pring(プリン)とはお金のやり取りを変える無料送金アプリ!使い方や使えるお店やキャンペーン、メリットなど解説!
近年、多様なスマホ決済サービスが誕生しているなか、スマホ決済機能付きの送金アプリとして徐々に人気を集めている「pring(プリン)」をごぞんじでしょうか。
「お金コミュニケーションアプリ」をキャッチコピーとする送金アプリで、チャット機能を利用しながら送金や請求など個人間でのお金のやり取りをシンプルな操作でおこなえることが強みです。
利用することで、現金での立て替えや割り勘などお金のやり取りの際に感じているストレスを解消することができます。
この記事では、基本情報や送金方法、メリットやデメリット、加盟店、キャンペーン情報などについて詳しく解説します。
気になっているという方は、ぜひ参考にしてみてください!
pring(プリン)を利用したい方はこちら
pring(プリン)の基本情報
pringは、2017年に設立された株式会社pringが2018年3月に開始した送金サービスです。
大手が提供するスマホ決済と比べると認知度は低く、自分のまわりに使っている人や知っている人がほとんどいないという方も少なからずいらっしゃるでしょう。
しかし、サービス提供開始から1年と数カ月程度しか経っていないものの、2019年6月時点の累計送金額が50億円を突破し、着実にユーザーを増やしています。
2018年11月には日本瓦斯株式会社や伊藤忠商事株式会社、SBIインベストメント株式会社など、複数の事業会社や投資機関から12.8億円の資金調達が実施されたことで、今後の期待度が高いアプリとなっています。
機能とは?手数料はかかる?
魅力として、シンプルでわかりやすい機能と、使いやすいUIデザイン(アプリの見た目や操作性のこと)にあります。
スマホ決済アプリは操作方法が難しいと使うのがおっくうになってしまいますが、初めて使う方でも簡単に操作できるでしょう。
主な機能は次の3つです。
- お金を送る(送金)
- お金をもらう(請求と受け取り)
- お店で払う(QRコード決済)
支払方法は、指定した銀行口座からお金をチャージして利用する前払い方式で、チャージしたお金は銀行口座やATMで出金することが可能です。
大きな特長として、これらの機能はすべて手数料無料で利用可能だということがあります。
ただし、ATMからの出金や楽天銀行での取引では一部手数料がかかることがあるので、ご注意ください。
公式サイトで「お金にまつわるストレスを解決」とうたっているように、個人間送金が可能なスマホ決済アプリのなかでも、ストレスなくお金のやり取りをする手段として最適なアプリです。
たとえば、pringはユーザー同士であればQRコードをかざすだけで簡単に支払いができ、「LINE Pay」のように送金する前に友達登録する必要がなく個人情報が伝わる心配もありません。
そのため、友達登録するのには抵抗がある初対面の人や会社の人など、より幅広い人たちと個人間送金を利用することができます。
ほかにも送金アプリとして優れた特徴を持っているので、のちほど詳しくご紹介します。
使える銀行口座一覧
チャージで利用できる銀行口座は次のとおりです。(2020年4月時点)
利用できる銀行口座 |
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ゆうちょ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、住信SBIネット銀行、楽天銀行、PayPay銀行、auじぶん銀行、イオン銀行、埼玉りそな銀行、福岡銀行、西日本シティ銀行、愛知銀行、阿波銀行、伊予銀行、SBJ銀行、愛媛銀行、関西みらい銀行、北九州銀行、紀陽銀行、熊本銀行、群馬銀行、京葉銀行、滋賀銀行、四国銀行、七十七銀行、親和銀行、常陽銀行、スルガ銀行、千葉銀行、筑波銀行、東邦銀行、八十二銀行、百十四銀行、広島銀行、福島銀行、北洋銀行、北海道銀行、宮崎銀行、武蔵野銀行、琉球銀行 |
pringは支払方法が口座振替のみなので、上記の銀行口座をお持ちでない場合は、口座を開設する必要があります。
通常、口座開設の手続き後、キャッシュカードがご自宅に届くまで1週間~2週間程度かかりますが、お急ぎの方は、アプリでの口座開設により最短5日でキャッシュカードが届くPayPay銀行がおすすめです。
pring(プリン)の4つのメリット
次のような4つのメリットがあります。
- 送金機能は1円単位で支払える!
