40代におすすめの転職エージェント!断られる場合の対処法や成功するコツも紹介
40代という年齢は、会社で重要なポジションに付き始める方も多い年齢ですが、自身の待遇に不満を持っている方もいるでしょう。
待遇に不満を持っている方は、転職を検討するのがおすすめですが、そんなときに頼りになるのが転職エージェントです。
転職エージェントは非常に種類が多いので、強みや特徴などを踏まえて選ぶことが重要です。
この記事では、40代の方の転職事情や、転職時の注意点などを説明すると同時に、40代におすすめの転職エージェントを紹介します。
- 40代の転職事情は?そもそも転職って可能?
- 40代は転職エージェントと転職サイトどちらがおすすめ?
- 【まず登録】40代の転職におすすめの転職エージェント
- 40代のハイクラス求人を探すのにおすすめの転職エージェント
- 40代の女性におすすめの転職エージェント
- 40代のIT業界におすすめの転職エージェント
- 40代のIT業界以外の職種別おすすめ転職エージェントや転職サイト
- 40代が転職エージェントを利用するメリット
- 40代が転職エージェントを利用するデメリット
- 40代が転職エージェントを使って転職する際のコツや注意点
- 40代の転職に役立つサイトやツール
- 40代が転職エージェントを利用する際によくある質問
- まとめ|40代でも転職は可能!転職エージェントや転職サイト活用しよう
40代の転職事情は?そもそも転職って可能?
年代によって、積んできた社会人としての経験や会社での立ち位置などが異なるので、転職事情も異なります。
また、年齢を重ねてくると「そもそも転職は可能なのか?」ということも気になってくるでしょう。
40代で転職は可能なのかについて説明します。
選択肢は広くないがチャンスはある
企業が40代の転職者を採用する場合、「管理職」としての役割を求めての採用になる傾向が高いです。
企業における管理職の人数が多いわけではないため、求人数も少なくなってしまう傾向にあり、選択肢の数は決して多くはありません。
しかし求人がまったくないわけではないので、条件に見合うだけのキャリア形成を行えている方であれば、十分にチャンスはあります。
40代の転職は条件面が鍵
40代では家庭を持っている方も多く、転職によって年収が下がることを受け入れにくいケースも多いです。
規模が同じ程度の企業に転職する場合や、同業種・同職種に転職する場合は、年収が下がってしまうケースはあまりないでしょう。
ただ、中小企業やこれまで未経験の業種・職種に転職することを検討している場合は、年収が下がるなどの変化を受け入れられるかどうかで、選択肢の数は大きく変わります。
経験やスキルを活かしていける業界に転職する人もいる
未経験の業界に転職する場合、これまで積み重ねてきた経験やスキルが活かしにくいことが悩みの種です。
しかし、未経験の業界でも、経験やスキルがまったく活かせないわけではありません。
たとえば「メンバーの意見をうまく調整してチームとして同じ方向に進んでいけるようにした」という経験は、業界を問わずに役立てる経験です。
組織変革の経験があると強い
近年では、働き方改革やDX推進などの影響で、組織の変革に本腰を入れて取り組み始めている企業も多いです。
ただ、これまで企業として組織変革を行ったことがない場合、変革を主導できる人物が社内にいないこともあり得ます。
組織変革の経験を持っている方は、組織変革を推し進めていこうとしている企業に、よい待遇で採用される可能性が十分あると言えるでしょう。
マネジメントの体制が似ている企業に求められる傾向
マネジメントの体制は企業によって異なり、少数の管理職が多くの組織を管理する企業もあれば、より多くの人員にマネジメントの権限を持たせている企業もあります。
マネジメントの経験があるといっても、転職先のマネジメント体制と転職希望者が経験したことのあるマネジメント体制が異なる場合、持っている経験がかえって邪魔になってしまいます。
そのため、マネジメントの体制が似ている企業を選んで応募することで、経験が受け入れられやすく、選考もスムーズに進む可能性が高いです。
40代は転職エージェントと転職サイトどちらがおすすめ?
