【QRコード決済おすすめ2021年版】比較ポイントやメリット・デメリットを紹介!
スマホをかざすだけで簡単に支払いが完了するQRコード決済。
最近になって使える店やアプリがどんどん増え、注目を集めています。
周りにも使い始める人が増えてきて、興味を持っていた人も多いのではないでしょうか。
そこでマネ会が「QRコード決済選びのポイント」や「各QRコード決済サービスの特徴」について分かりやすく解説します。
「自分にとってどのQRコード決済がぴったりなのか」「もっとお得に利用する方法はないか」などチェックしていきましょう。
QRコード決済の仕組みとは
QRコード決済とは、決済アプリで表示したQRコードを店員さんに読み取ってもらって支払いをする新しい決済方法です。
スマホ一つでかんたんに決済することができます。
ここでは、「QRコード決済とはどのような仕組みなのか」と、最近の動向として「キャッシュレス・消費者還元事業」をチェックしていきましょう。
QRコード決済は2種類ある
QRコードは、1994年に株式会社デンソー(現在は株式会社デンソーウェーブ)によって開発された二次元コードで、コードを読み取ることで、インプットされたさまざまな情報を取得できるというものです。
そして、QRコード決済には2種類のものがあります。
「ストアスキャン」と「ユーザースキャン」です。
ストアスキャンとは、利用者がアプリを開いて、QRコードを提示して、店舗側に読み取ってもらって支払いをおこなう方法です。
ユーザースキャンとは、利用者が、店舗側が提示しているQRコードをアプリで読み取って支払いをおこなう方法です。
どちらの方式を選択するかは店舗によって異なります。
チェーン店などではストアスキャン方式、中小規模の店舗ではユーザースキャン方式が多くなっています。
「キャッシュレス消費者還元事業」でQRコード決済がもっとお得になった
キャッシュレス消費者還元事業は、2019年10月より政府主導で実施されるキャッシュレスを使ったポイント還元を支援する事業です。
具体的には、中小・小規模事業者でのキャッシュレス決済では、消費者還元5%を国から支援されます。
フランチャイズなどについても消費者還元2%が支援されます。
QRコード決済のおすすめ6選を徹底解説
「QRコード決済って種類が多すぎて、違いがよく分からない」という方も多いと思います。
これだけたくさんのサービスが乱立すると、一つ一つのサービスの違いを理解するのも一苦労です。
そこで本章では、主要なQRコード決済の特徴を一挙に紹介していきます。
それぞれの特徴を大まかに理解して、自分に合うサービスはあるかチェックしていきましょう。
「PayPay(ペイペイ)」は大規模なキャンペーンが魅力
まずは100億円キャンペーンなどで話題になった「PayPay」です。
PayPayの魅力は何といっても、キャンペーンの数が多いことです。
たとえば2019年10月には「ユニクロでヒートテックを1枚買うともう1枚無料」「Coke ONアプリでコカ・コーラ社製品を買うと毎週100円戻ってくる」などのキャンペーンを実施しています。
キャンペーンの数も多いですが、一つ一つのキャンペーンがお得感が高い印象です。
また、PayPayでは2019年9月から公共料金の支払いにも対応しています。
支払い方法は、公共料金の請求書(払込票)に記載されたバーコードをPayPayアプリで読み取って「支払う」をタップするだけです。
公共料金の支払いでは、0.5%分の還元が受けられるのもポイントです。
また、クレジットカードに「Yahoo! JAPANカード」を登録すれば、常時1.5%分のPayPayボーナスをもらえるのもメリットです。
ふだんPayPayを使う予定なら「Yahoo! JAPANカード」も合わせて検討すると良いですね。
PayPayは使えるお店もトップクラスに多いので、どれか一つQRコード決済と使いたいと考えているなら、まずはPayPayから始めてみると良いでしょう。
- YAHOO!ショッピング・LOHACOのご利用で毎日3%たまる
- ヤフーカードはTカードとして利用できます
- PayPayにチャージできる唯一のクレジットカード
