マイルの貯め方からおすすめクレカ、JAL・ANAの比較までマイレージの基本を徹底解説!
飛行機に乗ったり、クレジットカードを使ったりすることで貯まるマイル。
なんとなくお得な気がして貯めているけど、そもそもマイルってなんなのか分からない方も多いのではないでしょうか。
マイルを上手に活用すれば、海外旅行の航空券と交換できるのはもちろんのこと、ファーストクラスだって夢ではありません。
もちろんあまり飛行機に乗らない方でも、問題ありません。
仕事で飛行機に乗る機会があれば別ですが、ほとんどの方は1年に1回乗るか乗らないかだと思います。
飛行機に乗らなくとも、クレジットカードさえあれば、日常生活のなかで充分にマイルを貯めることができるのでご安心ください。
本記事では、分かりづらいマイルの基礎知識から応用知識までじっくり解説し、最後にはおすすめのクレジットカードを比較紹介していきます。
これを読めば、あなたのライフスタイルにぴったりなクレジットカードが見つかるはずです。
マイレージとマイルの違いは?まずは基本を知ろう!
よくマイレージとマイルを混同してしまいがちなので、まずはマイレージとマイルの違いについてご説明します。
マイレージとは「航空会社のサービスプログラム」のことで、英語ではFFP(フリークエントフライヤープログラム)と呼びます。
一方でマイルは、「航空会社が提供しているポイント」のことで、マイレージというサービスプログラムの中に、マイル(ポイント)がある、ということになります。
ですので、マイルを貯めるためにはまずマイレージへの参加が必要になります。
航空会社が提携しているクレジットカードを申し込む際に、同時にマイレージの申込みもおこなうか、各マイレージのウェブサイトから簡単に申込みが可能ですので、マイレージに参加することがマイルを貯める第一歩になります。
マイレージに参加すると、すでにお手持ちのクレジットカードでポイントが貯まっていれば、マイルと交換して貯めることができます。
マイルには有効期限があり、ANAとJALはマイルを取得してから3年間使わないと、マイルが失効してしまいますので、クレジットカードのポイントを移行する際は、少しずつ移行するのではなく、計画的にまとめて移行することをおすすめします。
初めてでも安心!マイレージに加入する方法
いくつか方法はありますが、いちばん簡単で早いのは各航空会社のサイトからオンライン上での申込みです。
ほとんどのマイレージは必要事項を登録するだけで、すぐに加入できます。
陸マイラーとしてクレジットカードも一緒に検討している方は、クレジットカードの申込みと同時にマイレージに加入することもできます。
すでに加入済みの方は、クレジットカード申込みのときに会員番号を記載することで紐付けすることが可能です。
また飛行機に乗っているときに加入することもできるので、実際に飛行機に乗ってみて、航空会社のサービスや乗り心地などを体験してから決めるのもよいかもしれません。
今さら聞けない?主要4社のマイレージの特徴を知っておこう!
ANAマイレージクラブ、JALマイレージバンク、デルタ航空スカイマイル、ユナイテッド航空マイレージプラスの4種類は、どれも日本でマイルを貯める上で、おすすめのマイレージです。
この中でも、ANAマイレージクラブ(略称AMC、ANAマイル)とJALマイレージバンク(略称JMB、JALマイル)は特に人気が高いです。
また、日本の航空会社ということもあり、国内線を含め、海外便の日本発着が多いので、マイルを貯めやすくなっています。
海外のマイレージだとデルタ航空のスカイマイルが有名で、日本でも人気のマイルとなっています。
北米への渡航が多い方はユナイテッド航空のマイレージプラスを貯めている方が多いです。
そのほかにも、韓国へよく旅行へ行く方は大韓航空のスカイパス、香港へよく行く方はキャセイパシフィック航空のアジアマイルの人気が高いようです。
マイレージに迷ったら、マイルを特典航空券に交換するときのために、実際にご自身が行きたい国へ渡航している航空会社のマイレージを選ぶのがおすすめです。
ANAマイレージクラブのメリット・デメリット
マイルの有効期限 | 3年 |
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燃料サーチャージ | 別途必要 |
マイルの譲渡 | 配偶者、両親、子供(※) |
ANA(全日本空輸)は国内便が充実しているので、国内旅行や出張でマイルが貯まりやすく、海外へ行く機会が少ない人にもおすすめです。
また、提携航空会社が多いので、貯まったマイルは豊富な航空券と交換できるのも特徴です。
飛行機にあまり乗らないという方でも、ANAマイレージクラブと提携したクレジットカードが数多く発行されているので、空と陸の両方で貯めやすくなっています。
セブンイレブンやイトーヨーカドーなどのANAマイル特約店でショッピングするとマイルが通常時よりも多く付与されるので、ショッピングでも積極的にマイルを貯めることができます。
どんな人でもマイルを貯めやすいので、ANAマイレージクラブは非常に人気が高く、そのため海外特典航空券が取りにくいというデメリットもあります。
また、ブラックアウトデイトと呼ばれる、特典航空券が利用できない日が少し多く、お正月前後やゴールデンウィーク、夏休みなどの連休にご旅行を考えている方は、毎年更新されるブラックアウトデイトのスケジュールを必ず確認してください。
- 入会時・毎年のカード継続時にボーナスマイルをプレゼント
- 国内旅行海外旅行ショッピング保険など充実!
