50代におすすめの転職エージェント!転職サイトと合わせて活用法を紹介
50代という年齢は、あと少しで定年退職を迎える年齢のため、今の会社を辞めるべきか悩んでいませんか?
そこで、50代で転職をするのであれば、転職エージェントの利用をおすすめします。
転職を検討する際に頼りになるのは転職エージェントですが、転職エージェントは非常に種類が多いので、強みや特徴などを踏まえて選ぶことが重要です。
この記事では、50代の方の転職事情や転職エージェントを利用するメリット・デメリットなどを説明すると同時に、50代におすすめの転職エージェントを紹介します。
- 50代の転職は可能?
- 50代が使うべきなのは転職エージェント?転職サイト?
- 【まずは登録】50代におすすめの転職エージェント
- 50代のハイキャリアの転職におすすめの転職エージェントや転職サイト
- 50代のIT転職におすすめの転職エージェント
- 50代の女性におすすめの転職エージェント
- 50代が転職エージェントを利用するメリット
- 50代が転職エージェントを利用するデメリット
- 50代で転職エージェントを上手に使うコツ
- 50代が転職を成功させるためのポイント
- 転職に役立つおすすめのサイトやツール
- 50代が転職エージェントを利用する流れ
- 50代が転職エージェントの利用を断られた際は転職サイトを利用しよう
- 50代の転職に関するよくある質問
- まとめ|50代の転職は不可能ではない!転職エージェントを利用しよう
50代の転職は可能?
年代によって、それまでに積み重ねてきた社会人としての経験や会社での立ち位置などが異なるので、それに伴って転職事情も変わってきます。
また、年齢を重ねてくると「そもそも転職自体可能なのか?」ということも気になってくるでしょう。
50代での転職は可能なのか、以下で説明します。
50代からの正規雇用は難しい現状がある
50代で転職を検討する場合、雇用形態としてはもちろん正規雇用を希望される方が大半でしょう。
ただ、定年退職を間近に控えている方も多いということもあり、正規雇用という形での転職は難しいのが現状です。
50代での転職を目指している方は、まずはその点をきちんと認識しておく必要があります。
賃金も50代を境に減少傾向
年齢と賃金の関係は基本的には比例していきますが、50代を境に徐々に減少に転じるようになります。
また、50代で転職した場合、前職ほどの給与水準を維持できるかどうかは分かりません。
転職をきっかけに収入が減ってしまう可能性があることも、念頭に置いておきましょう。
転職者比率は微増しているため不可能ではない
ただ、総務省統計局が行っている労働力調査によると、40代後半~50代前半の方の転職者数はわずかではあるものの増えています。
企業にとって50代の人材というのは、これまでにさまざまな経験を積んできておりスキルも豊富な、「即戦力」な人材であることは間違いありません。
そのため、企業としても50代の人材を採用することにメリットはあるので、50代の転職は決して不可能というわけではないのです。
50代が使うべきなのは転職エージェント?転職サイト?
転職を検討する際に利用する主なサービスとしては、転職エージェントと転職サイトが挙げられます。
転職希望者の組織での立ち位置や、転職を希望している業界での経験によっておすすめなサービスは異なるので、さまざまなケースでどちらがおすすめか、以下で説明します。
管理職や役員経験がある場合は転職エージェント
管理職や役員経験がある方は、転職エージェントの利用がおすすめです。
転職エージェントでは非公開求人も多数取り扱っていますが、その中には管理職以上のポジションの方を対象にした、ハイクラスな求人も多いです。
50代での転職では、収入などで譲れない部分も多いと思われますが、そういった点も踏まえてキャリアアドバイザーに最適な求人を案内してもらえるでしょう。
一般社員の場合は転職エージェントと転職サイト
一般会社員の場合は、転職エージェントと転職サイトを両方利用するのがおすすめです。
転職エージェントが保有している非公開求人と、転職サイトで検索できる求人をどちらも選択肢に入れることで、条件面などで納得のいく求人に出会いやすくなるでしょう。
50代での求人は、20代や30代での求人と比べると数が少なめな傾向にあるので、できるだけ視野を広げて検討することが重要です。
経験が浅い場合は転職サイト
転職を検討している業界での経験が浅い場合は、転職サイトを利用するとよいでしょう。
転職エージェントも利用できないわけではありませんが、転職エージェントは転職希望者のそれまでの経験や経歴を踏まえたうえで、おすすめの求人を紹介します。
年齢や経験を鑑みておすすめの求人を紹介することが難しい場合、利用を断られてしまう可能性もあります。
【まずは登録】50代におすすめの転職エージェント
50代の方が転職を検討する際に、まず登録しておくことがおすすめな転職エージェントは、以下の3社が挙げられます。
- リクルートエージェント
- doda