年会費初年度 | 無料 |
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年会費2年目〜 | 無料 |
ポイント還元率 | 1.0%~3.0% |
発行スピード | 1週間から10日程度 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
「LINE Pay(ラインペイ)」ならLINEアプリからすぐに登録できる
LINE Payの魅力は、LINEアプリからかんたんに利用を開始できるという点です。
セブン銀行ATMからのチャージや、銀行口座を登録してのチャージをおこなえば、LINEアプリからすぐに利用を開始できます。
手軽に使い始めることができるので、QRコード決済デビューにもおすすめですね。
また、LINE Payは「送金」が本当に便利です。
トーク画面から金額入力&送金ボタンで、簡単にお金を送ることができます。
「LINEの友達ならすぐに送金できる」というのは、メッセージアプリと一体になったQRコード決済ならではのメリットです。
そのほか「割り勘」の機能も、飲み会や友達とのランチで重宝します。
割り勘の機能のあるQRコード決済はいくつかありますが、LINE Payが一番使いやすい印象です。
決済で使う予定のない人も、送金や割り勘を使うために、口座登録しておくのもおすすめですね。
「楽天ペイ」なら楽天ポイントが貯まる
楽天ポイントを貯めている人は、楽天ペイがおすすめです。
楽天ペイで支払いをすれば、200円につき1ポイントの楽天ポイントが貯まります。
さらにクレジットカードとして「楽天カード」を登録しておけば、ポイントの2重取りが可能です。
より効率的に楽天ポイントを貯めることができます。
楽天サービスで獲得した「期間限定ポイント」を優先的に消費していくことができるのも、楽天ペイを利用するメリットです。
楽天ポイントを貯めて、楽天会員のランクアップを狙いたいという人は、楽天サービスや楽天カードと合わせて、楽天ペイを利用していくと良いでしょう。
- 年会費永年無料
- 新規入会&利用でポイントがもらえる
- 安心のセキュリティ
年会費初年度 | 無料 |
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年会費2年目〜 | 無料 |
ポイント還元率 | 1~3% |
発行スピード | 7営業日程度 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
「メルペイ」でメルカリの売上金でお買い物
フリマアプリのメルカリが2019年3月から提供を開始しているメルペイ。
メルペイはLINE Payやd払い、au PAYと業務提携しており、利用できる店舗は今や170万カ所にものぼります。
若い世代を中心に人気のLINE、メルカリの2大アプリの提携はさらに大きな市場規模を生むと注目されています。
銀行口座からのチャージのほか、メルカリでの売上金も支払いに使えます。電子マネー「id」での支払いにも対応しているのでポイントですね。
メルペイを利用すれば「180日間の振込申請期限」というメルカリでの売上金ルールもなくなるので、メルカリユーザーならぜひ利用したいサービスです。
「d払い」はドコモユーザーがとくにお得なQRコード決済
d払いは、とくにドコモユーザーが便利に利用できるQRコード決済です。
ドコモユーザーなら、銀行口座やクレジットカードの登録をしなくても、ドコモの月々の携帯料金と一緒に支払いができます。
さらにdカード(dカードGOLD)をクレジットカードとして紐付けすれば、ポイントの2重取りができます。
合計1.5%~2.0%分のdポイントを獲得できます。
更にdポイント加盟店でd払いで決済する前にdカードを提示することで、さらに1.0%のdポイントが加算され、dポイント三重取りも可能です。
とくにドコモユーザーの人は、ぜひ利用を検討してみると良いですね。
- いつものお買物で100円(税込)ごとに1%ポイントたまる!
- 年会費 永年無料!
- dポイント(期間・用途限定)最大4,000ポイント進呈!