転職を検討する際に利用するサービスとしては、転職エージェントと転職サイトが挙げられます。
転職希望者の組織での立ち位置や転職先によって、おすすめなサービスは異なるので、さまざまなケースでどちらがおすすめかについて、以下で説明します。
管理職や役員経験があるなら転職エージェント
管理職や役員経験があるなら、転職エージェントがおすすめです。
転職エージェントでは非公開求人も多数取り扱っていますが、管理職以上のポジションの方を対象にした、ハイクラスな求人も多いです。
転職エージェントは転職希望者との面談内容を踏まえて、最適な求人を案内してもらえます。
一般会社員の場合は転職エージェントと転職サイトの併用
一般会社員の場合は、転職エージェントと転職サイトを併用するのがおすすめです。
転職エージェントが保有している非公開求人と、転職サイトで検索できる求人をどちらも選択肢に入れることで、条件面などで希望している求人に出会いやすくなるでしょう。
転職エージェントを利用する場合は、希望転職先の企業に推薦状を送ってもらい、選考がうまく進むように後押しをしてもらえる場合もあります。
未経験業界に転職する場合は転職サイト
転職エージェントが保有している求人は、経験者を対象にしているものが多いです。
転職サイトでは「未経験者可の求人特集」のような特集を組んでいることもあるので、未経験業界への転職を検討する場合は、転職サイトを中心に利用するのがおすすめです。
また、転職エージェントでも未経験可の求人をまったく取り扱っていないわけではありません。
登録してキャリアアドバイザーと面談をする際に、未経験の業界に転職したいと考えている旨を相談することで、力になってくれることもあります。
エージェントに断られたら転職サイト一択
転職エージェントに登録しても、年齢やスキル・経験などを理由に求人紹介を断られてしまうこともあります。
その場合は、転職サイトで求人検索を行うしか選択肢がありません。
40代で転職を検討する場合は、そのようなリスクがあるということも、念頭に置いておきましょう。
【まず登録】40代の転職におすすめの転職エージェント
40代の方が転職を検討する際に、まず登録しておくことがおすすめな転職エージェントとしては、以下の3社が挙げられます。
- リクルートエージェント
- リクルートダイレクトスカウト
- ビズリーチ
それぞれのエージェントの特徴や強みを、説明します。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、10万件以上(2020年8月時点)という非常に豊富な非公開求人を有しているのが大きな魅力です。
給与を中心とした待遇面で納得のいく求人を見つけるためには、選択肢が多いほうがよいことは間違いありません。
転職先の業界や業種を決め打ちしておらず、幅広い選択肢から選びたいという方には、非常におすすめです。
リクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトスカウトでは、年収800万円~2,000万円といったハイクラスの求人を多数取り扱っています。
登録後は、ヘッドハンターがそれぞれの方に適していると思われる仕事を探して提案してくれるため、転職先を探す時間がない方にもおすすめです。
40代で転職を検討する場合、条件面で妥協できない部分も増えてきますが、リクルートダイレクトスカウトの取り扱っている求人であれば、条件面において満足できる転職先と出会えるでしょう。
ビズリーチ
ビズリーチではハイクラスの求人を多数取り扱っており、年収1,000万円以上の求人が3分の1を占めています(2021年1月時点)。
ヘッドハンターも一定の基準を満たした優秀な方なので、安心して転職の相談をすることができるでしょう。
「日系グローバル企業の求人特集」や「SaaS事業を展開する企業の求人特集」など、これまでのキャリアを活かせそうな求人検索特集が組まれていることも、魅力のひとつです。
40代のハイクラス求人を探すのにおすすめの転職エージェント
40代で転職を検討する方には、ハイクラスな求人を中心に考えたいと思っている方も多いでしょう。
40代でハイクラス求人を探す際におすすめの転職エージェントとしては、以下の3社が挙げられます。
- JACリクルートメント
- iX転職
- ランスタッド
それぞれのエージェントの特徴や強みを、説明します。
JACリクルートメント
JACリクルートメントは、管理職や専門職を中心とした転職エージェントです。
オリコンの顧客満足度調査の「ハイクラス・ミドルクラス転職」において、2019年から2022年まで4年連続No.1に輝いていることからも、ハイクラス転職のサポートに強みを持っていることが分かります。
