pixiv PAY(ピクシブペイ)とはコミケで便利なスマホ決済アプリ!特徴や使い方を解説

pixiv PAY(ピクシブペイ)とはコミケで便利なスマホ決済アプリ!特徴や使い方を解説

近年は、現金を持ち歩かずに電子マネーで買い物をする人も増えてきていますが、オタク文化のひとつであるコミケなどでもキャッシュレス決済サービスが使用されているのをご存じでしょうか?

コミックマーケット(コミケ)などの即売会は大規模なものになると数万人が来場するため、スムーズに会計ができるキャッシュレス決済を取り入れている場所も増えてきています。

今回は、コミケなどの即売会に特化したスマホ決済アプリ「pixiv PAY」について、特徴や使い方とメリット・デメリットを中心に紹介していきます。

また、コミケで使うことができる「pixiv PAY」以外の電子決済にも触れていますので、これからコミケなどの即売会で電子決済の利用を検討している人は、参考にしてみてください。

目 次 更新日:
  1. コミケで活躍するpixiv PAY(ピクシブペイ)の特徴とは?
    1. pixiv PAY(ピクシブペイ)はQRコードで簡単に決済が可能!
    2. pixiv PAY(ピクシブペイ)は同人誌即売会がもっと楽しくなる使い方も!
    3. pixiv PAY(ピクシブペイ)は成人向け(R18)同人誌も取り扱いできる
    4. pixiv PAY(ピクシブペイ)はコミケ以外に利用できる店舗はある?
  2. 販売者側がpixiv PAY(ピクシブペイ)を使うメリット・デメリット
    1. 販売者側がpixiv PAY(ピクシブペイ)を使うメリット
    2. 販売者側がpixiv PAY(ピクシブペイ)を使うデメリット
  3. 販売者側のpixiv PAY(ピクシブペイ)の使い方
    1. pixiv PAY(ピクシブペイ)の基本的な使い方
    2. pixiv PAY(ピクシブペイ)の手数料や売上金の受け取り方法
  4. 購入者側がpixiv PAY(ピクシブペイ)を使うメリット・デメリット
    1. 購入者側がpixiv PAY(ピクシブペイ)を使うメリット
    2. 購入者側がpixiv PAY(ピクシブペイ)を使うデメリット
  5. 購入者側のpixiv PAY(ピクシブペイ)の使い方
    1. クレジットカードを登録して利用する
    2. コンビニ店頭でポイントをチャージ
  6. ほかにもある!コミケで個人販売する人が使える電子決済
    1. 決済がシンプルで簡単に導入できる「Square (スクエア)」
    2. いつでもどこでも使える送金アプリ「Kyash (キャッシュ)」
  7. pixiv PAY(ピクシブペイ)のまとめ

コミケで活躍するpixiv PAY(ピクシブペイ)の特徴とは?

「pixiv PAY」は、2017年8月10日にpixivがリリースした、コミケなどの即売会に特化した決済用のスマホアプリです。

pixiv PAYを利用するためには、アプリのダウンロードpixiv IDが必要ですが、アプリは無料でダウンロードが可能なので、pixiv PAYの利用自体は無料です。

pixiv PAYがどのような特徴をもっているのか知らない人も多いと思いますので、ここでは、pixiv PAYの特徴について紹介していきます。

pixiv PAY(ピクシブペイ)はQRコードで簡単に決済が可能!

pixiv PAYの最大の特徴は、販売者側と購入者側がQRコードを利用して簡単に決済ができる点です。

お互いのスマホで決済ができるため、財布を出す手間やおつりを渡す手間がなく、スムーズな取引が可能です。

また、pixiv PAYに備わっているレジ機能は、QRコード決済と現金の両方を計上することができるので、売り上げの管理をすることも容易にできます。

pixiv PAY(ピクシブペイ)は同人誌即売会がもっと楽しくなる使い方も!

pixiv PAYは、決済や売り上げの管理だけでなく、コミケなどを盛り上げることができる下記のような機能が備わっています。

即売会がもっと楽しくなる便利な機能
  • 作品を購入してくれた人やフォロワーへメッセージの送信
  • 近日開催のイベントで「pixiv PAY 」が利用できるサークルの検索
  • 買い物をするたびにオリジナルキャラクター「ぺいたん」のボイスが楽しめる(全16種類)

特に、品を購入してくれた人やフォロワーにメッセージを送信できる機能は、うまく活用すれば売り上げアップにもつながるので、活用して欲しい機能のひとつになります。

pixiv PAY(ピクシブペイ)は成人向け(R18)同人誌も取り扱いできる

pixiv PAYは、成人向け(18禁)同人誌の販売にも対応が可能です。

pixiv PAYの利用規約には「わいせつ、児童ポルノ」に関連する商品が登録禁止商品として記載されていますが、コミックマーケットの規則に準じるものに関しては登録することができます。