- 銀行口座から即引き落とし
- チャージしたお金は銀行口座に戻して現金化が可能
- メッセージ付きでお金のやり取りができる!
ここからはそれぞれの内容について順番に解説していくので、便利な送金サービスをお探しの方はぜひチェックしてください。
①送金は1円単位で支払える!割り勘にも便利!
pringの送金機能なら大人数での面倒な割り勘でも1円単位でおこなうことができます。
さらに登録していない人たちにもSMSやLINEで招待すれば、もれなく全員に金額を請求することができるのでちょっとしたお金のやり取りにも役立つでしょう。
また、大人数での割り勘だと誰からお金を受け取っていないかわからなくなってしまうことがありますが、pringで金額を請求すると、まだ送金していない人を簡単に確認することが可能です。飲み会や女子会で幹事をするときにはお金の管理がとても楽になりますよ。
②クレジットカード不要!銀行口座から即引き落とし
スマホ決済アプリの支払方法はクレジットカードが一般的ですが、クレジットカード不要で銀行口座から直接引き落とすタイプのアプリです。
pringは前払い方式なので、後払いのクレジットカードのようにお金の流れが見えにくく使いすぎてしまうということを防ぐことができます。
「いつも浪費してしまい、毎月クレジットカードの引き落とし額が貯金額を超えてしまいそうでひやひやする」という方はおすすめです。
③チャージしたお金は銀行口座に戻して現金化が可能
ほかのスマホ決済アプリにはない大きなメリットとして、チャージしたお金を手数料無料で銀行口座に戻すことができ、セブン銀行で現金を出金する際は1日に1回まで手数料無料(2回目以降216円)でおこなうことができるという特長があります。
24時間ATMから手数料無料で出金が可能な送金アプリは、pringが日本初であるようです。
④メッセージ付きでお金のやり取りができる!
pringはメッセージ機能付きであるため、SNSで連絡を取り合いながら送金アプリでお金のやり取りをするという面倒な手間をかけることなく、pringひとつでコミュニケーションをとりながらスムーズに送金することができます。
会う機会が少ない人に立て替えをした際、いつ返してもらえるのかと不安になることはないでしょうか。
pringを使えば、遠くにいる人にもメッセージ付きで簡単に金額を請求することができるため、現金の貸し借りをする際のストレスも解消できます。
- 遠く離れた孫にお年玉をあげるとき
- 子どもにお小遣いをあげるとき
- 家族に買い物代を立て替えてもらったとき
普段はあまり意識しませんが、親しい人とお金のやり取りをするシーンは案外多いものです。
送金を楽しいコミュニケーション手段にしていきましょう。
pring(プリン)の3つのデメリット
メリットがある一方、次のような3つのデメリットもあります。
- 利用者数が少なく、送金機能を使える人が限られる
- 提携している銀行や店舗が少なく、QRコード決済の利便性が低い
- 出金・送金の上限金額が1日10万円までと決められている
pringは利用者数がまだ少なく、また、加盟店も少ないことから、まだ利便性が高いとは言えないでしょう。
また、出金や送金ができる上限金額は1日10万円までと決められています。
もし10万円以上の大きな金額を出金・送金したいという場合は、数日間に分けておこなう必要があり手間がかかってしまいます。
ただし、1日に何回送金しても無料、ATMでの出金は1日1回までなら無料であるため、手数料を気にすることなく使えるのが嬉しいですね。
pringの「Smart Code」搭載
「Smart Code」とは、コード決済事業者や店舗の負担を軽減し、消費者にとって安心、安全の決済を実現する決済スキームのことで、一つのQRコードで複数のスマホ決済アプリから支払いが可能になります。
2020年4月時点で「pring」を含め、「LINE Pay」や「メルペイ」などが採用に合意しています。
pring(プリン)の使い方をご紹介!