年会費初年度 | 無料 |
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年会費2年目〜 | 無料 |
ポイント還元率 | 1% |
発行スピード | 2週間 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
\ 今なら最大4,000ポイントプレゼント! /
公式サイトで詳細を確認する- 毎月のドコモのケータイ/「ドコモ光」ご利用料金1,100円(税込)ごとに金額の10%ポイント還元
- ケータイ補償3年間で最大10万円
- 国内・ハワイの主要空港ラウンジ利用無料
年会費初年度 | 11,000円(税込) |
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年会費2年目〜 | 11,000円(税込) |
ポイント還元率 | 1〜10.5% |
発行スピード | 2週間 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
「au PAY(auペイ)」なら三太郎の日に高還元率
au PAYは2019年4月にリリースされたauの決済サービスで、au WALLET アプリから利用できます。
スマホ画面を見せるだけで、au WALLET プリペイドカードへチャージしたお金で決済でき、au WALLET ポイントが200円ごとに1ポイント付与されます。
さらに、三太郎の日(3が付く日)にはもっとお得にお買い物できます。
10月・11月の「三太郎の日」は最大20%のau WALLET ポイントが還元されます。
QRコード決済としては後発のサービスですが、その利点を生かして先発の楽天ペイやメルペイと連携しています。
サービスを開始したばかりにもかかわらず、使える店が多いのも強みです。
- ポイント還元率1%
- 海外旅行安心保険最高2000万円
- お買い物安あんしん保険(年間100万円まで)
年会費初年度 | 無料 |
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年会費2年目〜 | 無料 |
ポイント還元率 | 1% |
発行スピード | 1~2週間 |
国際ブランド |
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電子マネー |
|
- 付帯サービス
QRコード決済の比較表をチェック
ユーザーとしてQRコード決済を選ぶなら、還元率やキャンペーンを比較してよりお得に便利に使えるサービスを利用していきたいところです。
そこで、支払い方法、還元率、加盟店の数、キャンペーンの4点について、主要6サービスを比較してみました。
支払い方法 |
ポイント還元率 (実店舗) |
加盟店 | キャンペーン情報 | |
楽天ペイ |
クレジットカード(楽天アカウントに登録) 楽天ポイント/キャッシュ |
0.5% ※楽天カードなら1.5% |
120万店舗 |
初めての支払いでもれなく1,000ポイントをプレゼント ※要エントリー、エントリー月の5,400円以上利用の場合 |
d払い |
・クレジットカード(dアカウントに登録) ・ドコモ携帯料金と合算払いも可能 |
0.5% |
非公表 (早期に10万店舗突破が目標) |
初めての利用設定でもれなく100ポイントをプレゼント ※要エントリー |
LINE Pay |
銀行口座 LINE Pay カード コンビニ |
0.5~2.0% ※前月までの決済金額で決定する「マイカラー」により異なる |
100万店舗 ※メルペイ加盟店でも利用可 ※LINE PayカードはJCB加盟店(約3300万店舗)で利用可 |
・「マイカラー」で決まったポイントに3%を上乗せ ※ポイント付与決済金額100万円の上限内 ・初めての銀行チャージで500円相当をプレゼント(定期開催) |
メルペイ |
銀行口座 クレジットカード(iDに登録) |
ー |
135万店舗 ※LINE Pay加盟店、iD加盟店でも利用可 |
ー ※キャンペーンは定期的に開催される予定 |
PayPay |
銀行口座 クレジットカード Yahoo!マネー |
1.5% ※ヤフーカード以外のクレジットカードは0% |
150万店舗 | 「まちかどペイペイ」対象店舗で10%還元(~2019年10月31日) など |
au PAY |
・クレジットカード ・auかんたん決済 ・auじぶん銀行 |
0.5% |
約191万店舗 ※楽天Pay加盟店でも利用可 |
1回3000円以上ご利用のお客様のうち抽選で1000名様に2000ポイントプレゼント(~2019年10月31日) |
基本還元率は上記の表の通りですが、2019年10月から9カ月間は、消費者還元事業で各社5%以上の高還元率となります。
消費者還元事業の期間中の限定キャンペーンで、さらに還元率を上乗せしていることも多いので、よりお得に支払いをしたい人は各社のキャンペーンをチェックしてみると良いでしょう。
QRコード決済を選ぶ比較ポイントとは?