- 便利な電子マネー「iD」も標準搭載
年会費初年度 | 無料 |
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年会費2年目〜 | 2,200円(税込) |
ポイント還元率 | 0.5% |
発行スピード | 3営業日程度 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
JALマイレージクラブのメリット・デメリット
マイルの有効期限 | 3年 |
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燃料サーチャージ | 別途必要 |
マイルの譲渡 | 配偶者、両親、子供(※) |
JAL(日本航空)はANAと同じく国内便が充実しているのに加え、JALカードを持っている人なら国内線特典航空券を500マイル引きで交換(JALカード割引)できるので、国内旅行や出張が多い人には特におすすめです。
以前は繁忙期によって必要マイル数が変動していましたが、現在は座席残数により変動するように変わりました。
有効期限内に必要マイル数に届かなかったとしても、マイルをe JALポイントへ移行すれば、燃料サーチャージやパッケージツアー、航空券などの支払いに使え、さらに有効期限も実質延長できます。
JALマイレージクラブのデメリットはANAマイレージバンクと同様、人気のため特典航空券が取りにくいところにあります。
ANAとJALを比較すると、JALの方が比較的とりやすい傾向にありますが、渡航都市がANAに比べて若干少ないので、一概に良し悪しを決めることは難しいです。
- フライトでためるーボーナスマイルー
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年会費初年度 | 無料 |
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年会費2年目〜 | 2,200円(税込) |
ポイント還元率 | 0.5%~1% |
発行スピード | 2週間程度 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
デルタ航空スカイマイルのメリット・デメリット
マイルの有効期限 | なし |
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燃料サーチャージ | 不要 |
マイルの有効期限 | 誰でも可 |
デルタ航空のスカイマイルは特典航空券を狙う方に寄り添った内容になっているのが特徴です。
マイルの有効期限がないのに加え、海外便だと数万円もかかる燃料サーチャージも不要、さらにマイルの譲渡も家族以外にも行えるので、彼氏や彼女、友達との旅行にも最適です。
ANAとJALは特典航空券が取りにくいと説明しましたが、デルタ航空は比較的取りやすくなっています。
また、ブラックアウトデイトの指定がないので、年中いつでも好きな日に特典航空券がとれるのも特長です。
デメリットとしては電子マネーなどの他のポイントへ移行ができません。
しかし、代わりにマイルの有効期限がないので、デルタ航空の特典航空券1点狙いの方でしたら問題ないかと思います。
渡航都市がANAに比べて少ないので、マイルを貯める前に行きたい場所に路線があるか調べておきましょう。
また、他の航空会社に比べ必要マイル数が多めに設定されていので注意しましょう。
ユナイテッド航空マイレージプラスのメリット・デメリット
マイルの有効期限 | 18ヶ月(交換・加算で18ヶ月延長) |
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燃料サーチャージ | 不要 |
マイルの譲渡 | 誰でも可(有料) |
ユナイテッド航空のマイレージプラスはデルタ航空のスカイマイルのように、燃料サーチャージも特典航空券の中に含まれ、家族以外の人にもマイルの譲渡が可能です。
マイルの有効期限だけ独自の設定がされており、18ヶ月間全く使用しないとマイルが失効してしまいますが、反対にに1回でも交換・加算があると18ヶ月間延長されるので、実質無期限でマイルを貯めることができます。
また、ちょっとマイルが足りないときに便利なマイルの購入が2,000マイルから1,000マイル単位でできるので、すぐに特典航空券と交換したいときなどには重宝します。
マイレージプラスのデメリットは、ANAやJALのようにマイルの移行先が多数あるわけではなく、楽天ポイントしか対応していない点にあります。
交換レートもあまりよくないので(1,000マイル→400ポイント)、基本的には特典航空券狙いで貯めるのがおすすめです。
JALとANAを比較!お得なのはどっち?
正直なところ国内の利用であれば、どちらも大差ありません。
日本の隅々まで旅したい方は、宮古島や石垣島といった離島への路線があるJALの方がおすすめです。
必要マイル数で比べるとJALは座席残数によって変動するのに対し、ANAはローシーズン、レギュラーシーズン、ハイシーズンの3パターン設定しているので、ローシーズンで行けたらお得になります。
海外特典航空券の必要マイル数で比較すると、ANAが比較的に少ないマイル数で交換ができるので、海外旅行が好きな方はANAの方がおすすめです。
またANAは加盟航空会社がいちばん多いスターアライアンスに参加しているので海外旅行でマイルを貯めるという面でもJALに比べて有利になることが多い傾向にあります。
どちらにするか決められない、という方に注意して欲しいのは、安易に複数のマイルを貯めたり、クレジットカードを複数枚所有したりしないことです。
複数のマイルに分散して貯めるのは効率が悪いですし、クレジットカードも年会費が有料のものが多いので、無駄な出費になりかねません。
飛行機に乗る以外で毎日のショッピングでもマイルを貯めるなら、JALカードは自動的にマイルが貯まるのでポイント移行の手間がかからないため、面倒なことが嫌いな方やマイレージ初心者の方にはおすすめです。
ANAカードはクレジットカードやマイレージについてしっかり理解する必要はありますが、マイルの実質有効期限をのばしたり、通常よりも還元率をアップさせたりするなど賢く効率的にマイルを貯めることが可能です。
マイルが貯まる!初心者におすすめのクレジットカードを徹底比較
主要4社のマイレージの特徴がわかったところで、それぞれのマイルが貯まるクレジットカードをご紹介していきます。
今回、初心者の人でも試しやすいように、クレジットカードの年会費は2,000円台から3万円近いものまでと幅広くピックアップしました。
傾向としては、年会費が高いゴールドカードのほうがマイルの積算率が高くなり、国内外の旅行損害保険やショッピング保険や旅のサポートが充実していきます。
また買い物、電車、飛行機のどの方法でマイルを貯めるかなども考えて、自分のニーズに合った1枚を見つけましょう。
JALを利用する人におすすめのクレジットカード6選
JALのマイルが貯まる主要クレジットカードはJALカードです。交通系や流通系の会社と提携したカードもあり、マイルを貯める方法が幅広く選べます。
またカードに入会後の初搭乗やカードの更新後の初搭乗でマイルのプレゼントや、フライトマイルの増量などの特典が魅力です。
JALカードの一般カードの場合、JALカードショッピングマイル・プレミアムへ入会するのがおすすめ。
買い物でのマイル積算率が通常の2倍にアップします。
JALカード特約店での買い物をすれば、さらに2倍にアップするのでとてもお得。
年会費3,240円(税込)が必要ですが、ゴールドカードの年会費よりは安くすみます。
飛行機や買い物でマイルが貯まる初心者向きの1枚! JALカード(普通カード)
- フライトでためるーボーナスマイルー
- 国内空港店舗・ 空港免税店割引国内空港店舗や空港免税店で割引に。
- 旅行保険最高1,000万円!
