人気のトレーディングカードゲーム!【ママの財布が軽くなるあのショップの利用】で子供を満足させよう
子供も大人も楽しめるゲーム。時代と共にゲームの形は様々で、特にカードを使った遊びは面白いものです。日本では百人一首というものが平安時代からあり、それは今でも続いています。
花の色は うつりにけりな いたづらに
わが身世にふる ながめせしまに
出典:小野小町
このあたりは有名なので皆さんも知っているでしょう。
百人一首以外ですと、かるた、トランプが人気です。これらのカードゲームには長い歴史があり、誰もが楽しめる遊びとなっています。
ポーカー、神経衰弱、スピード、ばば抜き・・といろんな遊びがたった数十枚のカードでできることが魅力です。
現代に入ると、新しいカードゲームが出てきました。公園やおもちゃ売り場、イベント会場で見かけるトレーディングカードゲームです。
トランプやかるたと違って、決まった枚数で遊ぶのではないトレーディングカードゲーム。今日はこのカードゲームについてお話ししましょう。
トレーディングカードは進化したカードゲーム
男の子を中心に人気のトレーディングカードゲームは、遊戯王、デュエルマスターズ、ヴァンガード、ポケモンなどです。それぞれカードによってルールが異なります。例えば筆者の子供がやっているポケモンを例にすると、カードはハーフデッキで30枚、フルデッキで60枚のカードを使用。
たね、エネルギー、サポート、グッズ、この4種を使います(スタジアムなどの話はまた別の機会に)。山札からカードを7枚互いに引いて、手札からたねポケモンをバトル場とベンチ(ない場合もあり)に出し、サイドを・・・・と書いてもちょっと実物が手元にないと難しいですね。
このあたりのルールはこちらを参考にしてみて下さい(【公式】ポケモンカードゲームXY「はじめてセット」PV - YouTube)
難しく考えないで、「トランプと一緒。ポーカーと一緒」くらいで考えるとすんなり入り込めると思います。トレーディングカード、と横文字で言うから難しいのであって、多少意味やルールが違っても「こんな感じ」と自分なりの解釈をつけると、抵抗感がなくなります。
プレイする前に友達をチェック
筆者は絵柄も可愛くて、アニメも見ていて楽しいポケモン派。トレーディングカードゲームを初めてやる方は、自分がやりたいか・興味がわくかという点と、周りにプレイ仲間がいるかという点をチェックしましょう。
遊戯王やデュエル・マスターズなどのカードゲームと、トランプのようなカードゲームとの大きな違いは、アニメを見てもらうとよくわかるでしょう。遊戯王やデュエル・マスターズは「カードゲームを主体にしたもの」がアニメになっています。そして、カードの種類も豊富で、ルールが難しいです。
そのため、大人も交じって楽しんでいる人をよく見かけます。なかには家族で楽しんでいる人もいるようです。またプレイしている人も多いので、友達と一緒に楽しみやすいということも人気の一つでしょう。
対してポケモンは、「DSゲームを主体にした」アニメです。ポケモンをゲットしながらポケモンマスターを目指す主人公の物語。そこにカードは登場しません。カード主体のアニメ・漫画展開ではないので、イメージがしにくいです。
カードの作り方も遊戯王やデュエル・マスターズと比べると異なります。また幼稚園児でも楽しめるポケモンなので、そのカードのプレイのしやすさも低学年向き。公園でたまに遊んでいる子供たちを見かけますが、ポケモンで遊んでいる小学生の子は少ないです。人気の割には、周囲で遊んでいる友達が少ないと感じるのはそのためかもしれません。
遊戯王やデュエルマスターはポケモンに比べるとよく作り込んであり、ルールも複雑といえるでしょう。また絵柄もお兄さん向けのカッコイイデザインなので、小さなお子様には複雑に映るでしょう。
どのカードゲームも初心者向けにデッキが組まれたセットが販売されていますので、まずはそのセットから入るのがオススメです。
トレーディングカードは集めることが楽しみ
トレーディングカードについてざっくりイメージを掴んでいただけたでしょうか。「なんだ、トランプやかるたの進化版か」そんな風に思っていただけたら、興味をを持ってもらいやすいでしょう。
ただここで厄介なのが、その購入方法。トランプやかるたは決まった枚数で遊びますが、トレーディングカードは少し違います。遊ぶ枚数は決まっていますが、その種類が豊富なのです。