当然ですが、成人向けの同人誌を登録する場合は、商業誌レベルの修正をおこなう必要がありますので、その点は注意するようにしてください。

自分で判断が難しい場合には、pixiv PAYに確認してみましょう。

pixiv PAY(ピクシブペイ)はコミケ以外に利用できる店舗はある?

pixiv PAYは、コミケなどに特化した決済用のスマホアプリですので、日常の買い物などで利用することができません。

電子マネーとは若干異なり、基本的にコンビニでおこなえることはpixiv PAYを利用するためのポイントのチャージのみなので覚えておいてください。

販売者側がpixiv PAY(ピクシブペイ)を使うメリット・デメリット

pixiv PAYは、コミケなどで利用するには便利な決済アプリですが、用途によってメリット・デメリットが異なります。

ということで、ここでは、販売者側がpixiv PAYを利用するメリット・デメリットについて紹介していきます。

販売者側がpixiv PAY(ピクシブペイ)を使うメリット

販売者側がpixiv PAYを使うメリットは、下記のようなものがあります。

pixiv PAYを利用するメリット
  • 売り上げの管理が簡単
  • アシスタントモードで売り子さんの手伝いが簡単
  • ファンにメッセージを送ることができる

上記のように販売者がpixiv PAYを使う場合、売り上げの管理販売にかかる労力を軽減できるだけでなく、ファンとの積極的な交流が可能になるメリットがあります。

それぞれのメリットについてもう少し詳しく説明していきます。

レジ機能で売り上げ管理が容易に!

pixiv PAYのレジ機能は、現金での支払いとpixivPAYでの決済の両方を売り上げデータとしてまとめて管理することができるので、一目で売り上げ状況を確認できるメリットがあります。

また、pixiv PAYに商品を登録することで、レジ画面から商品をタップして開く「レジQRコード」と商品ごとに作成される「商品QRコード」を用途に合わせて使うことができます。

例えば、商品の種類が多い場合は、複数の商品を同時に会計できるレジQRコードが便利ですし、商品の種類が少ない場合は、印刷したQRコードを卓上に置くことができる商品QRコードが便利です。

アシスタントモードで売り子さんとレジ画面の共有が可能!

pixiv PAYに備わっている機能のひとつにアシスタントモードがあります。

アシスタントモードは、QRコードを読み取るだけで売り子の人とレジ画面の共有が可能なので、簡単に販売の手伝いを依頼することができます。

例えば、販売者自身(オーナー)がコミケなどの即売会に参加できない場合、事前にアシスタントモードを利用してレジ画面を共有しておけば、売り子の人に販売を任せることも可能です。

また、アシスタントモードを利用すれば売り上げをひとつのレジ画面で管理できるので、複数人で販売する場合に関しても集計の手間がかからないというメリットがあります。

ちなみに、アシスタントモードの利用方法は下記のようになっています。

アシスタントモードの利用手順
  1. オーナーが「アシスタント追加QRコード」を作成
  2. 売り子の人が上記のQRコードを読み込む

どちらの操作もpixiv PAYのアシスタントモード画面から簡単にできるので、コミケなどの即売会で販売者となる人におすすめの機能です。

メッセージの利用でファンやフォロワーと積極的な交流が可能

pixiv PAYは、商品を購入してくれたファンやフォロワーにメッセージを送ることができるので、上手く活用すれば販売者にとって大きなメリットになります。

例えば、商品を購入してくれたファンへは、感謝の言葉と一緒に作品の感想を聞くことで次回の作品に生かすことができますよね。

また、フォロワーへは、次回イベントの告知新作紹介を配信することで売り上げアップに繋がる有効な手段にもなります。

販売者側がpixiv PAY(ピクシブペイ)を使うデメリット

pixiv PAYは、売り上げの管理など、販売者にとってメリットとなる機能が備わった決済アプリですが、下記のようなデメリットがあることにも注意が必要です。

pixiv PAYのデメリット
  • 決済手数料がかかる
  • 売り上げの銀行振込はさらに手数料が発生

pixiv PAYのデメリットは、主に手数料に関するものです。pixiv PAYは、決済の際にかかる「決済手数料」と売り上げを現金にするときの「銀行振込手数料」がかかります。