条件面において妥協せずに転職先を検討したいと考えている40代の方にとって、非常に頼りになるエージェントと言えるでしょう。
iX転職
iX転職では、年収800万円以上の希少性の高い求人を多数取り扱っています。
履歴書や職務経歴書などをもとにして、ヘッドハンターが市場価値向上をサポートしてくれるので、自分で思っているよりよい条件で採用してもらえることも期待できるでしょう。
ヘッドハンティングサービスと求人紹介サービスという2つのサービスが利用できることで、効率的に転職活動を行うことができるのも魅力です。
ランスタッド
ランスタッドは世界39ヵ国に拠点を構える、世界最大規模の転職エージェントです。
グローバル人材募集の求人も多く取り扱っており、海外で仕事をしたい方であれば、魅力的な求人と出会いやすいでしょう。
バイリンガルが条件の求人も多く、語学力を活かして活躍したいという方にもおすすめです。
40代の女性におすすめの転職エージェント
40代の女性の方が、転職する際に利用するおすすめのエージェントとしては、以下の3社が挙げられます。
- type女性の転職エージェント
- マイナビエージェント
- パソナキャリア
それぞれのエージェントの特徴や強みを、説明します。
type女性の転職エージェント
type女性の転職エージェントは、女性向け転職サイトの「女の転職type」と同じ会社が運営しているサービスです。
サービス開始から18年にわたって積み上げてきたノウハウをもとにして、女性の転職に対して的確なサポートを行えるのが大きな強みです。
女性積極採用の非公開求人も取り扱っているので、40代女性の方が待遇のよい求人を探したい場合には、非常におすすめです。
マイナビエージェント
マイナビエージェントのキャリアアドバイザーには、女性の転職市場に精通している方もいます。
そんなキャリアアドバイザーと、企業への営業担当として各企業と太いパイプを持つリクルーティングアドバイザーがチームを組んで転職のサポートを行ってくれるのが大きな強みです。
マイナビの豊富なリソースを活かした、独占求人情報も多数取り扱っているので、給与を中心とした条件面で納得のいく求人と出会いやすいでしょう。
パソナキャリア
パソナキャリアは、オリコンの顧客満足度調査で4年連続No.1(※)に輝いているエージェントです。
パソナグループは創業以来、社会で活躍している女性を支援し続けているということもあり、女性の転職サポートに強みを持っているのが大きな特徴です。
女性管理職の比率やテレワーク活用などの働き方に関する情報など、女性が転職する際に気になる要素を踏まえて求人を紹介してくれるので、納得感のある転職ができるでしょう。
40代のIT業界におすすめの転職エージェント
40代でIT業界への転職を検討している方におすすめの転職エージェントとしては、以下の3社が挙げられます。
- レバテックキャリア
- Geekly
- Techclips
それぞれのエージェントの特徴や強みを、説明します。
レバテックキャリア
レバテックキャリアは、IT業界への転職に特化した転職エージェントです。
キャリアアドバイザーの方もIT業界でのキャリアに精通しているので、それぞれの転職希望者にとって、最適なキャリアの選択肢を提供してもらうことができます。
転職サイトに掲載すると応募が殺到してしまいそうな特別な求人も、非公開求人として取り扱っているので、40代の方が求人を紹介してもらうエージェントとしてはうってつけと言えるでしょう。
Geekly
Geeklyは、IT・ウェブ・ゲーム業界専門の転職エージェントです。
Geeklyを利用して転職した方の実に75%(※)が、年収アップに成功しているということからも、条件面で妥協したくない40代の方にとって非常におすすめのエージェントと言えます。
「管理部門求人特集」や「年収700万円以上求人特集」といった特集も、40代の方が求人検索をする際に条件を絞るうえで、便利です。
(※)2021年7月~2022年2月にギークリーを利用して転職された方
Techclips
TechclipsではVR・AI・機械学習など、ITエンジニアが好条件で活躍できる求人を多数取り扱っています。
「ミスマッチ0」を謳う非常に高いマッチング率を誇っているため、自分に合った求人と出会える可能性が高いのは、非常に大きな魅力です。
利用者の年収アップ率も95%(※)と、転職でステップアップを目指したい40代の方にとって、おすすめのエージェントです。
(※)2021年12月 TECHLIPS調査(2021年の利用者のうち、年収が上がった人の割合)
40代のIT業界以外の職種別おすすめ転職エージェントや転職サイト
業界や職種によって、利用がおすすめな転職エージェントや転職サイトは異なります。
