学生はクレジットカード申込み時にバイト先を記入するべき?記入方法や在籍確認についても解説
「学生もクレジットカード申込みの際には、バイト先を記入しておくべき?」、「どうやって記入すれば良いの?」などで悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
とくに初めてクレジットカードを作るとなると、バイト先をはじめ、申込み時の記入方法については疑問が多く出てくるかと思います。
審査の通過率を少しでも上げるためには、このあたりについてもしっかり押さえて申込みをしていきたいところです。
本記事では「クレジットカードを申込みでバイト先の記入は必要か」、「記入方法はどのようにすべきか」など詳しく解説していきます。
記事の後半では、バイト先への在籍確認の内容と注意点についても合わせて解説します。
バイトをしている学生がクレジットカード審査を少しでも通過しやすくなるためのポイントを見ていきましょう。
学生はクレジットカード申込み時にバイト先を記入するべき
クレジットカードの申込みをするとき、学生でもバイト先は記入しておくべきです。バイト先を記入しておくことで、審査の通過率が上げられる可能性があります。
もちろんバイト先を記入しないでも審査の通過することはできます。そもそも、学生は社会人ほどは厳しく審査されることはありません。
とはいえ、学生でも100%審査に通過できるわけではありません。場合によっては審査落ちということもあり得ます。
そのため、せっかくバイトをしているのであればバイト先は記入しておくのが賢明です。
バイト先を丁寧に記載しておけば、審査側としても申込み者の収入面を具体的にイメージしやすくなります。結果としてカード発行の可否を判断しやすくなり、審査通過の可能性アップにもつながります。
多少の手間はありますが、必ずバイト先は記入しておくようにしましょう。
専門家からのコメント
一般的に学生であれば収入はありませんので、不定期なバイト収入は報告する義務はありません。
しかし、ある程度収入がある場合は、信用してもらうという意味で記入することはよいでしょう。
バイト先の企業規模や収入の多寡は、学生の場合あまり関係がありませんので、気軽に正直に書きましょう。
ただし、あえてよくみせようと、収入をごまかして多くすることは、気を付けてください。
学生がクレジットカード申込みする時のバイト先の記入方法
クレジットカード申込みの記入では、バイト先を含め、全項目について、できるだけ詳細に丁寧に記入をしていくのが重要です。
「勤続年数を月単位まで記入する」など、できるだけ詳細に記入しておくことで、審査の判断がしやすくなるだけでなく、審査をする側に誠実な印象を持ってもらいやすくなります。
ただ、いざ丁寧に正確に記入していこうと思うと、「実際に働いている店舗と、本社とどちらを記入すればいいの?」など、いくつか迷う部分が出てくるかと思います。
そこで、バイト先の記入で多くの人が迷うポイントについて、いくつかピックアップして解説をしました。一つずつ確認していきましょう。
店舗と本社のどちらの情報を記入する?
チェーン店でのバイトをしている人だと、本社の情報を記入するか、自分が今働いている店舗の情報を記入するかは迷いどころになるかと思います。
結論としては、今働いている店舗の情報を記入するのが通例です。在籍確認も、今働いている店舗へおこなわれることになるので、必ず店舗の情報を記入しておくようにしましょう。
単発や日雇いバイトの場合は?
単発や日雇いバイトなど、派遣でおこなうバイトの場合には、派遣先ではなく、派遣会社の情報を記入します。
単発や日雇いバイト以外の派遣のバイトも、同様に派遣会社の情報を記入することになります。
派遣会社によってはいくつか事務所がある場合もあるので、自分の在籍する事務所が分からなければ担当者の方に問い合わせるようにしましょう。
バイトを複数掛け持ちしている場合は?
バイト先を複数掛け持ちしている場合には、記入欄があれば全て記入しておくのがベストです。記入欄が複数あるなら、掛け持ちしてるバイトを全て記入しておきましょう。
記入欄が一つしかなく、一つのバイトしか記入できない場合には、勤続年数か収入の多いバイト先を記入しておくようにしましょう。
なお、複数バイトを掛け持ちしている人は、収入の金額としては全ての合算を記入することになります。
クレジットカード会社が行うバイト先への在籍確認とは?
