iD(電子マネー)とは?ポイントが貯まるお得な使い方やメリット、使えるお店を完全網羅!

近年、Suica、QUICPayなどの電子マネーの種類はどんどん増えていき、コンビニやスーパーで当たり前のように使っている人が多いです。
iDもそんな電子マネーの一つで、携帯電話でおなじみのドコモが運営しています。iDは様々な電子マネーの中でも圧倒的に普及率が高いのが特徴です。
本記事ではiDの電子マネーならではのメリット、iDは基本クレジットカードと紐付けて使用するためおすすめのクレジットカード、お得なポイントの貯め方などを紹介していきます。
これからiDの利用を考えている方も、すでに利用し始めている方も必見の内容です!
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どんなシーンでもお得にポイントが貯まる! 電子マネーiD(ポストペイ型)の4つのメリット
前章ではiDの3つの利用方法について説明しました。本章では、3種類の中でもっともお得な利用方法の「ポストペイ型」のメリットについて解説していきます。
ポストペイ型には、以下4つのメリットがあります。
- 各種クレジットカードのポイントが貯められる
- iD普及率が高いためクレジットカードが使えない多くの店で使用できる
- 後払いなのでチャージ不要&残高不足の心配がいらない
- 紛失・盗難補償付きなので失くしても安心
それぞれ詳しく解説していきます。
各種クレジットカードのポイントが貯められる
ポストペイ型はクレジットカードと結び付いているため、iDで支払をするとクレジットカードのポイントが貯まります。
iD自体にポイントサービスはないため、クレジットカードと紐付いていないプリペイド型とデビット型ではiDをいくら利用してもポイントはもらえません。
現金よりポイントが貯まりお得なことはもちろん、還元率の高いクレジットカードを選べば、グッとお得にお買い物ができますね!
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iD普及率が高いためクレジットカードが使えない多くの店で使用できる

iDは、様々ある電子マネーの中でも106.4万店台(2019年12月時点)と圧倒的に利用できる店舗が多いです。これはSuicaが利用できる店舗数の約2倍に値します。クレジットカードが使えない店舗でもiDを使うことができポイントをお得に貯めることができます。
また、iDは専用の読取機にかざすだけでスピーディーに決済ができます。時間にして1秒程度で支払う小銭をいちいち数える必要がないため、少しでも時間が欲しい通勤時などにはとても助かります。
クレジットカード払いと比べると、とても素早く支払え、基本的に署名なしで買い物ができます。
また、1万円以内の買い物であれば暗証番号を入力する必要もありません。
後払いなのでチャージ不要&残高不足の心配がいらない
ポストペイ型は後払い式のためチャージが必要ありません。残高不足のたびに入金する手間が省ける分、プリペイド型(前払い)に比べて利便性が高いというメリットがあります。多くの電子マネーでは事前チャージが必要になるので大きな特徴といえるでしょう。
また、ポストペイ型には残高不足を気にせず利用できるという特長もあります。
ポストペイ型の利用上限額は、対応するクレジットカードの限度額とイコールです。
たとえば限度額が100万円のカードであれば、iDも100万円まで使えることになります。
残高を気にせず利用できるのは嬉しいポイントですが、ついつい使い過ぎて後から高額な請求がこないよう、計画的に利用するようにしましょう。
紛失・盗難補償付きなので失くしても安心
ポストペイ型のiDはクレジットカードと紐付いているため、各カード会社の「クレジットカードの紛失・盗難保険」が受けられます。
もし盗難や紛失の被害にあっても、不正利用が起こる前までさかのぼって被害額を補償してくれます。
現金をなくしてしまうと戻ってこないこともありますが、これなら安心して使えますね。
電子マネーiD対応のおすすめクレジットカード
ポイントを貯めることができるポストペイ(後払い)型のiDを利用するには、iD機能が付帯しているクレジットカードを使う必要があります。本章では、携帯型(ApplePay、おサイフケータイ)、クレジットカード一体型、専用カード型いずれでも使用できるおすすめカードを紹介しています。
dカード GOLD

三井住友カード

オリコカード THE POINT

ドコモユーザーにおすすめ! カードとモバイル両方のiDが使える「dカード」
dカード GOLDはNTTドコモが発行している年会費が永年無料のクレジットカードです。
カードではもちろん、モバイルでもiDが使えるのでスマートに買い物することができます。ポイント還元率は通常時で1%、特約店なら2%以上なので、iDの利用でかなりのポイントを貯めることができます!
年会費がやや高額ですが、docomoの利用料金は10%ポイント還元され、携帯補償額が最大10万円までついていることからドコモユーザーには大変お得なカードです。
選べる3タイプのiDを搭載!三井住友VISAカード