職種と転職エージェント・転職サイトのおすすめの組み合わせとしては、以下のようなパターンが考えられます。
- 営業職ならリクルートエージェントとdoda
- 事務職もリクルートエージェントとdodaがおすすめ
- 看護師なら看護roo!とナース人材バンク
- 薬剤師なら薬キャリとファーマキャリア
- 介護職ならマイナビ介護職と介護ワーカー
- 保育士ならジョブメドレーと保育情報どっとこむ
それぞれのパターンについて、説明します。
営業職ならリクルートエージェントとdoda
営業職は多くの企業で採用を行っており、経験によって得たノウハウやスキルは、ほかの業界の営業職でも活かせる可能性が高いです。
そのため、業界を絞らずになるべく広い範囲から求人を探すようにすることで、条件のよい求人と出会いやすくなります。
リクルートエージェントとdodaはともに、非公開求人を含めて数多くの求人を取り扱っているので、営業職での転職を検討している場合にはおすすめです。
事務職もリクルートエージェントとdodaがおすすめ
事務職も多くの企業で採用を行っており、前職での経験はほかの業界で事務職として働く場合でも、活かせることが多いです。
そのため、未経験の業界も含めてなるべく広い範囲から求人を探すようにすることで、条件のよい求人と出会いやすくなります。
リクルートエージェントとdodaはともに、非公開求人を含めて数多くの求人を取り扱っているので、事務職での転職を検討している場合にはおすすめです。
看護師なら看護roo!とナース人材バンク
看護師資格を保持している看護師は、看護roo!とナース人材バンクがおすすめです。
看護roo!は転職に対するサポートが非常に手厚いので、初めての転職で不安という方にはとくにおすすめです。
ナース人材バンクは全国に12の支店を持っているため、日本全国の看護師求人を取り扱っており、地域専任の担当者から的確なアドバイスをもらうことができます。
薬剤師なら薬キャリとファーマキャリア
薬剤師資格を保持している薬剤師は、薬キャリとファーマキャリアがおすすめです。
薬キャリは、医療業界に特化した運営会社が提供しているサービスなので、薬剤師の転職に関して確固たるノウハウがあります。
ファーマキャリアは、転職者の希望に応じた好条件の求人をキャリアコンサルタントが提供してくれるため、条件のよい求人を厳選して応募したいという方にはとくにおすすめです。
介護職ならマイナビ介護職と介護ワーカー
介護職に転職したい場合は、マイナビ介護職と介護ワーカーがおすすめです。
マイナビ介護職は、専任のアドバイザーが転職相談などのサポートを行ってくれるうえに、都市部の良質な求人も多数取り扱っています。
介護ワーカーは、正社員転職の求人や未経験可の求人など、さまざまなニーズに応じた求人を取り扱っているため、どのようなバックボーンの方でも利用しやすいのが魅力です。
保育士ならジョブメドレーと保育情報どっとこむ
保育士資格を保持している保育士は、ジョブメドレーと保育情報どっとこむがおすすめです。
ジョブメドレーでは、ブランクがある人でも大丈夫な求人も取り扱っているので、出産や育児休暇後の復職を目指している方でも、利用しやすいでしょう。
保育情報どっとこむは、正社員転職の求人や未経験可の求人など、さまざまなニーズに応じた求人を取り扱っているため、どのような働き方を希望している場合でも、利用することができます。
40代が転職エージェントを利用するメリット
転職を検討しているからと言って、必ずしも転職エージェントを利用しなければならないというわけではありません。
ただ、転職エージェントを利用することでさまざまなメリットがあります。
40代の方が転職する際に転職エージェントを利用するメリットについて、以下で説明します。
面接対策などサポートを受けられる
転職エージェントを利用することで、面接練習や書類添削などのさまざまなサポートを受けることができます。
40代での転職は、管理職以上のポジションでの転職も多いことから競争率が高く、書類の内容や面接での受け答えをしっかりと練り上げていかなければ、内定を勝ち取ることは厳しいです。
面接練習や書類添削は一人で行うことは難しいので、サポートを受けられるのは転職エージェントを利用する大きなメリットと言えるでしょう。
年収交渉などを代行してくれる
転職しても給与を下げたくなければ、場合によっては年収交渉が必要になることもあります。
転職の際に自分で年収交渉をできない方も多いですが、転職エージェントを利用することで、担当のキャリアアドバイザーに年収交渉を代行してもらえます。
面接日程や入社日の調整なども任せることができるので、ストレスなく転職活動を進めることができるでしょう。
非公開求人を紹介してくれる