バイト先を記入した場合には、社会人と同様に「在籍確認」が実施される可能性があります。
在籍確認は、カード会社が申込み者への勤務先に実際に電話をかけて、申込み時に記入した職場で本当に働いているか確認するためのものです。
在籍確認は必ず実施されるものではなく、実施されないケースも多くあります。
ただ、絶対に在籍確認がないと言い切れるカードはありません。どのカードに申込む時も、在籍確認があるものとして基本的なポイントについてはしっかり押さえておきましょう。
在籍確認の主な目的は「勤務先情報」に虚偽がないかの確認
在籍確認は勤務先情報に虚偽の申告がなく、安定した収入が本当にあることを確認するためにおこなわれます。
クレジットカードの決済では、カードの利用者の決済をクレジットカード会社が一時的に建て替えることになります。
そのため、審査の際には、申込み者が立て替えた分を返済できるだけの信用があるのかは事前に確認しておく必要があるわけです。
在籍確認では基本的な質問しか聞かれない
在籍確認は本人が電話に出て、バイト先への在籍の確認がとれれば、ほとんどの場合は、その時点で完了となります。
質問があるとしても、住所や生年月日など基本的なことしか聞かれないことが多いです。とくに準備の必要はないので、身構える必要はないでしょう。
ただし、バイトがシフト制で、電話がかかってきた時間にしっかり在籍の確認が取れるかが不安という人も多いかと思います。
その場合は、シフトに入っている日時に電話をかけてほしい旨を、申込み直後の電話確認などの際に伝えておきましょう。会社によっては、希望に合わせて電話をかけてくれる場合があります。
本人が電話に出れなくても在籍確認が完了できるケースが多い
もし、本人不在で、別の人が電話に出て対応した場合も、「○○は本日お休みを頂いております」、「ただいま○○は席をはずしております」など、その返答から在籍の確認が取れれば、在籍確認は完了となります。
ただしカード会社によっては、日を改めて再度、在籍確認を実施するところもあるので、この辺りは注意が必要です。
専門家からのコメント
在籍確認は、バイト先の電話にでた方が、「○○は今、不在です」と対応すれば、在籍が確認できたことになります。
直接本人と話すことが目的ではなく、その会社で働いていることが分かれば、それでいいのです。
特にバイトの場合、勤務が不規則でほとんど電話に出られないことは、カード会社もわかっていますので、どうしても電話に出なければと悩む必要はありません。
ただし、誰がカード会社からの電話を取るかわかりませんので、職場(書類に記載した電話番号の部署又は店舗)では、全員に名前を憶えてもらってください。
まとめ:学生もクレジットカード申し込みではバイト先をしっかり記入しておこう
学生がクレジットカードに申し込む際のバイト先の記入方法、バイト先への在籍確認の際の注意点など解説しました。
クレジットカード申込みの記入は、できるだけ詳細に丁寧に記入をしておくことが大切です。それだけでも審査の通過率が上がる可能性があります。
在籍確認はとくに初めてだと身構えてしまうところもあるかもしれませんが、電話に出ればそれだけで基本的には完了できるものなので、とくに気を張る必要はありません。
申込みのポイントを押さえて審査の通過に繋げていきましょう。
専門家からの一言
キャッシュレス時代に向かっている現在、学生でもクレジットカードを持つメリットは多いかと思います。
親のカードの家族カードであれば簡単に持つことができますが、やはり自分だけのカードが欲しいのは当然でしょう。
学生の場合、バイト先は記入しなくてもカードは作れますが何らかの理由で審査に落ちてしまうケースもあります。
そこで、働いて収入を得ているのであれば、学生だけれど社会人として働いているという意味で、バイト先を記入して申し込むことをお勧めします。
大学卒業後、証券会社、銀行、生保、コンサルティング会社に勤務後、49歳から2年間で社労士やCFPなど7つの資格を取得し、独立起業しました。12の資格に裏打ちされた知識を活かして、人事労務コンサルティング、セミナー講師、資産運用相談、労働トラブル相談、キャリア&メンタルのカウンセリング、記事執筆等の活動をしています。
キャッシュレス、クレジットカードなどの金融関係の記事を中心に、ガジェット、通信など様々なジャンルで執筆中。ポイントの貯め方などの込み入った話も分かりやすく、正直に発信していきます。クレジットカードは楽天カードを愛用中。ふだんは楽天ペイと合わせて利用しています。クーポンやキャンペーンを活用して、どうやったらお得に買い物できるかを考えるのが好きで買い物のまえに長考することもしばしば。趣味は貯金と節約。