年会費初年度 | 無料 |
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年会費2年目〜 | 2,200円(税込) |
ポイント還元率 | 0.5%~1% |
発行スピード | 2週間程度 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
JALカードは入会後の初搭乗やカードの更新後の初搭乗でマイルのプレゼントや、フライトマイルの増量のほかにも特典が満載の1枚です。
JALグループ国内線の特典航空券が通常よりさらに500マイルの割引や、JALホームページで航空券購入の際、通常5,000マイルから交換のところ3,000マイルから交換可能。
家族が持っているJALカードを合算できる家族プログラムが無料で利用することができます。さらに効率的にマイルを貯めるなら、先ほどご紹介したJALカードショッピングマイル・プレミアムに入会するといいでしょう。
飛行機、電車、バスでもマイルが貯まる、使える!JALカードSuica
- フライトやショッピングでマイルが、駅でJRE POINTが貯まるおトクな1枚
- 旅行傷害保険・不正利用に対する補償でご利用をサポート
- 普段の電車利用が便利!オートチャージ機能で、もう改札では止められません
年会費初年度 | 無料 |
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年会費2年目〜 | 2,200円(税込) |
ポイント還元率 | 0.5 〜 5% |
発行スピード | 最短1週間 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
JALの一般カードに加えて、全国の電車とバスで利用できるICカードと交通系電子マネーの機能をもつSuicaがついたカードです。
JR東日本のみどりの窓口、オートチャージ、定期券の購入、モバイルSuicaにチャージなどでは、JALのマイルの代わりにJRE POINTが貯まるシステムになっています。
JALカードショッピングマイル・プレミアムに入会すれば、1,500JRE POINTで1,000マイルの高いレートで交換可能。JALタッチ&ゴーが使えるので、空港の保安検査場、搭乗ゲートもワンタッチで通過できます。
東急沿線ユーザーなら損はしない1枚! JALカード TOKYU POINT ClubQ
- 初年度年会費無料!
- 海外旅行/国内旅行傷害保険(傷害死亡・傷害後遺障害)
- 入会搭乗ボーナス1,000マイル
年会費初年度 | 無料 |
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年会費2年目〜 | 2,200円(税込) |
ポイント還元率 | 0.5 〜 1% |
発行スピード | 21営業日程度 |
国際ブランド |
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電子マネー |
|
- 付帯サービス
こちらはJALの一般カードの特典に加えて、東急グループの利用でもお得になる1枚。普通の買い物ではJALのショッピングマイルに加えてTOKYU POINTもダブルで貯まり、陸マイラーにおすすめのカードです。
東急ストア、プレッセではポイント還元率1.0%(JALマイル0.5%+TOKYU POINT0.5%)、東急ハンズでは1.5%(JALマイル0.5%+TOKYU POINT1.0%)の還元率になります。
貯まったTOKYU POINT は2,000ポイントから無料で1,000マイルに交換可能です。
また東急電鉄や全国の電車やバスで利用できるICカードPASMOへのオートチャージにも対応していて、通勤にも便利。
ただしオートチャージではTOKYU POINTのみ、東急電車の定期券購入ではマイルのみが貯まります。
ゴールドカード並みのサービスが付帯!JAL アメリカン・エキスプレス®・カード
- 最大2,100マイルプレゼント!
- ショッピングマイル!200円=1マイル
- 旅行保険最高3,000万円
年会費初年度 | 6,600円(税込) |
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年会費2年目〜 | 6,600円(税込) |
ポイント還元率 | 0.5%~2.0% |
発行スピード | 3週間程度 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
JALカードの一般カードでありながら、年会費はアップしますがアメリカン・エキスプレスならではの特典がゴールドカード並みに受けられる1枚です。
空港ラウンジが同伴者1名まで無料で利用可能、一般カードにはなかった海外旅行での疾病治療費や賠償責任や国内旅行での入院や手術費用など保険内容がアップします。
ほかにもアメリカン・エキスプレスが提携している国内外のレストランやホテルが10~70%割引、ETCカードが無料で持てるなど。ただし電子マネーのWAONにクレジットカードでのチャージはできません。
飛行機の利用頻度が高い人におすすめ! JALカード CLUB-Aゴールドカード
- フライトやショッピングでマイルが貯まる!
- 年1回海外旅行に行かれる方におススメ!
- ショッピングマイルが2倍たまる
年会費初年度 | 17,600円(税込) |
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年会費2年目〜 | 17,600円(税込) |
ポイント還元率 | 1% |
発行スピード | 21営業日程度 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
JALカードの一般カードに比べて、効率的に搭乗マイルが貯まり特典が充実するゴールドカードです。
入会搭乗で5,000マイル、毎年更新後初回搭乗で2,000マイルがもらえます。フライトマイルは通常の25%もプラス。ショッピングマイル・プレミアムに年会費無料で入会となっているので、普段の買い物でも一般カードより2倍のマイルが貯まります。
空港免税店でも一般カードの2倍も割引になり、国内外の旅行保険もより充実しています。飛行機の利用が多い人なら断然お得になるカードです。
専門家からのコメント
私はJALカードCLUB-Aゴールドカードに、ボーナスマイルが貯まる「ツアープレミアム」をオプションでつけて使ってます。
マイルが最強に貯まる!セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード
- プライオリティ・パス(通常年会費429米ドル/プレステージ会員)に優遇年会費(11,000円/税込)※別途登録必要
- 新規ご入会・ご利用で永久不滅ポイント最大8,000円相当をプレゼント
- ショッピング安心保険年間最高200万円
年会費初年度 | 無料 |
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年会費2年目〜 | 11,000円(税込) |
ポイント還元率 | 0.75% |
発行スピード | 最短3営業日 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
JALカードではありませんが、JALマイルが貯まる最強カードとして知られるカードです。
最大の特長はセゾンマイルクラブ(年会費4,320円/税込)へ入会できること。
普段の買い物1,000円で10マイルが貯まるうえ、優遇ポイントとして2,000円につき永久不滅ポイント2ポイントがもらえます。
永久不滅ポイントはほかのカード、例えばMUJIカードやパルコカード、三井ショッピングパークカードセゾンなどで貯めた永久不滅ポイントと合算が可能。
ポイントをマイルに交換するなら、JALとセゾンが共同サポートするサッカー日本代表が試合で勝利したあとが狙い目。
マイルが20%アップするお得なレートで交換できます。
ANAを利用する人におすすめのクレジットカード5選
ANAのマイルが貯まるクレジットカードの筆頭はANAカードです。カードに入会後の初搭乗やカードの更新後の初搭乗でマイルのプレゼントや、フライトマイルの増量などの特典が魅力です。
ANAカードの場合、カードで買い物をするとマイルではなくクレジットカード独自のポイントが貯まります。
自動移行に設定するか自分のタイミングでマイルに交換するか、どちらかの方法でマイルに交換します。
ANAカードの一般カードの初期設定では、1ポイントを5マイルに無料で交換できる5マイルコースになっています。
もっと効率的に貯めたい人は、年会費5,400~6,480円が必要ですが、10マイルコースに変更するのがおすすめです。
飛行機や買い物でマイルが貯まるお試しの1枚! ANA一般カード
- 入会時・毎年のカード継続時にボーナスマイルをプレゼント
- 国内旅行海外旅行ショッピング保険など充実!