一般的には公開されていない「非公開求人」を紹介してもらえるのも、転職エージェントを利用することのメリットのひとつです。
非公開求人は給与を中心とした待遇が優れていることも多く、転職において譲れない条件がある方にとっても、魅力的であることは間違いありません。
エージェントによって取り扱っている非公開求人の内容は異なるので、複数のエージェントに登録するのもおすすめです。
40代が転職エージェントを利用するデメリット
40代の方が転職エージェントを利用することには多くのメリットがありますが、利用するにあたって気を付けておくべきこともあります。
40代の方が転職する際に転職エージェントを利用するデメリットについて、以下で説明します。
キャリアアドバイザーとの相性に注意が必要
転職エージェントに登録すると、自分を担当してくれるキャリアアドバイザーが付きます。
キャリアアドバイザーは、転職活動を二人三脚で進めていくことになる存在ですが、場合によっては相性のあまりよくない方が担当になってしまうことも考えられます。
相性が合わないと感じたら、その旨を素直に伝えて、アドバイザーを変更してもらいましょう。
40代向けはハイクラス求人しかないことも
転職エージェントによっては、40代以上向けの求人としてはハイクラスな求人しか取り扱っていないこともあります。
一般の社員として転職を考えている場合、そのようなエージェントでは条件の合う求人に出会える可能性は低いでしょう。
エージェントに登録するとキャリアアドバイザーと面談の機会を設けられるので、その際にどのような条件での転職を希望しているかを伝えることが、ミスマッチを防ぐことにつながるでしょう。
40代が転職エージェントを使って転職する際のコツや注意点
40代の方は、条件さえマッチすれば転職を成功させることはそこまで難しいことではありません。
ただ、すんなり成功させるためには、コツや注意しておくべきポイントがあるのも事実です。
40代の方が転職エージェントを利用して転職する際のコツや注意点について、以下で説明します。
最後の転職になることを覚悟して使う
20代や30代の方が転職する場合は、たとえ転職先が合わなかったとしても、あらためて転職を行うチャンスや時間は十分残されています。
しかし40代での転職は、最後の転職になる可能性もあります。
焦って転職先を決めようとせずに、しっかりと時間をかけて情報収集を行い、自分が望んでいる企業なのか判断しましょう。
企業が求めるスキルをアピールする
40代の転職希望者を企業が採用する場合、「即戦力」として採用するケースが大半です。
そのため、企業が求めているスキルを有していると判断されなければ、内定を獲得することは難しいでしょう。
企業にとって必要なスキルを有していることを理解してもらうためにも、履歴書や職務経歴書といった書類や面接での自己アピールなどで、しっかりとアピールすることが重要です。
実績はプロセスを交えて再現性を伝える
40代の社会人の方であれば、これまで仕事をする中でさまざまな実績を積んできているものです。
そういった実績は転職時に有利に働くことが多いですが、その実績がこれまで所属してきた企業や組織だからこそ可能だったと判断されてしまっては、意味がありません。
実績を積み上げてきたプロセスを伝えて、転職先でも再現可能であるということを、面接官に理解してもらうことを心がけましょう。
企業の口コミなどを積極的に調べる
転職に際して企業のことを調べるのは当然ですが、企業の沿革や事業内容などだけを調べていても、本当にその企業が魅力的かどうかはなかなか分かりにくいものです。
転職先の企業として魅力的かどうかを判断するためには、その企業で働いている、もしくは働いていた方の口コミなどを調べるのが効果的です。
とくに自分と年齢の近い方の口コミからは、自分がその企業で働くべきかどうかについて、多くの示唆や情報を得られるでしょう。
転職エージェントやサイトは複数利用する
転職エージェントや転職サイトを複数利用して求人を探すことは問題もありません。
エージェントやサイトによって取り扱っている求人の種類が異なる以上、複数のサービスを利用したほうが、理想的な条件に近い求人に出会える可能性は高まります。
転職で後悔しないためにも、利用できるサービスはできるだけ利用するとよいでしょう。
40代の転職に役立つサイトやツール
転職エージェントや転職サイトは、転職をサポートしてくれる便利なサービスですが、転職支援にはほかにも便利なサイトやツールがあります。
40代におすすめな転職支援サイトやツールとしては、以下の3つが挙げられます。
- 転職会議
- OpenWork
- ミイダス
それぞれの特徴や強みについて、説明します。
転職会議
転職会議では、企業の評判を現社員や元社員からの口コミという形で確認することができます。