- インターネット入会で初年度年会費無料
- 毎日のお買物でポイントが貯まる
- カード紛失盗難の際も安心のサポートサービス
年会費初年度 | 年会費2年目〜 | ポイント還元率 |
---|---|---|
無料 | 1,375円(税込) | 0.5%~1.0% |
- 電子マネー
- 付帯サービス
三井住友VISAカードでは以下の3つのiDを選ぶことが可能です。
選べる3タイプのiD
- 専用カード型
- クレジットカ一ド体型
- 携帯型
それぞれに説明していきます。
専用カード型を選んだ場合はiDの機能だけを搭載したカードをクレジットカードとは別に持つことができます。
ただクレジットカードを普段あまり持ち歩きたくない、という人以外には特にメリットがなく、おすすめしません。
続いて、クレジットカード一体型はその名の通り、クレジットカード自体がiDの機能をもちます。
つまり店頭のiDを読み取る端末にクレジットカードをかざすだけで決済を行うことができます。
最後に、携帯型はおサイフケータイやApplePayにクレジットカードを登録して、スマートフォンや携帯電話をiDとして利用することができるものです。コンビニなどでもスマートフォンをかざすだけで決済を完了できるため非常に便利です。
iDとQUICPayの2つの電子マネーがついている!Orico Card THE POINT

- 還元率は常に1.0%以上!100円で1オリコポイントがたまる!
- 入会後6ヵ月間は還元率が2.0%にアップ!
- 年会費は無料!
年会費初年度 | 年会費2年目〜 | ポイント還元率 |
---|---|---|
無料 | 無料 | 1.0%~2.0% |
- 電子マネー
- 付帯サービス
Orico Card THE POINTはポイント還元率の高さが特徴で、少額時でもiDや同じく電子マネーであるQUICPayを使用することで便利にポイントを貯めることができます。
また、家族カードやETCカードが年会費無料なのも魅力の一つです。
電子マネーiDは使い方が4種類! 種類と使い方をわかりやすく解説
iDは、大きく分けて以下の4種類に分類されます。
iDの種類
- おサイフケータイ型
- クレジットカード一体型
- iD専用カード
- dカード mini
それぞれどのようなものなのか、順番に見ていきましょう。
持ち運びやすさ抜群! おサイフケータイで使うiD
まずはじめに、スマートフォンやタブレット上で利用する「おサイフケータイ型」のiDについて紹介します。おサイフケータイ型のiDを利用するには、「iDアプリ」をご使用のデバイスにインストールする必要があります(※)。
「スマホを使ってiDアプリを始めたいんだけど、手順がわからない」そんな方のために、具体的な手順を以下にまとめました。
iDアプリを利用するまでの手順
- 「iDアプリ」をおサイフケータイ対応のスマートフォンにインストールする
- クレジットカードの情報を登録する
各手順について、以下で具体的に解説します。
(※)iDアプリを利用するには、ご使用のスマートフォンがおサイフケータイに対応している必要があります1.「iDアプリ」をスマートフォンにインストールする
まず、お手持ちのおサイフケータイ対応のスマートフォンに、iDアプリがインストールされていることを確認します。スマートフォンのアプリ一覧にiDアプリのアイコンが表示されない場合は、以下よりダウンロードしてください。
「ドコモ」から販売されている機種 | 「ドコモ以外」から販売されている機種、およびGoogle Pixel 3/Google Pixel 3 XL |
dメニュー→サービス一覧→iD |
Google Play→「iD」アプリを検索 |
iDアプリのインストールが完了したら、次の手順に移ります。
2.クレジットカードの情報を登録する
次にiDアプリを起動して、クレジットカード情報を設定します。以下の手順に従って登録を完了させてください。