- マイナビエージェント
それぞれのエージェントの特徴や強みを、説明します。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、非公開求人だけでも10万件以上(2020年8月時点)という、非常に豊富な求人数が大きな魅力です。
50代の方の求人数は、20代や30代の方と比較すると少なめではあるので、なるべく多くの求人から転職先の候補を検討することが重要です。
キャリアアドバイザーから手厚いサポートを受けられるので、安心して転職活動を行えます。
doda
dodaには2022年4月時点で、13万件を超える公開求人が掲載されており、毎週月曜・木曜には求人の更新も行われます。
そのため、非常に広い範囲から求人検索を行えるだけでなく、まだ多くの方の目に留まっていない求人に先んじて応募することも可能です。
「退職金制度」や「社宅・家賃補助制度」のような福利厚生があるかどうかを踏まえて、求人検索を行うこともできます。
マイナビエージェント
マイナビエージェントのキャリアアドバイザーは業界ごとの専任制なので、各業界の事情に精通しています。
また、キャリアアドバイザーとは別に企業の人事担当者とやり取りを行っているアドバイザーも在籍しており、各職場のリアルな情報も把握しています。
これまで経験のない業界への転職を検討している場合には、非常に心強いサポートを受けられるでしょう。
50代のハイキャリアの転職におすすめの転職エージェントや転職サイト
50代で転職を検討する方には、ハイキャリアな方も多いと思います。
50代のハイキャリア転職におすすめの転職エージェントや転職サイトは、以下の3社が挙げられます。
- リクルートダイレクトスカウト
- JACリクルートメント
- ビズリーチ
それぞれのエージェントの特徴や強みを、説明します。
リクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトスカウトで取り扱われている求人には、年収800万円~2,000万円といったハイクラスのものも数多くあります。
今の職場での仕事が忙しい方も多いと思われますが、登録すればヘッドハンターがそれぞれの方に適していると思われる仕事を探して提案してくれるため、時間がない方にもおすすめです。
50代のハイキャリアの方が転職する場合、条件面で妥協できない部分も増えてきますが、リクルートダイレクトスカウトの取り扱っている求人であれば、条件面において満足できる転職先と出会えるでしょう。
JACリクルートメント
JACリクルートメントは、管理職や専門職を中心とした転職エージェントです。
オリコンの顧客満足度調査の「ハイクラス・ミドルクラス転職」において、2019年から2022年まで4年連続No.1に輝いていることからも、ハイキャリアの方が転職時に利用する転職エージェントとしてはぴったりです。
定年まで転職先で安心して勤めたいと考えている50代の方にとって、非常に頼りになるエージェントと言えるでしょう。
ビズリーチ
ビズリーチではハイクラスの求人を多数取り扱っており、年収1,000万円以上の求人が3分の1を占めています(2021年1月時点)。
厳選された企業と直接コンタクトを取ることで、効率的な転職活動が可能なので、仕事が忙しくてなかなか時間が取れない方でも安心です。
「日系グローバル企業の求人特集」や「コンサルタント求人特集」など、これまでのキャリアを活かせそうな求人検索特集が組まれていることも、魅力のひとつです。
50代のIT転職におすすめの転職エージェント
50代でIT業界への転職を検討している方におすすめの転職エージェントは、以下の3社が挙げられます。
- レバテックキャリア
- DYM IT転職
- マイナビITエージェント
それぞれのエージェントの特徴や強みを、説明します。
レバテックキャリア
レバテックキャリアは、IT業界への転職に特化した転職エージェントです。
キャリアアドバイザーの方もIT業界でのキャリアに精通しているので、転職希望者のバックボーンや持っているスキルなどを踏まえて、最適だと考えられる求人を紹介してもらえます。
非公開求人も多数取り扱っているので、給与を中心とした待遇面で妥協したくない50代の方が求人を紹介してもらうエージェントとしては、うってつけと言えるでしょう。
DYM IT転職
DYM IT転職では、IT関係の求人を多数取り扱っています。
IT業界に強みを持っている転職エージェントは、スタートアップやベンチャーの求人数が多い傾向にありますが、DYM IT転職では大手企業の求人が多いので、キャリアを積んだ方が転職先を探すのに適しています。
DYM IT転職を利用して選考を受ける場合、書類選考が免除されて企業とすぐに面談を組んでもらうケースが多いことも、普段の仕事が忙しくてなかなか転職活動に時間を割けない50代の方に向いていると言えるでしょう。
マイナビITエージェント
マイナビITエージェントは、IT・Webエンジニアに特化した転職エージェントです。