- 便利な電子マネー「iD」も標準搭載
年会費初年度 | 無料 |
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年会費2年目〜 | 2,200円(税込) |
ポイント還元率 | 0.5% |
発行スピード | 3営業日程度 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
三井住友VISAカードが発行しているVISAとMastercardとJCBから選べます。
ANAカード会員なら、カードに入会後の初搭乗やカードの更新後の初搭乗でボーナスマイルのプレゼント、フライトマイルの増量など特典が満載です。
ほかにも搭乗日当日まで予約・変更可能な国内線航空券ビジネスきっぷが購入可能。運賃の100%マイルが貯まります。
買い物ではワールドプレゼントやOki Dokiポイントが貯まり、ANAカードの提携店での買い物なら、さらに200円ごとに1マイルを貯めることができます。
家族のマイルを無料で合算しての利用も可能。空港内免税店や長崎ハウステンボスの提携店で5%割引も受けられます。
飛行機、電車、バスでポイントが貯まりマイルに交換!ANA VISA Suicaカード
- 入会時・毎年のカード継続時にボーナスマイルをプレゼント
- 国内旅行海外旅行ショッピング保険など充実!
- Suicaが付いて電車に乗るのがラクラク!
年会費初年度 | 無料 |
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年会費2年目〜 | 2,200円(税込) |
ポイント還元率 | 0.5 〜 10% |
発行スピード | 2週間程度 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
全国の電車とバスで利用できるICカードと交通系電子マネーの機能をもつSuicaがついたANAカードです。
JR東日本のみどりの窓口、オートチャージ、定期券の購入、モバイルSuicaにチャージなどでは、ANAのマイルの代わりにJRE POINTが貯まるシステムになっています。
電車やバスだけでなく、空港の保安検査場、搭乗ゲートもワンタッチで通過できるスキップサービスの利用ができてとっても便利。
ほかのANAカードと違って家族カードはなく、楽天Edy、Suica定期券の機能はついていません。
メトロポイントの交換率が優秀!ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)
- ANA・提携航空会社便の搭乗でたまるマイル+各種ボーナスマイル
- 東京メトロ乗車・定期券のお支払いでメトロポイントがたまる
- さらにPASMOも搭載!
年会費初年度 | 無料 |
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年会費2年目〜 | 2,200円(税込) |
ポイント還元率 | 0.1 〜 1% |
発行スピード | 約1週間 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
ANAのマイル、東京メトロのメトロポイント、JCBのOki Dokiポイントの3つのポイントが貯まる、通称ソラチカカード。
東京メトロの乗車や定期券購入ではメトロポイントとOki Dokiポイントをダブルで貯めることができます。
すべてのポイントは相互交換できますが、イチ押しはメトロポイントをマイルに交換すること。
Oki Dokiポイントは1ポイントで5マイルにしかなりませんが、100メトロポイントは90マイルに交換可能です。
専門家からのコメント
地下鉄に乗る人はこちらのカードがおすすめです!
ポイント無期限のコースに注目!ANAアメリカン・エキスプレス®・カード(一般)
- ご入会でもれなく1,000マイル、毎年のカードご継続毎に1,000マイルをプレゼント
- ANA航空券や旅行商品など、ANAグループでのカードご利用はポイント1.5倍
- 1,000ポイント単位でANAのマイルへ移行可能
年会費初年度 | 7,700円(税込) |
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年会費2年目〜 | 7,700円(税込) |
ポイント還元率 | 0.33%~0.6% |
発行スピード | 2週間程度 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
ポイント移行コース年会費6,480円(税込)に登録すると、登録期間中はポイントが無期限になります。
しかも年間移行ポイント数の制限がないので、好きなときにポイントをマイルに移行できて、マイルの貯めやすさは抜群。
ただし移行したマイルの有効期限は3年です。
海外旅行保険は、同行する家族も一緒に補償される家族特約がついています。航空券や旅行商品など、ANAグループでの利用でポイント1.5倍に。
アメリカン・エキスプレス提携カード会社のラウンジサービスの利用ができ、同伴者1名まで無料になります。
ANAワイドゴールドカード
- 入会時・毎年のカード継続時にボーナスマイルをプレゼント
- 国内旅行海外旅行ショッピング保険など充実!
- 便利な電子マネー「iD」も標準搭載
年会費初年度 | 15,400円(税込) |
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年会費2年目〜 | 15,400円(税込) |
ポイント還元率 | 0.5 〜 10% |
発行スピード | 3営業日程度 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
VISA、Mastercard、JCBから選べる、ANA一般カードのゴールドカードです。
初期設定で10マイルコースになっているので、買い物をすれば一般カードの2倍のマイルが自動的に貯まります。
ゴールドカードならではのサービスとして、入会後の搭乗と更新後の搭乗でそれぞれ2,000マイル、フライトマイルが25%プラスされ、どんどんマイルが貯まります。
ショッピング保険や航空便遅延費用など保険内容も手厚い補償がついてきます。
ほかにはビジネスクラスカウンターでのチェックイン、空港内免税店や高島屋SHILLA&ANAで10%割引(一般は5%)が受けられて、飛行機に乗る回数が多い人にはおすすめです。
専門家からのコメント
ANAによく乗るならこの1枚を!ビジネスクラスカウンターが使えて、フライボーナス25%は大きいです。ステータスを維持するのにもおすすめ。
デルタ航空を利用する人におすすめのクレジットカード
デルタ航空のスカイマイルが貯めやすいクレジットカードをご紹介します。スカイマイルは有効期限がなく、ゆっくり貯めることができます。
デルタ航空券ならマイルは2倍!デルタ スカイマイルJCBカード 一般カード
- ショッピング100円=最大1.5マイルたまる
- デルタ航空航空券購入でショッピングマイルが最大100円=3マイル
- ためたマイルでおトクな特典航空券と交換!
