QUICPayとQUICPay+(クイックペイプラス)の違いを徹底解説!

電子マネー市場は年々拡大の一途をたどっています。それにあわせるように電子マネー自体も少しずつサービスを改善し進化しています。
今回紹介するQUICPay+(クイックペイプラス)も従来のQUICPayよりもさらに進化し、クレジットカード以外でも紐付けできるようになり、1回あたりの利用額もアップしています。
より便利になったQUICPay+が、これまでとどう違うか紹介していきます。
QUICPay+(クイックペイプラス)に対応するおすすめクレジットカード
QUICPay(クイックペイ)の特徴をおさらい
QUICPay+を説明する前に、まずは従来のQUICPayについておさらいをします。
QUICPayは、クレジットカードを紐付けて利用する後払い式の電子マネーです。
チャージの必要がなく、クレジットカードの限度額がそのままQUICPayの利用限度額となります。支払い自体は電子マネーとして行うため、クレジットカードと違いサインをする必要がなく、よりスピーディーに支払いできるという特徴があります。
QUICPayを使うとクレジットカードのポイントが貯まる
また、ポイントに関しては、前払い式の電子マネーでは利用金額に応じて独自のポイントが付与される事が一般的ですが、QUICPayの場合は利用金額に応じて紐付けたクレジットカードのポイントが付与されます。
QUICPay(クイックペイ)を利用する際のデメリット
従来のQUICPayのデメリットとしては、1回のあたりの利用額が2万円に制限されていることです。また、クレジットカードを持っていない方は利用できないという点があります。
QUICPayを一言で分かりやすく言うなら、クレジットカードを電子マネー化したものといった感じです。
QUICPay+(クイックペイプラス)は何が変わったの?
QUICPay+(クイックペイプラス)にはクレジットカード以外も登録できるようになった
これまでのQUICPayと、新しく出たQUICPay+の1番大きな違いは、クレジットカード以外も紐付けできるようになったという点です。
後払いの電子マネーは、チャージが必要ないという特徴がありとても便利ですが、基本的にクレジットカードを紐付けて利用するため、クレジットカードを持っていない方は、利用したくてもできないというのがこれまでの状況でした。
しかし、QUICPay+では、クレジットカードに加えて、デビットカードとプリペイドカードでも紐付けができるようになりました。
特にデビットカードの場合、1度紐付けてしまえば口座内からお金がなくならない限りチャージ無しで利用できます。
そのため、QUICPay+はクレジットカードに抵抗のある方や、電子マネーは便利だけどチャージするのは面倒くさいと思っていた方にも、オススメできる電子マネーになっています。
1回あたりの利用金額に制限がなくなった
さらに、QUICPay+になった事で、1回に支払いできる利用上限額も上がっています。
QUICPayは、1回の支払いにつき2万円が上限でしたが、QUICPay+では制限はありません。紐付けたデビットカードやプリペイドカードの利用限度額以内であれば、2万円を超える金額でも購入できるようになりました。
QUICPayは、2万円を超える買物はクレジットカードを直接使う、それ以下の買物はQUICPayを使う、という風に分けて支払いをしなくてはいけませんでした。
しかし、QUICPay+なら紐付けたカードの残高内であれば、支払い金額を気にせずに利用できますよ。
QUICPay+はモバイルタイプのみ
QUICPayは、カードタイプ、キーホルダータイプ、クレジットカード一体型など種類が多い事も特徴の1つでした。
しかしQUICPay+は現在のところ、携帯電話でアプリをダウンロードして利用するモバイルタイプしか発表されていません。
これから種類が増えていく事が予想されますが、現時点ではFeliCaを搭載した携帯電話を使って利用します。
QUICPay+が使えるのはQUICPay+加盟店に限る
ただし、デビットカードやプリペイドカードで紐付けたQUICPayが利用できるのはQUICPay+加盟店だけです。従来のQUICPay加盟店では、これまでと同じようにクレジットカードで紐付けたQUICPayしか利用できません。お支払の際は、QUICPay+加盟店とQUICPay加盟店を間違えないように気をつけて下さい。
QUICPayとQUICPay+のスペック比較表
QUICPay+ | QUICPay | |
---|---|---|
種類 | モバイル | カード、モバイル、キーホルダーなど |
紐付け可能なカード | クレジットカード、デビットカード、プリペイドカード | クレジットカード |
1回あたりの利用限度額 | 紐付けしたカードの限度額 | 2万円まで |
※2016年12月21日時点
QUICPay+(クイックペイプラス)が使える場所は?加盟店を紹介!
上記で、QUICPayとQUICPay+では利用出来る加盟店が異なると紹介しましたが、QUICPay+加盟店がどれくらいあるかを紹介します。
従来のQUICPayは、大手のコンビニではほぼ全て使えましたが、それと比べるとQUICPay+加盟店はまだまだ少ないのが現状です。
しかし、2016年12月20日からは全国18,000店舗のファミリーマート、サークルK、サンクスで利用できる様になるなど、加盟店は順次拡大中です。
QUICPay+対応店舗一覧(2017年1月19日時点)
加盟店カテゴリ | 店舗名 |
---|---|
コンビニ | ファミリーマート |
サークルK・サンクス | |
セーブオン | |
ミニストップ | |
スーパーマーケット |
ホクレンショップ |
オーケー | |
マミーズ | |
ダイイチ | |
ドラッグストア | キリン堂 |
サーバ | |
ツルハドラッグ | |
くすりの福太郎 | |
ドラッグストア ウェルネス | |
ウォンツ | |
くすりのレディ | |
富士薬品ドラッグストアグループ | |
新生堂薬局 | |
ドラッグユタカ | |
飲食店 | ピザ・カリフォルニア |
珈琲所コメダ珈琲店 | |
甘味喫茶おかげ庵 | |
味の民芸 | |
海鮮三崎港 | |
サガミチェーン | |
ロイヤルホスト | |
レジャー・アミューズメント | コロナワールド |
ジャンカラ | |
スーパージャンカラ | |
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン | |
ショッピング・複合施設 | T-FACE |
名鉄百貨店 | |
ビックカメラ | |
コジマ | |
ソフマップ | |
中部国際空港セントレア | |
カクヤス | |
Right-on | |
ヨドバシカメラ | |
コイデカメラ | |
その他 | 岡山市表町商店街 |
KICS |
Apple Payには対応してる?
国内でApple Payがスタートしてから、QUICPayの認知度は一気に上がり、利用者数はうなぎ登りに増えています。しかし、残念ながらApple PayはQUICPay+に対応していません。(2016年12月21日時点)
Apple Payでもプリペイドカードを紐付けて利用する事はできますが、対応しているのはSuicaのみです。iDとQUICPayに関しては、Apple Payを経由してもクレジットカードが無いと利用できません。
↓
【最新情報】
2017年1月19日に確認した時点で、Apple PayではQUICPay及びQUICPay+が利用可能となっています。
なお、現在「毎月総額919万円キャッシュバック!Apple PayでQUICPayキャンペーン!」というキャンペーンを行なっているようです。
キャンペーン機関は2017年1月1日〜9月30日です。
上記の期間中に、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどの対象加盟店でApple Payに登録したQUICPayを月間で5,000円(税込)以上利用すると、毎月抽選で下記の通りキャッシュバックが行われるとのこと。
1等: 91,900円 (30名)
2等: 9,190円 (300名)
3等: 919円 (4,000名)
こちらについてはQUICPay+に限った話ではございませんので、Apple Pay、QUICPayのいずれも利用できる環境にある方は、是非期間内にご利用されてはいかがでしょうか。
QUICPay+(クイックペイプラス)には課題はあるが選ぶ価値はある
2016年12月時点は、加盟店の数が少ない点が問題ですが、それでもQUICPay+を選ぶ価値はあります。なぜなら、1度QUICPay+に紐付けてしまえばカード本体を出す機会が減るため、不正利用の被害に遭いにくくなるからです。
特にデビットカードは、クレジットカードと違って決済すると即座に口座から金額が引き落とされるため、不正利用されると口座内のお金を全て盗られてしまう可能性があります。
デビットカードにも補償はありますが、補償が反映されるまではタイムラグがあるため、クレジットカード以上に注意が必要です。QUICPay+に紐づけてしまえば、不正利用の被害に遭う可能性を減らし安心して利用できるようになりますよ。
やっぱりクレジットカードの紐付けがオススメ
QUICPay+は、デビットカード、プリペイドカードでも利用できますが、やはり1番のオススメはクレジットカードを紐付けて利用する方法です。QUICPay+は、加盟店に限り2万円の上限がなくなったことで、クレジットカードと同じように利用できるようになりました。
そうなるとポイント還元率が低いデビットカードやプリペイドカードを紐付けるより、クレジットカードを紐付けた方がよりお得に利用できます。せっかく利用するなら少しでもお得な方がいいですからね。
QUICPay+(クイックペイプラス)が使えるオススメのクレジットカード3選!
QUICPayやQUICPay+に登録できるクレジットカードは数が限られていますが、その中でも特にオススメのカードをご紹介します。
ポイント還元率が高い!オリコカード THE POINT