キャリアアドバイザーはIT・Web業界の転職事情に精通しているので、転職希望者の経験やスキルを踏まえて、最適な転職活動のプランを提案してもらえます。
履歴書や職務経歴書の添削、面接日程調整などを行ってもらえて、働きながらでもスムーズな転職活動が可能なのは、大きなメリットです。
50代の女性におすすめの転職エージェント
50代の女性の方が転職する際に利用するおすすめの転職エージェントは、以下の3社が挙げられます。
- type女性の転職エージェント
- マイナビエージェント
- パソナキャリア
それぞれのエージェントの特徴や強みを、説明します。
type女性の転職エージェント
type女性の転職エージェントは、女性向け転職サイトの「女の転職type」と同じ会社が運営しているサービスです。
サービス開始から18年にわたって積み上げてきたノウハウをもとにして、女性の転職に対して的確なサポートを行ってもらえます。
女性積極採用の非公開求人も取り扱っているので、50代女性の方が待遇のよい求人を探したい場合には、非常におすすめです。
マイナビエージェント
マイナビエージェントのキャリアアドバイザーには、女性の転職市場に精通している方もいます。
そんなキャリアアドバイザーと、企業への営業担当として各企業と太いパイプを持つリクルーティングアドバイザーがチームを組んで転職のサポートを行ってくれるのが、マイナビエージェントの大きな強みです。
女性ならではの悩みに対しても、キャリアアドバイザーが丁寧に対応してくれるので、安心して転職活動を進めることができます。
パソナキャリア
パソナキャリアは、オリコンの顧客満足度調査で4年連続No.1(※)に輝いているエージェントです。
パソナグループは創業以来、社会で活躍している女性を支援し続けているということもあり、女性の転職サポートに強みを持っています。
女性管理職の比率やテレワーク活用などの働き方に関する情報など、女性が転職する際に気になる要素を踏まえて求人を紹介してくれるので、安心して転職先を決めることができます。
50代が転職エージェントを利用するメリット
転職エージェントは便利なサービスですが、転職エージェントを利用せずとも転職活動を行うことは可能です。
ただ、転職エージェントを利用することにさまざまなメリットがあるのも事実です。
50代の方が転職する際に転職エージェントを利用するメリットを、以下で説明します。
非公開求人を紹介してくれる
転職サイトで応募できる求人は、誰でも応募することのできる「公開求人」ですが、転職エージェントでは一般的には公開されていない「非公開求人」も取り扱っています。
非公開求人は給与を中心とした待遇が優れていることも多く、ハイキャリアな方が多い50代の転職において、魅力的であることは間違いありません。
転職エージェントによって取り扱っている非公開求人の内容は異なるので、複数の転職エージェントに登録することで、転職先を幅広く検討することができるでしょう。
書類作成や面接などのサポートを受けられる
転職エージェントを利用することで、履歴書や職務経歴書などの書類添削や面接練習といった、さまざまなサポートを受けることができます。
50代での転職、かつハイクラスな求人への応募ということを考えると、書類の内容や面接での受け答えをしっかりと練り上げていかなければ、内定を勝ち取ることは厳しいです。
書類添削や面接練習は一人ではなかなか行えないので、そういった部分でのサポートを受けられるのは、転職エージェントを利用する大きなメリットと言えるでしょう。
自分の市場価値がわかる
自分の市場価値を把握することは、転職を成功させるうえで欠かせません。
とくに、新卒で入社した会社でずっと働いてきたような方は、自分の市場価値を意識したことなどあまりないでしょう。
転職エージェントのキャリアアドバイザーと面談を行い、自分の市場価値を把握することで、応募すべき求人の候補も自ずと絞られていきます。
50代が転職エージェントを利用するデメリット
50代の方が転職エージェントを利用することには多くのメリットがありますが、利用するにあたって気を付けておくべきこともあります。
50代の方が転職する際に転職エージェントを利用するデメリットを、以下で説明します。
50代は利用を断られることもある
転職エージェントでは、転職希望者のこれまでの経験や有しているスキルなどを踏まえて、各人に適した求人を紹介してもらえます。
ただ、ハイキャリアの方が応募対象となるような求人では、求められる経験やスキルもそれ相応のものになります。
そのため、紹介できる求人に経験やスキルが見合っていないと判断される場合は、利用を断られてしまう可能性があることは、念頭に置いておきましょう。
50代で転職エージェントを上手に使うコツ
50代の方で、年齢やポジションに見合った経験をきちんと積んでいれば、転職を成功させることは決して難しいことではありません。
ただ、転職活動をスムーズに進めるためにはコツがあるのも事実です。
50代の方が転職エージェントを上手に利用するコツを、以下で説明します。