年会費初年度 | 6,600円(税込) |
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年会費2年目〜 | 13,200円(税込) |
ポイント還元率 | 1.3% |
発行スピード | 3営業日程度 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
JCBとの提携カードですが、買い物で利用したときにOkiDokiポイントではなく自動的にマイルが貯まります。
ポイントからマイルへの交換手続きが必要ない便利な1枚です。
デルタ航空券を購入した場合、ショッピングマイルは2倍にアップします。
デルタ航空のスカイマイルには有効期限がないので、マイルの失効を気にすることなく貯められます。
ボーナスマイルが充実!デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
- 家族カード1枚目年会費無料
- ご入会から1年間、デルタ航空スカイマイル上級会員資格「ゴールドメダリオン」を無条件でご提供
- ご入会ボーナスマイルとファーストフライトボーナスで最大33,000マイル獲得可能
年会費初年度 | 28,600円(税込) |
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年会費2年目〜 | 28,600円(税込) |
ポイント還元率 | 1 〜 3% |
発行スピード | 2週間程度 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
アメリカン・エキスプレスの特典が利用できるゴールドカードです。
入会後の初回フライトで10,000~25,000マイルのボーナスがもらえます。
入会後1年間はスカイマイル上級会員資格「ゴールドメダリオン」特典が受かられます。
デルタ航空を利用すれば8%マイルがプラスされ、通常貯まる3%のマイルに加えると合計11%ものマイルがもらえます。
ゴールドカードならではの優先搭乗や優先空席待ち、優先的に荷物を受け取れるほか、豪華なスカイチームラウンジを同伴者1名も無料で利用できます。
家族カードの年会費が1枚無料なのでマイルを合算でき、より効率的にマイルが貯まります。
ユナイテッド航空を利用する人におすすめのクレジットカード
ユナイテッド航空をはじめスターアライアンス加盟航空会社のフライトを利用することで、マイレージプラスというマイルが貯まるカードをご紹介します。
会員専用のショッピングサイト、マイレージプラスモールの利用でもお得にマイルが貯まります。JALカードのようにポイントからマイル交換の必要がありません。
ANAの搭乗でもマイルが貯まる!マイレージプラスJCBカード 一般カード
- マイルの有効期限は無期限
- ユナイテッド航空 航空券購入でショッピングマイルが最大100円=3マイル
- スターアライアンス加盟航空会社
年会費初年度 | 5,500円(税込) |
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年会費2年目〜 | 5,500円(税込) |
ポイント還元率 | 0.1% |
発行スピード | 3営業日程度 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
ユナイテッド航空のマイルは18ヶ月のあいだに1度でもマイルの獲得や利用をすれば、有効期限が18ヶ月延長されます。
いちばん手軽な方法はマイレージプラスモールで買い物をすること。マイルの保有に上限はないので、失効の心配をせずに大量に貯められます。
マイルは楽天ポイントに移行できるようになり、1,000特典マイルは楽天ポイント400ポイントに交換可能です。
更新で500マイル!マイレージプラスセゾン・アメリカン・エキスプレス・カード
- マイル還元率最大1.5%
- マイルの有効期限なし
- 最高3,000万円補償の海外旅行傷害保険が付帯
年会費初年度 | 1,650円(税込) |
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年会費2年目〜 | 1,650円(税込) |
ポイント還元率 | 0.5 〜 1.5% |
発行スピード | 最短3営業日 |
国際ブランド |
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電子マネー |
|
- 付帯サービス
クレディセゾンが発行するカードですが、ショッピングで直接マイルが貯まる1枚。
年会費がかかりますが、マイルアップメンバーズに申込むのがおすすめです。ショッピングマイルが通常の3倍、コスモ石油の利用なら4倍のマイルが貯まります。
貯まったマイルはスターアライアンスの特典航空券にも交換可能。実はANA国内特典航空券ならANAマイルよりお得なレートで交換できます。
マイレージプラスセゾンカードにはVISA、Mastercardもありますが、アメリカン・エキスプレスなら更新時に500マイルがもらえる特典がついています。
1枚で複数の航空会社のマイルが貯まる!アメリカン ・エキスプレス®・スカイ・トラベラー・カード
- ご入会でもれなく3,000ポイント、毎年のカード継続毎に1,000ポイントをプレゼント
- ポイントの有効期限は無期限
- 対象航空会社の航空券や、対象旅行代理店の指定旅行商品のご購入で、ポイントが通常の3倍
年会費初年度 | 11,000円(税込) |
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年会費2年目〜 | 11,000円(税込) |
ポイント還元率 | 0.4% |
発行スピード | 1週間程度 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
アメリカン・エキスプレスが発行している、1つの航空会社に縛られずに航空マイルを貯めることができる特典満載のカードです。ポイントを貯めてマイルに交換するタイプ。
貯まるポイントは有効期限が無期限のメンバーシップ・リワードです。
JAL、ANA、デルタ航空を含む主要な航空会社27社の航空券や、日本旅行とアップルワールドの旅行商品の購入で、通常の3倍ポイントが貯まります。
ポイントは提携15社のマイルへ1,000ポイント=1,000マイルの優遇レートで移行が可能。ただしANAへのポイント交換は年会費5,400円(税込)が必要です。
また、アメリカン・エキスプレスならではの特典として、海外旅行損害保険の充実保証、同伴者1名まで空港ラウンジの利用が無料、手荷物無料宅配サービス、日本語サポートなどが利用できます。
マイルを貯めるメリットとは?旅行だけでなくお買い物にも使える!
