%。
JCBゴールド ザ・プレミアの場合は、最大で1,000円で1.7ポイントになりますが、それでも還元率は0.85%です。
同じJCBカードでも1.0%~5.0%の還元率を誇るカードがあるぐらいため、還元率は決して高いとはいえません。
ただ、税込価格に対して還元される点はメリットとなるため、ほかカードと比較する際には還元率だけでなく税抜か税込かもチェックしておきましょう。
②JCBブランドなので海外で使えないこともある
JCBブランドはVISAブランドと比べると加盟店舗数が圧倒的に少ないです。
そのため、とくに海外旅行であればJCBゴールド ザ・プレミアが1枚あればOKとは決していえません。
もちろん国内であってもJCBブランドは使えないケースがVISAよりも多いです。
そもそも海外旅行には2枚以上のカードを持つべき
海外旅行に持っていくクレジットカードが1枚だけでは、いささか不安があります。スキミングや盗難の発生率が日本よりも多いため、現地で使用不可となるケースも後を絶たないためです。
そのため、JCBゴールド ザ・プレミアに限らず、海外旅行にはクレジットカードを最低でも2枚は持っておきましょう。
③JCBゴールド ザ・プレミアではディズニーデザインを選べない
JCBゴールド ザ・プレミアはデザインが1種類に限られているため、JCBの一般カードやゴールドカードのようにディズニーデザインを選ぶことはできません。
ディズニーデザインカードだと、東京ディズニーリゾートやディズニーストアなどで特典を受けられますが、それを目当てにしているのであれば、JCBゴールド ザ・プレミアは不向きでしょう。
JCBゴールド ザ・プレミアがおすすめな人とは?
メリットとデメリットの両方を見た場合、とくに下記に当てはまる人にはJCBゴールド ザ・プレミアがおすすめだと言えます。
- 数々の特典に魅力を感じる
- 年間100万円以上クレジットカードを利用する人
- JCBの最上位カードであるJCBザ・クラスを狙っている人
ここから1つずつ解説していきますので、当てはまる人はぜひご検討ください。
数々の特典に魅力を感じる
JCBゴールド ザ・プレミア会員になった場合に得られる下記のような特典に大きな魅力を感じるのであれば、会員になって損はないでしょう。
- Oki Dokiポイントが貯めやすい!
- 空港ラウンジでリッチにくつろげる!
- 贅沢な宿泊プランを利用できる!
- 贅沢な食事を30%OFFで食べられる!
- JCB Lounge京都を利用できる!
- 充実した海外旅行保険がついている!
- JCBゴールド ザ・プレミア会員専用のデスクがある!
とくによく旅行するといった方にとっては、サービス年会費5,500円(税込)なんて安いと感じるほどのVIPな待遇を受けられるはずです。
年間100万円以上クレジットカードを利用する人
JCBゴールド ザ・プレミアを100万円以上利用した場合には、サービス年会費5,000円が無料。ゴールドカードと同様の年会費10,000円だけで持つことができるため、懸念点が少なくなります。
なお、日ごろから会計はすべてクレジットカードで済ませている人であれば、年間100万円以上クレジットカードを利用するというハードルは実はあまり高くありません。
会計をJCBゴールド ザ・プレミアに一本化すれば、十分に狙えるはずです。
JCBの最上位カードであるJCBザ・クラスを狙っている人
「JCBザ・クラス」とは、こちらも招待制であり、JCBゴールド ザ・プレミア以上の特典を受けられる最上位のカードです。
しかし、それゆえにJCBゴールド ザ・プレミア以上に招待難易度が高く、利用実績を多く積まないといけません。
その過程として、JCBゴールド ザ・プレミアを利用するのもよいでしょう。
JCBザ・クラスとは
特典の中には、年に一度好きなプレゼントを選んでもらえる「メンバーズセレクション」などがありますが、こちらのプレゼント額は約25,000円相当のものばかり。
このような特典をはじめ、還ってくるものがとても大きいのがJCBザ・クラスなのです。
JCBゴールド ザ・プレミアが欲しいなら、まずはJCBゴールドで実績を積もう!
JCBゴールド ザ・プレミアはとても豊富な特典付きでありながらも、招待条件がオープンになっていて、比較的持ちやすいプレミアムなカードです。
ただ、その条件として、「JCB ORIGINAL SERIES対象のJCBゴールドカード」を最低でも2年間にわたって利用しなくてはいけません。
そのため、JCBゴールド ザ・プレミアが欲しいのなら、まずはJCBゴールドへと申込みましょう。
そして、実績を積み、JCBゴールド ザ・プレミアへの招待を手に入れてください。
- ゴールドカードならではの充実した海外旅行傷害保険 最高1億円!(利用付帯)
- 空港ラウンジサービス(国内・海外)等、サービスが充実!
- ワンランク上のゴールドカード「JCBゴールド ザ・プレミア」へご招待のチャンス!
年会費初年度 | 無料 |
---|---|
年会費2年目〜 | 11,000円(税込) |
ポイント還元率 | 0.5%~10.0% |
発行スピード | 1週間 |
国際ブランド |
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電子マネー |
|
- 付帯サービス
ライター歴8年、編集歴3年。クレジットカードやローンなど金融関係を筆頭に、エンタメや美容などさまざまなジャンルで活動中。クレジットカードは、メインカードとして楽天カードを保有。そのほかに普段の買い出し用にイオンゴールドカードや、家電量販店用に100満ボルトカードなどサブカードも複数保有。普段の買いものはほぼすべてクレジットカードにし、貯まったポイントを本やゲームなど趣味に使うのがルーティンとなっている。