本当に転職すべきなのかしっかり相談する
50代での転職は、20代や30代での転職と同列に考えることはできません。
今の職場で築き上げてきたものは失われることになりますし、転職に失敗したと思っても、あらためて転職を考えるような時間はほとんど残されていません。
転職エージェントに登録すると、キャリアアドバイザーと相談を行うことができますが、そもそも本当に転職すべきかどうかというところから、きちんと相談することを心がけましょう。
転職時期はできるだけ早く設定する
定年退職するタイミングが近づいてきている以上、同じ50代でもなるべく早く転職を検討するほうが好ましいことは、間違いありません。
企業も50代前半の転職希望者は受け入れてくれても、50代後半の転職希望者となると、難色を示す可能性は高くなります。
転職すべきかどうかは慎重に判断すべきですが、いざ転職すると決めたのであれば、なるべく早いタイミングから動き始めましょう。
担当のキャリアアドバイザーの言いなりにならない
転職エージェントに登録すると、自分の担当となるキャリアアドバイザーが付いて、さまざまな相談に乗ってもらえます。
キャリアアドバイザーは、話を聞いたうえでアドバイスを行ってくれますが、そのアドバイスをもとにどうするかを決めるのは自分自身です。
有益だと思うアドバイスは採用すべきですが、他ならぬ自分の人生のことなので、すべてキャリアアドバイザーの言いなりになって判断する必要はありません。
経歴やスキルでは絶対に嘘をつかない
経歴や有しているスキルが優れているほど、待遇のよい求人を紹介してもらいやすくなります。
ただし、よい求人を紹介してもらいたいからと言って、経歴やスキルで嘘を付くことは厳禁です。
選考過程の面接などを通してその嘘は必ずバレて、選考落ちになってしまうことはもちろん、キャリアアドバイザーにも悪い印象を与えて、今後よい求人を紹介してもらえなくなってしまう可能性もあります。
推薦文を必ず確認する
転職エージェントによっては、応募する企業に向けて推薦状を出してもらえることもありますが、可能であればその内容を確認させてもらいましょう。
推薦状で推されている内容が把握できれば、面接での自己アピールなどにも役立てることができて、面接官の納得感も高まります。
ただし、推薦状の内容は転職希望者には公開しないという方針のエージェントもあるので、断られた場合は素直に諦めましょう。
紹介された企業は自分でも調べておく
転職エージェントで紹介された企業は、キャリアアドバイザーからどのような企業なのか説明を受けることができます。
ただ、キャリアアドバイザーから説明を受けるだけにとどまらず、自分でもどのような企業なのか調べることを心がけましょう。
自分で調べるという過程を経ることで、面接で話す内容にも説得力が生まれますし、何よりも自分が今後勤めることになる可能性がある企業のことを知ることは、非常に重要です。
50代が転職を成功させるためのポイント
50代という年代は、20代や30代と比較すると転職が多少難しいことは否めません。
50代が転職を成功させるためのポイントを、以下で説明します。
年収や役職については考え過ぎない
年収や役職は転職時に意識すべきポイントではありますが、50代の方が転職を検討する場合、それらをあまり考え過ぎないほうがよいでしょう。
もちろん転職前よりも待遇がよくなることが望ましいですが、高望みをし過ぎると、応募できる求人の数が極端に減ってしまう可能性もあります。
応募可能な求人の中から、できるだけ理想的な待遇に近いものを選ぶというスタンスが賢明です。
資格や経歴を整理する
資格や経歴は、キャリアアドバイザーが求人を紹介する際の判断基準となる重要な要素のひとつです。
そのため、自分がどのような資格を有しておりこれまでどのような仕事を行ってきたかを、キャリアアドバイザーに詳細に説明する必要があります。
自分の希望に沿った求人を紹介してもらうためにも、この機会に自分自身の資格や経歴を一度整理してみるとよいでしょう。
転職に役立つおすすめのサイトやツール
転職エージェントや転職サイトは、転職をサポートしてくれる便利なサービスですが、転職支援にはほかにも便利なサイトやツールがあります。
50代におすすめな転職支援サイトやツールは、以下の3つが挙げられます。
- 転職会議
- OpenWork
- ミイダス
それぞれの特徴や強みを、説明します。
転職会議
転職会議では、企業の評判を現社員や元社員からの口コミという形で確認することができます。
実際に働いている、働いていた方からの口コミなので、その内容は転職先を検討する際に非常に参考になるものばかりです。
転職先に求める要素として重視するポイントを中心に確認することで、納得のいく転職先選びができるでしょう。
OpenWork
OpenWorkでは、口コミをもとにして「待遇面の満足度」「風通しの良さ」などの8つの項目で、企業がスコアリングされています。
すべての企業が同じ項目で評価されているので、企業同士を客観的に評価したい場合には非常に参考になるでしょう。
