ANAカードの解約方法を解説!マイルや年会費など、解約前に確認すべき注意点を紹介

ANAカードの解約方法を解説!マイルや年会費など、解約前に確認すべき注意点を紹介

「ANAカードを作ったものの、利用する機会がなくなったので解約したい」

「年会費無料でもっと自分に合ったクレジットカードが見つかったので、いま持っているANAカードを解約したい」

ANAカードはマイルが貯まりやすく、よく飛行機を利用する人にとっては非常に利便性の高いクレジットカードです。

ただし、日ごろから飛行機に乗らない方のなかには、年会費を払ってまで所有するほどの必要性を感じず、上記のように解約を考えている方もいらっしゃるかもしれません。

そんな方のために、本記事ではANAカードの券種ごとの解約方法を徹底解説!貯めたマイルを失効させない方法など、解約時に気をつけたい注意事項もあわせてご紹介します。

ANAカードの解約は電話一本でラクラク!

ANAカードの解約はWebからはできず、電話でおこないます。解約したい旨をオペレーターに伝え、簡単なやり取りをするだけなので、数分程度で完了させることができます。

ただし、気をつけなくてはいけないのは、提携カードごとに問い合わせ先や営業時間が異なるという点です。まずは提携カードごとの問い合わせ先をご紹介します。

注意!連絡先は選んだ国際ブランドによって異なる

先述の通り、ANAカードは選んだ国際ブランドによって解約時の問い合わせ先が異なります。

この点を知らないと、いざ解約しようとしても連絡先を間違えてしまったり、営業時間外に電話をかけてしまい対応してもらえないなどのミスをおかしてしまう可能性があるので要注意です!

以下で、ブランドごとの問い合わせ先と営業時間を紹介していきます。

解約方法①国際ブランドがJCBの場合

国際ブランドがJCBの場合の連絡先は以下の通りです。

カード名 問い合わせ先
・ANA JCB 一般カード
ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)
JCB変更受付デスク:0120-800-962
携帯電話から:0570-00-5552(有料)

受付:9:00〜17:00(日・祝・年末年始休)

国際ブランドがJCBのANA JCB 一般カードソラチカカードに関しては、JCB変更受付デスクに電話をして、解約をおこないます。

携帯電話から連絡する際は通話料がかかるので、ご注意ください。

解約方法②国際ブランドがVISA、Mastercardの場合

国際ブランドがVISAMastercardの場合の連絡先は以下の通りです。

カード名 問い合わせ先
・ANA VISA 一般カード
・ANA マスター 一般カード
・ANA VISA Suicaカード
・ANA VISA nimocaカード
・ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード(三井住友カード)
三井住友カード カード退会窓口

国際ブランドがVISA、Mastercardの上記5券種に関しては、三井住友の退会窓口のHPにアクセスして解約手続きをおこないます。

解約方法③国際ブランドがアメックスの場合

国際ブランドがアメックスの場合の連絡先は以下の通りです。

カード名 問い合わせ先
・ANAアメリカン・エキスプレス・カード
・ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
メンバーシップ・サービス・センター
一般カード:0120-965-877
ゴールドカード:0120-958-677
海外から:81-3-3220-6787(有料)

受付:9:00〜17:00(土・日・祝休)

国際ブランドがアメリカン・エキスプレスの上記2券種に関しては、解約時にメンバーシップ・サービス・センターに連絡をします。

海外から電話をかけるときだけ有料になるので、ご注意ください。

解約方法④国際ブランドがダイナースクラブの場合

国際ブランドがダイナースの場合の連絡先は以下の通りです。

カード名 問い合わせ先
・ANAダイナースカード
・ANAダイナース プレミアムカード
ダイナースクラブ コールセンター:0120-074-024
海外から:81-3-6770-2796(コレクトコール利用可)

受付:月〜金 8:00〜20:00/土 8:00〜18:00(日・祝・年末年始休)

国際ブランドがダイナースの上記2券種に関しては、ダイナースクラブ コールセンターに電話をし、解約をおこないます。

以上のように、ANAカードは選んだ国際ブランドによって解約時の連絡先が異なります。解約前に持っているカードのブランドを確認して、適切な窓口に連絡するようにしてください。

翌年度の年会費がかからないタイミングでANAカードを解約するには

「いま解約して、翌年の年会費はかからない?」

解約時にそのような疑問を抱く方もいらっしゃるでしょう。ANAカードの年会費は、有効期限の月の締め日、もしくは末日までに解約すれば翌年度分は支払う必要がありません。

有効期限の月はカードの表面に記載されており、選んだ国際ブランドによってタイミングが微妙に異なります。

本章では、国際ブランド別に翌年の年会費がかからない解約のタイミングを解説していきます。

たとえ数千円でも、支払わないで退会できるならそれに越したことはないですよね。解約を検討している方は、この機会にぜひ覚えておきましょう!