カード情報登録の手順
- アプリを起動して、「はじめてiDを使う方」を選択
- 「iD対応のクレジットカードで登録する」を選択
- 登録するカードを選択
- 事前にカード会社から通知されたアクセスコード、パスワードを用いて登録をおこなう
- 注意事項を確認の上、「はい」を選択
- 「登録が完了しました」が表示されれば、登録は完了です
以上で登録は完了です。「おサイフケータイ型iD」の利用申込みは、クレジットカード会社を通じておこないます。申込み完了後、アプリを設定すればすぐにiDが利用できるようになります。
クレジットカード一体型iD
クレジットカードにiDの機能が付帯したタイプです。このタイプは目印として、カードの表面か裏面にiDのロゴマークが印刷されています。
「クレジットカード一体型」のメリットとしては、iDとクレジットカードのどちらで支払うかを選ぶことができるため、対象店舗の幅が広くなるという点があります。一方デメリットとしては、おサイフケータイと違いiDでネット決済ができないという点が挙げられます。
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電子マネー機能オンリーのiD専用カード
次に紹介するのは、クレジット機能が付いていないiD専用カードです。電子マネーの機能しか付いていないため、もっともシンプルで使いやすい1枚です。
このカードを使って何か買い物をした場合、利用金額は後日対応するクレジットカードの利用金額と一緒に引き落とされます。
申込みは対応するクレジットカード会社のホームページからおこないます。ただし、カード会社がこのタイプに対応していない場合は選ぶことができないので気を付けましょう。
クレジットカード不要でiDが利用できる!「dカード mini」
最後に「dカード mini」についてご紹介します。
dカード miniは、携帯電話でiDを利用するためのサービスです。ドコモのおサイフケータイ全機種に対応し、dカードアプリ(iモード)やiDアプリ(スマートフォン)を設定後すぐに利用することができます。
同じく携帯でiDを利用する「おサイフケータイ型」との違いは、おサイフケータイ型がクレジットカードと紐付いているのに対して、dカード miniはクレジットカード不要でiDを利用できる点にあります。
dカード miniを利用して何かを購入した場合、利用料金は後日携帯料金とまとめて引き落とされます。後払い方式のため、チャージも必要ありません。
さらに、毎月3万円の上限が設けられているため、うっかり使い過ぎてしまうような心配もありません。上限金額が低く設定されているため、dカード miniは申込みの年齢制限も「中学生以上」と低めに設定されています。
プリペイド、ポストペイ、デビット…電子マネーiDの使い方は3種類
前章ではiDの「種類」について説明しましたが、本章では「利用方法」について解説していきます。
iDには、以下3種類の利用方法があります。
iDの3つの利用方法
- 前払い(プリペイド)型
- 後払い型(ポストペイ型)
- デビット型
iDの3種類の利用方法について、支払方式と対応するカードを一覧表にまとめてみました。
種類 | プリペイド型 | ポストペイ型 | デビット型 |
支払方式 |
前払い |
後払い |
同時払い |
対応カード |
・dカード プリペイド ・ソフトバンクカード ・メルペイ ・チケットレストランタッチ |
・イオンカード ・dカード ・オリコカード ・セゾンカード ・UCカード ・JFRカード ・セディナカード ・ハートワンカード ・ペルソナカード ・ファミマTカード ・三井住友VISAカード ・JP BANKカード ・ライフカード ・VJAグループ発行のカード |
・SMBCデビット ・GLOBAL PASS |
具体的にどのような利用方法なのか、順番に見ていきましょう。
事前にチャージして使う「前払い(プリペイド)型」