OpenWorkから求人に申し込むこともできますし、OpenWorkに「web履歴書」を登録しておけば、企業からスカウトを受けられる可能性もあります。
ミイダス
自分の市場価値を把握することは、転職を成功させるうえでは欠かせませんが、ミイダスは登録することで自分の市場価値を把握することができます。
これまで同じ企業で働き続けてきて、自分の市場価値をどのように測ればよいか分からないという50代の方にとっては、非常に便利なサービスです。
50代が転職エージェントを利用する流れ
転職エージェントに登録したあとは、転職活動のさまざまなフェーズにおいて、エージェントを利用することになります。
50代の方が転職エージェントを利用する流れを、以下で説明します。
公式HPからエージェントに登録
まずは、公式HPから転職エージェントに登録しましょう。
ハイキャリア向けの求人が豊富な会社、特定の業界への転職に特化している会社など、自分が重視したいポイントを踏まえてエージェントを選ぶことが重要です。
エージェントは複数登録することも可能なので、複数登録する場合はその中のひとつを特化型のエージェントにしておくなど、使い分けも意識しましょう。
面談を実施
エージェントに登録すると、自分の担当となるキャリアアドバイザーに付いてもらえますので、キャリアアドバイザーと面談を行って自身の人となりやこれまでの経歴、スキルなどを把握してもらいます。
キャリアアドバイザーは面談で把握したことを踏まえて、転職希望者にとって最適な求人を紹介してくれます。
そのため、キャリアアドバイザーにはスキルや経歴を盛ることなく、正直に伝えることを心がけましょう。
求人紹介・書類添削・面接対策
キャリアアドバイザーからいくつか求人を紹介されるので、その中から選考に進んでみたいところを選びましょう。
実際に選考を受ける前には、履歴書や職務経歴書といった書類の添削や面接対策を行ってもらうことができます。
書類の中身や面接での受け答えが洗練されることで、選考に通過できる可能性が高くなります。
選考・面接
転職時の選考過程は企業によってまちまちですし、利用する転職エージェントによっても異なります。
キャリアアドバイザーの助けも借りて、書類の内容や面接での受け答えを磨いていたとしても、選考なので落ちてしまうことは考えられます。
その場合はあらためてキャリアアドバイザーと相談を行うなどして、反省点を改善したうえで、次の選考に臨みましょう。
入社・年収交渉
選考を終えて内定が出れば転職活動は終了となるので、入社時期などを転職先の企業と相談しましょう。
また、年収交渉に関してもこのタイミングで行うケースが多いですが、自分からはなかなか年収の交渉を行えない方も多いです。
年収交渉に関しては転職エージェントが代行してくれることも多いので、自分では無理だという方は、転職エージェントに依頼するとよいでしょう。
50代が転職エージェントの利用を断られた際は転職サイトを利用しよう
50代の方の場合、経歴や有しているスキルによっては転職エージェントの利用を断られてしまう可能性もあります。
転職エージェントの利用を断られた際に利用がおすすめなサービスは、以下の2つが挙げられます。
- リクナビNEXT
- ハローワーク
それぞれのサービスの特徴や強みを、説明します。
リクナビNEXT
リクナビNEXTでは、2022年4月時点で約6万件という膨大な求人を取り扱っています。
新着求人も毎週水曜日と金曜日に更新されるので、自分の希望する条件の求人に巡り合える可能性も高いです。
企業からダイレクトに応募の打診を受けられることがあるというのも、大きな魅力と言えるでしょう。
ハローワークの利用もおすすめ
転職希望者に対して求人を紹介するという意味では、ハローワークも転職エージェントと同じような役割を果たしています。
転職エージェントとは異なり、利用を断られることはないので、求人を探すために積極的に利用するとよいでしょう。
国の機関だけあって、都市部以外の地方の求人も充実しているため、人によっては転職エージェントより便利に利用できる可能性もあります。
【補足】コロナで離職の場合は特別相談窓口が利用可能
転職を検討している理由が、コロナが原因で離職しなければならないということであれば、特別労働相談窓口を利用することができます。
あくまでも暫定的な窓口なので、いつまで利用可能かは分かりませんが、厚生労働省が設けている窓口なのできちんと対応してもらえるでしょう。
想定外の形で転職せざるをえなくなってしまった場合にも、こういったサービスが利用できると非常に助かります。
50代の転職に関するよくある質問
50代で転職を検討する場合、給与やどのようなポジションでの採用かなどを中心に、さまざまなことが気になるものです。
そこで、50代の転職においてよくある質問とそれに対する回答を、以下でいくつかまとめました。
転職に不安や疑問がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
50代の求人は少ない?