トランプでは味わえなかった楽しみはこの部分。自分でカードを集めて、自分だけの最強カード(デッキという)を作れるのです。世界に一つしかない自分だけのデッキを作ることができます。遊びやすくて誰にも負けないデッキ作りが楽しみの醍醐味でしょう。
「スタートセット」というのがどのトレーディングカードにもあるので、最初は作られたデッキからスタートすると始めやすいです。そして次第にもっと強いデッキにしたくなることでしょう。新しい強いカード(拡張パック)もありますので、 子供が欲しがって我慢が出来なくなるかもしれません。
ここが!現代のお父さんお母さんの泣き所です。次から次へと最強カードや最新デッキが発売されますが、カードは1枚1枚選んで購入できません。4~5枚を1セット(1パック)でいくらという具合で販売されているのです。中身が見えないので、どのカードが出てくるかわかりません。
いらない弱いカードが出ることもあれば、すでに持っているカード(ダブり)が出ることも。かと思えば一発でレアカードに当たることもあります。カードは小学生のお小遣いでも購入できる150円前後~300円前後です。欲しいカードが出なければ永遠に買い続けることになり、不要のカードだけがどんどんたまってしまう形になります。
たかだか数百円ですが、毎回購入していたらお小遣いだけでは足りません。いらないカードが出る確率も高い。それが現代のカードゲームです。
ママの救世主!安くカードが買えるショップ
子供たちだって無駄になるかもしれないとわかっています。「出ろ~出ろ~」と毎回願掛けをして、拡張パックを購入します。私も何度心の中で「頼むから一発で出てくれ~(でないとまた買って攻撃がくる!)」と願ったことか。小学生にもなれば我慢させたり、お小遣いで買わせたりできるでしょうが、それでもやはり子供は欲しいとおねだりしてきます。ですから、幼稚園・低学年のうちはなおさら我慢させることが難しいでしょう。
そこで、救世主となるのが安く買えるショップ。中古のトレーディングカードショップです。全国にそういったショップがあります。例えば、東京なら秋葉原、愛知なら大須あたりでしょうか。インテリアやゲームソフトの購入にリサイクルショップは人気ですが、カードゲームの世界でも人気です。
店舗によって異なりますが10円から販売しています。新品の拡張パックが4枚入り150円とした場合、中古ショップでは40円で購入できます。小さなお子さんの場合、ゲームのルールそのものよりも、好きなカード(キャラクター)や、まだ持っていないカードを欲しがることもあるので、こちらを利用すると大変お得です。
筆者の場合、ポケモンが好きなので最初は以下を購入しました。
商品情報
パーフェクトバトルデッキ60「ジガルデEX」・メガバトルデッキ60「タブンネEX」
発売元 |
株式会社ポケモン |
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発売日 |
2016年3月18日(金) |
セット内容 |
構築スタンダードデッキ(カード60枚)/1個 ダメカン(42個)・マーカー(2個)/1シート ポケモンコイン/1枚 プレイマット/1枚 遊びかた説明書/1冊 プレイヤーズガイド/1冊 ※ 本商品の中身は、どれも同じです。 ※ 構築デッキの性質上、同じカードが複数入っています。 |
これですぐバトルを始めることが出来ますが、遊ぶには相手が必要なので、最初はハーフデッキで遊ぶことになります。筆者はこれに加えて、ポケモンファンという雑誌の付録のボルケニオンのカードがついたハーフデッキを持っていましたので、合計90枚の手持ちでした。
これで遊び慣れるまでは十分です。しかし、ショップに行けば拡張パックが欲しくなります。入れ替え方がよくわかっていないと、無駄な購入になりますのでご注意ください。
中古ショップの利用の仕方
拡張パックを購入すると、ポケモンの場合1進化、2進化というカードが出てきます。該当する「たね」ポケモンがいないと使えないカードになってしまったり、エネルギーカードが足りないと技が出せないカードになってしまったりします。こういった「不足カード」が欲しい時に、中古ショップは便利です。1枚10円、20円で探せるので、欲しいカードを個別に求めて探せばOK。また、レアカード(きらきらカード)が欲しい場合、中古ショップに販売していることも。高いものですと2000~3000円クラスのものもあります。しかし、出るかわからないカードを求めて拡張パックを買い続けていると、あっという間にこのくらいの金額になってしまうこともありますので、人によってはこういったところで購入したほうがお得でしょう。