実際に働いている、働いていた方からの口コミなので、その内容は転職先を検討する際に非常に参考になるものばかりです。
転職先として何か譲れない条件がある方は、その内容に関わる口コミを中心にチェックすることで、転職後に後悔する可能性を低くできるでしょう。
OpenWork
OpenWorkでは、口コミをもとにして「待遇面の満足度」「人事評価の適正感」などの8つの項目で、企業がスコアリングされています。
すべての企業が同じ項目で評価されているので、複数の求人で迷っており、企業同士の比較を行いたいという場合には参考になるでしょう。
OpenWorkでは口コミを確認できるだけでなく、求人に申し込むこともできますし、OpenWorkに「web履歴書」を登録しておけば、企業からスカウトを受けられる可能性もあります。
ミイダス
ミイダスは、登録することで自分の市場価値を把握することができるツールです。
自分の市場価値を適切に把握することで、自分の価値を過小評価してしまったり、背伸びした求人に応募してしまったりといったことがなくなるでしょう。
これが最後の転職になる可能性がある方にとって、自分の市場価値にフィットする求人に応募できるかどうかは、非常に重要なポイントです。
40代が転職エージェントを利用する際によくある質問
40代で転職エージェントを利用しつつ転職を検討する場合、疑問点や不安に思うことも出てきて当然です。
そこで、40代の転職エージェント利用においてよくある質問とそれに対する回答を、以下でいくつかまとめました。
転職に不安や疑問がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
40代の転職って本当に厳しい?
40代での転職は、これまでの経験やスキル、希望するポジションなどによるマッチングがしっかりと行われるため、20代や30代での転職よりも厳しいことは間違いありません。
しかし、管理職採用などのように40代には40代の採用ニーズがあるので、うまくそのニーズにはまることができれば、意外にすんなり転職先が決まることも珍しくありません。
培ってきた経験やスキルを、きちんとアピールできるかどうかが重要になります。
40代の転職で失敗する人ってどんな人?
40代の転職で失敗してしまうのは、「転職先を焦って決めてしまう人」です。
年齢を気にして「この求人を逃がせば後がないかも…」という意識が先行してしまい、焦って転職先を決めてしまう人は、少なくありません。
しかし40代での転職は最後の転職になる可能性もある以上、給与などの待遇をきちんと吟味して、口コミも確認したうえで、納得して転職先を決めることを心がけましょう。
スキルや経歴が不足している場合はどうすればいい?
スキルや経歴が不足している場合は、自分が今まで社会人として積み重ねてきた経験を、今一度細かく振り返ってみましょう。
スキルや経歴には、履歴書や職務経歴書に記載できるようなものもありますが、言語化するのが難しく書類に記載するようなものではないものもあります。
「関係者の意見調整を穏便に行う」「メンバーの目線を同じ方向に向けてチームとしてのパフォーマンスを高める」といったスキルは、書類に記載することはできないものの、多くの企業で必要とされます。
転職に迷っているときは誰に相談する?
転職に迷っているときは、転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談するのがおすすめです。
キャリアアドバイザーはこれまで多くの転職希望者の相談に乗ってきているため、あなたの悩みにも的確なアドバイスをくれるはずです。
誰かに相談することが事態が好転することのきっかけになる場合もあるので、悩みや迷いがある場合はキャリアアドバイザーに相談してみましょう。
まとめ|40代でも転職は可能!転職エージェントや転職サイト活用しよう
40代の方でも、まだまだ転職を行うことは可能です。
ただ、年齢的に最後の転職になる可能性もあるので、条件をじっくり吟味したり口コミを確認したりして、納得のいく転職先と出会えるまで焦って決断しないことが重要です。
転職エージェントや転職サイトをフル活用することで、出会える求人の幅も広がるので、後悔のない転職活動が行えるでしょう。
不動産広告の営業マンを経て、現在はフリーランスのライターとして活動中。 クレジットカードやカードローンに関する知識を、公平な視点で分かりやすく伝えることを目指しています。 私生活でもいろいろなクレジットカードを使い分けながら、自分にとって最適な使い方を模索中。毎月貯まっていくポイントを見ながらその使い方を考えるのが、ひそかな楽しみ。 自分の実体験や気付きをもとにした、オリジナリティのある記事をお届けしたいと思っています。