50代の求人は、20代や30代を主な対象にした求人と比較すると、数自体は決して多くありません。
ただ、自身の市場価値をきちんと把握したうえで、それに見合った求人に応募すれば、転職を成功させること自体は難しくないでしょう。
自分を客観的に把握して転職活動を行うことを心がけましょう。
50代の転職成功率って?
年代ごとの転職成功率というものが、データで出ているわけではありません。
ただ、ここ最近40代や50代の転職が活発に行われるようになってきていることからも、以前よりも50代の転職成功率は向上していると思われます。
書類添削や面接練習といった転職エージェントのサービスをフル活用して、選考に臨むことを意識しましょう。
50代は早めに転職しないといけないの?
50代という年代は定年退職も近付いてきていることから、年齢を重ねるにつれて求人数も減っていってしまいます。
そのため、転職をしようと決断したのであれば、なるべく早く行動に移すのが好ましいことは間違いありません。
だからといって転職活動中に焦ってしまうと、条件の好ましくない求人に飛びついてしまう可能性もあるので、応募する求人はしっかりと吟味しましょう。
50代の転職はどれくらいの期間が必要?
転職に必要な期間は、年代によって大きな違いがあるわけではありません。
ただ、20代や30代といった年代に比べると、50代のほうが自分が就きたい職業や転職先に求める条件などがハッキリしている傾向にあります。
そのため、応募する求人を早めに決断できて、結果的に転職活動がすぐ終わるということは考えられるでしょう。
50代で未経験転職はできない?
50代になると、未経験可の求人の数は減ってしまいますが、まったくのゼロになるわけではありません。
そのため、これまで自分が積み上げてきた経験や有しているスキルが活かせるのであれば、未経験の業界や職種への転職も可能です。
転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談することで、どのような業界・職種であれば未経験でも転職可能か、アドバイスをもらえるでしょう。
50代の転職は資格があると有利になる?
確かに資格は、転職を有利にする要素のひとつではあります。
ただ、企業が50代の方を採用する場合はその方の経験や、実務の中で体得してきたスキルを重視するケースが多いです。
資格を取ろうとする姿勢は高評価されるかもしれませんが、資格を取ることによって転職活動において劇的に有利になるわけではないということは、念頭に置いておきましょう。
まとめ|50代の転職は不可能ではない!転職エージェントを利用しよう
50代の方が応募可能な求人は、20代や30代の方と比べると決して多いわけではありませんが、転職自体は不可能ではありません。
ここまで積み重ねてきたキャリアがありますので、転職する際にも譲れない条件はあると思いますが、しっかりと求人を吟味して納得のいく転職活動を行いましょう。
転職エージェントを利用することで、キャリアアドバイザーからアドバイスをもらえたり、非公開求人に応募できたりと、転職活動を有利に進めることができるのでおすすめです。
不動産広告の営業マンを経て、現在はフリーランスのライターとして活動中。 クレジットカードやカードローンに関する知識を、公平な視点で分かりやすく伝えることを目指しています。 私生活でもいろいろなクレジットカードを使い分けながら、自分にとって最適な使い方を模索中。毎月貯まっていくポイントを見ながらその使い方を考えるのが、ひそかな楽しみ。 自分の実体験や気付きをもとにした、オリジナリティのある記事をお届けしたいと思っています。