ここまでは基本情報をご紹介してきました。
本章では、チャージ方法、お金のやり取りをする方法やお店でQRコード決済する方法など、使い方を詳しく解説していきます。
①チャージ方法
チャージする方法は、とても簡単です。ホーム画面右下の「チャージする」をタップします。
チャージしたい金額を入力後、「チャージする」をタップします。
これでチャージが完了しました。
②お金のやり取りをする方法
お金のやり取りをするには、まずつながりたいユーザーを探す必要があります。
ユーザーを見つけるには、次のような方法があります。
- pring IDか電話番号の検索
- SMSかLINEで招待URLを送る
- マイQRコードを相手にスキャンしてもらう
ユーザーを探すには、ホーム画面から「追加」をタップします。
次に表示される画面で、ユーザーを探すことができます。
マイQRコードをスキャンし相手を見つける場合は、右上にあるQRコードのアイコンをタップしてください。
LINEのアカウントや電話番号などの個人情報が相手に伝わることに不安を感じる方は、IDでの検索やマイQRコードを相手にスキャンしてもらう方法で相手に探してもらいましょう。
お金を送る方法
お金を送るには、ホーム画面の「お金をおくる」をタップし、送る相手と送る金額を入力して送信すれば、送金が完了します。
送金したい相手がpringを使っていない場合、SMSやLINE、QRコードなどで送金することも可能です。
このようにお金のやりとりに特化したアプリだけあり、とても操作が簡単なため、「スマホ決済アプリは操作が難しくて苦手…」という方でも使いこなすことができるでしょう。
スワイプ送金をおこなう方法
スワイプでスマホ送金をおこなうことも可能です。
これまでは、お金を送金するのに5ステップほどが必要となっていましたが、スワイプ送金ならワンタッチですぐにお金を送ることができます。
PayPayやLINE Payもまだこうしたワンタッチの送金に対応していないので、少しでも手早く気軽にお金を送りたい人におすすめです。
スワイプ送金の使い方は、以下の通りです。
- 画面右下のプリンちゃんマークをタップ
- 送りたい金額の上に指を置いてスワイプ
スワイプ送金の場合、お金を送りたい人のページで以上の操作をするだけで送金ができます。
現状では1円・5円・10円・50円・100円・500円の送金しかできませんが、手早く少額のお金を送りたい場合に便利です。
スワイプ送金をはじめ送金は72時間以内に相手が受け取りを行わないと成立しません。
送金方法がよく分からない場合は、相手にお金を受け取らないよう事前に伝えておき、使い方を練習しておくのも良いでしょう。
お金をもらう方法
お金を受け取る場合、自分から金額を指定して相手に請求するか、相手が送金したお金をただ受け取るだけかの2とおりがあります。
お金を請求する場合は、ホーム画面の「お金をもらう」をタップし、「お金を送る」ときと同じように、請求相手と請求金額を指定して送信します。
SMS、LINE、QRコードで請求することも可能です。
相手から送金された場合、ホーム画面の上部に送金した相手のアイコンと未読マークが表示されるのでそちらをタップし、「受け取り可能」と表示された金額を受け取ると、受け取った金額が残高に追加されます。
③お店でQRコード決済をする方法
お店でQRコード決済するには、ホーム画面の「お店ではらう」をタップします。
カメラが起動するので、お店の人にpringで支払うことを伝えたあと、レジ横にあるQRコードを読み取るか、表示した「支払いコード」を読み取り機で読み取ってもらい決済します。
④銀行口座にお金を戻す方法
チャージしたお金を銀行口座に戻すための操作も簡単です。
ホーム画面で「お金をおろす」をタップします。
お金を戻す口座を選択し、金額を指定して「口座に戻す」をタップします。
下のような画面が表示されれば、口座に戻す操作は完了です。
銀行口座に金額が反映される時間は、手続きをおこなった時間によって異なります。
銀行営業日の10:59分までに申請した金額は当日中に、11:00以降または休祝日に申請した金額は、翌営業日中に振り込まれます。
pring(プリン)の加盟店は?