「旅行は好きだけど頻繁に行くわけでもない」、「そもそも特典航空券に交換できるだけマイルを貯められる自信がない」という方ほどポイントを貯めるよりマイルを貯めた方が選択肢の幅が広がる可能性があります。
ANAとJALは3年間がマイル有効期限だとお伝えしましたが、欧米系航空会社のマイレージの多くは、年1回マイルの加算で有効期限が延長されるので無駄がありません。
もし希望の旅行先分の必要マイル数が貯まらなかったとしても、マイルを購入して加算することもできますし、特典航空券以外にもマイルを使って買い物ができたり、電子マネーと交換できたりします。
絶対に飛行機に乗る機会がないという方でしたら、マイルではなく他のポイントを貯めることをおすすめしますが、飛行機を使って旅行をしたいという気持ちが少しでもあるならば、マイルを貯めることをおすすめします。
マイルを使えば、国内にも海外にもタダで行ける
マイルを100%活かすなら特典航空券(マイルを使って交換した航空券)にどれだけ交換できるかにかかっている、といっても過言ではありません。
エコノミークラスの航空券からファーストクラスまで交換可能ですが、定価数百万円ほどするファーストクラスの特典航空券に交換するのがいちばんお得になります。
もちろん、エコノミークラスやビジネスクラスでも定価で購入するより、かなりお得に交換できるので、実際にどれくらいのマイルが必要か見てみましょう。
必要マイル数は行き先の距離によって決まります。
エコノミークラスだと近距離で国内往復10,000マイル~12,000マイル、遠距離で15,000マイル~30,000マイルほどで交換可能です。
ビジネスクラスだと時期にもよりますが80,000マイル~100,000マイルほどで欧米に行けます。
少しだけマイルが足りない!という場合はマイルを購入できるマイレージもあるので、必ずしもクレジットカードだけで貯めようと思わず、お金で解決してしまうのもおすすめです。
特典航空券は席に限りがあり、通常の航空券で席が空いていたからといって絶対に乗れるとは限りません。
余裕をもって旅行を計画し、いくつか候補日をもっておきましょう。
座席をアップグレードできる
行きたい旅行先までの必要マイル数が貯まらなかった場合におすすめなのが、座席をアップグレードすることです。
エコノミークラスならプレミアム・エコノミーに、プレミアム・エコノミーならビジネスクラスに、ビジネスクラスならファーストクラスへとアップグレード可能です。
各航空会社によって必要マイル数は変わってきますが、例えばANAなら片道12,000マイルからアップグレード可能です。
「片道」というのがミソで、例えばお土産が増えてしまい重量がオーバーしてしまうことありますよね。
そんな人は最初からそれを見通して、帰りの片道だけアップグレードしておけば、許容重量も増えますし超過料金を払う必要もありません。
もちろんシートもアップグレードされますし、ラウンジや優先搭乗なども利用できます。
ただしアップグレードできるのは、ブッキングクラスにより可能かどうかが決まるので、予約比較サイトなどから購入した格安航空券は対象外かどうか確認しましょう。
マイルでお買い物が楽しめる
マイルの有効期限が迫っていて、スケジュールの調整がきかない場合や必要マイル数に達していなかったときは、マイルで買い物をしてしまうのもひとつの手です。
マイレージにもよりますが、家電製品や食べ物、ブランド品や限定グッズまで用意されていて、種類が多いのが特長です。
マイルを電子マネーやポイントに交換できる
特典航空券に交換する場合と比べると、マイルの価値は落ちてしまいますが、そもそも1マイルあたりの価値は高く設定されているので、高レートで交換できることもあります。
JALならSuicaやWAON、ANAなら楽天EdyやVポイントと交換可能です。
特典航空券と異なり、少ないマイル数で交換できるので、少し余ってしまったマイルや、有効期限が間近なマイルは電子マネーやポイントに交換すると無駄がありません。
いろいろなシーンで貯まる!マイルを貯める5つの方法
出張なので飛行機を利用する機会が多い人は、当然利用しない人にくらべマイルが貯まりやすいのは確かです。
しかし、飛行機に乗らなくともマイルを貯める方法はたくさんあります。頻繁に飛行機に乗る「空マイラー」も、めったに乗らない「陸マイラー」も飛行機の利用+αの方法で、マイルを効率よく貯めましょう。
1. 飛行機に乗ってマイルを貯める
まずはマイルを貯めるのにもっともベーシックな、飛行機に乗ってマイルを貯める方法について触れていきましょう。まずはどのマイルを貯めるか決めましょう。
ANAマイルを貯めたければ全日空、JALマイルを貯めたければ日本航空に乗れば問題ありません。
マイルの積算は各社異なりますが、一般的に飛行距離を基準に計算されます。
ANAを例にすると、毎年秋にIATA(国際航空運送協会)より発行される「TPM(運賃計算に使用する区間距離)」を基準にマイルの付与量を算出しています。
これをベースに、さらに予約した際のブッキングクラスのレートが加味され、マイルの積算が行われます。
ファーストクラス | F/A:150% |
---|---|
ビジネスクラス |
J:150% C/D/Z:125% P:70% |
プレミアムエコノミー |
G/E:100% N:70% |
エコノミークラス |
Y/B/M:100% U/H/Q:70% V/W/S/T:50% L/K:30% |
マイル付与対象外クラス | O/I/R/K:0% |
ブッキングクラスは各社異なる表記をしており、アルファベットでランクを分けられます。
ANAの場合、「FACZJDYEBMSKHWLGN(+OIRK)」のブッキングクラスがあり、同じエコノミークラスでもブッキングクラスは異なりますので注意して確認してみてください。
少々分かりにくいので、実際に東京-大阪間でANAを往復利用したときのマイル数を計算してみましょう。
東京-大阪間の基本マイル | ブッキングクラスのレート | 合計 |
---|---|---|
560マイル | 100%(Y=エコノミークラス) | 560マイル |
560マイル | 150%(F=ファーストクラス) | 840マイル |
これに加え、ANAカードで支払いを行うと、さらに10%多くボーナスマイルが付与されます。
なるべく貯めたいマイルの航空会社を利用するのが望ましいですが、行きたい旅行先に飛行機が飛んでいなかった場合、同じエアラインに所属している航空会社の航空券なら、自分の貯めている航空会社のマイルとして貯めることが可能です。
例えばフィンランドへ行きたい場合、残念ながらJALは渡航していないので、他の航空会社を利用する必要があります。
しかし、JALと同じワンワールドグループに所属しているフィンエアーを利用すれば、JALを利用していなくとも、JALのマイルを貯めることができます。
2. 提携先のクレジットカードで貯まったポイントをマイルに移行する
スーパーマーケットやコンビニ、デパートなどの日常生活の支払いをクレジットカードにするだけで、飛行機に乗らずともマイルを貯めることができます。
クレジットカードによって直接マイルを貯められるタイプと、他のポイントからマイルへ移行するタイプの2種類があります。