JCB、ダイナースクラブの場合

国際ブランドがJCBもしくはダイナースクラブのANAカードは、有効期限月の月末までに解約することで翌年の年会費を支払うことなく解約することができます。

たとえば2019年4月に入会した場合、2020年4月末までに解約すれば翌年度の年会費は発生しません。

VISA、Mastercardの場合

VISA、MastercardブランドのANAカードの場合、入会した月の前月に設定されている有効期限月の月末までに解約すれば、翌年度の年会費はかかりません。

たとえば2019年4月に入会した場合、2020年3月末までに解約すれば翌年の年会費はかかりません。

アメックスの場合

国際ブランドがアメックスの場合は、有効期限月の締め日までに解約すれば、翌年度の年会費を支払う必要はありません。

アメックスの締め日はカードによって異なります。自分が持っているカードの締め日を知るには、公式サイトのマイページで確認するか、カード裏面に記載されているコールセンターに電話して確認するかの2通りの方法があります。

解約するとポイントが失効する!?ANAカードを解約する前の注意事項

ANAカードに限らず、クレジットカードの解約とは、今後そのカードを一切利用できないようにすることです。一度解約してしまうと、そのカードは二度と利用できなくなります。そのため、やり残したことがある場合、解約前に対処しておく必要があります。

ANAカードの場合、解約する前にチェックしておきたい注意事項が7つあります。

解約前に確認しておきたい注意事項
  • 貯めていたポイントが失効してしまう
  • 解約前にマイルの引き継ぎが必要
  • Edy付きのANAカードは処分前に使い切る
  • 分割払い・リボ払いの未払いの確認
  • ETCカードと家族カードも解約される
  • 自動引き落としになっていないか確認する
  • 解約後はカードを適切な方法で処分する

それぞれどのような内容なのか、順番に見ていきましょう!

ANAカードを解約すると、貯めていたポイントが失効してしまう

ANAカードを解約すると、それまで貯めていたポイントは失効してしまいます。せっかく貯めたポイントが無駄にならないよう、解約前にポイントはできるだけ使い切るようにしましょう。

ちなみに、ポイントの種類は国際ブランドによって異なります。

国際ブランド ポイント名
JCB Oki Dokiポイント
VISA、Mastercard ワールドプレゼント
アメリカン・エキスプレス メンバーシップ・リワード
ダイナースクラブ ダイナースクラブリワードプログラム

貯まったポイントは、ANAマイルや他社ポイントへの交換や、景品との引き換え、年会費への充当などに利用することができます。

退会前にポイントの残高を確認し、残高があるようなら、各提携カード会社の公式サイトなどで交換手続きを済ませましょう。

「ANAマイレージクラブ」も退会になるので、事前にマイルの引き継ぎが必要

ANAカードを解約すると、カードに紐付いている「ANAマイレージクラブ」も退会扱いとなります。それに伴い、貯めていたマイルが消滅するだけでなく、カード裏面に記載されているお客様番号も無効となります。

カードのアップグレードによる解約などで、別の有効な「ANAマイレージクラブカード」を持っていれば、解約してもマイルを引き継ぐことが可能です。

ただ、ANAマイレージクラブカードを持っていなくても、必要な手続きをおこなえばマイルを引き継ぐことができます。

マイルを引き継ぐには、新たにANAマイレージクラブに入会する必要がある

解約時にANAマイレージクラブカードを持っていない場合、何もしないと貯めたマイルをすべて失ってしまいます。ANAカードで貯めたマイルを引き継ぐためには、新規でANAマイレージクラブに入会する必要があります。