特に、決済手数料は、商品をひとつ販売するごとに3.6%の手数料が発生するので、販売者にとっては大きなデメリットといえます。

販売者側のpixiv PAY(ピクシブペイ)の使い方

スマホを指さす人の画像

pixiv PAYは、手数料に関するデメリットがあるものの、コミケなどで販売者になる人にとっては、多くのメリットがあるので利用を検討する人もいると思います。

ここでは、pixiv PAYの基本的な使い方から売り上げの受け取り方法まで説明していきます。

ちなみに、先に触れていますが、pixiv PAYを利用するためにはアプリのダウンロードがとpixiv IDが必要なので、事前に準備しておくことを忘れないでください。

pixiv PAY(ピクシブペイ)の基本的な使い方

アプリのダウンロードが完了したあとのpixiv PAYの利用手順は、下記のようになります。

pixiv PAYの利用手順
  1. 出品する商品をアプリに登録(作品画像・作品名・金額)
  2. 「販売を開始」からレジを開く
  3. 作品を選択後にQRコードを購入者に読み込んでもらう(10分間利用可能)
  4. 支払い確認通知が届いたら商品を渡す

上記を見てもわかるように、pixiv PAYの利用方法はとても単純です。アプリ自体も難しい操作は一切必要なく、簡単に販売を開始することができるのでおすすめです。

事前に出品する商品をアプリに登録しなければいけませんが、一度登録してしまえば余計な手間は何もかかりません。あとは、レジ画面からQRコードを発行して購入者に読み込んもらうだけです。

注意点としては、発行したQRコードの有効時間がひとつにつき10分間という点です。10分以上経過した場合は、レジ画面に戻ってQRコードを再発行する必要があるので、覚えておいてください。

pixiv PAY(ピクシブペイ)の手数料や売上金の受け取り方法

pixiv PAYを利用して商品を売っても、売り上げを受け取れなければ意味がありませんよね。pixiv PAYで決済した売り上げは、下記の3つの方法で受け取ることが可能です。

pixiv PAYの売り上げの受け取り方法
  • 銀行口座で受け取る
  • 「pixiv FACTORY」のクーポンと交換
  • ポイントと交換

ここでは、上記に記載した売り上げの受け取り方法をもう少し詳しく説明していきます。

銀行口座で受け取ると手数料が発生

pixiv PAYの売り上げを現金として受け取る方法は、銀行振込のみになります。

また、銀行振込で受け取る場合、振込金額よって所定の振込手数料がかかってしまいます。振込手数料は、下記のようになっています。

振込金額 振込手数料(税別)
3万円未満 200円
3万円以上 300円

振込までの期間については、振込申請後、5営業日以内となっているので申請の時期によっては1週間程度かかってしまう可能性も考えられます。

「pixiv FACTORY」のクーポンと交換で手数料は無料

pixiv PAYの売り上げは、pixivが運営している連動サービス「pixiv FACTORY(ピクシブファクトリー)」のクーポンと交換が可能です。

pixiv FACTORYは、オリジナルTシャツやキーホルダー、同人誌を簡単に作成できるサービスを提供しているので、コミケなどの即売会で販売者として参加する人にとっては便利でしょう。

pixiv FACTORYのクーポンと交換する場合は、余計な手数料がかからないので、日頃からpixiv FACTORYを利用している人におすすめの受け取り方法です。

ポイントと交換で手数料は無料

pixiv PAYの売り上げは、pixiv PAYで使えるポイントと交換すれば、イベントや他のサークルのグッズ購入などに利用できます。

「pixiv FACTORY」のクーポン同様に、ポイントを購入する場合に関しても余計な手数料はかからないので、コミケなどの即売会で商品の購入を考えている人におすすめの方法です。

購入者側がpixiv PAY(ピクシブペイ)を使うメリット・デメリット

pixiv PAYは、販売者と購入者でメリット・デメリットが異なります。ここでは、コミケなどで購入者になる人がpixiv PAYを使った場合のメリット・デメリットを紹介していきます。