初心者は基本セットを購入したら、中古ショップで欲しいカードを見に行くことをオススメします。どんなカードがあり、どんなタイプがあるのかを実際に見られるので、どのカードが欲しいのかしっかりイメージすることができます。筆者の場合は、基本セットを購入したとき闘カードが主体でした。ところが子供が欲しいのはフシギバナ(草タイプ)。草タイプのセットはのちにサン・ムーンで発売されたのですが、当時はありませんでした。そこでフシギバナのカードを中古で170円で購入し、与えると満足してくれました。
だんだんルールがわかるようになってきて初めて「これをメインで使いたいから、このタイプで揃えよう」となってきます。今では、子供は誕生日プレゼントでもらったアシレーヌ(水タイプ)をメインでデッキを組み、筆者はジガルデのデッキで相手するといった形で、一緒に楽しんでいます。
今では、拡張パックを滅多に欲しがりません。たまに購入しても、今のデッキに入れられないカードが何かがわかってきたので、最初に中古ショップを見て欲しいものがあるか確認するようになりました。子供もまずこちらで見て、あったら安くゲットできることを覚え、お小遣いを貯金する楽しみを覚えたので、楽しんで貯金しています。
10円、20円なら10枚買っても100円か200円。でも子供にとっては10枚もカードが手に入るので喜びます。新品の拡張パックと中古を上手に使うと、ママのお財布の負担も軽くなるでしょう。
トレーディングカードを使った勉強法
形ある大きなおもちゃは、子供が遊びに飽きると邪魔になり部屋のスペースを占領します。でも、おもちゃは時に勉強道具にもなります。トレーディングカードゲームの場合、算数が関わってきます。カードにはHPというものがあり、たとえば相手がHP100だとしたら、バトルでダメージを与え早く0にして倒してしまおうというもの。
Q バトル場にアシレーヌが出ています。相手のバトル場にはガルーラがいます。アシレーヌは250HP,ガルーラは130HPです。アシレーヌは130のダメージを受けていました。さて、アシレーヌはあといくつダメージを受けたら負けてしまうでしょうか?
いかがでしょうか?このように、ドリルを使わなくても引き算の勉強が出来てしまうのです。わざわざ問題を作らなくても、遊んでいる最中に自然と引き算を学んでくれます。一般的な算数ドリルは100円ショップでも購入できますが、遊びも入ったドリルですともう少し値段が高いです。さらに、ドリルは一回解いてしまったらそれまで。対してカードゲームは繰り返し算数の勉強をしていることになります。
コインを4回投げて、表の数×50のダメージというガルーラの技がありますが、これは掛け算の勉強になりますね。ガルーラは拡張パックでゲットしたものなので、4枚入り150円で計算した場合、1枚当たり35円。たったの30円代で掛け算の問題を購入したようなものです。しかも繰り返し反復するので30円以上の価値になります。
使わなくなったカードは全て算数の問題に変えてしまえば、無駄にはなりません。子供にとっても、大好きなカードなので勉強という考えはなく、逆に勉強したことで「このカード今度入れてデッキを組みなおしてみよう」と考えます。次第に新しいものを欲するよりも、手持ちのカードを再利用し始めるので、本当にいらないカードだけが残ります。いらないトレーディングカードは中古ショップで販売したり、友達にあげたりできます。
使わなくなったおもちゃをなかなか捨てることができず、押入れにたまってしまう一方だという方も多いでしょうが、カードゲームは採算性の高いものといえます。
まとめ:トレーディングカードゲームは中古ショップと併用することで節約と知育に繋がる
新品のおもちゃはとても魅力的です。しかしトレーディングカードはちょっと古くても上手に使えば、子供が満足するだけでなく、勉学にも通じます。おもちゃはただの遊びの道具だけでなく、頭脳をきたえ、親とコミュニケーションする上で欠かせない大切なツールです。
コンピューターゲームは親から見ても面白く手軽で楽しいものですが、少し頭を使うカードゲームを小さい 頃から与えて触れさせるのも良いのではないでしょうか。日本人の知能(学力)が落ちたのは文字を読まなくなったから、テレビゲームばかりで頭を使わなくなったから、と言われたりもしますが、そうさせているのは親がゲームの遊び方そのものを知らないからかもしれません。