いよいよQRコード決済デビューしよう……と思っても、これだけたくさんのサービスが乱立していると、どれを選んだらいいのかと悩ましく思うのも当然のことです。
同じQRコード決済とはいえ、サービス内容には少しずつ違いがあります。
また、使う人によってメリットやデメリットを感じるポイントも変わるでしょう。
そこで、初心者でもわかりやすいようにQRコード決済サービスの選び方をまとめてみました。
- 使えるお店
- チャージ・支払い方法
- ポイント還元率
- キャンペーン
使えるお店
ふだん使うQRコード決済を選ぶ際に、まずチェックしておきたいのは「どの店舗で使えるか」という点です。
最近はQRコード決済が使えるお店が増えてきましたが、まだまだ有名なサービスであも「全てのお店で使える」という段階には至っていません。
現状は、ふだん使うお店で使えるサービスを選んで使っていく必要があります。
インストールしてサービスを使い始める前に、いつものお店で使えるかをチェックしておきましょう。
チャージ・支払い方法で選ぶ
「どんなチャージ方法・支払い方法が利用できるか」という点も、どのQRコード決済を選ぶかを決めるときのポイントとなります。
QRコード決済ごとに、利用できるチャージ方法や支払い方法の種類が異なります。自分に合ったサービスを選んでいくのが大切です。
たとえば、メルペイの場合、メルカリでの売上金からのチャージが可能です。
フリマでの売り上げで実店舗でお買い物ができるのは、ほかのQRコード決済サービスにはないメリットとなっています。
一方で、メルペイはクレジットカードを紐付けしての決済には非対応です。
そのため、クレジットカードとのポイント還元の2重取りをすることはできません。
このように、サービスごとにチャージや支払いの方法に違いがあり、それによってメリット・デメリットも異なってきます。
自分の使い方に合ったサービスを利用していくと良いでしょう。
ポイント還元率で選ぶ
ポイント還元率もQRコード決済を選ぶときのポイントの一つです。
どのQRコード決済も通常のポイント還元率は0.5%ほどに設定しているとことが多いですが、キャンペーンまで見ていくとサービスごとに還元率にかなり違いがあります。
とくに2019年10月からの9カ月間は、政府の主導する「キャッシュレス・消費者還元事業」の実施に伴い、QRコード決済サービス各社で還元率アップのキャンペーンを開催しています。
たとえばPayPayでは「消費者還元事業分5%+PayPayから5%」で最大10%を還元するキャンペーンを実施しています。(2019年11月30日まで)
また、LINEPayも、消費者還元事業の期間中は最大7%のポイント還元率となっています。
このように還元率は、キャンペーンの実施状況にもよって大きく変わってきます。
今一番お得にQRコード決済をチェックしつつ利用していくと良いでしょう。
キャンペーンで選ぶ
お得なキャンペーンを実施しているQRコード決済があれば、積極的に利用していきたいところです。
QRコード決済ごとに独自のキャンペーンを実施しているので、随時チェックしておくとお得にお買い物ができます。
たとえば、PayPayではタクシーアプリの「DiDi」でタクシーを呼んで、PayPayで決済すると、乗車賃が半額になるキャンペーンを実施しています。(2019年9月27日~10月31日)
そのほか、コンビニの支払いについては、各サービスで頻繁に高還元率のキャンペーンを実施しています。
ぜひキャンペーンをチェックしつつ、今一番お得なQRコード決済を選んで利用していくと良いでしょう。
QRコード決済のまとめ
QRコード決済の選び方、おすすめのQRコード決済など解説しました。
QRコード決済は、現金に比べ支払いがグッと楽になるだけでなく、キャンペーンで今よりもっとお得にお買い物できます。
まだ始めてない人も、ぜひ一度は試してみると良いですね。
「QRコード決済に興味はあるけど、どれを選ぶかどうしても決められない」という人はPayPayやLINE Payから始めてみるのがおすすめです。
PayPayやLINE Payはとくに使いやすい印象で初めて使う人でも、すぐ使いこなせるはずです。まずはどちらか試してみると良いでしょう。
ぜひ参考にどのQRコード決済を使っていくか検討してみて下さいね。
キャッシュレス、クレジットカードなどの金融関係の記事を中心に、ガジェット、通信など様々なジャンルで執筆中。ポイントの貯め方などの込み入った話も分かりやすく、正直に発信していきます。クレジットカードは楽天カードを愛用中。ふだんは楽天ペイと合わせて利用しています。クーポンやキャンペーンを活用して、どうやったらお得に買い物できるかを考えるのが好きで買い物のまえに長考することもしばしば。趣味は貯金と節約。