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- 入会後6ヵ月間は還元率が2.0%にアップ!
- 年会費は無料!
年会費初年度 | 無料 |
---|---|
年会費2年目〜 | 無料 |
ポイント還元率 | 1.0%~2.0% |
- 電子マネー
- 付帯サービス
還元率を最重視する方ならこちら!Orico Card THE POINTです。
還元率は常に1.0%以上あり、さらに入会後6ヶ月間は還元率が2倍となります。
年会費が永年無料のため、維持費も気にせずに利用できるのも嬉しいですね。
なおこちらのカードは、QUICPayのみでなくiDも利用できます。
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年会費初年度 | 無料 |
---|---|
年会費2年目〜 | 1,375円(税込) |
ポイント還元率 | 0.5%~2.5% |
- 電子マネー
- 付帯サービス
国際ブランドJCBが発行するクレジットカードなだけあり、ポイント優待や旅行保険、ショッピング保険などの付帯サービスが充実しているのがこちらのJCB一般カード。
一定の利用額を継続すれば、更に上位のゴールドカードへのインビテーションも届く可能性あり!
ステータスを重視するならやっぱりアメリカン・エキスプレス!

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年会費初年度 | 13,200円(税込) |
---|---|
年会費2年目〜 | 13,200円(税込) |
ポイント還元率 | 0.333%~0.4% |
- 電子マネー
- 付帯サービス
QUICPayはアメックス発行のクレジットカードでも利用することが可能です。
どうせ持つならステータスの高いクレジットカードを、とお考えの方なら間違いのない一枚がこちら。
券面はグリーンですが、年会費も付帯サービスも他社のゴールドカード並となっています。
特に、コンビニなどの少額決済にいちいちアメックスを出すのもちょっと・・・と考えてしまうあなたには、非常に良い相性のサービスではないでしょうか。
QUICPayがQUICPay+(クイックペイプラス)のまとめ
・QUICPay+はデビットカード、プリペイドカードでも紐付けができる
・1回あたり2万円の上限もなくなった
・デビットカード、プリペイドカードで紐付けたQUICPay+が利用できるのはQUICPay+加盟店だけ
・カード本体を出さずに済むため不正利用のリスクを減らせる