特にマイルへの移行が必要なタイプのクレジットカードの場合、何ポイントで何マイルと交換できるか確認することをおすすめします。
クレジットカードによって貯まるポイントも異なりますので、参考までにANAとJALマイルへポイントを移行する場合のレートをまとめました。
三井住友カード系のポイントはANAマイルにしか移行できなかったり、NICOSカード系のポイントはJALマイルにしか移行できなかったりと、お手持ちのクレジットカードによっては貯めたいマイルへ移行できない場合があるので注意が必要です。
楽天ポイント |
2ポイント | 1マイル |
Vポイント |
500ポイント | 300マイル |
nanacoポイント |
500ポイント | 250マイル |
Oki Dokiポイント | 500ポイント | 1,500マイル |
三井住友カードのポイント※ | 1ポイント | 3マイル |
dポイント |
5,000ポイント | 2,500マイル |
Pontaポイント |
2ポイント | 1マイル |
JTBトラベルポイント | 5,000ポイント | 2,500マイル |
Oki Dokiポイント(JCB) | 500ポイント | 1,500マイル |
NICOSカードのポイント | 500ポイント | 1,000マイル |
3. 提携ホテルを利用してマイルを貯める
ほとんどの航空会社はホテルと提携しており、宿泊するとマイルがもらえるようになっています。
特にキャンペーン時には通常よりも多くのマイルが貯まることが多いので、特にホテルにこだわりがない方は率先して提携ホテルに滞在することをおすすめします。
提携ホテル利用のマイルは1滞在あたり200マイル~500マイルほど付与されることが多く、これは国内便を利用したときのマイル量に相当します。
旅行や出張でホテルを利用する際は、行き先に提携ホテルがないかもチェックしてみてください。
4. 電子マネーを利用してマイルを貯める
あまり飛行機に乗る機会がない人はクレジットカードを使ってマイルを貯めることができる、とお伝えさせて頂きましたが、実は電子マネーも一緒に使うと、さらにマイルを効率よく貯めることができます。
電子マネーは少額決済や地下鉄やバス、電車などの乗り物に対応しているところが多く、ちょうどクレジットカードの苦手なところを網羅しています。
陸マイラーに重要なのは、なるべく1マイルも貯まらない現金払いを減らすことですから、クレジットカードの電子マネーはクレジットカードでカバーしきれない部分を補ってくれる大切な存在です。
電子マネーにはクレジットカードのようにポイントがあり、電子マネーを使い決済すると、利用金額に応じてポイントが貯まります。
このポイントをマイルへ移行すれば、電子マネーでもマイルを貯めることが可能です。
さらに、対象のクレジットカードから電子マネーにチャージすることで、クレジットカードのポイントも付与される場合があります。
ようは、クレジットカードのポイントと電子マネーのポイントの二重取りが可能ということです。
一手間必要ですが、ポイント/マイル還元率が高くなるので、陸マイラーには必須のお支払い方法です。
5. 特約店で2倍のマイルをゲットする
航空会社と提携しているクレジットカードには特約店と呼ばれる、通常のショッピングに加えボーナスマイルがもらえる、お店やサービス、ホテルなどがあります。
ANAカードやJALカードでクレジットカード払いすると、マイルが通常の1.5~2倍貯まるので、ぜひ活用したいところです。
国内在住の方は、やはり日本の航空会社が提携しているクレジットカードの方が日常的に利用できる特約店が多いので、自然とANAかJALの2択になるかと思います。
両社提携の特約店を確認してから、自分にあったマイレージを決めるのもひとつの手です。
ANAカード特約店 | JALカード特約店 |
---|---|
セブンイレブン イトーヨーカドー 高島屋 大丸 日比谷花壇 |
ファミリーマート エネオス HAC 紀伊国屋書店 nojima 大丸 |
楽天トラベルは航空会社のウェブサイト経由がお得
特約店ではありませんが、ANAとJALの航空券やパッケージ(航空券+宿泊)を販売している楽天トラベルで購入するなら、航空会社の公式ウェブサイトを経由することで、通常よりもマイルを多くもらうことができます。
ANAの場合は220円(税込)ごとに1マイル、JALの場合は1予約ごとに50マイル付与されます。
初めてのマイレージ選びのポイント!「アライアンス」を知っておこう!
アライアンスとは航空連合のことで、航空会社で作られたグループみたいなものとお考えください。
同じアライアンスならコードシェア便による相互乗り入れや、好きな航空会社にマイルを貯めることができるので、航空会社数が多いアライアンスほどマイル獲得のチャンスが多くなります。
どの航空会社のマイルを貯めるか決めかねている方は、どのアライアンスに所属していて、自分の行きたい国への路線があるかを最初に調べるところから始めるといいでしょう。
3つのアライアンス
ほとんどの航空会社はスターアライアンス、ワンワールド、スカイチームの3つのアライアンスに参加しており、どれも参加航空会社数や就航箇所も多く、一長一短となっています。
国内の航空会社で選ぶなら、ANAはスターアライアンス、JALはワンワールドに参加しているので、それぞれアライアンスの参加航空会社をみて、実際に利用しそうな可能性が多い方に決めるのもいかもしれません。
スターアライアンス | ワンワールド | スカイチーム |
---|---|---|
参加航空会社28社 | 参加航空会社13社 | 参加航空会社20社 |
191ヶ国1300ヶ所以上の空港に就航 | 160ヶ国1,000ヶ所以上の空港に就航 | 177ヶ国1074ヶ所以上の空港に就航 |
・ANA ・ユナイテッド航空 ・アドリア航空 ・エーゲ航空 ・中国国際航空 ・タイ国際航空 ・ニュージーランド航空 ・アシアナ航空 ・オーストリア航空 ・エジプト航空 ・シンガポール航空 ・クロアチア航空 など |
・JAL ・アメリカン航空 ・British Airways ・キャセイパシフィック航空 ・Finnair ・イベリア航空 ・LATAM ・Malaysia Airlines ・カンタス航空 ・Qatar Airways ・ロイヤルヨルダン航空 ・S7 Airlines ・SriLankan Airlines など |
・デルタ航空 ・エールフランス航空 ・大韓航空 ・中国東方航空 ・中国南方航空 ・チャイナエアライン ・ベトナム航空 ・アリタリア航空 ・KLMオランダ航空 ・ケニア航空 など |
アライアンスの注意点
同じアライアンスに参加している航空会社なら、自分が貯めているマイルの航空会社以外の飛行機を利用しても、自分が貯めているマイルとして付与することができます。
航空券を予約するときにマイレージ番号を申告するだけなので、アライアンスが同じだと簡単です。
しかし、気をつけないといけないのが、付与後のマイルは同じアライアンスのマイレージ間でも移動や統合はできません。
やみくもにマイルを貯めるのではなく、しっかり1つに絞って貯めることをおすすめします。
特典航空券が買えないことも!?マイルを貯める時の注意点を知っておこう!