購入者側がpixiv PAY(ピクシブペイ)を使うメリット

購入者がpixiv PAYを使った場合のメリットは、下記のようなものがあります。

購入者のメリット
  • 会計がスムーズにできる
  • お金の盗難などを心配しなくてよい

コミケの規模は、会議室レベルの小さなものから数万人が来場する大規模のものまであります。

小さい規模のコミケであればそれほど気になりませんが、大規模のコミケでは、会計の際に時間がかかってしまうことも珍しくありません。

pixiv PAYを利用すれば会計時に財布を出す手間がいらなくなるので、会計がスムーズになるメリットがあります。

また、数万人が来場するコミケでは、財布の盗難などが起こることも考えられます。

しかし、pixiv PAYを利用すれば財布を持ち歩かなくてよいので、盗難などの心配をする必要がありません。

購入者側がpixiv PAY(ピクシブペイ)を使うデメリット

購入者は、pixiv PAYで決済をしても決済手数料がかからないので、デメリットはないように感じますが、実は1点だけデメリットがあります。

あとの項目で説明していますが、pixiv PAYは、ポイントチャージで利用する場合、一度チャージしたポイントを現金に戻すことができません。

つまり、多めにポイントチャージをしてしまいポイントが余ってしまった場合は、次回のコミケまで使い道がないことになります。

コミケなどに参加する頻度が高い人であればそれほど気になりませんが、参加する頻繁が少ない人にとっては大きなデメリットになります。

購入者側のpixiv PAY(ピクシブペイ)の使い方

購入者がpixiv PAYを使う場合は、販売者の場合と違い、pixiv PAYで支払いをできる状態にしなければいけません。

つまり、電子マネーとして利用するための準備が必要になるということです。

pixiv PAYは、クレジットカードを登録して利用する方法とポイントをチャージして利用する方法があるので、ここでは、それぞれの方法について詳しく紹介していきます。

クレジットカードを登録して利用する

pixiv PAYは一括払いのみになりますが、「VISA」、「Mastercard」の2種類のクレジットカード決済に対応しています。

クレジットカード決済は、クレジットカードのポイント還元を受けることができるので、pixiv PAYのおすすめの利用方法です。

また、登録が必要になりますが、PayPal決済を利用すれば上記のクレジットカードに加えて「JCB」、「American Express」も利用が可能です。

ですので、所有しているクレジットカードに合わせて、pixiv PAYの利用方法を選択してみてください。

「PayPal決済」とは?

PayPal(ペイパル)は、インターネット上の「デジタルお財布」です。クレジットカードだけでなく銀行口座の登録も可能なので、状況に合わせて決済方法を選択できます。

PayPalを利用するためには登録が必要ですが、一度登録をすればIDとパスワードで決済が完了できるので便利な機能となっています。

ちなみに、PayPalでクレジットカードを利用した場合もポイント還元を受けることができます。

pixiv PAYでPayPal決済を選択したからといって、損をすることはありませんので安心してください。

コンビニ店頭でポイントをチャージ

購入者がpixiv PAYを使う場合は、pixiv PAYで購入申請をしたあとにコンビニにある端末でポイントをチャージしてから使う方法があります。

チャージが可能なコンビニと端末は、下記のようになっています。

コンビニ 端末
ファミリーマート Famiポート
ローソン Loppi
ミニストップ MINISTOP Loppi
セイコーマート クラブステーション

ポイントをチャージしてpixiv PAYを利用する場合は、ポイントの有効期限に注意が必要です。

ポイントの有効期限は、原則、ポイント付与時点から6ヶ月未満になるので使い忘れがないようにしてください。

また、一度ポイントに変換してしまうと現金に戻すことができないので、pixiv PAYの利用頻度などを考えながらポイントに変換することをおすすめします。

ほかにもある!コミケで個人販売する人が使える電子決済

ここまで、コミケなどの即売会で利用できる決済アプリ「pixiv PAY」について紹介してきました。

しかし、コミケなどの即売会でpixiv PAY以外の決済方法を利用した人もいると思います。

最後に、個人販売する人が使えるpixiv PAY以外の電子決済について紹介していきます。

決済がシンプルで簡単に導入できる「Square (スクエア)」

「Square (スクエア)」は、端末を利用して現金と同じ感覚でカード決済が可能な電子決済サービスです。

登録自体は数分で完了するため簡単にできますが、端末を購入しなければ利用できないことがネックになります。

端末料金は7,980円(税込)なので、若干初期費用がかかってしまいますが、2019年5月14日より在庫がなくなり次第終了となる「決済端末実質0円キャンペーン」を開催しています。

キャンペーンの詳細などは公式ページで確認できますので、Squareの導入を検討している人は、詳細の確認をおすすめします。

いつでもどこでも使える送金アプリ「Kyash (キャッシュ)」

「Kyash (キャッシュ)」は、スマホでいつでもどこでも使える送金アプリです。送金や集金は、1円単位から可能なので少額の取引や個人間のお金のやりとりに便利なサービスです。

また、メールアドレスと電話番号だけで、バーチャルカードをアプリ内で発行することもできますし、当然、リアルカードの発行も可能です。

カードの国際ブランドはVISAなので、VISAが使える場所であれば日常の買い物などに利用することもできます。

pixiv PAY(ピクシブペイ)のまとめ

Pixiv PAYは、コミケなどの即売会に特化した決済アプリですので、普段の買い物などには利用できませんが、コミケに足を運ぶ人にとってはメリットがあります。

決済機能だけでなく、販売者と購入者がお互いにコミケを楽しめる機能も盛り込まれているので、コミケや同人誌に興味のある人におすすめの決済アプリです。

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