「プリペイド型」はその名の通り、ATMや銀行口座、アプリやWebサイトなどで事前にチャージしてから利用する方法です。プリペイド型の特徴を以下にまとめました。
プリペイド型iDの特徴
- 利用には「dカード プリペイド」、「ソフトバンクカード」などが必要
- 事前のチャージが必要
プリペイド型を利用するには、まずこのタイプに対応するカード(dカード プリペイド、ソフトバンクカードなど)を用意する必要があります。さらに利用前にチャージをしなくてはいけない分、他の2種類と比べて手間がかかるというデメリットがあります。
ただしその反面、チャージした金額以上に利用する心配がないというメリットもあります。利用額を気にせず使い過ぎてしまう「浪費家タイプ」の方にはおすすめの方法といえるでしょう。
iDはチャージ不要! 利用料金を後から支払う「後払い型(ポストペイ型)」
クレジットカードと紐付いているポストペイ型は、後払い方式のため事前のチャージが必要ありません。チャージする手間が省ける分、プリペイド型に比べて利便性が高いといえるでしょう。
また、おサイフケータイやApple Payと紐付けることで、カードを持たずにスマホ内でiDを利用できる点もこのタイプ特有のメリットです。
ポストペイ型は、プリペイド型と反対の利用方法です。利用金額はその場では引き落とされず、後日クレジットカードの利用代金や携帯料金と一緒に請求されます。
ポストペイ型の特徴は以下の通りです。
ポストペイ型iDの特徴
- 利用にはiD対応のクレジットカードが必要
- 利用金額は後日カード利用金額と一緒に引き落とされる
- おサイフケータイやApple Payと紐付けることで、iPhoneやその他のスマホでもiDが使える
利用後すぐに口座から引き落とされる「デビット型」
デビット型は、利用金額がすぐに銀行口座から引き落とされる支払方法です。デビット型の特徴は下記の通りです。
デビット型iDの特徴
- 利用には「SMBCデビット」もしくは「GLOBAL PASS」が必要
- iDの利用金額はすぐに三井住友銀行の口座から引き落とされる
デビット型を利用するには、三井住友銀行のVISAデビットカード「SMBCデビット」もしくは「GLOBAL PASS」が必要になります。SMBCデビットは、三井住友銀行にて申込可能です。
デビット型は銀行口座と紐付いています。料金はiD利用後すぐに、三井住友銀行の口座から引き落とされます。
iDの利用方法まとめ
上記3種類の利用方法の中で、もっともお得で便利なのがポストペイ型です。
ポストペイ型はチャージが不要なことに加えて、クレジットカードと紐付いている分、iDで支払をするとクレジットカードのポイントが貯まります。
反対にポストペイ型以外の2つのタイプに関しては、クレジットカードと紐付いていないため、いくらiDを利用してもポイントが貯まりません。
クレジットカードのポイントをお得に貯めたいという方は、ポストペイ型を利用するようにしましょう。
使い勝手抜群! 電子マネーiDが使えるお店はたくさんある
「加盟店が多い」というのも、iDを語る上で欠かせないポイントです。2005年のスタート以来、年々iDの加盟店の数は増加し、現在は全国も106.4万店舗以上で利用可能です(※)。
以下は、数ある加盟店の中のほんの一部の店舗です。
業種 | 利用できる主なお店 |
コンビニ |
・ローソン ・セブン-イレブン ・ファミリーマート ・デイリーヤマザキ ・スリーエフ ・ポプラ ・ミニストップ ・セイコーマート ・サンコス ・サークルKサンクス |
スーパー |
・イトーヨーカドー ・イオン ・マックスバリュ ・ビブレ ・メガマート |
飲食 |
・魚民 ・ガスト ・かっぱ寿司 ・ジョナサン ・すき家 ・白木屋 |
本、CD |
・ブックオフ ・タワーレコード ・とらのあな ・紀伊國屋書店 ・啓文堂書店 |
家電 |
・ドコモショップ ・エディオン ・コジマ ・ビックカメラ ・ヨドバシカメラ |
宿泊・レジャー |
・歌広場 ・快活CLUB ・京王プレッソイン ・ビックエコー ・シダックス |
ドラッグストア |
・ツルハドラッグ ・クスリのアオキ ・くすりの福太郎 ・ウェルネス |
タクシー |
・東京無線タクシー ・阪神タクシー ・SKタクシー ・キャビック ・さくらタクシー |
カーライフ |
・エネオス ・エッソ・モービル・ゼネラル ・オリックスレンタカー |
その他 |
・ダイソー ・洋服の青山 ・ドン・キホーテ |
iDを持っていれば、コンビニやスーパー、飲食店や家電量販店など、ジャンルを問わずさまざまなお店でスピーディーな支払が可能です。
加盟店の数はこれからも増加することが予想されるため、iDの利用範囲は今後さらに拡大していくでしょう。
iDまとめ
iD最大の特長は、チャージ不要で支払スピードが速く、利用できる場所がとにかく多いこと。コンビニやスーパーなど実にも106万か所以上で使えるiDは、まさにキャッシュレス社会のパイオニア的存在といっても過言ではありません。
前払い、後払い、同時払いの3通りに対応しているのも嬉しいポイント! 特にクレジットカードと紐付く後払い(ポストペイ)型は、iDの利用でカードのポイントが貯まるのでおすすめです。
紐付くクレジットカードを上手に選んで、iDでお得にポイントを貯めましょう!
2008年青山学院大学国際政治経済学部卒。在学時にファイナンシャルプランナー(FP)の資格を取得。 2012年に株式会社サイバーエージェントに入社し、Ameba事業部にて編集に従事。 2018年8月にCyberOwlへ異動し、マネ会の編集長就任。FPの知識を活かして、クレジットカード、カードローン、キャッシュレスの記事作成に携わる。難しいことをわかりやすく伝えるがモットー。 ラグジュアリーカード<Titanium Card>とセゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードをメインに、アメックスゴールドやJCBゴールド、楽天カードなど10枚以上のクレジットカードを保有。
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