せっかくマイルを貯めても、使い方次第で損をすることもあります。
これまで記事のなかで少しずつ触れてきましたが、マイルを使ううえでの注意点をまとめてみました。
しっかり理解してマイルを有効活用しましょう。
ブラックアウトデイトの期間は、特典航空券が取れない
各航空会社のメリットを紹介した項目でも軽く触れましたが、貯まったマイルを特典航空券に交換するとき、航空会社によって予約できない期間、通称ブラックアウトデイトを設けています。
日本の航空会社の場合、大型連休や年末年始などが対象になっています。
一般的に3年先までのスケジュールが公式サイトで公開されています。
JALの場合、マイレージバンクの公式サイト「利用制限期間」のページに記載されています。
ANAの場合、マイレージクラブの公式サイト「ご利用になれない期間」のページに記載されています。
国内線はゴールデンウィーク、お盆、正月に制限があります。
デルタ航空とユナイテッド航空の場合、ブラックアウトデイトの指定はありません。
ただし提携している航空会社を利用する場合は、利用制限期間が設定されていることが多いです。
とくに外資系の航空会社は日本のオフシーズンでも自国の繁忙期に合わせてブラックアウトデイトを設定しているので注意しましょう。
シーズンごとに必要なマイル数が変化する
ホテルの料金が繁忙期は高くなるように、特典航空券も繁忙期によって必要になるマイル数が変わってきます。
例えば、ANAマイレージクラブでは、1年を3つに分かれています。
正月明けから2月までを「ローシーズン」、正月、春休み、ゴールデンウィーク、お盆、年末年始を「ハイシーズン」、そしてそれ以外は「レギュラーシーズン」となります。
当然、ハイシーズンほど利用したい人が増えるので、必要なマイル数は多くなっていきます。
具体的な日程の区分は3年分まで公式サイトで公開されているので、旅行の予定を立てるときは確認するといいでしょう。
e JALポイント・ANA SKYコインでマイルを無駄にしない!
貯めたマイルが特典航空券に使えるほどは残っていないけれど、マイルの期限が迫っている…。
仕方ないとそのまま諦めてマイルを失効させてしまうのはもったいないことです。
そんなときには航空会社の電子クーポンに交換するのがおすすめです。
例えばANAではANA SKYコイン、JALではe JALポイントがあります。
電子クーポンに交換することで有効期限が延長されます。
使い道は航空会社の航空券やツアーなどに限られますが、マイルとは違い1円相当から現金のように使うことができて無駄がありません。
航空会社 | マイル・電子クーポン名 | 有効期限 |
---|---|---|
JAL | マイレージバンク | 3年 |
e JALポイント | 1年※ | |
ANA | マイレージクラブ | 3年 |
ANA SKYコイン | 1年 | |
デルタ航空 | スカイマイル | 無期限 |
ユナイテッド航空 | マイレージプラス | 18ヶ月(※2) |
マイルはWAONや楽天Edyなどの電子マネー、VポイントやPONTAポイントなどのポイントに交換することもできますが、電子クーポンへ交換するほうが高いレートになるので断然お得です。
e JALポイントの特長
交換できるのは5,000マイル単位で可能。5,000マイル=5,000ポイント(5,000円相当)に交換でき、1ポイント=1円相当で使うことができます。
交換するマイル数を増やすと、交換レートが高くなり、10,000マイル=15,000ポイント(15,000円相当)になるのでお得です。
ANA SKYコインの特長
交換できるのは1マイル単位で可能。9999マイルまでは1マイル=1コインに交換できます。
10,000マイル以上の交換からは、10,000マイル単位での交換になり、交換するマイル数やANAマイレージクラブの会員ステイタス、ANAカードの種類に応じて、交換レートが1.2倍から最高1.7倍まで変動します。
マイレージカードまとめ
マイルが貯まるクレジットカードには、ANAカードやJALカードなど航空会社だけでなく、SuicaやPASMOなどの交通系電子マネーやデパートと提携したカードも用意されています。
JALとANAのマイルには大きな違いはありませんが、細かい部分を見ていくとそれぞれメリット・デメリットがあり、小さな違いが出てきます。
そのような点をふまえて、自分のライフスタイルに合うクレジットカードを選ぶよう心がけましょう。
ぴったりの1枚が見つかればマイルは飛行機に乗らなくても普段のショッピングや電車の利用でも貯めることができるのです。
残った少数のマイルは旅行券以外にも交換できるので余すことなく使いきり、存分に旅行を楽しんでください。
普段は会社員で企業のグローバル人材獲得の支援やキャリアコンサルタントとして活躍しながら月一海外旅行を楽しむ。学生の頃より英語、海外文化に興味を持ち、海外旅行を重ね、ボストンへの留学やNYでの駐在も経験。2016年から航空会社の上級会員ステータスを取るマイレージ修行をしながらブログやFacebookで情報発信を始める。 現在は培ったノウハウをシェアする勉強会や旅の楽しさを伝えるセミナーを開催。
文化服装学院卒。スタイリスト、ギャラリー勤務の経験を経て、編集の世界へ彷徨うこととなる。「Reader’s Card」と「三井住友VISAプライムゴールドカード」を愛用中。