必要な手続きは「ANAマイレージクラブ・サービスセンター」に電話をし、おこないます。

ANAマイレージクラブ・サービスセンターの連絡先は以下の通りです。

電話番号 窓口・営業時間
0570-029-767(全国一律料金) 国内線一般・特典予約:6:30〜22:00(年中無休)
国際線一般・特典予約:8:00〜20:00(年中無休)

マイレージサービスお問い合わせ

月〜金:9:00〜19:00
土:9:00〜17:00
(日・祝・年始休)

マイルの引き継ぎに関しては、「マイレージサービスお問い合わせ」が窓口になります。せっかく貯めたマイルを失わないよう、できるだけ早く連絡して引き継ぎをおこないましょう!

Edy機能付きのANAカードは、処分する前にチャージ分を使い切ろう!

Edy機能付きのANAカードは、残高を使い切ってから処分するようにしましょう。

もし残高が残っている状態でハサミでカードをカットしてしまうと、Edy残高は無効になってしまいます。損失に対する補償はなく、チャージした金額分そのまま損してしまいます。

そのようなミスをしないためにも、Edyの残高は処分前に使い切りましょう!

分割払い・リボ払いの未払いがないか解約前に確認する

分割払い・リボ払いの未払いが残っている状態でANAカードを解約すると、その後の支払いはどうなるのでしょうか?

ANAカードの分割払い・リボ払いの未払い分に関しては、大抵の場合、解約後も解約前と同じ金額を月々支払うことになります。ただし、アメックスの場合だけ例外で、解約後の支払いが一括払いになります。

たとえばリボ払いの残高が10万円で月々2万円ずつ支払っていた場合、ほかのブランドなら解約後も2万円ずつ返済すればいいところ、アメックスのみ一括で10万円支払わなくてはならないのです。

未払い金額によっては一度に高額な請求をされることもあるため、アメックスブランドのANAカードを使っている方は特に注意が必要です。

ETCカードと家族カードも同時に解約される

ANAカードの追加カードであるETCカードと家族カードは、本カードの解約に伴い退会扱いになります。

本カード同様、ETCカードと家族カードにも個人情報が組み込まれています。ANAカードを解約したら、本カードと一緒に追加カードの破棄も忘れずにおこなってください。

また家族カードに関しては、急に使えなくなって困らせてしまうことがないよう、利用している家族に事前に本カードを解約する旨を伝えておきましょう。

自動引き落としを設定している場合、引き落とし先を変更する必要がある

電気・ガス・水道代などの公共料金や、携帯の利用料金などをANAカードで自動引き落としにしている場合、解約後にこれらの支払いが滞納してしまう可能性があります。

カードを解約する際は、事前に引き落とし設定をほかのクレジットカードに変更するのを忘れないようにしましょう。

解約後はANAカードを適切な方法で処分しよう

ANAカードに限りませんが、クレジットカードには大切な個人情報が組み込まれています。そのため、解約後は適切な方法でカードを処分する必要があります。

カードの破棄をきちんとおこなわなかった場合、第三者にクレジットカードの情報を読み取られ、悪用されてしまう危険性があります。情報を読み取られないようにするには、ICチップ磁気データの部分を修復できないようにハサミで切る必要があります。

カードの表面にある金色の四角い部分が、ICチップです。この部分をハサミで細かく切ってください。真ん中から2つに切っただけではまだ読み取られる可能性があるため、なるべく細かくカットしましょう。

磁気データは、カードの裏面の黒い帯の「磁気ストライプ」という部分に情報が入っています。磁気データを読み込まれないために、黒い帯の部分をハサミでしっかり切り刻みましょう。

ANAカードの解約方法のまとめ

ANAカードの解約について解説してきました。

ANAカードは電話1本で簡単に解約できますが、提携カードによって連絡先が異なるので気をつけましょう。また、解約するとそれまで貯めていたポイントが消滅してしまうだけでなく、必要な処置を取らないとマイルまで失効してしまうので要注意です!

解約前になるべくポイントは使い切り、マイルに関してはANAマイレージクラブカードへの引き継ぎを忘れずにおこなってください。

解約後は第三者に個人情報を読み取られないよう、カードの破棄をしっかりおこないましょう。ICチップ磁気データを読み取られないよう、ハサミでカードを細かく切って処分すれば安心です。

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