現在、加盟店一覧は公表されていません。
そのため、加盟店すべてを確認することは難しいですが、加盟店の情報は公式Twitterでつぶやかれていることがあるので、公式Twitterの投稿をさかのぼっていくと加盟店の情報をチェックすることができますよ。
Twitterの情報をもとに調べてみると、加盟店には次のような店舗がありました。
- KORICO(東京恵比寿のメキシコ料理店)
- mauveモーブ(東京恵比寿のプライベートサロン)
- もがみ物産館(山形新庄)
- aer(東京赤羽のイタリアン料理店)
- GOOD LIFE FACTORY(東京南青山のサラダとスムージーの専門店)
まだチェーン店への導入は進んでいないようですが、pringが搭載された「Smart Code」のサービス開始以降は加盟店が増えることが期待できるので、2020年夏までもう少し待ってみましょう!
pring(プリン)の登録方法
ここからはpringに興味を持った方向けに、登録方法を解説していきます。
送金機能を使うには、口座登録などが必須です。
アプリからすぐに登録できるので、仕事の合間にチェックしてみてください。
アプリを起動して「初めての方」をタップします。
「利用規約」と「資金決済法に基づく重要事項表示」を確認後、「同意して次へ」をタップします。
チャットで公開されるニックネームを設定し、「次へ」をタップします。
数字6桁のパスワードを設定し、確認のためにもう一度パスワードを入力します。
このパスワードは会員情報を変更するときや銀行口座を設定するときなどに入力する必要があるので、覚えておきましょう。
不正利用防止のためのSMS認証をおこなうために電話番号を入力し、「送信」をタップします。
SMSに記載された4桁の認証番号を入力し、「次へ」をタップします。
以上で、登録が完了しました。
アプリで送金機能やQRコード決済などを利用するためには、さらに会員情報の登録と銀行口座の登録が必要です。
アプリのホーム画面でpringのアイコンをタップします。
取引履歴が表示されるページの右上にある人型のアイコンをタップします。
アカウントメニューが表示されますので、「会員情報編集」を選択します。
必要事項を入力して会員情報登録を完了させます。
続いて銀行口座を登録するために、再度アカウントメニューを開いて「銀行口座」を選択します。
利用する銀行を選択し、支店名、口座番号、預金種目を入力します。
金融機関のページに遷移するので口座振替の手続きを完了させます。
ネットバンキングの場合は、口座番号と第二暗証番号、キャッシュカードの場合は、口座情報と暗証番号、通帳記帳残高が確認できるよう準備しておきましょう。
銀行口座の登録が完了すると、次のような画面が表示されます。
以上で、すべての機能を利用するための準備が整いました!
pring(プリン)の店舗への導入コストは無料&決済手数料は0.95%!
pringの加盟店が今後拡大すると予想される理由の一つに、他社のQRコードでは決済手数料が約3%~4%とられるところ、決済手数料が業界最安値の0.95%だということがあります。
さらに、初期費用、月額費用、振込手数料が0円で、売上金は翌営業日に自動的に入金されるなど、店舗側にとってもメリットがたくさんあります。
さらに、スマホかタブレットがあればすぐ加盟店に登録できる手軽さも魅力です。
ユーザーにとっても加盟店にとっても嬉しい特徴を持っている送金アプリですね。
pring(プリン)のまとめ
送金アプリ「pring」について解説させていただきました。
送金や金額の請求、チャージ、QRコード決済などすべての機能を手数料無料で利用することができる、たいへん便利なアプリです。
さらに、口座からチャージしたお金を手数料無料で自由に出し入れできるという大きなメリットを持っています。
現金での支払いや、割り勘、立て替えなどお金のやりとりに関するストレスを感じている方は利用してみてはいかがでしょうか。
金融・ビジネス分野を中心にライティング活動を行う専業ライター。大学は経済学部を卒業しており、交通経済学専攻だった。ビジネスとは直接関係していないが旅行好き。大学時代は一人で日本一周をしたことがある。しかし日本一周の経験は現在の仕事でさほど生かされていない。ポイントを集めるのが好きで、ポイントカードを100枚以上持っている。お店でポイントカードを作るか聞かれると必ず作ってしまう。